とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.14
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2003/12/31
人気のやせ薬「エフェドラ」、米で禁止 155人死亡 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312310155.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/31
   米食品医薬品局(FDA)は30日、ダイエット用の栄養補助食品として人気があり数百万人が使っている「エフェドラ」の販売を禁止すると発表した。心臓病や脳卒中などでこれまでに155人が死亡している。日本で個人輸入している人も注意が必要。

2003/12/28
ストレス…女性は男性より太りやすい やけ食いの傾向 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312270299.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/28
 厚生労働省の国民栄養調査において、ストレスを感じると、女性は男性より太りやすいという傾向が浮かび上がった。ストレスは女性を「やけ食い」に走らせがちで、それが体重変化に表れるという。 ふだんの生活でストレスを感じているのは、男性76.9%、女性が84.2%。男女共とも40代が最も高い。 ストレスを感じているときの食事に対する行動で男女で特徴が表れた。ストレスがたまると食事量が「少なくなる」と回答したのは、男性15.8%、女性15.4%とほぼ同率だが、「多くなる」と答えたのは、男性6.8%に対し、女性は17.9%に上った。この食事量の変化を反映して太ると回答したのは、女性の15.8%に対し、男性は6.2%だった。

2003/12/25
75歳以上の前立腺検診は問題──米国 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/283233
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/25 
 「米国立がん研究所報」(Jounral of the National Cancer Insititute )の12月号によれば、PSA(prostate-specific antigen )と呼ばれる前立腺特異抗原の有無を調べる血液検査によって、前立腺が異常に大きくなっているかどうかがわかる。米国の75歳以上のお年寄りの1/3は、毎年、前立腺の検診を受けているが、75歳以上の高齢者を、もし解剖したとすると、その30%〜70%は前立腺ガンをもっているが、実際には前立腺ガンでは死なずに、心臓・血管系の病気など他の病気で死んでいるので、75歳以上の高齢者にPSAを調べることは、医療費の無駄になるから、やめたほうがいいという

2003/12/24
クマにとってファストフードは肥満の元 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/283044
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/24 
 「動物学雑誌」(Journal of Zoology)最新号によれば、カリフォルニア州とネバダ州にまたがる広大な湖「タホー湖」付近に生息する熊は、観光客が残したファストフードのゴミをあさることで、生活習慣病による太り過ぎとなり、冬眠の期間が短くなり、動きも悪くなり、自動車にひかれるクマが非常に増えているという。
がんセンター30病院 実力に格差
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031224so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/11/24
 地方のがん診療の中核病院でも、手術の実績や治療成績に大きな格差のあることが、厚生労働省研究班の調査で23日明らかになった。質の高い治療のため、地方の拠点病院の整備が急務になりそうだ。対象は、国公立がんセンターや成人病センターなど30施設で作る「全国がん(成人病)センター協議会」の加盟病院。
 手術件数が多い病院ほど5年生存率が高く、手術に伴う死亡率は低いという別の報告もあり、今回の調査では、がんの部位によって手術件数の極めて少ない病院もあり、これが技術や治療成績の格差につながっているとみられる。

全国がん(成人病)センター協議会のHP
  http://www.zengankyo.ncc.go.jp/

第16回厚生科学審議会科学技術部会 がんの罹患率と死亡率の激減を目指して(第3次対がん10か年総合戦略)

国立札幌病院ホームページ > がん診療支援システム(がん情報ネットワーク)


2003/12/22
ニコチンパッチでお年寄りの記憶力がアップ! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282813
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/22 
 「精神薬理学」(Psychopharcology)の12月4日、オンライン版で報告されたところによると、米デューク大学のヘイディ・ホワイト博士(老人学)らの研究チ−ムらの報告に依れば、記憶力が衰えた62歳〜90歳までの男女11人を対象にしたテストで、禁煙グッズの一つであるニコチンパッチを貼ると、お年寄りの記憶力が改善され、集中力がつくという。

2003/12/19
【解説】食品の効用表示、日本と米国はこんなに違う! 世界に先駆けたはずの日本だけれど……
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/282577
     MedWaveトピックス 2003/12/19 
 日本には、食品の健康機能を表示できる「トクホ制度」があるが、病名を明示できない。栄養機能食品という表示制度もあるが、表示可能な成分は一部のビタミンとミネラルに限られ、病名を明示できず、判り難く栄養機能表示しか許されていない。
 米国には、効用表示を可能にする三つの仕組みがある。栄養表示教育法(NLEA)に基づきヘルスクレームが可能。NLEAに基づくヘルスクレームを認めるほどのエビデンスの蓄積はないが、それに準じるエビデンスがある食品に、但し書きを入れてヘルスクレームを認めていく「クオリファイド・ヘルスクレーム(限定的健康強調表)」制度。サプリメントに栄養効果を表示できる栄養補助食品健康教育法(DSHEA)だ。
 国連のコーデックス(FAO/WHO合同食品規格委員会)で、食品の疾病リスク低減表示を認めるヘルスクレーム制度のガイドラインが2006年にもまとまる見通しで、これが世界標準となりうる。これにより食品への効用表示は、世界的な流れになろうとしており、日本の効用表示は、改善すべきだと結んでいる。
【解説】どうして、タマネギには効用表現が許されるの?
疲労回復や安眠にとってもよく効く−−タマネギの車内広告を発見!
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/282521
     MedWaveトピックス 2003/12/19 
 薬事法の規制などにより、企業が製造・販売する食品には効果・効能を一切表現できないため、「効く」という表現は出来ず、病名と関係する具体的な効能を意味する表現も使えない。しかし、タマネギのような農作物は、効果・効能の規制対象にはならないと考えられている。
 ホクレンの北海道産タマネギの広告には、「毎日食べて健康宣言。疲労回復や安眠にも新鮮な玉ねぎはとってもよく効くんですよ」と書いてある。
 このタマネギで表現されている「安眠」という効能表示も、食品には認められていない。最近も、睡眠時に分泌されるホルモンであるメラトニンを多く含むように工夫した乳飲料「nemu(ネムー)」を大塚製薬が2ヶ月強、発売を遅らせることになった理由の一つに、薬事法による規制が関係すると推測されている。
 含硫化合物を多く含むタマネギは、健康に良い成分が豊富な健康野菜だ。これらタマネギ加工品の健康効果は、加工していないタマネギ以上であることは、研究で明らかになっているはずなのだが。加熱したり加工して食品やサプリメントにすると、効果効能を表現できなくなるのである。

▼北海道産青果物拡販宣伝協議会とホクレンが共同で運営しているウェブサイト「きたやさい.com
 「顔の見える北野菜」のコーナー → “スーパー健康野菜

ソバが血糖値を下げる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282487
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/19 
 カナダのマニトバ大学人間栄養科学部の助教授カーラ・テイラー博士が、12月3日発行の雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agricultural amd Food Chemistry)に発表した研究に依れば、ソバ粉に、血糖値を下げる働きがあることがわかり、糖尿病患者の食事に加えたり、サプリメント(栄養補助食品)として利用できそうだという。

≪参考≫
秋の味覚特集 - 旬の食材知識「新蕎麦(そば)

発掘!あるある大事典/#80 蕎麦 「そばパワーの秘密とメカニズム


2003/12/18
世界の平均寿命65歳 日本、世界一を維持 WHO発表
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312180340.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/18
 世界保健機関(WHO)は18日、世界の平均寿命が02年に65.2歳となり、50年前の46.5歳から大幅に伸びたことなどを盛り込んだ03年版「世界保健報告」を発表した。日本は81.9歳(女性85.3歳、男性78.4歳)で平均寿命世界一の座を維持。
 平均寿命から病気などで健康が損なわれている期間を差し引いて、何歳まで健康に暮らせるかを示す「健康寿命」でも、日本は75歳(女性77.7歳、男性72.3歳)で世界一を維持。
心臓発作の遺伝子が見つかった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282264
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/18 
 米国クリーブランド・クリニックのエリック・トポル博士らの研究チームが科学誌「サイエンス」に発表したところによれば、心臓発作に直接結びついている遺伝子を発見したという。

2003/12/17
頭が痛い患者を診ると、医師も頭が痛くなる!? 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282040
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/17 
 雑誌「神経科学」(Neurology )12月号に掲載されたヒューストンにあるベイラー医科大学のランドルフ・エバンス博士が行った研究報告に依れば、頭痛、とくに片頭痛の患者を診察する医師は、自分も片頭痛になる割合が断然多いという。

2003/12/12
【専門記者の目】花粉症対策品の記者発表で気になったこと  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281317
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
 花粉症対策の食品として、2003年12月〜2004年1月に全国発売される有力5商品群の記者発表に出席して気づいたこと。
  1. 薬事法などの影響により、食品がもつ健康効果を消費者に直接、訴えてはいけないとする解釈が、記者発表の場にも及び、正しい情報が報道関係者に伝わり難くなっている。
  2. 食品の健康効果を示す“エビデンス”の伝え方に、厳密さを欠いているものがある。
【解説】花粉症に効く機能性食品・注目の5社5商品群が登場へ  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281316
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
カゼを早く治すには、マスクを! のどの痛みが半減  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281318
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
 関西医科大学耳鼻咽喉科助教授の久保伸夫氏の臨床試験結果によると、咽頭痛の症状が出てから3日以内の患者約40人を対象に、「抗生物質をのむ」「消炎鎮痛剤をのむ」「1日中マスクをする」といった対策法をランダムに組み合わせ、咽頭痛の持続時間を検討した結果、マスクをした人は、何もしない人に比べて痛みの持続時間が半減したという。一方、抗生物質や消炎鎮痛剤をのんだ人は、何もしない場合とほとんど変わらなかった。
 これは、マスクで喉を保湿しておくと、薬よりものどの痛みを早く改善するからと、久保助教授は解説している。又抗生物質の副作用を最小限に抑えるには、同時に通常の2倍位の乳酸菌製剤をのむと良い。と、腸内細菌に詳しい東京大学名誉教授の光岡知足氏はアドバイスする。
記憶力や学習能力をアップする「バコパ」・JOクリエイトが国内販売開始  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280991
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
 記憶力を高め、頭の回転を良くするとされるハーブ「バコパ」は、インドの伝統医学アーユルベーダで薬草として利用されてきた。米国では“頭に効く”ハーブとして知られており、このバコパの抽出エキスを配合したサプリメントを、JOクリエイト(東京都文京区)が、商品名「オルエスト・ブラーミ」として12月1日から通信販売を開始した。150粒(約1カ月分)入りで8000円。
 また、老化に伴う記憶力減退に効果があるというリン脂質「ホスファチジルセリン」も50mg配合している。
記憶力が減退−−トシか、痴呆症の始まりか?  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/281203
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/12 
 記憶力減退の原因が、年齢のせいか、アルツハイマー病などの痴呆症の始まりなのかを見分ける方法を見つけたとニューヨーク大学のヘンりー・ルジネック博士(放射線学教授)らが発表した。
 MRI(核磁気共鳴映像法)で脳をスキャンし、脳細胞の死が確認されれば、89%の正確度で、アルツハイマー病の始まりであると診断できるという。

2003/12/11
受動喫煙が非喫煙者の生命を奪う 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031219hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/12/11
 癌関連医学誌「International Journal of Cancer」12月10日号掲載の研究では、受動喫煙が癌の原因となる具体的な情報が明らかになった。受動喫煙に曝露した非喫煙者の肺癌リスクは曝露していない人に比べて18%から32%高く、リスクは曝露の期間に正比例して上昇するという具体的な情報が明らかになった。
アーティチョークに二日酔いの予防効果なし−−英研究  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280991
     MedWaveトピックス 2003/12/11 
 カナダ医師会の学術誌であるCanadian Medical Association Journal(CMAJ)誌12月9日号に掲載された研究結果によれば、二日酔いに効くとヨーロッパで人気のサプリメント、「アーティチョーク」(チョウセンアザミ)には、そのような効果はないという。
テレビを見る子は野菜を食べない−−米調査  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280999
     MedWaveトピックス 2003/12/11 
 米国小児科学会の学術誌であるPediatrics誌12月号に掲載された調査結果によれば、米国の小学6年生約550人を対象にした調査で、テレビを見る時間が長い子どもほど野菜や果物の摂取率が低いという。さらに、1年半後の再調査では、テレビを見る時間が増えた子供ほど野菜や果物の摂取率が減っていたという。
 食生活の偏りも、平たく言えば“子育ての手抜き”として、テレビを漫然と見せておく姿勢が反映されているということをも考慮した結果において、何故テレビを長時間見る子供ほど野菜や果物を食べないのかは不明だが、CMの影響が大きいと考えられるという。つまりジャンクフードのコマーシャルが子どもから、食品を購入する親に影響し、摂食行動を左右していると考えられるからだ。
「シック」タンスにご用心! 居室内装に使えない合板使用の市販品あり  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281006
     MedWaveトピックス 2003/12/11 
 東京都が市販のタンスやウッドカーペット、ベビーベッドなどを調査したところ、多くの製品に、居室の内装には使えないホルムアルデヒドを含んだ合板が使われていることが判明した。
 タンスでこわいのは、「移染」と呼ばれる現象。収納した衣類にホルムアルデヒドが吸着されることだ。和室などを簡単にフローリングにできるとして人気がある「ウッドカーペット」について、調査した2製品は、床材として使用できる基準の 6.1〜8.4倍に相当するホルムアルデヒド放散量だったという。

2003/12/10
骨振動させて通話聞く シニアに優しい携帯電話を発表  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312090328.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/10
 ツーカーグループは、9日、世界で初めて、骨を振動させて通話相手の声を聞く「骨伝導」ができる機種「TS41」を発表した。耳が聞こえにくい人や、駅など騒がしい場所でよく使う人に向くという。
 NTT Docomoは、今年9月に画面の文字が大きく電子メールを電話機が読み上げる機能などが特徴の「らくらくホン」シリーズの最新機種を売り出した。同シリーズは’99年10月の発売から8月末までに240万台が売れており、若年層や高齢層、機械が苦手な人の層の需要に合致したものだ。
背が低いと難聴になりやすい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/280752
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/10 
 スウェーデンの研究チームが11月20日、「英医学会誌」(British Medical Journal )に報告した研究結果に依れば、いつも騒音のなかで仕事をしている人において、背が低い人は平均的な人と比べて、難聴になりやすい割合が2倍、背が高い人と比べるとそれが3倍だった。更に、背の高さ、年齢、血圧の相互関係を見ると、背が低く、高齢、高血圧の人では、断然難聴が多くなるという。

2003/12/08
よくかめば、脳の働きも活発に  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312080092.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/08
 かむ行為は、全身の健康とも係わっているようだ。かむ回数が少ない早食いだと、満腹感が得難いので、食べ過ぎで肥満につながり易い。準備ができないまま食べ物が胃に入るため、下痢や便秘を起こし易い。 噛めなくしたマウスは場所を覚える能力が下がることが実験で確かめられており、ものを食べられる状態を保つことが一部の痴呆(ちほう)予防に役立つ可能性がある。
 片側ばかりで噛むと肩こりや頭痛などの変調をきたす恐れがあり、片側で噛み続けると同じ側の聴力が低く、前歯ばかりでかむと高い音が、奥歯ばかりだと低い音が聞こえ難くなる傾向があるという。
緑茶の成分がエイズの感染を防ぐ  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/280344
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/08 
 雑誌「アレルギ−と臨床免疫学」(Journal of Allergy and Clinical Immunology)11月号に掲載された記事によると、HIVが人間の免疫細胞であるT細胞に結びつくのを、高濃縮した緑茶の成分で防ぐことが日本人による研究でわかったという。特に有効なのは、緑茶のカテキン類の中のEGCGという物質だ。

2003/12/07
手術や出産後に「歩き」の勧め 血栓予防で学会など指針  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312070059.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/07
 日本麻酔科学会が844の医療機関を対象に調査した結果、02年度の1年間に深部静脈血栓が手術後に発生し、66/369人が死亡したことがわかった。多くは手術後、寝込んでいる間に血の固まりが出来易くなったために、手術や出産後は、積極的に歩いて突然死を防ごう。

2003/12/06
野菜苗に農薬使用記録の表示義務づけ 農水省方針
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312060215.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/06
 農水省は6日、種苗業者に対し、キュウリやナスなど野菜の苗について農薬記録の表示を義務づける方針を明らかにした。消費者の農薬使用への関心は高くなっている背景があるため。農家が農薬取締法で定められた使用回数の上限に違反すれば罰則もあるが、これまで農家の主な苗仕入れ先である種苗業者には、苗の農薬使用記録を表示する義務はなく、任意に表示しており、農家が種苗 業者に問い合わせても情報提供の内容にばらつきがあった。

2003/12/05
【解説】ココアの新たな効用、毒性の強いピロリ菌を抑制
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280162
     MedWaveトピックス 2003/12/05 
 胃潰瘍や胃癌の原因になるピロリ菌を減らし、整腸作用もあり、健康増進効果のある飲料として消費者に認知が広まっているココアに、毒性の強いピロリ菌の活動を抑制する作用があることが新たにわかった。
ペパーミントが花粉症を緩和する紅茶飲料が1月から発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280164
     MedWaveトピックス 2003/12/05 
 ハーブの一種、ペパーミントに含まれるポリフェノールが、花粉症の症状を緩和することが新たにわかった。 日本コカ・コーラは、この成分を配合した紅茶飲料「春のミント習慣」を2004年1月12日から発売する。
米国民「生野菜こわい」−−A型肝炎集団感染で  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/280051
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/05 
  ペンシルベニア州郊外にあるメキシコ料理店「チチズ」で、11月中旬、A型肝炎の集団感染が起き、客や従業員など3人が死亡し510人が発病したショッキングなニュースにより、米国民はいま、野菜を生のまま食べることに非常に気を使っているという。
 米史上最悪のこの集団感染の原因が、メキシコから輸入された、サラダなどに生のままで使われたグリーンオニオン(春タマネギ、ネギに似ている)であると断定されたから、輸入野菜に対する警戒も強まっている。

2003/12/04
老化防止サプリメントで動脈閉塞?  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031212hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/12/04
 DHEA(デジヒドロエピアンドロステロン)が含まれる「老化防止」をうたったサプリメントには、免疫系の活性化、記憶力の向上、体重減少の促進、性衝動の低下防止をもたらす作用があるとされてきたが、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」12月3日号掲載のヒト細胞をDHEAに曝露した研究において、このホルモンに動脈閉塞を引き起こす作用のあることが指摘された。
関節リウマチ患者の「心の健康」に男女差、重症度に加え「社会とのつながり」とも関連
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/279826
     MedWaveトピックス 2003/12/04 
 東京大学大学院医学系研究科健康社会学教室の山崎喜比古氏らと、ワイス(旧社名:日本ワイスレダリー、関連トピックス参照)との産学共同研究グループが行った、20〜50歳代の関節リウマチ患者500人を対象としたインターネット調査によると、疾患の重症度などで補正後も、「心の健康状態」を反映するHADSスコアなどに大きな男女差があることがわかった。
 こうした性差のほか、HADSスコアは「お年寄りの病気でしょう」「なまけている」など周囲から誤解や非難を受けた経験が多い人で高く、逆に闘病を支えてくれる人が周囲に多い人では低かったという。

▼関節リウマチ情報サイト「リウマチ e-ネット
  http://riumachi.jp/

▼日本ワイスレダリー、ワイスに社名変更
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/275006


2003/12/02
青汁の飲用はダイオキシン類、有機塩素系農薬、PCBの 体外への排泄を促進する 
  http://www.qsaiir.co.jp/j/news/nr/nr031202.html
   ----キョーサイ ニュース 2003/12/02 
 キョーサイと九州大学医学部保健学科(長山 淳哉 助教授)は、ケール原料の青汁飲用による ダイオキシン類および有機塩素系農薬(DDT、HCB)、PCBなど環境汚染物質の排泄促進効果を ヒト28名(健康な夫婦14組)で検討した結果、以下の傾向が示されたので、2003/12/02の「環境ホルモン学会」(正式名:日本内分泌攪乱化学物質学会、会場:仙台市仙台国際センター)において「青汁の飲用はダイオキシン類、有機塩素系農薬、PCBの体外への排泄を促進する」の演題で発表た。

 @青汁の継続摂取によりダイオキシン類の体外排泄が促進
 A青汁摂取によりPCB、有機塩素系農薬のDDTおよびHCBの体外排泄が促進

松下電工、エスエス製薬など、快眠テーマのポータルサイトを開設
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/279412
     MedWaveトピックス 2003/12/02 
 松下電工は、眠りに関連する分野における市場創出を目指し、エスエス製薬など異業種8社の参画を得て、12月1日に「快眠コンソーシアム」を設立した。活動第1弾として、「快眠ポータルサイト」の運営を開始した。参画企業は、イワタ、エスエス製薬、花王、グンゼ、太陽化学、ハウスホールド、パラマウントベッド、ロフテーの各社。

快眠コンソーシアム
  http://wwwt.mew.co.jp/wellness/club/dynamic/index.html

▼松下電工のプレスリリース
  http://www.mew.co.jp/press/0311/0311-11.htm

肥満者は怠け者−−医師にも目立つ偏見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/279576
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/02 
 エール大学の心理学者が雑誌「肥満研究」(Obesity Research)最近号によれば、肥満者は怠け者−−こういう偏見が肥満者を治療する立場にある臨床医にもあることがわかった。

2003/11/28
トクホ第1号から10年/ 疾病リスク低減表示への対応など、課題が山積
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/278899
     MedWaveトピックス 2003/11/28 
 厚生労働省が食品の効果表示を許可・承認する特定保健用食品(トクホ)の第1号商品が1993年に誕生してから、丸10年がたった。品目は399(2003年10月7日許可分まで)を数える。確かに、世界に先駆けた日本のトクホ制度は順調に広がっているようにみえるが、消費者により役立つ制度への改革を迫られている。

    ▼疾病リスク低減表示が近く国際標準に

    ▼忘れ去られた病者用食品制度の活性化を

キユーピー“飲むヒアルロン酸”商品を強化/ドリンク、スープ、おかゆなどに120mgを配合
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/278934
     MedWaveトピックス 2003/11/28 
 キユーピーが、保湿やシワ改善に効果がある「ヒアルロン酸」を配合した飲料や食品のラインナップを強化した。スープやおかゆにもヒアルロン酸を添加。「キユーピープラスユー(+you)」シリーズとして、50ml入りドリンク(350円)をはじめ、コーン味などのスープ(160g)3種類、おかゆ(350g)2種類、水ようかん(62g)、黒ごまプリン(59g)の計8製品を11月26日から発売。

キューピーニュースリリース
  No.50(2003/11/19)「キユーピー プラスユー(+you)」新発売


2003/11/27
コップ2杯の水が立ちくらみを予防−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/278467
     MedWaveトピックス 2003/11/27 
 Circulation誌11月25日号に発表されたところによると、立ちくらみ(脳貧血)を、5分前に水をコップ2杯飲むだけで、予防できる可能性があることがわかった。

2003/11/26
トランス脂肪ができない大豆を育成 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/278334
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/26 
 10月下旬、テキサス州サンアントニオで開かれた「米栄養学会」(American Dietetic Association )で、モンサント社がトランス脂肪の育種の現状について報告した。遺伝子組み替えなどの技術を使わずにリノレン酸の含有量ひくくした豆への品種改良を行っているという。このリノレン酸を減らした大豆を使ってマーガリンやショートニングをつくると、水素添加が起きず、起きても非常に少なくなり、健康に害を与えるトランス脂肪がゼロ、ないし、ほとんどなくなるという。

2003/11/25
シナモンが糖尿病に効く? プラセボ対照試験で効果が実証
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/278137
     MedWaveトピックス 2003/11/25 
 米国糖尿病協会(ADA)の学術誌であるDiabetes Care誌12月号に掲載された研究報告によれば、パキスタンで行われた臨床試験で、1日1〜6gのシナモンを摂取した人では、血糖値や中性脂肪値が2〜3割、総コレステロール値が1〜2割下がることがわかった。シナモンに糖代謝などを改善する効果があることは、試験管内実験で確かめられていたが、糖尿病患者で効果が確認されたのは初めて。
第3のバイアグラ「サイアリス」を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/278135
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/25 
 FDA(米食品医薬品局)は、バイアグラ、レビトラに次ぐ第3の勃起不能治療薬として「サイアリス」の販売を認可した。サイアリスの特徴は、セックス可能な時間が長く持続するということで、既に使用されている欧州では、36時間のセックス可能時間を提供することより別名「ウィークエンド」と呼ばれているという。

2003/11/20
βカロチン、ビタミンC,E、亜鉛が高齢者の失明を防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/277560
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/20 
 ジョンズホプキンス大学(ボルチモア)での研究で、「米眼科学会誌」に報告された所によると、網膜の中央にある黄斑部が変化して、見ようとするものの中心部が見え難くなったり、ゆがんで見えたりと、病状が次第に悪化して、最後は失明に至るケースも多い「老人性黄斑変性症」という眼の病気の予防に対して、抗酸化物質作用の強いβカロチン、ビタミンC、E、それに亜鉛のサプリメントの大量療法が効果があるという。

2003/11/19
慢性関節リウマチに有望な新薬登場 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/277345
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/19 
 11月13日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に報告され発表記事による、ニューヨーク州オルバニーにある「リウマチ研究センター」のジョエル・クレマー博士をリーダーとする研究チームによって行われた臨床テストの結果、「CTLA41g」という新薬が、慢性関節リウマチの治療薬として非常に有望であることがわかったという。
一流スポーツ選手の「運動後の息切れ」、魚油サプリメントで改善−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/277346
     MedWaveトピックス 2003/11/19 
 「運動誘発性気管支収縮」(EIB)は、運動後に気道がぐっと狭くなり、まるで喘息のような症状を示すもので、スポーツ選手、特に一流選手になるほど合併率が高いことが知られている。米国Indiana大学運動学部門のTimothy D. Mickleborough氏らが、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(AJRCCM)誌11月15日号発表した研究結果によると、このEIBを魚油サプリメントで予防できる可能性があるという。

2003/11/18
関節リウマチに新薬
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/saisin/sa3b1801.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/18
 今年7月、期待の新薬「インフリキシマブ」が日本で承認され、その治療レポート。この「インフリキシマブ」は、炎症を起こす物質(サイトカイン)を分子レベルで抑え、関節破壊を強力に防ぐ「生物学的製剤」だ。遺伝子組み換え技術で作られたものだ。炎症を強力に抑制するが、結核再発など副作用もあり注意が必要だ。また、頻度は極めて少ないが、薬の副作用でショック症状を起こすことがあるという。この新薬の登場で、治療の選択肢が増えた意義は大きいが、大きく破壊された関節は元に戻らないし、4割の患者には効かないことも十分に認識しておく必要があると、この記事は結んでいる。
「腰痛には硬いベッド」は迷信? 柔らかいベッドに軍配 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/277130
     MedWaveトピックス 2003/11/18 
 一般に腰痛がある人には硬いベッドの方が良いと言われているが、効果をきちんと比較した研究結果が初めてLancet誌11月15日号に掲載された。スペインKovacs財団のF. M. Kovacs氏ら研究結果によると、慢性の腰痛があるスペイン人300人を対象に行われた試験で、今まで使っていたベッドを硬いベッドに取り替えた人よりも、中くらいの柔らかさのベッドに取り替えた人の方が、腰痛が軽くなったことがわかった。

2003/11/17
大腸ポリープ、染色体異常が原因 京大グループ解明
  http://www.asahi.com/science/update/1117/001.html
     Asahi.comサイエンス 2003/11/17
 大腸に多数のポリープ(突起)が出来てがんにつながる病気が、腸の細胞の染色体に関係する遺伝子の異常で起きることを動物実験で突き止められたことが、米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版で発表された。発表したのは京都大医学研究科の武藤(たけとう)誠教授や大学院生の青木耕史さんらのグループで、この成果はがんの予防法開発などに役立つ可能性があるという。

≪関連記事≫

大腸がんにつながる危険なポリープとは−−武藤徹一郎院長に聞く
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/art/031105E069_1203101310DN.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ・地球科学 2003/11/05

2003/11/14
味の素、呉羽化学、台糖の3社が、キノコ健康食品を相次ぎ商品化
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/276695
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/14 
 キノコを原料にする医薬品は癌患者の免疫力を高める作用があり、免疫賦活抗癌剤と呼ばれており、このキノコの医薬品を開発・製造する3社が、相次ぎ、キノコの健康食品を商品化し、話題を集めているという。

 キノコの抗癌剤(医薬品)は、化学療法剤や放射線療法と併用して効果を高める目的で使われており、個々の商品ごとに癌の部位も特定されていた。
 ○筋肉注射剤「ソニフィラン」:子宮頸癌(放射線療法の効果増強)
 ○経口剤「クレスチン」:胃癌および結腸・直腸癌と小細胞肺癌(化学療法と併用)
 ○静脈注射剤「レンチナン」:胃癌(化学療法剤テガフール経口投与と併用)

 これに対し、キノコ健康食品は、効果・効能をうたえないものの、書籍出版や新聞・雑誌の広告、学会発表などを通じて、消費者の認知度が高まっており、実際に摂取して効果を体感できる場合も少なからずあることから人気を集めている。

 ■台糖のスエヒロタケ菌糸体関連商品:
   「インターロイキンX(IL-X)」、「健茸素(けんじょうそ)」、「ベルマッシュ」

 ■味の素医薬カンパニーのシイタケ子実体のβグルカン関連商品:
   「ミセラピスト 超微粒子β-グルカン」、

 ■呉羽化学のマツタケM6271株関連商品:
   「マツマックス」

 キノコ健康食品の市場は、効果を裏付けるしっかりしたエビデンスが少ない中で市場が急成長しており、高額な商品も少なくなく、費用に見合うが効果があるのか否か、消費者にはわかりにくい状況にあるが、キノコの医薬品で実績のある3社の参入で、今後、キノコ健康食品に対する信頼性が高まることが期待される。

【AHA2003速報】伝統的地中海食を好む女性は虚血性心疾患リスクが4割減
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/276582
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/14 
 Napoli Federico II大学の Salvatore Panico氏が報告した所によると、30歳から69歳までのイタリア人女性3万2578人を対象とした前向きコホート研究から、たっぷりの豆や野菜、魚、そしてワインといった伝統的な地中海食を好む女性では、好まない人に比べて虚血性心疾患(IHD)の発症率が約46%と大幅に低いという調査結果が判明した。

 この研究は、欧州10カ国が共同参画している前向き調査研究フレームワーク「EPICスタディ(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition)」の一部で、イタリア内の5カ所のEPICセンターの共同研究プロジェクト「EPIC ITALY Collaboration」として実施されたもの。

 イタリアでも日本と同様、食生活には大きな地域差がある。南部の住民は魚、野菜と果物、パスタなど伝統的地中海食を好み、イタリア中部では肉、ワイン、オリーブオイルと脂肪の多いドレッシングをよく摂取する、北部はいわゆる「コンチネンタル」のバターと乳製品たっぷりの食生活を好む傾向があるという。

電気製品の進歩で年に4.5kg体重増 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/276573
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/14 
 肥満の原因の一つに、家庭の電化、自動化、機械化が進んだことが言われるが、家事の省力化によりどれだけカロリー消費が減るのかを、米国メイヨークリニック(ミネソタ州)のジェームズ・レビン博士らが分析したところ、洗濯だけでも、手洗いと電気洗濯機で18kcalの差があった。これらを積算すると、家事を機械類に頼る現代生活は、昔よりも消費カロリーが少なく、年間の体重増は、平均4.5kgになると算出された。
 肥満の解決策はただ一つ。今更川に洗濯に行くことも出来ないので、電化で家事が楽になった分だけ、歩きましょうということだとか。

2003/11/13
孫の世話をするおばあちゃんには心臓病が多い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/276320
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/13 
 ハーバード大学公衆衛生学部のサンミン・リー博士らの研究チームは、同大学が長期間継続して行っている「看護婦健康調査」のデータから54412人の女性(46歳〜71歳)について調べたところ、孫の養育や世話に、1週間当たり9時間以上当てている祖母は、心臓病にかかる割合が1.55倍高いなどの健康問題が起こりやすいという研究報告を行った。
新型肺炎、不安がらず早めの対策
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031113so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/13
 この冬、再流行が懸念される新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)。あまり神経質になる必要はないようだが、初期症状の似たインフルエンザと混同されやすいこと。手洗い、うがいなどの励行はもちろん、インフルエンザワクチンの接種など早めの対策を心がけたい。

 ウイルスの排出が最も盛んで感染が広がりやすいのは、発症後10日前後、肺炎を発症してから。発熱やせきが出る程度では感染力は弱く、無症状や 潜伏期はほとんど感染しないので、身近に肺炎患者がいなければ、過度に不安がる必要もなさそうだ。
 新型肺炎患者の7割近くが下痢を起こしたというデータがあり、ふん便から手を通じて感染が広がる可能性はあり、手洗いは大事。外出先、特に病院に行った後などは、手洗い、うがいを!。
心配なのは、新型肺炎とインフルエンザの初期症状が似ているため、流行時期が重なると、診断や治療の際に混乱が起きる。診断が遅れれば、気付かないうちに感染を広げる危険もある。高齢者は予防接種を受けておいたほうが良い。

▼NPO法人「バイオメディカルサイエンス研究会」の電話相談
  03-3200-6784 月―金曜日、9時半―17時

国立感染症研究所のホームページでも今冬の対策を紹介している。
  http://idsc.nih.go.jp/index-j.html


2003/11/12
天然ハーブが老化防ぐ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031112so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/12
 天然ハーブには酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることが知られ、食品の腐敗を防ぐスパイスなどに使われている。三菱電機は、この天然ハーブから抽出した成分が人体に有害な活性酸素を抑える効果を持つことを、産業技術総合研究所との共同研究で、世界で初めて確認し、5件の特許を申請中。来年にも抗酸化機能を備えたエアコンなどを製品化する予定。

2003/11/11
【AHA2003速報】急性心筋梗塞患者の予後が抗酸化ビタミン療法で改善
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/275857
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/11 
 ポーランドの多施設共同研究による急性心筋梗塞(AMI)患者800人を対象に行われた研究より、Grochowski病院循環器部門のTomasz Jaxa-Chamiec氏らが11月9日発表したところによれば、心筋梗塞(AMI)で入院、血栓溶解療法などで救命された患者の短期予後が、抗酸化ビタミンの投与で改善し得ることがわかった。

 研究研究グループは患者を無作為に2群に分け、一方にビタミンCとビタミンEを用いる積極的な抗酸化ビタミン療法を実施。30日間追跡して予後を比較した。抗酸化ビタミン群(402人)には、再灌流療法後にビタミンC1000mgを12時間かけて点滴した後、ビタミンC(1日量:1200mg)とビタミンE(1日量:600mg)を30日間経口投与。
 AMI年齢や性別、糖尿病の有無など予後に影響を与え得る因子で補正後も、30日後の心イベント発生率(心疾患死+MIの再発)はビタミン療法群で18%有意に低かったという。


2003/11/10
ショウガ、緑茶が、ガンを防ぐ−−米ガン研究学会 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/275658
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/10 
 10月末に米アリゾナ州で開かれた米ガン研究学会での報告によると、ショウガと緑茶が、マウスや人に対する実験で、ガン細胞の増殖を抑える効果があることが証明されたという。 ショウガ(ginger)の研究を行ったのは、ミネソタ大学のジアン・ドン博士ら。 緑茶の研究を行ったのは、アリゾナガンセンターの研究チーム。

2003/11/07
爪白癬に、ティートリーが効果あり/日本アロマセラピー学会第6回学術総会から
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/275243
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/07 
 2003年11月2〜3日に開催された、日本アロマセラピー学会第6回学術総会で、山下内科医院(静岡県焼津市)院長の山下えり子氏と、スザカ皮膚科クリニック(長野県須坂市)院長の竹重量子氏が発表したところによると、難治性の爪白癬(爪の水虫)に、アロマオイル(精油)のティートリーを塗る治療が効果のあるという。
 主に足の親指の爪が白濁して厚ぼったくなる爪白癬の治療法は、抗生物質を1年以上のみ続けるのが基本だ。
 ティートリーの使用濃度、外用薬への混入がいいのか、別途塗布した方がいいのか、外用よりティートリー入りのお湯を用いた足浴がいいかなど、検討課題は多く残されているとはいえ、ティートリーは長期間の治療が必要な爪白癬の症状を改善する一助になるのは間違いないようだ。

≪参考≫
エッセンシャルオイル事典 > ティートリー


2003/11/05
一般用医薬品の睡眠改善薬「ドリエル」、都市部などで販売好調
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/275018
     MedWaveトピックス 2003/11/05 
 エスエス製薬が今年4月に発売した、医師の処方なしに薬局で購入できる一般用医薬品としての睡眠改善薬「ドリエル」の販売が大都市圏で好調だ。 ドリエルは一般用医薬品としては国内で初めて不眠を効能とし、抗ヒスタミン薬として市販感冒薬などに配合されている塩酸ジフェンヒドラミンの中枢抑制効果で睡眠を促進するもの。

▼本件のプレスリリース >「睡眠改善薬「ドリエル」の販売状況について」2003/11/04

100歳以上の長寿になるための遺伝子発見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/274958
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/05 
 ニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学クライド・シェヒター博士らの研究チームが「米国医師会雑誌(JAMA)」で報告したところによれば、血中コレステロールの分子のサイズが大きくなる遺伝子を持っていると、非常に長生きできることがわかった。
 中部ヨーロッパの長生きのユダヤ人「アシュケナジム」(Ashkenazim)の血中コレステロールに関係する遺伝子を調べた結果、長寿老人では、血中に善玉コレステロールと呼ばれる「HDL」(high density lipoproteins )が、一般人よりも多く含まれており、長寿老人とその子どもでは、遺伝子が突然変異を起こしており、これが血中コレステロールの分子のサイズを調節する酵素に関係していることもわかった。

2003/11/04
過敏性腸症候群の痛みを抑えるには催眠術が一番 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/274764
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/04 
 過敏性腸症候群(IBS、irritable bowel syndrome)は、腸、とくに大腸の運動が高進して、激しい腹痛、下痢、便秘、膨満などの症状が起きる病気だが、この耐え難いほどのIBSの痛みを抑えるのに、催眠術が有効だとして米国の病院では催眠術を試みるケ−スが増えているという。

2003/10/26
年間の総医療費 上位に生活習慣病
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031026so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/26
 増え続ける医療費が国庫と家計を圧迫する中、東京大学大学院薬学系研究科の津谷喜一郎客員教授(医薬経済学)らの研究チームは、119種類の病気について1日当たりの医療費と年間の医療機関の利用日数を推計、病気ごとの年間医療費を算出し、順位付けを行った。高血圧性疾患と脳梗塞が夫々1兆円を突破するなど、生活習慣病が上位を占めた。

2003/10/24
カテキンの次は、テアニンがブームに? 太陽化学、睡眠の質を改善する効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/273241
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/24 
 「体脂肪を減らす」「アレルギー症状を軽くする」といった作用で話題の緑茶成分カテキンだが、緑茶のうま味成分であるアミノ酸の一種「テアニン」がこれから注目を集めそうだ。
 テアニンは、脳に作用してリラックスの指標となるα波を引き出すことが、これまでの研究で確認されている。10月25、26日の日本生理人類学会第50回大会で、太陽化学(三重県四日市市)総合研究所主任研究員の小関誠氏は、国立精神・神経センター精神保健研究所と共同で行った、テアニンによる睡眠の質の改善効果を発表した。
 不眠の悩みを抱えているのは5人に一人という調査結果もあり、不眠解消をサポートする商品に対する消費者のニーズは高く、テアニン配合商品の動きは見逃せない。

太陽化学Smile Together>2003.10「テアニン、睡眠自体の質を改善」
 → テアニン粒のご紹介

日清オイリオ > Pucera


2003/10/23
【公衆衛生学会速報】コンビニエンスストアのサンドイッチ、4割に黄色ブドウ球菌や大腸菌検出
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/273013
     MedWaveトピックス 2003/10/23 
 公衆衛生学会の22日のポスターセッション「食品衛生・薬事衛生」にて、関越中央病院の樋口幸子氏が報告したところによれば、コンビニエンスストアで販売されているサンドイッチや弁当を、首都圏のコンビニ店で連続買い取り調査をした結果、サンドイッチ21検体中9検体から大腸菌が検出された。
 ただちに危険、不潔という汚染状況ではないが、非加熱食品であるだけに購入後、常温で長時間置くことは避けた方がよさそうだ。
「がん治る」はダメ 健康食品ネット販売30社に指導
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200310220339.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/23
 厚生労働省が、「がんが治る」などとうたった書籍をインターネットで宣伝して健康食品を販売していた業者30社に対し、食品の健康保持や増進の効果について虚偽・誇大広告を禁じている健康増進法に基づいて改善指導した。指導は同法が施行されてから初めて。
 指導を受けた30社は、キノコやサメの軟骨などを原料にした健康食品を販売しており、がんや心臓病などがその食品だけで治るように誤解させる書籍をホームページ上で紹介していた。

2003/10/22
カテキンを多く含む緑茶、「体脂肪が気になる方に」という表示だけで大丈夫か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/272471
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/10/22 
 (多分、花王が発売する「ヘルシア」緑茶の事を指しての記事だと思う。)
 この商品を買う人はどの程度の効果を期待しているのだろうか。カテキンによる体重減少効果はきわめてわずかだが、体脂肪(内臓脂肪の変化)は統計学的に有意に減少したから特定保健用食品として認められたのだろう。  ここで考えなければならないのは、利用する側にとって「体重は減らさないが、体脂肪を減らす」というカテキンの効果がどのような意味を持つかである。
 @体重を減らしたい人には、カテキンを摂取することは無意味かもしれない。
 A体重が減らなくても体脂肪さえ減ればよい人には、意味があるかもしれない。
 Bこの程度の体脂肪減少効果では、意味がないかもしれない。
このように、人により、商品価格により、その判断が変わる。
 インターネットで調べても一部のデータしか明らかにされていない。研究論文を取り寄せることは簡単なことでないし、論文を読んでも研究結果を正確に把握することはさらに困難なのに、一般の人が得られる情報は「体脂肪が気になる方に」という表示だけである。

 これはカテキンに限ったことではなく、特定保健用食品を利用することが自分にとって意味のあるものかどうかを判断する材料として、企業と独立した第三者が研究データを具体的に解説することが必要ではないだろうか。

アルツハイマー病の新薬を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/272780
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/22 
 FDA(米食品医薬品局)は10月17日に、アルツハイマー病の症状を改善する新薬「メナンチン」(Menantine )を承認した。20004年1月には市販される予定。既存のアルツハイマー病治療薬と併用することで、痴呆症が改善されるばかりか、病気の進行を遅らせる効果がある。
健康食品宣伝“バイブル本”は誇大広告、30社に指導 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031022so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/22
 健康食品のインターネットでの販売宣伝に、製品とは無関係の「がんが治る」などとうたった書籍を利用するのは誇大広告を禁ずる健康増進法違反にあたるとして、厚生労働省は健康食品の販売業者30社に対し、一斉に改善指導を行った。誇大広告禁止を盛り込んだ改正健康増進法をネット販売に適用したのは初めて。
 対象となった健康食品は、キノコ類やサメの軟骨、海藻の成分などを粉末にしたもので、「医者に行かなくてもガンが治る!」「がん患者に希望が見えた!」などと表紙でうたっている健康食品の“バイブル本”を紹介していた。

2003/10/18
重度アルツハイマー用の薬を承認−−米食品医薬品局
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/10/18
 FDA(米食品医薬品局)は10月17日に、中度から重度のアルツハイマー病の症状を改善する新薬「メナンチン」(Menantine )を承認した。これまで軽度から中度の症状に対する薬はあったが、重度の患者向けの薬の認可は初めて。欧州では昨年承認され、日本でも臨床試験が行われている。

2003/10/17
花粉症に効くヨーグルトや乳酸菌飲料が続々登場か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271909
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/17 
 乳酸菌による花粉症軽減効果の強さは、乳酸菌の種類や株によって異なるため、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が高い株を選び出し、それをヒト試験で効果を検証する研究が盛んになっており、この冬は、花粉症対策の食品に注目が集まりそうだ。
 というのもシーズン到来前から多めに食べておけば体質を改善でき、花粉症の症状が軽くなるということで、キリンやカルピスがヒトでの効果を検証し、アレルギー学会で発表するためだ。

▼キリンは、KW乳酸菌の効果をダブルブラインドで確認

▼カルピス、L-92株の花粉症や通年性アレルギー鼻炎への効果を確認

≪関連情報≫
 ▼カルピスのL-92菌を含む乳酸菌飲料「インターバランスL−92」

2003/10/16
キリンビール、アレルギーを抑制する乳酸菌を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271844
     MedWaveトピックス 2003/10/16 
 キリンビールは、10月15日、アレルギー改善効果が高い乳酸菌「KW3110株」を発見し、動物実験とヒトに対する臨床試験の結果、アレルギー改善効果を示唆する成果が得られたと発表した。この研究は、キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業、昭和女子大学との共同研究によるもの。同社ではこの乳酸菌KW3110株を「KW乳酸菌」と命名し、関連製品の商品化を進めるという。このアレルギー改善の研究成果は、岐阜県で開催される日本アレルギー学会(10月23日〜25日)で報告される予定。

▼キリンビールのKW乳酸菌の情報提供ページ


2003/10/15
人気の「トクホ」見直し? 「お墨付き」を業界要望
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200310150192.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/15
 「健康に効果あり」と国が認めた「特定保健用食品(トクホ)」は、制度ができて12年がたち、人気商品が次々と生まれているが、このトクホの制度が変わるかもしれないというニュースです。トクホを含む健康食品全体に新しい“お墨付き”の制度をつくるかどうかの議論が、今春から厚生労働省の検討会で進められているからだ。年末までには提言をまとめる予定だが、食品と「健康への効用」をめぐって、業界、医師、消費者の意見は割れている。
 従来からの健康食品業界は中小企業が多く、トクホ取得には金がかかりすぎるということが背景にある。効用の実験データをメーカー自身が集めなければならないため、数千万円から1億円程度の費用がかかるという。トクホ食品の多くは、単一成分の効果を証明したもので、複数成分が相まって効果がある健康食品の場合は、データを集めるのはより難しくなる。医者側からすると「それを飲食してさえいれば血圧などが改善すると過剰な期待をさせる表示も多く、治療が遅れることもあり得る」と、いろいろな意見がある。
子どもにダイエットをさせるとかえって太る 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/271488
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/15 
 子どもにダイエットをさせると、かえって太ることが多く、適当でないという調査結果が報告された。ボストンのブリガム女性病院の研究者が行った、1996〜98年にかけて9歳〜14歳までの子ども1万6000人を対象にした調査によるもので、ダイエットにより、体の代謝機能の効率が高まり、少ないカロリーで体重が維持されるというメカニズムが原因と考えられている。

2003/10/14
長寿をもたらす遺伝子変異 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031024hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/10/14
 長寿の原因の一つがコレステロールを輸送する物質であるコレステロールエステル転送蛋白(CETP)を産生する遺伝子の変異にあることが、米国医師会誌「JAMA」10月15日号に掲載された。
 動脈硬化症の発症過程で、高比重リポ蛋白(HDL)は「善玉コレステロール」、低比重リポ蛋白(LDL)は「悪玉コレステロール」として知られており、これら大粒サイズのリポ蛋白は心疾患、脳卒中、糖尿病など加齢に伴う重大な疾患を予防することが明らかになってきている。
 この研究では、年齢が95歳〜107歳の範囲で平均年齢98歳のアシュケナジ(東欧系ユダヤ人)の男女213人とその子供で平均年齢68歳の216人を対象に血液採取を行い遺伝子を調べた。その結果、この長寿者群ではHDL及びLDL粒子の血中濃度とサイズを調節する作用をもつCETP遺伝子にDNA変異が起こる可能性が3倍高く、この変異がCETPの血中濃度の低下を招き、ほとんどの人でHDL濃度の上昇と大粒子のHDL及びLDLの増加が認められた。
靴の中敷を振動させて転倒防止 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/271280
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/14 
 ボストン大学とハーバード大学の研究チームによる実験によれば、靴の中に敷く中敷(インソール)を電気的に振動させ、足の裏からバランス感覚を刺激すると、お年寄りなどの転倒を防ぐことに、効果があることがわかった。ほとんどの人はこの振動によってバランス感覚が良くなり、無理な姿勢でも転ばなくなった。特に老人では、効果が高かったという。

日本人女性の半数はビタミンD不足、厚生労働科学研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271181
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/14 
 健康な中高年女性500人を対象とした調査で、半数以上が「ビタミンD不足」状態にあることが明らかになった。血中ビタミンD(25OHD)濃度が極端に低い人では、骨折も多かったという結果が、日本骨粗鬆症学会の10月9日の一般口演で、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝 氏らの研究グループによる厚生労働科学研究の成果としての発表された。

≪筆者コメント≫
 牛乳を飲んでも骨粗しょう症には効果が無いという背景には、このビタミンDの問題があることは、良く云われていることですので、下記の関連の記事も参考にして下さい。

ビタミンDが高齢者の転倒を4割減少、Ca製剤の併用で転倒による骨折も予防
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/271133
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 ビタミンDの効果として骨折予防が云われおり、世界各国で数多くの疫学研究や介入研究が行われてきたが評価が定まっていなかった。1992年にNew England Journal of Medicine誌に掲載された論文によると、高齢者を対象にした試験で、活性型ビタミンD3製剤とカルシウム(Ca)製剤を併用した人では「骨密度の増加はわずかなのに骨折が減った」ことが示された(NEJM;327,1637,1992)。この論文の登場で骨折予防におけるビタミンDの再評価が始まった。さらに、1997年にNEJM誌に掲載された別の研究(NEJM;337,670,1997)においてビタミンD−Ca併用療法が、腕や足など「転倒により骨折しやすい部位」で、特に減少効果が著しかったという。2003年9月の米国骨代謝学会(ASBMR;American Society for Bone and Mineral Research)の報告においては、ビタミンD単独、またはビタミンDとCa製剤との併用で、高齢者の転倒リスクが相対的に41%に減少するという。

 ビタミンD製剤は、転倒を予防できるが、転倒による骨折を予防するには、Ca製剤の併用などにより血中Ca濃度が十分高い必要があるとみられている。ビタミンD製剤を服用すると転倒が減る理由として、「筋力増強作用」があると考えられるという。

 男性ホルモンが直接骨代謝に寄与、マウス実験で解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/271341
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 男性ホルモンの骨代謝に対する作用には、女性ホルモンへの変換を経るルートのほか、直接骨代謝に関わるルートがあると、長らく謎だった「骨代謝における男性ホルモンの役割」が、マウスを使った実験で解明された。この研究は東京大学医学部整形外科の河野博隆氏らが、2003年8月にProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)誌上で発表(PNAS;100,9416,2003)したもので。日本骨粗鬆症学会10月10日のシンポジウム3「男性ホルモンと骨」で、研究の概要を解説した。

2003/10/13
蒸留酒の多飲で大腸癌リスクが上昇 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031024hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/10/13
 ボルチモアで開催された米国消化器病学会で発表された、ストーニーブルック大学(ニューヨーク)の研究によれば、蒸留酒の週間摂取量が9杯を上回る人の大腸癌リスクが約3倍高いこと、ワインに予防効果があるという。この研究は、アルコールを摂取する人に対して大腸癌スクリーニングの勧告方法を変更する必要があるかどうかを調査したもの。
 ウォッカやウイスキーなどの蒸留酒を週に9杯以上飲む人は、大腸鏡検査中に癌または疑わしい病変が見つかる可能性が、全く飲まない人に比べて3.3倍高く、ビールを多量に飲む人に約2倍のリスクがあること、ワインによってリスクが減少することも明らかになり、アルコール摂取を含めた「ライフスタイル」が大腸癌リスクに影響するという重要な点が再確認された。

2003/10/11
「携帯」電波 脳腫瘍発生に影響なし 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031011so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/11
 総務省は10日、携帯電話から発生する電波を脳に受けても、脳腫瘍 の発生にはつながらないとする研究結果を発表した。 研究は、ネズミ計500匹を「携帯電話並みの強さの電波を1日1時間半、週5日間当てる」「電波を当てるふりをする」「通常の飼育を続ける」などの5グループに分け、ネズミのほぼ一生に相当する2年間、実験を続けたもの。その結果、脳腫瘍などの発生率に影響しないことが分かったため、総務省は、携帯電話を長期間使っても、脳腫瘍の発生に及ぼす影響はないと結論づけた。

総務省報道資料>「長期にわたる携帯電話の使用が脳腫瘍の発生に及ぼす影響は認められないことを確認


2003/10/10
【機能性食品】中性脂肪が高めの人にいいマヨネーズは花王?キユーピー? 臨床栄養学会と動脈硬化学会で、異なる研究発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270706
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/10 
 マヨネーズは、サラダなどをおいしく食べられる調味料として人気だが、カロリーやコレステロールが気になるところ。そこに一般のマヨネーズと比較して体に脂肪がつきにくい特長を持ったマヨネーズタイプの調味料が登場する。
 花王の「健康エコナ マヨネーズタイプ」は、原料の7割が植物油である一般のマヨネーズに対して、植物油として体脂肪になりにくいジアシルグリセロール(DAG)が主成分の「健康エコナ」を配合した調味料で、9月25日、特定保健用食品(トクホ)としての表示許可を取得した機能性商品。
 これに対して、キユーピーなどが販売する「ハーフ」と呼ばれるマヨネーズタイプ調味料は、通常のマヨネーズに比べて油の配合比率が半分。油が少ないため当然、通常のマヨネーズに比べて食後の血清TG値の上昇が格段に少ないというもの。
 この「食後の血清TG値」において、エコナ等のDAGマヨネーズは、通常のマヨネーズに比べ、食後TG値(血清TG値およびカイロミクロンTG値)が逆に高まるという試験結果を出したのは、お茶の水女子大学教授・生活環境研究センター長の近藤和雄氏は、「食後高脂血症の抑制には、摂取する脂肪酸の種類を考慮することに加え、脂肪酸のエネルギー摂取用を控えることも重要であることが示された。」としている。
 単純な比較は難しいが、店頭での実勢価格でみると「ハーフ」は「健康エコナ マヨネーズタイプ」に比べ4割ほど安いという。

≪筆者コメント≫
 価格的な問題もあるが、要は長期的な見地から脂肪が付き難いのかどうかであり、データをどう読むかは消費者の側の問題かもしれない。(^_^;)

ビタミンAの取り過ぎは骨折のリスク? 日本人女性でも相関
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270881
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/10 
 今年1月に発表された、米国人男性2300人を30年間追跡したコホート研究でも、血中ビタミンA濃度が極端に高い人で大腿骨頚部骨折が多いとの報告が出されていた(NEJM;348,287,2003)が、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝氏らの研究グループらの、2000年度の厚生労働科学研究「日本人高齢健常女性の血中脂溶性ビタミン濃度と骨代謝マーカーに関する調査検討事業」の一環として行われた研究において、健康な中高年女性500人を対象に行われた調査で、血中のビタミンA(レチノール)濃度が極めて高い人に、骨折が多いことが判ったと、10月9日の日本骨粗鬆症学会での一般口演で発表された。
 同研究グループは、ビタミンAの適正摂取は骨の健康維持に重要だが、日本人女性でもビタミンAの過剰摂取は骨折の原因となる可能性があるとみている。

2003/10/08
ミカンの内皮に減量効果? えひめ飲料と愛媛大が研究
  http://www.asahi.com/health/life/OSK200310080035.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/08
 ポンジュースを製造している「えひめ飲料」(松山市)と愛媛大総合科学研究支援センターの辻田隆広助教授の両者の共同研究によれば、温州ミカンやイヨカンの果肉を包む内皮に、脂肪を分解し、体内への吸収も抑える働きがあることがわかったという。内皮に含まれる食物繊維の一種、ペクチンが作用している可能性があるというもので、えひめ飲料は「ダイエットにもつながる」として、内皮を使った商品開発を目指している。
結婚生活がうまくいかないと健康にも悪影響  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/270442
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/08 
 ピッツバーグ大学のリンダ・ガロ博士らは、40歳代の女性490人について13年間の追跡調査より、結婚と健康との関係明らかにした。
 この調査結果よれば、結婚に満足している女性は、心臓を患うことも少なく、健全なライフスタイルを維持し、運動をよくし、体重オーバーになることもなく、コレステロール値は正常で、精神的、感情的にも落ち着いていて、怒ったり、落ち込んだり、心配症になったりことも少ないが、結婚に満足していない女性は、そのマイナスの面が健康状態にも現れるという。

2003/10/07
新型BSE牛か? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031007so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/07
 厚生労働省のBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)専門家会議は、6日、茨城県内の食肉処理場に持ち込まれた雄の肉用牛1頭が、BSEに感染していたことが確認されたと発表。発症はしていない。
 2歳以下では国内初感染 従来と違うプリオン。今回の異常プリオンは感染力はもちろん、病原性があるかどうかすら不明。感染力の有無など詳細な実験が必要という。市場に出回る心配はないものの“新型”が疑われるBSEの出現に、厚労省は戸惑いを隠さず。
 山内一也・東京大名誉教授のコメントは「欧州では23か月齢以下の牛は、検査の対象にもなっていないが、日本は全ての牛を対象に検査をしていたために、異常を見つけだすことができた。日本ではわずかな異常を持った牛も消費者に届かないシステムが、しっかり機能しているということが証明されたと思う。」

厚生省医薬食品局>「牛海綿状脳症(BSE)の検査結果について

欧米や日本の牛乳を飲むと動脈硬化になりやすい?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270147
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/07 
 牛乳派を良く飲む人にとっては、ちょっとショックな研究結果が10月2日のポスターセッション「Nutrition」で報告された。オーストラリアのQueensland大学バイオメディカル科学校のKristy A.Tailford氏らの研究グループの研究によれば、日本や欧米で飲まれるホルスタイン種の乳牛の牛乳に多く含まれるタンパク質「βカゼインA1」は、動脈硬化を引き起こす性質が強いというもの。

 ウサギにおける実験結果から、βカゼインA1はβカゼインA2に比べて、血清コレステロール濃度や、HDLに対するLDLの比率を増加させる働きがあり、また、動脈硬化の前段階である脂肪線条の面積や厚みをより強く増大させる働きがあることが明らかになった。

 βカゼインA1とA2の割合は、乳牛の種類によって異なる。欧米や日本で最も多く飼育されているホルスタイン種では63%、アイルシャー(エイシャー)種では67%をA1が占める。アフリカなどで飼育されているボスインディカス種(熱帯種)では、A1は1%未満で、98〜100%がA2だという。熱帯種の牛乳や肉をタンパク源としているマサイ族などでは、虚血性心疾患が極めて少ないという。


2003/10/04
園芸用防腐剤に発がん物質 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031004so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/04
 厚生労働省は、木材の防腐剤として家庭園芸用に使われる「クレオソート油」に、高濃度の発がん性物質が含まれていることが分かったことで、発がん性物質の含有濃度の基準値を設定して規制に乗り出す。規制対象となるのは、一般販売用のクレオソート油に含まれるベンゾピレン、ジベンズアントラセン、ベンズアントラセンの3物質。現在は含有濃度の安全基準値は設けられていないが、10ppm以下とする。健康被害の報告がなく皮膚に直接触れない限りは健康被害が起こり難いことから、製品回収は行わず、注意を呼びかけるのみ。

厚生省パブリック・コメント>「有害物質を含有する家庭用品の規制基準(案)へのご意見・情報の募集について

週1時間速歩きで血圧下がります 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031004so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/04
 国立健康・栄養研究所の高田和子主任研究員らは、高血圧の男女207人を5グループに分け、毎週の運動時間をそれぞれ「0」から「2時間以上」に決めて、8週間続けさせた結果、最高血圧の降下は、1〜1.5時間/週 運動を行ったグループで顕著に現れ、それ以上運動量を増やしても、大きな変化はなかった。運動の回数が週1回でも、5回以上の細切れでも、効果は同じだったという。この結果より「1週間に合計1時間以上速歩きすれば、血圧が下がる」ことが分かった。運動の回数より総量が重要。速歩きなど、心拍数が毎分110〜120回になる程度の軽い運動が有効。

2003/10/03
母乳による風邪予防、効果は女の子のみ−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/269775
     MedWaveトピックス 2003/10/03 
 米国Brigham and Women's病院のAnushua Sinha氏らの研究報告によると、母乳には赤ちゃんが風邪などの病気にかかり難くする効果があるが、生まれてから1カ月以内の赤ちゃんを調べた研究で、この「母乳効果」は女の子にしか現れないことが明らかになった。生後1カ月まで母乳だけで育てられた女の子は、風邪などの気道感染症にかかるリスクが5割低かったが、男の子では効果は確認されなかったという。

▼Pediatrics誌10月号での論文:「Reduced Risk of Neonatal Respiratory Infections Among Breastfed Girls but Not Boys」。

【注目の商品】 ピロリ菌を減らすココアと鶏卵が登場
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/268698
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/03 
 胃潰瘍や胃ガンの原因になるヘリコバクター・ピロリ菌。このピロリ菌を減らす効果を確かめたココアと鶏卵が 発売された。
 森永製菓は、8月20日に一般のココアのほぼ2倍の値段の粉末ココア「インナーFFAカカオパウダー」を全国発売した。ピロリ菌を減らす働きのあるココア成分「カカオFFA(カカオ遊離脂肪酸)」を、通常のココアの2倍に高めた。1日1杯、1カ月飲み続けるとピロリ菌の活動度が低下することは、北里研究所メディカルセンター病院研究部部長の鈴木達夫氏らがピロリ菌陽性健常者の試験で確認している。

 一方、イセ食品が9月1日に通信販売を始めた1個当たり300円と、普通の卵に比べると値段は一桁高い鶏卵「胃もよろこぶ卵」は、ピロリ菌をくっつけて体外に排出する働きやピロリ菌の増殖を抑制する働きがある、抗ピロリ菌鶏卵抗体(IgY)を含む卵。この「胃もよろこぶ卵」は、ピロリ菌に働きかける特別な性質をもつIgYが黄身に蓄積されるよう、親のニワトリにピロリ菌の成分を注射して産ませた卵。

 ピロリ菌の発見者である西オーストラリア大学のバリー・マーシャル教授曰く、「ピロリ菌がいても胃痛などの症状がなければ、除菌療法を急ぐ必要は無い」。「日ごろから、新鮮な果物や野菜、特にビタミンCの豊富なものを食べていれば、胃ガンになり難い」。


≪参考≫

2003/10/02
【欧州呼吸器学会速報】この冬、SARSが出現する三つの可能性は?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/269642
     MedWaveトピックス 2003/10/02 
 欧州呼吸器学会で9月30日、「The Severe Acute Respiratory Syndrome(重症急性呼吸器症候群、SARS)」をテーマに4人が講演した。その演者の一人、オランダのUniversity Medical Center Rotterdam教授のA.D.M.E.Osterhaus氏に、今冬のSARS流行について聞いた。次の三つの要因で、SARSが発生するしてもおかしくない。

 1.これまでSARSの媒介になっている可能性があると、取引が中止されていた動物が市場に出回るようになった。
 2.他の感染症のように、保菌者が存在し、冬場に発症する可能性。
 3.他のコロナウイルス同様、季節的な要因。夏には収まっているが冬場になると流行するかもしれない。

2003/10/01
乳児期の抗生物質がアレルギー発現に関与 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031016hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/10/01
 乳児期における抗生物質の処方が中年期以降のアレルギーおよび喘息の発現に関連することが、米ヘンリー・フォード・ヘルスシステムの研究で明らかになり、9月30日にウィーンで開催された欧州呼吸器学会で発表された。
 生後6か月までに抗生物質を服用した小児のアレルギー発現見込みは1.5倍、喘息の発現見込みは2.5倍高く、家にペットがいて、アレルギー歴のある母親が4か月以上母乳を与えた小児のアレルギー発現率はさらに高い。
最新機器でがん検診、受診者を公募 国立がんセンター
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309300362.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/10/01
 国立がんセンターは、がん予防・検診研究センターを開設し、来年2月から初めての試みとして実施するがん検診の受診者男女計2000人の公募を始める。先端の診断機器を組み合わせ、ほぼすべての臓器を対象にするのが特徴。検診後、5年間の追跡調査でデータを集め、効果的な検診方法の確立や、がんと生活習慣との関係究明などをめざす。
 対象は、男性が50〜69歳、女性が40〜69歳で、これまで「がんやがんの疑いがあるとされたことのない人」。将来の遺伝子解析に備えた血液の保存など研究への協力が前提となる。

 申込書などの請求は、同センター事務局(〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1)へ、葉書かFax(03-3547-5304)で。

母乳が有毒物質に汚染されている 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/269333
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/01 
 米国の非営利環境調査団体「環境ワーキンググループ」(Environmental Working Group )が 行った母乳調査によれば、家具やエレクトロニクス製品に防火性をもたせるために使われていた「ポリブロミネイテッド・ジフェニール・エーテル(PBDE=polybrominated diphenyl ethers)」と言う有毒化学物質が、高い濃度で検出された。欧州の女性の母乳の10〜20倍という。

2003/09/30
喫煙者に乳酸菌が“薬効” 免疫機能担う細胞の働き強化−−ヤクルト研と阪大調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/30
 ヤクルト中央研究所と大阪大医学部の研究グループが、日本免疫毒性学会で発表したところによれば、免疫機能を担いがん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きが乳酸菌によって強まることが、喫煙者を対象にした飲用試験で分かった。  NK細胞はリンパ球の一種で、喫煙のほか、ストレスや睡眠不足などの影響で働きが低下することが知られている。
子どもの多動症は、妊娠中の母親の喫煙と関連あり 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/269078
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/30 
 落ち着きがなく、注意散漫で成績も良くない、こういう子どもにADHD(注意力欠如・過剰行動症)という病名がつけられており、単に多動症とも呼ばれていが、この病気は、妊娠中の母親の喫煙と関連が深い、という研究結果がデンマークとスウェーデンの研究者から出された。
唐辛子の「カプサイシン」が胃炎抑制 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030930so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/09/30
 熊本大大学院医学薬学研究部の岡島研二助教授らの研究グループが、米国生理学会雑誌電子版に掲載した報告によれば、唐辛子の辛み成分で、体脂肪を燃やすダイエット効果で知られる「カプサイシン」が胃炎を抑制し、胃かいようや胃がんの危険性を下げる可能性もあることを突き止めた。
 カプサイシンによる刺激で、知覚神経が放出した神経ペプチド(CGRP)が骨密度をあげたり、血圧を下げたりする効果もある。カプサイシンを摂ることで、骨粗しょう症や生活習慣病予防も期待できるという。

2003/09/29
高血圧になると、物忘れが起こりやすい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268877
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/29 
 ピッツバーグ大学のリチャード・ジェニングス博士が、米心臓学会高血圧部会で発表したところによると、高血圧の人は、自宅の電話番号を度忘れするなど、ちょっとした記憶力障害に陥ることが多いという。心臓発作や脳卒中を引き起こす要因といわれている高血圧が、記憶力や注意力にも問題が起きることを明らかにしたのは、初めてのこと。脳への血液の流れが悪くなっていることが、高血圧の人の記憶力低下の原因と分析している。

2003/09/28
「乳がん専門医」広告OK 学会が法人格取得へ
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309280139.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/28
 病院や医師を選ぶ際の重要な目安となるがん専門医の表示が無く、患者からの「どこで診てもらえば良いの?」という声に対して、日本乳癌学会は、学会が認定する「専門医」の資格を病院の看板や電話帳などで広告できるよう、近く法人格取得の申請手続きを取るという。学会に法人格がないと乳がん専門医の表示を公にすることができなかったため、病院や医師を選ぶ際の重要な目安ができることになり、早ければ来年春にも実現する。

2003/09/26
ビールに「乳がん抑制効果」あり 人間は1日1本程度−−キリンなどがラットで実験
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/26/018.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25
 名古屋市で開催中の日本癌学会おいてキリンビールと国立がんセンター、岡山大学の研究グループが25日発表したところによると、ビール成分に乳がんの発生を抑える働きがあることが、ラットを使った実験でわかった。ビール原料のホップに含まれる苦味成分のイソフムロン類が関与しているとみられる。アルコールは、乳がんの危険因子との報告もありので「適量の飲酒が肝心」という。
ナッツに心臓を守る効果
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200309290095.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/09/26
 地中海食の要素の一つである、ナッツの持つ油脂の効果が、最近解明されつつある。米国では、「クルミは血中のコレステロールを下げる」「ナッツ類を週に5回食べる人は、ほとんど食べない人に比べて心臓病になり難い」などの調査結果が報告されている。ナッツ類に多く含まれるαリノレン酸という脂肪酸の働きによるものと推測されている。魚の油脂と同じn-3系という型に属し、血小板が集まって血管を詰まらせるのを妨げる作用があるとされる。
 ナッツ類を含む「種実(しゅじつ)類」の摂取量は、日本人で1日当り 平均2g。7Kcal/1g 前後と高カロリーなので、地中海食のように細かく砕いてパスタやサラダに加えるなど、日常の食事の中で味わった方が良い。
 αリノレン酸には、別の効果もある。体内に入ると、魚に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に変わる。EPA、DHAは共に、心臓病を防ぐ効果が知られているが、取り過ぎは、有害な過酸化脂質ができやすくなったり、出血時に血が止まり難くくなったりする危険があるので、「合計で1日4gまで」として「サプリメント」で補給する場合は注意が必要。
市販薬の副作用で10人死亡か 発毛剤、感冒薬でも
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309260241.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/26
 発毛剤や総合感冒薬、鼻炎薬など一般の市販薬の副作用で亡くなった疑いのある人が、00年春からの3年余で計10人いると製薬会社から厚生労働省に報告されていることが26日、わかった。一般薬が原因と疑われる死亡数が明らかになったのは今回が初めて。
 因果関係は不明だが、発毛剤「リアップ」(成分名・ミノキシジル)を使用後、死亡した男性が00年には、3人いたと大正製薬から報告があった。総合感冒薬や鼻炎薬を使い、アレルギー性の発作のアナフィラキシーショックや、重い皮膚障害を起こして死亡した人は6人。漢方薬「小柴胡湯(しょうさいことう)」を飲み、間質性肺炎を起こして亡くなった例が、1件。 注意書きをよく読んで、不調を感じたら飲むのをやめるのが肝心だ。

厚生労働省の「報道発表資料」>「医薬品・医療用具等安全性情報193号」2003/09/25

「くまのい」がC型肝硬変からの発癌を抑制か 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/268649
     MedWaveトピックス 2003/09/26 
 日本癌学会の9月25日のポスターセッションで、神奈川県立がんセンター消化器内科の多羅尾和郎氏らが報告したところによれば、古くから使われてきた利胆薬の「くまのい」(熊の胆)に、C型肝炎ウイルス(HCV)感染による肝硬変からの発癌を予防する効果があるかもしれないという症例対照研究を発表した。「くまのい」の主成分であるウルソデオキシコール酸(UDCA;商品名:ウルソなど)の服用者と非服用者を長期追跡した症例対照研究で、肝臓癌の5年発症率に3倍近い差があることが確認された。
「体力の向上」が癌死亡の抑制因子に  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/268650
     MedWaveトピックス 2003/09/26 
 日本癌学会の9月25日の一般口演において、東京ガス健康開発センターの澤田享氏が発表したところによれば、成人男性8000人を17年間追跡した大規模職域コホート研究で、追跡開始前に2回行われた体力テストで体力の向上が認められた群では体力が低いままだった群よりも、癌死亡のリスク が低くなる傾向があることがわかった。「低い体力」が癌死亡の危険因子であることは既に報告されていたが、「体力の変化」が予後因子であることが示唆されたのは初めて。
ビタミンDに大腸ガン予防作用発見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268459
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/26 
 高脂肪食でなぜ大腸ガンが増えるかを研究している、テキサス・サウスウエスタン大学ハワードヒューズ医学センターのデービッド・マンゲルスドーフ博士らが、米科学誌「サイエンス」で明らかにしたところによれば、体内でカルシウムの吸収を促進することで知られているビタミンDが、大腸ガンの予防にも効果があるという。  高脂肪の食事をすると肝臓から胆汁酸が出る。このうち「リトコール酸」(lithocholic acid)が、腸内で高濃度であると、大腸ガンを起こすが、ビタミンDを与えると大腸ガンは起きなかったという。

2003/09/25
コーヒーが運動中の筋肉痛を防ぐ−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/268308
     MedWaveトピックス 2003/09/25 
 コーヒーには、運動中の筋肉の痛みを和らげる効果があるらしいという研究結果が、the Journal of Pain誌8月号に掲載された。米国Georgia大学運動科学部門のRobert W. Motl氏らの実験では、スポーツ中の筋肉の痛みが、カフェイン入りカプセルを飲んだ時に軽くなることが確認されたという。但し、普段からコーヒーを飲でいる人では、体がカフェインに慣れているためか効果が薄かったという。
便から大腸がん判定 新手法の精度80%、−−国立がんセンター
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/25m/101.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25
大腸がんの検査法として集団検診で普及している現在の「便潜血法」に比べても高い精度の検査法を、国立がんセンターがん治療開発部の松下尚之医師と松村保広部長が開発した。精度は80%以上が期待できるという。26日、名古屋市で開かれている日本癌学会で発表する。
抗がん剤の効きめ簡単判定 検査キット、来年にも商品化
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309250110.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/25
 白血病の治療薬が効くかどうかを患者ごとに予測する「遺伝子検査キット」が、来春にも商品化され、一般病院で採用される見通しとなった。開発したのは東京大医科学研究所の中村祐輔教授や片桐豊雅助手らのチームと大手検査会社エスアールエル(本社・東京)。検査キットの対象は、慢性骨髄性白血病の治療薬グリベック。特定のDNAの断片が入ったキットに患者の血液を注入し、大学病院や検査会社にある遺伝子増幅器で調べ、効果の程度を判別する。
年をとっても精神的才能は衰えない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268294
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/25 
 視力、聴力は、65歳から74歳の間に衰え始めるが、精神力については、70歳、80歳になっても、今持っている才能や特技は、決して衰えることはないと、オーストラリア国立大学の精神医学者カーリン・アンゼイ博士が高齢者を励ましている。

2003/09/24
コーヒーに胆石予防効果か 産業医大グループ発表
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200309240296.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/09/24
 産業医科大の産業生態科学研究所グループ(責任者・吉村健清教授)らによれば、動物実験で指摘されていたコーヒーを飲むと胆石症になり難いという効果について、福岡県内の男女約7600人(30〜79歳)を対象にした87〜93年の間の追跡調査による疫学調査より明らかにした。特に男性でこの傾向が顕著だという。
肥満女性、結腸がんの死亡危険性3.41倍−−名大大学院グループ研究
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/24e/029.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/24
 名古屋大大学院の玉腰浩司講師(公衆衛生学)らは、女性は肥満の度合いが高いほど、結腸がんで死亡する危険性が高くなるが、一方、男性では、肥満と結腸がんとの間に明確な相関関係はみられない、との疫学調査結果を纏めた。25日から名古屋市で開催される日本癌(がん)学会で発表される。
 報告内容は、BMIが20〜22未満の女性に比べて、結腸がんで死亡する危険性について、
    @BMIが28以上の場合: 3.41倍。
    ABMIが26〜28の場合: 2.27倍。
    BBMIが24〜26の場合: 2.23倍。
 又、20歳のころBMIが高かった女性や、20歳を過ぎてBMIが大きく増加した女性も、危険性が高まると、いうもの。

2003/09/22
緑茶の成分が皮膚ガンを防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/267806
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/22 
 米ミネソタ大学のホーメル研究所(ミネソタ州)のジアン・ドン博士らの研究によれば、緑茶や紅茶に含まれているポリフェノールを、皮膚に直接与えると、皮膚ガンを防ぐ効果があることが動物実験で確認された。  緑茶をお茶として飲んでも皮膚ガン防止に効果があるだろうが、そのためには10杯/日以上飲む必要があり、抽出したポリフェノ−ルを直接皮膚に塗布するのが一番有効なので、外用の製剤が開発されると予測される。

2003/09/21
胃がん少ない沖縄、ピロリ菌が本土と別型か
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309200269.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/21
 東健・福井医科大助教授(内科)と畠山昌則・北海道大教授(分子腫瘍学)がまとめた研究によれば、沖縄の人に胃がんや胃炎が少ないのは、感染しているヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)のタイプが本土と異なる可能性を示す。この研究結果は、25日から名古屋市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。
 ピロリ菌の特殊なたんぱく質が正常細胞と結びつくと細胞の増殖が異常になって胃がんにつながるとされる。たんぱく質の特徴からタイプが分けられ、日本人に多い日本型は、欧米型よりその結びつきが強く、がん発症率が高いとされる。

2003/09/19
パソコン作業などの従事者、4人に3人が「ドライアイ」−−眼科医会調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/19m/059.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/19
 パソコン端末(VDT)に向かって仕事をしているオフィスワーカーを対象に、日本眼科医会の「IT眼症と環境因子」研究班(班長:京都府立医科大学眼科教授・木下茂氏)がドライアイの有病率や病型を調べた、初めての大規模疫学調査結果となるもの。ドライアイはVDT作業従事者の3人に一人と有病率が高いうえ、「眼の乾き、涙、充血」が3大症状であることも判った。ドライアイは、目が乾いて角膜が露出し、感染症や視力低下を招く症状で、IT(情報技術)の進展と共に増えている。
 結果は、女性40.6%、男性22.9%。コンタクトレンズ使用者に多く、8割以上は、涙の分泌量は正常なのに蒸発量が多かった。涙と共に乾燥を防ぐ油分を分泌する「マイボーム腺」の働きが、女性は弱いために女性にドライアイが多い。

防止策:
 (1)1時間に15分程度休む
 (2)目に空調が当たらないようにする
 (3)意識的にまばたきする
 (4)コンタクトより眼鏡
 (5)画面の位置を下げて涙の蒸発を抑える

エクササイズでセックスライフがのびる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/267475
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/19 
 ハーバード大学公衆衛生学部のエリック・リム助教授らが、53歳〜90歳までの男性3万1742人を対象にアンケート調査を行い分析した研究結果によれば、ジョッギングをする、早足で歩くなど、日常的によく運動をする男性は、運動をしない人よりも、50歳過ぎてのセックスライフが30%長くなるという。更に非常によく運動をする人で、たばこを吸わず、筋肉質で、飲酒は適量という人では、セックスライフが平均より10年も長いこともわかった。

2003/09/18
40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267092
     MedWaveトピックス 2003/09/18 
 厚生労働省が9月12日発表した、2002年4月から実施している老人保健法に基づく40歳以上の肝炎ウイルス検診の実績を発表したところによれば、192万3480人が受診した。C型肝炎ウイルス検診において、感染者率は1.6%にものぼり、約60人に一人が感染している計算になる。また、B型肝炎ウイルス検診では1.3%、およそ80人に一人がHBs抗原検査陽性と判定された。年齢別に見ると、C型肝炎ウイルス検診では、高年齢になるほど感染者率が高かった。都道府県別では大きな差が見られ、C型肝炎ウイルス検診では、節目検診の総平均が1.1%だったのに対し、佐賀県だけが3.9%と飛び抜けて高かった。

厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年度肝炎ウイルス検診等の実績及び平成15年度肝炎ウイルス検診の実施状況について」2003/09/12

働いて自ら支える高齢社会に、総務省統計局が高齢者人口と就業状況を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267093
     MedWaveトピックス 2003/09/18 
 総務省統計局が9月14日に発表した資料「高齢者の就業と暮らし」によると、高齢者人口のうち、就業者と完全失業者を合計した労働力人口の比率は日本が20.7%で、主要先進国の中では飛び抜けて高いことが分かった。他の先進国の高齢者労働力人口比率は、米国は13.3%、英国は8.7%、カナダ6.0%、ドイツ2.8%、フランス1.3%などで、1割を超えているのは日米だけ。日本の高齢者の5人に1人は労働力で、日本の社会は既に、自ら働いて支える高齢社会に変貌しつつあるように見える。

総務省・統計局の「統計トピックス」>「65歳以上人口は過去最高の2431万人」2003/09/14


2003/09/17
高血圧と言われたら…家庭で定期的測定を
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391701.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/17
 高血圧は心臓病や脳卒中の大きな要因で、悪化を防ぐには、血圧を定期的に測ることが欠かせない。医療機関で測る血圧は「白衣高血圧」といい、普段の数値と異なる場合が多い。それは医師や看護師の前で血圧を測った時に、緊張で血圧が大幅に上がるからで、家庭で毎日決まった時間に測る方が格段に正確な情報を得られるので自宅で手軽に測れる家庭用血圧計を上手に利用したほうが、変化が分かり易く、その記録を医師に見せ、アドバイスを受けるのが望ましく、薬の変更や増減など、きめ細かい治療を受けられるようになるという。

 医療機関で測る場合の「正常値」は、最大血圧が130未満かつ最小血圧が85未満。一方、毎日測る家庭での血圧は2000年に、最大血圧125未満かつ最小血圧75未満が正常の目安とされた。
 正確に測るにはどうするかだが、血圧計の種類は、空気で血管を圧迫する腕帯を巻く部位によって「上腕式」と「手首式」があるが、医療用の水銀式血圧計との誤差が少ないのが上腕式。正確に測るには、心臓と同じ高さにすることが必要だ。テーブルや机でひじの高さを調整するか、寝た姿勢であれば、おおむね正確な値になる。

塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)などの第二世代アルツハイマー病治療薬は「有効で安全」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267091
     MedWaveトピックス 2003/09/17 
 Canadian Medical Association Journal(CMAJ)誌9月16日号に掲載された研究報告によれば、第二世代コリンエステラーゼ阻害薬3剤のプラセボ対照無作為化試験のメタ分析から、アルツハイマー病治療に使われる、塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)などの第二世代コリンエステラーゼ阻害薬は、有効で安全という結論が導かれた。今年6月に厚生労働省研究班が取りまとめたアルツハイマー病診療ガイドラインでは、国内未承認・未開発2剤を含むこの3剤を有効な治療薬として強く推奨したが、この指針が今回のメタ分析からも裏付けられた格好だ。
女性をエイズから守るバクテリアができた 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/267074
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/17 
 「米国立科学アカデミー紀要」のオンライン版で報じられた所によると、カリフォルニア州のオセル社(Osel Inc)のジョン・レウィックらの研究は、健康な女性の膣の内側の粘膜に存在している乳酸菌の一種「Lactobacillus jensenii」を、遺伝子工学の手法で「CD4」というたんぱく質をつくり出すようにし、エイズウイルスに感染しやすい細胞に与えると、感染率を50%減らすことができたという。このことより、性交によるエイズ感染予防薬として、実用化されることが期待される 。

2003/09/16
全世界の「年間たばこ死」は483万人、心筋 梗塞、肺気腫と肺癌が死因のトップ3に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/266853
     MedWaveトピックス 2003/09/16 
 米国Harvard大学のMajid Ezzati氏と、オーストラリアQueensland大学のAlan D. Lopez氏の両氏は、世界保健機関(WHO)の2000年版「Global Burden of Disease」(GBD、全世界における疾病負担の計測と将来予測を行う研究)に基づき、地域区分別にたばこによる早死(premature death)率を算出し、先進国と発展途上国に分けて30歳以上の成人の総死亡に与える「たばこ」の影響度を評価した研究結果が、Lancet誌9月13日号に掲載された。
 その研究内容は、全世界で毎年483万人が「たばこ」のために早死にし、その内の8割の384万人は男性という試算。死因のトップ3は、心筋梗塞などの心血管疾患(169万人)、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(97万人)と肺癌(85万人)。30歳以上の成人の場合、男性は5人に一人、女性は20人に一人が「たばこ」で命を落とす計算になる。

 たばこの影響には大きな地域差があることも、今回の研究から判明した。「たばこ死」は先進国の方が倍近く高くなっている。

▼論文:「Estimates of global mortality attributable to smoking in 2000」(PDF)

クランベリージュースが脳卒中による脳損傷を防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/266851
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/16 
 マサチューセッツ・ダートマス大学のキャサリン・ネト博士らの報告によれば、クランベリージュースには健康増進のためのさまざまな効用が知られているが、強力な抗酸化作用があって脳卒中の発作によって生じる脳の損傷を防止し、脳の回復を促進する働きがあることがわかったという。

2003/09/14
65歳以上、2431万人に 男性、初の1千万人超す
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200309140162.html
     Asahi.com健康福祉・高齢 2003/09/14
 「敬老の日」にちなんで総務省が発表した15日現在の推計によれば、全国の65歳以上の高齢男 性人口が初めて1000万人を突破し、1026万人になり、男女合わせた高齢者人口は2431万人で、前年より71万人増加。総人口に占める高齢者の比率は19.0%で、前年より0.5ポイント増。高齢者の人口、比率ともに過去最高を更新。
 高齢者人口比率が7%から倍増するのに要した年数は、独40年、伊61年、仏115年に対し、日本はわずか24年。

2003/09/12
「血液がドロドロ」「血液サラサラ」と医学的な意味
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/265977
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/09/12 
 依然と健康情報番組は花盛りである。自分で知覚できない疾病リスクを身近な食品で解消できるという、一見科学的な情報を提供しているのが昨今の健康情報番組である。その情報を得た視聴者は、身近な食品を摂取することで科学的にも健康に良いことをしているという満足感を得て、リスクに対する不安感を解消する。それに応え次から次へと新たなリスクと科学的解消法を提供するという連鎖が今の健康情報番組の隆盛の図式だ。

 健康情報番組の功績(?)の一つとして、目に見えないはずの疾病リスクを見えるかのように表現したことだ。その良い例が「血液サラサラ」という用語があるが、その意味するところは人によって異なっている。或る人は血栓予防、或る人はコレステロールとの関連でこの言葉を使用している。
「血液サラサラ」という言葉が一般に使われるようになったのは、食品総合研究所の菊池祐二氏らにより開発されたMC-FAN(MicroChannel array Flow ANalyzer)という検査機器で得られた画像が紹介されるようになってからだが、MC-FANで測定された血液がどの程度サラサラになれば、どのような疾病リスクがどの程度低減するのか、実際には未だ判っていない。

食事制限+運動のダイエット効果はやはり確実、7〜10%の減量を実現
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/266570
     MedWaveトピックス 2003/09/12 
 食事制限と運動の継続が基本となる方法で、肥満で運動不足の20代から40代の女性201人を対象として、運動と1日1500kcal以下の食事制限を行った結果、半年後に6〜12%の体重ダウン、1年後でも5〜14%とほぼ減量を維持でき、循環器系にもよいというダイエット法が米国における研究で効果を裏付けられた。研究結果はJournal of American Medical Association(JAMA)誌2003年9月10日号に掲載された。期間中1〜2週間に1度のミーティングと電話連絡が行われのが本研究の成果のカギと思わているという。
体脂肪がついた場所がわかる−−新装置 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/266471
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/12 
 英科学誌「ニューサイエンティスト」最新号によると、体重計のような台に乗るだけで、スキャナーが全身を探って、脂肪がついている場所や、脂肪の量や落とすために有効なエクササイズの種類まで教えてくれる装置が、英国東部のにある「食品研究所」(institute of Food Research)によって開発されたという。

2003/09/10
たばこ 変わる警告表示
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391001.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/10
たばこの箱の健康への警告表示が、世界的に変わりつつある。大きく、分かりやすく、警告分も「喫煙は人を殺す」「喫煙はあなただけでなく周囲の人々にも深刻な害を及ぼす」と具体的な文章に写真や絵を組み合わせ、視覚的に訴える国も増えてきている。こうした視覚的に目立つ警告表示には、相対的にたばこ製品名を目立たなくさせる狙いもある。
 日本の場合は、“注意表示”も、来年中にも変更される。
郊外暮らしの方が太りやすい!? 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/266042
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/10 
 広々として空気がきれいで緑も多い郊外に住んでいる人と、狭い都市部に住んでいる人では、どちらが健康的かというなテーマで行われた研究結果が、9月5日「米公衆衛生学雑誌」に掲載された。結果は、郊外に住んでいる人は、どこへ行くにも車を使い、狭い都市部に住む方が結構歩く機会が多く運動不足にならないのだという。

2003/09/09
みそ汁3杯で乳がん抑制 閉経後の発生率4割減
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200309090272.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/09/09
 厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター研究所がん予防研究部長)は、岩手、秋田、長野、沖縄の4県14市町村に住む40〜59歳の女性2万1852人を対象に、みそ汁や豆腐、納豆など大豆製品の摂取量と乳がん発生率の関係を90年から追跡し疫学的に調べた結果を発表した内容は、みそ汁をに3杯/日以上飲むと、閉経後の乳がんに罹る率が下がるという。
SARSのウイルスはやはり動物から人間へうつった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/265821
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/09 
 科学誌「サイエンス」9月5日号に発表された中国の科学者が行った研究によれば、中国広東省で、食物として市場で売られている野生動物から見つかったウイルスが、SARS(重症急性呼吸器症候群)の病原体のウイルスと、遺伝子構成がきわめて似ていることがわかり、SARSを引き起こしたウイルスは動物から人間に感染しことに間違いないことが判明した。
中国産ハクビシンの“SARS疑惑”晴れる、類縁だが別種
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/265324
     MedWaveトピックス 2003/09/05 

2003/09/08
食欲抑制に絶大な効果のあるたんぱく質発見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/265628
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/08 
 米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」が報じたところによれば、ロンドンのハマースミス病院の研究者らによって、人間の体内に存在するたんぱく質「PYY」と呼ばれるホルモンの一種を、食事の2時間前に注射すると、食欲が抑えられ、摂取カロリーが30%減るという物質が見つかったという。「PYY」は人間の消化管の内膜の細胞から分泌され、血流に乗って脳に達し、満腹感を感じさせる働きがあるという。

2003/09/03
抗老化のカギになる酵素の働きが見つかった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/264869
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/03 
 抗老化分野の第一人者、デービッド・シンクレア博士(ハーバード大学)が、8月24日の「ネーチャー」オンライン版で述べたところによると、「サートゥインス」(sirtuins)という名の酵素は、すべての生き物のエイジング(加齢)を事実上制御している酵素で、抗老化の薬剤開発の目標となるという。このサートゥインスという酵素は、飢餓状態による延命効果のプロセスで摂取カロリーを減らして長生きさせる過程に大いに関連しているとして、注目されている。
長期の服薬 肝障害注意
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li390301.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/03
 薬の副作用は様々だが、薬の代謝(分解)を担う肝臓は、副作用に直撃され易い。アレルギーの一種で、個人ごとに異なっており、前もって予測することが難しいのも厄介だ。

    ▼薬剤性肝障害予防のために
     1.生活習慣病(糖尿病、高血圧、高尿酸血症など)は、食事や運動など生活習慣の改善から始めること。
     2.薬の効果と副作用をはかり、効果が上回る時に服用する。一方、急な服用中止で症状が悪くなることもあるので、止めるときには医師に相談すること。
     3.服用が長期にわたる場合は、定期的な血液検査を受けること。
     4.だるい、食欲がない、尿の色が濃い、皮膚や白目が黄色い、かゆみや湿しんが出るなどの症状が出たら医師に相談すること。
     5.複数の診療科を受診する時には、飲み合わせによって副作用が強まる可能性があので服用中の薬を医師に知らせること。
      *漢方薬や民間療法にも副作用があるので、上記の注意は変わらない。

    ▼最近、重い肝障害が報告された薬剤(商品名)
     痛風治療薬   :「ベンズブロマロン」(ユリノームなど)
     糖尿病薬    :「アカルボース」(グルコバイ)
     抗生物質    :「クラリスロマイシン」(クラリスなど)
     消炎鎮痛剤   :「ロキソプロフェン」(ロキソニンなど)、「モフェゾラク」(ジソペイン)
     B型肝炎治療薬 :「プロパゲルマニウム」(セロシオン)
     気管支喘息治療薬:「セラトロダスト」(ブロニカ)
     高血圧剤    :「塩酸トドララジン」(アピラコールなど)
     抗血小板薬   :「塩酸チクロピジン」(パナルジンなど)
     前立腺がん治療薬:「フルタミド」(オダイン)
     抗がん剤    :「テガフール・ウラシル」(ユーエフティ)

2003/09/02
米国人はなぜ太るのか、フランスとの比較でわかる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/263372
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/02 
 グルメと言われるフランス人は、脂肪分も結構多く食べるのに、肥満率はわずか7%に過ぎない。一方、米国人の30%が肥満といわれている。栄養学者の研究チームが、その原因をさぐるために、米仏両国で調査したところ、外食などの一人分の量に相当の差があることが判った。
 店頭で販売されている食品の単位では、仏国は米国より、平均して25%少なく、レストランについては、米国の方が量が多く、キャンディバーは52%、ホットドッグは63%、ヨーグルトは87%、米国の方が量が多かった。

2003/09/01
十代が喫煙、飲酒、薬物に走るのは退屈、ストレス、金のせい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/263371
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/01 
 米国コロンビア大学の「全米薬物常習乱用センタ−」(National Center on Addiction and Substanace Abuse )が行った米国十代と親を対象とした調査結果によると、十代の子どもが、喫煙、飲酒、薬物使用に走るのは、退屈、ストレス、小遣いの与え過ぎが3大原因であることがわかった。

2003/08/31
有機スズ化合物、魚介類内で数十倍に 食物連鎖で濃縮
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308300258.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/31
 水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所(広島県大野町)の池田久美子研究員らが、98年から、日本海中央部の深さ約400mの海底や山陰沖などで底引き網で生物を採取し、有機スズ化合物のトリフェニルスズ(TPT)などの濃度や魚介類の胃の内容物を調べた結果、環境ホルモン=分泌撹乱作用が疑われている有機スズ化合物の一部が、食物連鎖により魚介類の体内で数十倍に濃縮されていることが分かった。有機スズ化合物はフジツボなどの付着を防ぐ船底塗料などに使われていたもので、ダイオキシンなどの残留性有機汚染物質(POPs)に似た生態系での濃縮作用があることを意味しており、汚染の広がりなどが心配される。

2003/08/29
ビタミン、ミネラルの取りすぎはよくない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/263370
   ----日経ヘルス ニュース 2003/08/29 
 英国の「英食品標準局」(Food Standard Agency、FSA)は、「サプリメント(栄養補助食品の取り過ぎや、長期間使用で、かえって健康を害することがあると警告している。
 ビタミンCは1日に1000mg以下、カルシウムは1日に1500mg以下、鉄分は1日に17mg以下。ビタミンB6は、1日10mg以下。ベータカロチンは、喫煙者が高用量を長期間使うと、有害。
チリ産サケから抗生物質 厚労省が検査強化へ
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308280345.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/29
 チリ産養殖サケから基準値を超える抗生物質オキシテトラサイクリンが検出され、厚生労働省はチリ産養殖サケ・マスとその加工品を輸入する全業者に対し29日、食品衛生法に基づく検査命令を出し、合格するまで流通させない措置を取る。
ダークチョコレートに収縮期5mmHgの血圧降下作用、ホワイトチョコでは効果なし
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/263902
     MedWaveトピックス 2003/08/29 
 高血圧気味だと分かったら、ホワイトチョコ以外のチョコレートを食べると血圧が下がる。初期の収縮期高血圧症と診断された高齢者を対象としたランダム化クロスオーバー試験の結果、明らかになった。研究結果は、Journal of American Medical Association誌(JAMA)2003年8月27日号に、リサーチレターとして掲載された。この研究では長期的影響については検討を加えていないので、高カロリーを考慮し、食べ過ぎには注意が必要か。
「体の年齢」がわかる体重・体脂肪計、9月発売
  http://www.asahi.com/health/life/OSK200308280055.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/29
 オムロンヘルスケアは、「体の年齢」を表示する家庭用の体重・体脂肪計「カラダスキャン HBF-354」を9月22日から発売する。両手、両足から微弱電流を流しその抵抗をもとに全身の筋肉量を測り、基礎代謝を算出。18歳〜80歳までのうち、どの年齢の標準値に当るかを表示する。実売は1万3000円前後の見込み。

オムロン ヘルスケア(株) > ニュースリリース > 体重体組成計『カラダスキャン』HBF-354


2003/08/28
魚介類に含まれる水銀の毒性は騒がれているほど高くない 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030905hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/28
 「塩化メチル水銀」は、細胞毒性が高いが、魚の中には全く存在せず、ヒトの胃で「メチル水銀-システイン化合物」が塩化メチル水銀に変換すると推測し、米国食品医薬品局(FDA)は妊婦にメカジキ、サメ、アマダイ、サワラを摂取しないよう、また他の魚貝類や甲殻類などの摂取をひかえる様に勧告していたが、メカジキ、マグロなどから検出される水銀の形態は、「メチル水銀―システイン又はその近縁の化合物」であり、魚の摂取に注意を促す根拠となる「塩化メチル水銀」よりはるかに毒性が少ないことを示す新しい研究が科学雑誌「Science」の8月29日号に掲載された。

2003/08/27
肥満者は高山病になりやすい−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/263635
     MedWaveトピックス 2003/08/27 
 Annals of Internal Medicine誌8月19日号に掲載された研究によれば、健康な「肥満者」平均身長180cm、平均体重120kgの大男たち男性19人の協力で行われた米国の実験で、太っている人は普通の体格の人よりも高山病になり易いことがわかった。この結果が日本人にそのまま当てはめられるかどうかはわからないが、気になるデータだ。太った人の場合、血中の酸素濃度が睡眠中に特に低くなっており、睡眠中に呼吸機能が低下し、そのことが高山病の発症に関与しているのではと考察している。
若者に急増 性感染から子宮がん
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li382701.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/08/27
 性行動の低年齢化が進む中、若い世代に様々な性感染症が広がっている。初期には自覚症状の少ない病気が多いが、治療が遅れると感染を広げる恐れがある。特に目につくのが、子宮がんの急増だ。群馬県の産婦人科医の報告によれば、「思春期外来」の29歳以下の受診者の28%が、がんになる恐れのあるタイプのウイルスに感染していたという。

2003/08/26
「老化抑える物質発見」と米研究チーム 酵母では確認
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308260134.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/26
 米ハーバード大などの研究チームが、英科学誌ネイチャー(電子版)の最新号に老化を抑える画期的な物質を発見したと発表。「老化抑制の薬につながる可能性がある」と米メディアが詳しく報じたが、実験で寿命延長を確認したのは、酵母を使ったもの。

2003/08/22
アルツハイマー病の症状改善に抗うつ薬が有効 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/262883
   ----日経ヘルス ニュース 2003/08/22 
 「一般精神医学雑誌」(Archives of General Psychiatry )7月号によれば、一般のうつ病患者に与える抗うつ薬の「ゾロフト」(Zoloft)を、アルツハイマー病のお年寄りに投与したところ、患者の思考、記憶、学習には影響は起きずに、症状が大きく改善されたという。

2003/08/21
もしやそれは電磁波過敏症? 診断に新たな手がかり
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308210157.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/21
 家電製品や携帯電話などから出る電磁波に反応し、体調が悪くなる「電磁波過敏症」は、原因の特定が難しいうえ、頭痛やだるさといった自覚症状が主なため、心因性の病気と混同されがちだ。北里研究所病院臨床環境医学センター(東京都港区)の医師が調べたところ、電磁波を浴びた時に脳の血流量が変動することがわかり、客観的な診断の手がかりの一つになると期待されている。
メラトニン含み寝付きがよくなる乳飲料発売 大塚製薬
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/262757
     MedWaveトピックス 2003/08/21 
 大塚製薬は、“睡眠ホルモン”とも呼ばれるメラトニン含量が通常より2〜4倍多い、牛の夜間乳を原料に使った乳飲料「nemu(ネムー)」(180ml、\150)を9月から発売する。生活習慣の夜型化やストレスで不眠の悩みのを持つ人に、寝る前に飲む「おやすみ乳飲料」として売り込む。
  「nemu」にどの程度メラトニンが含まれているかを大塚製薬は明らかにしていないが、米国などでサプリメントとしても販売されているものは1錠当たりのメラトニン含量は1〜3mg程度。フィンランドのデータでは原料乳のメラトニン含量は、5〜15pg/ml程度なので、多く見積もっても1本に3ng程度で、サプリメントの1/100万程しか入っていない計算になる。

2003/08/20
畜産動物の成長促進に抗生物質中止を、WHOが勧告 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/262539
   ----日経ヘルス ニュース 2003/08/20 
 WHO(世界保健機関)は、抗生物質の乱用によって、耐性病原菌が出現し、従来からの抗生物質が効かなくなって、人間の医療に問題が起きていることを鑑みて、8月13日に全世界の畜産農家に向けて、畜産動物に病気の治療でなく、成長を促す目的で抗生物質を使うのは止めるよう、勧告を出した。

2003/08/19
E型肝炎 有力感染源は動物肉 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030819so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/14
 兵庫県でシカの生肉によるE型肝炎ウイルスの集団感染が明らかになった。先進国で、初めてE型肝炎の感染源がわかった。北海道では急性肝炎の最大原因と疑われており、感染経路の解明が注目されている。
 E型肝炎は、豚にも感染し、肝臓(レバー)で増殖する。E型肝炎を防ぐには、生肉を避け、加熱して食べることだ。

厚生労働省の「報道発表資料」>「食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(E型肝炎Q&A)」2003/08/19 

プール後の洗眼は目に悪影響、習慣的行為に意外な盲点
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/262445i
     MedWaveトピックス 2003/08/19 
 今夏、咽頭結膜炎(プール熱)が猛威をふるっている原因は、習慣的な水道水での洗眼が原因だという。
 水道水で目を洗うと、予防どころか目に悪影響を与える。以前はプール内の塩素濃度が高いため、塩素を洗い流す目的で洗眼を行っていたが、水道水は涙液とは浸透圧が異なるため、角膜上皮障害を起こし易いという。 市販の洗眼液を使用しても、洗眼液中の防腐剤(塩化ベンザルコニウムなど)や界面活性剤が、涙液層を保持するムチン層を洗い流してしまうので、ドライアイを進行させてしまう危険性があるという。

2003/08/18
新成分と根気で水虫撃退
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308180163.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/18
 今年は医療用に使われていた成分を含み、効き目が強くなった「新世代薬」の新しい市販薬が登場し、人気を集めているそうだ。その一方で、水虫ではないのに水虫の治療をしている人が意外に多いという調査結果も最近明らかになり、専門医は正しい診断と正しい薬の使い方を忠告している。
 武田薬品工業の「スコルバダッシュ」、久光製薬の「ブテナロック」、佐藤製薬の「ラマストンMX」、杏林製薬の「トークール」、大正製薬の「ダマリンエース」、エスエス製薬の「アトラントエース」などだ。

2003/08/16
危険性ある食品に立ち入り調査も 都の安全基本条例案
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308150242.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/16
 東京都は、健康に被害を及ぼすと想定される食品を市場から排除するために検討していた「食品安全基本条例」(仮称)の概要をまとめた。 問題が想定される場合、都は立ち入り調査を実施し、危険性が確認されれば生産中止や回収を勧告する。また、自主判断で食品を回収する場合でも内部処理は許さず、報告義務を課して都が公表する厳しい内容になっており、全国初の取り組みで、来春の条例制定を目指す。

2003/08/14
アスピリンとNSAIDで流産リスク上昇 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030822hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/14
 英国医師会誌「British Medical Journal」 8月16日号に掲載された米カイザー財団研究所のDe-Kun Li博士らの研究によると、アスピリンおよびNSAID(非ステロイド抗炎症薬)として知られる鎮痛薬を服用していた妊婦の流産リスクが極めて高いことが、明らかになった。
がん予防 「1/3以上の削減可能」
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030814so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/14
 富永祐民・愛知県がんセンター前総長の推計によれば、日本のガンは1/3以上が予防可能という。喫煙率の半減、肝炎ウイルスなどの感染症対策、塩分・動物性脂肪の摂取量を減らすなど一次予防(予防措置)で25%、主ながんの検診受診率を30%に上げるなどのニ次予防(早期発見)で10%程度は減る計算。 個人の自覚・努力も大事だが、予防薬など新しい予防方法が加われば、効果は更に大きくなるという。

2003/08/09
ホルモン投与で、乳がん発症率が2倍に−−英がん研究所調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200308/09e/023.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/08/09
 8日付の英医学誌ランセット紙によると、英国のがん研究所による患者100万人を対象にした大規模調査の結果、更年期障害などの治療で女性ホルモンを投与する「ホルモン補充療法」により、乳がんを発症する危険が2倍に増えること分かったという。
鼻炎薬副作用で7人脳出血 厚労省が成分切り替え指示
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200308080286.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/08/09
 厚生労働省は8日、市販の鼻炎薬に広く使われる「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)」について脳出血の副作用報告が相次いだとして代替成分への切り替えを製薬業界に指示した。この2カ月で4人の報告があり、2000年に注意を呼びかけて以降計7人になった。PPAは鼻炎薬の8割に配合されているほか、せき止め薬やかぜ薬にも使われている。このうち「ベンザブロック」など6品目が該当する武田薬品工業は、製造販売の中止と代替品への切り替えを発表した。

厚生労働省の「報道発表資料」>「塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する医薬品による脳出血に係る安全対策について」2003/08/08 

武田薬品工業の「ニュースリリース」>「塩酸フェニルプロパノールアミン含有製品の製造・販売中止について」2003/08/08

高齢者虐待防止学会が発足 東京で記念シンポ
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200308090186.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/09
 介護が必要なお年寄りへの虐待を防ぐために取り組む「日本高齢者虐待防止学会」が9日、発足した。理事長の日大の田中荘司教授は、本学会の活動の軸として、虐待に追い込まれる家族への支援の研究や「高齢者虐待防止法」の制定を国に働きかけていくという。

2003/08/08
臨床試験 医師ネット発足へ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030808so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/08
 患者に必要な薬が国の承認を受けられず、治療が制限されていた窮状がネットの始動で打破され、臨床試験が従来の半分の期間に短縮できる可能性も出てきた。不採算を理由に製薬会社が取り組まない薬の臨床試験(治験)を医師が中心になって実施する大規模な治験ネットワークが始動する。厚生労働省と日本医師会が、計画の作成や、データの集積・分析を行う中央組織の設立について話し合いを重ね、日医に事務局などを置くことで合意した。
東京都老人研、介護予防の秘訣や知識伝える一般向け公開講座を9月11日に開催
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/261170
     MedWaveトピックス 2003/08/08 
 東京都老人総合研究所では、9月11日に、「めざせ介護予防! 健康で自立した老いの秘訣」をテーマにした老年学公開講座(第73回)を実施する。

東京都報道発表資料 「第73回老年学公開講座の開催について


2003/08/07
糖尿病の疑い 成人の6人に1人…厚労省調べ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030807so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/07
 厚生労働省が6日発表した、2002年糖尿病実態調査結果(速報)によれば、成人の6人に1人は、糖尿病が強く疑われる「有病者」か、糖尿病の可能性を否定できない「予備軍」であることが明らかになった。有病者の半数は治療を受けていない。糖尿病は自覚症状がないので、甘く見ずに健康診断を受けて発症前に治療や予防が必要と呼びかけている。

厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年 糖尿病実態調査(速報)」2003/08/06


2003/08/06
がん「予防食」を小冊子に ベターホーム協会が出版
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308060167.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/06
 「食事に気をつけることで、ガンに罹り難い体に」と、財団法人ベターホーム協会が小冊子「がんを予防する料理読本」を出版した。

ベターホーム協会の「がん予防に関する意識調査」の中の「がんを予防する料理読本
NIH、家庭用品の安全情報に関する消費者向け検索サイトを開設
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/260715
     MedWaveトピックス 2003/08/06 
 家庭用洗剤や殺虫剤、化粧品など、様々な家庭用品の安全情報を検索できるホームページ「Household Products Database」を米国国立衛生研究所(NIH)が開設した。商品カテゴリー、含有成分と中毒症状別に、家庭用品の安全性を調べることができる。

Household Products Database


2003/08/05
爪白せんのパルス療法 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/saisin/sa380501.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 最新医療  2003/08/05
  22歳の女性の爪の水虫「爪白せん」の治療例が紹介されている。帝京大病院(東京・板橋)での、抗菌薬を断続的に内服する「パルス(間欠)療法で、3ヶ月弱で元のきれいな爪を取り戻したという。
 パルス療法は、薬の内服を一定期間続けた後に、しばらく休止期をおく治療法。
健康食品のアマメシバで気管支炎 厚労省が商品名公表
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308040259.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/05
 厚生労働省は4日、健康食品として売られている植物アマメシバの粉末を継続して飲んでいた鹿児島県の40代女性が、気管支炎になり入院したとして商品名を公表した。商品名は、「よこださん家(ち)のあまめしば」で、原因成分は不明だが、他の製品も含め同様の症状がみられた場合は、保健所に連絡するように。

厚生労働省報道発表資料 > 食品安全部基準審査課 「都道府県等から報告されたいわゆる健康食品に係る健康被害事例について(お知らせ)

「アマメシバ」で重症、横浜でも−−母娘に肺疾患
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200308/08m/041.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/08/08

2003/08/04
健康的な生活でEDを予防 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030815hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/04
 米国医師会発行の「Annals of Internal Medicine」8月5日号掲載の研究報告によると、50歳を越えた男性に一般的で、加齢とともに増加する勃起不全(ED)は、治療に頼らなくとも体重を減らす、禁煙する、運動量を増やすといったライフスタイルの改善によるところの、心血管疾患や糖尿病などの予防法等と同じ方法で、対処できる可能性が、明らかになった。
しのびよる耐性HIV
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030804so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/04
 薬の効かない性質(耐性)をもつエイズウイルス(HIV)が、私たちの足元を脅かし始めている。国立名古屋病院を昨年に受診した新規感染者の17%が耐性-だったことが判明、一昨年まで5%だった耐性HIVが、昨年は17%に急増し、関係者にショックを与えている。

≪関連情報≫

治療薬効かぬHIV、国内で急速拡大 2003/07/30 
   http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030730so11.htm

2003/08/01
消化性潰瘍をビタミンCで防ぐ 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030808hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/01
 カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部のJoel A. Simon博士のチームが、既存の第3回米国健康栄養調査(NHANES III)データを分析した結果、成人6746人のおよそ1/3に、ヘリコバクターピロリ菌に対する抗体があり、アスコルビン酸(ビタミンC)濃度の高い白人では、H.ピロリ菌への感染リスクが25%低いことを発見し、米国医学誌「Journal of the American College of Nutrition」8月号で報告した。

2003/07/30
癌治療でどちらかと言えば軽視されている事柄
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/259633
     MedWaveトピックス 2003/07/30 
 MedWaveが6月に実施した「癌治療の将来に関するアンケート調査」において、癌治療において現在、どちらかと言えば軽視されていると考えられる事項について尋ねた結果、
 「癌治療と医療費の問題」             58.6%、
 「癌告知や精神的なサポートも含めた癌の緩和ケア」 56.8%、
 「癌治療の現場における患者教育や患者指導」    55.6%、
 「癌患者の意思」                 49.4%、
 「医師をはじめとする医療関係者の精神的なサポート」45.1% の順で高率であった。
高線量の放射線を胸に受けると乳ガンになり易くなる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/259542
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/30 
 NCI(米国立がん研究所)と、カナダ、オランダ、スウェーデン、デンマーク、フィンランド各国の国際協力で行われた研究によれば、30歳以下でホジキン病と診断された女性3817人を対象に、1965〜94年までの30年間に渡るデータにおいて、若いころにホジキン病治療のために、高線量の放射線を胸に受けた人は、低線量の放射線を受けた人、ないし射線を受けなかった人と比較すると、乳ガンに罹る割合が8倍にもなるという。

2003/07/29
ネクタイが緑内障を引き起こす? 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030808hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/07/29
 英国医学誌「British Journal of Ophthalmology」8月号に掲載されたニューヨーク眼科耳科病院のRobert Ritch博士の報告によれば、ネクタイをきつく締めすぎると眼圧が上昇し、緑内障が発生する危険性が高まるとのこと。

2003/07/28
<元気>生ジュース飲んで夏バテ対策 ビタミン補給
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307280239.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/07/28
 1日に食べる野菜の量は350g、果物は150gが理想だが、01年の国民栄養調査によると、実際に食べている量は野菜279g、果物132gと、必要量を取るのは結構難しいのが実態だ。
 そんな時に生ジュースを摂ると、 「手軽に果物や野菜を取れる上、栄養素や有効成分が濃縮した形で得られる。」
「ちょっとジューススタンドに立ち寄ってエネルギー補給をするのもお勧め。水分補給にもなり、一石二鳥だ。」

「夏バテした体に生ジュースは最適。弱った胃には、生野菜は負担だが、ジュースなら吸収しやすく、酸味が胃を刺激して胃酸の分泌も促され、おまけに、乳酸の代謝に必要なビタミンB群も多く、疲労回復にぴったり」
 汗によりナトリウムやカリウムを失うと、筋肉に力が入らなくなり、だるさの原因になるが、カリウムの補給には、バナナがよく、ナトリウムの補給にはトマトが向いている。

 ニンジンやキュウリを使う場合は、注意が必要で、ビタミンCを破壊するアスコルビン酸酸化酵素が含まれているので、この酵素を熱によって破壊するために、ゆでてからジュースにすればOK。ビタミンCは、レモン汁で補おう。
 パイナップルやキウイ、メロンは、たんぱく質を分解する酵素の働きが強い。
 最近の果物は、糖度が高くなっているので、夜たくさん飲むのは、中性脂肪が増えかねないから、注意が必要。
 薬をジュースと一緒に飲むのは、「飲み合わせ」があり止めた方が良い。グレープフルーツジュースは、特に要注意だ。

▼もっと知るには

 ・「果物のある食生活推進全国協議会
 ・「大阪回生病院薬剤部


2003/07/25
噛む健康を提唱する新タイプの健康食品を持田製薬が発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257853
     MedWaveトピックス 2003/07/25 
 噛む」動作に注目した新しい健康食品「咀嚼百彩」(そしゃくひゃくさい)を持田製薬が発売した。2〜4週間の使用で噛む力や唾液分泌量増大が実現するという。イチョウ葉エキスなどを含み、サプリメントとしても機能する。

持田製薬の「新着情報」:噛んで健康、食べて健康 咀嚼食品『咀嚼百彩』新発売

魚類はアルツハイマー病発症リスクを低下させる−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/258942
     MedWaveトピックス 2003/07/25 
 週に魚類を少なくとも1回食べる人は、食べない人に比べアルツハイマー病発症リスクが60%減少するとの前向きコホート研究が、Archives of Neurology誌7月号に掲載された。 興味深いのは、魚に含まれる不飽和脂肪酸のうちドコサヘキサエン酸(DHA)は効果有るが、エイコサペンタエン酸(EPA)には効果が認められなかったという。

2003/07/24
「クロレラ」にワクチンのアジュバント効果はあるか? 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/258612
     MedWaveトピックス 2003/07/24 
 古くからの愛用者が多い健康食品「クロレラ」の、免疫力増強効果を調べるプラセボ対照二重盲検試験結果が、Canadian Medical Association Journal(CMAJ)誌7月22日号に掲載された。これによると50歳以上の男女124人を対象にしたインフルエンザワクチン接種後の抗体価の上昇をみる評価では、有意な差は認められなかったという。
喫煙は「たちの悪い」前立腺癌を増やす−−米研究  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/258613
     MedWaveトピックス 2003/07/24 
 前立腺癌に罹った中高年男性と、前立腺癌がない同年齢層の男性とを比較した米国の症例対照研究において、喫煙は前立腺癌の発症リスクを1.4倍も高めるだけでなく、より悪性度が高い前立腺癌を2倍も増やす恐れがあることがわかった。
心臓病予測の新血液検査法を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/258556
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/24 
 コレステロール値が正常なのに心臓病にかかる人を見逃さない新しい検査法(PLACテスト)が開発され、7月18日、FDA(米食品医薬品局)が承認した。この「PLACテスト」法は、血液中に存在し、炎症が起きる過程で活性化する酵素「Lp-PLA2」を測定するもの。悪玉コレステロール(LDL)の値が130以下と正常なのに、心臓病にかかりやすい人は、Lp-PLA2の値が高いためだ。

2003/07/23
「ナッツ類は心臓病予防にいい」−−米国で食品の健康表示許可第1号 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/258385
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/23 
 FDA(米食品医薬品局)は、その食品のもつ健康上の恩恵について、完全に証明されていなくても、ある程度の科学的な根拠があれば、その食品のもつ健康上の恩恵を表示してもかまわないとする新しいルールを決めた。その第1号として、ナッツ類を食べると心臓病の予防になるという趣旨の文言を表示をすることを許可した。 この表示ができる食品は、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ペカン、ピスタチオ、クルミ、ピーナツである。
市民マラソンランナーはご用心、常識の「できるだけ水分を摂る」は危険 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/258403
     MedWaveトピックス 2003/07/23 
 マラソンランナーの多くが書籍や指導者や仲間から聞かされる、のどの渇きを満たしただけでは水分不足が生じるという“常識”が時に死に至る危険をもたらすと指摘した論説(Editorial)が、British Medical Journal誌の2003年7月7日号に掲載された。
 水分の過剰摂取は有害無益であり、現段階での最良の水分摂取法は、のどの渇きに応じて飲むことで、標準的な分量は1時間当たり400〜800ml、体格や運動の激しさによって増減すべきだという。

2003/07/22
「危ない食品」東京都が公表へ 法の基準ない品対象
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307220294.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/07/22
 東京都は、安全性を不安視する声がありながら法令で規制されていない食品について、「危険性が高い」と判断すれば公表する方針を固めた。消費者が不安に感じる食品についての情報をインターネットで収集し、新設される専門機関で調査する。全国初の取り組みで、危険性が確認されれば製造者に改善を求め、国に規制を働きかける。
家電から長持ちマイナスイオン 東芝子会社など開発
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307220245.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/07/22
 エアコンなどの家電製品から放出するマイナスイオンを従来の2倍、長持ちさせるイオン発生システムを東芝キヤリアと医療機器製造会社のセルミ医療器が開発した。 富山医科薬科大の田澤賢次教授の検証試験では、マイナスイオンを放出した部屋にいた人は、体の表面温度が上昇、疲労の原因とされる血液の乳酸値も低下するといった効果があるという。

2003/07/21
1日1食のトマト料理が心疾患を防ぐ 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030804hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/07/21
 米国医学誌「American Society for Nutritional Sciences」7月号に掲載されたハーバード大学の新しい研究報告によれば、1日1回、ピザやトマトソースなどのトマト料理を食べることにより、心疾患のリスクが30%近く軽減するという。

2003/07/18
喫煙男性はリスク5倍 抗がん剤イレッサの副作用
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307180331.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/07/18
 肺がん用の抗がん剤イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)で肺炎などの副作用が出る危険は、喫煙 歴のある男性ほど高く、吸わない人の約5倍になる、肺がん治療の専門医らでつくる西日本胸部腫瘍臨床研究機構(会長=有吉寛・県立愛知病院長)が18日発表した。
アトピー性皮膚炎治療薬「プロトピック」の小児用製剤が承認、今秋にも発売へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257853
     MedWaveトピックス 2003/07/18 
 藤沢薬品工業が開発した非ステロイド性のアトピー性皮膚炎治療薬「プロトピック」の小児用製剤が、7月17日に承認された。薬価収載を経て今秋にも発売される。
結婚は「できない」から「しない」へ、「親と同居」は急増−−独身者全国調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257859
     MedWaveトピックス 2003/07/18 
 国立社会保障・人口問題研究所は7月17日、第12回出生動向基本調査の独身者調査結果を公表した。調査結果によると、結婚する意思を持つ未婚者の比率は徐々に減ってきているが、依然として9割近い。興味深いのは、「30代女性」で結婚する意思を持つ比率がこの20年間で急増した。1982年に70%強だったものが2002年には85%まで上昇し、20代と大差なくなっており、女性の晩婚化の傾向を反映している。
 結婚しない理由については、過去の調査に比べると、「適当な相手にめぐり合わない」という回答は減る傾向にあり、「必要性を感じない」「仕事に打ち込みたい」などの回答は増える傾向で、総じて、未婚の理由は「結婚できない」から「結婚しない」へと変化しつつある。

2003/07/17
高齢者の一人暮らし、78%が経済的に「心配ない」、内閣府が調査結果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257688
     MedWaveトピックス 2003/07/17 
 内閣府が7月16日に公表した「一人暮らし高齢者に関する意識調査」によると、一人暮らし高齢者の71%は「いまの一人暮らしが良い」、78%は「生活にゆとりがある」「ゆとりは無いが心配無い」などと、自立した生活を送っている実態が明らかになった。
 調査結果によると、「今後だれかと一緒に暮らしたいか?」の問いには、「今のまま一人暮らしでよい」が71%を占め、2位は「子ども」だった。経済的な生活面について「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」が25.1%、「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」が52.9%と両者で78%を占め、比較的安定した生活基盤があることがわかった。

内閣府高齢社会対策 > 「一人暮らし高齢者に関する意識調査」結果について(H15.7.16)

コエンザイムQ10の抗加齢作用に疑問符
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/257568
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/07/17 
 2001年食薬区分の見直しに伴い、今までは医薬品であった「コエンザイムQ10」が健康食品として出回っている。これは、うっ血性心不全の治療薬としての「コエンザイムQ10」もまだ存続している。

 抗酸化作用を有することから、コエンザイムQ10は、「人間の元気の源」「活性酸素による害を抑え、健康維持、老化防止、さらに美肌等の美容効果も期待できる」などと宣伝されて売られている。健康食品で販売されているコエンザイムQ10の服用量は、100mg程度/日であるが、医薬品としての服用量は30mg/日だ。健康食品からこれを摂ると、医薬品として服用した場合の3倍以上とることになるという、奇妙な現象が起こっている。


2003/07/16
「2015年の高齢者介護」研究会報告書、厚労省がホームページで公開
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257456
     MedWaveトピックス 2003/07/16 
 厚生労働省は7月15日、高齢者介護研究会がこの6月26日にまとめた報告書「2015年の高齢者介護 高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて」を同省のホームページで公開した。高齢者介護研究会は厚労省老健局長の私的研究会としてこの3月に設置され、検討テーマは、「平成16年度を終期とするゴールドプラン21後の新たなプランの策定の方向性、中長期的な介護保険制度の課題や高齢者介護のあり方」というもので、10回にわたって討議した内容をまとめたもの。

厚生労働省検討会等 > 「2015年の高齢者介護


2003/07/15
100歳の言葉、みずみずしく 回想療法、記録を本に
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307150240.html
     Asahi.com健康福祉・高齢 2003/07/15
 100年の人生はなだらかではないが、100歳の言葉はみずみずしい。東京郊外の病院で、「100歳」の男女5人が、高齢者向けの心理療法のひとつ「回想法」に基づき対話を重ねて、子供時代、結婚、仕事、戦争・・・来へ。「生きることを恐れないで」と、若い世代を励ますように、対話の記録を本になるという話題。
大豆食品に乳がん予防効果
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030715so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/07/15
 みそ汁や豆腐など大豆食品を多く食べる人は、乳がんの発症率が低いことが、厚生労働省研究班の1990年から10年間の岩手、秋田など4県に住む40―59歳の2万人の女性を対象にした調査でわかった。大豆に含まれる植物性ホルモン「イソフラボン」に、乳がんを予防する効果があるとみられる。
日健栄協、イチョウ葉エキスの健康食品にJHFAマーク認定
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/257207
     BizTech医療・バイオ 2003/07/15
 欧州では処方薬でもあるイチョウ葉エキスの健康食品4品が2003年6月30日、(財)日本健康・栄養食品協会の「JHFAマーク」表示を認められた。

2003/07/14
トランス脂肪のラベル表示が正式スタート──米 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/256965
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/14 
 FDA(米食品医薬品局)は7月9日、全ての食品に義務づけられている成分表に、 「トランス脂肪の含有量」を明記するよう、関係方面に正式に通達した。既に大手の食品会社などでは、トランス脂肪の使用を止める、あるいは大きく減らすことを明言している。
 トランス脂肪:「悪玉コレステロール」といわれる低密度リポタンパク(LDL)を増加させ、「善玉コレステロール」の高密度リポタンパク(HDL)を減少させる。

▼参考情報:Health Media >「心臓病対策、摂取する脂肪の種類の選択から


2003/07/12
女性の平均寿命、85歳超える 厚労省まとめ
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307110401.html
     Asahi.com健康 2003/07/12
 11日に厚生労働省がまとめた02年の簡易生命表によれば、日本人の平均寿命は女性が85.23歳、男性が78.32歳となり、共に過去最高を更新した。女性は初めて85歳を超え、世界一の水準で長寿化が進行している。2002年に生まれた赤ちゃんのうち、男性は54% 強、女性は76%が80歳まで生きられるというもの。

厚生労働省トピックス>「日本人の平均余命平成14年簡易生命表


2003/07/11
ニコチンパッチによる禁煙効果研究の参加者、1年間の禁煙成功者の半数は8年後も禁煙継続
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/256680
     MedWaveトピックス 2003/07/11 
 ニコチンパッチによる禁煙効果を確かめた介入試験の参加者を対象に、8年後の喫煙状況を調査した英国における研究報告が、British Medical Journal誌2003年7月5日号に掲載された。報告によると、8年間で一時期でも禁煙に成功した参加者は12%に過ぎなかったが、介入試験で1年間の禁煙に成功していた参加者に限って見ると、その半数強は8年間禁煙を継続していた。

▼論文:「「Abstinence from smoking eight years after participation in randomized controlled trial of nicotine patch」


2003/07/10
ストレスが続くと病気になりやすくなる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/256475
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/10 
 米オハイオ州立大学のジャニス・キーコルトグレーサー教授(心理学、精神医学)らの研究チームの研究報告によると、常時ストレスが強い生活を強いられていると、血中に「インタ−ロイキン6」(Interleukin-6 )が急速に増え、これが体を病気になり易くしているという。

2003/07/05
食品の虚偽・誇大広告、本も広告とみなし規制 厚労省案
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307040343.html
     Asahi.com健康 2003/07/05
 科学的根拠に乏しいのに「医者に行かずともガンが治る!」などと特定の食品の購入意欲を誘う本や雑誌なども場合によっては違反広告とみなす事を、8月末に施行される食品に関連した虚偽、誇大広告を禁止する改正健康増進法で、厚生労働省は4日までに、書籍も規制対象になりうるとの監視指導の指針案をまとめた。同省は「言論の自由に最大限配慮し、限定的に運用する」としているが、広告の在り方をめぐり論議を呼びそうだ。
「ワクチンはいま・海外渡航の前に」免疫、持続期間に限りも
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/20030705sr11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ルネサンス  2003/07/05
 戦後の一時期の日本でも衛生状態が良くなかったので、現在の発展途上国と同じように、A型肝炎がまん延していた。A型肝炎ウイルスは生水や食べ物から感染する。だが現在でも、ワクチンを打たずに海外に出かけた中高年が、生水や生野菜を口にし、A型肝炎にかかる例がしばしばある。欧米では1歳半までに、はしか、風疹、おたふくかぜの3種のMMRワクチンを打つ人が多いが、日本では、ワクチンの接種率が低いだけでなく、接種時期も全般に遅い。この辺のワクチンに関するレポート。

2003/07/04
禁煙失敗、遺伝子の影響大 慶大チームが解明
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307030396.html
     Asahi.com健康 2003/07/04
 慶応大学医学部の山口佳寿博・助教授(呼吸器内科)と仲村秀俊助手らの研究チームが約330人の遺伝子を比較して、禁煙できないのは意志が弱い所為だけではなく、遺伝子の影響が大きいという結果を導き出した。ニコチンの分解にかかわる遺伝子の働きが弱いと依存度が高まり、禁煙に失敗しやすくなるというもので、英医学専門誌ソラックスの最新号で発表した。
喫煙者はβカロテン入りサプリメントを飲むべきではない、とUSPSTFが勧告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/255673
     MedWaveトピックス 2003/07/04 
 米国予防医療専門委員会(USPSTF)は6月30日、ビタミンA、C、Eや葉酸などによる癌・心血管疾患予防効果には、十分なエビデンスがないとする勧告を発表した。この内、体内でビタミンAに変化するβカロテンについては、喫煙者などに癌を誘発する恐れがなどがあり、βカロテン単剤、あるいはβカロテンを含むビタミン剤は、癌や心血管疾患の予防目的では摂取すべきでなくという。この勧告の根拠となった臨床研究の解析結果の一部は、 Annals of Interenal Medicine誌7月1日号に掲載された。

2003/07/03
中国産ウナギ加工品の輸入検査を強化 合成抗菌剤検出で
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200307030344.html
     Asahi.com健康 2003/07/03
 厚生労働省は3日、中国産のウナギ加工品について、合成抗菌剤エンロフロキサシンが相次ぎ検出されたため、輸入検査を強化すると発表。違反がないことが確認されるまで流通を認めないという。
環境省が紫外線の健康影響についてまとめた保健指導マニュアルを作成
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/255367
     MedWaveトピックス 2003/07/03 
 日焼けサロンなどで積極的に肌色を整える人も少なくないが、近年、紫外線の浴びすぎが健康に様々な悪影響をもたらすことがわかってきており、子どもにも適切な紫外線対策が必要という考え方が広がりつつあり、環境省は6月30日、紫外線の健康に対する影響などをまとめた地域保健指導用のマニュアルを公表した。

環境省環境保健部紫外線保健指導マニュアル  → 全ファイル(PDF)


2003/07/02
亜鉛の過剰摂取は前立腺癌リスクを高める 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030711hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/07/02
 癌関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」の6月2日号に掲載された研究では、亜鉛サプリメントを過剰摂取している男性において、摂取量が100mg/日を超えるか、または使用期間が10年を超える人のリスクが、夫々2.29倍、2.37倍高いことが判明した。
たばこに「病名」警告文
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030702so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/07/02
 たばこの箱や包装に表示する「注意文」が見なおされ、これまで1種類だけだった注意文を8種類に増やし、肺がんや心筋こうそくなどの病名、妊婦や未成年者の喫煙、受動喫煙に対する危険などを、具体的に記載させることを、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)たばこ事業等分科会が、1日決めた。これにより日本たばこ産業(JT)などと協議して、来年中に実施される見通し。
低たんぱく米の生産本格化
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030702so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/07/02
 腎臓病の患者などの、たんぱく質の摂取制限がある人向けに開発された「低たんぱく米」の生産が、今年から本格化している。味や食感が普通の米と変わらず、患者の食生活改善に役立つと期待されている。

2003/07/01
「地中海食」は長寿の元、ギリシャのコホート追跡研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/254914
     MedWaveトピックス 2003/07/01 
 野菜や果物、魚を沢山食べ、肉や乳製品は少なめ。オリーブオイルをたっぷり使い、そして食事と共にワイン。そんな地中海地方の伝統的な食習慣を守っている人は、長生きする傾向があることが、ギリシャの前向き研究から明らかになった。欧米では「地中海食」が健康に良いとして人気メニューの一つとなっているが、大規模な前向き研究で死亡率の違いが確かめられたのは初めて。研究結果は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月26日号に掲載された。

▼論文:「Adherence to a Mediterranean Diet and Survival in a Greek Population


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