とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.29
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2011/06/21
オタマジャクシ型内視鏡、胃腸を尾びれで泳ぐ
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110621-OYT1T00581.htm
     yomi Dr. > ニュース > 科学 2011/06/21 
 既に実用化されていたカプセル型内視鏡は、飲み込んだ後は腸のぜん動運動によって移動するだけなので、胃の撮影ができず、大腸に到達するまでに10時間程度かかっていたが、大阪医大や龍谷大などのチームが、人の胃や腸内部を尾びれによって体内を自力で進み、消化管内を自由に動き回り狙った患部を観察できる長さ2.5cm、直径1.2cmのカプセル型内視鏡の開発に成功し、数年以内の実用化を目指すという。

その他のサイトの記事:
 ▼泳ぐ内視鏡「マーメイド」、人体内の撮影に成功
    http://www.asahi.com/science/update/0621/OSK201106210019.html

 ▼世界初「泳ぐ内視鏡」 胃と大腸の撮影に成功
   http://sankei.jp.msn.com/science/news/110621/scn11062111510002-n1.htm


2011/06/12
あなたの寿命は延ばせる 〜発見!長寿遺伝子〜
  http://www.nhk.or.jp/special/onair/110612.html
     NHKスペシャル > これまでの放送 > 2011/06/12 
2011年6月12日(日) 午後9時00分〜9時49分:総合テレビ
     老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかった。「サーチュイン遺伝子」というその遺伝子は、最初に酵母で見つかり、その後、ハエ・ネズミ・サル・ヒトと、地球上の殆どの生物が持っていることが分かり、サーチュイン遺伝子の働きを強める動物実験では、寿命が20〜30%延びることが確認された。うまく働かせられれば、平均寿命は100歳を超える。
     最新の研究では「ミトコンドリアが出す活性酸素」「免疫細胞の暴走」など、老化をもたらす具体的な要因が分かって来ている。万人が持っているが、普段は眠っていて働かない「サーチュイン遺伝子」がカロリー制限により「ON」になると、指揮者のように働いて、100近くの老化要因を抑え、その結果として、肌・血管・脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるのだと考えられている。
     更に「サーチュイン遺伝子」の機能を高める「レスベラトロール」という物質は、老化に伴う病気の治療薬や“長寿薬”としての期待も膨らんでする。
老化の原因
     @細胞内の「ミトコンドリア」から活性酸素が出ることで、遺伝子を傷つけてしまう。
     A本来は病原菌と戦い体を守る働きをする「免疫細胞」が、肥満等により敵味方を見分ける能力が低下する結果、脂肪等を絡めて血管内に堆積し動脈硬化を起こしてしまう。
アカゲザルを使ったカロリー制限の実験
     ウィスコン大学における、80匹のアカゲサル(平均寿命26歳)を22年間飼育した実験は、餌の量だけ30%の「カロリー制限」継続しただけの結果は、通常の餌の量を与えられたサルは50%死んだが、カロリー制限したサルは外見も若々しく80%は元気に生きているというものだった。
カロリー制限に依る効果は?
     カロリー制限に依り、細胞内の「ミトコンドリアが増え、活性酸素を消す物質も作られる。また、本来は侵入してきた病原菌と戦うはずの「免疫細胞」が、老化に依り敵と見方を見分ける能力が低下し、自身の血管を厚くするように働き動脈硬化を起こす原因となっていたものが、カロリー制限に依り免疫細胞の正常化が促されて動脈硬化が改善する方向に働くことで、老化が抑えられると考えられている。

     100歳以上の100m走の世界記録を持つ日本人・宮崎秀吉さん(100歳)は、若い頃より小食でバランスの良い食事と「腹八分」の生活を続けている例が紹介されていた。米国では5000人の会員を持つという「カロリー制限協会」での、30%のカロリー制限を続けている元気な高齢者が紹介されていた。

     普段は眠っていて働かないが、カロリー制限に依り「サーチュイン遺伝子」の働きが「ON」となるという。
     金沢大学での実験では、20%減のカロリー制限食を僅か7週間程度続けるだけで、「サーチュイン遺伝子」が活性化する例を紹介していた。
サーチュインの働きとは?
  1. ミトコンドリアを活性化させる。(ミトコンドリアを増やし、劣化ミトコンドリアを消化する)
  2. 免疫細胞の正常化させる。(免疫細胞を大人しくさせて、血管等の老化を改善する)
  3. 遺伝子を修復する。
  4. インスリンの効きを良くする。(糖尿病を改善・予防する)
  5. 100種類近くの老化の原因を抑える。
      (テロメアの保護、炎症物質の抑制、活性酸素の消去、脂肪の燃焼等々・・・)
サーチュイン遺伝子を「ON」にするカロリー制限以外の方法は?
     レスベラトロール(Resveratrol)という物質を摂ることで可能。

     ネズミを使った動物実験では、ミトコンドリアが増え、運動能力が大幅にアップした例が紹介されており、米国ではこの「レスベラトロール」を含むサプリメントの販売が伸びていると紹介されて、将来は老化による病気の治療薬や長寿薬としての期待も膨らんできているという。

2011/06/02
携帯電話の電磁波「発がんの可能性も」 WHOが分析
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201106010707.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・健康 2011/06/02 
 世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、5月31日に発表したところによれば、携帯電話の電磁波と発がん性の関連について、限定的ながら「可能性がある」との分析結果を発表した。耳に当てて通話を長時間続けると、脳などのがんの発症の危険性が上がる可能性があるといい、予防策としてマイク付きイヤホンの使用を挙げている。

 今回検証した過去の研究では、30分/日、10年以上の携帯使用で、神経膠腫(グリオーマ)の危険性を40%高めたとの報告があるが、発がん性が明確に証明されたとまでは言えないという。
 一方で、電子レンジやレーダーを職業上使う場合や、ラジオやテレビ、各種無線通信に日常生活で触れる場合も同様に検証したが、発がん性との関係はないとも結論づけた。

「発がん性分類」について、WHOの一機関である国際がん研究機関(IARC)が判断する、人間への発がん性の危険度について五つの分類が有る。
 (1)発がん性がある=グループ1
 (2)おそらくある=グループ2A
 (3)可能性がある=グループ2B
 (4)あるかどうか分類できない=グループ3
 (5)おそらくない=グループ4、の五つの分類がある。

 今回の「可能性がある」というランク(3)には、殺虫剤や人工着色料に含まれる化学物質など約240が挙げられている。コーヒーも膀胱がんとの関連で(3)に分類されている。

2011/05/21
血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201105200691.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・健康 2011/05/21 
 慶応大の研究成果を基に、血液中に含まれるリン酸の濃度により、うつ病を診断する検査法を「ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ」(山形県鶴岡市)が開発し、5月22日の日本生物学的精神医学会で発表するという。

厚生労働省研究班の調査では、一般医の9割は経験則で「うつ病」を診断しているが、同社は、国立精神・神経医療研究センターで「大うつ病性障害(うつ病)」と診断された31人と、年齢や性別の構成が近い健康な35人の血液を分析したところ、うつ病患者は、血漿中の「エタノールアミンリン酸」の濃度が低いことを見つけた。

このリン酸の濃度で、うつ病患者を正しく診断できた確率は82%、健康な人をうつ病でないと診断できた確率は95%だった。


2011/05/20
コーヒーを飲むとER陰性乳がんリスクが軽減?
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2800953/7231095
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/05/20
 ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)が5月17日に発表したところによれば、コーヒーを沢山飲むほど前立腺がんのリスクが低くなると云う。

今回の研究は47,911人の米国人男性を対象に、1986年〜2008年までの間の4年毎に飲んでいるコーヒーの量を調査したもので、この研究期間中に計5,035件の前立腺がん診断が報告され、その内642件については転移や死亡が報告された。

結果は、コーヒーを全く飲まない男性に比べ、1日6杯以上のコーヒーを飲む男性のほうが、死に至る前立腺がんに罹るリスクは60%、前立腺がん自体が発現するリスクも20%低いという。
1日1〜3杯のコーヒーでも、死に至る前立腺がんに罹るリスクは30%低く、カフェイン含有の有無による効果の差はなかった。

歯周病が動脈硬化を悪化…仕組み解明
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=41064
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2011/05/20 
 新潟大学大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(歯周病学)らのグループが、歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズムを解明したとして、米電子版科学誌「プロスワン」に5月20日発表した。

 歯周病の病原菌には、動脈硬化の原因の「悪玉コレステロール」を回収する力を持つ「善玉コレステロール」を減らす作用があることを突き止めたもので、マウスを歯周病原細菌に感染させたところ、血中の善玉コレステロールの量が半減し、大動脈の悪玉コレステロール蓄積面積も、正常のマウスの2.25倍となり、動脈硬化症が著しく悪化することが分かったというもの。


2011/05/18
老化とは? アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法
  http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110518.html
     NHK・情報/ワイドショー > ためしてガッテン > 過去の放送・その他 2011/05/18 
この番組で紹介された老化とは?
     老化には様々な要因があるが、最近の研究から、AGE(Advanced Glycation End-products;終末糖化産物)という物質が、全身の様々な組織の老化に深く関わっていることが明らかになってきたという。
     このAGEという物質は、体内で起こる「糖化」という反応によって作られ、これが溜まることによって、皮膚の弾力が失われたり、血管や骨が硬くもろくなったりするという。
糖化とは?
     「糖化」とは「メイラード反応」と呼ばれる化学反応で、人の体の「たんぱく質」と、主に食べ物から摂取する「糖」が、時間をかけて反応し、それによって出来るのが、AGEという物質。
     特にコラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残り易いと考えられている。
糖化を進める原因は?
     より糖化を加速させてしまうのが「高血糖」なので、食後の高血糖に気をつけることが、慢性的な高血糖状態になることの予防につながり、体の若さを守ることにもなるとのこと。
糖化の予防法は?
     食後の血糖値の急上昇を抑える食事のコツとは、「先に野菜を食べること」。
    野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇も緩やかになる為。

2011/05/06
音楽が高齢者の脳の健康を維持
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1001006052011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/04/28
 Brenda Hanna-Pladdy氏らの米カンザス大学メディカルセンター(カンザスシティ)の研究グループが、医学誌「Neuropsychology(精神心理学)」オンライン版4月5日に発表したところによれば、音楽のレッスンが高齢者の脳の健康の維持に有用であるという。

 60〜83歳の健康な高齢者70人を音楽の経験に基づき分類し、「音楽経験の無い群」「1〜9年レッスンを受けた群」「10年以上習っていた群」の3群に分けた。音楽経験の有る人は半数以上がピアノを習った経験があり、約1/4がフルートやクラリネットなどの木管楽器、その他は弦楽器、打楽器または金管楽器などの演奏経験者であった。

 被験者(いずれも健康状態及び学歴に差がなく、アルツハイマー病は無かった)に幾つかの認知力検査を実施した結果、最も音楽経験の豊富な群は、知力検査の成績が最も優れており、次いで音楽経験の比較的少ない群、全く経験のない群の順であった。
 音楽経験の無い人に比べ、経験の多い人は視空間記憶(visuospatial memory)、物品呼称、新しい情報に対する脳の適応力(認知的柔軟性)などの認知力検査の成績が大幅に高かった。この有益性は、今は楽器の演奏を行っていない人にも認められたという結果より、楽器を習うには何年もの練習と学習が必要であるため、脳に新たな経路が作られ、加齢による認知力の低下を代償できると思われる。

▼原文:Music Training May Help Keep Aging Brain Healthy


2011/04/28
細菌種とその比率で腸内細菌叢を3タイプに分類可能
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1001028042011&list=1
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/04/28
 ドイツ、ヨーロッパ分子生物学研究所(ハイデルベルグ)のManimozhiyan Arumugam氏らが、英科学誌「Nature(ネイチャー)」4月20日号に発表した研究によれば、ヒトの腸内細菌叢(bacterial flora)には3つの型があり、存在する細菌種とその比率によって区別できるという。

 例えば、タイプ1はバクテロイデス(Bacteroides)属の比率が高く、タイプ2はバクテロイデス属が比較的少なくプレボテラ(Prevotella)属の比率が高かった。タイプ3ではルミノコッカス(Ruminococcus)属が多いというもの。

 ヒトの腸には500〜1000種の細菌が生息しており、それぞれがミクロの生態系の中で互いに競合や協力しながら宿主である人体と共生的関係を持ちバランスを保っており、これらの微生物は単独ではなくコミュニティとして活動しており、宿主であるヒトの食べるものなどにも適応していることを示すもので、研究グループによれば、年齢・性別・体重等の特徴と腸内細菌叢の型に相関があるとの証拠は得られなかったが、検体を全て検討すると年齢・性別・体重と細菌の特定の遺伝子マーカーとの間に相関が見られ、いずれはこのような情報から、疾患や疾患になり易さを知る上で活用できる可能性があるという。

▼原文:Gut Bacteria Falls Into Three Major Types


2011/04/22
リンゴの日常摂取で心疾患リスクが軽減
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1000022042011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/04/22
 米フロリダ州立大学(タラハシー)のBahram Arjmandi氏らが、米国農務省(USDA)により一部助成を受けている研究において、リンゴを毎日食べると心血管の健康に良いことを明らかにし、米ワシントンD.C.で開催された「実験生物学(Experimental Biology)」会議で発表した。

 飽和脂肪・トランス脂肪・食品コレステロールを含む食品はコレステロール値を上昇させるが、オリーブ油など健康的な脂肪を含む食品はコレステロール値を低下させる。また、果物・野菜・全粒穀類などの繊維質の豊富な食品はコレステロール値を低下させるが、繊維質の少ない炭水化物は中性脂肪値を上昇させ、HDL(高比重リポ蛋白)コレステロールを低下させる傾向があることは、よく知られている。

 今回の研究では、45〜65歳の女性160人を2群に分け、1群には干しリンゴ75g、もう一方の群は干しプルーンを1年間毎日摂取した。干しリンゴ1日分のカロリーは約240cal、リンゴ1個には約5gの食物繊維が含まれるという。その結果、食事のカロリーが増加したにもかかわらず、リンゴ摂取群に体重の増加はみられず、平均約1.5kgの体重低下が認められた。干しリンゴを摂取した群は総コレステロールが14%減少、LDL(低比重リポ蛋白)コレステロールは約23%減少したほか、心疾患リスクの増大を示すC反応性蛋白(CRP)及び過酸化脂質値が有意に低下した。

 リンゴに含まれる繊維質やペクチンには不要なものを体外に排泄しや易くする働きがあり、またリンゴには、抗酸化物質も多く含まれているためと推測される。乾燥によって一部の栄養素が損なわれる可能性が高いため、干しリンゴよりも生のリンゴのほうがお勧めという。

▼原文:An Apple a Day May Help Keep Heart Disease Away


2011/04/14
「買い物療法」は高齢者の寿命を延ばす
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1000014042011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/04/14
 台湾国家衛生研究院(National Health Research Institutes)のYu-Hung Chang氏らが、医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health」(疫学・コミュニティーヘルス)オンライン4月6日版に発表したところによれば、毎日買い物に行く高齢者は、買い物に行かない人に比べ寿命が長くなるという。

 今回の研究は、1999年・2000年に実施された自宅で自立した生活を送る65歳以上の台湾人の栄養と健康に関する調査をレビューしたもので、被験者 1850人のうち約半数が全く又はほとんど買い物に行かないと回答、22%が週2〜4回、17%が毎日買い物に行くと回答した。回答者のほぼ2/3が 75歳未満で、ほとんどが健康的な生活習慣を送っているとする一方、約2/3は2つ以上の長期的な健康問題を抱えていた。
 頻繁に買い物に行く人は、比較的若く、男性が多かった。また、全体的な健康状態は良好で、運動や友人との食事で外出することが多く、意外にも喫煙やアルコール摂取量が多い傾向もみられた。

 1回/日 買い物をする人は、買い物に行かない人に比べ、身体的・精神的障害因子の調整後も死亡率が全体で27%低く、男性では 28%、女性では23%低かった。被験者のほとんどは「経済的に自立」しており、買い物に行かないのは貧困を示すわけではなかったこと等より、研究グループは、いわゆる体を動かす「運動」に比べ、買い物は形式張らずに簡単に楽しく体を動かす方法であり魅力的な選択肢であると結論している。

 その他に「買い物をする」ことで、他人との関わりや、場所の移動が可能であること、金銭を扱えること、意志決定ができること等の特徴が寿命の長さをもたらしている可能性があるという。

▼原文:'Retail Therapy' Might Really Work


2011/04/05
皮膚を滑らかに保つ方法
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1002004042011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/04/05
 米メリーランド大学メディカルセンター(ボルティモア)は、皮膚を滑らかに保ち、柔軟にし、皺を減らすための方法について、下記を勧めている:

  • 生野菜や果物、全粒粉穀類を多く含む食事をする。
  • オリーブオイルなど、健康的な食用油を食事に取り入れる。
  • 定期的な運動を十分に行う。
  • 喫煙はせず、受動喫煙も避ける。
  • 就寝3時間前以降は、アルコールを摂取しない。
  • 皮膚に優しい洗顔料で洗顔し、毎日保湿剤を利用する。
  • 皮膚を乾燥させる恐れがある水道水での洗顔は頻繁に行わない。
  • 毎日日焼け止めを塗布し、紫外線が最も強い午前10時〜午後4時の間は直射日光を避ける。

▼原文:Health Tip: Keep Skin Smooth And help reduce wrinkles


2011/03/26
基礎からわかる放射能対策
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38423&from=wn
     yomi Dr. > 基礎からわかる放射能対策 2011/03/24 
■被曝から身を守るために
 福島第一原発の事故での、放射性物質の野菜や水道の汚染が報告された。放射線の体への影響はどんなものか、被曝を防ぎ健康への害を減らすにはどんな対策をとるのが適切か。知っておきたい基礎知識と生活の注意点が纏められている。

  • 食品・水、数回摂取でも問題なし       (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38410
  • 健康への影響、100ミリ・シーベルトが目安   (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38404
  • 屋内退避は効果的               (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38401
  • 雨や雪への過度な対応不要          (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38398
  • 避難時、皮膚・口・鼻を覆う         (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38396
  • ヨウ素剤、現段階では不要          (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38397
  • 行動記録で被曝量推定            (2011年3月22日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38395
  • 基準上回る水道水、乳児も入浴・洗髪 問題なし(2011年3月24日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38507
  • キーワード ベクレル  (2011年3月24日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38543
  • キーワード 半減期   (2011年3月24日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38542
  • キーワード 水質汚染  (2011年3月17日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38544
  • キーワード 被曝    (2011年3月17日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38210
  • キーワード 放射性物質 (2011年3月17日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38209
  • キーワード シーベルト (2011年3月17日)
       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38207

2011/03/10
カリウムの豊富な食事は脳卒中や心疾患のリスクを低減
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20110310hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2011/03/10
伊、ナポリ・フェデリコFederico II世大学教授のPasquale Strazzullo博士が、米国心臓病学会(ACC)誌「American College of Cardiology(心臓病学)」3月8日号に発表した研究によれば、カリウム(K)の豊富な食事を摂ることにより、脳卒中リスクや心疾患リスクが低減するという。

 Kを1.64g/日 以上摂取する人は、脳卒中リスクが21%低く、その他の心血管疾患リスクも低い傾向にあることが判明。
 Strazzullo氏によれば、果物又は野菜を5サービング以上食べれば、予防効果を得るために必要なKを摂取できるという。

 米国心臓協会(AHA)の広報担当で米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授のGregg Fonarow博士によれば、バナナ、メロン、グレープフルーツ、オレンジ等の果物や、トマトなどの野菜、低脂肪の乳製品が優れたカリウムの摂取源となるという。

▼原文:Potassium-Rich Foods May Cut Stroke, Heart Disease Risk


2011/03/08
BMIで「過体重」の人が最も死亡率低い、台湾での研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2789392/6927577
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/03/08
 カナダの医学誌「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル(Canadian Medical Association Journal、CMAJ)」に3月7日に発表された論文によれば、台湾の男性約59,000人、女性約66,000人を対象に10年間にわたり死亡率とBMIとの関連性を調べた結果、死亡率が最も低かったのは、男女共BMIが24.0〜25.9のグループで、BMIがこれより高くても低くても死亡率は上がり、BMIと死亡率の関連性はU字型を示したという。年齢や喫煙の有無、既存疾患の有無などで分析した場合も、同様の関連性が示されたという。

 この研究でBMI24.0〜25.9のグループの平均的な体格は、男性が身長168cm、体重70Kg、女性は身長158cm、体重64Kgだった。
この結果は、BMIと生活習慣病との関連性は、白人の場合とは異なっていることを示すもので、BMIが25.0〜25.9を「overweight(過体重)」、 BMIが30.0以上を「Obese(肥満)」とする現在の定義を見直す必要があるという。


2011/02/24
20歳時に早期脱毛症の見られる男性は前立腺癌リスクが高い?
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20110224hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2011/02/24
 フランス、ジョルジュ・ポンピドー・ヨーロッパEuropean Georges Pompidou病院(パリ)のPhilippe Giraud博士が、医学誌「Annals of Oncology(腫瘍学)」オンライン版に2月15日に発表した研究によれば、前立腺癌患者は、20歳時に男性型脱毛症の徴候がみられる比率が、非前立腺癌男性の2倍であり、30代・ 40代で脱毛の始まった男性や、20代で始まった男性にはリスクの増大は認められなかったという。

 今回の研究は、46〜84歳で前立腺癌の診断を受けた患者388人及び健康な男性281人を対象に、2年以上にわたり疾患の進行および脱毛のパターンを分析した結果、前立腺癌患者の37人(健康な男性では14人)が、20歳の時点で生え際の後退、頭頂部の脱毛、その両方を含めて、何らかの型の脱毛症を経験していることが判明したもので、20歳時で脱毛がみられた場合は、前立腺癌リスクが2倍であったが、脱毛症の型による差は認められなかったというもの。

▼原文:Could Hair Loss at 20 Signal Higher Prostate Cancer Risk?


2011/02/18
だだちゃ豆に大量の疲労回復成分…山形大・阿部教授が発見
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37034
     yomi Dr. > ニュース > 健康ニュース 2011/02/18 
 山形大農学部の阿部利徳教授(62)(遺伝育種学)は、鶴岡市特産の「だだちゃ豆」の成分に、肝機能改善や疲労回復に効果があるアミノ酸の一種「オルニチン」が、一般的な枝豆の最大約5倍も含まれているとの研究成果を纏め、専門誌「育種学研究」3月号に発表予定という。

 だだちゃ豆のうち「甘露」「尾浦」など代表的な9品種と、比較用に通常の枝豆を2種類用意し、2007年産と2009年産のさや各2つ分を液化し成分を分析し、23種類のアミノ酸を抽出した結果、通常の枝豆は100gあたり10mg以下だったオルニチンが、だだちゃ豆では全ての品種で100gあたり10mg以上あった。
 特に、ピークを迎え8月に市場に出回る「早生白山」「白山ダダチャ」では100gあたり30〜50mgと、明らかな差を示した。オルニチンの量が100gあたり10〜15mgと比較的多いと言われるシジミよりも上回っている。

 うま味を示す「スクロース」も、通常の枝豆が100gあたり約3g程度なのに対し、だだちゃ豆では4〜5gと「明らかに甘くておいしいとわかるレベル」で検出された事より、『だだちゃ豆に生ビール』という組み合わせが、科学的にも理にかなっていることがわかったという。


2011/02/10
腸内細菌、脳の発達にも影響…マウス実験で
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=36723
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2011/02/10 
 腸内細菌が肥満や免疫に関わっていることは知られていたが、脳の発達や行動にまで影響をおよぼすことが、スウェーデンのカロリンスカ研究所などの研究チームが、今回初めて米科学アカデミー紀要で発表した。

 研究チームは、通常の腸内細菌を持つマウスと、無菌マウスの行動を比較。箱の中で陰の区画に隠れ、警戒している時間が多い普通のマウスに比べ、無菌マウスは明るく広い場所をうろつくなど行動が大胆だった。
 脳の変化を調べたところ、無菌マウスでは、不安や感情に関わる脳内物質の量が少なかったことより、進化の過程で、腸内細菌の作用が、新生児の脳の発達過程に組み込まれたのではないかと分析している。


2011/02/08
子どもの食事とIQに関連性、健康志向の食事で有意に高く 英研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2784774/6787485
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/02/08
 ブリストル大学(University of Bristol)のポーリーン・エメット(Pauline Emmett)氏らが、英国医師会(British Medical Association、BMA)が発行する専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」の2月7日に発表した研究によれば、加工食品を沢山食べて育った子どもは、そうでなかった子どもに比べて知能指数(IQ)がやや低くなるという。

 本研究は、英イングランド西部で1991〜92年の間に生まれた14,000人を対象にした長期調査で、子どもたちが成長する過程で3歳・4歳・7・8歳半のときに健康状態を検査し、親たちにアンケートが渡され、様々な質問と共に子どもが普段、摂取している食べ物や飲料について詳しく回答してもらったものを分析した結果、加工された脂肪と糖分の多い食事、肉と野菜が多い「伝統的な」食事、サラダや果物、野菜、パスタや米をふんだんに採り入れた「健康志向」の食事という3つの食事パターンが浮かび上がった。

■「健康志向の食事」の子ども、IQが有意に高い

 具体的には、調査対象の子ども達の中で加工食品の食事が多かった方から20%の子どもの平均IQが101だったのに対し、「健康志向食」が多かった方から20%の子どもでは106だった。ものすごく大きな差ではないが、学業や人生の様々な出来事に対処する力に差が出るだろうと推測される。

 IQには教育や社会的背景といった多くの要因が絡むため、IQと栄養を直接結びつけることには論議があるが、研究チームは、こうした栄養以外の要素の影響を特別な注意を払って取り除いたとしているが、更なる研究が必要だ。
 ジャンクフードがIQに悪い影響を与えうる主な理由は、幼少時の脳の発達の鍵となるビタミンなどの重要な栄養素が、加工食品では不足しているためだと考えられる。


2011/02/01
適度な運動で海馬の容積が増加、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2784115/6760639
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/02/01
米ピッツバーグ大(University of Pittsburgh)などの研究チームが、1月31日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した研究によれば、55歳以上の人が適度な運動を1年間続ければ、記憶の形成を担う脳の海馬の容積が増え、空間記憶が改善されるという。

 研究は、認知症がなく座りがちの生活を送る55〜80歳の男女120人を、「ウォーキング(有酸素運動)を1日40分、週3日行う」、「ストレッチングのみを行う」のいずれかのグループに無作為に分け、1年間続けてもらった結果、ウォーキング(有酸素運動)をしたグループでは、海馬の容積が左側は2.12%、右側は1.97%増加した。ストレッチングをしたグループでは逆に、左側が 1.40%、右側が1.43%減少したというもので、論文を執筆した米ピッツバーグ大のカーク・エリクソン(Kirk Erickson)教授(心理学)によれば、「加齢に伴う海馬の萎縮は必然的なものだが、適度な運動を1年間続けるだけで海馬のサイズを大きくすることは可能」という。


2011/01/27
ビフィズス菌が腸を細菌から守る仕組み解明
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=36058
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2011/01/27 
 理化学研究所などのチームが、1月27日付の英科学誌ネイチャーに発表すした研究によれば、ヒトの腸内にすむビフィズス菌は、酢酸を作り出すことで細菌による病気の発症を防いでいることを、マウスを使った実験で確かめたという。

 研究は、無菌のマウスに特定のビフィズス菌を1週間経口投与した後に、病原性大腸菌O157を感染させて腸内を調べた結果、O157による血液中の毒素量が、ビフィズス菌を与えていないマウスに比べて1/5以下に抑えられていた。ビフィズス菌を与えていないマウスはこの毒素で死んだという。

ビフィズス菌の作る酢酸がO157感染を抑止することを発見
  http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2011/110127/index.html
     理化学研究所 > プレスリリース(2011) > 2011/01/27 
−善玉菌(プロバイオティクス)の作用機構の一端を解明−
≪抜粋≫:
 理研免疫・アレルギー科学総合研究センターの免疫系構築研究チームと東京大学の研究グループは、腸管出血性大腸菌O157の感染を抑止する効果が知られているビフィズス菌が、酢酸を生産し、腸管上皮細胞を保護するため、抵抗性を強めることを、マウスを使った実験で世界で初めて明らかにした。通常では死に至る、1万個のO157菌を経口投与したマウス実験で、ある種のビフィズス菌(予防株)をあらかじめ経口投与しておくと感染死を防ぐことができた。しかし、予防できないビフィズス菌(非予防株)も存在し、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、メタボロミクスを駆使した最新のマルチオーミクス手法で、予防株と非予防株の違いを詳しく調べた結果、予防株だけが腸管上皮に作用し間接的に感染死を防いでいた。

 ▼リリース本文(詳細):http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2011/110127/detail.html


2011/01/22
倉吉の地下水飲むと脂肪肝抑制…メカニズム?
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110122-OYT1T00794.htm
     Yomiuri Online > 科学 > 2011/01/22 
 鳥取大学医学部の汐田剛史教授(遺伝子医療学)が、日本成人病(生活習慣病)学会で発表したところによれば、鳥取県倉吉市蔵内の地下約250mから汲み上げられる天然水(商品名・白山命水)には、飲用すると脂肪肝になりにくい効果をマウス実験により確認したという。

 マウスの実験は、白山命水を与えるマウスと水道水を与えるマウス7匹ずつに、ココアバターなど脂肪分の多い餌を12週間にわたって食べさせ、肝細胞を比較した結果、白山命水を飲んでいたマウスの肝細胞は、中性脂肪やコレステロール値の上昇が水道水を飲んだマウスの約1/2に抑えられたというもの。メカニズムは不明だが、白山命水の抗酸化力により抑制された可能性があると推測している。


2011/01/20
長時間の“スクリーンタイム”が心臓発作、死亡リスクを高める
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20110120hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2011/01/20
 英ロンドン大学(UCL)のEmmanuel Stamatakis氏らが、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」2011年1月18日号に発表した研究によれば、長時間TVやパソコンの前で座って過ごしていると、心臓発作リスクおよび死亡リスクが増大する可能性があるという。

 2003年のスコットランド健康調査(Scottish Health Survey)に回答した成人4,512人のデータを分析したもので、4.3年の追跡期間中、325人が死亡し、215人に心血管イベントが発生した。
 スクリーンの前で過ごす時間が「2時間/日」未満の人に比べ、「4時間/日以上」の人は、全死因による死亡リスクが48%高く、心臓発作、脳卒中および心不全のリスクが125%高かった。更に、喫煙・高血圧・体重・社会的階級および運動などの因子を考慮しても依然としてリスクが認められたという。

 多くの人は仕事でパソコンを使い、座る姿勢が生活の中心となっているので、何らかの形で毎日体を動かし、必要のないときは座らずに、余暇は何でもよいので体を動かすことが重要という。

 重要なことは、運動をしても過剰なスクリーンタイムによる害の軽減がみられない点だという。

▼原文: Too Much TV May Be Linked to Heart Attack, Death Risk


2011/01/08
アルツハイマー病、血液検査でも検出可能に 米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2781825/6639616
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/01/08
米スクリプス研究所(Scripps Research Institute)のThomas Kodadek博士らの研究チームが、1月6日の医学誌「Cell」に発表した研究によれば、将来、血液検査でアルツハイマー病を検出できるようになるかもしれないという。

 ペプトイドと呼ばれる分子を用いて、特定の病気の抗体を検出するというもので、研究チームは多発性硬化症に似た症状を呈するマウスは、抗体の本体である免疫グロブリンが健康なマウスよりも多いことを確認した。次にアルツハイマー病患者、パーキンソン病患者、健常者の各6人の血液を分析した結果、アルツハイマー病患者のほうが、ほかのグループよりも3倍も免疫グロブリンのレベルが高い3種類のペプトイドを確認できたことによる。

速く歩く高齢者ほど長生き…米医師が研究発表
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110108-OYT1T00656.htm
     YOMIURI ONLINE > 科学 2011/01/08 
ピッツバーグ大学の医師らが65歳以上の男女計34,485人の歩行速度を記録した過去のデータを解析し、米医師会雑誌に発表したところに依れば、歩く速度が速い高齢者ほど長生きする傾向があるという。

 普通に歩く速さは、平均で0.92m/秒(時速約3.3Km)だったが、どの年齢でも1m/秒以上で歩く人は比較的長く生き、歩く速度が速い人ほど余命が長かった。一方、0.6m/秒以下の人は早く亡くなることが多かった。

 速く歩くには強い心肺機能や筋力が必要で、歩行速度が健康度の目安になると考えられ、高齢者の余命を予測する指標になるかもしれないという。

高齢者の余命、速く歩く人ほど長い 米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2781857/6642668
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/01/08
 米ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)のチームが、1986〜2000年の間に発表された9つの研究を分析した結果、65歳を超えた高齢者の予測生存率は、歩行速度と強い相関関係があり、高齢者では歩く速度が速いほうが余命が長かったという研究結果を、1月5日の米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)に発表した。

 対象者34,485人の平均歩行速度は毎秒0.92mだったが、6〜21年間の生存率を分析した結果、歩行速度の速い人のほうがその後の余命が長かったという。
 毎秒1m以上の速さで歩く人は、その人と同じ年齢層、性別ごとに予測される場合よりも長生きしていた。この高齢者層グループの中では、全ての年齢グループで歩行速度と余命の長さに相関関係があったという。特に75歳以上では顕著なことが確認された。

 歩行にはエネルギー・動きの制御・支持などが必要で、また心臓や肺・循環器・神経・筋骨格系といった多くの臓器系にそれが求められるため、歩行速度の低下はこれら臓器系の障害を反映していると推測される。



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