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2004/12/26医療不信の中、病院評価高まる“受診熱”
医療の質や安全管理体制の第三者評価機関「日本医療機能評価機構」(坪井栄孝理事長)に認定審査を申し込んだ病院が、全国の病院の1/4を突破した。
病院改善の貴重な“外圧”として効果を上げる病院がある一方で、認定審査を受ける病院向けの“合格対策ビジネス”も活況を呈している。
≪参考≫:
▼日本医療機能評価機構
2004/12/25喫煙者:飲酒量増えるほどがん発生率高まる
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041225k0000e040027000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/12/25厚生労働省研究班の大規模疫学調査によって、たばこを吸う男性がにおいて、毎日、日本酒換算で3合以上飲酒をすると、時々飲酒する場合に比べ何らかのがんになる危険性が2倍以上になることが判った。アルコールの分解酵素が、たばこに含まれる発がん物質を活性化している可能性があるという。
女性は毎日、飲酒する人が少なく、はっきりした傾向が出なかった。 毎日の飲酒量は、日本酒で1合(ビール大瓶1本、ワインでグラス2杯)程度に控えた方が良いという。「痴呆」の呼称「認知症」に、厚労省が決定
厚生労働省は24日、「痴呆(ちほう)」の呼称を「認知症」に改めることを決定した。
2004/12/24特集WORLD:笑学校 恐るべきワッハッハッのパワー
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041224dde012070089000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/12/24笑えば「がん」と闘うナチュラル・キラー(NK)細胞が活性化し、がんにだって打ち勝つことができるという。 ある男性が悪性リンパ腫になったが、下記の「笑いの処方せん」を実行して1年後に「がんが消えた」という。その処方箋は?「笑いの処方せん」の主な内容:
- 朝、洗面時に息を吸ってワッ、息を吐きながらハッハッと声を出して5回笑う。
- 食後「おいしかったなあ」と心からため息をつく。「私はなんとハンサムだ」と、心から思いながらワッハッハッと5回笑う。
- 看護師を笑わせるジョークを、毎日必ず三つ用意する。
- 面会の人とゲラゲラ笑うこと。
- 楽しかったことを日記につける。
- 寝る前に今日はなんて幸せと心からワッハッハッと笑う。
パソコンを膝の上で使うと、精子作りに影響あり
米ニューヨーク州立大学のジェフィム・シェンキン博士らの研究によれば、ラップトップ型やノート型のパソコンをいつもひざに乗せて使っている男性は、精子をつくる能力が損なわれるおそれがあるという。
これは、股間の温度が長時間上昇することで、精子を作リ出す機能が低下する可能性があるというもの。
2004/12/20総入れ歯の高齢者: 歯茎磨けば肺炎防止に
東北大医学部の佐々木英忠教授(老年・呼吸器内科)らが、国内8か所の養護老人ホームに入所している366人を調べた研究によれば、歯のある人の場合、口腔ケアをすると発熱回数が少なく、食欲も上がり、肺炎の発症率は、口腔ケアをしない人に比べ57%減少した。入れ歯の人も同様で、肺炎の発症率を55%も減らせることがでわかったという。
2004/12/17葉酸と乳がん発症に関連性?
英医学誌「British Medical Journal」12月11月号に掲載された英国の研究では、葉酸サプリメントの摂取により、二分脊椎などの先天性欠損の予防効果が得られる反面、妊娠後期の多量の葉酸サプリメント摂取が数十年後の乳がん発症の増加に関連する可能性が判明したという。
2004/12/13マルチビタミンが早産、未熟児出産を防ぐ
米ノースカロライナ大 学の研究者が、雑誌「米疫学ジャーナル」で報告したところによれば、マルチビタミン剤(総合ビタミン剤)を、妊娠する前から服用していた女性は、早産や未熟児を出産することが少ないことがわかった。
これは、葉酸が胎児の健康を守り、早産、未熟児出産防止に役に立っているものと思われるとのこと。
2004/12/11殺虫剤:有機リン系、使用には注意を! 吸い込み許容量超す−−都調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20041211ddm013100046000c.html
毎日新聞 > 暮らし > 健康 2004/11/26家の台所や部屋でゴキブリなどを見つけると、すぐに殺虫剤を使いがちだが、有機リン系の殺虫剤を使うと、場合によっては健康への影響が懸念されることが東京都健康安全研究センターの調べで分かった。都が注意を呼びかけたのは、ジクロルボス(DDVP)という殺虫剤。大量に吸うと頭痛や呼吸困難などの症状が生じる。動物実験の結果から発がん性や脳神経への影響が指摘されている。
▼東京都>報道発表資料 [2004年10月掲載]
◇厚労省、都道府県に通知
ジクロルボスを含有する蒸散型殺虫剤の使用は要注意!
▼厚生労働省>報道発表資料 2004年11月
◇「半日は窓開けないで」−−柳沢・東大大学院教授ら、空中散布の影響調査
ジクロルボス(DDVP)蒸散剤の安全対策について
特集「癌治療の実力病院」 癌病院は「生存率で選ばれる」時代に!
日経メディカルと日本経済新聞は共同で、癌診療病院773施設を対象に大規模調査を行い、200病院余りから回答を得た結果より、胃癌、肺癌、肝臓癌、直腸癌、結腸癌、乳癌の6つの癌に関して、病期別5年生存率など、約13万症例の成績を集めた。浮かび上がったのは、「癌治療に強い」との評判と実際の成績とは必ずしも一致しないこと、着実な実績を上げる実力病院がある一方で、5年生存率が平均よりかなり低い病院もあり、大きな実力格差が存在する。これからの病院は、評判で選ばれるのではなく、開示された成績と評価で選別される時代になった。
今回の調査における実力No.1は、「愛知県がんセンター」という結果になった。
▼Nikkei Net 「いきいき健康」>「総合評価」病院ランキング 2004年3月29日
■ ランキング上位の病院
- 聖隷浜松病院、「強さ」支える委員会活動
- 亀田総合病院、進取の精神、「質」も着々
- 聖隷三方原病院、患者の視点でチェック
- NTT東日本関東病院、IT導入で意識改革
- 福井県済生会病院、「病院らしくない病院」
- 聖路加国際病院、快適な環境作りに力
- 松波総合病院、地域医療の要めざす
- 刈谷総合病院、公的役割担い質向上
- 国保旭中央病院、地域医療の中核担う
- 横浜市大市民総合医療センター病院、安全対策さらに徹底
2004/12/10サメ軟骨に癌治癒効果の科学的根拠なし
米ジョンズ・ホプキンズ大学の生物学および比較医学部門研究教授Gary K. Ostrander氏が、がん関連医学誌「Cancer Research」12月1日号に発表した論文によれば、天然のサメ軟骨製品はがんの代替療法として一般的に利用されているが、がんが治癒するという科学的な証拠はないと結論付けた。将来的にはサメ軟骨の特定成分の有益性が判明する可能性はあるが、現時点では誤った期待を抱かせる「似非科学」を非難している。
2004/12/04受動喫煙で乳がん2.6倍…厚労省調査
喫煙習慣がないのに職場や家庭などでたばこの煙を吸ってしまう女性は、そうでない非喫煙女性に比べて2.6倍も乳がんになり易いことが、厚生労働省研究班の大規模調査で分かった。閉経後の女性では、喫煙による差はみられない。
▼厚生労働省研究班による多目的コホート研究・JPHC Study
喫煙・受動喫煙と乳がん発生率との関係について ―概要―
2004/12/02トマトのリコピン、再発した前立腺癌の進行を抑制−−米専門医が臨床データを公表
米デトロイトのカルマノス・ガン研究所内科・腫瘍学科のオマール・クチューク教授が11月26日、都内で開催されたセミナー「リコピンと 21世紀の健康」(主催:イスラエルのライコレッド社)で、発表した研究結果によると、トマトの赤い色素成分リコピンに、再発した前立腺癌の進行を抑える作用があるという。
2004/11/29アルコールの脳への害はビタミンB1不足も一因に
「神経科学ジャーナル」(Journal of Neuroscience )に掲載されたところによると、アルコールを長年飲み続けて依存症がひどくなると、アルコールの悪影響で脳細胞が破壊されて、様々な障害を起こす。
その中の「ウエルニッケ・コルサコフ病」は、アルコール中毒を原因とする精神症で、発熱、頻脈、歩行失調、眼筋マヒ、譫盲(せんもう)、多発神経炎、健忘症などを伴う。この病気はアルコール中毒の上にチアミン(ビタミンB1 )欠乏により起きることがわかったという。
2004/11/27大気汚染が動脈硬化を招く
南カリフォルニア大学の医学部のニノ・クエンズリ助教授(環境科学)らが行った研究で、11月14日に米心臓学会総会(ニューオリンズで開催)で発表したところによれば、大気に浮遊している微粒子が、動脈硬化を招き、心臓血管系の病気の原因になっているという。
研究内容は、ロサンゼ ルスに住む40歳以上の住民798人について調べ、大気中の浮遊微粒子が、10μg/(立方メートル当たり)増えるにつれて、頸動脈の動脈壁が4.3%肥厚していることがわかったというもの。
2004/11/26野菜に光合成させる冷蔵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/26/20041126ddm010100160000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/26キッチン家電に、機能性やデザイン性にプラスする新たなトレンドが生まれており、三菱電機は「ビタミンを増やす、守る」調理家電を開発、注目されている。
光合成LEDで保存野菜のビタミンを増やす世界初の冷蔵庫は、発芽野菜(ブロッコリー)でビタミンCの変化をテストしたところ、従来冷蔵庫では保存3日後に25%減少するのに対し、LED野菜室では逆に10%増量。ホウレン草など葉もの野菜は3倍もみずみずしさが保たれるという。▼三菱電機・シェフレ・抗酸化
http://www.mitsubishielectric.co.jp/shufu/osusume/kousanka/index.html
長生きの秘けつは肉食−−高田明和・浜松医科大名誉教授に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/26/20041126ddm010100163000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/26長生きのために肉や脂肪を控える「粗食」のすすめが広がっているが、浜松医科大名誉教授(生理学)の高田明和さん(68)は、長生きの秘けつは肉食にあり、脳と心の健康を保つ上でも重要と、最近の研究で明らかになった「心を元気にする」食肉の働きなどを説く。
- 脳の健康維持に必要−−セロトニンが精神の安定保つ
- 免疫力を高める−−タンパク質を効率的に吸収
- カルニチン、体脂肪燃焼に不可欠/アナンダマイド、至福感もたらす
- 「高齢者は淡泊」誤解−−食生活、油脂を取って元気に
2004/11/25肥満あるいはやせた人は、普通の男性より精液の濃度が低く、精子の数も少ない
デンマーク国立病院発達生殖研究部門のNiels E. Skakkebak氏らがFertility & sterility誌の10月号に発表したBMI(body mass index)と精子の質の関連によれば、若い男性で、肥満あるいはやせた人は、普通の男性より精液の濃度が低く、精子の数も少ないという事実が明らかになった。
徴兵検査を受けた男性の1558人(平均年齢19歳)を対象に、それぞれのBMIと精子の質や生殖ホルモンとの関連を調べた結果、BMIが25より高い、肥満のグループは、精液濃度が普通の男性(BMI;20−25kg/m2)より21.6%低く、精子の数は23.9%少なかった。一方、BMIが20より少ないグループは、普通の男性に比べ精液濃度が28.1%低く、また、精子の数も36.4%少なかった。
2004/11/24「1日リンゴ1個で医者知らず」を証明
西洋には、「1日リンゴ1個で医者知らず」(An apple a day keeps doctor away. )と言うことわざがあるが、これは嘘ではないとする研究が、コーネル大学(米ニューヨーク州)のC・Y・リー教授(食品科学技術学部長)らによって雑誌「農業食品科学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry)12月1日号で発表された。 新鮮な野菜や果物に含まれている抗酸化作用のあるケルセチンという物質は、特にりんごに多く含まれていて、この物質の作用を実験により確かめたもの。
2004/11/19カシスやブルーベリーの果汁はカゼやインフルエンザを防ぐ!?
培養細胞で抗ウイルス作用を確認、“果汁入り飴”への応用を期待福島県立医科大学微生物学講座の錫谷達夫教授の研究によれば、中国に群生する野生種のカシス「黒加倫(くろかりん)」のほか、ブルーベリー、クランベリー、エルダーベリーの4種類のベリー類の果汁に、カゼやインフルエンザなどを予防する抗ウイルス作用があることが新たに分かった。肥満:寝不足が原因? 米大研究グループ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041120k0000m040056000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/19米政府の健康栄養調査のデータを分析した米コロンビア大の研究グループが北米肥満研究会の総会で発表しところによれば、「睡眠不足は肥満を引き起こす」とのこと。 睡眠時間7〜9時間の十分な睡眠を取る人に比べて、肥満になる率をみると、
4時間以下の人: +73%
5時間の人: +50%
6時間の人: +23%と、 肥満になる率が高い。
2004/11/18前立腺肥大症にやっぱりノコギリヤシが効いた
ハーバード大学から出版されている男性健康雑誌「ハーバード・メンズ・ヘルス・ウォッチ」11月号に、前立腺肥大症による症状の進行を食い止めるための最新知識が掲載された。
その記事によると、「セイヨウノコギリヤシ」が、やはり最も効果がありこれを利用することにより、夜間の排尿回数が平均25%減少し、前立腺肥大症にともなう不快な症状が28%軽減されており、副作用も問題はないとい う。アルツハイマー予防にリンゴ、毎日1個皮ごと食べる
米コーネル大などの米韓共同チームがまとめた報告によると、毎日1個のリンゴを食べると、アルツハイマー病など痴呆の予防に役立つ可能性があるという。この報告は、全米化学会の専門誌の来月1日号に掲載される。
リンゴには高い抗酸化作用を持つ物質ケルセチンが多く含まれ、マウスを使った実験では、抗酸化作用が高いとされるビタミンCよりも明確に高い効果が確認された。また新鮮なものを生のまま皮ごと食べる方が効果が期待できるという。女性に不快な男性の体臭、原因物質を特定 ライオン
ライオン (本社・東京都墨田区)のビューティケア研究所の尾本百合子さんらが、女性に不快感を与える男性特有の体臭をつくる物質を発見した。
この物質はアンドロステノンといい、主にわきから分泌される男性ホルモンが皮膚の常在菌によって代謝されてできる。ほとんどの女性がこの男性の体臭のアンドロステノンを嫌がるが、男性はこの物質をかぐと、リラックスしたり、リフレッシュしたりするというから、汗対策が女性に嫌われない決め手となりそうだ。
2004/11/12赤ワインを飲むと肺ガンの予防になる
ペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ大学のホアン・バロス教授らが、学術誌「胸郭」(Thorax)11月号に発表したところによれば、赤ワインが肺がんの予防にも、効果あるという。
スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ地区の肺ガン患者132人と、肺ガンでない入院患者187人を対象に、ワインを飲む習慣と病気との関係について調べた結果、赤ワインを飲んでいる人は、肺ガンを発病する割合が、赤ワインを飲んでいない人より小さく、白ワインを飲んでいる人は肺ガンになる割合がむしろ高かったという。赤ワインに含まれているタンニン類やレスベラトロールなどの抗酸化物質による効果だと思われる。
2004/11/11週末だけの運動でも、健康効果は高い
週末のみの運動の健康効果はどうなのかを、ハーバード大学公衆衛生学部の疫学者アイミン・リー博士らの研究チームが「ハーバード大学卒業者健康調査」の一環として、高齢の男性8000人を対象に調べたところ、「週末だけ運動をする」という人は、全く運動しない人よりも明らかに長生きだった、という。但し、「週末だけ運動をする」人は、「毎日規則的に運動をしている」という人よりは、体重が重かった。
2004/11/04苦い味に敏感な人は太らない
米ラトガーズ大学のベバリー・テッパー教授(食物科学)らは、ブロッコリ−の新芽などに含まれていて、ほのかに苦味を感じさせる物質に類似している物質である「PROP」と呼ばれている化学物質を使って、テストを行った。これを「苦い」と感じることができる人は苦味に敏感 でり、微妙な苦い味を敏感に感じ取ることができる人はほっそりしているという。逆に苦味に鈍感な人は、脂っこいもの、甘いもの、熱い食べ物、苦味が強い食品を好んで食べて過食につながり、どうしても 体重が増え傾向があるという。
2004/10/17バナナも「アレルギーの恐れ」 厚労省が使用表示を推奨
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会表示部会は、16日にバナナが食物アレルギーを引き起こす恐れがあるとして、加工食品などに使用する場合、原材料にバナナが含まれていることを表示するよう、製造業者らに推奨することを決めた。
2004/11/15青年期→中年、体重7キロ増 心臓病に注意!
18歳〜30歳の男女2500人について15年間にわたり生活習慣や健康状態を追跡調査した米ノースウエスタン大の防医学研究チームが、米国心臓病学会で報告したところによれば、青年期から中年にかけて体重が約7Kg以上増えた人は、ほとんど変化しなかった人に比べ、心臓病になる危険度が5倍も高いという。
15年間に7Kg以上体重が増えた人は80%もいたが、この内ち20%に高血圧や高脂血症、さらに血糖値を下げるホルモンであるインスリンが効き難いなどの異常が見られ、こうした異常は、米国で「代謝シンドローム」と呼ばれている。
2004/11/12野菜・果物はがんのリスクを低下させない
米ハーバード大学公衆衛生大学院(ボストン)の研究者らは、1970-80年代に開始された生活習慣が健康に与える影響を評価する大規模な「看護師の健康調査」および「医療専門家の追跡調査」への参加者で、毎日の食事で最低5皿の野菜や果物を摂取する医療専門家11万人近くに対して行ったアンケート結果を解析し、がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」11月3日号に掲載したところによれば、従来の結果とは異なるもので、心血管疾患リスクは低減するものの、総合的ながん発症リスクは低下しない可能性あるという。過去のものと異なる理由としては、記憶の想起および報告の際にバイアスが生じたこと、また、がんの発症には心血管疾患に比べて長い時間が必要であること、今回の研究では成人期以前の食習慣は検討していないことが考えられる。
2004/11/04秋冬・新鮮生活: 高齢者の筋トレ、何歳でも効果が 「こんな程度で?」くらいに
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/04/20041104ddm013100069000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/04筋トレが、転倒や寝たきりの防止に効果があると高齢者が取り組むケースが増えている。
中高年者が筋トレを始める場合の注意点として、関節や腱(けん)が弱くなっているから「無理をしない。『こんな程度でいいのかな』と思うくらいがちょうどいい」。筋トレは何歳でも効果が有る。
2004/10/30ヘルシーリポート: トマトの成分が血糖値を抑える
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041030ddm010100159000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30食品メーカー「カゴメ」の総合研究所と昭和女子大の共同研究により、トマトを用いた調理食品に血糖値上昇を抑える効果のあることが分かった。研究結果は、9月の日本健康科学学会で発表された。トマトに含まれる酸(クエン酸など)が、でんぷんをブドウ糖に分解するα−アミラーゼの活性を阻害するためで、生活習慣病予防に効果的。
▼カゴメ > ニュースリリース2004/8/24 >
トマトを使用したメニューが血糖値の上昇を抑制することを確認
http://www.kagome.co.jp/news/2004/040825.htmlヘルシーリポート:自然の妙薬、リンゴ 食物繊維、動脈硬化を抑制
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/10/30/20041030ddm010100162000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30欧米で古くから「自然の歯ブラシ」と呼ばれるリンゴが高脂血症や脳卒中、大腸がん予防に効果的であることが分かってきた。豊富に含まれる食物繊維と、ビタミンやミネラル、有機酸、ポリフェノールなどの働きのためで、生活習慣病に対しても、まさに「自然の妙薬」。リンゴ繊維(搾りカス)摂取による動脈硬化予防の研究で知られる武部和夫・弘前大名誉教授(75)への、インタビュー記事。
- 大腸がんへの抵抗力増す
- 血圧降下、半世紀前に立証
- 丸かじりにより、脳の働き活発に
- 国内生産量「ふじ」が5割 消費者は甘みを好む−−昨年
2004/10/29牛の脂で、コレステロールを下げる!
米ネブラスカ大学リンカーン校の栄養学者、ティム・カー博士が、牛の脂(tallow)に含まれるステアリン酸に、コレステロールを下げる働きがあることを突き止め、牛脂のステアリン酸と、大豆のステロール(sterol)を、特殊な製法で結合させ、コレステロールを下げる食品添加物を開発した。
ハムスターでのテストでは、LDL(悪玉コレステロール)が70%も減少したという。
2004/10/27運転中、排気ガスを吸って心臓発作が起きやすくなる
独のノイエルブルクにある「GSF環境健康研究センター」の医師たちが10月21日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に発表したところによれば、混んだ道路を運転すると、車の排気ガスが原因で心臓発作を引き起こす割合が、高まることがわかったという。
2004/10/25ほろ酔いの人脳梗塞に注意
日本医科大老人病研究所(川崎市)と国立長寿医療センター研究所(愛知県大府市)が、米医学誌ニューロロジーに発表したところによれば、アルコールを分解する酵素(ADH2)の活性が低くほろ酔い気分が長く続き、つい飲み過ぎてしまう傾向の男性は、酵素活性の高い男性より2倍以上も脳梗塞になり易いことを突き止めた。
2004/10/19男性の3割が肥満、深刻事態に厚労省も危機感
肥満者の割合を厚生省が纏めた所によると、男性が29.4%、女性が26.4%と肥満が進行。日本酒で3合/日以上を飲む「多量飲酒」も、7.1%にまで増えており、男性の肥満が「3人に1人」に迫りつつある事態に、厚労省は危機感を募らせている。
2004/10/18ウオーキングでぼけ防止
ハーバード大学公衆衛生学部の疫学者、ジェニファ・ウーブ博士が、70歳〜81歳までの高齢女性1万8000人を対象に、体を動かす習慣と健康状態について、12年間追跡調査した結果、定期的に楽な速さで歩いている高齢女性は、頭脳のシャープさなど、一般的な精神的活動が、数年も若いことがわかった。
2004/10/15肥満は乳がんの死亡リスクを上昇
肥満と乳がんの生存率との関連性が判明し、米国治療放射線腫瘍学会の年次集会で発表されたところによると、研究者らは1978年〜2003年までに「Stage(病期)T/U」の早期段階で乳房温存腫瘍摘除、リンパ節郭清、放射線療法、化学療法を受けた女性2010人について、診断時のデータを肥満指数(BMI)に基づいて分類した結果、22%(452人)が正常体重、43%(857人)が過体重、35%(701人)が肥満であったという。上記の結果等より、年齢および閉経期などの危険因子を差し引いても肥満は、転移悪化の重大な独立予測指標であるようだ。
ココアで初のトクホが誕生! 難消化性デキストリンを配合、片岡物産が11月から発売
ピュアココアでNo.1ブランドの「バンホーテン」の片岡物産が、ココアで初めてのトクホ(特定保健用食品)の表示許可を9月27日に取得、「バンホーテン ミルクココア ファイバープラス」の名称で11月1日から発売する。米NIH、サプリメントの最新エビデンス集を公開 ビタミンD、魚油、緑茶などの健康効果を紹介
米国国立衛生研究所(NIH)の栄養補助食品室(ODS:Office of Dietary Supplements)は10月8日、食品成分の健康効果に関する最新の研究成果を纏めた報告書を発表した。ODSは2000年から毎年、同様の報告書を公表しており、今回が5冊目となる報告書は、2003年に発表された食品成分関連の論文から、特に優れたものを25報を厳選して紹介しており、インターネット上で公開している。
この報告書の名前は「Annual Bibliography of Significant Advances in Dietary Supplement Research 2003」。ODSのホームページのこちらからダウンロードできる。
▼ODSのホームページのダウンロード用ページ
Annual Bibliographies of Significant Advances in Dietary Supplement Research
2004/10/14ブラジルに「124歳」女性 ギネス記録10歳上回る
南部パラナ州に住む女性・マリア・オリビアさんが持っている出生証明書によると、生まれたのは1880年2月28日で124歳。ギネスブックにも申請予定で、認められれば、現在世界最高齢とされるオランダ女性の114歳を10歳上回る。
2004/10/1365歳以上で最高血圧を 140未満に 学会が厳しい指針
日本高血圧学会は、13日、高血圧治療の新しい指針を公表した。高齢者の最高血圧について、今までは60歳代で140、70歳代で150、80歳代で160(いずれも未満)としていたが、今回は65歳以上を140未満に統一し、最低血圧は90未満で変更無し 。65歳以上では目標とする最高血圧を140未満にする。望ましい食塩の摂取量は、6g/日を超えないようにするなど、今までの指針より厳しい基準に変更した。 4年ぶりの変更理由は、国内外での研究が進み、高血圧が脳卒中などのリスクを高めているとする結果を踏まえたもの。
2004/10/12抗酸化サプリメントは消化器癌予防に有効ではない:系統的レビューとメタ分析から
酸化ストレスは癌を引き起こす可能性があるが、抗酸化サプリメントは、癌の発生率と死亡率を減らせるのだろうか?。サプリメント愛用者にとっては気になる話題だ。
デンマークの研究者らが、文献データベースを調べ、サプリメントの消化器癌予防効果の臨床試験のレビューを行い、Lancet誌10月2日号に報告した。
その結果、偽薬、または、ベータ-カロチン、ビタミンA、C、E、セレニウムの単独または併用を1〜12年間継続した被験者に、食道、胃、大腸、膵臓、肝臓の癌の発生率減少は認められなかった。死亡率を上昇させたのは、カロチンとビタミンA(1.29)およびカロチンとビタミンE(1.10)の組合わせだった。カロチンのみは相対リスク1.05で増加傾向を示した。
セレニウムには消化器癌予防作用があった(相対リスク0.50)。サプリメントには、げっぷが増える、皮膚が黄色くなるなどの副作用も見られたという。
2004/10/10元気な中高年、5年前より体力向上 文科省運動能力調査
文部科学省が10日に公表した03年度体力・運動能力調査の結果から元気な中高年、体力低下に歯止めかからぬ子どもたち、そんな姿が見える。
今回の調査で初めて、よく運動する層と、しない層に分けて20年前との差を比較した結果、小学生の基礎的運動能力は、運動をしない子ほど低下の割合が大きいことも明らかになった。40〜79歳の中高年層は、すべての年代で5年前を上回った。この中高年層では「体力年齢」が実際よりも若い人の割合が増え、特に50〜54歳の男性は、体力年齢の方が若い人が41.1%にのぼり、5年前より11ポイント増加した。
睡眠の深さラクラク測定…携帯型機器開発
家庭で手軽に睡眠状態のチェックが出来て、様々な病気や事故の引き金になる恐れがあるとされる睡眠時無呼吸症候群の判定も可能な、睡眠の深さを脈拍から判定する世界初の携帯型「睡眠計」を東芝が開発した。2年以内に製品化を目指すという。
2004/10/09コエンザイムQ10:配合の化粧品で老化防止? 各社が商品化
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041009ddm008020114000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/09資生堂や花王などの化粧品メーカーが、病気や老化の歯止めに効果がある成分の「コエンザイムQ10」を使った肌の美容用化粧品を相次いで開発、市場投入に乗り出している。▼ニベア花王:コエンザイムQ10と潤い成分を配合したボディー用乳液
「ニベアボディ バイタルファーミングQ10」(1260円)▼資生堂薬品:スキンケア「Q10エクティブクリーム」(5250円)
2004/10/08ビタミンサプリメントが消化管がんのリスク高める
英国医学誌「Lancet」10月2日号掲載の研究において、ビタミンおよび抗酸化サプリメントの服用者のがんにに対する死亡リスクが非服用者に比べて高いこと、セレニウムサプリメントでリスクが低減する可能性があることが判明した。抗酸化サプリメントが有害作用をもたらす原因は不明であり、現在、米国対がん協会(ACS)および米国立がん研究所(NCI)はいずれも癌予防にビタミンサプリメントを推奨していない。
“ミネラルウオーター”のトクホ登場 腸にいい乳果オリゴ糖を配合
五洲(ごしゅう)薬品(富山市)が、腸内環境を良くする乳果オリゴ糖を配合した飲料水「キレアウォーター」を発売した。 これは水としては初めての特定保健用食品という。希望小売価格は1本189円。コンビニエンスストアや通信販売を中心に発売する。
2004/10/06赤ワインは前立腺ガン予防にもいい
米シアトルにある「フレッド・ハンチンソンがん研究センター」の報告によると、毎日赤ワイン1杯程度飲んでいる人は、前立腺ガンになるリスクが50%低いことがわかった。
2004/10/04全身CTで1200人に1人がんに
X線を使うコンピューター断層撮影法(CT)による放射線被ばくは、日本医学放射線学会が過剰な検査を防ぐ指針作りに乗り出すなど、国内でも問題化している中、米コロンビア大の研究チームが、米専門誌「ラジオロジー」に発表した試算によると、1回あたり1200人に1人が放射線でがんになるという。
全身CTでの1回あたりの被ばく量は、乳がんのX線検査であるマンモグラフィーの100倍に達するという。リンゴのポリフェノール、筋力増強や脂肪減少の効果
赤ワインや黒豆などに含まれるポリフェノールは老化やがんの要因とされる活性酸素を除去する働きが知られているが、アサヒビールと日本体育大学大学院の中島寛之教授らの共同研究で、リンゴから抽出されるリンゴポリフェノールに、筋力増強や内臓の脂肪を減らすなどの効果が明らかになった。
2004/10/02乳がん治療に病院格差…読売新聞全国調査
乳がんの治療で、従来の乳房全摘手術に代わり、乳房を残す温存手術が広がっているが、手術全体に占める温存手術の比率は、医療機関によって5〜94%まで大きなばらつきがあることが、読売新聞が実施した全国調査で明らかになった。◆乳房温存率、5〜94%…設備・スタッフの差が顕著に
◆早期なら生存率に差なし
2004/10/01医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』、都道府県別のナンバーワン病院はどこか
日経メディカルは、医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』を発行する。これは、全国の開業医1万5221人を対象に、胃ガン、心臓や脳血管の疾患など、病院選びに慎重にならざるを得ない計12疾患について、「専門的な検査や治療が必要になったとき、安心・信頼して患者を紹介できる病院」を調査した結果をまとめたもので、12疾患について、複数の開業医から推薦された病院を、47都道府県別にランキングしたほか、特に信頼して紹介できるとして推薦された医師を「腕利き医師」として紹介したもの。
今回実施したのは、開業医の推薦に基づいたランキング。開業医が一人で出来る医療には限界があるため、専門的な検査や治療が必要になった時に、専門医がいて設備が整った病院を紹介することになるため、こうした“病院選びのプロ”の目で作成したのが『全国優良病院ランキン』だという。
2004/09/30肺結核が世界的に流行する−−数理モデルで警告
9月20日発行の医学雑誌「ネーチャー・メディスン」(Nature Medicine )によれば、大流行とは無縁と思われていた肺結核が、再び世界中で蔓延するおそれが大きくなったと、2つの研究グループが指摘していると報告した。
この2つの論文は、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)とハーバード大学公衆衛生学部の研究者が、それぞれ、独自に数理モデルを使って研究した結果をもとに推論。蔓延が推測される理由は、このところ抗生物質では効かなくなった耐性の結核菌が増えており、菌に起きるほんのちょっとした遺伝的変異が、大流行のきっかけとなかもしれないと警告している。
2004/09/27胃がん予防女性なら…冷ました緑茶5杯で/日!?
1990年以降、最長12年間にわたり、男女約7万3000人の食習慣と健康状態の変化を追跡した結果、胃がん予防には、少し冷ました緑茶を5杯/日以上飲むと良さそうだという調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が纏めた。緑茶を飲む習慣との関連を調べると、女性は5杯/日以上飲むと、ほとんど飲まない人に比べ、胃がんになる危険性が3割低かった。男性では、明確な影響は確認できなかった。
胃がんのできる場所によって緑茶の影響が大きく異なる。胃の出口側に限れば、がんができる危険性は、ほぼ半分。一方、熱い飲み物は食道がんなどの要因になりうることが知られており、緑茶の場合も、胃の入り口付近では、予防効果はほとんど無かった。女性の虚血性疾患原因、肥満より運動不足…米で調査
米フロリダ大などのチームが1996〜2000年に906人の女性を対象にしたライフスタイル全般にわたる活動状況の追跡調査を米国医師会雑誌に発表したところによれば、女性の心臓病や脳卒中など虚血性疾患の発症には、肥満より「運動しない」「日常生活で体を動かさない」など活動性の低さの方が強く関与していることが、判った。
体重は人並みでも、運動をさぼると虚血性疾患になり易いといえる。
2004/09/24マヨネーズの中では鳥インフルエンザウイルスは30分以内に不活化、キューピーが報告
マヨネーズは卵を原料としており、トリインフルエンザの影響が心配になる。しかし何らかの原因でマヨネーズにトリインフルエンザウイルスが混入したとしても、H5型ウイルスは30分以内に、H7型とH9型ウイルスは10分以内に不活化し、感染性を失うことがキューピーの研究で分かった。
これは、食酢による作用、または乳化された植物油による作用によると考えられると、9月28日の開催された日本食品微生物学会で報告された。
2004/09/22酒を3合/日以上飲む人の医療費、2合以下に比べ最大6割増
日本酒に換算して平均3合/日以上飲む人の医療費は、2合/日以下の人に比べて最大で6割以上多いことが、上島弘嗣・滋賀医大教授(福祉保健医学)などの調査で分かった。脳卒中や心筋梗塞など個々の病気や死亡率に与える影響についての調査はあったが、医療費との関係を明らかにした研究で、飲み過ぎは家計だけでなく、医療財政にもマイナスになることが示されたものだ。
2004/09/21運転時に缶コーヒーを飲むと疲れがとれる、ポッカが実験で確認
運転中に無糖ブラック缶コーヒーを飲むと眠気だけでなく疲れもとれると、コーヒーの新たな効用をポッカコーポレーションが実験で確かめた。
トヨタグループの豊田中央研究所が開発した精神ストレスマーカーである唾液中のクロモグラニンAを測定し、運転疲労の回復の程度を確認したもので、この研究結果は、10月30日の日本食品化学工学会中部支部大会で発表された。ギャンブルは老人の健康にいい−−米エール大の研究
エール大学のラニ・デサイ博士らが、「米精神医学雑誌」(American Journal of Psychiatry)9月号で報告したところによると、適度なギャンブルをする65歳以上の老人は、ギャンブルをしない老人よりも、概して心身共に健康であり、若い世代のギャンブラーと比較すると、老人のギャンブラーには、アル中、うつ、破産、投獄の経験の割合がうんと少ないことも判った。
2004/09/17夜間の照明が癌のリスクに
夜間の照明と小児白血病の増加との関連性を示す証拠が検討され、その裏に生物学的根拠があることが明らかになった。
成人白血病の発症は、減少しているものの、小児白血病の発症率は英国および欧州で着実に増加し、米国では1973年から1998年にかけて2年毎に約1%の割合で上昇している。米テキサス大学のRussell Reiter教授(細胞および構造生物学)は、電灯とがんとの関連性を、夜間の照明によって遺伝物質の突然変異を防ぐホルモンであるメラトニンの産生が抑制される結果、がん関連の変異リスクが増大すると説明している。
白血病以外においては、夜勤に起因するメラトニン活性撹乱が女性ホルモンの過剰産生を引き起こすために乳がんリスクが上昇することが突き止められているが、治療法がないのが現状である。一般的な抗生物質に致死性の心障害リスク
米国医学誌「New England Journal of Medicine」9月9日号によれば、研究者らが米テネシー州のメディケイド(低所得者・障害者向け医療扶助制度)記録を調べたところ、一般的に処方される抗生物質のエリスロマイシンに致死性の心拍リズム異常を引き起こす可能性が2倍あり、同薬の代謝を促進する体内物質CYP3Aを阻害する薬剤(経口抗真菌薬、抗うつ薬、Ca拮抗薬)と併用した場合には、更にそのリスクが5倍も高まることが判明した。しかし、心臓突然死と別の抗生物質であるアモキシリンまたはCYP3A阻害薬の単独使用との間に関連性はなかった。
2004/09/15最近は体重が気になるのでサラダ油を変えました?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/colm04/331444
MedWave・医師も戸惑う健康情報 2004/09/15サラダ油を特定保健用食品(以下トクホ)となっているジアシルグリセロール(DAG)入りのものにしても、体脂肪は減るかも知れませんが、体重は減らないのに、ジアシルグリセロール入りの食用油やマヨネーズのテレビコマーシャルを見ると、これらの商品を摂れば摂るほど健康に良いかのように思えてしまう。
これらトクホが私達の健康に本当に良いかどうかがはっきりするのは、5〜10年といった長期的な摂取により病気が予防できることを実証される時で、それはメーカーではなくて結果的に実際に使う消費者自身になるのでは、と警鐘を鳴らしている。
2004/09/14百歳以上、最多の2万3038人 長寿日本一は114歳
厚生労働省が9月14日発表した全国高齢者名簿(長寿番付)によると100歳以上になるお年寄りは、 昨年を2477人上回り、過去最多の2万3038人となる。女性は1万9515人で85%を占めた。4月から来年3月までの04年度中に新たに100歳を迎える高齢者も1万1911人で、過去最多になる。人口10万人あたりの100歳以上の長寿者数は、全国平均で18.05人。都道府県別でみると、最高は沖縄の47.07人で、高知40.52人、島根37.85人と続き、最低は埼玉8.54人、青森の10.19人、千葉の10.74人。九州、四国、中国の比率が高く、西高東低の傾向が続いている。
ヒルによる瀉血療法には、科学的な根拠があった!
病原菌が体内に入ったと思われる場合、昔の人は、ヒル(蛭)を使って、患部の血を吸わせる瀉血療法を行って感染から早く回復させる知恵があった。この瀉血療法は、原始的、不衛生と言われて、抗生物質の登場とと共に、現代医学から排除されたが、シカゴ大学の微生物学者、エリック・スカー博士が科学誌「サイエンス」に、科学的にも「根拠ある」と発表した。グリシン摂取により"ぐっすりとした深い眠り"が回復
味の素は9月14日、アミノ酸の一種であるグリシンが成人の睡眠パターンの調節に関与している可能性を明らかにしたと発表した。
加齢やストレスなどによって睡眠調節に障害が現れた場合、就寝前にグリシンを摂取することで眠りの質が改善することを、成人に対する実験で確かめた。
2004/09/12油断禁物、「やせ形」も飲酒で糖尿病の危険 厚労省調査
太った人に比べ糖尿病に罹り難いと言われる痩せ形の男性も、酒を飲む習慣があると危険が高まることが、厚生労働省の研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の調査で分かった。日本酒2合程度でも、糖尿病の罹り易さが倍になるという。女性での関係は分からなかった。
2004/09/11暮らしWORLD: 専門家がアドバイスする夏バテ1週間解消法
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040908dde012100005000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/11夏バテとは、体の調節機能がうまく働かずに起こる疲れの一種で、だるい、食欲がない、意欲がわかないなどの症状。原因の一つは体温調節機能の不調だが、睡眠不足や食欲不振による栄養不足なども原因になるという。
記録的な猛暑だった今年の夏。暑さの峠を乗り越えた体に、早く体調を取り戻すため、すぐ実践できる「夏バテ1週間解消法」が、紹介されている。
- ストレッチ運動で伸ばしたりほぐしたり
- 眠くなってから床について
- ぬるめのお湯に15〜20分ほど、半身浴
- 香辛料、ご飯、酢…
2004/09/10レプチンが女性の健康の鍵を握る
米国医学誌「New England Journal of Medicine」9月2日号掲載の研究によれば、「レプチン」は、脂肪組織が産生する蛋白質で、食欲および体重調節に関連すると同時に生殖、代謝骨の形成など重要な機能を制御する。自然産生されるレプチン濃度が低いために痩せ型で、骨粗鬆症、骨折、不妊を生じやすい視床下部性無月経の若年女性に低用量のレプチン注射が役立つ可能性が判明した。タイで18歳男性がトリインフルエンザ感染で死亡
世界保健機関(WHO)は9月9日、タイ保健省からの通報として、トリインフルエンザ(H5N1)感染によって、18歳男性が死亡したことを明らかにした。 今夏、ベトナムでも4人がH5N1ウイルス感染し死亡していることより、人間への感染拡大に対する警戒の必要性促していると見ることが出来る。インタビュー「ひじきは本当に安全なのか」聖マリアンナ医科大学予防医学教室助教授 山内博氏に聞く
英国食品規格庁(FSA)が7月28日に「ひじきを食べるべきでない」と勧告した。MedWaveでも、聖マリアンナ医科大学予防医学教室助教授の山内博氏のコメントを得て、「妊娠している女性と3歳未満の乳幼児はひじきをとるべきではない」とする記事を掲載したが、日本生活協同組合連合会のホームページのQ&A集の中で、「妊娠している人でも過食しなければ問題ない」とコメントしており、消費者は判断に迷う状況になっている。この問題についての、山内博氏の追加コメントが掲載されている。
▼MedWave 「妊娠女性と3歳未満の子どもはヒジキを食べるべきでない」、その他の人も週に小鉢1杯まで
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/323166▼日本生活協同組合連合会はホームページに掲載したQ&A集
http://www.co-op.or.jp/jccu/Press_Release/Press_040804_01.htm
芋焼酎: 搾りかすに抗がん作用 熊本大教授ら実験
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040910k0000m040150000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/10芋焼酎の搾りカスで作った醸造酢に抗がん作用があることを、熊本大学大学院の木田建次教授(生命科学)らが動物実験で確かめたことが、日本醸造学会で9日に発表された。度重なる全身CTで癌リスクが上昇
全身CTスキャンは早期がんの発見方法として支持され一般的になっているが、放射線医学誌「Radiology」9月号掲載の最近の研究によれば、毎年、又は2〜3年に1度という頻繁な使用で、照射に起因するがんによって死亡する可能性が劇的に高まることが明らかになった。≪関連情報≫
CT被ばく10年で3倍、検査の指針作成へ
2004/09/09結石ができやすい人はコーヒーにも注意
尿中のカルシウムやリン、尿酸などが加わって結晶化してできるのが結石が腎(じん)石。これができると、飲み物を摂り流し出すと良いと言われるが、ワシントン州立大学のリンダ・マッセー博士の研究によれば、コーヒーを飲むと、尿中に排出されるカルシウムの量が増えるため、結石が出来易くなるので、1日にカップ2杯以内に制限すべきだと、雑誌「泌尿器科ジャーナル」(Journal of Urology)で発表した。
2004/09/08カレーでアルツハイマー予防、金沢大教授ら効果発見
カレーの黄色成分で、ウコンに含まれる「クルクミン」が、アルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果のあることが、金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究でわかった。 成果は日本痴呆学会で30日発表される。ブルーベリーでコレステロールが下がった
ブルーベリーは抗酸化作用により、病気の予防に有効なことが知られているが、米農務省の化学者、アグネス・リマンド博士によれば、ブルーベリー中の化学物質「テロスティールビーン」が、悪玉コレステロール「LDL」をも下げる働きがあることを突き止めたという。
2004/09/07オメガ3脂肪酸がアルツハイマーを防ぐことをマウスで証明
魚油に多く含まれている「オメガ3脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸」の健康効果は、よく知られているが、UCLA医学部の神経学教授、グレッグ・コール博士のマウスを使った実験によれば、大豆とフィッシュオイルの餌にアルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ働きに効果があることを確認。9月1日、雑誌「ニュ−ロン(神経細胞)」で発表した。
2004/09/06やせた男性はがん発生率高い、女性では関連なし…厚労省調査
非常にやせている男性は、標準的な体重か太めの男性に比べ、がんになるリスクが高いことが厚生労働省研究班(主任研究員=津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の40〜69歳までの男女約9万人を対象とした約10年に亘る大規模な調査で明らかになった。
BMI 〔体重(Kg)を身長(m)の二乗で割った数値〕 19〜21未満では、標準のBMI=23〜25の人と比べて14%高く、BMI=19未満では29%も高いというが、女性ではBMIとの関連はなかった。
2004/09/02キューサイ、ケール培地で培養したアガリクス抽出物に中性脂肪、血圧改善効果を確認
キューサイは9月1日、高崎健康福祉大学との共同研究で独自の培養法によるヒメマツタケ(アガリクス)抽出物についての動物実験で、高脂血症や高血圧など生活習慣病に対する改善作用を確認し、研究結果は9月1日に奈良市で開催された「日本きのこ学会」で発表した。暮らしWORLD: 老化を予防する体操 自治体主導の教室が好評
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040902dde012100079000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/02お年寄りを対象に転倒予防教室を開く自治体が増えているという記事。新潟県加治川村ではデータに裏付けられた、簡単で長続きする転倒予防体操を地元の専門家が考案して効果を上げており、東京都老人総合研究所は転倒や痴呆以外にも高齢者が悩む症状がたくさんあることに着目し、さまざまな症状の予防法を開発し、女性に多い尿失禁は改善率が高く好評という。
2004/09/01カスピ海ヨーグルトはお腹の調子やお肌を整える、フジッコが科学的に検証
フジッコは、カスピ海ヨーグルト純正種菌「クレモリス菌FC株」を用いた2つの共同研究により、整腸作用や感染症に対する免疫の増強、ストレスによる肌の障害などに有効であることを検証し、その研究成果を9月2〜3日に岩手県で開始された日本食品科学工学会で発表した。
2004/08/30続・「健康食品」ノート: 「条件付きトクホ」導入 「悪貨」の排除狙う
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040830ddm013070094000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/30まがいものが多い「健康食品」の世界に、新しい風が吹き始めているという記事です。厚生労働省認可の特定保健用食品(略称トクホ)以外の食品は健康維持機能を表示できないが、ある程度の科学的な根拠が存在する食品に対して、「○○の改善に役立つ」などの表示を認める「条件付きトクホ」(仮称)の導入を厚生省が検討しているという。
この条件付きの導入で、これまで惜しくも選に漏れていた食品も、機能表示が可能になることで、「良貨」を増やし「悪貨」の駆逐を目指す新制度に対する期待は大きい。味の素は、マヨネーズでは初めてコレステロール低下作用について特定保健用食品の許可を受けた新製品「ピュアセレクト サラリア」を9月10日に発売する。ディーゼル排ガス、胎児にも影響?
東京理科大薬学部の武田健教授と押尾茂研究員らが、北海道旭川市で開かれる日本不妊学会で9月4日に発表したところによれば、妊娠中にディーゼル排ガスを吸ったマウスから生まれた雄は、成長後の精巣に異常が現れ、精子生産能力も低くなるという。同様の症状は、成熟した雄マウスに排ガスを吸わせる実験でも確認されていたが、胎児への影響が突き止められたのは初めて。排ガス浄化装置でも除去できない物質が原因の可能性も残っている。
2004/08/28ネットで増加する医薬品販売、上場企業も登場
コンビニで売れる薬の範囲をめぐって、厚生労働省と業界で激しい綱引きがあったばかりだが、薬局などでしか認められていない医薬品の販売が、インターネット上で増えている。この手の商売をする業者は100社にのぼる。ネット販売をビジネスモデルとした企業が急成長し、東証マザーズに上場している現実に、法律は対応できず、厚労省はこれといった効果的な手が打てないまま、困惑している。ヘルシーリポート: オリーブオイル 食の健康彩る「黄金の液体」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040828ddm010100170000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/28アテネ五輪で勝者の頭を飾る小枝の冠のオリーブの木は、紀元前から「黄金の液体」を生む樹木として知られ、果実から搾りとったオリーブオイルがいま、健康的な食を彩るオイルとして改めて注目されているというレポート記事。▼オレイン酸効果、コレステロール低下−−「悪玉」LDLにのみ作用
またトコフェロール類(ビタミンE)や抗酸化作用のあるポリフェノール類も多く、これらが皮膚のシワ形成を抑制したり、老化を防ぐ働きのあることも明らかになっている。このほか、オリーブオイルは胆汁の流れを活発化するため「胆石予防にも効果がある
▼最高級エクストラバージン、100Kgの実から7Kg−−酸度と専門家の検査で選ぶ
オイルの種類の中の最高級のエクストラバージンは、酸度(1%以下)と専門家の官能検査(味や香り)で選ばれたオイルで、100Kgの実から7Kg前後しか採取できないという。
▼生で搾った究極の香り−−ピエトラ・コロンビナ
搾りたての香りたつオリーブオイルの一つがイタリア・トスカーナ産の「ピエトラ・コロンビナ」(750mL、5250円)。スパイシーな辛みと若々しい香りが特徴で、国内では日清オイリオが輸入、通信販売限定で予約を受け付けている。
2004/08/27トマトジュースが糖尿病患者の血液凝固能を低下
米国医師会誌「JAMA」の8月18日号に掲載された研究では、トマトジュースが2型糖尿病患者の血液を希釈して凝固能を低下させるため、アテローム性動脈硬化症や心臓発作、脳卒中などの心血管障害リスクさ低下させて、致死性の障害の回避に役立つことが明らかになった。
2004/08/26甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに
米Harvard大学公衆衛生校予防医学部のMatthias Schulze氏らの研究で、米医師会誌のJournal of American Medical Association誌2004年8月25日号に掲載された報告によると、甘いソフトドリンクには、通常サイズ1缶(350mL)に、50gの板チョコ1枚分に匹敵する約33gもの砂糖(ショ糖や果糖)が含まれており、これらの飲料を毎日1本以上飲み続けた成人女性では、ほとんど飲まない女性に比べ、2型糖尿病発症リスクが約1.8倍高く、又調査期間中に飲む量が増えた群では体重増加が特に著しいことが判明した。缶ビール1缶(350mL)のエネルギー量もコーラ類とほぼ同じなので、1日の総エネルギー量を増やさないように努める必要があると警告している。
≪関連情報≫
ソフトドリンク、日本では茶系飲料がトップ、甘み控えめが主流へ
「ミネラル」を忘れていませんか−−栄養学者が注意喚起
最近、米農務省の研究者が、銅(copper)が免疫機能アップに効果があることを示す研究成果を、「臨床栄養学雑誌」(American Journal of Clinical Nutrition)で発表して、銅、亜鉛などの微量なミネラルの重要性が見直されてきている。
2004/08/24野菜に含まれるビタミンCを増やしてくれる冷蔵庫が登場する。野菜室に保存した野菜の光合成を促して、野菜に含まれるビタミンCを購入時より増やすという冷蔵庫を三菱電機が発売する。
■ 主な特長
1.「光合成LED」搭載で野菜のビタミンCを増量する「うまさビタミンV増量 光パワー 野菜室」
2.水道水の中に含まれる溶解性鉛を低減する「うまさ透明 鉛クリーン光清氷」
3.ビタミンCを配合した抗酸化処理を行うフィルターを搭載し、食品の酸化を抑え食品のおいしさ・風味を守る
2004/08/23約300℃の過熱水蒸気を食品に噴射し、食品の脂や塩分を落とすローカロリー調理を実現したウォーターオーブン“ヘルシオ”<AX−HC1>を発売。■ 主な特長
1.肉や揚げ物の脂を減らす『ローカロリー調理』を実現
2.塩鮭、塩さば、干物などの塩分を減らす『減塩調理』を実現
3.酸化を抑えて、ビタミンCの減少を抑える『低酸素調理』が可能
糖尿病になるとアルツハイマー病になり易い──米国で調査
シカゴにあるラッシュ大学医学センターの研究者達が1000人近いお年寄りを長期に追跡調査し、雑誌「神経科学」(Archives of Neurology )に発表したところに拠れば、糖尿病を患っている人は、アルツハイマ−病になる割合が高いことが判かり、糖尿病の3大合併症といわれる、じん臓障害、網膜症、脚の末梢神経障害に、アルツハイマー病が加わるかもしれないという。
2004/08/20脳卒中は月曜日に起きる−−フィンランドで調べる
フィンランド国立公衆衛生研究所ジャコビエビック・ディミトリー博士らが、12,801人の記録をもとに調べた結果を雑誌「脳卒中」(Stroke)最新号で発表したところによれば、、虚血性の脳卒中は、1週間のうちで、月曜日に断然多く起きており、日曜日に最も少ない。特に60歳〜74歳の高齢者では月曜日が断然多いが、女性一般では、火曜日が多いという。
2004/08/19やせ形男性もがんにご注意 厚労省研究班調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040820k0000m040110000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/19厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が90〜01年にかけて、全国の40〜60代の男女約9万人を継続調査した大規模疫学調査の結果、痩せた日本人男性は、標準体形の男性に比べてがん発生率が最大29%も高いことが分かった。肥満でがんのリスクが高くなる危険性は数多く指摘されているが、やせ形もがんになりやすいことが新たに示されたことになる。
調査結果によると、体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った値であるBMIが、23〜29.9の男性はがん発生率がほとんど変わらないが、やせ形になるに従って発生率は上昇し、発生率の最も低いBMI=23〜24.9と比較すると、最も痩せているBMI=14〜18.9場合は、29%と発生率が高くなる。一方、最も太っているBMI=30〜39.9でも発生率は22%と高かくなる。
2004/08/17オーラルセックスの「普通の行為」化でクラミジア咽頭感染が増えている
岐阜大学医学部附属病院成育医療・女性科の三鴨廣繁氏らの研究グループが、国立感染症研究所感染症情報センターの病原微生物検出情報月報2004年8月号で報告したところに拠れば、オーラルセックスがごく普通のパートナーが日常的に行う性行動になった結果、クラミジア咽頭感染が増え、感染拡大の一因になっているという。▼IASR Vol.25 No.8(No.294) August 2004 における、本論文の全文「 クラミジア咽頭感染の実情」
2004/08/16アガリクス、アロエは健康によい? データを公開
「にがり」や「アガリクス」など広く使われている健康食品について、有効性と安全性の科学的な根拠を示そうと、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」が、約100種類の食品に関するデータをホームページで公開した。
例えば、ビフィズス菌は腸内に多量にあると「栄養成分の吸収が健全に行われる」、アロエは 「便秘に対してはおそらく有効」など。▼国立健康・栄養研究所のホームページ
「健康食品」の安全性・有効性情報ページ
http://hfnet.nih.go.jp/
2004/08/15高齢者も使いやすいHPへソフト開発 電機・IT大手
経産省は6月、日本工業規格(JIS)で高齢者らに配慮したHP作成を促す新基準を採用した背景もあり、情報技術(IT)大手各社が、高齢者や目の不自由な人たちがインターネットを簡単に使えるようにするソフトの開発・販売に力を入れている。ホームページ(HP)の小さな文字を拡大したり、文章を音声にして聞いたりすることができ、見やすいHPを作成できるように企業や自治体をサポートするソフトも登場している。危ない!女子スポーツ選手 体脂肪率10%以下だと全員が月経異常
厳しい練習を重ねる女子選手は月経異常が起きやすいことはよく知られており、筑波大の目崎登教授(スポーツ医学)は、五輪主要競技の女子強化選手(1772人)と普通の女子大生(1786人)を対象に、体脂肪率や月経異常の有無などを調査・比較した結果、体脂肪率が低いほど月経異常の割合が高くなることを明らかにした。
2004/08/13長寿に重要な役割果たす、たんぱく質発見
国立遺伝学研究所とチェコのサウスボヘミア大学の研究チームが12日付の英科学雑誌EMBOジャーナル電子版で発表したところに拠れば、長寿に重要な役割を果たす新しいたんぱく質を明らかにした。このたんぱく質がうまく働かないと生活習慣病などを発症する恐れもあり、寿命を延ばす治療法開発にもつながると期待される。
2004/08/09牛乳1日250cc以上飲むと…大腸がんの危険性下がる?
米国、カナダ、オランダ、スウェーデン計4カ国の約53万人の健康状態を6〜16年間に亘る追跡調査を米ハーバード大学チームが米国立がん研究所誌に発表したところに拠れば、牛乳を250cc/日以上飲む人たちは、大腸がんの危険度が15%低く、カルシウムを700mg/日以上摂取する人たちも危険度が20%程度低ということがわかった。
2004/08/06緑茶かウーロン茶を毎日飲むと高血圧を予防、1杯/日以上で、高血圧発症リスクが46%低く−−台湾の疫学調査
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/324042
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/06米医学誌「Archives of Internal Medicine」に発表された、台湾・国立成功大学による疫学調査結果によると、緑茶かウーロン茶を毎日120ml(湯のみ1杯程度)、1年以上飲み続けている人は、高血圧の発症リスクが低いという。身体的症状で末期がん患者の生存期間を判断
がん関連医学誌「Cancer」7月26日号によれば、吐き気、息切れ、衰弱といった末期がん患者の呈する身体的症状が生存期間の優れた予測材料であることが判明し、進行がん患者の治療にあたる医療専門家がすでに認識していることが科学的に裏付けられたという。
2004/08/04「緑茶で胃がん予防」女性で確認 厚労省研究班が調査
緑茶のがん予防効果については、これまで肯定、否定両方の報告があったが、厚生労働省の研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)による全国7地域の40〜60代の男女約73000人を、7〜12年にわたって追跡した大規模な疫学調査の結果によれば、男性では効果が確認できなかったが、5杯/日以上緑茶をよく飲む女性では胃がんになるリスクが低くなることが明らかになった。
2004/08/02【続報】「妊娠女性と3歳未満の子どもはヒジキを食べるべきでない」、その他の人も週に小鉢1杯まで
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/323166
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/02厚生労働省は、英国食品基準庁(FSA)の発表を受け、Webサイトに「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」を掲載し、4.7g/日以上を連日摂取しなければ、WHOの規定以下で、健康リスクを高めることはないとしているが、ヒ素の毒性に詳しい聖マリアンナ医科大学予防医学講座助教授の山内博氏は、一般的なヒジキ料理の一食分は、厚労省が発表した1日平均摂取量の数十〜100倍近い分量であることより、発癌性以外に低濃度の無機ヒ素が胎児に傷害を与える危険性があるので、「妊娠女性と3歳未満の幼児はヒジキを食べるべきではない」と云う。
2004/07/31ヘルシーリポート: 高齢者にはL−カルニチンを
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/07/31/20040731ddm010070169000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/07/3朝食向けに、アミノ酸やビタミンC入りのソーセージタイプの食肉製品が登場、人気を呼んでいるという。その理由は、調理は電子レンジで約1分の簡単便利で栄養バランスも良く、一日の活力源としてもピッタリということから。
中でも注目されているのが体脂肪を燃やしたり、脳細胞の破壊スピードを抑える働きを持つ成分でアミノ酸の一種、L−カルニチン入り。このL−カルニチンの不足が高脂血症や糖尿病などの生活習慣病、痴ほう症状を引き起こす原因ともなっているから。▼関連情報:
・ダイエット成分のカルニチン、ヒットの兆し ゼリー飲料、ペット飲料、サプリなどが幅広く登場(2004.5.7)
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/306047
・伊藤ハム L-カルニチン、ビタミンC入り「朝のフレッシュ モーニングブラウン」
http://itoham.mediagalaxy.ne.jp/corporate/news/040420.html・サプリメント・健康食品 > L-カルニチンで脂肪を燃焼!
http://allabout.co.jp/fashion/supplement/closeup/CU20040416A/・脂肪燃焼に不可欠なL-カルニチンを検証
http://health.biglobe.ne.jp/colum07/item72.html
2004/07/30ビタミンKが肝癌を予防
米国医師会誌「JAMA」7月21日号に掲載された骨量減少に対するビタミンK補充の影響を評価した研究では、ビタミンKが肝癌予防に役立つ可能性が明らかになった。
ビタミンKの肝癌を予防するメカニズムは不明。風邪薬や抗生物質 副作用死?106件
厚生労働省によると、風邪薬や抗生物質の服用後、全身の皮膚や目がやけどのようにただれる「スティーブンス・ジョンソン症候群」を発症した例が、昨年秋までの2年7ヶ月間で1064件に上ったことが分かった。このうち、市販の風邪薬や解熱剤が原因と見られるケースは58件有り、死亡につながった例も106件に上っており、医療関係者や患者に注意を呼びかけている。▼厚生労働省・トピックス・医薬品等安全性関連情報(07/29)
>「医薬品・医療用具等安全性情報 No.203」 > 「医薬品による重篤な皮膚障害について」英国食品規格庁がヒジキを食べないように勧告、発癌リスクを高めると考えられる無機砒素含むため
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322579
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/30英国食品規格庁(Food Standard Agency; FSA)は、ロンドン地域で売られている海藻類について調べたところ、癌の発症リスクを高める無機砒素が含まれており、ヒジキを摂取することで無機砒素の1日摂取許容量を大幅に超えてしまうことが分かったために、7月28日、ヒジキの摂取を止めるよう勧告した。調査した昆布や海苔など、5種類の海藻類について、31サンプルが採取され、そのうちヒジキは9サンプルで、全て日本製だったという点が、注目されるポイント。
これを受け、厚生労働省が出したコメントは、「ヒジキを極端に多く摂取するのではなく、バランスのよい食生活を心がければ健康上のリスクが高まることはないと思われる。」というもの。▼FSAのニュース・リリース、または日本語による、ニュース・リリース
2004/07/29ビジネスパーソンの半数近くがサプリメントで栄養補給
nikkeibp.jpアンケートの「ビジネスパーソンの健康意識」によると、回答者の半数近くが食事に加えてサプリメントも使って栄養のバランスを整えていた。種類別では「ビタミン」が1位で、「ミネラル」、「アミノ酸」と続いた。
▼3人に1人の割合で、健康に不安を感じながら日々仕事に励んでいる
▼判っていても止められない不健康な生活
「運動不足」(67.2%)>「睡眠不足」(44.2%)、「ストレスの蓄積」(41.5%)と続く。▼健康の増進と維持のため、いろいろと心がけることは?
「規則正しく、栄養バランスを考えた食事」が、一位でした・・・▼健康に良い食品として意識的に食べているものは?
圧倒的多数の回答があったのが、「野菜類」。
2004/07/28市販のにがり、商品によって濃度に大差(大阪府の調査)
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322215
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/28ダイエットに効果があるなどとする情報で注目された「にがり」は、最近ではスーパー等でも販売するようになっているが、規格などがなく、表示も統一されていない。大阪府の消費生活センターは7月26日、市販のにがり17銘柄の成分と価格、表示についての調査結果を発表した。その結果によると、主成分のマグネシウムの濃度に約17倍の差があり、価格は1mL当たり1.6〜60円と40倍の開きがあった。価格とにがり濃度の関連性は見られなかった。
▼大阪府の消費生活辞典
「にがり”の成分や表示等についてテストをしました」(2004/07/26)・ 詳細資料(PDF)
2004/07/26便通悪いと…睡眠にもトラブル
花王、国立精神・神経センターによる首都圏の成人女性を対象にしたアンケート調査において、腸の機能が低下する機能性便秘や、ストレスなどが原因で下痢、便秘を繰り返す過敏性腸症候群の症状を持つ女性は、何らかの睡眠トラブルを抱えていることが明らかになった。ピロリ菌“二面相”
米科学誌「サイエンス」最新号によると、全世界人口の半数以上が感染しているとされ胃潰瘍の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌は、感染する人の血液型に合わせ、巧みに姿形を変えて胃粘膜に住みつく順応性があることを、日本、米国、欧州の国際研究チームが初めて突き止めた。
2004/07/24苦いホップは白髪の「良薬」 資生堂・キリン共同研究
資生堂とキリンビールは23日、「ビール原料のホップの苦み成分などが、髪の毛を黒くするメラニン色素を増やす白髪予防効果がある」という共同研究結果を発表した。年内にもホップエキスが入った育毛剤を発売する予定。
2004/07/23にがりやマグネシウムに「痩身効果」があるのか?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321304
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/23国立健康・栄養研究所は7月21日、「誤解されている健康情報の事例」を掲載した。「『にがり』と『痩身効果』について」を取り上げており、にがりやマグネシウムに痩身効果があるという情報は、「確実な根拠・文献等はありません」としている。但し、マグネシウムは、医薬品では下剤として使用されており、多量に摂取すると下痢になる可能性があるのは事実。
▼国立健康・栄養研究所・データベース「健康食品の安全性・有効性情報」
・ 「誤解されている健康情報の事例」
・本件に関する、厚生労働省の通知文(PDF)「がんの治療に役立つ健康食品(根拠は必ずしも確立されていない)」という表示が可能に?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321265
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/236月に厚労相から「『健康食品』に係わる今後の制度のあり方について」という報告書が発表された。この報告書では、「食品機能の表示の科学的根拠が現行の審査基準を完全に満たしていないものであっても、一定の科学的根拠が存在すれば、効果の根拠が確立されていない由の表示を付けることを条件として、『身体の構造/機能表示』を広く許可すべきである」と、提案をしている。この提言に関する、「お医者さんも戸惑う健康情報を見抜く」の小内亨氏の私見が披露されている。
上記の記事を読む前に、参考となるページを紹介いたします。
▼(財)日本健康・栄養食品協会の
「健康食品」に係わる今後の制度のあり方について(提言)
「参考資料 ---提言のポイント 」 が大いに参考になります。
2004/07/22バナジウム水が血液をサラサラにして糖尿病を防ぐ
バナジウムを含むミネラルウオーター(バナジウム水)を、わずか80μg(0.08mg)/日を飲んでも、インスリンの効き目を改善させ糖尿病を防ぐことがわかった。こんな研究成果を中村学園大学のグループが発表し、話題になっている。糖尿病を改善する治療効果が確認できた投与量は、1日あたり数十mgであったが、上記の結果は、この数百分の1の量で予防効果が期待できるというもの。
焼き魚は脳卒中の原因「心房細動」を予防する?!−−米国CHS研究から判明
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/320932
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/22米国の高齢者約4800人を12年間追跡したCHS(Cardiovascular Health Study)研究の結果。魚好きの人に脳卒中が少ないことは既に報告されていたが(JAMA;285,304-12,2001など)、脳卒中の原因にもなる「心房細動」という不整脈を、焼き魚をよく食べる人は発症し難いことが分かったと米国心臓協会(AHA)が発行する「Circulation」誌電子版で、7月19日に公開された。がん放射線治療行う医療機関 専門医わずか3割
がんの放射線治療を行う医療機関のうち、専任の放射線科医がいるのは3割に過ぎないことが、日本放射線腫瘍学会が行った初の実態調査で明らかになった。
2004/07/20歯周病に効く化学物質発見
薬剤が効き難い歯周病菌に対し、優れた殺菌効果を示す物質をライオンのオーラルケア研究所が、ボディーソープなどに使われている化学物質「イソプロピルメチルフェノール」が、突破力も殺菌効果も極めて高いことを発見した。▼ライオン・プレスリリース 2004/07/22
殺菌成分“IPMP”の浸透殺菌効果を確認・歯周病予防歯磨き『デンターシステマ』新発売
2004/07/16医師の手洗い実践率は 57%
医療従事者のずさんな手の衛生管理は個々の患者に院内感染リスクを生じさせ、薬剤耐性菌の蔓延を引き起こす原因となることは知られていることではあるが、米国内科学会誌「Annals of Internal Medicine」7月6日号に掲載されたスイスの小規模研究では、その実践率は57%にとどまっているという。牛乳が大腸がんを予防
がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」7月7日号掲載の研究報告は、米ハーバード大学公衆衛生大学院およびブリガム&ウィミンズ病院の研究者らが米国および欧州における53万4000人を対象とした10の研究データを統合したところ、1日にグラス1杯強の牛乳により大腸がんリスクが低減することが明らかになった。この要因は、主に牛乳に含まれるカルシウムによるもと考えられる。コンビニで「医薬品」、371品目30日に解禁
厚生労働省の発表によれば、コンビになどの薬剤師がいない一般小売店での医薬品販売について、薬事法の施行規則を改正するなどして、30日から店頭での販売を解禁する。政府の総合規制改革会議の要請を受け、「安全上問題がない」として15製品群の医薬品371品目を、成分を変えないまま、販売規制のない医薬部外品に移行させる。
新たに医薬部外品として加わる区分は、服用タイプのかぜ薬は含まれていないが、整腸薬、消化薬、下剤、コンタクトレンズ装着薬、いびき防止薬など9種類。天気と痛み、関係あり 名大助教授ら、ネズミ実験で実証
台風が来たり、気温が下がったりすると関節の痛みが増す――。天気予報よりよく当たる、とも言われるこんな経験則に根拠があることを、名古屋大環境医学研究所の佐藤純・助教授らがネズミの実験で確かめ、17日、東京での日本ペインクリニック学会で発表された。
2004/07/15ナッツ好きの女性には胆石が少ない! 米国の大規模女性疫学研究から判明
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/319777
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/15米国の女性看護師およそ8万人を、20年間追跡した疫学研究「Nurses' Health Study」から、以前はナッツ好き女性に2型糖尿病が少ないことが分かり大きな話題になったが、今回ナッツをよく食べる女性には、ひどい胆石症になる人が少ないというもので、胆石との関係が明らかになったのは初めて。研究結果は「American Journal of Clinical Nutrition」誌7月号に発表された。
2004/07/13エイズ新治療薬、患者の26%からウイルス未検出
スイスの製薬会社ロッシュの研究チームは12日、バンコク北方のノンタブリで開会中の第15回国際エイズ会議で、エイズウイルス(HIV)の免疫細胞への侵入を防ぐ、新タイプの治療薬「エンフューヴィルタイド」(T20)が、従来の薬よりもかなり高い効果をもたらすと発表。
2004/07/12「健康増進法」は国民に役立っているの? 健康効果あっても記者にも伝えられない、法律の壁
7月1日に日本コカ・コーラが、新製品記者発表会を都内のホテルで開いた。1本350mlに大豆ペプチド4000mgを配合したペットボトル飲料「パワーエイド」のニュースリリースには「“実感できる”高機能性飲料」と記載しているが、「何を実感できるのか」については、記者発表では具体的な説明が一切なかった。
このため出席した記者から、「実感できる高機能性飲料とのことですが、具体的に何を実感できるのですか」との質問が相次いだ。これは、2003年5月30日に公布され、同年8月29日に施行された「改正・健康増進法」と、これに基づき8月29日に通知された「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針」の内容を厳密に守れば、トクホを取得していない一般の食品に関して、健康効果を一切説明できないために起こった奇妙な現象のレポート記事である。
今回の日本コカ・コーラの記者発表会は、改正・健康増進法の取り決めを頑なに守った、数少ない例の一つなのだが、このように法律を厳格に守っていると、どのような健康効果を期待できるのかを記者は知ることができないし、消費者に正確な情報も伝わらなくなるので、この健康増進法は、はたして日本国民の“健康増進”に役立つ法律なのだろうか? 科学的根拠がある製品に、健康効果をうたえないのはおかしいと疑問を呈しているこの記事を、皆さんはどう読みますか?
▼関連記事:
「不二製油「大豆ペプチド」の生産を10倍に増強エビデンスが続々、2004年のヒット商品の予感」
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/293103喫煙者、糖尿病の危険高い
茨城県総合健診協会の西連地利己さんらが大規模追跡調査で突き止め、専門誌「米国疫学雑誌」に発表したところによると、40歳以上の喫煙者は、糖尿病になる危険が非喫煙者より、男性では1.27倍、女性では1.39倍、高まるという。
2004/07/11予約続々!がん発見に新型画像装置「PET」
小さながんでも発見率が高いとされるPET(陽電子放射断層撮影)装置を7台そろえた世界最大規模のPET検診・診断施設が今月、JR新横浜駅そばに「新横浜イメージングセンター」が開設された。
2004/07/09ダイエットで、男性の勃起力が回復
イタリアでの研究で、「JAMA(米医師会雑誌)」最新号に報告されたもので、対象は35〜55歳のBMIが30以上のかなりな肥満の男性の話です。
2004/07/08カビ におわなくても脳にストレス
梅雨時に発生しやすいカビの臭いは、慣れてほとんど感じなくなっても脳にストレスを与えていることが、杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らの実験でわかった。実験ではα波3割減 だった。
2004/07/07〈元気〉早食いを調べてみました ゆっくりかんで緊張抑える
「早食いは太る」「体によくない」といわれますが、どの程度の影響が あるのかを調査した記事。財団法人ライオン歯科衛生研究所が東京歯科大と協力して東京都内の20〜50代の会社員男女340人の肥満との関係を指標にBMIを使い調べた。≪結果≫ 「早い」と答えた人(40%)の平均BMI=23.5、
「どちらとも言えない」(45%)の人のBMI=22.4、
「遅い」(15%)の人のBMI=21.6。
早いと自認する人ほど、肥満度が高かった。
生活習慣病を判り易く解説したウェブサイト「Livita-Life」開設される
大正製薬株式会社は、生活習慣病をわかりやすく解説したウェブサイト「Livita-Life」を7月7日より開設しました。 「Livita-Life」のコンテンツは、次のとおりです。人間ドックで受信した結果を、上記の「健康診断結果の正しい見方」のページでチェックしてみて下さい。大事な事を見落とししているかも知れませんよ。
セルフチェックのページの中では、バイオリズムのチェック出来ます。
2004/07/06単身赴任「朝食は毎日」は6割 朝ごはん実行委調査
農水省と農協が朝食の普及活動のために組織している「朝ごはん実行委員会」が単身赴任者の朝食について調査したところ、
「毎日必ず朝食を食べている」人は、59%、
「朝食を食べない」人は、13%だった。朝食を食べている人のうち、自宅から通っている時に比べて朝食を食べる頻度が「減った」と答えた人が24%で、「増えた」の7%を大きく上回っており、単身生活が朝食離れにつながることが分かった。
2004/07/05エイズの進行防止にマルチビタミンが効いた
ハーバード大学の公衆衛生学のグループがニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンで報告したもので、HIVにかかった女性にマルチビタミンを与えたところ、エイズの進行が防止する効果があるという(約30%のリスク低下)。
2004/07/04健康食品を独自に検証…医師らがグループ設立
健康補助食品の効能や安全性を独自に検証する調査研究グループを第一線の医師・薬剤師らが設立した。市販の様々な商品を評価し、結果を順次インターネットで公表する方針という。
この調査研究グループは、野本亀久雄・九州大名誉教授が理事長を務め、九州大、慶応大教授が副理事長に就任。今後健康補助食品の安全性、有効性を検証していくという。
2004/07/02喫煙者はやはり早死にが多い−−喫煙の影響を英国で50年調査
英国で1951年から50年間かけた大規模な調査の結果が、ブリティシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に報告されたもの。がん患者の生存期間が大幅に延長
米国では、がん診断後の生存率は、1971年には人口の1.5%であったが、現在は3.5%と着実に増加している。がんの診断を「死刑宣告」と捉えるのではなく、大半の患者が何年間も生存を期待できるという「生存者」と表現されつつあるという、米国がん事情報告。サボテンで二日酔いが予防できる!、米国Tulane大学が厳密な試験で確認
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/317066
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/02食用サボテンの実のエキスを、お酒を飲む5時間前に摂ると、二日酔いが軽くなるという研究結果が、米国医師会の学術誌『Archives of Internal Medicine』6月28日号に掲載された。研究で使われたサボテンエキス入りサプリメントは、米国では「HPF」(Hangover Prevention Formula;二日酔い予防フォーミュラ)という商品名で市販されている。
2004/07/01代謝アップで寿命もアップ
あくまでも、マウスでの話だが、肥満度や、脂肪を除いた体重と、寿命の間には相関が無く、平均より17%酸素の使用量の多いマウスでは、36%長生きしたという。溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」7月1日新発売
大塚製薬株式会社は、溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」ドリンカブル マルチビタミン、「ネイチャーメイド」ドリンカブル C1000、「ネイチャーメイド」ドリンカブル アイアンの3種類を、7月1日より発売する。「ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズは、ビタミンやミネラルがジュース感覚でとれるサプリメント。
「ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズの商品特徴
1.水に溶かして飲むサプリメント。
▼Naturemade ネイチャーメイドについてのQ&A
2.錠剤やカプセルタイプが苦手な方にも手軽にとれる。
3.溶かす直前に封を切るので、溶かしたてのビタミン、ミネラルが補給できる。
4.保存料、着色料は無添加。
5.1杯で15kcalのカロリーオフ。
2004/12/26医療不信の中、病院評価高まる“受診熱”
医療の質や安全管理体制の第三者評価機関「日本医療機能評価機構」(坪井栄孝理事長)に認定審査を申し込んだ病院が、全国の病院の1/4を突破した。
病院改善の貴重な“外圧”として効果を上げる病院がある一方で、認定審査を受ける病院向けの“合格対策ビジネス”も活況を呈している。
≪参考≫:
▼日本医療機能評価機構
2004/12/25喫煙者:飲酒量増えるほどがん発生率高まる
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041225k0000e040027000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/12/25厚生労働省研究班の大規模疫学調査によって、たばこを吸う男性がにおいて、毎日、日本酒換算で3合以上飲酒をすると、時々飲酒する場合に比べ何らかのがんになる危険性が2倍以上になることが判った。アルコールの分解酵素が、たばこに含まれる発がん物質を活性化している可能性があるという。
女性は毎日、飲酒する人が少なく、はっきりした傾向が出なかった。 毎日の飲酒量は、日本酒で1合(ビール大瓶1本、ワインでグラス2杯)程度に控えた方が良いという。「痴呆」の呼称「認知症」に、厚労省が決定
厚生労働省は24日、「痴呆(ちほう)」の呼称を「認知症」に改めることを決定した。
2004/12/24特集WORLD:笑学校 恐るべきワッハッハッのパワー
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041224dde012070089000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/12/24笑えば「がん」と闘うナチュラル・キラー(NK)細胞が活性化し、がんにだって打ち勝つことができるという。 ある男性が悪性リンパ腫になったが、下記の「笑いの処方せん」を実行して1年後に「がんが消えた」という。その処方箋は?「笑いの処方せん」の主な内容:
- 朝、洗面時に息を吸ってワッ、息を吐きながらハッハッと声を出して5回笑う。
- 食後「おいしかったなあ」と心からため息をつく。「私はなんとハンサムだ」と、心から思いながらワッハッハッと5回笑う。
- 看護師を笑わせるジョークを、毎日必ず三つ用意する。
- 面会の人とゲラゲラ笑うこと。
- 楽しかったことを日記につける。
- 寝る前に今日はなんて幸せと心からワッハッハッと笑う。
パソコンを膝の上で使うと、精子作りに影響あり
米ニューヨーク州立大学のジェフィム・シェンキン博士らの研究によれば、ラップトップ型やノート型のパソコンをいつもひざに乗せて使っている男性は、精子をつくる能力が損なわれるおそれがあるという。
これは、股間の温度が長時間上昇することで、精子を作リ出す機能が低下する可能性があるというもの。
2004/12/20総入れ歯の高齢者: 歯茎磨けば肺炎防止に
東北大医学部の佐々木英忠教授(老年・呼吸器内科)らが、国内8か所の養護老人ホームに入所している366人を調べた研究によれば、歯のある人の場合、口腔ケアをすると発熱回数が少なく、食欲も上がり、肺炎の発症率は、口腔ケアをしない人に比べ57%減少した。入れ歯の人も同様で、肺炎の発症率を55%も減らせることがでわかったという。
2004/12/17葉酸と乳がん発症に関連性?
英医学誌「British Medical Journal」12月11月号に掲載された英国の研究では、葉酸サプリメントの摂取により、二分脊椎などの先天性欠損の予防効果が得られる反面、妊娠後期の多量の葉酸サプリメント摂取が数十年後の乳がん発症の増加に関連する可能性が判明したという。
2004/12/13マルチビタミンが早産、未熟児出産を防ぐ
米ノースカロライナ大 学の研究者が、雑誌「米疫学ジャーナル」で報告したところによれば、マルチビタミン剤(総合ビタミン剤)を、妊娠する前から服用していた女性は、早産や未熟児を出産することが少ないことがわかった。
これは、葉酸が胎児の健康を守り、早産、未熟児出産防止に役に立っているものと思われるとのこと。
2004/12/11殺虫剤:有機リン系、使用には注意を! 吸い込み許容量超す−−都調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20041211ddm013100046000c.html
毎日新聞 > 暮らし > 健康 2004/11/26家の台所や部屋でゴキブリなどを見つけると、すぐに殺虫剤を使いがちだが、有機リン系の殺虫剤を使うと、場合によっては健康への影響が懸念されることが東京都健康安全研究センターの調べで分かった。都が注意を呼びかけたのは、ジクロルボス(DDVP)という殺虫剤。大量に吸うと頭痛や呼吸困難などの症状が生じる。動物実験の結果から発がん性や脳神経への影響が指摘されている。
▼東京都>報道発表資料 [2004年10月掲載]
◇厚労省、都道府県に通知
ジクロルボスを含有する蒸散型殺虫剤の使用は要注意!
▼厚生労働省>報道発表資料 2004年11月
◇「半日は窓開けないで」−−柳沢・東大大学院教授ら、空中散布の影響調査
ジクロルボス(DDVP)蒸散剤の安全対策について
特集「癌治療の実力病院」 癌病院は「生存率で選ばれる」時代に!
日経メディカルと日本経済新聞は共同で、癌診療病院773施設を対象に大規模調査を行い、200病院余りから回答を得た結果より、胃癌、肺癌、肝臓癌、直腸癌、結腸癌、乳癌の6つの癌に関して、病期別5年生存率など、約13万症例の成績を集めた。浮かび上がったのは、「癌治療に強い」との評判と実際の成績とは必ずしも一致しないこと、着実な実績を上げる実力病院がある一方で、5年生存率が平均よりかなり低い病院もあり、大きな実力格差が存在する。これからの病院は、評判で選ばれるのではなく、開示された成績と評価で選別される時代になった。
今回の調査における実力No.1は、「愛知県がんセンター」という結果になった。
▼Nikkei Net 「いきいき健康」>「総合評価」病院ランキング 2004年3月29日
■ ランキング上位の病院
- 聖隷浜松病院、「強さ」支える委員会活動
- 亀田総合病院、進取の精神、「質」も着々
- 聖隷三方原病院、患者の視点でチェック
- NTT東日本関東病院、IT導入で意識改革
- 福井県済生会病院、「病院らしくない病院」
- 聖路加国際病院、快適な環境作りに力
- 松波総合病院、地域医療の要めざす
- 刈谷総合病院、公的役割担い質向上
- 国保旭中央病院、地域医療の中核担う
- 横浜市大市民総合医療センター病院、安全対策さらに徹底
2004/12/10サメ軟骨に癌治癒効果の科学的根拠なし
米ジョンズ・ホプキンズ大学の生物学および比較医学部門研究教授Gary K. Ostrander氏が、がん関連医学誌「Cancer Research」12月1日号に発表した論文によれば、天然のサメ軟骨製品はがんの代替療法として一般的に利用されているが、がんが治癒するという科学的な証拠はないと結論付けた。将来的にはサメ軟骨の特定成分の有益性が判明する可能性はあるが、現時点では誤った期待を抱かせる「似非科学」を非難している。
2004/12/04受動喫煙で乳がん2.6倍…厚労省調査
喫煙習慣がないのに職場や家庭などでたばこの煙を吸ってしまう女性は、そうでない非喫煙女性に比べて2.6倍も乳がんになり易いことが、厚生労働省研究班の大規模調査で分かった。閉経後の女性では、喫煙による差はみられない。
▼厚生労働省研究班による多目的コホート研究・JPHC Study
喫煙・受動喫煙と乳がん発生率との関係について ―概要―
2004/12/02トマトのリコピン、再発した前立腺癌の進行を抑制−−米専門医が臨床データを公表
米デトロイトのカルマノス・ガン研究所内科・腫瘍学科のオマール・クチューク教授が11月26日、都内で開催されたセミナー「リコピンと 21世紀の健康」(主催:イスラエルのライコレッド社)で、発表した研究結果によると、トマトの赤い色素成分リコピンに、再発した前立腺癌の進行を抑える作用があるという。
2004/11/29アルコールの脳への害はビタミンB1不足も一因に
「神経科学ジャーナル」(Journal of Neuroscience )に掲載されたところによると、アルコールを長年飲み続けて依存症がひどくなると、アルコールの悪影響で脳細胞が破壊されて、様々な障害を起こす。
その中の「ウエルニッケ・コルサコフ病」は、アルコール中毒を原因とする精神症で、発熱、頻脈、歩行失調、眼筋マヒ、譫盲(せんもう)、多発神経炎、健忘症などを伴う。この病気はアルコール中毒の上にチアミン(ビタミンB1 )欠乏により起きることがわかったという。
2004/11/27大気汚染が動脈硬化を招く
南カリフォルニア大学の医学部のニノ・クエンズリ助教授(環境科学)らが行った研究で、11月14日に米心臓学会総会(ニューオリンズで開催)で発表したところによれば、大気に浮遊している微粒子が、動脈硬化を招き、心臓血管系の病気の原因になっているという。
研究内容は、ロサンゼ ルスに住む40歳以上の住民798人について調べ、大気中の浮遊微粒子が、10μg/(立方メートル当たり)増えるにつれて、頸動脈の動脈壁が4.3%肥厚していることがわかったというもの。
2004/11/26野菜に光合成させる冷蔵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/26/20041126ddm010100160000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/26キッチン家電に、機能性やデザイン性にプラスする新たなトレンドが生まれており、三菱電機は「ビタミンを増やす、守る」調理家電を開発、注目されている。
光合成LEDで保存野菜のビタミンを増やす世界初の冷蔵庫は、発芽野菜(ブロッコリー)でビタミンCの変化をテストしたところ、従来冷蔵庫では保存3日後に25%減少するのに対し、LED野菜室では逆に10%増量。ホウレン草など葉もの野菜は3倍もみずみずしさが保たれるという。▼三菱電機・シェフレ・抗酸化
http://www.mitsubishielectric.co.jp/shufu/osusume/kousanka/index.html
長生きの秘けつは肉食−−高田明和・浜松医科大名誉教授に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/26/20041126ddm010100163000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/26長生きのために肉や脂肪を控える「粗食」のすすめが広がっているが、浜松医科大名誉教授(生理学)の高田明和さん(68)は、長生きの秘けつは肉食にあり、脳と心の健康を保つ上でも重要と、最近の研究で明らかになった「心を元気にする」食肉の働きなどを説く。
- 脳の健康維持に必要−−セロトニンが精神の安定保つ
- 免疫力を高める−−タンパク質を効率的に吸収
- カルニチン、体脂肪燃焼に不可欠/アナンダマイド、至福感もたらす
- 「高齢者は淡泊」誤解−−食生活、油脂を取って元気に
2004/11/25肥満あるいはやせた人は、普通の男性より精液の濃度が低く、精子の数も少ない
デンマーク国立病院発達生殖研究部門のNiels E. Skakkebak氏らがFertility & sterility誌の10月号に発表したBMI(body mass index)と精子の質の関連によれば、若い男性で、肥満あるいはやせた人は、普通の男性より精液の濃度が低く、精子の数も少ないという事実が明らかになった。
徴兵検査を受けた男性の1558人(平均年齢19歳)を対象に、それぞれのBMIと精子の質や生殖ホルモンとの関連を調べた結果、BMIが25より高い、肥満のグループは、精液濃度が普通の男性(BMI;20−25kg/m2)より21.6%低く、精子の数は23.9%少なかった。一方、BMIが20より少ないグループは、普通の男性に比べ精液濃度が28.1%低く、また、精子の数も36.4%少なかった。
2004/11/24「1日リンゴ1個で医者知らず」を証明
西洋には、「1日リンゴ1個で医者知らず」(An apple a day keeps doctor away. )と言うことわざがあるが、これは嘘ではないとする研究が、コーネル大学(米ニューヨーク州)のC・Y・リー教授(食品科学技術学部長)らによって雑誌「農業食品科学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry)12月1日号で発表された。 新鮮な野菜や果物に含まれている抗酸化作用のあるケルセチンという物質は、特にりんごに多く含まれていて、この物質の作用を実験により確かめたもの。
2004/11/19カシスやブルーベリーの果汁はカゼやインフルエンザを防ぐ!?
培養細胞で抗ウイルス作用を確認、“果汁入り飴”への応用を期待福島県立医科大学微生物学講座の錫谷達夫教授の研究によれば、中国に群生する野生種のカシス「黒加倫(くろかりん)」のほか、ブルーベリー、クランベリー、エルダーベリーの4種類のベリー類の果汁に、カゼやインフルエンザなどを予防する抗ウイルス作用があることが新たに分かった。肥満:寝不足が原因? 米大研究グループ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041120k0000m040056000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/19米政府の健康栄養調査のデータを分析した米コロンビア大の研究グループが北米肥満研究会の総会で発表しところによれば、「睡眠不足は肥満を引き起こす」とのこと。 睡眠時間7〜9時間の十分な睡眠を取る人に比べて、肥満になる率をみると、
4時間以下の人: +73%
5時間の人: +50%
6時間の人: +23%と、 肥満になる率が高い。
2004/11/18前立腺肥大症にやっぱりノコギリヤシが効いた
ハーバード大学から出版されている男性健康雑誌「ハーバード・メンズ・ヘルス・ウォッチ」11月号に、前立腺肥大症による症状の進行を食い止めるための最新知識が掲載された。
その記事によると、「セイヨウノコギリヤシ」が、やはり最も効果がありこれを利用することにより、夜間の排尿回数が平均25%減少し、前立腺肥大症にともなう不快な症状が28%軽減されており、副作用も問題はないとい う。アルツハイマー予防にリンゴ、毎日1個皮ごと食べる
米コーネル大などの米韓共同チームがまとめた報告によると、毎日1個のリンゴを食べると、アルツハイマー病など痴呆の予防に役立つ可能性があるという。この報告は、全米化学会の専門誌の来月1日号に掲載される。
リンゴには高い抗酸化作用を持つ物質ケルセチンが多く含まれ、マウスを使った実験では、抗酸化作用が高いとされるビタミンCよりも明確に高い効果が確認された。また新鮮なものを生のまま皮ごと食べる方が効果が期待できるという。女性に不快な男性の体臭、原因物質を特定 ライオン
ライオン (本社・東京都墨田区)のビューティケア研究所の尾本百合子さんらが、女性に不快感を与える男性特有の体臭をつくる物質を発見した。
この物質はアンドロステノンといい、主にわきから分泌される男性ホルモンが皮膚の常在菌によって代謝されてできる。ほとんどの女性がこの男性の体臭のアンドロステノンを嫌がるが、男性はこの物質をかぐと、リラックスしたり、リフレッシュしたりするというから、汗対策が女性に嫌われない決め手となりそうだ。
2004/11/12赤ワインを飲むと肺ガンの予防になる
ペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ大学のホアン・バロス教授らが、学術誌「胸郭」(Thorax)11月号に発表したところによれば、赤ワインが肺がんの予防にも、効果あるという。
スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ地区の肺ガン患者132人と、肺ガンでない入院患者187人を対象に、ワインを飲む習慣と病気との関係について調べた結果、赤ワインを飲んでいる人は、肺ガンを発病する割合が、赤ワインを飲んでいない人より小さく、白ワインを飲んでいる人は肺ガンになる割合がむしろ高かったという。赤ワインに含まれているタンニン類やレスベラトロールなどの抗酸化物質による効果だと思われる。
2004/11/11週末だけの運動でも、健康効果は高い
週末のみの運動の健康効果はどうなのかを、ハーバード大学公衆衛生学部の疫学者アイミン・リー博士らの研究チームが「ハーバード大学卒業者健康調査」の一環として、高齢の男性8000人を対象に調べたところ、「週末だけ運動をする」という人は、全く運動しない人よりも明らかに長生きだった、という。但し、「週末だけ運動をする」人は、「毎日規則的に運動をしている」という人よりは、体重が重かった。
2004/11/04苦い味に敏感な人は太らない
米ラトガーズ大学のベバリー・テッパー教授(食物科学)らは、ブロッコリ−の新芽などに含まれていて、ほのかに苦味を感じさせる物質に類似している物質である「PROP」と呼ばれている化学物質を使って、テストを行った。これを「苦い」と感じることができる人は苦味に敏感 でり、微妙な苦い味を敏感に感じ取ることができる人はほっそりしているという。逆に苦味に鈍感な人は、脂っこいもの、甘いもの、熱い食べ物、苦味が強い食品を好んで食べて過食につながり、どうしても 体重が増え傾向があるという。
2004/10/17バナナも「アレルギーの恐れ」 厚労省が使用表示を推奨
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会表示部会は、16日にバナナが食物アレルギーを引き起こす恐れがあるとして、加工食品などに使用する場合、原材料にバナナが含まれていることを表示するよう、製造業者らに推奨することを決めた。
2004/11/15青年期→中年、体重7キロ増 心臓病に注意!
18歳〜30歳の男女2500人について15年間にわたり生活習慣や健康状態を追跡調査した米ノースウエスタン大の防医学研究チームが、米国心臓病学会で報告したところによれば、青年期から中年にかけて体重が約7Kg以上増えた人は、ほとんど変化しなかった人に比べ、心臓病になる危険度が5倍も高いという。
15年間に7Kg以上体重が増えた人は80%もいたが、この内ち20%に高血圧や高脂血症、さらに血糖値を下げるホルモンであるインスリンが効き難いなどの異常が見られ、こうした異常は、米国で「代謝シンドローム」と呼ばれている。
2004/11/12野菜・果物はがんのリスクを低下させない
米ハーバード大学公衆衛生大学院(ボストン)の研究者らは、1970-80年代に開始された生活習慣が健康に与える影響を評価する大規模な「看護師の健康調査」および「医療専門家の追跡調査」への参加者で、毎日の食事で最低5皿の野菜や果物を摂取する医療専門家11万人近くに対して行ったアンケート結果を解析し、がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」11月3日号に掲載したところによれば、従来の結果とは異なるもので、心血管疾患リスクは低減するものの、総合的ながん発症リスクは低下しない可能性あるという。過去のものと異なる理由としては、記憶の想起および報告の際にバイアスが生じたこと、また、がんの発症には心血管疾患に比べて長い時間が必要であること、今回の研究では成人期以前の食習慣は検討していないことが考えられる。
2004/11/04秋冬・新鮮生活: 高齢者の筋トレ、何歳でも効果が 「こんな程度で?」くらいに
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/04/20041104ddm013100069000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/04筋トレが、転倒や寝たきりの防止に効果があると高齢者が取り組むケースが増えている。
中高年者が筋トレを始める場合の注意点として、関節や腱(けん)が弱くなっているから「無理をしない。『こんな程度でいいのかな』と思うくらいがちょうどいい」。筋トレは何歳でも効果が有る。
2004/10/30ヘルシーリポート: トマトの成分が血糖値を抑える
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041030ddm010100159000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30食品メーカー「カゴメ」の総合研究所と昭和女子大の共同研究により、トマトを用いた調理食品に血糖値上昇を抑える効果のあることが分かった。研究結果は、9月の日本健康科学学会で発表された。トマトに含まれる酸(クエン酸など)が、でんぷんをブドウ糖に分解するα−アミラーゼの活性を阻害するためで、生活習慣病予防に効果的。
▼カゴメ > ニュースリリース2004/8/24 >
トマトを使用したメニューが血糖値の上昇を抑制することを確認
http://www.kagome.co.jp/news/2004/040825.htmlヘルシーリポート:自然の妙薬、リンゴ 食物繊維、動脈硬化を抑制
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/10/30/20041030ddm010100162000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30欧米で古くから「自然の歯ブラシ」と呼ばれるリンゴが高脂血症や脳卒中、大腸がん予防に効果的であることが分かってきた。豊富に含まれる食物繊維と、ビタミンやミネラル、有機酸、ポリフェノールなどの働きのためで、生活習慣病に対しても、まさに「自然の妙薬」。リンゴ繊維(搾りカス)摂取による動脈硬化予防の研究で知られる武部和夫・弘前大名誉教授(75)への、インタビュー記事。
- 大腸がんへの抵抗力増す
- 血圧降下、半世紀前に立証
- 丸かじりにより、脳の働き活発に
- 国内生産量「ふじ」が5割 消費者は甘みを好む−−昨年
2004/10/29牛の脂で、コレステロールを下げる!
米ネブラスカ大学リンカーン校の栄養学者、ティム・カー博士が、牛の脂(tallow)に含まれるステアリン酸に、コレステロールを下げる働きがあることを突き止め、牛脂のステアリン酸と、大豆のステロール(sterol)を、特殊な製法で結合させ、コレステロールを下げる食品添加物を開発した。
ハムスターでのテストでは、LDL(悪玉コレステロール)が70%も減少したという。
2004/10/27運転中、排気ガスを吸って心臓発作が起きやすくなる
独のノイエルブルクにある「GSF環境健康研究センター」の医師たちが10月21日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に発表したところによれば、混んだ道路を運転すると、車の排気ガスが原因で心臓発作を引き起こす割合が、高まることがわかったという。
2004/10/25ほろ酔いの人脳梗塞に注意
日本医科大老人病研究所(川崎市)と国立長寿医療センター研究所(愛知県大府市)が、米医学誌ニューロロジーに発表したところによれば、アルコールを分解する酵素(ADH2)の活性が低くほろ酔い気分が長く続き、つい飲み過ぎてしまう傾向の男性は、酵素活性の高い男性より2倍以上も脳梗塞になり易いことを突き止めた。
2004/10/19男性の3割が肥満、深刻事態に厚労省も危機感
肥満者の割合を厚生省が纏めた所によると、男性が29.4%、女性が26.4%と肥満が進行。日本酒で3合/日以上を飲む「多量飲酒」も、7.1%にまで増えており、男性の肥満が「3人に1人」に迫りつつある事態に、厚労省は危機感を募らせている。
2004/10/18ウオーキングでぼけ防止
ハーバード大学公衆衛生学部の疫学者、ジェニファ・ウーブ博士が、70歳〜81歳までの高齢女性1万8000人を対象に、体を動かす習慣と健康状態について、12年間追跡調査した結果、定期的に楽な速さで歩いている高齢女性は、頭脳のシャープさなど、一般的な精神的活動が、数年も若いことがわかった。
2004/10/15肥満は乳がんの死亡リスクを上昇
肥満と乳がんの生存率との関連性が判明し、米国治療放射線腫瘍学会の年次集会で発表されたところによると、研究者らは1978年〜2003年までに「Stage(病期)T/U」の早期段階で乳房温存腫瘍摘除、リンパ節郭清、放射線療法、化学療法を受けた女性2010人について、診断時のデータを肥満指数(BMI)に基づいて分類した結果、22%(452人)が正常体重、43%(857人)が過体重、35%(701人)が肥満であったという。上記の結果等より、年齢および閉経期などの危険因子を差し引いても肥満は、転移悪化の重大な独立予測指標であるようだ。
ココアで初のトクホが誕生! 難消化性デキストリンを配合、片岡物産が11月から発売
ピュアココアでNo.1ブランドの「バンホーテン」の片岡物産が、ココアで初めてのトクホ(特定保健用食品)の表示許可を9月27日に取得、「バンホーテン ミルクココア ファイバープラス」の名称で11月1日から発売する。米NIH、サプリメントの最新エビデンス集を公開 ビタミンD、魚油、緑茶などの健康効果を紹介
米国国立衛生研究所(NIH)の栄養補助食品室(ODS:Office of Dietary Supplements)は10月8日、食品成分の健康効果に関する最新の研究成果を纏めた報告書を発表した。ODSは2000年から毎年、同様の報告書を公表しており、今回が5冊目となる報告書は、2003年に発表された食品成分関連の論文から、特に優れたものを25報を厳選して紹介しており、インターネット上で公開している。
この報告書の名前は「Annual Bibliography of Significant Advances in Dietary Supplement Research 2003」。ODSのホームページのこちらからダウンロードできる。
▼ODSのホームページのダウンロード用ページ
Annual Bibliographies of Significant Advances in Dietary Supplement Research
2004/10/14ブラジルに「124歳」女性 ギネス記録10歳上回る
南部パラナ州に住む女性・マリア・オリビアさんが持っている出生証明書によると、生まれたのは1880年2月28日で124歳。ギネスブックにも申請予定で、認められれば、現在世界最高齢とされるオランダ女性の114歳を10歳上回る。
2004/10/1365歳以上で最高血圧を 140未満に 学会が厳しい指針
日本高血圧学会は、13日、高血圧治療の新しい指針を公表した。高齢者の最高血圧について、今までは60歳代で140、70歳代で150、80歳代で160(いずれも未満)としていたが、今回は65歳以上を140未満に統一し、最低血圧は90未満で変更無し 。65歳以上では目標とする最高血圧を140未満にする。望ましい食塩の摂取量は、6g/日を超えないようにするなど、今までの指針より厳しい基準に変更した。 4年ぶりの変更理由は、国内外での研究が進み、高血圧が脳卒中などのリスクを高めているとする結果を踏まえたもの。
2004/10/12抗酸化サプリメントは消化器癌予防に有効ではない:系統的レビューとメタ分析から
酸化ストレスは癌を引き起こす可能性があるが、抗酸化サプリメントは、癌の発生率と死亡率を減らせるのだろうか?。サプリメント愛用者にとっては気になる話題だ。
デンマークの研究者らが、文献データベースを調べ、サプリメントの消化器癌予防効果の臨床試験のレビューを行い、Lancet誌10月2日号に報告した。
その結果、偽薬、または、ベータ-カロチン、ビタミンA、C、E、セレニウムの単独または併用を1〜12年間継続した被験者に、食道、胃、大腸、膵臓、肝臓の癌の発生率減少は認められなかった。死亡率を上昇させたのは、カロチンとビタミンA(1.29)およびカロチンとビタミンE(1.10)の組合わせだった。カロチンのみは相対リスク1.05で増加傾向を示した。
セレニウムには消化器癌予防作用があった(相対リスク0.50)。サプリメントには、げっぷが増える、皮膚が黄色くなるなどの副作用も見られたという。
2004/10/10元気な中高年、5年前より体力向上 文科省運動能力調査
文部科学省が10日に公表した03年度体力・運動能力調査の結果から元気な中高年、体力低下に歯止めかからぬ子どもたち、そんな姿が見える。
今回の調査で初めて、よく運動する層と、しない層に分けて20年前との差を比較した結果、小学生の基礎的運動能力は、運動をしない子ほど低下の割合が大きいことも明らかになった。40〜79歳の中高年層は、すべての年代で5年前を上回った。この中高年層では「体力年齢」が実際よりも若い人の割合が増え、特に50〜54歳の男性は、体力年齢の方が若い人が41.1%にのぼり、5年前より11ポイント増加した。
睡眠の深さラクラク測定…携帯型機器開発
家庭で手軽に睡眠状態のチェックが出来て、様々な病気や事故の引き金になる恐れがあるとされる睡眠時無呼吸症候群の判定も可能な、睡眠の深さを脈拍から判定する世界初の携帯型「睡眠計」を東芝が開発した。2年以内に製品化を目指すという。
2004/10/09コエンザイムQ10:配合の化粧品で老化防止? 各社が商品化
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041009ddm008020114000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/09資生堂や花王などの化粧品メーカーが、病気や老化の歯止めに効果がある成分の「コエンザイムQ10」を使った肌の美容用化粧品を相次いで開発、市場投入に乗り出している。▼ニベア花王:コエンザイムQ10と潤い成分を配合したボディー用乳液
「ニベアボディ バイタルファーミングQ10」(1260円)▼資生堂薬品:スキンケア「Q10エクティブクリーム」(5250円)
2004/10/08ビタミンサプリメントが消化管がんのリスク高める
英国医学誌「Lancet」10月2日号掲載の研究において、ビタミンおよび抗酸化サプリメントの服用者のがんにに対する死亡リスクが非服用者に比べて高いこと、セレニウムサプリメントでリスクが低減する可能性があることが判明した。抗酸化サプリメントが有害作用をもたらす原因は不明であり、現在、米国対がん協会(ACS)および米国立がん研究所(NCI)はいずれも癌予防にビタミンサプリメントを推奨していない。
“ミネラルウオーター”のトクホ登場 腸にいい乳果オリゴ糖を配合
五洲(ごしゅう)薬品(富山市)が、腸内環境を良くする乳果オリゴ糖を配合した飲料水「キレアウォーター」を発売した。 これは水としては初めての特定保健用食品という。希望小売価格は1本189円。コンビニエンスストアや通信販売を中心に発売する。
2004/10/06赤ワインは前立腺ガン予防にもいい
米シアトルにある「フレッド・ハンチンソンがん研究センター」の報告によると、毎日赤ワイン1杯程度飲んでいる人は、前立腺ガンになるリスクが50%低いことがわかった。
2004/10/04全身CTで1200人に1人がんに
X線を使うコンピューター断層撮影法(CT)による放射線被ばくは、日本医学放射線学会が過剰な検査を防ぐ指針作りに乗り出すなど、国内でも問題化している中、米コロンビア大の研究チームが、米専門誌「ラジオロジー」に発表した試算によると、1回あたり1200人に1人が放射線でがんになるという。
全身CTでの1回あたりの被ばく量は、乳がんのX線検査であるマンモグラフィーの100倍に達するという。リンゴのポリフェノール、筋力増強や脂肪減少の効果
赤ワインや黒豆などに含まれるポリフェノールは老化やがんの要因とされる活性酸素を除去する働きが知られているが、アサヒビールと日本体育大学大学院の中島寛之教授らの共同研究で、リンゴから抽出されるリンゴポリフェノールに、筋力増強や内臓の脂肪を減らすなどの効果が明らかになった。
2004/10/02乳がん治療に病院格差…読売新聞全国調査
乳がんの治療で、従来の乳房全摘手術に代わり、乳房を残す温存手術が広がっているが、手術全体に占める温存手術の比率は、医療機関によって5〜94%まで大きなばらつきがあることが、読売新聞が実施した全国調査で明らかになった。◆乳房温存率、5〜94%…設備・スタッフの差が顕著に
◆早期なら生存率に差なし
2004/10/01医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』、都道府県別のナンバーワン病院はどこか
日経メディカルは、医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』を発行する。これは、全国の開業医1万5221人を対象に、胃ガン、心臓や脳血管の疾患など、病院選びに慎重にならざるを得ない計12疾患について、「専門的な検査や治療が必要になったとき、安心・信頼して患者を紹介できる病院」を調査した結果をまとめたもので、12疾患について、複数の開業医から推薦された病院を、47都道府県別にランキングしたほか、特に信頼して紹介できるとして推薦された医師を「腕利き医師」として紹介したもの。
今回実施したのは、開業医の推薦に基づいたランキング。開業医が一人で出来る医療には限界があるため、専門的な検査や治療が必要になった時に、専門医がいて設備が整った病院を紹介することになるため、こうした“病院選びのプロ”の目で作成したのが『全国優良病院ランキン』だという。
2004/09/30肺結核が世界的に流行する−−数理モデルで警告
9月20日発行の医学雑誌「ネーチャー・メディスン」(Nature Medicine )によれば、大流行とは無縁と思われていた肺結核が、再び世界中で蔓延するおそれが大きくなったと、2つの研究グループが指摘していると報告した。
この2つの論文は、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)とハーバード大学公衆衛生学部の研究者が、それぞれ、独自に数理モデルを使って研究した結果をもとに推論。蔓延が推測される理由は、このところ抗生物質では効かなくなった耐性の結核菌が増えており、菌に起きるほんのちょっとした遺伝的変異が、大流行のきっかけとなかもしれないと警告している。
2004/09/27胃がん予防女性なら…冷ました緑茶5杯で/日!?
1990年以降、最長12年間にわたり、男女約7万3000人の食習慣と健康状態の変化を追跡した結果、胃がん予防には、少し冷ました緑茶を5杯/日以上飲むと良さそうだという調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が纏めた。緑茶を飲む習慣との関連を調べると、女性は5杯/日以上飲むと、ほとんど飲まない人に比べ、胃がんになる危険性が3割低かった。男性では、明確な影響は確認できなかった。
胃がんのできる場所によって緑茶の影響が大きく異なる。胃の出口側に限れば、がんができる危険性は、ほぼ半分。一方、熱い飲み物は食道がんなどの要因になりうることが知られており、緑茶の場合も、胃の入り口付近では、予防効果はほとんど無かった。女性の虚血性疾患原因、肥満より運動不足…米で調査
米フロリダ大などのチームが1996〜2000年に906人の女性を対象にしたライフスタイル全般にわたる活動状況の追跡調査を米国医師会雑誌に発表したところによれば、女性の心臓病や脳卒中など虚血性疾患の発症には、肥満より「運動しない」「日常生活で体を動かさない」など活動性の低さの方が強く関与していることが、判った。
体重は人並みでも、運動をさぼると虚血性疾患になり易いといえる。
2004/09/24マヨネーズの中では鳥インフルエンザウイルスは30分以内に不活化、キューピーが報告
マヨネーズは卵を原料としており、トリインフルエンザの影響が心配になる。しかし何らかの原因でマヨネーズにトリインフルエンザウイルスが混入したとしても、H5型ウイルスは30分以内に、H7型とH9型ウイルスは10分以内に不活化し、感染性を失うことがキューピーの研究で分かった。
これは、食酢による作用、または乳化された植物油による作用によると考えられると、9月28日の開催された日本食品微生物学会で報告された。
2004/09/22酒を3合/日以上飲む人の医療費、2合以下に比べ最大6割増
日本酒に換算して平均3合/日以上飲む人の医療費は、2合/日以下の人に比べて最大で6割以上多いことが、上島弘嗣・滋賀医大教授(福祉保健医学)などの調査で分かった。脳卒中や心筋梗塞など個々の病気や死亡率に与える影響についての調査はあったが、医療費との関係を明らかにした研究で、飲み過ぎは家計だけでなく、医療財政にもマイナスになることが示されたものだ。
2004/09/21運転時に缶コーヒーを飲むと疲れがとれる、ポッカが実験で確認
運転中に無糖ブラック缶コーヒーを飲むと眠気だけでなく疲れもとれると、コーヒーの新たな効用をポッカコーポレーションが実験で確かめた。
トヨタグループの豊田中央研究所が開発した精神ストレスマーカーである唾液中のクロモグラニンAを測定し、運転疲労の回復の程度を確認したもので、この研究結果は、10月30日の日本食品化学工学会中部支部大会で発表された。ギャンブルは老人の健康にいい−−米エール大の研究
エール大学のラニ・デサイ博士らが、「米精神医学雑誌」(American Journal of Psychiatry)9月号で報告したところによると、適度なギャンブルをする65歳以上の老人は、ギャンブルをしない老人よりも、概して心身共に健康であり、若い世代のギャンブラーと比較すると、老人のギャンブラーには、アル中、うつ、破産、投獄の経験の割合がうんと少ないことも判った。
2004/09/17夜間の照明が癌のリスクに
夜間の照明と小児白血病の増加との関連性を示す証拠が検討され、その裏に生物学的根拠があることが明らかになった。
成人白血病の発症は、減少しているものの、小児白血病の発症率は英国および欧州で着実に増加し、米国では1973年から1998年にかけて2年毎に約1%の割合で上昇している。米テキサス大学のRussell Reiter教授(細胞および構造生物学)は、電灯とがんとの関連性を、夜間の照明によって遺伝物質の突然変異を防ぐホルモンであるメラトニンの産生が抑制される結果、がん関連の変異リスクが増大すると説明している。
白血病以外においては、夜勤に起因するメラトニン活性撹乱が女性ホルモンの過剰産生を引き起こすために乳がんリスクが上昇することが突き止められているが、治療法がないのが現状である。一般的な抗生物質に致死性の心障害リスク
米国医学誌「New England Journal of Medicine」9月9日号によれば、研究者らが米テネシー州のメディケイド(低所得者・障害者向け医療扶助制度)記録を調べたところ、一般的に処方される抗生物質のエリスロマイシンに致死性の心拍リズム異常を引き起こす可能性が2倍あり、同薬の代謝を促進する体内物質CYP3Aを阻害する薬剤(経口抗真菌薬、抗うつ薬、Ca拮抗薬)と併用した場合には、更にそのリスクが5倍も高まることが判明した。しかし、心臓突然死と別の抗生物質であるアモキシリンまたはCYP3A阻害薬の単独使用との間に関連性はなかった。
2004/09/15最近は体重が気になるのでサラダ油を変えました?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/colm04/331444
MedWave・医師も戸惑う健康情報 2004/09/15サラダ油を特定保健用食品(以下トクホ)となっているジアシルグリセロール(DAG)入りのものにしても、体脂肪は減るかも知れませんが、体重は減らないのに、ジアシルグリセロール入りの食用油やマヨネーズのテレビコマーシャルを見ると、これらの商品を摂れば摂るほど健康に良いかのように思えてしまう。
これらトクホが私達の健康に本当に良いかどうかがはっきりするのは、5〜10年といった長期的な摂取により病気が予防できることを実証される時で、それはメーカーではなくて結果的に実際に使う消費者自身になるのでは、と警鐘を鳴らしている。
2004/09/14百歳以上、最多の2万3038人 長寿日本一は114歳
厚生労働省が9月14日発表した全国高齢者名簿(長寿番付)によると100歳以上になるお年寄りは、 昨年を2477人上回り、過去最多の2万3038人となる。女性は1万9515人で85%を占めた。4月から来年3月までの04年度中に新たに100歳を迎える高齢者も1万1911人で、過去最多になる。人口10万人あたりの100歳以上の長寿者数は、全国平均で18.05人。都道府県別でみると、最高は沖縄の47.07人で、高知40.52人、島根37.85人と続き、最低は埼玉8.54人、青森の10.19人、千葉の10.74人。九州、四国、中国の比率が高く、西高東低の傾向が続いている。
ヒルによる瀉血療法には、科学的な根拠があった!
病原菌が体内に入ったと思われる場合、昔の人は、ヒル(蛭)を使って、患部の血を吸わせる瀉血療法を行って感染から早く回復させる知恵があった。この瀉血療法は、原始的、不衛生と言われて、抗生物質の登場とと共に、現代医学から排除されたが、シカゴ大学の微生物学者、エリック・スカー博士が科学誌「サイエンス」に、科学的にも「根拠ある」と発表した。グリシン摂取により"ぐっすりとした深い眠り"が回復
味の素は9月14日、アミノ酸の一種であるグリシンが成人の睡眠パターンの調節に関与している可能性を明らかにしたと発表した。
加齢やストレスなどによって睡眠調節に障害が現れた場合、就寝前にグリシンを摂取することで眠りの質が改善することを、成人に対する実験で確かめた。
2004/09/12油断禁物、「やせ形」も飲酒で糖尿病の危険 厚労省調査
太った人に比べ糖尿病に罹り難いと言われる痩せ形の男性も、酒を飲む習慣があると危険が高まることが、厚生労働省の研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の調査で分かった。日本酒2合程度でも、糖尿病の罹り易さが倍になるという。女性での関係は分からなかった。
2004/09/11暮らしWORLD: 専門家がアドバイスする夏バテ1週間解消法
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040908dde012100005000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/11夏バテとは、体の調節機能がうまく働かずに起こる疲れの一種で、だるい、食欲がない、意欲がわかないなどの症状。原因の一つは体温調節機能の不調だが、睡眠不足や食欲不振による栄養不足なども原因になるという。
記録的な猛暑だった今年の夏。暑さの峠を乗り越えた体に、早く体調を取り戻すため、すぐ実践できる「夏バテ1週間解消法」が、紹介されている。
- ストレッチ運動で伸ばしたりほぐしたり
- 眠くなってから床について
- ぬるめのお湯に15〜20分ほど、半身浴
- 香辛料、ご飯、酢…
2004/09/10レプチンが女性の健康の鍵を握る
米国医学誌「New England Journal of Medicine」9月2日号掲載の研究によれば、「レプチン」は、脂肪組織が産生する蛋白質で、食欲および体重調節に関連すると同時に生殖、代謝骨の形成など重要な機能を制御する。自然産生されるレプチン濃度が低いために痩せ型で、骨粗鬆症、骨折、不妊を生じやすい視床下部性無月経の若年女性に低用量のレプチン注射が役立つ可能性が判明した。タイで18歳男性がトリインフルエンザ感染で死亡
世界保健機関(WHO)は9月9日、タイ保健省からの通報として、トリインフルエンザ(H5N1)感染によって、18歳男性が死亡したことを明らかにした。 今夏、ベトナムでも4人がH5N1ウイルス感染し死亡していることより、人間への感染拡大に対する警戒の必要性促していると見ることが出来る。インタビュー「ひじきは本当に安全なのか」聖マリアンナ医科大学予防医学教室助教授 山内博氏に聞く
英国食品規格庁(FSA)が7月28日に「ひじきを食べるべきでない」と勧告した。MedWaveでも、聖マリアンナ医科大学予防医学教室助教授の山内博氏のコメントを得て、「妊娠している女性と3歳未満の乳幼児はひじきをとるべきではない」とする記事を掲載したが、日本生活協同組合連合会のホームページのQ&A集の中で、「妊娠している人でも過食しなければ問題ない」とコメントしており、消費者は判断に迷う状況になっている。この問題についての、山内博氏の追加コメントが掲載されている。
▼MedWave 「妊娠女性と3歳未満の子どもはヒジキを食べるべきでない」、その他の人も週に小鉢1杯まで
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/323166▼日本生活協同組合連合会はホームページに掲載したQ&A集
http://www.co-op.or.jp/jccu/Press_Release/Press_040804_01.htm
芋焼酎: 搾りかすに抗がん作用 熊本大教授ら実験
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040910k0000m040150000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/10芋焼酎の搾りカスで作った醸造酢に抗がん作用があることを、熊本大学大学院の木田建次教授(生命科学)らが動物実験で確かめたことが、日本醸造学会で9日に発表された。度重なる全身CTで癌リスクが上昇
全身CTスキャンは早期がんの発見方法として支持され一般的になっているが、放射線医学誌「Radiology」9月号掲載の最近の研究によれば、毎年、又は2〜3年に1度という頻繁な使用で、照射に起因するがんによって死亡する可能性が劇的に高まることが明らかになった。≪関連情報≫
CT被ばく10年で3倍、検査の指針作成へ
2004/09/09結石ができやすい人はコーヒーにも注意
尿中のカルシウムやリン、尿酸などが加わって結晶化してできるのが結石が腎(じん)石。これができると、飲み物を摂り流し出すと良いと言われるが、ワシントン州立大学のリンダ・マッセー博士の研究によれば、コーヒーを飲むと、尿中に排出されるカルシウムの量が増えるため、結石が出来易くなるので、1日にカップ2杯以内に制限すべきだと、雑誌「泌尿器科ジャーナル」(Journal of Urology)で発表した。
2004/09/08カレーでアルツハイマー予防、金沢大教授ら効果発見
カレーの黄色成分で、ウコンに含まれる「クルクミン」が、アルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果のあることが、金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究でわかった。 成果は日本痴呆学会で30日発表される。ブルーベリーでコレステロールが下がった
ブルーベリーは抗酸化作用により、病気の予防に有効なことが知られているが、米農務省の化学者、アグネス・リマンド博士によれば、ブルーベリー中の化学物質「テロスティールビーン」が、悪玉コレステロール「LDL」をも下げる働きがあることを突き止めたという。
2004/09/07オメガ3脂肪酸がアルツハイマーを防ぐことをマウスで証明
魚油に多く含まれている「オメガ3脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸」の健康効果は、よく知られているが、UCLA医学部の神経学教授、グレッグ・コール博士のマウスを使った実験によれば、大豆とフィッシュオイルの餌にアルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ働きに効果があることを確認。9月1日、雑誌「ニュ−ロン(神経細胞)」で発表した。
2004/09/06やせた男性はがん発生率高い、女性では関連なし…厚労省調査
非常にやせている男性は、標準的な体重か太めの男性に比べ、がんになるリスクが高いことが厚生労働省研究班(主任研究員=津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の40〜69歳までの男女約9万人を対象とした約10年に亘る大規模な調査で明らかになった。
BMI 〔体重(Kg)を身長(m)の二乗で割った数値〕 19〜21未満では、標準のBMI=23〜25の人と比べて14%高く、BMI=19未満では29%も高いというが、女性ではBMIとの関連はなかった。
2004/09/02キューサイ、ケール培地で培養したアガリクス抽出物に中性脂肪、血圧改善効果を確認
キューサイは9月1日、高崎健康福祉大学との共同研究で独自の培養法によるヒメマツタケ(アガリクス)抽出物についての動物実験で、高脂血症や高血圧など生活習慣病に対する改善作用を確認し、研究結果は9月1日に奈良市で開催された「日本きのこ学会」で発表した。暮らしWORLD: 老化を予防する体操 自治体主導の教室が好評
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040902dde012100079000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/02お年寄りを対象に転倒予防教室を開く自治体が増えているという記事。新潟県加治川村ではデータに裏付けられた、簡単で長続きする転倒予防体操を地元の専門家が考案して効果を上げており、東京都老人総合研究所は転倒や痴呆以外にも高齢者が悩む症状がたくさんあることに着目し、さまざまな症状の予防法を開発し、女性に多い尿失禁は改善率が高く好評という。
2004/09/01カスピ海ヨーグルトはお腹の調子やお肌を整える、フジッコが科学的に検証
フジッコは、カスピ海ヨーグルト純正種菌「クレモリス菌FC株」を用いた2つの共同研究により、整腸作用や感染症に対する免疫の増強、ストレスによる肌の障害などに有効であることを検証し、その研究成果を9月2〜3日に岩手県で開始された日本食品科学工学会で発表した。
2004/08/30続・「健康食品」ノート: 「条件付きトクホ」導入 「悪貨」の排除狙う
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040830ddm013070094000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/30まがいものが多い「健康食品」の世界に、新しい風が吹き始めているという記事です。厚生労働省認可の特定保健用食品(略称トクホ)以外の食品は健康維持機能を表示できないが、ある程度の科学的な根拠が存在する食品に対して、「○○の改善に役立つ」などの表示を認める「条件付きトクホ」(仮称)の導入を厚生省が検討しているという。
この条件付きの導入で、これまで惜しくも選に漏れていた食品も、機能表示が可能になることで、「良貨」を増やし「悪貨」の駆逐を目指す新制度に対する期待は大きい。味の素は、マヨネーズでは初めてコレステロール低下作用について特定保健用食品の許可を受けた新製品「ピュアセレクト サラリア」を9月10日に発売する。ディーゼル排ガス、胎児にも影響?
東京理科大薬学部の武田健教授と押尾茂研究員らが、北海道旭川市で開かれる日本不妊学会で9月4日に発表したところによれば、妊娠中にディーゼル排ガスを吸ったマウスから生まれた雄は、成長後の精巣に異常が現れ、精子生産能力も低くなるという。同様の症状は、成熟した雄マウスに排ガスを吸わせる実験でも確認されていたが、胎児への影響が突き止められたのは初めて。排ガス浄化装置でも除去できない物質が原因の可能性も残っている。
2004/08/28ネットで増加する医薬品販売、上場企業も登場
コンビニで売れる薬の範囲をめぐって、厚生労働省と業界で激しい綱引きがあったばかりだが、薬局などでしか認められていない医薬品の販売が、インターネット上で増えている。この手の商売をする業者は100社にのぼる。ネット販売をビジネスモデルとした企業が急成長し、東証マザーズに上場している現実に、法律は対応できず、厚労省はこれといった効果的な手が打てないまま、困惑している。ヘルシーリポート: オリーブオイル 食の健康彩る「黄金の液体」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040828ddm010100170000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/28アテネ五輪で勝者の頭を飾る小枝の冠のオリーブの木は、紀元前から「黄金の液体」を生む樹木として知られ、果実から搾りとったオリーブオイルがいま、健康的な食を彩るオイルとして改めて注目されているというレポート記事。▼オレイン酸効果、コレステロール低下−−「悪玉」LDLにのみ作用
またトコフェロール類(ビタミンE)や抗酸化作用のあるポリフェノール類も多く、これらが皮膚のシワ形成を抑制したり、老化を防ぐ働きのあることも明らかになっている。このほか、オリーブオイルは胆汁の流れを活発化するため「胆石予防にも効果がある
▼最高級エクストラバージン、100Kgの実から7Kg−−酸度と専門家の検査で選ぶ
オイルの種類の中の最高級のエクストラバージンは、酸度(1%以下)と専門家の官能検査(味や香り)で選ばれたオイルで、100Kgの実から7Kg前後しか採取できないという。
▼生で搾った究極の香り−−ピエトラ・コロンビナ
搾りたての香りたつオリーブオイルの一つがイタリア・トスカーナ産の「ピエトラ・コロンビナ」(750mL、5250円)。スパイシーな辛みと若々しい香りが特徴で、国内では日清オイリオが輸入、通信販売限定で予約を受け付けている。
2004/08/27トマトジュースが糖尿病患者の血液凝固能を低下
米国医師会誌「JAMA」の8月18日号に掲載された研究では、トマトジュースが2型糖尿病患者の血液を希釈して凝固能を低下させるため、アテローム性動脈硬化症や心臓発作、脳卒中などの心血管障害リスクさ低下させて、致死性の障害の回避に役立つことが明らかになった。
2004/08/26甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに
米Harvard大学公衆衛生校予防医学部のMatthias Schulze氏らの研究で、米医師会誌のJournal of American Medical Association誌2004年8月25日号に掲載された報告によると、甘いソフトドリンクには、通常サイズ1缶(350mL)に、50gの板チョコ1枚分に匹敵する約33gもの砂糖(ショ糖や果糖)が含まれており、これらの飲料を毎日1本以上飲み続けた成人女性では、ほとんど飲まない女性に比べ、2型糖尿病発症リスクが約1.8倍高く、又調査期間中に飲む量が増えた群では体重増加が特に著しいことが判明した。缶ビール1缶(350mL)のエネルギー量もコーラ類とほぼ同じなので、1日の総エネルギー量を増やさないように努める必要があると警告している。
≪関連情報≫
ソフトドリンク、日本では茶系飲料がトップ、甘み控えめが主流へ
「ミネラル」を忘れていませんか−−栄養学者が注意喚起
最近、米農務省の研究者が、銅(copper)が免疫機能アップに効果があることを示す研究成果を、「臨床栄養学雑誌」(American Journal of Clinical Nutrition)で発表して、銅、亜鉛などの微量なミネラルの重要性が見直されてきている。
2004/08/24野菜に含まれるビタミンCを増やしてくれる冷蔵庫が登場する。野菜室に保存した野菜の光合成を促して、野菜に含まれるビタミンCを購入時より増やすという冷蔵庫を三菱電機が発売する。
■ 主な特長
1.「光合成LED」搭載で野菜のビタミンCを増量する「うまさビタミンV増量 光パワー 野菜室」
2.水道水の中に含まれる溶解性鉛を低減する「うまさ透明 鉛クリーン光清氷」
3.ビタミンCを配合した抗酸化処理を行うフィルターを搭載し、食品の酸化を抑え食品のおいしさ・風味を守る
2004/08/23約300℃の過熱水蒸気を食品に噴射し、食品の脂や塩分を落とすローカロリー調理を実現したウォーターオーブン“ヘルシオ”<AX−HC1>を発売。■ 主な特長
1.肉や揚げ物の脂を減らす『ローカロリー調理』を実現
2.塩鮭、塩さば、干物などの塩分を減らす『減塩調理』を実現
3.酸化を抑えて、ビタミンCの減少を抑える『低酸素調理』が可能
糖尿病になるとアルツハイマー病になり易い──米国で調査
シカゴにあるラッシュ大学医学センターの研究者達が1000人近いお年寄りを長期に追跡調査し、雑誌「神経科学」(Archives of Neurology )に発表したところに拠れば、糖尿病を患っている人は、アルツハイマ−病になる割合が高いことが判かり、糖尿病の3大合併症といわれる、じん臓障害、網膜症、脚の末梢神経障害に、アルツハイマー病が加わるかもしれないという。
2004/08/20脳卒中は月曜日に起きる−−フィンランドで調べる
フィンランド国立公衆衛生研究所ジャコビエビック・ディミトリー博士らが、12,801人の記録をもとに調べた結果を雑誌「脳卒中」(Stroke)最新号で発表したところによれば、、虚血性の脳卒中は、1週間のうちで、月曜日に断然多く起きており、日曜日に最も少ない。特に60歳〜74歳の高齢者では月曜日が断然多いが、女性一般では、火曜日が多いという。
2004/08/19やせ形男性もがんにご注意 厚労省研究班調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040820k0000m040110000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/19厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が90〜01年にかけて、全国の40〜60代の男女約9万人を継続調査した大規模疫学調査の結果、痩せた日本人男性は、標準体形の男性に比べてがん発生率が最大29%も高いことが分かった。肥満でがんのリスクが高くなる危険性は数多く指摘されているが、やせ形もがんになりやすいことが新たに示されたことになる。
調査結果によると、体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った値であるBMIが、23〜29.9の男性はがん発生率がほとんど変わらないが、やせ形になるに従って発生率は上昇し、発生率の最も低いBMI=23〜24.9と比較すると、最も痩せているBMI=14〜18.9場合は、29%と発生率が高くなる。一方、最も太っているBMI=30〜39.9でも発生率は22%と高かくなる。
2004/08/17オーラルセックスの「普通の行為」化でクラミジア咽頭感染が増えている
岐阜大学医学部附属病院成育医療・女性科の三鴨廣繁氏らの研究グループが、国立感染症研究所感染症情報センターの病原微生物検出情報月報2004年8月号で報告したところに拠れば、オーラルセックスがごく普通のパートナーが日常的に行う性行動になった結果、クラミジア咽頭感染が増え、感染拡大の一因になっているという。▼IASR Vol.25 No.8(No.294) August 2004 における、本論文の全文「 クラミジア咽頭感染の実情」
2004/08/16アガリクス、アロエは健康によい? データを公開
「にがり」や「アガリクス」など広く使われている健康食品について、有効性と安全性の科学的な根拠を示そうと、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」が、約100種類の食品に関するデータをホームページで公開した。
例えば、ビフィズス菌は腸内に多量にあると「栄養成分の吸収が健全に行われる」、アロエは 「便秘に対してはおそらく有効」など。▼国立健康・栄養研究所のホームページ
「健康食品」の安全性・有効性情報ページ
http://hfnet.nih.go.jp/
2004/08/15高齢者も使いやすいHPへソフト開発 電機・IT大手
経産省は6月、日本工業規格(JIS)で高齢者らに配慮したHP作成を促す新基準を採用した背景もあり、情報技術(IT)大手各社が、高齢者や目の不自由な人たちがインターネットを簡単に使えるようにするソフトの開発・販売に力を入れている。ホームページ(HP)の小さな文字を拡大したり、文章を音声にして聞いたりすることができ、見やすいHPを作成できるように企業や自治体をサポートするソフトも登場している。危ない!女子スポーツ選手 体脂肪率10%以下だと全員が月経異常
厳しい練習を重ねる女子選手は月経異常が起きやすいことはよく知られており、筑波大の目崎登教授(スポーツ医学)は、五輪主要競技の女子強化選手(1772人)と普通の女子大生(1786人)を対象に、体脂肪率や月経異常の有無などを調査・比較した結果、体脂肪率が低いほど月経異常の割合が高くなることを明らかにした。
2004/08/13長寿に重要な役割果たす、たんぱく質発見
国立遺伝学研究所とチェコのサウスボヘミア大学の研究チームが12日付の英科学雑誌EMBOジャーナル電子版で発表したところに拠れば、長寿に重要な役割を果たす新しいたんぱく質を明らかにした。このたんぱく質がうまく働かないと生活習慣病などを発症する恐れもあり、寿命を延ばす治療法開発にもつながると期待される。
2004/08/09牛乳1日250cc以上飲むと…大腸がんの危険性下がる?
米国、カナダ、オランダ、スウェーデン計4カ国の約53万人の健康状態を6〜16年間に亘る追跡調査を米ハーバード大学チームが米国立がん研究所誌に発表したところに拠れば、牛乳を250cc/日以上飲む人たちは、大腸がんの危険度が15%低く、カルシウムを700mg/日以上摂取する人たちも危険度が20%程度低ということがわかった。
2004/08/06緑茶かウーロン茶を毎日飲むと高血圧を予防、1杯/日以上で、高血圧発症リスクが46%低く−−台湾の疫学調査
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/324042
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/06米医学誌「Archives of Internal Medicine」に発表された、台湾・国立成功大学による疫学調査結果によると、緑茶かウーロン茶を毎日120ml(湯のみ1杯程度)、1年以上飲み続けている人は、高血圧の発症リスクが低いという。身体的症状で末期がん患者の生存期間を判断
がん関連医学誌「Cancer」7月26日号によれば、吐き気、息切れ、衰弱といった末期がん患者の呈する身体的症状が生存期間の優れた予測材料であることが判明し、進行がん患者の治療にあたる医療専門家がすでに認識していることが科学的に裏付けられたという。
2004/08/04「緑茶で胃がん予防」女性で確認 厚労省研究班が調査
緑茶のがん予防効果については、これまで肯定、否定両方の報告があったが、厚生労働省の研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)による全国7地域の40〜60代の男女約73000人を、7〜12年にわたって追跡した大規模な疫学調査の結果によれば、男性では効果が確認できなかったが、5杯/日以上緑茶をよく飲む女性では胃がんになるリスクが低くなることが明らかになった。
2004/08/02【続報】「妊娠女性と3歳未満の子どもはヒジキを食べるべきでない」、その他の人も週に小鉢1杯まで
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/323166
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/02厚生労働省は、英国食品基準庁(FSA)の発表を受け、Webサイトに「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」を掲載し、4.7g/日以上を連日摂取しなければ、WHOの規定以下で、健康リスクを高めることはないとしているが、ヒ素の毒性に詳しい聖マリアンナ医科大学予防医学講座助教授の山内博氏は、一般的なヒジキ料理の一食分は、厚労省が発表した1日平均摂取量の数十〜100倍近い分量であることより、発癌性以外に低濃度の無機ヒ素が胎児に傷害を与える危険性があるので、「妊娠女性と3歳未満の幼児はヒジキを食べるべきではない」と云う。
2004/07/31ヘルシーリポート: 高齢者にはL−カルニチンを
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/07/31/20040731ddm010070169000c.html
毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/07/3朝食向けに、アミノ酸やビタミンC入りのソーセージタイプの食肉製品が登場、人気を呼んでいるという。その理由は、調理は電子レンジで約1分の簡単便利で栄養バランスも良く、一日の活力源としてもピッタリということから。
中でも注目されているのが体脂肪を燃やしたり、脳細胞の破壊スピードを抑える働きを持つ成分でアミノ酸の一種、L−カルニチン入り。このL−カルニチンの不足が高脂血症や糖尿病などの生活習慣病、痴ほう症状を引き起こす原因ともなっているから。▼関連情報:
・ダイエット成分のカルニチン、ヒットの兆し ゼリー飲料、ペット飲料、サプリなどが幅広く登場(2004.5.7)
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/306047
・伊藤ハム L-カルニチン、ビタミンC入り「朝のフレッシュ モーニングブラウン」
http://itoham.mediagalaxy.ne.jp/corporate/news/040420.html・サプリメント・健康食品 > L-カルニチンで脂肪を燃焼!
http://allabout.co.jp/fashion/supplement/closeup/CU20040416A/・脂肪燃焼に不可欠なL-カルニチンを検証
http://health.biglobe.ne.jp/colum07/item72.html
2004/07/30ビタミンKが肝癌を予防
米国医師会誌「JAMA」7月21日号に掲載された骨量減少に対するビタミンK補充の影響を評価した研究では、ビタミンKが肝癌予防に役立つ可能性が明らかになった。
ビタミンKの肝癌を予防するメカニズムは不明。風邪薬や抗生物質 副作用死?106件
厚生労働省によると、風邪薬や抗生物質の服用後、全身の皮膚や目がやけどのようにただれる「スティーブンス・ジョンソン症候群」を発症した例が、昨年秋までの2年7ヶ月間で1064件に上ったことが分かった。このうち、市販の風邪薬や解熱剤が原因と見られるケースは58件有り、死亡につながった例も106件に上っており、医療関係者や患者に注意を呼びかけている。▼厚生労働省・トピックス・医薬品等安全性関連情報(07/29)
>「医薬品・医療用具等安全性情報 No.203」 > 「医薬品による重篤な皮膚障害について」英国食品規格庁がヒジキを食べないように勧告、発癌リスクを高めると考えられる無機砒素含むため
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322579
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/30英国食品規格庁(Food Standard Agency; FSA)は、ロンドン地域で売られている海藻類について調べたところ、癌の発症リスクを高める無機砒素が含まれており、ヒジキを摂取することで無機砒素の1日摂取許容量を大幅に超えてしまうことが分かったために、7月28日、ヒジキの摂取を止めるよう勧告した。調査した昆布や海苔など、5種類の海藻類について、31サンプルが採取され、そのうちヒジキは9サンプルで、全て日本製だったという点が、注目されるポイント。
これを受け、厚生労働省が出したコメントは、「ヒジキを極端に多く摂取するのではなく、バランスのよい食生活を心がければ健康上のリスクが高まることはないと思われる。」というもの。▼FSAのニュース・リリース、または日本語による、ニュース・リリース
2004/07/29ビジネスパーソンの半数近くがサプリメントで栄養補給
nikkeibp.jpアンケートの「ビジネスパーソンの健康意識」によると、回答者の半数近くが食事に加えてサプリメントも使って栄養のバランスを整えていた。種類別では「ビタミン」が1位で、「ミネラル」、「アミノ酸」と続いた。
▼3人に1人の割合で、健康に不安を感じながら日々仕事に励んでいる
▼判っていても止められない不健康な生活
「運動不足」(67.2%)>「睡眠不足」(44.2%)、「ストレスの蓄積」(41.5%)と続く。▼健康の増進と維持のため、いろいろと心がけることは?
「規則正しく、栄養バランスを考えた食事」が、一位でした・・・▼健康に良い食品として意識的に食べているものは?
圧倒的多数の回答があったのが、「野菜類」。
2004/07/28市販のにがり、商品によって濃度に大差(大阪府の調査)
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322215
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/28ダイエットに効果があるなどとする情報で注目された「にがり」は、最近ではスーパー等でも販売するようになっているが、規格などがなく、表示も統一されていない。大阪府の消費生活センターは7月26日、市販のにがり17銘柄の成分と価格、表示についての調査結果を発表した。その結果によると、主成分のマグネシウムの濃度に約17倍の差があり、価格は1mL当たり1.6〜60円と40倍の開きがあった。価格とにがり濃度の関連性は見られなかった。
▼大阪府の消費生活辞典
「にがり”の成分や表示等についてテストをしました」(2004/07/26)・ 詳細資料(PDF)
2004/07/26便通悪いと…睡眠にもトラブル
花王、国立精神・神経センターによる首都圏の成人女性を対象にしたアンケート調査において、腸の機能が低下する機能性便秘や、ストレスなどが原因で下痢、便秘を繰り返す過敏性腸症候群の症状を持つ女性は、何らかの睡眠トラブルを抱えていることが明らかになった。ピロリ菌“二面相”
米科学誌「サイエンス」最新号によると、全世界人口の半数以上が感染しているとされ胃潰瘍の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌は、感染する人の血液型に合わせ、巧みに姿形を変えて胃粘膜に住みつく順応性があることを、日本、米国、欧州の国際研究チームが初めて突き止めた。
2004/07/24苦いホップは白髪の「良薬」 資生堂・キリン共同研究
資生堂とキリンビールは23日、「ビール原料のホップの苦み成分などが、髪の毛を黒くするメラニン色素を増やす白髪予防効果がある」という共同研究結果を発表した。年内にもホップエキスが入った育毛剤を発売する予定。
2004/07/23にがりやマグネシウムに「痩身効果」があるのか?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321304
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/23国立健康・栄養研究所は7月21日、「誤解されている健康情報の事例」を掲載した。「『にがり』と『痩身効果』について」を取り上げており、にがりやマグネシウムに痩身効果があるという情報は、「確実な根拠・文献等はありません」としている。但し、マグネシウムは、医薬品では下剤として使用されており、多量に摂取すると下痢になる可能性があるのは事実。
▼国立健康・栄養研究所・データベース「健康食品の安全性・有効性情報」
・ 「誤解されている健康情報の事例」
・本件に関する、厚生労働省の通知文(PDF)「がんの治療に役立つ健康食品(根拠は必ずしも確立されていない)」という表示が可能に?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321265
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/236月に厚労相から「『健康食品』に係わる今後の制度のあり方について」という報告書が発表された。この報告書では、「食品機能の表示の科学的根拠が現行の審査基準を完全に満たしていないものであっても、一定の科学的根拠が存在すれば、効果の根拠が確立されていない由の表示を付けることを条件として、『身体の構造/機能表示』を広く許可すべきである」と、提案をしている。この提言に関する、「お医者さんも戸惑う健康情報を見抜く」の小内亨氏の私見が披露されている。
上記の記事を読む前に、参考となるページを紹介いたします。
▼(財)日本健康・栄養食品協会の
「健康食品」に係わる今後の制度のあり方について(提言)
「参考資料 ---提言のポイント 」 が大いに参考になります。
2004/07/22バナジウム水が血液をサラサラにして糖尿病を防ぐ
バナジウムを含むミネラルウオーター(バナジウム水)を、わずか80μg(0.08mg)/日を飲んでも、インスリンの効き目を改善させ糖尿病を防ぐことがわかった。こんな研究成果を中村学園大学のグループが発表し、話題になっている。糖尿病を改善する治療効果が確認できた投与量は、1日あたり数十mgであったが、上記の結果は、この数百分の1の量で予防効果が期待できるというもの。
焼き魚は脳卒中の原因「心房細動」を予防する?!−−米国CHS研究から判明
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/320932
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/22米国の高齢者約4800人を12年間追跡したCHS(Cardiovascular Health Study)研究の結果。魚好きの人に脳卒中が少ないことは既に報告されていたが(JAMA;285,304-12,2001など)、脳卒中の原因にもなる「心房細動」という不整脈を、焼き魚をよく食べる人は発症し難いことが分かったと米国心臓協会(AHA)が発行する「Circulation」誌電子版で、7月19日に公開された。がん放射線治療行う医療機関 専門医わずか3割
がんの放射線治療を行う医療機関のうち、専任の放射線科医がいるのは3割に過ぎないことが、日本放射線腫瘍学会が行った初の実態調査で明らかになった。
2004/07/20歯周病に効く化学物質発見
薬剤が効き難い歯周病菌に対し、優れた殺菌効果を示す物質をライオンのオーラルケア研究所が、ボディーソープなどに使われている化学物質「イソプロピルメチルフェノール」が、突破力も殺菌効果も極めて高いことを発見した。▼ライオン・プレスリリース 2004/07/22
殺菌成分“IPMP”の浸透殺菌効果を確認・歯周病予防歯磨き『デンターシステマ』新発売
2004/07/16医師の手洗い実践率は 57%
医療従事者のずさんな手の衛生管理は個々の患者に院内感染リスクを生じさせ、薬剤耐性菌の蔓延を引き起こす原因となることは知られていることではあるが、米国内科学会誌「Annals of Internal Medicine」7月6日号に掲載されたスイスの小規模研究では、その実践率は57%にとどまっているという。牛乳が大腸がんを予防
がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」7月7日号掲載の研究報告は、米ハーバード大学公衆衛生大学院およびブリガム&ウィミンズ病院の研究者らが米国および欧州における53万4000人を対象とした10の研究データを統合したところ、1日にグラス1杯強の牛乳により大腸がんリスクが低減することが明らかになった。この要因は、主に牛乳に含まれるカルシウムによるもと考えられる。コンビニで「医薬品」、371品目30日に解禁
厚生労働省の発表によれば、コンビになどの薬剤師がいない一般小売店での医薬品販売について、薬事法の施行規則を改正するなどして、30日から店頭での販売を解禁する。政府の総合規制改革会議の要請を受け、「安全上問題がない」として15製品群の医薬品371品目を、成分を変えないまま、販売規制のない医薬部外品に移行させる。
新たに医薬部外品として加わる区分は、服用タイプのかぜ薬は含まれていないが、整腸薬、消化薬、下剤、コンタクトレンズ装着薬、いびき防止薬など9種類。天気と痛み、関係あり 名大助教授ら、ネズミ実験で実証
台風が来たり、気温が下がったりすると関節の痛みが増す――。天気予報よりよく当たる、とも言われるこんな経験則に根拠があることを、名古屋大環境医学研究所の佐藤純・助教授らがネズミの実験で確かめ、17日、東京での日本ペインクリニック学会で発表された。
2004/07/15ナッツ好きの女性には胆石が少ない! 米国の大規模女性疫学研究から判明
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/319777
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/15米国の女性看護師およそ8万人を、20年間追跡した疫学研究「Nurses' Health Study」から、以前はナッツ好き女性に2型糖尿病が少ないことが分かり大きな話題になったが、今回ナッツをよく食べる女性には、ひどい胆石症になる人が少ないというもので、胆石との関係が明らかになったのは初めて。研究結果は「American Journal of Clinical Nutrition」誌7月号に発表された。
2004/07/13エイズ新治療薬、患者の26%からウイルス未検出
スイスの製薬会社ロッシュの研究チームは12日、バンコク北方のノンタブリで開会中の第15回国際エイズ会議で、エイズウイルス(HIV)の免疫細胞への侵入を防ぐ、新タイプの治療薬「エンフューヴィルタイド」(T20)が、従来の薬よりもかなり高い効果をもたらすと発表。
2004/07/12「健康増進法」は国民に役立っているの? 健康効果あっても記者にも伝えられない、法律の壁
7月1日に日本コカ・コーラが、新製品記者発表会を都内のホテルで開いた。1本350mlに大豆ペプチド4000mgを配合したペットボトル飲料「パワーエイド」のニュースリリースには「“実感できる”高機能性飲料」と記載しているが、「何を実感できるのか」については、記者発表では具体的な説明が一切なかった。
このため出席した記者から、「実感できる高機能性飲料とのことですが、具体的に何を実感できるのですか」との質問が相次いだ。これは、2003年5月30日に公布され、同年8月29日に施行された「改正・健康増進法」と、これに基づき8月29日に通知された「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針」の内容を厳密に守れば、トクホを取得していない一般の食品に関して、健康効果を一切説明できないために起こった奇妙な現象のレポート記事である。
今回の日本コカ・コーラの記者発表会は、改正・健康増進法の取り決めを頑なに守った、数少ない例の一つなのだが、このように法律を厳格に守っていると、どのような健康効果を期待できるのかを記者は知ることができないし、消費者に正確な情報も伝わらなくなるので、この健康増進法は、はたして日本国民の“健康増進”に役立つ法律なのだろうか? 科学的根拠がある製品に、健康効果をうたえないのはおかしいと疑問を呈しているこの記事を、皆さんはどう読みますか?
▼関連記事:
「不二製油「大豆ペプチド」の生産を10倍に増強エビデンスが続々、2004年のヒット商品の予感」
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/293103喫煙者、糖尿病の危険高い
茨城県総合健診協会の西連地利己さんらが大規模追跡調査で突き止め、専門誌「米国疫学雑誌」に発表したところによると、40歳以上の喫煙者は、糖尿病になる危険が非喫煙者より、男性では1.27倍、女性では1.39倍、高まるという。
2004/07/11予約続々!がん発見に新型画像装置「PET」
小さながんでも発見率が高いとされるPET(陽電子放射断層撮影)装置を7台そろえた世界最大規模のPET検診・診断施設が今月、JR新横浜駅そばに「新横浜イメージングセンター」が開設された。
2004/07/09ダイエットで、男性の勃起力が回復
イタリアでの研究で、「JAMA(米医師会雑誌)」最新号に報告されたもので、対象は35〜55歳のBMIが30以上のかなりな肥満の男性の話です。
2004/07/08カビ におわなくても脳にストレス
梅雨時に発生しやすいカビの臭いは、慣れてほとんど感じなくなっても脳にストレスを与えていることが、杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らの実験でわかった。実験ではα波3割減 だった。
2004/07/07〈元気〉早食いを調べてみました ゆっくりかんで緊張抑える
「早食いは太る」「体によくない」といわれますが、どの程度の影響が あるのかを調査した記事。財団法人ライオン歯科衛生研究所が東京歯科大と協力して東京都内の20〜50代の会社員男女340人の肥満との関係を指標にBMIを使い調べた。≪結果≫ 「早い」と答えた人(40%)の平均BMI=23.5、
「どちらとも言えない」(45%)の人のBMI=22.4、
「遅い」(15%)の人のBMI=21.6。
早いと自認する人ほど、肥満度が高かった。
生活習慣病を判り易く解説したウェブサイト「Livita-Life」開設される
大正製薬株式会社は、生活習慣病をわかりやすく解説したウェブサイト「Livita-Life」を7月7日より開設しました。 「Livita-Life」のコンテンツは、次のとおりです。人間ドックで受信した結果を、上記の「健康診断結果の正しい見方」のページでチェックしてみて下さい。大事な事を見落とししているかも知れませんよ。
セルフチェックのページの中では、バイオリズムのチェック出来ます。
2004/07/06単身赴任「朝食は毎日」は6割 朝ごはん実行委調査
農水省と農協が朝食の普及活動のために組織している「朝ごはん実行委員会」が単身赴任者の朝食について調査したところ、
「毎日必ず朝食を食べている」人は、59%、
「朝食を食べない」人は、13%だった。朝食を食べている人のうち、自宅から通っている時に比べて朝食を食べる頻度が「減った」と答えた人が24%で、「増えた」の7%を大きく上回っており、単身生活が朝食離れにつながることが分かった。
2004/07/05エイズの進行防止にマルチビタミンが効いた
ハーバード大学の公衆衛生学のグループがニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンで報告したもので、HIVにかかった女性にマルチビタミンを与えたところ、エイズの進行が防止する効果があるという(約30%のリスク低下)。
2004/07/04健康食品を独自に検証…医師らがグループ設立
健康補助食品の効能や安全性を独自に検証する調査研究グループを第一線の医師・薬剤師らが設立した。市販の様々な商品を評価し、結果を順次インターネットで公表する方針という。
この調査研究グループは、野本亀久雄・九州大名誉教授が理事長を務め、九州大、慶応大教授が副理事長に就任。今後健康補助食品の安全性、有効性を検証していくという。
2004/07/02喫煙者はやはり早死にが多い−−喫煙の影響を英国で50年調査
英国で1951年から50年間かけた大規模な調査の結果が、ブリティシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に報告されたもの。がん患者の生存期間が大幅に延長
米国では、がん診断後の生存率は、1971年には人口の1.5%であったが、現在は3.5%と着実に増加している。がんの診断を「死刑宣告」と捉えるのではなく、大半の患者が何年間も生存を期待できるという「生存者」と表現されつつあるという、米国がん事情報告。サボテンで二日酔いが予防できる!、米国Tulane大学が厳密な試験で確認
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/317066
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/02食用サボテンの実のエキスを、お酒を飲む5時間前に摂ると、二日酔いが軽くなるという研究結果が、米国医師会の学術誌『Archives of Internal Medicine』6月28日号に掲載された。研究で使われたサボテンエキス入りサプリメントは、米国では「HPF」(Hangover Prevention Formula;二日酔い予防フォーミュラ)という商品名で市販されている。
2004/07/01代謝アップで寿命もアップ
あくまでも、マウスでの話だが、肥満度や、脂肪を除いた体重と、寿命の間には相関が無く、平均より17%酸素の使用量の多いマウスでは、36%長生きしたという。溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」7月1日新発売
大塚製薬株式会社は、溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」ドリンカブル マルチビタミン、「ネイチャーメイド」ドリンカブル C1000、「ネイチャーメイド」ドリンカブル アイアンの3種類を、7月1日より発売する。「ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズは、ビタミンやミネラルがジュース感覚でとれるサプリメント。
「ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズの商品特徴
1.水に溶かして飲むサプリメント。
▼Naturemade ネイチャーメイドについてのQ&A
2.錠剤やカプセルタイプが苦手な方にも手軽にとれる。
3.溶かす直前に封を切るので、溶かしたてのビタミン、ミネラルが補給できる。
4.保存料、着色料は無添加。
5.1杯で15kcalのカロリーオフ。
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