伸ちゃんのクラシックカメラページ

VOL.27

VOL.1 LEICA DII(8/4/97)
VOL.2 KONICA III(9/2/97)
VOL.3 VITO BL(9/9/97)
VOL.4 NO.3A FPK(9/15/97)
VOL.5 CANONET G-III QL17(11/30/97)
VOL.6 SPECIAL RUBY REFLEX(1/11/98)
VOL.7 FT-2(3/22/98)
VOL.8 PACEMAKER CROWN GRAPHIC(3/29/98)
VOL.9 NIKON EL2(4/26/98)
VOL.10 NIKON F(6/7/98)
VOL.11 LEICA IIIf(7/2/98)
VOL.12 VULGA(7/26/98)
VOL.13 NETTAR(2/15/16)
VOL.14 MAKINA67(10/17/98)
VOL.15 KONICA FTA(1/2/99)
VOL.16 LORD IVB(2/7/99)
VOL.17 SAMOCA35 Super(2/28/99)
VOL.18 RICOH 35(4/18/99)
VOL.19 CANON IIIA(6/13/99)
VOL.20 KONICA II-Bm(9/12/99)
VOL.21 leica If(10/13/99)
VOL.22 Retina IIa(1/1/00)
VOL.23 leica M2(6/17/00)
VOL.24 Autocord(7/2/00)
VOL.25 Rollei 35(7/23/00)
VOL.26 Petri V6II(9/23/00)
最終更新日 : 2000年11月25日

PENTAX MX 50mm F1.4

作例


  今回も国産一眼レフです。 PENTAX MXですが1976年に発売されました。 MXは露出計内蔵ですが 完全マニュアル機でシャッターも布幕横走りシャッターとなっています。 尚この年には兄弟機とも いえる絞り優先AE機であるMEも発売されています。 当時はまだAF一眼レフは発売されていませんが 各メーカーは露出機構の飽くなき自動化を追求しておりユーザーも電子化された機構に新しさを感じて いました。 もちろん現在でもその方向に進みつつあると思いますが、同時にカメラのサイズも肥大 しつづけてきました。 特に各メーカーのフラッグシップ機ともなると35mmフィルムを使用するカメラとも 思えない大きさになってしまいました。 そう言う現代にあってMXを手にするとまず感じるのは”小さい” ということです。 しかし左手でボディーを支え右手でシャッターを押すというスタイルにとってはこのぐらい のサイズがちょうど良いということがわかります。 現在の一眼レフのボディーには前面の右指がかかる位置に グリップの出っ張りがついていますが、これは大きくなったボディーを確実に支えるために必要なものだと いうことがあらためて納得できます。
 実際の使用感ですがさすがは1976年製のPENTAXと言うべきか精密機械としての質感を十分感じることができます。 シャッター音も高すぎず低すぎずボディーサイズに見合った聞きやすい音です。 ファインダー内の露出の表示は 五つのLEDでオーバー、アンダーを指示します。 シャッター速度は透明な円盤に印刷された数字をファインダー 内に重ねて見えるようになっています。 メーター指針には郷愁を感じますが耐久性のことを考えるとLED表示でも 仕方ないと思います。 またペンタプリズム上部にホットシューもついており撮影に必要な機構はすべて備わって います。 MXでの撮影では早過ぎず遅すぎず快適なペースで撮影できます。 クラシックカメラとして紹介していますが ほとんど現代のカメラですので必要以上に神経質になることも無く楽しく写真が撮れます。 私個人として始めての PENTAX機ですのでPENTAXレンズの森に踏み込んでしまうことになりそうです。
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