伸ちゃんのクラシックカメラページ


VOL.12


VOL.1 LEICA DII(8/4/97)
VOL.2 KONICA III(9/2/97)
VOL.3 VITO BL(9/9/97)
VOL.4 NO.3A FPK(9/15/97)
VOL.5 CANONET G-III QL17(11/30/97)
VOL.6 SPECIAL RUBY REFLEX(1/11/98)
VOL.7 FT-2(3/22/98)
VOL.8 PACEMAKER CROWN GRAPHIC(3/29/98)
VOL.9 NIKON EL2(4/26/98)
VOL.10 NIKON F(6/7/98)
VOL.11 LEICA IIIf(7/2/98)

最終更新日 : 1998年7月26日




VULGA 6.5"

作例1 作例2



 今回紹介するのはご覧のようにカメラではありません。 真鍮鏡胴のかなりクラシックな レンズです。"VULGA"という刻印が手彫りで刻まれており製造者名かレンズ名であろうと思われます。 他には"9x12"という乾板のサイズを表す数字と"6.5"という焦点距離と思われる数字があります。 絞りは真鍮の円盤に穿たれた4種類の大きさの異なる穴を選択することにより段階的に変えることが できるようになっています。 写真では鏡胴の右側に円盤状のものが見えていますが上にあるのが 絞り穴がある円盤です。 このレンズにはシャッター機構も組み込まれており形式を説明するとすれば ロータリー式レンズシャッターということになります。 つまり先ほど説明した絞り円盤と同心に取り付けられた 一箇所だけ穴の空いた円盤がありバネの力で回転するようになっています。 写真の鏡胴左側のレバーが レリーズレバーになっています。 もちろん一回毎にシャッター円盤をセット位置に手動でチャージ する必要があります。
 このレンズはT江氏のコレクションになるものですが氏はリンホフボードに取り付けて実際に撮影 できるようにしてあります。 今回の作例もそのリンホフボードを拝借し4X5判カメラで撮影しました。 ただし感剤は実画面サイズ97mmX74mmのポラロイドを使用しました。 もともと9x12cm判用の レンズですので画角的には十分カバーしています。 コーティング等ももちろんありませんが作例のような 写真を撮影する分には全く問題ないと思います。


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