伸ちゃんのクラシックカメラページ

VOL.23

VOL.1 LEICA DII(8/4/97)
VOL.2 KONICA III(9/2/97)
VOL.3 VITO BL(9/9/97)
VOL.4 NO.3A FPK(9/15/97)
VOL.5 CANONET G-III QL17(11/30/97)
VOL.6 SPECIAL RUBY REFLEX(1/11/98)
VOL.7 FT-2(3/22/98)
VOL.8 PACEMAKER CROWN GRAPHIC(3/29/98)
VOL.9 NIKON EL2(4/26/98)
VOL.10 NIKON F(6/7/98)
VOL.11 LEICA IIIf(7/2/98)
VOL.12 VULGA(7/26/98)
VOL.13 NETTAR(2/15/16)
VOL.14 MAKINA67(10/17/98)
VOL.15 KONICA FTA(1/2/99)
VOL.16 LORD IVB(2/7/99)
VOL.17 SAMOCA35 Super(2/28/99)
VOL.18 RICOH 35(4/18/99)
VOL.19 CANON IIIA(6/13/99)
VOL.20 KONICA II-Bm(9/12/99)
VOL.21 leica If(10/13/99)
VOL.22 Retina IIa(1/1/00)
最終更新日 : 2000年6月17日

Leica M2 Canon 35mm F3.2

作例


  本年はじめに更新して以来かなりの日数をあけてしまいました。 今回はクラシックカメラ界の大御所的存在と言えるライカのMシリーズの内のM2を紹介します。 実を言えば私自身が所有しているMシリーズのカメラはこのM2しかありません。 しかもMレンズは1本も持っておらず写真ではキャノンのスクリューマウントレンズをL-Mアダプターを介して装着しています。 Mシリーズと言えば1954年発売のM3がレンジファインダーカメラの最高峰でありこれ以後のM型機はM3に及ばないという意見を今でも聞くことができます。 特に手間のかかったファインダーの見え具合と静かなシャッター音にその特徴が現われているといいます。 M2はM3の廉価版という位置付けで1958年に発売されました。 廉価版ということでファインダーが簡略化されフィルムカウンターが手動セットとなっています。 機能上の相違点としてブライトフレームが35mm,50mm,90mmの3種類となりました。 このブライトフレームの選択はレンジファインダーカメラとしては実用的でありまたM3が買えないから仕方なくM2を買ったのではないという根拠を与えてくれます。 私自身M3を所有していないのでM3との比較はできませんがファインダーは十分すっきりしておりシャッター音もとても静かであると感じています。 尚、資料によると当時の日本での販売価格はズミクロン50mm F2付きで159,000円ということです。 この時期はニコンFはまだ発売されておらずSPの時代です。 ちなみにSPも高価なカメラでしたが発売当時の価格は50mm F1.4付きで139,500円という数字がみえます。 さすがに戦前のライカ1台家1軒と言う言葉ほどではありませんが戦後10数年という社会状況のなかで普通の人が気軽に購入できるという代物ではなかったと思います。
 M2とはいえ美品を求めるとなるとそれなりの価格になると思いますがこのカメラはファインダー内のキズやボディーのへこみ等もあり相場のなかでは比較的低価格で購入しました。 とにかく年に1度吉日を選んで防湿庫から引き出して拝観するというカメラではなく気楽に持ち出せるカメラとして活躍しています。 ただ始めにも書きましたがMのレンズを所有しておらずスクリューマウントのレンズをライカバルナック型機及び国産バルナックタイプカメラと共用しています。 実際の使用頻度としては写真のキャノンの35mmレンズを装着して使用することが多くなっています。
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