伸ちゃんのクラシックカメラページ


VOL.10


VOL.1 LEICA DII(8/4/97)
VOL.2 KONICA III(9/2/97)
VOL.3 VITO BL(9/9/97)
VOL.4 NO.3A FPK(9/15/97)
VOL.5 CANONET G-III QL17(11/30/97)
VOL.6 SPECIAL RUBY REFLEX(1/11/98)
VOL.7 FT-2(3/22/98)
VOL.8 PACEMAKER CROWN GRAPHIC(3/29/98)
VOL.9 NIKON EL2(4/26/98)

最終更新日 : 1998年6月7日




NIKON F Nikkor-S 35mm F2.8


 今回もNIKONの一眼レフの紹介をします。 別に今年がNIKONカメラ50周年記念の年だから という訳ではありませんがまたまたニコンのカメラを登場させます。 NIKONとしても50周年 記念のキャンペーンを大々的に行っているようです。 その一つとしてF5の50周年記念モデル というのを限定数量発売するという企画があります。 外見上の違いはペンタプリズム正面の NIKONのロゴの字体がNIKON-Sで使用されていた字体であるということです。 どうもカメラメーカー というのは何十周年記念モデルというのを限定数量で発売するのが好きなようです。 ただ 現行の機種の刻印だけをかえるというのはいささかイージーな感じがします。 どうせなら 現在の技術でS型の復刻モデルでも作ってもらえないでしょうか。
 話がとんでしまいましたが、NIKON Fというカメラは日本光学としては初めて発表した 一眼レフカメラです。 しかし瞬く間に世界を席捲してしまいました。 特に新聞社、通信社等 の報道機関ではほとんどこのカメラを使用していたようです。 昔のカタログで東京オリンピック の時のカメラマン席を写したものがありますがそこに写っているカメラは全て超望遠レンズを 装着したNIKON Fでした。 考えてみれば一眼レフの長所(見たままが写る)が最も良く 反映される世界というのが報道写真の世界だと思われます。 そして豊富な交換レンズが 揃っていました。 という訳でこの時から”報道のニコン”という言葉も使われるほど特に 報道写真の世界で広く使われるようになっていきました。
 私自身の人生と対比してみると(少々おおげさですが)高校に入ったときにはすでに NIKON F2の時代になっていました。 特別写真に興味があった訳ではありませんでしたが ”フォトミック”という言葉に憧れをいだいていました。 そしてNIKON Fというカメラが あるということにも全く関心がありませんでした。
 写真のNIKON Fですが昨年クリスティーズで落札したものです。 レンズとフードもついて いました。 ただシャッターが不調でしたのでKカメラサービスで修理をしました。 現在は 完全に動作しています。 外見上の特徴で印象に残ったことは巻き上げレバーがライカM2の ものとそっくりであると感じたことです。 別にコピーをした訳ではないでしょうが恐ろしく良く 似ています。 尚、このカメラ購入後"F"シリーズのレンズ、アクセサリーにはまってしまいました。


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