惑 星


 惑星は、月に比べると大変遠い距離にあります。このため、肉眼で見ても、他の星との違いはわかりません。しかし、天体望遠鏡で見ると、その表面の模様が分かってきます。
 惑星の中で、水星と金星は、地球の内側を回る惑星です。この惑星は、月と同じように満ち欠けをしています。その姿は、望遠鏡で見えますが、表面の模様はほとんど分かりません。
 地球の外側を回る惑星は、火星を含めたくさんあります。このうち、表面の様子が分かるのが、火星、木星、土星です。天王星より外側を回る惑星は、アマチュアの望遠鏡で、表面の様子を知ることはほとんど不可能です。
 
 

水星
 水星は、太陽系で最も太陽の近くを回る惑星です。このためいつも太陽の近くにあり、なかなか見ることができません。そんな水星をとらえてみました。低空のためオレンジ色になっていますが、これは大気のせいです。3日間たつと見かけの形が変化し、13日のほうが、欠ける割合が大きくなっています。これは、水星の公転速度が速いためで、一週間もたつと大きく形が変化します。しかし、13日の後は、悪天候のため撮影できませんでした。

  水星の撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、オリンパスデジタルカメラC-900ZOOMです。ビクセンの5mmの接眼鏡で400倍に拡大し、ズ−ム最大でコリメ−ト撮影しています。
2000年2月10日 18時8分 2000年 2月13日 18時13分


金星(2002年の満ち欠けの変化)
2002年10月16日 2002年10月24日 2002年11月23日
  金星は、はじめにも紹介しましたように、地球の内側を回る惑星で、月のように満ち欠けをします。2002年は10月30日に内合となり、このころは糸のように細く見えました。このあと再び太陽から離れ、見やすくなりました。金星は明るいので、昼間でも見ることができます。上の画像は、昼間に撮影したものです。10月は宵の明星、11月は明けの明星で、金星の光っている部分が反対になっています。  
1999年の金星の満ち欠けはこちらです。 2000年-2001年の満ち欠けはこちら
 撮影は、高橋FC76(7.6cm屈折)PENTAX75SDHF(7.5cm屈折)、NIKON COOLPIX4500、QV-3000EX


火星 2016年の画像はこちら
     
2001年5月9日 0時45分
 中央経度13度
2001年5月26日 1時40分 
中央経度232度
2001年6月16日 23時39分
 中央経度8度
LV9mmで拡大 LV9mmで拡大 LV5mmで拡大
  画像の上が南極側です。白く見えるのは、おそらく南極冠にかかる雲だと思います。南側の複雑な模様の濃淡が見えますが、はっきりとしていません。また北側にはアキダリアの海があり、右下の白く見える部分はもやでしょう。火星の高度が低かったためあまり条件はよくありませんでした。しかし、8枚の画像の合成でなんとか模様が見えます。   画像の上が南極側です。白く見えるのは、おそらく南極冠にかかる雲だと思います。南側の大きな模様が大チルチスと呼ぶ火星でもっとも濃い模様です。5/9に比べシュンチレ−ションが悪く細かい模様があまり分かりません。なお、この画像は太陽光と電球モ−ドの画像をそれぞれ8枚、計16枚合成です。太陽光のままだとかなり赤くなってしまうからです。  久々にシンチレ−ションもよくなり、模様がよく見ます。またそろそろ最接近です。上にある南極冠より、下の北極にかかる雲が白く目立ちます。中心やや左に、子午線の湾、右下の黒い模様はアキダリアの海です。この画像は、8枚の合成で、すべて電球モ−ドの画像です。
 
 火星は、地球のすぐ外側を回る惑星です。この惑星は、時期により地球との距離が変化が大きく、地球に接近したときはよく見えますが、時期を逃すと急に小さく見にくくなります。そんな火星が、2003年8月、地球に接近します。この接近は、今世紀最大で、最も明るく輝きます。
 火星は、最も地球に似た惑星と言われ、大気の存在や四季の変化が見られます。これから、さまざまな模様が見えてきます。
  火星の撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、CASIO QV-3000EXデジタルカメラです。ビクセンのLV5mmまたは、9mmの接眼鏡で拡大し、ズ−ム最大でコリメ−ト撮影しています。
 1999年の火星の画像はこちら。  2001年の火星の画像はこちら    
  2003年の画像はこちら     2005年の画像はこちら 2014年の画像はこちら



木星 2017年の木星はこちら 
  2005年4月18日 21時16分〜21分の間の115枚合成
 
 木星は太陽系最大の惑星です。地球の約11倍の大きさを持ち、小さな望遠鏡でもその模様はよく分かり、その特徴は縞模様です。また左上に楕円形の赤っぽい模様があります。これは、大赤斑(だいせきはん)といい、地球の台風のようなもので、その大きさは地球の数倍に達します。
 表面がガスで覆われている木星の表面は、常に変化しています。また、自転周期が10時間足らずで大変速く、このため楕円形につぶれています。
 撮影に使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、NIKON COOLPIX4500 です。ビクセンの9mmの接眼鏡で222倍に拡大し、ズ-ム最大でコリメ−ト撮影しています。
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土星   2017年の土星はこちら
  2007年3月23日 19時14分〜19時21分撮影の119枚合成 ISO100 1/2秒露出
 
 土星は環を持つことで有名な惑星です。太陽系惑星の中で、土星以外にも木星、天王星、海王星にも環がありますが、アマチュアの望遠鏡では、土星以外の輪を見ることはできません。
 土星の輪に注目すると、周辺部分が少し暗く、中心部分が明るく見えます。このうち暗い部分をA環、明るい部分をB環といいます。そして、A環とB環の暗い部分をカッシ−ニの空隙(くうげき)といいます。また、輪の傾きがだんだんと変化します。過去の画像と見比べてください。
撮影に使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、NIKON COOLPIX990です。ビクセンの9mmの接眼鏡で222倍に拡大し、望遠側でコリメ−ト撮影しています。
 1998年から2021年までの土星の環の変化はこちら 2016年の土星はこちら
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天王星
天王星は土星のさらに外側を周る惑星です。その大きさは地球の5倍以上もありますが、たいへん遠い距離にあるため、肉眼で見えるぎりぎりの6等星として輝きます。しかし、見えるといっても他の星と同じように見えるので、望遠鏡がないと区別がつきません。望遠鏡があれば、10cm以上の口径で、青緑色の円盤像が分かります。上が天王星の画像ですが、ハッブル望遠鏡などで見た天王星はもっと青みが買っています。ただ、デジカメなので色はちょっと違った感じに見えるでしょう。
2000年8月5日0時10分〜12分の間に
4秒ずつ8コマ撮影しコンポジット合成


20cmシュミカセ+LV20mm+QV-8000SX(8倍最大拡大)  コリメ-ト撮影
2002年9月7日 21時40分 4秒3コマ合成

60cm反射+LV20mm+coolpix4500
望遠側で撮影


海王星
  右下が海王星です。太陽系最遠の惑星です。詳細は分りませんが、青い色が分ります。大きさを比べるため、同じスケールで撮った、木星型惑星を並べてみました。
20cmシュミットカセグレン+LV9mm+リコー-GX100で撮影。