土星 2001年
2001年11月22日 23時28分〜30分撮影の8枚合成 2001年10月31日 22時38分撮影の8枚合成
 しし座流星群極大から快晴が続き、シンチレ−ションが安定しかなりよく見えました。眼視では、ほぼ全周にわたりカッシ−ニの空隙が見えました。
 今シ−ズンの一番よく写りました。これ以上の場合、機材の安定性が必要になるかもしれません。 
 秋が深まるにつれ、透明度が良くなってきたのですが、シンチレ−ションはあまり安定しません。なかなかカッシ−ニの空隙がきれいに分かりません。赤緯が高くなり高度がなったのですが、これから冬になるにつれ、なかなかいい画像は得られないでしょう。
  2001年10月3日 0時35分撮影の8枚合成  2001年10月4日 0時00分撮影の8枚合成
  今シ−ズン初の土星の姿です。輪の傾きがかなり大きくなり、詳しく観察できるようになっています。
 土星の輪に注目すると、周辺部分が少し暗く、中心部分が明るく見えます。このうち暗い部分をA環、明るい部分をB環といいます。そして、A環とB環の暗い部分をカッシ−ニの空隙(くうげき)といいます。この日はシンチレ−ションがあまりよくなかったのです、あまりカッシ−ニの空隙がはっきりしません。
 昨日に比べシンチレ−ションが少し安定し、カッシ−ニの空隙が見やすくなりました。また、土星の色調が違って見えますが、これは処理法の違いです。見た目に近いのは、この画像です。
撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、CASIO QV3000EXです。ビクセンの9mmの接眼鏡で222倍に拡大し、ズ-ム最大でコリメ−ト撮影しています。

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