土星 2003-04年
2004年2月20日 20時04分〜22分撮影の61枚合成 ISO200 1/2秒露出
  時々土星が止まったようにきれいに見えているのですが・・・。シンチレ−ションの変化が激しく、画像にするとぼんやりしたものになりました。また、透明度が少し悪く、色が暗くなり画像のざらつきが気になります。
 さて、衝からだいぶたち、太陽の当たる角度がかなり横からになっています。土星本体から伸びる影が、かなり斜めになっています。
2004年1月31日 21時16分〜26分撮影の106枚合成 ISO200 1/2秒露出
  今シ-ズン最高のシンチレ-ションで、カッシ−ニの空隙が全周にわたり、きれいに見えました。土星の環は内側が明るく、外側が暗く見えます。このうち内側がB環、外側の暗い部分がA環と呼ばれます。この間のさらに暗い部分が、カッシ−ニの空隙です。
  ところで、B環の内側にとても淡いC環があります。なかなかはっきりしませんが、土星とかさなった前の部分は、ぼんやりと見えています。
  衝を1ヶ月ほどすぎたため、太陽の光りが斜めから当たり始めました。土星本体の上の部分を見ると、右上に影が伸び、環の一部が暗くなって見えます。
2004年1月4日 22時35分〜43分撮影の70枚合成 ISO200 1/2秒露出
  左の画像は、22時50分ころに、おなじ望遠鏡でビデオカメラにて撮影したものです。ビデオカメラは、普通のもので1/60秒の露出となります。土星が暗いので、感度を上げているためノイズが多く、色があまりきれいでありません。また、土星を大きくすることができず、ビデオでは、少し土星は難しいようです。
  なお、左の画像は、約30秒間の925コマの画像をRezistaxにて合成しています。
  2004年初めての画像です。冬にしてはシンチレ-ションが安定し、きれいに土星が見えていました。しかし、わずかなゆれが暗い土星には影響が大きいようです。眼視では、細くきれいに見える、カッシ−ニの空隙がにじんでしまいました。
2003年12月30日 21時04分〜13分撮影の106枚合成 ISO200 1/2秒露出
 12月にしては、暖かくシンチレ-ションが比較的安定していました。この画像が、今シ-ズンの初めてのカットです。火星ばかり撮っていましたので、たいへん遅くなりました。
 眼視では、全周にわたってカッシ−ニの空隙が分かりましたが、画像になるとぼんやりしています。拡大率が大きいので少し離れてみると、見やすくなりましす。
撮影に使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、NIKON COOLPIX4500です。ビクセンの9mmの接眼鏡で222倍に拡大し、望遠側でコリメ−ト撮影しています。

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