木星 土星
  1999年8月28日 0時26分撮影
 
 木星は太陽系最大の惑星です。地球の約11倍の大きさを持ち、小さな望遠鏡でもその模様はよく分かり、その特徴は縞模様です。また左下に楕円形の赤っぽい模様があります。これは、大赤斑(だいせきはん)といい、地球の台風のようなもので、その大きさは地球の数倍に達します。
 表面がガスで覆われている木星の表面は、常に変化しています。また、自転周期が10時間足らずで大変速く、このため楕円形につぶれています。
  1999年11月7日 22時29分〜34分撮影の8枚合成
 
 土星は環を持つことで有名な惑星です。太陽系惑星の中で、土星以外にも木星、天王星、海王星にも環がありますが、アマチュアの望遠鏡では、土星以外の輪を見ることはできません。
 土星の輪に注目すると、周辺部分が少し暗く、中心部分が明るく見えます。このうち暗い部分をA環、明るい部分をB環といいます。そして、A環とB環の暗い部分をカッシ−ニの空隙(くうげき)といいます。また、輪の傾きがだんだんと変化します。98年の画像と見比べてください。
99年9月27日 エウロパとその影の移動 99年9月27日の土星
99年10月10日 木星と土星
99年10月19日 木星の自転     99年10月25日木星とイオ  99年10月19日 土星
 99年10月30日   木星と土星
  99年11月5日 木星と第二衛星エウロパ   11月21日の木星 99年11月24日の土星と画像処理法
1998年の木星の姿 1998年の土星の姿
  これらの惑星の撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、オリンパスデジタルカメラC-900ZOOMです。ビクセンの5mmの接眼鏡で400倍に拡大し、ズ-ム最大でコリメ−ト撮影しています。

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