私と家族の近況

*あしがらみち*

2023年分:最新は12月度



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12月度 ( Dec. 31, 2023 )

 「 いよいよ・・・」 と言うか、「 何だかゴタゴタしているうちに、アッと言う間に・・・ 」 と言うか、1年がサッと過ぎて早くも年末が来てしまいました。  歳をとるごとに1年が短く感じられてゆくのは、なんとも哀しいことです。 今年は1年が特に速く過ぎ去っていった感じです。

 若いうちの1年は、それはそれは貴重なものでしたから、全力を注いで充実させて過ごすように努め続けていたという記憶がありますが、90歳代の1年は、なるべく 無理をせずに気楽に生きながら、一方では死後面倒なことが起きないように、いろいろと手配、準備しておく1年ではないかと思えます。 それにしては、あまり成果が無かった 2023年だったと反省するばかりです。

 先月発症した脊柱管狭窄症については、鎮痛剤を上手に使って激しい痛みから離脱するための工夫と努力を毎日続けています。 痛みの少ないお正月を迎えられるよう、 がんばってきたのです。 その甲斐あってか、12月26日頃から、薄紙をはがすように、少しずつ痛みが減ってきました。 往復車で送っていただき、 正月に備えて理髪店にも行けました。

 月初めには、ついに、要支援とか要介護とかの認定を申請をしました! なんとも残念な事態ですが、 認定を得ればその介護器具たちを安く借りられるので助かるのです。 この認定は来年2月に決まるとの事です。

 このような体調でしたので、今月は外出もほとんどできず、したがってここに載せるような写真も撮れず、仕方なく一日中パソコンをいじくりまわしていた日もありました。  その成果?の一つとして、Chat-GPTに関連した一つ新しい文章を別途掲載しましたので、ご覧いただければ幸いです。

 ここまで、なんとも情けない話ばかり書いてしまいました。 でも、新年からは何とか元気に外出も出来そうです。 来年1月のページからはまた、元気な話題を書けるよう頑張ります。

 91歳にもなって、考えれば随分と幸せなことでしたが、ついこの間までは、からだ中、どこと言って特に大きな障害はなく、遠方はともかく半径10km程度以内は 一人でバスや電車に乗ってスタスタ歩き回って買い物、通院等の用事を済ませていました。 たまには50kmくらい先で開かれた会合にも電車を乗り継いで一人で元気に参加していました。

 それが、上記のような境遇になって、身の回りの些細な事すら自分一人ではできないことがあり、妻や子供たちのお世話になりながら生活するという 「 高齢者、身障者のつらさ、 情けなさ 」を、少しばかりですが身をもって理解することが出来ました。 これはとても貴重な体験でした。

 上記のページにも書きましたが、毎月のこのホームページの欄を書くにあたり、私は今までずっと、「 自分の能力ではもうこれ以上改善できない 」 というところまで毎度、50回ほども文章を練り直し書き直してからアップロードしていました。

 そこでひとつの試みとして、今月のこの文章の最初の8段落を、 Chat-GPT に 「 次の日本語を、もっと読みやすい、正しい日本語に直してください 」⇒「 もちろんです。 具体的な文章を教えて頂けますか? それでしたら、喜んで修正します 」 ということで送信し修正させてみました。 そうしたら、驚くことに、一字も一か所も全く修正されませんでした。 人工頭脳に 「 このままでよろしい 」 と言われて喜んでいてよいのかどうか分かりませんが、「 ウン、ウン そうだろう 」 という感じです。

末筆となりましたが、新しい年を迎えるにあたり、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。


屋外に出て写真を撮ることができません。 10年近く前に撮った 「 ダイヤモンド逆さ富士 」 を再掲させていただきます。
田植えが済んだばかりの田に水があり、逆さ富士が映りました。 夕方、ねぐらに向かって飛ぶカラスたちが右の方の空に。

上記のような次第で、今月は全くウォーキングできませんでした。

11月度 ( Dec. 1, 2023 )


サンパラソルは、例年は11月初旬には開花が終わり、来年に備えて手入れをして屋内に
入れるのですが、今年はなかなか寒気がやってこないので、11月末日になっても沢山の
花が 咲いています。 白い方は、ちょっと見にくいけれど、上の方に沢山咲いています。

 今月はだいぶひどい目に遭っています。 十数年前に初めて発症して以来、10日ほどで治ってはまた2年ごとくらいに 再発を繰り返してきた 「 脊柱管狭窄症 」 が月の初めにまたもや2年ぶりに再発したのです。 今回は痛みが従来よりひどく、当初は悲鳴をあげながら家の中を這って 移動するほどですした。

 手術をしたらと勧める医師の紹介状を貰ったので、強い鎮痛剤で痛みを抑えながら、それでも殆ど歩けなかったので、自宅から横浜までタクシーに乗って 専門医を訪ねたりもしましたが、「 服用中の薬が障害になり、注射も手術も出来ない 」 と言われ、その後はもらった新しい鎮痛剤を飲みながら激しい痛みに耐える毎日が続きました。

 それはそうと、前回東名高速で横浜方面に向かって走ったのは、もう10年以上も前、まだ運転免許を持ち、自分で運転していた頃でしたので、最近十数年の東名高速道路の 変化には驚くばかりでした。 横浜市内に行くと言えば横浜町田のインターで降りるのだとばかり思っていたら、その先に横浜青葉IC/JCTがあり、そこで降りました。  このインターは十数年前にできたものですが、私は一度も使ったたことがなく、その近代的な威容に驚きました。

 この、幾つもの高速道路が交差する素晴らしい景観のインターチェンジを降りたら、今度は4.1kmもある 「 横浜北西トンネル 」 という水底トンネルの中を走り、 その長さに驚きました。 自分がすっかり正真正銘の田舎者になっていたことを自覚した一日でしたが、「 痛い中にも楽しい体験 」 でした。  帰りは痛みも少しおさまったので、これも5年ぶりくらいの!新幹線に乗って帰宅しました。

 痛いからと言ってベッドで寝てばかりいたら、すぐに歩けなくなってしまいますので、鎮痛剤が効いている間は、努めて家の中や階段を歩きまわったり、 脚の体操をしたりしています。 地域の包括支援センターにお願いして、歩行器、介護ベッド、その他2つをお世話していただき、それに関連して介護保険の適用を申請しました。  その内に審査があり、私もいよいよ要支援とか要介護とか言われる身になるかも知れません。 もう91歳半だから仕方ないか・・・
 
そういう次第で、今月は1日から8日までしかウォーキングできず、26,101歩/8=3,262.6歩/日でした。
 2017年元日以降の歩行距離は7,323.0kmです。
   
10月度 ( Oct. 31, 2023 )

 91歳にもなるのに、私の胃袋は幸いすこぶる健康で、量は若い頃の3分の1ほどしか、もう食べられませんが、食欲は依然として旺盛でした。 ところが、今月の10日頃から調子が 急におかしくなり、食事が食べられなくなりました。 売薬をいろいろ買ってきて飲んでみましたが一向に良くなりません。 わずかな流動食ばかりが続くので、 体重も次第に減ってきました。 致し方なく主治医にお願いして、3年ぶりに胃カメラで調べてもらいましたら、食道と胃に幾つかの小さな炎症が見付かりましたが、幸い、 悪性の病いではなかったようで、ひとまずホッとしました。

 更に検査後は、格別の治療は何もせず、薬も貰わなかったのに次第に症状は好転し、月末には食欲が元の状態に戻りました。 一体何が原因だったのでしょうか。

 横浜での 毎月一回集まっては楽しく語り合っていた元級友たちとの横浜での会合も、高齢化のため、参加者が減って休会が続いています。 余命も短いことですし、 何か一つくらい楽しみが欲しいので、ネット上でいろいろ探して珍しい食品、旨いものを買いこみ、これらを肴に先月書いた旨い酒を一合だけ、ひとりゆっくり毎晩味わうという、 静かな楽しみに暮れてゆく日々が始まっています。

 さて、ここにわざわざ書くほどの事ではないようにも思いますが、ひとつ面白い 「 発見 」 をしたので、以下に書いておきます。

 15歳頃から40歳くらいまで、私はひげ剃りに、写真A、Bのような両刃の替刃を付け換えるタイプの安全カミソリを使っていました。  当時は友人たちもほとんど全員が同様だったと思いますが、当時はどこの家にもあったこの形の両刃カミソリ刃も、最近はほとんど見かけなくなりました。

 さらにさかのぼれば、明治生まれの父は、昭和の10年代、理髪店などでは今も使われている写真Cの右の方にあるような西洋剃刀で毎朝ひげを剃っていました。  それは支度から片付けまで30分近くもかかる毎朝の 「 ひと仕事 」 でした。 写真Cの左上から右下にかけて写っているような褐色の革ベルトを柱に取り付け、 それを使って、まず刃を研ぐことから始めていたのを、幼い私が横からじっと眺めていたことを、なつかしく思い出します。

 私はあんな危険な刃物と面倒な作業は最初から避け、ひげが生え始めて以降ずっと、上記の両刃の替刃の安全カミソリ ( 写真A,B ) を使っていました。


写真A                     写真B


写真C                     写真D

 当時は現在のような髭剃り専用のクリームやジェルはまだなかったので、写真Cの左端にあるような容器と刷毛で温水に浴用石鹸の泡をたてて、顔に塗りたくっていました。 その後、40歳くらい?からは簡便な電気カミソリ ( シェーバー ) に転向しました。 改良された使い心地の良い、よく剃れる製品が次々に市場に現われてきたからです。  息子の世代はもう、最初から電気シェーバーしか使っていないようでした。 彼らの多くは写真A、Bのような安全剃刀は使い方すらよく知らないようです。

 さらに次の世代は・・・と、男の孫たちにLINEを送って訊ねてみると、ひげを伸ばし、ハサミで手入れする・・・という人は最近減ってきているそうで、30歳以上はシェーバー、 20代も主にシェーバーですが、最近増えているのは、痛いのを我慢しての脱毛だそうです・・・別の孫で都心に在る輸入企業のオフィスに勤務している26歳の孫は、 自分の周囲では、替刃剃刀:電動シェーバー:脱毛:伸ばしっぱなし=2:4:3:1くらいかと見ています。

 私は、60歳くらいから、電動シェーバーも使うが、替刃の安全剃刀を主に使うという状態に戻りました。 時間の余裕が出来たためと、費用はかかりますが髭剃り後に 爽快感があるからです。 前世紀の終わり頃から、替刃の形は写真Dのような、より安全なカートリッジタイプにに変わり、刃の枚数も2枚、3枚と次第に増えてきて、 単価も高くなってきました。 現在私が使っている品は写真Dのような5枚刃の品です。 ところが、そう安くもないこの 5枚構成の替刃が、2〜3回使うと、もう切れ味が悪くなってくるのです

 前置きが随分と長くなりましたが、ここからが今日の本題です。 この5枚構成の替刃は、剃り味は良いのですが、まとめて買っても1個¥350ほどもするのです。 現役時代のように毎朝は剃らず、一日おきに使うのですが、 アタマの替刃の部分を結構頻繁に取り換えるので、その費用は馬鹿になりません。

 ところがある日、ふと思いついて、替刃部分を使用後よく水洗いしてから、ヘアドライアーの熱風を30秒ほど吹き付け、 刃をよく乾かすようにしたら、なんと、一つの替刃で7〜8回は気持ちよく剃れるということを発見しました。 それ以前は使用後水洗いしただけで濡れたままの替刃を放置していたので、刃の先端がすぐに錆び、切れ味が落ちたのではないかと思います。  この乾燥の効果は、何度も何度も確かめたので、間違いありません。 おかげで替刃の費用はひげ剃り1回あたり¥50程度で済むようになりました。

 先月に続いて、興味のない方には全くつまらないことを書き並べてしまいました。 ご容赦ください。 そうそう、思いだしました。 昔学生の頃読んだ、ある英国人の随筆に こんなのがありました。 「 世の中の事は殆どすべて、過度な両極端は嫌われ、中庸が尊とばれるが、ひげの長さだけは、 きれいに短く剃るか、長く伸ばすかの両極端が良しとされ、中庸 ( 無精ひげ ) は忌み嫌われる 」 と。 なるほど。

上述のように、胃の不調で昼食はろくに食べていないのに、夕方沢山歩いたら低血糖で倒れるかもしれないと考え、控えめに歩き
ましたので、 98,897歩/31=3,190.2歩/日でした。 2017年元日以降の歩行距離は7,320.9kmです。
 
9月度 ( Sept. 30, 2023 )

 真っ赤な彼岸花は、当地でもずっと以前から、ちょうどピッタリお彼岸の中日 ( 秋分の日 ) に満開となっていました。  毎度驚くほど本当に正確でした。 それが10年ほど前から少しずつ早まってきて、近年は1週間ほど早く満開となるようになってきていました。 ところがお彼岸に入ってもまだ 異常な猛暑が続く今年は、開花がまた遅くなって昔に戻り、今年は秋分の日前後に満開でした。 あの几帳面な彼岸花も、この異常気象にはもう何が何だかわからなくなってきて いるのでしょうか。* 右の写真は秋分の日の3日前、9月20日撮影ですので、まだ満開ではありません。

*:彼岸花の開花時期についての解説によれば、猛暑の年は開花日が遅れると書いてあります。

 8年前の5月、私は日本酒の 「 利き酒師 」 と 「 鑑定士 」 の資格を取りましたが、その前後計5年間ほどは、毎晩のように、異なる3種類計3合ほどの日本酒を次々に味わっていました。 昼間は色々の文献を読んで勉強し、 また、県内の酒蔵を次々に訪問見学したりもしていました。

 日本中の銘酒を次々に買い集めては毎晩飲んでいましたが、こんなことを5年間も毎日続けた報いか、いつしか膵臓の萎縮が 進行していて、ある日突然、血糖値が突然急速に悪化し、 「 糖尿病予備軍 」 から 「 本物の糖尿病患者 」 となり、9日間も入院したのは5年前の2018年8月のことでした。  退院時に医師から酒は1日1合までとの制限を厳しく申し渡され、以降それを守って毎朝服薬とインスリンの注射を行いながら、今日に至っています。

 いつしか、日本酒の銘柄をうるさく選ぶこともしなくなり、並みよりちょっと上のクラスの超辛口で、1升¥2,500〜3,000程度の品を適当に買い、10日かけて 飲むようになっていました。 最近2カ月ほどは広島県呉市の相原酒造の 「 雨後の月 」 特別純米超辛口 ( 写真左 )と、同辛口 ( 共に1升税込み¥2,860 ) を交互に呑んでいました。 私は冬の熱燗も、それ以外の季節のキンキンの冷やも、極く辛口の酒が好みなのです.

 8月末のある日、それまで計6本ほど続けて飲んでいた上記の2種の酒に、さすがに飽きてきたので、馴染みの酒屋で、同じ蔵元の一段階高級な酒 「 雨後の月 純米大吟醸  愛山 」( 写真右、1本税込み¥4,620 )を買い求めました。

 所が、これを帰宅後冷蔵庫で冷やしたあと、ひと口飲んだ時、その絶妙な香りと味わいに、本当に5年ぶりに 「 驚嘆 」 と 「 感動 」 を味わうことが出来ました。  5年という日本酒がもう趣味ではなくなっていた空白期間の後、突然私を襲ってきたこの至福の感覚と興奮  そこで、「 これはいったい何だ! 」 ということで、色々と検索し調べてみました。

 すると、この酒は、つい最近、今年の6月に開催された 「 SAKE COMPETITION 2023 」 の純米大吟醸部門で、金賞10銘柄中堂々の2位を受賞した品だと分かりました。  私の舌と鼻は、幸いまだ衰えていませんでした。 ( そんなことはあり得ませんが ) もし私が審査員の一人だったとしたら、きっとこの酒を真っ先に選ぶことでしょう。

 それにしては1升瓶1本税込み¥4,620と、随分安い! 5年前でも、この味わいと香りの酒でしたら、正価で1升1万円前後したとしてもおかしくないと思います。  そこで、さっそくその酒屋に電話してとりあえず2本、売らずに取り置いてもらうよう頼むというひと騒ぎでした。

 この酒を醸した原料の 「 愛山 ( あいやま ) 」 という酒米は、 有名な良質の日本酒用酒米ですが、その中でも特に品質の良いものを用いているということです。

 日本酒にご興味のない方には退屈な話が大分長くなり、申し訳ありませんでしたが、残り少ない人生の毎晩たった一合限りの侘しい晩酌が、急にまた楽しくなってきましたので 書いてみました。 たまさかの偶然によって再びめぐり逢えたこの至福のひと時に感謝

 月末、遂に7回目のコロナワクチンの注射をしてもらいました。 さて一体、いつまでこんなことを続けなくてはならないのでしょうか。

月の後半、少しは涼しくなりましたが、やはり数年前とは全く違います。 それでも毎日午後6時
頃になると、 ひるむ心に鞭打ってウォーキングに出かけます。 当然ですが先月より歩数も増えました。
93,950歩/31=3,131.7歩/日でした。  2017年元日以降の歩行距離は7,256.6kmです。
 
8月度 ( Aug. 31, 2023 )

 最近の稲は改良が進んだためかどうか知りませんが、8月中旬にはもう田の稲の穂が出そろいました。 当然、案山子の出番です。  最近の案山子は昔の手造りのものとは違い、なかなか巧妙に作られたプラスチック成型品で、突然出逢うと、我々人間でもびっくりするほどです。

 この欄は、昨年は9月度に一度だけお休みを頂きましたが、今年は今月 ( 8月度 ) に夏休みを頂こうと思います。 とにかく暑くて、どこにも外出できませんでしたし、 孫たちが夏休みを利用して時々顔を見せてくれた以外は、ほとんど何も変化のない毎日を、冷房した家の中で過ごすだけのひと月でした。 当然、ここに書くほどのことは 何もありません。

 私たち夫婦 ( 91歳と88歳 ) は、お蔭さまで、今も心身ともに健康でまずまず元気です。 9月末になったら、書く気力も、書く内容も、生まれてくることでしょう。  皆様も、この猛暑は、あとひと頑張りですので、どうぞ元気にお過ごしになってください。

午後6時頃になって、陽もだいぶ陰り、少し涼しくなった時間帯を選んで近所を歩くか、昼間バスで小さなショッピング
センターまで往復して、買い物がてら、 涼しい構内を歩き回るか、ウォーキングはこの二択でした。 歩数は当然少なく、
84,717歩/31=2,732.8歩/日でした。  2017年元日以降の歩行距離は7,327.6kmです。
 
7月度 ( July 31, 2023 )


裏の田んぼで生まれ、おたまじゃくしから蛙になったばかりのニホンアマガエルです。  胴体の大きさは、なんと
1円玉と同じくらいです。 私の家に庭に入ってきて、必死に石垣をよじ登ろうとする姿は、なんとも言えず可愛い。

 購入したiPad への現用スマホの 「 中身 」・・・データやアプリなど・・・の写し込みは、娘夫婦の全面的な助力のおかげで1時間ほどで実行できました。 その後は、 同時に購入した操作ガイド事典と首っ引きで、毎日少しずつ自分でいじってゆき、1週間後には快適に満足に使いこなせるところまで到達しました。  同じ Apple 社の製品なのに、なぜこの操作は、わざわざスマホとタブレットとで違えてあるのだろう?と不思議に思った部分もありましたが、私ごときには想像もできない 深〜い理由があるのでしょう。

 とにかく、本体は、当初、ある大手キャリアのショップに行き相談した際に提示された値段の半額に近い金額で、純正の新品を、 あるネット通販で買えましたし、その中への、すべてのアプリや iCloud に保存されていた記録の写し込みも、ショップに依頼することなく、自宅で上手に出来たので、 大きな満足感があります。 それにしても、これほど大きな価額差が堂々と両立し存在し得ている商品というか、市場というのは、非常に珍しいと思いました。

 私の様な者が、ここで申し述べるまでもない事ですが、パソコン、スマホ、タブレットの三者それぞれに備わっている機能は、ほとんどが共通に重なり合っていますが、 多少違う部分もあります。 例えばスマホが得意とする電話での通話は、多くのタブレット上では行えません。

 LINE は、三者のどれもが扱えますが、それぞれに長所と短所があるようです。 短い用件の連絡とそれに対する返答などは、スマホで済ませるのが一番簡便でよいと思いますが、 先日友人から送られてきた LINE の文中にある URL を開いたら、10ページ近くもある文献が現れました。 こんな URL は、本来パソコンのメールで送るべきでしょうが、 LINE で送られてきたら、パソコン上の LINE で開くのが良いでしょう。 特殊な数式や記号などを含む文章を作って LINE で送る時なども、パソコンで行うのが良いようです。  将棋のタイトル戦の実況中継を寝そべって観戦したい時は、スマホでは画面が小さ過ぎるし、パソコンでは椅子に座って観るしかないので、タブレットはまさに好適です。

 何はともあれ、5年半も使い込んだスマホがいつ動かなくなっても、当座何とか過ごせるような体制が出来あがりました。 無線の LAN は自宅の隅々まで届いているし、 現用のノートパソコン ( これは、なんと11年半前に買った製品で、4年前に HDD を SSD に入れ替え整備したもの ) の突然のダウン対策としては、 同系列の2017年製のバックアップ用パソコン1台 ( これも HDD ⇒ SSD ) と、リアルタイムで更新されるクラウド上へのデータ保存体制とが用意されています。

 我が家のデジタル環境の整備と突発事故への対応体制は、これでほぼ完了に近づきました。 残る問題は、この体制に呼応して、私の心身があと数年間は丈夫であって くれるかどうかという事でしょうか。

 月半ばに、ZOOM を利用した45分間のインタービューをある企業から申し込まれ、お受けしました。 ZOOM の取り扱い操作は、2年前のコロナ全盛期に孫たちと毎月 やっていた当時と比べると、少々変わってきていましたが、設備も操作も独力で何とか対応でき、自宅に居ながら無事終了しました。 10年前なら、どちらかが相手の所まで 出かけてゆく必要があったでしょうから、改めて技術の進歩を身に沁みて感じました。

 上記とは関係ありませんが、別のある企業から私のスマホに届いたアンケートに応じた際に感じたことを、久しぶりに 「 フリーマンの随想 」 に載せましたので、 ご覧いただければ幸いです。

7月下旬のある日の午後4時過ぎ、ウォーキングのため外に出ようとしたのですが、カホルが 「 今日は絶対に外を歩いてはいけない。
熱中症で倒れる 」 と。 歩こうという気は満々でしたが仕方なく 「 では夜9時くらいに歩くか・・・ 」 でもそんなことはなか
なか実行できません。  結局一日の歩数は家の中をウロウロ行ったり来たり数百歩歩いただけ。 こんな日が他にも何日もあって、
歩数は激減し 87,812歩/31=2,832.6歩/日でした。  2017年元日以降の歩行距離は7,201.5kmです。
 
6月度 ( June 30, 2023 )

 私の子供たちや孫たちの多くがタブレットを持ち歩いているので、自分も使ってみたくなりました。 それに、今使っているスマホは購入以来もう5年半も経ち、 いつ壊れてもおかしくない時期に差し掛かっているので、突然のダウンの際の被害を少なくするために・・・と屁理屈をつけて、1台買いこみました。

 ちなみに、Apple 社の公式サイトでは iPhone などの製品は使用年数を3年と設定しています。 しかし、ほとんどの製品が使用年数以上の耐久年数があるとも発表しています。  私の場合、若い人たちのようなヘビーな使い方はしていないからか、電池の状態も含め、スマホは 「 健全・快調そのもの 」 ですが、なにぶん使用開始以来もう5年半ですから、 そろそろ何か対策する必要があると考えたのです。

 iPadへの現用スマホのデータの写し込みその他で、7月前半は忙しいい日々を送るでしょうが、来月の今頃には、使い慣れて便利に愛用するようになっていることでしょう。

 人工知能( AI ) が文章を作り書き出すのが ChatGPT なら、人工知能に絵を創作させ描かせるアプリの一つが、Stable Diffusion ( これも当面無料 ) です。  いろいろ調べ、いじくりまわした末、注文に応じて、なかなか立派な出来栄えの画像をパソコン上に描き出させることが出来るようになりました。

 可愛いい犬、猫 ( 種類や毛の色まで注文可能・・・というか、細かくいろいろ注文するほど良い絵を描く ) や、怖いライオン等を描かせてみた後、それらの絵が、 保存してある画像の中から検索されて出てきたものではなく、たった今注文に応じて、この場で創作され描かれた画であることを 確認しようと、「 日本の和服を着たドナルド・トランプ 」 という風変わりな注文*をして描かせて見ました。 こんな画像が、5種も10種も実存し保存されているとは 考えられないからです。

 AI は10秒足らずで4枚を同時に描きあげました。 3回の試行で描かせた全く異なる12枚の画像のうちから2枚をご覧に供します。 日本刀らしき物や 富士山らしき山などもあしらわれており、Stable Diffusion の努力の跡が感じられます。 三つ目に 「 可愛い 」 という意味の形容詞をたくさん並べて描かせた仔犬の絵を 載せました。 短時間で創られたこの絵には、毛が一本一本、本当に丁寧に描かれています。


 Stable Diffusion が米国製のアプリだからなのか、着物が少々不満ですが、AI がこういう画像まで創作して立派に描けるのであれば、近い将来、世界中のイラストレーターたちは 大部分が失業必至ではないかと思えてきました。

 先月はあれほどたくさん見つけた四つ葉のクローバー・・・今月はたった2つしか見つけられませんでした。

  * Stable Diffusion はまだ日本語が不得意なようなので英語で注文しました。

歩こうという気はあっても、あまりの暑さで、下旬には、夕方でも外出するのが怖いほど暑い日々が続きました。 そのため
歩数は減って、 96,616歩/31=3,220.5歩/日でした。 2017年元日以降の歩行距離は7,144.4mです。
 
5月度 ( June 1, 2023 )

 4月から5月にかけては、野の細道の道ばたには、クローバー ( しろつめくさ ) が無数の葉を茂らせます。 その中に、ごくたまにですが、四つ葉のものを 見つけることがあります。 野生の状態で見つかる可能性は、1万分の1ほどだと言われています。 言い伝えによると、四つ葉のクローバーは、見つけた人に 幸運をもたらすそうです。 こういう考えがいつどのように始まったかは明らかでないと書いてありましたが、十字架を連想させるのでそう言われるのだという説もあるようです。

 1つの根から出たすべての葉が四つ葉というクローバーを育てることも、工夫と努力により可能なようです。

 日課のウォーキングの途中、野道で時々立ち止まって休息し、一面に生えているクローバーの茂みをじっと見つめていると、稀に、四つ葉のクローバーを、そして、 さらに極めて稀にですが五つ葉のクローバーを見つけることが出来ます。 今月は四つ葉を15本ほど、そして五つ葉を1本見つけました。


 
その一部を上に示しました。 右下が5つ葉です。 すべて左下の物のように押し葉にして保存しました。

  五つ葉のクローバーを見つける確率はさらに下がり、100万分の1ほどの確率だそうです。 五つ葉のクローバーは不幸を意味するという人もいますが、 調べてみると5つ目の葉は 「 財運 」 を意味し、五つ葉のクローバーを見つけると、金運に恵まれると書いてありました。 大いに期待していますが、残念ながら、 今のところ実現していません。  なお、 過去には、六つ葉、七つ葉、八つ葉のクローバーも見つかっているそうです。

 こんなにたくさんの四つ葉を見つけたからには、私には、さぞかし幸せな出来事がいっぱい押し寄せてくるのではと期待しましたが、そんなことはありませんでした・・・ いや、そうではなく、以下に書くような嬉しい出来事があったのですから、やはり私にはこの春、大きな幸せが訪れたと言えるでしょう。

 今月、幸い夫婦そろって、心身ともまずまず元気な状態で、私は91歳の誕生日を迎えることが出来ました。  その前日には、50年ほど昔の職場で新商品の開発に向かって一緒に頑張ったチームの部下の方たちが、中にはずいぶん遠方にお住いの方も含めて12人も集まり、 楽しい昼食会を開いてくださいました。 こんな嬉しい幸せな時間を味わえるのは、この齢では、もう一年に数回ほどです。

 今になって当時の職場を思い出すと、仕事の進め方でも人間関係の面でも、「 当時、もっとああすればよかった。 こうもすべきだった 」 と反省することばかりが 頭に浮かぶのですが、こうして皆さんが、約半世紀経った今も集まってきてくださるのですから、あれはそこそこ 「 良い雰囲気の職場 」 だったのかなとも思います。 現在も、私を含めて10人のメンバーが LINE のグループをつくり、毎日のように仲良く身近な情報を交流し合っています。

 先月度に詳述したスズメバチの営巣防禦対策は成功でした。 毎日注意深く監視していましたが、この家の庭や軒先で彼らの姿を見かけることは、一度もありませんでした。 5月末までに巣が作りはじめられなければ、今年はもう大丈夫でしょう。

 リビングストンデイジーの発芽も無事済んで、苗床からプランターへの移植も終わりました。 夏にはこの欄で、美しい花をお見せすることが出来るでしょう。

 ところで、先月度は、掲載した記事の後半の二分の一以上を掲載の翌日削除しましたが、あれは、最近多く目にする悪徳 「 押し買い業者 」 について、 私たち夫婦の実体験や対応などを書いた部分でした。 十二分に配慮をして注意深く記載したつもりでしたが、読んだ子供たちが、「 業者が記事を目にしたら険悪な対応をされる かも知れない 」 と、強く懸念したので、忠告に従い削除しました。 ご了解ください。

陽気は完全によくなったので、僅かずつですが歩数は増えてきています。 ただ、雨の日が多かったのが残念です。
100,266歩/31=3,234.4歩/日でした。 2017年元日以降の歩行距離は7,081.6kmです。
 
4月度 ( Apr. 30, 2023 )

 裏庭の物干し台の鉄パイプの穴に、ニホンアマガエルが住みついて、今年も冬眠していました。 彼らの野生での寿命は5年程度だそうです。 一年の半分以上はここに 住んでいるらしく、時々そのヒョウキンな顔でじっと外界を見わたしていますが、今年も4月のある日、外に出て行って居なくなりました。  5月になって近くの田んぼに水が入ったら、子づくりのための夜間大合唱集会に参加するために、今からいろいろ食べて体力をつけておこうというのでしょう。

 

 スズメバチの女王が来て、当家の軒先に巣を造り始めるのは、10年前くらいまでは例年5月10日前後のことでした。 しかし桜の開花と同様、徐々に早まり、 現在は半月ほど早くなってきています。 一昨年、昨年と2年続けて軒裏に1個ずつ巣造りを許してしまった ( 共に、右の写真の様な造りはじめの時期に発見し自分一人で処置 ) ので、今年は万全を期し4月23日に丁寧な事前防御措置を施してみました。  軒先に木酢を入れた網袋をいくつも吊るす事と、強力な巣造り阻止薬剤 ( 効果は1か月持続という ) を軒裏一面に噴霧することです。 5月のこの欄で結果を報告します。

  以降35行は、勝手ながら、削除させていただきます。 5月1日

脚の痛みも完全に治り、陽気もよくなったのに、昨年4月のような歩数を歩くことは出来ていません。
95,088歩/30=3,169.6歩/日でした。 2017年元日以降の歩行距離は7,021.4kmです。

 
3月度 ( Mar. 31, 2023 )

 先月は ChatGPT の事ばかり書きましたので、今月はまた音のようなスタイルに戻ります。 季節はあっという間に移り、今年も既に1/4が過ぎました。  「 桜ってこんなに種類が多かったんだ! 」 と驚くほど、いろいろな桜が次々に咲いては散りました。 この頁の背景はまさに現在にマッチしています。

 新型コロナ対策のマスク着用について、厚労省が 「 各個人の判断にゆだねる 」 としたのが13日・・・政府の方針が変わったからと言って、ウイルスの感染力が弱まる わけでもありませんが、翌々日の15日には早速、3年間ほとんど中断状態だった大学の同期卒業生の月例昼食会を横浜で再開しました。

 68年前の卒業時には総勢68名だった友人たちは、今や全員が90歳以上となり、すでに62%の42名が他界しました。 消息不明者を加えれば68%の46名に達します。  68という数字が偶然三つ並びました。 残る22名のうち、一歩も外出が出来ないほど心 ( 及び/または ) 身が衰弱している人たちを除くと、僅か10名 ( 15% ) ほどが 「 健康寿命を享受できている 」 超高齢者です。

 68年前の日本人男性の平均寿命より、現在のそれは約17年も長くなっていますので、 90歳を超えてもまだ15%ほどの人が、どうにか元気に生きているというのは、いろいろな理由による 「 日本人の平均寿命の改善 」 の賜物というしかありません。

 幸いその15%のうちの一人に、はいれているこの私ですが、たまに徒歩+バス+電車で片道40分ほどの小田原市に妻と共にでかけ、食事をし、歩き回り、地元では買えない、 チョッピリ高級な食品などを買いこみ、それを背負って、疲れ果てて家に戻り着いた時の幸福感と言ったら、それはそれは例えようもないほどです。 僅か5年前までは、 交代で車を運転して100kmも200kmも離れた景勝地や温泉まで、泊りがけで旅行できました。

 もしその当時の私が現在の私の日常生活を見たとしたら、「 なんとつまらない、かわいそうな生活だ 」 と感じたことでしょう。 しかし、体力も、観たり聴いたり味わったりする 楽しみも、当時よりはるかに減っている筈なのに、現在は、夫婦そろってまずまず健康で元気に動き回れる事だけで 「 無上の幸せ 」 と 感じられるのです。*1 不思議と言えば不思議なことです。 将来いつの日か、ご自分で体験なさらない限り、これは多分どなたにもお分かり頂けない感覚でしょう。

*1 内閣府の高齢社会白書 ( 2022年版 ) によると、日常生活を格別の制限なく暮らせる 「 健康寿命 」 は、日本人男性では75歳だそうです。  2012年に行われた東京大学高齢社会総合研究機構の 「 長寿社会における暮らし方の調査 」 でも、70歳代後半以降は、独力で外出や買い物ができなくなる人が増えてくる とされています。 もうすぐ91歳で、なお健康寿命を保って暮らせている私が 「 無上の幸せだ 」 と感じるのは、当然すぎるほど当然のことです。

大分暖かくなり、歩きやすくはなったし、脚の痛みも去ったのですが、もう昨年3月のような歩数を歩くことは出来
ません。 93,708歩/31=3,022.8歩/日でした。  2017年元日以降の歩行距離は6,959.6kmです。

 
2月度 ( Feb. 28, 2023 )

 最近、いくつものテレビチャンネルで、ニュースが度々大きく報道されているので、 ChatGPT ( チャット・ジーピーティー ) という、米国サンフランシスコの OpenAI という会社が作り出した、最新の人口頭脳によるチャット ( リアルタイム対話 ) 形式の検索エンジンについては、既に見聞なさった方もいらっしゃる事と思います。

 質問を入力すると、わずか10秒前後で、AI( 人工知能 )が回答の文章を作成し、文字出力してくれます。  従来の Google その他の 「 検索エンジン 」 は、既に作成蓄積されている文書形式の情報の集合体から抽出・列挙されて出てくるものの中から、自分が選択して読むという、 言わば百科事典か国語辞典に似たシステムです。

 それに対し、この ChatGPT は、対話 ( チャット ) 形式で、人工頭脳がその都度、こちらの質問を読み、理解し、 調べ、考え、作文し、文字として出力して答えてくれるという方式です。 答えに対しさらに関連質問してやりとりを続けられますし、 適切でない質問には回答を拒否されることもあります。

 所が、間違った情報や変な回答が作られ与えられる可能性が結構あるのです。  ChatGPT はまだ開発途上ですし、これは今後もある程度は不可避ではと考えます。  例えば、私の質問に対し、「 湯河原温泉が神奈川県南足柄市にある 」 という大変な誤回答をしたことがあります。 この程度のひどい間違いには他にも何度も出会いました。  10行ほど下にある検索をクリックして出てくるページをご覧くだされば、そこに出ています。 従来型の検索でしたら、こんなひどい間違いは滅多にないし、 あってもすぐに訂正されることでしょう。

  ChatGPT が学習している情報は、2023年2月時点では、2021年末までのものです。 そのために、質問によっては回答が誤ったり不十分だったりする 可能性もあります。 Microsoft社 がごく最近 ( 2月8日 ) 発表した 「 新しい Microsoft Bing 」 が、画面中に従来の Google 型の検索と ChatGPT 型の 検索とを両方設置して、両者の長所を同時に享受できるようにしているのも、私には納得できます。

 私が ChatGPT を使ってみて一番感心したのは、出力されてくる 「 日本語文の質 」 でした。 通常、質問を入力後、10秒前後で数百字の日本語の回答が印字されて出てきますので、 この短い時間の間に、AI は私の日本語の質問を読み、内容を理解し、資料を調べ、考えをまとめ、回答を作文し、印字するのだとすれば、作文にかけている時間はホンの数秒の筈です。  ところがその日本語は、既成の文章ではなく、その都度新しく作文された文章であるにもかかわらず、文章の平明さや明快さ、用語の適切さ、誤字がほとんどない事、 敬語や謙譲語の適切な使い方等々の点で、現代の平均的な日本人の作文よりも、はっきりとレベルが上だと私は思います。  このAI は元来米国製なのですから、これは驚くべきことです。

 私は、ちょっと苦労しましたが、1月末に、自分のパソコンにこの ChatGPT のアカウントを開設し、以降いろいろと試用してきました。  今回、別ページに、2月13日午前から16日にかけて私が行なった10ほどの質問と、それへの応答の結果を掲載しましたので、 まだ ChatGPT を扱った体験がない方は、是非一度ご覧ください。 初めて ChatGPT の機能に接する方は、 「 たった10秒前後の時間で、こんな難しい質問に対してこれだけの質と長さの回答文を作ってくれるの?! 」 と驚かれる部分も、きっと多いと思います。

 学校教育等への影響ですが、この ChatGPT が普及したら、もう、「 これこれの問題について小論文を書け 」 というような学校の宿題は、意味をなさなくなる事必定です。  ただ、単純な外国語⇒日本語、日本語⇒外国語等の翻訳依頼に対しては、「 申し訳ございませんが、私はテキストの翻訳サービスではありません 」 と、丁重に断られます。

 数学、物理、その他の問題を解く能力についても、この ChatGPT は、次第に上がって来たということです。  2023年1月30日時点での数学の実力をご覧ください。  因数分解、三角関数、微分・積分などなど・・・正解も不正解もありますが、現状既に、私の見たところ、平均的な高校生よりも 「 よくできる 」 のではないでしょうか。

 今回私は、読書感想文をいろいろのレベルで書かせたり、それを英語訳させたりする作業や、こちらが指定した情景を描写する 歌詞や短歌を創作させる仕事などを、 ChatGPT にやらせてみました。 その出来栄えは0点から80点くらいまで、多岐にわたりました。  これも上記の最初の検索で出てくるページの後半に載せてあるので、どうぞご覧になってください。

 ところで、Microsoft 社は、以前からこの OpenAI 社を支援してきましたが、今後も数年間に数十億ドルを追加出資すると伝えられています。  しかし ChatGPT は、悪意のフェイクニュースの作成にもとても便利だと言われていますので、今後の進歩発達を考えると、期待と言うよりむしろ、そら恐ろしくなります。

 気がついたら、今月は ChatGPT の事ばかり書いて、それだけで終わってしまいました。 私にとって、これがそれほど衝撃的な出来事であったし、 また、面白かったということです。 今までネット上の 「 検索 」 の世界で圧倒的に優勢だった Google 社が、すっかり慌てているという報道も、なるほどと思えます。

  それにしても、多くの人間が、苦労して考えることや、考えを文章にし文字を使って書くことを止めてしまったら、 いったいこの世はどうなるのでしょうか

 なお、GPTは Generative Pretrained Transformer の頭文字です。 Generative は、ここでは 「 文章を作って答える 」 というような意味の形容詞です。  Transformer は大変難しい概念ですが、必要でしたらここをご参照ください。

昨年暮れに発症した右脚のふくらはぎの肉離れは、ちょうど40日かかって、1月末日に全快しました。 そこで2月1日
から、無理をせず、1日ごとに歩数を増やしながら、ウォーキングを再開しました。 80,732歩/28
=2,883.3歩/日でした。  2017年元日以降の歩行距離は6,898.7kmです。

       
1月度 ( Jan. 31, 2023 )

 世の中も暗いし、私自身も年越しの 「 右脚ふくらはぎの肉離れ 」 が痛むし・・・ということで、せめてこのホームページの背景だけでも明るく賑やかに致しました  これからこの真新しい紙面に、新しい年を迎えたこの90歳の私 ( とその家族 ) のささやかな 「 生きざま 」 を、毎月少しずつ書き込んでゆくのです。  なお、肉離れは、私の初期の療養法が不適切だったためもあり、約1カ月もかかって1月末にほぼ治りました。

 一族 ( と言っても、私たちと子・孫計10人だけですが ) が正月に集まるはずでしたが、その内の2人が暮れにコロナに罹り、8人しか集まれませんでした。  それでも、楽しい2日間が過ごせました。 大きな不幸にさいなまれている人たちが世界中に沢山いるのに、申し訳けないほど平和で幸せなひと時でした。

 一方では、多くの国内の、そして一人の米国の親友たちの訃報が、次々に入ってきました。 その多くが、私よりも何歳か若く、中には10歳以上も若い人もいるのです。  何か、自分だけとり残されてしまったような、不思議な気持ちが、ふと、いたします。

 国内の友人の場合は、すべて家族葬が済んだ後のご通知だったので、ご遺族に電話を掛けて弔意を伝えました。 米国人については、「 お悔み 」 という難しい内容の電話は ちょっと手に余るので、弔意の手紙を出すことになりました。

 ずっと以前、在米中、「 お悔み状はタイプライター ( 今ならパソコンとプリンター ) で書くのではなく、一字一字手で丁寧に書くものです 」 と部下の米人から教えられました。  当時彼がくれた沢山の例文が見つかったのでそれらをつなぎあわせたら、何とか英語のお悔みの文章を作れましたが、久しぶりに万年筆を手にとって便箋に書いてみたら、 高齢化の為でしょう、手が震えてうまく書けません。 結局、勘弁してもらってパソコンのメールで送りました。

 そのメールに対して、ご夫人から、彼の obituary があるから検索してぜひ読んでくれというメールか来たので、「 ***** ******( 彼の名前 ),obituary 」 と検索エンジンに 書き込んでクリックしたら、簡単にそのページが見つかり、読み進むうちに、こういうシステムがあるのかと、とても感心しました。

 日本にも既に同様のサイトがあるのかも知れませんが、それは、遺族が葬儀社 ( funeral home ) に依頼して、ネット上に、ある期間開設したと思われる数ページです。  そこには彼の生誕から死までの経歴、職業上の業績、趣味、結婚と家族、遺族の現況・・・などが次々に美しい写真、挿絵入りで上手に簡潔に紹介されています。  友人や知人がお悔やみの短文を書き込める欄や、( 葬儀に際し ) ローソクや盛花を贈ることが出来るクリックなども付いています ( 米国にはお香典という慣習はありません。  でも、お葬式は、最近の日本における 「 家族葬への移行 」 のような急激な変化はなく、従来通り親族や友人たちが 教会に多数集って葬儀を執り行うというスタイルが守られているようです )。

 お正月早々、怪我だのコロナだの葬儀だのと暗い話題ばかり書き、申し訳ありませんでした。 突然、しばらくぶりにリビングストン・デイジーを 育てて咲かせてみようと思い立ちました。 そう思い立った理由はと言うと、京都大学で植物学を教えていた友人のK君が最近亡くなったからです。 13年ほど前、 彼の家に遊びに行ったとき、石段の脇に沢山咲いていたこの鮮やかで美しい花を教えられたのでした。 種子はネットで簡単に取り寄せられました。  どんな花か、ご存知でない方も多いでしょうから、2011年に私が自宅で咲かせた時の写真をお見せいたしましょう。

 南アフリカ原産のこの花は、3月に種をまくと、花が7月頃咲く筈ですから、私は少なくともあと半年は元気に生きなくてはなりません。


上記のように昨年暮れからの右脚のふくらはぎの肉離れのため、ウォーキングは一切やめ、今月はひと月のほとんどを
自宅内の歩行にとどめ、たまに家の前の道をちょっと散歩する程度にして治療に専念しました。 44,985歩/31
=1,451.1歩/日でした。 2017年元日以降の総歩行距離は6,846.2kmです。 明日2月1日から
ウォーキングを、注意深く徐々に再開します。

    
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このコラムは、もともとはグリンウッドで働く友人たちとそのご家族向けに、私や家族の動静、 日本や特に足柄地域の出来事などをお知らせしようと、97年初めから「近況報告」 という名でEーMAILの形で毎月個人宛てに送っていたものです。 98年2月以降はホームページに切り替え、毎月下旬翌月分に更新してきました。 ところが最近、日本に住むグリンウッドをご存じない方々も多くご覧になるようになってきたので、 同年7月から焦点の当てかた、表現などをを少し変えました


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