JMAI 2000
インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

[その他書きたいこと(総評、感想等)]

松本楽志 (裸の王様(推定))
MYSCONをどうぞよろしく!

siamese dream (学生)
ごくろうさまです。

フク (MYSCON代表 UNCHARTED SPACE主宰)
スタッフの方、色々と大変かと思いますが頑張ってください。
MYSCONも頑張ります。

タマモクロス
『占星術』、『十角館』、『姑獲鳥』、『すべF』などと並ぶ今年のエポックメーキングな作品としてはやはり『バトル・ロワイアル』があげられる。
何度か書店で立ち読みしたが、最初の100ページくらいまでは安っぽいパロディを見ているみたいで、購入する気持ちが萎えてしまった。逡巡の末思い切って購入して、最後まで読んでみてよかったとは思う。この小説がまた新しい扉を開いたと感じる。ただ、その先が私にとって受け入れられるものかどうか、自信はない。

鈴木芳樹 (ライター 実行委員メンバー)
別にこういう本しか読まないってわけじゃない。ただ99年に読んだ本から、「ミステリとは言えないもの」、「99年刊行じゃないもの」、「つうか小説じゃないもの」を除くと、講談社の作品しか残らなかったのだ。ホントは田中雄二『電子音楽・イン・ジャパン』(アスペクト)と隆慶一郎の諸作品こそが、去年の収穫だったんだけどね。

カニス』や『ハサミ男』のように、主人公がマスコミ業界から脱落していく作品が印象に残ったのは、自分の境遇とどこかしら重なりあうものがあったからかもしれない。10年前に新保博久が新本格第一世代に対して向けた、「30代の男性が描けていない」という批判に、この歳に・ネってようやくうなずけるようになったり。

ともあれ「知らずに買ったダサい本」(筒井康隆)と出喰わさずに済んだ程度には、千世紀最後の年の読書生活は幸せでありました。

漂泊旦那 (流浪人)
読書量減ったから、あまり大きいこと言えないけれど、爽快感溢れる本格が読みたいぞ。よほどのことがない限り、叙述トリックは却下。

優希
今年は『亡国のイージス』一本でした。それにしても本格系は不作でした。ここまで少ない年は珍しいと思います。トリックもプロットも出尽くしてしまったのかと心配です。そんなところに海外物で『ボーン・コレクター』『3人の名探偵のための事件』を読みました。いずれももの凄く面白い作品でした。ここ数年で『リヴィエラを撃て』高村薫、『ホワイトアウト』真保裕一など冒険小説では世界に肩を並べうる作品が増えてきているように感じるのですが、本格系は大分遅れをとっているように思います。本格系は大好きなので、頑張ってほしいと思います。

やすい
自分は古い作品ばかり読んでいるので、新刊は「おっ、これは面白そう」と思った作品しか読んでません。
他に読みたかった作品には貴志祐介『クリムゾンの迷宮』、天童荒太『永遠の仔』などがありました。今から読みます(笑)。

清田 南 (謎宮会寄稿者)
やっぱり、得点には上限を設けるべきでしょうね。マイナス点を除いて、最高25点までしか入れられません、としても、さして不都合は生じないと思うんですが。

SHOW-T (漂う男)
1999年はミステリの当たり年だったような気がします。『イツロベ』(藤木稟)や『そして二人だけになった』(森博嗣)のような、その作家のベストと思われる作品に出会えたし、『ハサミ男』(殊能将之)や『MISSING』(本多忠好)さらには『バトル・ロワイアル』(太田広春)など新人も大活躍だったし。また、『そこに薔薇があった』(打海文三)や『レクイエム』『青らむ空のうつろの中に』(篠田節子)『よもつひらさか』(今邑彩)など個性的な短編集も読めたし。いろんなミステリが楽しめた1年でした。

小池 啓介 (一読者)
毎年毎年、年末のベスト投票者のコメントを見ていると、国内では誰かしら必ず「不作」を口にする人がいるのですが、どうなのでしょう。
あらゆる本を読み尽くすと、相対的に、面白い本が少ないという結論に辿り着くのでしょうか? そう考えると、僕は幸せでした。面白い本にしか出会わなかったのですから。
そういうわけで、自信を持って未読の方に押し売りできる、ミステリの楽しいギミックに満ちた長編5作品ということで。短編集もたくさん面白いものがあったのですが、いつ出たのか忘れたので…。一応、5作ばかりここで挙げます。
淡さがよかった恩田陸『象と耳鳴り』、構成が光った北森鴻『メイン・ディッシュ』、真面目に解いてしまった歌野晶午『放浪探偵と七つの殺人』、やっぱりすごい法月綸太郎『法月綸太郎の新冒険』、みずみずしさが好みだった本多孝好『MISSING』あたりでしょうか。これらは多分昨年出た気がします。隠れた佳品が浅黄斑『轟老人の遺言書』ですかね。
くくりをなくしてエンタテイメントなら、まず折原一『暗闇の教室』が別格。
ホラーでは井上雅彦『怪物晩餐会』が読めたのは幸せでした。井上氏の監修〈異形コレクション〉では『世紀末サーカス』がシリーズ屈指の傑作集となりました。中井拓志『quarter mo@n』と瀬川ことび『お葬式』がこのジャンルでは印象に残りました。冒険の楽しみなら福井晴敏『亡国のイージス』と梅原克文『カムナビ』が対照的な双璧でした。貴志祐介『青の炎』は青春小説として味わい深かった。アクション小説の傑作として西村健『突破』と菊地秀行『魔校戦記』を挙げて、これでベスト10になりますね。読んだもの挙げただけという気もしますが、どれも面白かったということの証明です。

sae
どれが99年の扱いかよくわからないです。「このミス」で話題になってから読んでるんで、もしかしたら98年のものばかりかもしれないんですが。自分から新作を開拓できるほどミステリー歴が長くないんで、過去の皆さんの書評を頼りに読んでます。
結果が楽しみです。こういうアンケートがもっとあったらいい作品により高い確率で出会えるじゃないですか。それと結果発表には、多くは推薦されてなくてもマニアの人が探してきたいい作品も載せて下さいね。

丸山利之 (日本経済新聞社)
投票、ぎりぎりになってしまってすいません。

xx (オセラー)
このレベルの日本語はそうそう使えまい、という人を中心に選びました。
カムナビ』が入らないのはそのため。面白かったんですけどね。

氏家琢生 (ガストロンジャー@九州ミステリクラブ)
全体として「大傑作」というものはありませんでしたが、有望な新人や既存の作家の新機軸が出てきたような気がします。
ミステリー以外では重松清『エイジ』、伊藤たかみ『ミカ!』、霜越かほり『高天原なリアル』が印象に残っています。特に重松清『エイジ』は「ツカちゃん」をはじめとするキャラがいい味を出しています。

蔓葉 信博
天帝に申し訳ないぐらい新作は読んでいません。
プリズム』があと100頁なのですが、間に合わなかった。
反省しております。

中島景行 (某国立大学事務職員)
はやみねかおる『夢水清志郎外伝−大江戸編ー上下』恩田陸『象と耳鳴り』等も入れたかった。

サイトウ アヤコ (広告屋の図案屋)
飛鳥部勝則に一票投じたかったんだが、まだ積ん読なので断念。ちっ。

新井裕之 (実行委員メンバー)
いやあ、少ないですねぇ。
通勤電車が10分になってしまったのが辛いです。
バス内では酔ってしまうし…

森高 有紀 (謎宮会会員)
昨年は、ブランクをあけていた作家の方の出版が多く有りましたが、この後、またブランク生活に入らない様に、してもらいたいものです。

とっち (活字中毒)
毎年、HPを楽しみにしてます。
今回初投票となりますが、今後とも更新を頑張って下さい。

はやかわ
97年以来の投票です。投票するときに、作品名と作者名が思い出せなかったり、自分が読んだ本が思い出せないのがくやしいです。こういうときに、いつも「読書の記録をとっておけばよかった」と思うのですが、なかなか実行にうつせません。今年もなんにもしていません。何か簡単にできるようなことがあったら、教えてほしいです。

まるあ (@カンノン・シティ)
あまり日本のものは読んでいません。去年話題になって読んでみようと思い、まだ読んでいないものが2冊あって、それは『ハサミ男』と『月夜の晩に火事がいて』です。

シェラ
昨年はそれほど突出した作品がなかったような気がする。まあ、基本的に好き嫌いが基準なんで得点にあんまり意味はないんですが。

はとり ((一応)地方公務員)
毎年お疲れ様です。今年も開票・集計がんばってくださいね。

nasu
千年期の締めくくりに相応しい作品が大賞だといいですね

すぎさわあかね (いちおう実行委員)
今年はミステリ以外の本を多く読んだので、来年はもすこしミステリを読みたいです。無駄に分厚い本ブームもピークを過ぎたみたいだし。

たかはし@謎宮会 (各種スタッフしたっぱ)
基本的には落ち穂拾いのつもりだったのですが、法月はやっぱり落とせなかったので入れてしまいました。
来年(今年)は松尾由美の新作に期待。
あ、順調に更新が遅れている謎宮会(http://www.inac.co.jp/~maki/meikyu/)、さらに順調に発行が遅れている甲影会(http://www4.big.or.jp/~yosimasa/)の別冊シャレードもよろしく :-)

上田 哲夫
私が投票した作品もそうなんですが、全体的に見ても、去年は新人に収穫が多かったんじゃないでしょうか

古山裕樹
昨年の新刊国内作品をたいして読んでないことに気づいた。いや、読んだことは読んだのだけど、「ミステリ」と呼ぶには難のありそうな作品が多かった。投票した中でも、『バトル・ロワイアル』なんかは微妙なところ(「このミス」ランクイン、というのはミステリか否かというのとは関係ない話だし)。そんなわけで8作品という中途半端な数の投票に。最近、自分の中ではジャンル区分というものがかなりどうでもよくなっている。『このミス』の読みすぎでバカになったわけではない、と思いたい。バカミスは大好きだけど。

加藤英明 (社会人1年生になる予定)
去年は本当に本を読んでいない。話題の作品を見事に見逃しているし。
今年は……忙しくなりそうだし、どうなることやら。

石田一路 (もうちょっと学生)
去年は無精をしてほとんど新刊(特にミステリ)を読んでません。京極夏彦も天童荒太も床に積んだままでした。
ですので、ほんとうにこれでベストかと聞かれると困りますが、今回はこれでご容赦いただきたいと思います。
最後になりましたが、実行委員のみなさまに感謝を。
ありがとうございました。

平野まどか
後れてしまい申し訳ありません。

よしだ
実行委員の方々おつかれさまです。集計がんばってください。
投票が遅くなってもうしわけありませんでした。

広沢吉泰
なんや、3点ばかりやな――と思われるむきもありましょうが、つまらない作品にコメントを費やしても仕方がないということで。逆に言えば、昨年は4、5点クラスの作品がなかったということでしょう。平均的なレベルは高いのですが。

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