タイトル |
著者名 |
投票得点 |
『カーニバル・デイ』 |
清涼院流水著 |
-2点 |
『コズミック』から追いかけてきたが、ついに堪忍袋の緒が切れた。分厚い本で大量殺人を描けばよいというものではない。 |
『QED六歌仙の暗号』 |
高田崇史著 |
+3点 |
1作目よりもミステリと歴史解明の部分のバランスがよかった。少し探偵役の魅力が不足しているのでは。「ベイカー街の問題」でも感じた。 |
『名探偵の肖像』 |
二階堂黎人著 |
+2点 |
芦辺 拓との会談とJ.D.カーの作品解説がよかった。短編はほとんど記憶にない。ごめんなさい。 |
『妖奇切断譜』 |
貫井徳郎著 |
+4点 |
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『百器徒然袋−雨』 |
京極夏彦著 |
+3点 |
京極堂と榎木津との掛け合い漫才を見たような気分。早く、『陰摩羅鬼の瑕』が読みたい。 |
『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』 |
霧舎巧著 |
+4点 |
シリーズ化を期待できるデビュー作。「カレイドスコープ島」も面白かった。ただ、名探偵を2名登場させる必要性はあったのか。 |
『ハサミ男』 |
殊能将之著 |
+5点 |
昨年読んだ中で一番面白かった。サイコちっくでありながら本格の骨格を持っている。次回作がなかなかでないのはなぜ? |
『ST警視庁科学特捜班 毒物殺人』 |
今野敏著 |
+2点 |
2作目とは知らずに読んだ。登場人物の説明が足りないと感じたのはそのせい。これももう少し登場人物を整理しないと、それぞれの特技を満遍なく使っていくのは難しそう。 |
『桜闇』 |
篠田真由美著 |
+3点 |
登場人物を自然に成長させていく姿勢は好感が持てる。贅沢を言えば、時々は蒼が子供の頃に戻った作品を書いてほしい。 |
『悪魔と詐欺師』 |
高里椎奈著 |
-1点 |
この人ともこれで終わりでしょう。登場人物の共通点を考えてごらん、といわれてもこれだけ材料が少ないとネ。ただ、ずっと主人公の一人を「リザベル」だと思っていた(本当は「リベザル」、この作品ではじめて気づいた)ほど読解力がないので、もしかするとしっかりした伏線が張られていたのかも。
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