JMAI 2000
インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

ハサミ男 殊能将之著
出版社 講談社ノベルス 本体価格 980円 ISBN 4-06-182088-5

松本楽志 0点
完成度も高くて、洒落ていて、遊び心もあって、しかも面白いのですが、優等生すぎてなんかシャク。

siamese dream +4点
余りにも巧緻な作品。
ストーリー、キャラクター、プロット、トリック、ロジック、伏線、全てが完璧。
ユリイカでのインタビューは伊達ではない。
今年の長編ベスト。

フク +5点
'99年の本格ミステリを総括して「新人賞」を受賞すべきはこの方。
その構造やトリックもさることながら、これほど「現代」を切り裂いて読者の前に提示出来ている作品は、近年でも稀ではないか。

タマモクロス +5点
昨年読んだ中で一番面白かった。サイコちっくでありながら本格の骨格を持っている。次回作がなかなかでないのはなぜ?

鈴木芳樹 +5点
珍しく冒頭の数ページを立ち読みしただけで、「お、これは当たりだぞ」と直観でわかった本。結果は大正解。「あのトリック」を使ったミステリのもっともスマートな例として、歴史に残る可能性すらある。決して大袈裟じゃなくって。随所にマニアックな仕掛けをほどこしながらも読者層を限定することのない、こなれた語り口がなんといっても心地よい。ワカモノの作文にはもう付き合ってられんよ。

あき +3点
とっても 読みやすかった。
ネタバレはここをクリック

kozou +2点
毎日通勤している電車の中に、超デブリンの人がいます。
その人をハサミ男だぁっと思って読んでました。
それだけです。

清田 南 +2点
うまいと思うが、感動はしません。器用ですね、というのは、本来褒め言葉なのでしょうが、ミステリの場合には通じないのかも。

梶谷聡 +5点
文章が洗練されていて、読んでいて気持ち良かった。
また伏線の張り方も巧みで、(妙な言い方ですが)騙されていた爽快感を味わうことができた。個人的には99年最高の作品だと思う。

masaki +2点
あまり印象に残りませんでした。可も無く不可も無し。
99年はメフィスト賞受賞作がまともな作品ばかりで、実につまらなくなりました。

xx +4点
女子学生連続殺人事件が起こらないことを祈る。
起こってもワイドショーの関係者がこの本を読んでいないことを祈る。
読んでいても犯人が(以下略)。

+1点
 

+4点
恥ずかしながら、しっかり騙されました。

亀井秀光 +3点
久しぶりにメフィスト賞受賞作で、面白と思えた一冊。

はとり +3点
 

nasu +3点
今年の新人では最大の収穫でしょう!

上田 哲夫 +4点
「すべてが伏線になる」っていうのは良いコピーかもしれない

加藤英明 +5点
法月綸太郎の推薦文を信じて買ってよかったです。

よしだ +3点
さくさく読めた。おもしろかった。
まだこういう作品にひっかかることができる素直さが自分に残っていたのがうれしい(笑)
ミートパイが食べたくなった。

広沢吉泰 +3点
ひさびさの○○トリック。ああ、懐かしかった。

むむむ +5点
とにかく、上手い。
ネタバレはここをクリック

小池 啓介 +3点
単純に面白い。
ネタバレはここをクリック

中島景行 +4点
ネタバレはここをクリック

タカアキラ +5点
ネタバレはここをクリック

平野まどか +3点
ネタバレはここをクリック

総得点 得票 平均点 5点 4点 3点 2点 1点 0点 -1点 -2点
86 25 3.44 7 5 8 3 1 1
総合順位 2位 男性順位 2位 女性順位 6位
20歳未満 20代前半 1位 20代後半 5位
30代 4位 40代 1位 平均点順位 15位

国内作品一覧へ
国内作品一覧へ


インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞2000実行委員会