~レポートあれこれ ~
劇場アニメ『ベルサイユのばら』
令和版ベルサイユのばらは2.5次元ミュージカル、ポップコーンいちごみるく味♪
2025年、1月31日 ついに新作『ベルサイユのばら』が公開されました!!!
いや、もうな~~~半信半疑だったものですから。完成、そして公開 ←これだけで本当にめでたい事だと新年早々嬉しく思っています。
作ってくださったスタッフ、キャスト、スポンサー等々 すべての方々、ありがとうございます(≧▽≦)
というわけで、さっそく観に行って参りました。そして、いろいろと感銘を受けましたので超久しぶりにサイトの更新を決意。長々と語りたい衝動に駆られました~!
冒頭、なんでございますが…あえて点数を付けさせて頂きますと35点です。
アニばら狂いのサクランボにしては甘いんじゃないかと思われた方、イヤお前、何様なんだよ 失礼だろ?と思われた方、どちらの方も今どき珍しい個人サイトというド辺境で呟いてる事ですんでどうか広い心で受け止めてくださいませ。
私はこの世の何よりもアニばらを愛しているわけなんでございますが、あちらは全40話のテレビアニメ。この度の劇場アニメと比較するのは間違ってる…と思っています。なんせ大河ドラマと単発2時間ドラマくらいボリュームに差があります。アニばらが機関銃なら新作は豆鉄砲、アニばらが新幹線なら新作はプラレール、アニばらが戦艦大和なら新作は水上オートバイ、アニばらがボーイング747なら新作はセスナ172…と、それくらいにスケール感に差があります。更にポップコーンいちごみるく味の新作に対して例えるならそうですね~、アニばらは老舗の謹製手詰めの大納言最中と言ったところなので、まぁ、とにかく比べてもしょうがないんですけども。比べない事には面白くない、というか私はそれ無しには語れないので比べちゃいます♪
以下、盛大にネタバレしてますんでお気を付けください
ややや?これって…2.5次元ミュージカルじゃんか?
↑最初の感想。2.5次元ミュージカルを観たことがあるわけじゃないんですけど、イメージで。なんとなく。
ベルばらでミュージカルといえば宝塚歌劇なんですけどね、それとは違うナニか…現代的でお洒落で軽い“私の知らないベルばら”、とにかく新鮮でした。重厚感ゼロのやたら眩しいキラキラとした背景は緻密でありながら現実感もゼロ。いや本物っぽいのかもしれませんが鮮やかに描き出されれば描き出される程にそこには想像力とかが入り込む余地がなくなり結果すぐ飽きると思うのですが、どうなのでしょうか。もともとアニメの美術はもっと絵画っぽい方が好きなのですよ私は。それに、これすぐに気になりましたが音楽ねぇ…その時代に実際流れていたであろう楽曲は使わないんですね。アニばらでは第1話の舞踏会シーンでボッケリーニのメヌエットを使ってましたが、新作はそーゆーんじゃないのですね?それならそれでいいと思いますよ。ただ私はそのことで「嗚呼、これは18世紀のフランスの雰囲気を出す気は無いんだな」と思いまして、ならば「真面目にフランス革命を描いた話ではないんだな」と、早々に諦めました。
新作は流行りの転生モノか何かでリアリティーとか小難しいこと抜きに楽しめる令和のエンターテイメント!そう思えばOK!!!!!
実際、華麗なるジェネレーションギャップを感じつつもウキウキと心躍る楽しい時間だったのですよ☆彡
私の大好きなアニばらの主人公はフランス革命そのものです。対象年齢なんかは無視して残酷なエピソードをこれでもかと盛り込んでくれたので視聴する際には覚悟がいります。ですが新作はその辺とっても明るくイージーdeポップテイストなので朝、コーンフレークを食べながらでも観れちゃう感じです。じゃあこれ朝ドラみたいなのか?朝ドラ観たことないから分かんないや(;´Д`)
でもホントに、その辺は軽いですよ。先ず第一にひとが死にません。あ、オスカル様とアンドレは死にますよ。後半の戦闘シーンともなればモブもじゃんじゃん死にます。しかし、別にダメージ被る程ではないですよ。オスカル様とアンドレにつきましては後ほど語らせて頂きたいのですが、やはりアニばらでトラウマ級の衝撃を受けたシャルロットの死、ディアンヌの死、ジャンヌ姉さんの焼きゴテ&死、モブにしたってどいつもこいつも爪痕残し過ぎだろうよ!!!!!ってくらいに効果的に死んではビビらせてくれました。その一切合切が新作にはありません。尺の関係で…というか、その辺は描かない方針なのかもしれません。なんたって令和でコンプラ云々がいろいろ、知らんけど。
そーゆーわけで、新作。誰に一番アピールしたい作品なのか分かりません。原作リアルタイマーなのか、今を生きる若者なのか、親子孫三世代揃っておいでくださいなのか。そういった事をですね、これまで気を付けていれば様々なところで目にする機会があったのかもしれません。記憶に新しいところではAERAの表紙がオスカル様だなんて凄いことなんだから買えば良かったな~なんて思ってますけど。予備知識無しで観て、自分どう思った?っていうのが大事だとも思うんですよ。で、いま勝手な感想書いてる次第です。
新作ベルばら、年とって随分と涙もろくなった私ですが…一滴も流れませんでした。
じゃあね、どっかでクスッとでも笑えたのかというとそんな事もなく。なら無感情で不機嫌に観ていたのかとそんなんじゃないですよ!アニばら以来誰かが手を出しかけては頓挫していた劇場アニメのちゃんと完成したやつを観れるだけでありがたい事です。それにベルばらを通して時代の流れを感じることが出来るというのも大きなポイント!私的には内海ラオウで絶対服従、強烈パワハラおやじの印象が強いジャルジェ将軍の話をかき消して使用人(アンドレ&ばあや)の会話を入れたり、後半「何があろうとわたくしを卑怯者にはお育てにならなかった」のくだりを核家族の軽食タイムについでだから言っとくね~みたいなノリで話したり、そりゃもぅ大いなるカルチャーショックでございましたよ。
嗚呼すいません、一回しか観てないのでうろ覚えの部分があろうかと思いますが大目にみてくだせえ。
とにかく新作のJALパパは別に怖くもなんともないし良き父親してましたよ、声だけちょっと威圧感めいたものがあったけども。まぁ、それだからこそ、というか原作がそーゆー展開だからオスカル様はひとつも捻くれることなく素直にエリート軍人街道をまっしぐら。陸軍士官学校も終えない時分から心待ちにしていた言わば憧れの職業に就いて日々充実した時を過ごしているようです。いいんじゃないでしょうか?一点の曇りもない清々しさです。親からの理不尽な暴力に怯えて過ごした記憶なんてなさそうですし、適度な女性らしさもあり話も分かる感じです。故に…薄味?今回のオスカル様ってキャラ薄くないですか?今や世界中でジェンダー云々、多様性云々と騒がれているせいか本来の特異性がすっかり埋もれてしまった感があるのですが。それだとベルばらという物語、大丈夫?と若干心配に思うも新作の主人公はこの人みたいですよ。マリーアントワネット様♪
噂によれば新作アニメは原作に忠実に作られているそうなのでアントワネット様がセンター…それは凄く納得がいきます。だからこそのポップコーンいちごみるく味なのだろうし、アントワネット様の造形…とにかく凝っていて感心します。場面ごとに変わるドレス!髪型!!履物や小物まで同じものは無いのではないかと思うくらいに多種多様で本当に凄い。それに今回特筆すべき点としてエキストラの多さよ!最初のお輿入れから何気ない宮廷の風景、舞踏会やパリの沿道、戦闘シーンに至るまでワラワラと人がいてその辺の作り込みは見事です。アントワネット様の気の休まらない感じ…よく分かりますよ~お可哀そうに。。。そうやって観客の大半はアントワネット様に感情移入しながら鑑賞していくんじゃないかと思います。
というわけで、アニばらではあれだけ個性爆発していた女性キャラが新作ではアントワネット様、オスカル様、ばあやさんの3人のみ。たった3人?まぁ尺の関係で…致し方ないのでしょうか?一方、メンズはというと、意外といろいろ出てきます。フェルゼン、アンドレ、ジェローデル、アラン、ベルナール、ルイ16世、ダグー大佐…ド・ゲメネ公爵やナポレオンらしき人物までチラ見えしているのに革命の本丸ロベスピエールやその手下のサン・ジュストがカットされているのはフランス革命を描く気が無いのでしょうがないです(
ノД`)シクシク…
と言ったところで、あなたは誰派?推しメン人気投票~☆とかがあったとしましょう。誰でもいいです…強いていえばルイ16世かな?なんかもぅ、あんまり興味沸かない。。。ジェローデルですら「ふうん」という感じです。それって大河ドラマであるアニばらと比較したら不利でしょ?って、そーゆーもんじゃないですよ。私たちアニばらファンは40話かけてキャラを理解したわけじゃないです。第1話のみ、オスカル様バラの運命と共にアンドレとジェローデルという2人の男の個性と立ち位置が良くも悪くもグサッと胸に刺さったはずです。イキッて登場したわりにど派手に打ち負かされて凍り付くジェロ…そして平民でありながらお嬢様に迷わずグーパン、その上で手を握り「女に戻るなら今だぞーーー!!!」だなんて、、、いま改めて思い知るアニばらの熱さ、カッコ良さ。昭和という時代、70年代というサブカル創世記の偉大さが今もって五感を揺るがします…アーメン!
例によってサクランボはこんなんですよ。隙あらばアニばら世界へ精神がぶっ飛びます。妄想は大事!妄想することが出来たなら実現は可能云々とあのディズニーも…略。それというのもね~~~誰もかれもが今回喋り過ぎるんですよ。胸に秘めた想いとかないのかよ?と突っ込みたくなるくらい!実際声出して喋ってんだか心の叫びなんだか曖昧だったりもしますがとにかく皆んな雄弁、平成後期から令和の教育の賜物なのか上手に自己主張してきよるわ。更に極め付きと言えるのが各キャラの心情を歌に込め舞い踊ります。
2.5次元ミュージカル発動と同時に訪れる高揚感と脱力感!!!!!
パチンコのフィーバーにも似た興奮と拭い切れないコレジャナイ感の狭間で息を呑むこと数回、数十回?「あーーー…思えば遠くへ来たもんだ」と現代・令和を噛み締める私なのでした。フランス革命どうしたよ?????笑
なんかさー…まぁ、いいんですよ。これはこれで。ある意味振り切ってると思うし、楽しいですもん♪
フェルマリ出逢いの場面なんてね、今回一番の出来なんじゃないと思うくらいに良かったし。仮面舞踏会というよりマスカレードって感じ?ちょっとクスリっぽさも混じる感じが癖になります。台詞から歌詞から何から何まで情報過多なので妄想する余地無しですが、それが令和版。別にベルばらに限ったことでは無いかなぁと思います。しかし、どうした事だろう…この辺りから急に巻いていきますよ!って、端折り方が凄いことになってる気が。。。
そもそもベルばらは2時間の尺では収まらないわけで、今回の新作も知ってる前提で作られてるわけですよ。そこへ走馬燈方式で重要場面を超高速配信(?)しつつ、、、でもさ、これじゃ何年経過してるのか分からないよ~。フェルゼンなんてさ独立戦争行ったの?何してんの、この人?やたら美形で察しがいいけど、カッコいいのコレで?薄味オスカル様が彼のどの部分にそこまで惹かれて苦しんだのかサッパリ分かりません。分からないままドレスを纏って一緒にダンス!なのに2.5次元ミュージカルなので常に舞い踊ってる感がありベルばら随一の名場面が全くといっていいくらいに際立ちません。どうしたの…?この後、フェルゼンに正体バレたの?私が見過ごしたのでしょうか!?その辺うやむやでよく分かりませんよ。。。
というわけで、理解できないままにオスカル様の初恋終了。多分ですがフェルゼンもこの後出番なかった気が…笑
尺2時間という極限下において首飾り事件カット!黒い騎士事件カット!!三部会の議場閉鎖カット!!!
恐ろしいくらいに名場面をカットしまくりです。故に私の涙同様メンズの男汁も一滴も流れず時だけ流れます。
此処へ来て2.5次元ミュージカルスタイルで良かったのかどうか疑問を抱き始める私。。。
ベルサイユのばらって、こんな何も起こらない話ちゃうやんけーーーーーー!?と、いよいよ叫び出したい衝動に駆られます。
はぁ~~~~~…ロザリー、そんなところに居たの?黒い騎士いないからあんたは一生結婚できないかもしれないし、時系列めちゃくちゃだけどアンドレ失明させないといけないから此処でひと騒動起こしますね…で、これ。オスカル様、聴き間違いじゃなければド・ゲメネ公爵風の野郎に「卑怯な!」って言った気がするけど、当たり前やろ?w あの状況でそそくさ逃げる以外の選択肢あるか?もうさ、ピエール坊やが命を落とさず良かったねという感想しかないよ私は。ベルナールが「ん?なんかのクーポン券か?」ってな紙切れ一枚渡して去ってゆく後姿もどうでもいいし。でも、こーゆーのも諸行無常観があっていいのかもしれません。
で、三者三様!アンドレの失明の原因。
原作⁼鞭、アニばら⁼剣、新作⁼棒… お疲れさまです(;´▽`A``
そんでまぁ、事情が事情なので名場面カット、カットなのは分かります。でも…ブラビリまで削っちゃうの!?
噓でしょ。。。。。。。 それで、あの…長年の想いをアンドレは何処でオスカル様に伝えたんでしょうか?
令和のベルばらはお察し能力にとにかく長けているとみえて恋愛においても過度に爆発したりは致しません。
毒入りワインを飲ませようとしたので不適切案件を完全に排除したとは言えませんが、まぁそれですべてを悟ってくれるオスカル様で良かったよね、アンドレ。。。っていうか、今回観てて感心したことのひとつに…あ、嫌味とかじゃないですよ、念のため。オスカル様が見事に飾り人形してたって点がありますね。王宮の飾り人形以外の何者でもないでしょう。そりゃ激しく『私って、なに?』と、なるでしょうとも。これって表現するの難しいと思いますよ。普通ならばイヤでもオスカル様は輝いてしまう。強くてカッコよくて、それでも悩んで傷付いて。アニばら観てたらそりゃもぅ胸が苦しくて苦しくて張り裂けそうになるので簡単には再生できないはずなんです。それなのにさー、新作オスカル様の空虚っぷりはたまりません。王宮の飾り人形…この一言に動揺する意味がこれまでちょっと分かりませんでしたが、今回観て腑に落ちました、ありがとうございます。
新作のオスカル様はよい人だと思います。ものすごく際立った特徴はないけれど、普通に一生懸命任務を全うして生きて来た感じはしますし、周囲の人々にも穏やかに接し親切です。ただなんか…最期まで燃え上がるような何某かの感情を知らずに逝ったなぁ~と、それがすごく道半ばな気がして本来の我が人生に悔いなし!!!!!!!!なイメージではありません。台詞でそーゆー風な原作通りなことを喋ってるから余計に「そうなの?」って感じです。だいたい、アンドレのこと愛してましたかね?いや、大切な幼馴染で大好きだったんでしょうけど、離れて生きてはいけない程の感情がありましたかね?なんかそのへん実写映画程度の関係性にしか思えず残念でした。今宵ひと夜がなぁー…かなり原作に忠実にやってたけども、全然エロくなかったし。こわくないから・・・じゃないよ。取って付けたようにさ~… 泣いて吠えてブラビッって転げまわって草むしってからだよ、そーゆーのは。尺の問題ばかりではない致命的な欠陥があるように思いますね私は。令和の感覚だとそーゆーのはダサいのかなぁ?
エロくなくて悲しい…。。。。。。
で、パリ市街地での戦闘シーン及びバスティーユですがね、兵士平民の大群衆が入り乱れる様は迫力あって良かったです。
でも肝心の衛兵隊が…っていうか、私ビックリしたんですけど此処が既に人数ものすごく多いんですよね!アニばらはB中隊なのでこじんまりしてたじゃないですか。それが此処では大編制の大所帯ですよ。そのうえ大して強くもケツアゴでもシスコンでもないアランを筆頭に弱そうな人ばかりなので(見たことはあるひと多数ではありますw)感情移入とかは出来ずに撃たれて死んでもノーダメージ!「もうやめてーお願い!」という気になりません…これはもう尺の問題ばかりでは以下同文。
なんか今回のオスカル様、フェルゼンと気持ちが通じ合ってベルサイユの噂の的になるアントワネット様に忠告する際に反論というか「突然イカルスのように!」と芝居っけタップリに恋愛賛歌を謳い上げる姿を見せつけられてよろめいてたじゃないですか?同じ女として理解できなかった私って、私って…という、どこか敗北感と畏怖の念。それにやっぱりお救い出来なかった無力感だと思うんですよ。それがですよ、いざ別離の場面になったら「高貴なこの御方は結局このようにしか生きられないのだ」とかなんとか…やけに冷めてるんですよ。なんかそれは違う。原作でもアニばらでも根底には愛があって、男女の恋愛とも主従関係とも違う運命共同体として共に生きてきた強い愛があって、それでも双方、断腸の思いで別々の道をゆくんですよ。アントワネット様とオスカル様は誰よりも熱い絆で結ばれてなければ感動できやしませんよ?新作はそーゆーところ、どうでもいいの?
ベルばらを再度アニメ化しようとして、できなかった理由が分かった気がします。
表現不可能な世界がそこにはあります。アニばらは奇跡!第36話のラストは改めて奇跡の演出、神が降臨した瞬間でした…
そんなわけで、まぁまぁ原作に忠実な新作は脚本通りにアンドレがオスカル様を庇い、水は要らないけどポエムは読むよって感じで任務完了。
オスカル様はショックを受けるも私を撃ってくれ~とまではならずに(言われても逆に困惑しますが)一夜を過ごし、14日は定時にご出勤。多少取り乱しつつもキビキビと指揮をとり、バスティーユ陥落を果たします。あんまり狂気は感じませんでしたね。撃たれ方はそこそこ生々しくて最期に意地を見せた感じでしょうか?特に好意があるようには見えないアランに介抱されながら息絶えますが、それがね結構よかったですよ。市民の皆さんは衛兵隊にお世話になっておきながら肝心な時には白旗を見上げて喜ぶばかりで指揮官が血まみれになって死んでいくことなんてどうでもいいんです。そんなもんなんだよ…という、出崎演出でイヤというほど見せられたリアリティーの片鱗を見た気が、ちょっとしました。
(アニばらのオスカル様が逝く瞬間には泣いてくれるロザリーはじめ激しく項垂れる町医者や市民の皆さんが傍にいましたけどね)
そんで場面転換するのかと思いきや…あれ?天国ですか?
アンドレが無事迎えに来て、オスカル様にようやく平穏が訪れるのでしょうか?
でも、それだと失速しない?これから革命本番だってのに…と思ったら、なんと終わっちゃいました!
なんで???あれだけアントワネット様クローズアップしてたのに、9巻にあたる部分オールカットなの!?
さすがに意味が分かりません。これ作った方々の信念とか、何処にあるんでしょうか?
私はアントワネット様の末路、この演出の中で観たかったですよ。
断頭台に立つ姿、そこでもなおフェルゼンに愛を捧げる姿を。イカルスに恋焦がれてやまない姿を!
エンドロール、マジで終わっちゃうことに唖然としてしまいよく覚えてませんが教科書に掲載されてる風のイラストが渋くてカッコよかった気がします。まぁ、最終的に色とりどりの薔薇の花映してー…は蛇足な気がしましたが、あれがあって救われたと思う人も中にはいるのかしれません。
私は公開2日目の2月1日にひとりで鑑賞しました。すべて終わってほぼほぼ最後に席を立ちましたが、お友達と観に来ている方々の反応は分からず…唯一、小学校低学年くらいの女の子と観に来ていたパパさんが「面白かったねぇ」と。。。アーメン…( ̄▽ ̄;)
観て良かったとは思います。大きな感動も教訓もありませんでしたがところどころワクワクしたし、2.5次元ミュージカルなベルばら、楽しかったですよ♪
きっかけはどんな事でもいいから改めてオスカル様の生き様に想いを馳せ、自分自身顧みてみようと…そんな気分になりました。
読んでくださった皆さま、ありがとうございますm(__)m
印象とは何度も観ているうちに変わって来るものです。私もこの不届きな感想文を書いていて「もう一度観てみようかな」という気になりました。
令和のベルサイユのばら、完成おめでとうございます(*´▽`*)
2025,2,1
訂正 & 追記
先程なんとなく公式ホームページのキャスト欄を眺めていたら…ロベスピエール登場してました。
カットだなんてご無礼仕ってしまった上に勝手に嘆いてすみませんm(__)m
出てたんですねぇ~って、何処に?え…ホントに、何処に!?
さてはあれですかね、各キャラ2.5次元ミュージカルで舞い踊ってる中でベルナールは劇中マジで歌い出したシーンがあって、私、リアルに「来たか、ついに」とかって呟いてしまった場面がありまして…どさくさに紛れて其処らあたりで出てきたの?
だったら分かんねーや!こりゃ一本取られたわーーー(≧▽≦)☆彡
ふざけてないですよ、私。
フランス革命でロベスピエールといったら、中心人物ですよ。通りすがり程度の出演で終わりだなんて思ってないですから、どさくさに紛れられたら気付かないですよ。怒りと情熱と狂気の名演説でジュードポームの大観衆を扇動し革命の火蓋を切って落とした人物だと思ってんですからね!
改めて、駄目過ぎるなーーー…こう言っちゃなんだけど新作の民衆ってさ、単にお腹空いて怒ってるだけなのよ。勿論、そこ一番肝心なところでしょうとも。パンがなければお菓子を食べればいいのにの台詞は有名ですしね。でもね、…というアタマの堅い退役軍人みたいなメンタルで鑑賞したらいけない映画なんですよ、新作は!!!!!
原作やアニばらは例えるならば装甲戦闘車両⁼戦車です。それに比べて新作アニメはアルミ箔。
それが悪いって言ってるんじゃありません。今どき戦車なんて検索したって「古い、オワコン」とかって出てきます(笑)アルミ箔の方がおにぎり包んだり日常生活でよっぽど役に立つってもんですよ。だけど生きていく上でロマンは大事だと思っています。あとは史実を描く作品ならば核になる人物というのがいるだろうという…願いというか、希望がありました。
サクランボ個人的な意見です('◇')ゞ
そうかぁ…ロベピ先生、出てたんかぁ~…見逃したの残念。。。
確認しにもう一回観に行こうかなぁ。そうしたらね、心構えという部分を大幅に修正してから行きますよ。ベルばらを観ようと思わずに「ラブライブ!~転生ベルサイユアイドル:ミュージカル」とかって思っておけばいいんです。
新作はアントワネット様の「気高く、ひたすらに、愛した」、そこをまったく回収せず終わってて消化不良この上ないですが、楽しい映画ですよ。得るものは無くともキッラキラ~ヒッラヒラ~と超軽量なだけあって肩も凝らず、気軽に鑑賞できて素敵です。
令和のベルばらとしては成功なんじゃないかと私は思いますよ。
2025,2,4