| |
(2011年10月〜12月) 同好会のOB仲間からの鳥見の便りを抜粋したものです。 珍鳥情報は検索されにくいよう、漢字名にしたり掲載を遅らせています。 |
![]() |
[12/30 袖黒鶴] 上野N、大場 印旛沼の近くにソデグロヅルが来たという情報に、行ってみました。 すぐに見つかりましたが、1時間半ほどいる間に一度も飛ばず、袖黒は見えないので 真っ白な鳥に見えます。 近くのコハクチョウの群れ50±中に、アメリカコハクチョウ1と、人馴れした ジュウカラガンがいました。 帰りに浮島でタカ(ミサゴ、トビ、オオタカ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ) +ホシムクドリと淡水性のシギ・チを見てから帰宅しました。 |
[12/28-30 年末の道東] 鈴木(幸) 札幌の自宅のから車で、網走→知床→根室を回りました。 鳥見には生憎の穏やかで温かく、狙っていた小型カモメやウミスズメ類は ほぼ坊主でしたが、29日には風露荘に泊めていただきました。 アビ、オオハム、ハシジロアビ、ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ、アカエリカイ ツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ウミウ、ヒメウ、アオサギ、オオハクチョ ウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、 キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ビロードキンクロ、シノリガモ、コオリガ モ、ホオジロガモ、カワアイサ、ウミアイサ、トビ、オジロワシ、オオワシ、オオタ カ、ハイタカ、ケアシノスリ、ノスリ、チュウヒ、オオバン、ハマシギ、ユリカモ メ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、ウミスズメ、コウ ミスズメ、コミミズク、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ハシブ トガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリ、スズメ、ムク ドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス |
![]() |
[12/25 早戸川林道ー札掛] 上野N、大場、川島、高野 恒例となった、宮が瀬・札掛の探鳥。今年は小鳥類、特に冬鳥の姿が少なく、 例年なら必ず会えるベニマシコの姿も、留鳥のミソサザイや外来種のガビチョウ にも会えませんでした。 そのかわりこの地区のスター級の留鳥である、ヤマセミを早戸川林道で、クマタカ 2羽を札掛一ノ沢でじっくり観察できました。 |
![]() |
[12/18 コクマルガラス] 岡部 埼玉県鴻巣市の水田地帯でミヤマガラス約200羽の群れに混じる約30羽を観察。 黒色、中間、淡色の3タイプが居ました。 |
その後の皆さんとのやりとりで、淡色が成鳥、黒色が幼鳥、中間型は移行中のようで、
日本や中国南部で冬季見られるのは黒色中心の群のようです。 また淡色型のモモは黒く、日本の図鑑の多くが白く描いているのは誤りのようです。 |
![]() |
[今冬のツグミの渡来] 例年関東地方では11月初めにまず夜空を渡る声が聞こえ、少しずつ数が増え、 下旬には普通に見られるツグミですが、この秋の渡来は大幅に遅れています。 12月下旬の今でも、街中でも郊外でも、1時間歩き廻って会えるかどうかと いう状態です。 でも、正月明けには樹上の木の実も食べつくし、雪のない地上での餌探しが 必然となりますから、もう少しすると胸を張り翼を下げたあの独特のスタイルが、 あちこちで見られるようになるとは思います。 引き続き、ツグミの動静に注意を払いましょう。(写真は12/17小金井公園で奥村撮影) |
12/23 月に約3回探鳥している大和市泉の森公園でやっとツグミ1羽を(川原林) 12/10 月食を撮影中、夜空からツグミの声が合計3回(大塚) |
![]() |
[12/12 市川にタヌキ] 上野(晶) 和洋女子大の江戸川斜面でアオジを探していたら何か大きなものが。 タヌキが3匹日向ぼっこの最中でした。 30年以上市川に住んでいて初めて。 栄養状態が良くないのか、胴体に皮膚病が目立ちました。 |
![]() |
[12/9-11 北海道でヤツガシラ] 上野N インドの鳥類学者を案内し、タンチョウを主目的に鶴居村や、シラルトロ湖などの釧路周辺を回りました。 今年はタンチョウの集まりや、オジロワシやオオワシの飛来が例年より遅く、 湖沼はほぼ完全に凍結し塘路湖の僅かな解氷面に少数のマガモ、コガモや、 ホオジロガモ♀1、ミコアイサ♀1が居ただけでした。 シラルトロ湖に近い茅沼で 雪原の上をフワフワと中型の鳥が飛んで来て、 降り立ったらヤツガシラでした。インドでは普通種なので同行者は関心無い ようでした。 |
![]() |
[12/8 谷津干潟のアメリカコガモ] 井上H 満ちてきた干潟でハマシギを撮っていると 近くにコガモが着水。腹部に白色の 縦縞がくっきりと出たアメリカコガモ♂でした。 [12/3 お濠にミコアイサ] 井上H 皇居馬場先濠に ミコアイサ♂1羽が到着。色は冴えませんが冬羽の個体でした。 |
![]() |
[12/7 川越にクロツラヘラサギ] 大塚(豊) 伊佐沼でクロツラヘラサギ若鳥を見ました。 11月末に飛来して、一部の新聞等にも掲載されたとのことです。 昼間は頭を背中に突っ込んで寝ている時間がかなり長いですが、朝夕は採餌等 のために動きがあります。 |
![]() |
[12/3-4 琵琶湖の北部] 木藤 琵琶湖北部での川原林さんたち44年卒OB会に参加。湖北野鳥センター周辺で 鳥見もしました。初日、目の前の洲の上にはオオヒシクイが並び、 遠くのアカハシハジロもセンターの職員さんにスコープに入れていただき、 光線の加減でオレンジ色の頭とピンクの嘴が輝いて見えました。 翌日、センターの「コハクチョウの観察会」に参加、少し離れた田んぼで 30〜40羽のコハクチョウの採餌を観察。アメリカコハクチョウが一羽いました。 |
また、飛来が例年より大幅に遅れていたオオワシ到着の報にセンターに戻ると、
西の山本山に向けたスコープの中に捕らえて待っていてくれました。
黄色い嘴、白い肩と尾が鮮明で、慌ててデジスコを取り出して写真を撮りましたが、
あまりに遠く、証拠写真です。 二日間で出た鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、 カワウ、ダイサギ、オオダイサギ、コサギ、アオサギ、オオヒシクイ、 コハクチョウ、アメリカコハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、 オナガガモ、アカハシハジロ、ホシハジロ、キンクロハジロ、 ミコアイサ、カワアイサ、ミサゴ、オオワシ、トビ、チュウヒ、オオバン、 ケリ、ユリカモメ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、 モズ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス |
![]() |
[11/26-27、新潟探鳥行] 園部 岡部、長野、大塚、私と鳥班長4代のメンバーで、新潟の朝日池、佐潟、 福島潟に行きました。2日間とも晴れで暖かい新潟でした。 朝日池ではオオヒシクイとマガンの雁行(夕)、佐潟ではコハクチョウの飛立ち(アメリカコハクチョウも1羽)、福島潟ではハヤブサ、コチョウゲンボウ、ハイイロチュウヒ、チュウヒ、ミサゴなどのワシタカ類を楽しみ、2日間で75種観察しました。 |
しかし朝日池のハクガンは未渡来、福島潟にいるはずのシジュウカラガン19羽も観察小屋からは見れず。ツグミやジョウビタキも出ず、タヒバリも声を1回のみなど、冬鳥の姿が少ない印象でした。 |
![]() |
[11/26 多々良沼と渡良瀬遊水地] 上野N,大場 多々良沼ではオオハクチョウ12、コハクチョウ15だけで、例年現れるアメリカコハクチョウ は居ませんでした。白鳥の数も少なめです。遊水地のタカ類はハイイロチュウヒ(♂♀各1)、 チュウヒ、ハヤブサ、コチョウゲンボウなど7種を観察。板倉町ではミヤマガラス70±と コクマルガラス2羽以上いました。 |
カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、(亜種オオダイサギ5)、 コサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、 ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、 ノスリ、ハイイロチュウヒ、チュウヒ、ハヤブサ、コチョウゲンボウ、チョウゲンボウ、 コジュケイ、バン、オオバン、コチドリ、ハマシギ、アオアシシギ、キジバト、カワセミ、 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、シジュウカラ、 メジロ、ホオジロ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、コクマルガラス、 ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(51種) |
![]() |
[11/20 鷹の傍のハクセキレイ] 岡部 埼玉川島町で撮影のコチョウゲンボウの至近距離にいるハクセキレイ。 以前オオタカの周囲をうろつくハクセキレイを、餌狙いだと考察しましたが、ただのモビング行動かも知れません。 |
![]() |
[11/9 コウライアイサ♂] 上野N,川原林 酒匂川の報徳橋から下流500mほどの所で見つけました。カワアイサ♀2と行動を共にし、3羽で飛んでいるところも観察できました。 |
![]() |
[ジョウビタキの初認情報] 10/21 瀬戸内今治♀1 長野(下記参照) 10/27 田無:東大附属演習林♂1(第一回冬羽)谷口 10/27 大森ふるさとの浜公園で♂1 大塚 10/29 中野区上高田で♂1 高野T [左写真上] 10/30 西鎌倉 朝7時頃に地鳴き 園部 10/31 逗子市♀1 川島T 10/31 酒匂川で2羽 上野N 11/3 箱根金時山麓 上野N 11/8 皇居東御苑で♂♀各1羽 井上H [左写真下] --------------------------------------------- 例年の如く10月26日、寒波とともにジョウビタキの大群がやってきました。 初認は10月18日か19日、♀1、友人の確認で、私自身は21日♀1でした。 当地においては平均すると10月18.75日(1987年から94年の8年間の平均)ですので、 ちょうど平均日になりますが、感覚的には少し遅い。 なお波多野さん('83年卒:福岡県在住)によると、北部九州では例年10月第1週目 が初認日だそうです。朝鮮半島経由で南下してくるのでしょう。 (愛媛県今治市岡村:長野T) |
![]() |
[10/31 コウライアイサ♂1] 上野、川原林 酒匂川の報徳橋下流500mほどのところで観察でき、カワアイサの♀2羽と 行動を共にしていました。 またタカ類が面白く、ミサゴ、トビ、オオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ の5種を観察できました。 |
[10/24 西鎌倉でフクロウの声] 園部 夜22時前、自宅でフクロウの鳴き声が間近に聞こえ、窓から外を覗こうとしたら、 声が遠くなりました。自宅前の電柱に止まって鳴いたと思われます。 |
[10/6-10 タイ半島部] 園部 洪水の影響は受けず、快晴や曇った空をアカハラダカやハチクマが大群で南に 渡っていました。写真はケンガチャンのロッジ近くで、餌場の果物や水場に来た鳥。 |
![]() |
![]() |
[百舌鳥の高鳴きと鳴き真似]:写真は真柳 10/14 甲斐大泉高原 コムクドリの鳴きまね 高野T 10/13 葛西臨海公園 センターの横で♀ 井上H 10/12 相模川の三川公園で4羽 川原林 10/10 大磯高麗山(7〜8羽) 上野N 10/10 千葉県夷隅川河口 100mほど離れた梢で2羽がウグイスの谷渡りと、イカルの囀りで対抗?。真柳 9/28 奥多摩”吉野梅郷”でタカの渡りを観察中に高鳴き 井上H |
![]() |
[10/13 葛西臨海公園] 井上H 下の池の窓の前にオオハシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギが3羽並んでいました。人工なぎさとの間の水面にカンムリカイツブリ夏羽が1羽。ほかにダイシャクシギも。 |
![]() |
[10/8 ハクセキレイの奇行動] 岡部 坂戸市の水田地帯でハクセキレイの興味深い行動が見られました。 オオタカの亜成鳥がチュウサギを食べている光景に遭遇し、近寄ると一羽のハ クセキレイがすぐ近くにいます。 今年生まれの個体と思われますが、オオタカの周囲1m程をウロウロします。 どうも肉に飛来する小虫を狙っているように見えました。 |
![]() |
[10/3 大和市泉の森公園] 川原林 鴨の初認日: 10/6コガモ、10/6ヒドリガモ、10/3マガモ (写真はエクリプスから換羽中のオナガガモ♂:10/19野川公園、高野T) |
![]() |
[10/2 川越にマガン] 岡部 14:30頃、川越市西部の入間川にかかる雁見橋上空を通過した大型の水鳥の 上尾筒が白く見えびっくり、幸いこちらに戻ってきてくれ、マガンと確認できました。 成鳥2羽、幼鳥3羽の合計5羽の家族群のようで、降りずに北に飛び去りました。 また、10/8の10:30にも川越の隣町、川島町の水田地帯をマガン10羽の群れが北から 南に上空を通過しました。 |