WBC-OB-BWLETTER
OB仲間の鳥見のたより(2006年7〜9月)
(2006年7月〜9月)

同好会のOB仲間からの鳥見の便りを抜粋してまとめたものです。写真は文と別の時に撮影したものもあります。 文の順はほぼ新しいものからになっていますので、関連する便りは下のほうに掲載されている場合があります。
具体的な場所を載せるかどうかは高野の勝手な判断で行っています。また同好会OB向けの頁とはいえ、Googleなどで簡単に検索できてしまうので、今後なるべくフルネームは避けるようにしたいと思いますが、不具合やご注文があればご連絡ください。


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豹紋
[我が家での探蝶記]
最近増えているという南方系の蝶、ツマグロヒョウモンを中野区の我が家で観察しました。昨日雄が隣家の庭を飛んでいるのを見て驚いたのですが、今日は1m足らずの幅の我が庭から飛立った雌を見、更に近くの路上では蛹化前らしい幼虫まで観察しました。
悪臭と毒で鳥が嫌うカバマダラに雌は偽態しているとされますが、東京の鳥はカバマダラなんて知らない筈。虫を喰う鳥が少ないのとヒートアイランド現象の亜熱帯化で増えているのでしょう。
気をつけて見ると、街中でも結構樺色の蝶の姿を見かけますからここは立派な生息地になっているようです。隣家のご夫婦は昨年も庭で見たと言っていましたが、食草のスミレをプランターで沢山栽培しているので、ここで繁殖もしているのかも。 ということで、今回は探鳥でなく探蝶の報告でした。(9/3、高野)
ツマグロヒョウモンは2、3年前から小平の我が家の周辺で普通に見かけます。 昔のキタテハのようですがキタテハは今は殆ど見かけません。 我が家の鉢植えのパンジーにも3匹幼虫がいたようですが 家内にあえなく処分され、あとの祭りでした。(9/11,奥村)

[小櫃川河口]
残暑の中、小櫃川河口周辺を歩いてきました。 渡りの最盛期とあって、お目当てのシギ・チを十分楽しむことができました。 でも、今日の目玉は、ソアリング中のチョウゲンボウにダイブ攻撃を何度か試みるツミ、という珍しい光景でしょうか。 また、既に稲の刈り取りが始まっており、コンバインの後ろをチュウサギがうろうろしていました。 巌根駅7:15->小櫃川河口->14:00巌根駅
カワウ,ゴイ+ダイ+チュウ+コ+アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,ツミ,チョウゲンボウ,コチ+シロチ+メダイチドリ,ムナグロ,ダイゼン,キョウジョシギ,トウネン,ウズラ+エリマキ+アオアシ+タカブ+キアシ+イソ+ソリハシ+ホウロク+チュウシャクシギ,ウミネコ,アジサシ,コアジサシ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ウグイス,オオヨシキリ,セッカ,シジュウカラ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソ+ハシブトガラス 以上45種(8/27,真柳)

大反嘴 オオソリハシシギとユリカモメ
[多摩川河口]
8/19に多摩川河口へ一人で暑い中行って来ました。8/6に見た例のウズラシギは見つかりませんでしたが、シギ・チ12種(コ+シロ+メダイチドリ・トウネン・アカ+アオ+キアシシギ・イソ+ソリハシ+オオソリハシ+セイタカシギ・ツバメチドリ)を観察した他、全部で32種を記録。前回と変ったのは数百羽居たコアジサシが50羽程度に減ったこと。少しずつ季節が動いているのでしょう。(上野)

蓮
[多摩川河口]
8/13に再び多摩川河口に行きました。残念ながら例のウズラシギは出ませんでしたが、ヒバリシギの若鳥3羽と、ツバメチドリ(写真)を見ることができました。(大場)

鶉鴫
[コシジロウズラシギ]
8/6に神奈川支部の探鳥会で多摩川河口へ行きました(大場さんも)。当初珍鳥ヒメウズラシギが1羽来ているとのことで、幸いにも見ることが出来ましたが、その後の調べで、これはさらに珍しい日本初記録のコシジロウズラシギだったそうです。 左は大場さんが撮影されたトウネンと並んでいる写真です。(上野)

蓮
[レンカク]
8/6、野鳥の会支部主催の多摩川河口探鳥会に、上野さんと 一緒に参加したあと、Kさんに教えて頂いた茨城県稲敷市に単独で 行きレンカクを見てきました。
異常ともいえる大きな足で、正に名前の通り蓮の葉の上を上手に 歩いていました。(大場)

梅雨明けは夏山合宿というのが、同好会現役時代の夏でした。 現役時代通った谷川連峰に行ってまいりました。心ひそかな目的はイワヒバリ。 残念ながらイワヒバリは飛び去る後ろ姿を1回のみ、ちょっと残念。 それでもアマツバメの群舞を見ながらの尾根歩きは、久しぶりに楽しいものでした。
16:05天神平4:20>谷川岳>茂倉岳>15:10土樽駅
ホトトギス,アマツバメ,オオアカ+コゲラ,イワツバメ,ハクセキレイ,モズ,イワヒバリ,カヤクグリ,ウグイス,メボソ+センダイムシクイ,コ+ヒ+シジュウカラ,ホオジロ,ウソ,カケス 以上18種(8/5-6,真柳)

八丈島
[八丈島]
7月29日−30日に往復とも船で八丈島へ行って参りました。 参加者は同好会OBの大場,真柳と私、外部の方2名の5人でした。やや海上で風が強かったのですが、梅雨もあけ好天に恵まれました。
時節柄航路の鳥は、多数のオオミズナギドリ以外は、アナドリとヒレアシシギ2種が少々、収穫は船のすぐ近くに出たクロコシジロウミツバメ1羽でした。 
島内の鳥は見ごたえがあり、伊豆七島の特産種・特産亜種はウチヤマセンニュウ以外はすべて観察できました。 特に(タネ)コマドリは雄雌,幼鳥が次々に現れ、(オーストン)ヤマガラも親と幼鳥、カラスバトも幾つもペアを見ました。(上野)
写真上:イイジマムシクイ、下:アナドリ(ph:大場)

[佐渡島鳥だより:7/18]
本日の観察報告です。国仲平野でハジロクロハラアジサシ(若鳥)を見ました。 近くに来るトビを威嚇し警戒音を出しながら、3人の鳥見の頭上を何度も飛来 しました。デジスコ使用が一人、ほか2人は双眼鏡のみ。川の水面をすくうよう にして小魚を捕まえているのも観察できました。
年間160種目のメモリアルバードです。佐渡180種の分厚い壁 を、後半で突破できるかも・・・と、このアジサシがアシストしてくれそうな予感! 上野センパイの「180種いけるよ」のダブルアシストで!!
加茂湖にてマガモ♀が2羽のひな(親鳥の三分の一ほどの体長)を連れて 遊泳しているのを観察しました。島内での初繁殖記録と考えられます。
湖畔の別場所ではカンムリカイツブリ1羽を3日間連続で目撃。 6月中には2羽の存在(ペア風)を観察、1羽が水草を咥えたディス プレイをしていました。ひょっとすると湖岸のアシ原で、もう1羽が 抱卵中ではないか・・と期待しているところです。
マナヅル、元気に滞在中。3度目の越夏を迎えています。緑一色の水田の中のツル。 なかなかの情景。初夏の佐渡の鳥風景をお便りします。(7/18、近辻)

kuina
[シロハラクイナ]
昨16日、さいたま市の荒川の葦原でシロハラクイナを 見ることが出来ました。近くの葦の中で営巣中のようですが、雛が 生まれている様子は有りませんでした。沖縄では見られませでしたが こんな所で見ることが出来感激です。
同じ場所にオオヨシキリの幼鳥が多数居ました。その足で北本市 まで行き、アオバズクも見れました。(7/17:大場)

赤髭
[沖縄・ヤンバル]
同期の旅行会で沖縄の北部地方に行き昨日帰りました。台風3号の北上でタニシさんの案内で伊平屋島という計画は取りやめましたが、嵐の間は美ら海水族館などで過ごし、雨風で行動が制限されることはあまりありませんでした。
時期が遅かったためかヤンバルクイナには会えませんでしたが、アカヒゲやアカショウビン、サンショウクイ、そして一部の人はノグチゲラも。漫湖では思いがけずクロツラヘラサギが1羽。(7/11,高野)

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