OB仲間の鳥見のたより
(2007年7月〜9月)
同好会のOB仲間からの鳥見の便りを抜粋してまとめたものです。

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[9/27 オオミズナギドリ 佐渡航路] 近辻
外出許可をとり病床を抜け出し、日帰りで新潟に行って来ました。 正味8時間、いささか疲れましたが収穫もありました。
ジェットフォイルで新潟に向う途中、一羽のオオミズナギドリ が穏やかな波間を遊(游)弋する姿を見ることができました。 このオオミズナギドリは年間190種のメモリアルバード となりました。
 ナギドリ達は、群で見るのが普通ですが、舷窓間近に一羽の 姿をはっきりとらえました。なんか、お見舞いと激励を受けた気 にもなりました。

[9/24 九十九里]  (真柳)
一ツ松海岸(昔の一ツ松驚)バス停から、今はなき南の城ノ内や一宮ではなく、北の南白亀川河口へ向かい、川沿いに細草まで。南白亀川まで行くと、広い砂浜、植生に覆われた砂丘など、九十九里の面影が残っています。砂丘の植生の中のチュウシャクシギは久しぶりに見た気がします。
9月24日 一ツ松海岸0810>南白亀川>1400細草
カワウ、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ミユビシギ、イソシギ、チュウシャクシギ、タシギ、ウミネコ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ショウドウツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、セッカ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 以上31種

白樺峠鷹 [9/14夜〜9/17 白樺峠・上高地]
やや天気が不安定な中、タカの渡りを主目的に、松本市の白樺峠に、小高さん 以下同好会OB7名で行って来ました。
この間では15日の昼前がタカの渡りのピークで、サシバとハチクマを中心に 次々と渡って行き、サシバの20羽くらいのタカ柱も何度か見られました。 またイヌワシやミサゴ、アカハラダカまで出現し、今まで3回行なったOBの 白樺峠探鳥行の中では一番の収穫でした。
「OB探鳥行(白樺峠)」の頁も参照下さい。

嘴太鯵差 [9/8 "東京湾シギチ・ツアー"] (上野)
神奈川支部の探鳥ツアーで台風通過直後の東京湾岸を廻りました。 ハシブトアジサシ冬羽を船橋海浜公園で観察。また葛西臨海公園でヒメシロハラミズナギドリ?です。 野鳥園の観察センターの上を反転して海のほうへ向かって行きました。翼の上面にM字型の模様が見えたのですが、すぐに飛び去ってしまいました。観察センターのレンジャーが写真を撮影していて、ヒメシロハラミズナギドリだろうということになりました。葛西にはこのほかカラシラサギがいました。
今日出たシギチ : ハジロコチドリ・コチドリ・シロチドリ・メダイチドリ・ダイゼン・トウネン・ハマシギ・オバシギ・ミユビシギ・キリアイ・アオアシシギ・タカブシギ・キアシシギ・イソシギ・ソリハシシギ・エリマキシギ・オグロシギ・オオソリハシシギ・セイタカシギ 以上19種は本人確認。他に探鳥会の記録:オオメダイチドリ・ムナグロ・キョウジョシギ

[9/2 小櫃川河口] (真柳)
流木に座って待っていると、トウネンの群が採餌しながらだんだん近づいてきます。プロミナでは動きが追えなくなり、双眼鏡で。双眼鏡も面倒になり、直ぐ目の前の群を肉眼で楽しんでいました。
もう一つの収穫はメボソ。これも至近で横から見ることができました。無声でしたがメボソでOKでしょう。ここでメボソを見たのは初めてです。
コアジサシが出なかったのは意外です。もう南下してしまったかな?
9/2 巌根駅07:15>小櫃川河口>14:50袖ヶ浦駅
カワウ、ゴイサギ、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、キジ、シロチドリ、メダイチドリ、ムナグロ、ダイゼン、トウネン、ハマシギ、ミユビシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、アジサシ、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、メボソムシクイ、セッカ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

ヘラシギ [9/2 三番瀬 ヘラシギ] (上野)
昨日の大場さんに続き、私も行ってみました。9:40頃に着くとすでに300人ほどの見物客がいました。 最初は潮が満ちていたので陸にいましたが、潮が引き始めると波打ち際で採餌したりして、かなり長時間同じ場所にいました。
今日出たシギチ : ダイゼン・メダイチドリ・ハジロコチドリ・キョウジョシギ・トウネン・キリアイ・ハマシギ・ミユビシギ・ヘラシギ・オバシギ・コオバシギ・エリマキシギ・キアシシギ・ソリハシシギ・オグロシギ・オオソリハシシギ・チュウシャクシギ(17種)

ヘラ鴫
[9/1 三番瀬 ヘラシギ] (大場)
上野さんからの情報で、満潮から1.5時間後の9時ごろに到着し、 トウネンとキリアイの群に混じっているヘラシギを見れました。
引き始めた潮と共に飛んで行きましたが、干潟を他の鳥も見ながらしっこく 歩いていたら、運よく再び見つかりゆっくり見れました。
見られたシギ・チは、シロチドリ・メダイチドリ・ダイゼン・キョウジョシギ ・トウネン・ハマシギ・サルハマシギ(冬羽)・ヘラシギ・キリアイ・ キアシシギ・ソリハシシギ・オグロシギ・オオソリハシシギ

島梟 [8/9-15 道東の山旅] 高野
弟の澄夫(S48卒)と2人で、道東の雌阿寒、羅臼、斜里の三山登頂と、鳥見の旅をしました。 もっとも私は雌阿寒以外は9合目位までで、険しく鳥影の少ない頂上は遠慮しました。
好天に恵まれたものの北海道も暑く、整備されていない道で、汗だくの山歩きでした。 山で期待した小鳥、ギンザンマシコは羅臼で、コメボソ?のジジロ鳴きは 羅臼と斜里で、それぞれ囀りだけは聞けましたが姿は見せてくれませんでした。 それでも、養老牛のシマフクロウ2、野付とトーフツでのオジロワシ4or5、 阿寒でのタンチョウ2、知床でのヒグマ6頭など、大物が十分観察できました。 写真は「道東の鳥獣(2007夏)」の頁に載せてあります。

谷津 ハジロコチドリ [8/14 谷津干潟] 上野
谷津干潟に様子を見に行きました。時期や時間的なタイミングの問題もあるかも 知れませんが、5年半前までは谷津干潟には時々来ていましたが、その頃と比べて も少なくなったような気がします。
ハジロコチドリ1,シロチドリ1,メダイチドリ10±, ダイゼン10,キョウジョシギ50±,トウネン10±,ソリハシシギ5±,アオアシシギ1, オオソリハシシギ10±,ハマシギ5±,セイタカシギ15羽±(11種)

多摩川 [8/12 多摩川河口] 上野
支部探鳥会でシギ・チを見に行きましたが、僅かばかりのシギ・チが見られた だけでした。
メダイチドリ10±,コチドリ1羽,キョウジョシギ2 (写真右),トウネン10±,アオアシシギ1,キアシシギ10±,ホウロクシギ1(写真左), ソリハシシギ8羽

ゴマダラ [8/12、アカボシゴマダラ:小平市] 奥村
玉川上水ウォーキングの途中、アカボシゴマダラチョウがとまっているのに 初めて出会いました。中国原産亜種と言われ、神奈川県で多く発生してい るようですがこんなところでも見られるようになりました。

白根三山 [7/30-8/2 農鳥岳] 真柳
南アルプス農鳥岳に行って来ました。無論お目当てはライチョウでしたが、 快晴続きの山行となり、胸毛を1枚拾っただけでした。アマツバメも見かけ なかったのは意外です。
槍ヶ岳、八ヶ岳までくっきりと見える快晴に文句を言っては罰が当たりますね。 イワヒバリとカヤクグリはバッチリですし、ルリビタキ、メボソ、キクイタダキ の囀りは堪能を超えて食傷気味でした。
鳥は37種でしたが、山では17種にとどまりました。
(コース:数字は標高です)
7月30日 北沢橋(1780)>両俣小屋(2010)
7月31日 両俣小屋(2010)>三峰岳(2999)>熊ノ平小屋(2580)
8月1日 熊ノ平小屋(2580)>農鳥岳(3026)>大門沢小屋(1780)
8月2日 大門沢小屋(1780)>奈良田登山口(950)
アカゲラ、イワツバメ、キセキレイ、ビンズイ、イワヒバリ、カヤクグリ、コマドリ、ルリビタキ、マミジロ、ウグイス、メボソムシクイ、キクイタダキ、オオルリ、ヒガラ、ウソ、ホシガラス、ハシブトガラス

星鴉 [7/27 富士山5合目] 高野
梅雨明け前の一日、5合目から御庭までのお中道を歩きました。 夏休みに入ったため生徒の観察グループが多く、人の少ない林道に 入ったところでやっと、今回の目的のホシガラスに出会えました。
しかしホシガラスが鳴禽類のように、天を仰いで鳴くのを初めて見ました。 それほど美しい声とも思えないのに・・・。

雷鳥 [7/16、立山] 上野、高野
台風4号接近中の13日夜横浜出発で、台風通過直後の15日夜まで、立山の室堂,浄土ヶ原,美女平への野鳥の会(神奈川)の探鳥ツアーで行って来ました。
幸い小雨は降り続いていたものの、風雨はさほどでなく、ほぼ予定通りのコースを廻ってきました。やはり鳥影は少なかったのですが、それでもキビタキやライチョウを皆でゆっくり見られ、クロユリ、チングルマなどの高山植物も楽しめました。

[7/2、ツミとカラスのヒナ:小平市] 奥村
玉川上水ウォーキングの途中、巣立ち前に落ちたらしいカラスのヒナ が、まだ餌をうまく食べられないようで、大きく開けた口に魚肉ソー セージを放り込まれ、呑み込んでは催促します。 ツミ♂は小平市中央体育館の林の中で撮りました。
ツミ

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