OB仲間の鳥見のたより
(2009年4月〜6月)
同好会のOB仲間からの鳥見の便りを抜粋してまとめたものです。
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鯵差
[6/25 銚子方面] 上野N、大場
濃霧で予定していた船が出ず、近くの飯岡漁港へ。 濃霧の中で撮った写真には左からコアジサシ、アジサシ、クロハラアジサシが写っています。他にベニアジサシも1羽見ることが出来ました。
その後利根川流域のコジュリン公園で、コジュリン、オオセッカ、セッカ、オオヨシキリ、コヨシキリなどの葦原の鳥を見ました。

[6/19-20 夜の奥多摩・日原谷] 真柳
夜の山へ行きたくなり、日原谷へ。 天の川や双眼鏡の視野の無数の星々を楽しみ、哺乳類はタヌキ、サル、シカ。 もちろんフクロウ、ヨタカ、トラツグミ等の夜鳥も。 ただし、期待したコノハズクは聞けませんでした。
6/19 18;40東日原BS(H620m)->大ダワ分レ(H1090m)->(6/20) 8:45東日原BS
トビ、アオバト、ジュウイチ、ホトトギス、フクロウ、ヨタカ、アカゲラ、コゲラ、イワツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ、トラツグミ、アカハラ、ヤブサメ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス(29種)

画眉鳥
[6/19 ガビチョウ] 奥村
孫を連れて多摩動物園に行くと、園内のいたるところでガビチョウの声。 目の前の植え込みの中でうろちょろしていた2羽が歩道に出てきました。

霧が峰
[6/13,14 霧が峰,大泉,清里,北富士]
 高野(凱&澄)
甲斐大泉の八蝗山荘を基点に周辺を2人でまわりました。
13日早朝、蓼ノ海の林道でカモシカに遭遇。霧が峰では期待したレンゲツツジは 咲き始めで鳥はノビタキ、ホオアカ、ビンズイばかり。
長坂のオオムラサキもまだ早いのか飛んでいない。 清里の大門川沿いの林では、2箇所でノジコの囀りを聞くが、葉陰にとまるので姿は 飛んだ瞬間だけ。クロツグミやアオバトも鳴くが、ガビチョウ1羽の囀りも。
翌朝八蝗山荘周辺を探鳥。カッコウ、ホトトギスのほか、すぐ裏の林でジュウイチが 鳴くが、霧と茂った葉で探しあぐねているうちに移動してしまう。
昨年アカゲラが営巣した、山荘の庭のカラマツの穴を今年はコムクドリが利用中。 穴の中から聞こえるヒナの声に応えて、2羽でせっせと餌を運んでいた。
帰りに北富士演習場で、コヨシキリとオオジシギをしっかり見て、今回の〆とした。

岡本
[6/14 鎌倉市岡本] 上野N
5:10から約2時間、恒例の近所の鳥見。 今日の収穫は柏尾川の護岸堤防にいたアオバト♂。その前に大船観音の峰続き の林から声が聞こえました。この付近で見たのは初めて。
ほかに、大きすぎる魚を捕まえて困っているカワセミと、今年初めての子連れ のカルガモが撮れました。
カワウ・アオサギ・カルガモ・トビ・キジバト・アオバト・ アオゲラ・コゲラ・カワセミ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ツバメ・ウグイス・ シジュウカラ・メジロ・カワラヒワ・スズメ・ムクドリ・ハシボソガラス・ ハシブトガラス (20種)

大連
[6/7-10 中国・大連] 真柳
大連への出張。100年前に榎本佳樹歩兵大尉がノガンやアカカシチョウゲンボウ を観察した面影はなく、毎朝5時前に起床し歩き回りましたが、観察種は11種。
キジ、ウミネコ、ツバメ、コシアカツバメ、シロガシラ、 イソヒヨドリ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、コウライウグイス、 カササギ (11種)

白馬
[6/6-7 白馬山麓バードソン] 上野N
「アジアクラブ」のメンバーとして、7年連続で白馬山麓を探鳥地に参加。 午前4時に探鳥開始、朝食前に宿周辺で低山帯森林の鳥のノジコなどを観察。 食後姫川ダムでオシドリ、カワアイサ♀2、イソシギなどを見、栂池高原に移動。 トケン4種、コルリ、コマドリ、ルリビタキ、メボソ、ミソサザイなどをゲット、 スキー場の草原でホオアカ、コムクドリなどを追加して麓に下り昼食。その後再び 八方尾根に上り、カヤクグリとビンズイを追加。ケーブルカーの中から飛ぶハチクマ を見たり、窓からクロジの囀りを聞いて終了の午後4時までに68種を記録。

[まだ続く、都市部の渡り]
ハジロクロハラアジサシ 5/31午後3時ごろ、石神井公園ボート池 に1羽現れました。2〜3分の間でしたが、身体が上下とも黒、翼が半分黒の 夏羽で、モダンな配色でした。やがて石神井川下流方面に消えました。
今月は、コアジサシも出、ツミはまだ居るようです。(小高)
ホトトギス 6/2夜9:30、中野区上高田の自宅付近で、上空を ホトトギスが鳴きながら移動して行きました。(高野T)
コメボソムシクイ 6/3朝9:30頃、中野区の江古田の森公園で、 ジジロジジロジジロと囀っていました。(高野T)

[5/30-31 丹沢] 高野T
支部の札掛探鳥会に上野Nと川島(武)両氏も参加され、オオアカゲラ、ツミ、 ヤマドリなどが観察されましたが、アカショウビンは鳴きませんでした。
丹沢
[5/19,23 丹沢] 高野T
今週末の探鳥会の下見に丹沢へ2回行きました。
19日:ヤビツ峠周辺を歩き、オオルリ、キビタキ、ツツドリなどを 観察しましたが、例年2〜3箇所でさえずりを聞くコルリの声が無かった のが意外でした。
23日:秦野に引越した上田(秀)氏とともに 朝5:30頃現地到着直後に、今日一番の目的のアカショウビンの声。今年も 来てくれたかと嬉しくなりましたが、数回鳴いただけで、そのまま昼まで 聞けませんでした。
ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチ、アオバト、クロツグミなどに加え、 この標高(550m)では珍しいコガラやキクイタダキもよく囀っていました。 クマタカが塩水川の上空を一度舞い、更にシカを2回、イノシシを1回見ました。
前夜上田氏宅近くで、2羽のアオバズクが鳴いていました。

丹頂
[5/25 佐渡にタンチョウ(続報)] 近辻M
近さんが「佐渡にきてほしい。必ずくるはず」と期待していたタンチョウ。 野鳥の会の人が確認した5月16日の前日から、地元農家の人は観察。 人を恐れず威嚇さえし、今日はしつこいカメラマンに向かって 田の泥を嘴ですくい?吐き飛ばしていました。
丹頂
[5/16 佐渡にタンチョウ]  近辻(道)
予定では近さんと北海道をあとにする日、タンチョウの成鳥がきている との連絡で出かけ、小一時間ほど観察。その合間にハヤブサのハンティング も見られ、近さんのことを考えて見ていました。
午後から「近さんが北海道から連れてきたのかも」という友と 再び出かけると、車のすぐ前を横切って飛びました。
私が初めて撮った鳥の写真です。

葦五位
[5/23 印旛沼]  大場
4/29に続き、北印旛沼に行ってみました。シギ類の姿は既になく、 ヨシゴイが多数来ていました。擬態の雰囲気は何とか出ているようです。

三光鳥
[5/23 逗子二子山] 上野N
朝5:30から3時間かけて麓の林道を往復、予定通り、サンコウチョウは♂♀ペアと、♀1の姿と別に1羽の声を聞きました。
シルエットしか写らず、右は去年同じ場所でのもの。
オオルリも1ペアの他、声を2ヶ所で。ガビチョウをここで初めて観察。
カルガモ・トビ・コジュケイ・キジバト・ホトトギス・カワセミ・コゲラ・ツバメ・キセキレイ・ヒヨドリ・ヤブサメ・ウグイス・センダイムシクイ・キビタキ・オオルリ・サンコウチョウ・エナガ・ヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カワラヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス (25種+外ガビチョウ)

[5/23 大福山] 真柳
再び房総大福山へ。 5/4のメンバーの他、サンコウチョウ、ツツドリ、ホトトギスが出てくれました。 残念ながらいずれも声だけです。
サンコウチョウはキビタキ、カケス、モズの真似ではない筈。 ヤマガラやシジュウカラは、お腹が空いたと騒ぐ子供たちに悪戦苦闘。
[5/4 大福山] 真柳
養老渓谷・大福山(290m)を久しぶりに訪れました。 夏鳥は、センダイムシクイを始めヤブサメ、オオルリ、キビタキなどの囀りを堪能。ガビチョウの声が聞こえないのもいまや特筆すべきかも。
5月4日 養老渓谷駅(標高100m)07:35>大福山(290m)>14:20月崎駅(標高80m)
カワウ、アオサギ、トビ、サシバ、コジュケイ、バン、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(31種)
このほかに小湊鉄道の車窓より: ダイサギ、コサギ、カルガモ、キジ、チュウシャクシギ、ジシギsp.

筒鳥
[ホトトギス類の初認]
ツツドリ  5/14 山梨県 鳥沢の扇山で(川原林)
カッコウ  5/21 山梨県 瑞牆山(川原林)
ジュウイチ 5/23 丹沢唐沢林道(高野T)
ホトトギス 5/18 19時ごろ逗子二子山近くの我が家で(川島)
ホトトギス 6/2 21:30頃中野区上高田の我が家上空から声(高野)
写真のツツドリは2007年6月天売島で高野撮影

背高鴫
[5/19 セイタカシギ] 岩瀬
つくばエクスプレス・"流山おおたかの森"駅近くの調整池に、今年もセイタ カシギが飛来。5/1には5羽でしたが、先日は2羽(うち1羽は若鳥)。

舳倉
[5/15-16 舳倉島] 大場
川島groupで舳倉島へ。海が荒れ僅か28時間の滞在中に、 シマノジコとシマゴマを見ることができたほか、オジロビタキの雄、 ムギマキやコルリなど、チームでの観察数は68種でした。

天売
[5/8〜11 天売島] (石川,井上),高野T
今年の渡りは遅れ気味のようで、チョウセンメジロ、マミチャジナイ、 ムギマキ、キマユムシクイ、コホオアカなどがちらほら。
それでも、10日には道端で食事に夢中の鳥を踏み潰しそうなほど 島中マヒワだらけ。11日朝には、マミチャジナイの囀りも聞けました。
ノゴマ、ケイマフリ、そして60万羽といわれるウトウなどの、 天売ならではの鳥たちはじっくり楽しめました。

印旛
ツグミ類の渡去前の囀り

マミチャジナイ囀り 5/11朝6:00頃 天売島の厳島神社で、 チュリーチチーチュルーと囀っていました。(高野T)
シロハラ?囀り 4/19朝 鎌倉建長寺で、アカハラに似てやや歯切れの悪い囀り。 姿は確認できませんでしたがシロハラだと思います。シメやカケスもまだいます。(高野T)
ツグミ囀り 4/14 昼休みに日比谷公園でツグミが囀っていました。渡去も間近でしょうか。(真柳)

行く鳥、来る鳥
シメ
シメ・ツグミ・ルリビタキ・アオジ(囀)・クロジ・アカハラ
 4/21四国の金比羅宮の境内での冬鳥です。(上野N)
シメ 5/10 大磯町高麗山に少数残留。(上野N)
シメ 5/12 中野区の哲学堂にまだ居ました。(高野T,加藤)
印旛
センダイムシクイ 4/18 駒場東大前(上野N)
オオルリ 4/18の18:00頃、鎌倉建長寺で今年初めて囀りを聞く。翌19日朝、 同じ場所で姿と、半僧坊、覚園寺にてそれぞれオオルリの囀り。(高野T)
センダイムシクイ、ヤブサメ 4/19朝、鎌倉覚園寺で囀りを聞く。(高野T)
センダイムシクイ 4/19、練馬区城北公園(加藤H)
キビタキ 4/19、秦野市頭高山(川原林)
キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、ヤブサメ、ツバメ
 4/21四国の金比羅宮の境内での夏鳥です。(上野N)
オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ 4/24八王子・小宮公園。(加藤H)
キビタキ4/29、センダイムシクイ5/1、中野・哲学堂(高野T)
キビタキ5/14、10時頃:新宿戸山公園・箱根山(高野T)

青鳩
[5/10 照ヶ崎のアオバト] 上野N
探鳥会の前(6:00-30)に大磯・照ヶ崎へ海水を飲みに来るアオバトを見に行きました。
観察している人の話では、最初のピークは日の出と同時に主に♂が現れて6:30頃まで、次は8:30頃から午前中を中心に夕方近くまで♀の飛来が続くそうです。これは営巣地の丹沢での抱卵行動と関係するとか。
探鳥地の高麗山ではオオルリとキビタキなどを観察。シメがまだ少数残っていました。

[5/2-4 飛島] 大場
川島(俊)さん達と飛島へ。イスカの食い違っている嘴が良く撮れました。マミジロキビタキも良い絵になりました。カラフトムシクイもヨーロッパビンズイも特徴が出ていると思います。
飛島

雀鷹 [5/1 三宝寺] 小高・真柳
青空、爽風の三宝寺池。偶然出会い、二人で探鳥。オオルリ、キビタキの囀りと姿に大満足。キビタキの囀りにはコジュケイも入っていました。他にセンダイムシクイ(囀)。
ツミの雌をじっくり見ることもできました。 冬鳥はツグミ、アカハラ、シメなど。
(写真は同日朝、都内の別の公園のツミ♀。Photo:高野T)

印旛
[4/29 印旛 北浦 波崎 銚子]
 上野N,大場,川島(俊)

印旛沼では名物のサンカノゴイ(声)、夏羽のムナグロの群(70〜80)、 波崎海岸でミユビシギ約50の群、銚子漁港でハイイロヒレアシシギ(夏羽 が混じる約50)など、62種を観察。
シギチ14種の他、コアジサシ、オオヨシキリ、セッカ、コジュリンなどの夏鳥、 クロガモ、ヨシガモなどカモ類9種とオオセグロ、セグロ、シロ、ウミネコなど のカモメ類、ウミウとヒメウ、小鳥ではツグミなどが居残り組でした。

鴫千鳥
[4/26 東京湾シギチ・ツアー] 上野N
神奈川支部の探鳥会に行きました。
シギチはミヤコドリ・コチドリ・シロチドリ・メダイチ ドリ・ムナグロ・ダイゼン・キョウジョシギ・トウネン・ハマシギ・コオ バシギ・オバシギ・アオアシシギ・キアシシギ・イソシギ・オオソリハシ シギ・オグロシギ・チュウシャクシギ・タシギ・セイタカシギの19種。
カモはマガモ・コガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ ・キンクロハジロ・スズガモがまだ居残っていました。

キジ
[4/24 キジの縄張り争い] 加藤H
八王子・小宮公園の雑木林の外縁に鳴きながら現れたキジが2羽、テリトリーを主張しあってました。日が射した時にオオルリが盛んに鳴き、姿も見れました。♂若が4/10からしばらくいたそうです。ほかに夏鳥はセンダイムシクイとキビタキのちょい鳴きが聞こえた程度。

[4/4 自宅周辺のBW] 上野N
朝2時間ほど掛けて家の周辺の鳥を観察。特筆物はハヤブサとチョウゲンボウ。 ハヤブサは柏尾川の橋の上から。冬鳥の居残りが見られた一方、夏鳥はまだ ツバメだけ。
カワウ・コサギ・アオサギ・カルガモ・コガモ・トビ・ハヤブサ・チョウゲンボウ・イソシギ・キジバト・カワセミ・アオゲラ・コゲラ・ツバメ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ツグミ・ウグイス・シジュウカラ・メジロ・アオジ・カワラヒワ・スズメ・ムクドリ・ハシボソガラス・ハシブトガラス(26種)

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