固定観念にあなたの自由な発想や実行力が奪われていないだろうか。
我々は一人一人磨けば光る原石と同じである。
あなたは人生において本当はこれがやりたいのだが出来ないで終わりそうだというものがないだろうか?心の中の夢や希望や野心をもう一度総点検してみよう。
その夢が趣味の範囲内なら年齢制限は全くないが、あなたの人生の本命になりそうな夢なら現在の生活との複線計画をたててみて欲しい。
夢の実現のために複線計画を提唱すると時間がない、疲れている、仕事で精一杯だ、これ以上何をしろというのかと喰ってかかる人もいるが時間をどういう風に使っているかもう一度見直してみてはどうだろうか。
時間も使い方によっては捻出できるのだ。あんなに沢山の趣味をもち本業もちゃんとこなしてる、あの人はスーパーマンだなどと言われる人もいるが、時間はどの人にも平等なのだから計画的に上手く使っているに違いない。尊敬し参考にさせて頂こう。あなたの可能性を是非試してみて頂きたいのだ。
ある時の事、積極的に人生を生き、命ある限りやるに決まっているという人生観の持ち主に出会ったことがある。その様な人の気迫には圧倒された。
その顕著な例を披瀝しよう。
筆者は34年前からケールの青汁を飲んでいる。
元祖青汁提唱者は倉敷中央病院の院長先生だった故遠藤二郎博士であるが筆者はある年気が向いてはるばる倉敷まで赴き総会に参加したことがあった。
その時集まった人達がそれぞれに積極的な意見を出した。
「はい」と手をあげた体のしっかりした男性が、自分も長年青汁を作り飲んできたが体に良いという確信を得たので来年は広い私有地を解放し希望者を募集してケールの育て方を指導してみようと思うと話した。話し終わって席へついたがもう一度立ち上がって「私は現在97才です」といって改めて着席した。青汁を飲んで元気なんだという驚きよりも、来年は98になるだろうに年齢にひるむこともなく、計画をたて実行しようとしている若さ溢れる意志と純粋な夢に感動したものだった。
この人には気がつくのが遅すぎたという言葉は全くないと思われる。
それに比べればあなたの若さはため息がでるほどだ。時間も充分ある
真剣な自己改革や計画をもって何かを得ようとしなければ、時の残骸の下敷きになるだけの人生で終わってしまう。
我々人間は自分への言い訳をちゃんと用意していて、だからやれなかった云々・・・と言いつつ何十年もだらだら過ごしてしまうものである。
成果は得たいが、努力は面倒というのが普通の人だ。そこで必要なのは有意義に生きたいと願うあなたの人生観と磨けば光るであろうあなた自身を惜しむ心だ。
人それぞれの人生だから一概に「起きて立て」とは言えない。
今のままで日々是好日と言うあなたはそれでよい。
しかしいつの間にか努力の結果長足の進歩を遂げていた友人をみて、「え!あの人が何時の間にそこまでやっていたのか」とその差にがっくり来るタイプなら、これをチャンスにもう一度自分という素材を再検討する必要がある。
今の自己改革が、やがてシニアと呼ばれる頃になればなるほど成果を発揮することは間違いない。時の流れはあなたが気が付くまで待ってくれない。
大抵は残り時間が僅かになってからしみじみ悔やむものだ。
何事によらずおそく気づいた人程熱心に取り組む。
失った時間や努力の足りなかった後悔が身にしみているからだ。
真摯に自己改革をし何らかの成果を得れた時、あなたは達成感と同時に付加価値を高めた自分への満足感が良い人生を実感させるだろう。
もう遅すぎる!と言う言葉は有能なあなたには似合わない。
(詳細は自著「悩みは何ですか?」を参考にして下さい)
|