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 人生とは
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セブンアンドワイ(インターネット書店)
 



定年後の男性諸君へ
 

人生の重責から解放されたあなた。
やっと自由な日々が来た。
人生再開発。果敢に挑戦しよう。
やりたかった事が沢山ある筈だ。

長い年月を立派に職責を全うされ、家族を守ってこられたあなた。
長年培ってきたキャリアを第二の人生でも生かすのか?それとも全く違う道(やって見たかった別な仕事・趣味・ボランティア・海外・その他もろもろ)を目指すのか?計画はいろいろおありの事とお察しする

定年後の第二の道を進もうとするとき失礼を承知の上で特に申し上げたいことがある。それは青春時代から長年の努力の結果、あなたの手で勝ちとった過去の社会的立場、学歴、経歴、会社における地位等々、そのすべてを(経験だけは残して)一度精神的にリセットし直し初心にかえって出発して頂きたいということである。
長年勤めた社内(役職)でのあなたに対する丁重な言葉や態度が、次ぎに進もうとする場で得られるかどうか?という甚だ非理性的な問題だが慣れるまで結構これがこたえる。環境の変化による最大のストレスはここが一番あなたを刺激するのではないだろうか。

給料も今までどうりとはいかない、敬語もない、過去の栄光ある扱いは一体何だったのか。自分は本当はそれほど値打ちのある人間ではなかったのではないか?
変わった環境を受け入れられず、消化出来ず、自信を失ったり失望したり加齢を嘆いたり、ついには家の中でさえ居心地が悪いと言う友人もいる。そうであってはならないために、柔軟に環境に順応できる能力を持って頂きたいのだ。
今迄の社会的立場に見いだしていた価値観をもっと自由で多様な価値観に転換させなければ楽しくて実りある第二の人生を享受出来ない。

第二の人生が勤める先は変わっても、サラリーマンとしての日常はほとんど今までと変わらないという人は別だが、もう勤めは卒業という人は日常生活の改革をしてみよう。妻が嫌がる人は説得してでも家事全般や台所仕事(調理迄も)なども気軽にやってみることだ。先は長い。夫婦のどちらかが風邪で寝込んでも日常生活位は子供に負担をかけず切り抜けれるようでなければ一人前とは言えない。
「大丈夫だ」と言って子供を安心させようとしても、普段何もしない父親を見ていれば、子供も安心できない。本当にこの位のことなら親は心配してやらなくても大丈夫なんだという様子を普段から見せておけば心身共に重い負担をかけなくてすむ。

高齢の男性が、高齢の女性より周囲の負担になるのは、家事一切が出来ないからである。今までは会社に勤め家族を養うのがすべてでそれだけで立派であった。
だが環境が変わったら素早く順応し新たな自立の態勢に切り替えなくてはならない。家庭では妻が支え、会社では多くの部下がその地位を支えてくれた。
支えをすべて失ったら一人で生きていけないということにはならないよう、男性の場合は特に意図して家庭人の条件を整える必要がある。

妻は今度からは何時も主人が家に居るという状況にはやがて慣れることは間違いないが、何時も家にいても重い存在ではなく、むしろ助かる、楽しいという方向に意図して改革し直さなければならない。
何十年も終わりのない家事に耐えてきた妻にも、夫の食事の心配なくゆっくり外出させてやれる様になるのも夫婦円満の秘訣ではないだろうか。     

新たに趣味で習い事をする人は、プライドを捨て、素直な気持ちでかからなければ覚えられない。例えばパソコンを習うとする。なにしろ先生は会社でお茶を運んできてくれた娘さんと同じくらいだ。分からなくても恥を恥じとも思わないくらいの気持ちでいないと続かない。記憶力は多少落ちているかも知れないが、その他の能力は殆ど墜ちていない筈だ。
又再就職する人は、以前の会社の立場や待遇の話はさけ、今の会社に素直になじんでいくことをお進めしたい。扱いにくい人という印象だけはもたれないようにしよう。

子供も成長しそれぞれが独立した。子供に対する経済的な負担からも解放された。これからが本当の意味で自由にあなたの人生を生きていける時期が来たのだ。今まであなたの夢も現実の生活優先で実現出来なかったのではないだろうか。妻とは恋人同士のように又、かけがえのない親友のように楽しいプランを沢山話し合おう。妻もあなた同様長い忍耐の連続だったに違いない。よくがんばって来てくれた。これからは人目も気にせず仲良く手をつないで歩いて欲しい。心から幸せを祈っている。
                                                         (詳細は自著「悩みは何ですか?」を参考にして下さい)