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セブンアンドワイ(インターネット書店)
 


素敵な高齢者になろう

               
  光陰矢の如し。
 月日の経つのは何と早いことか。
  はたちはつい昨日だったといえば
  笑うだろうか。
自分が望んだわけでもないのにいつの間にか高齢者呼ばわりされて許せん。
だがこれが現実だ。だからといって落ち込んでばかりもいられない。
怒ろうが落ち込もうが残りの持ち時間に変わりはない。

我々昭和一桁アプレゲール世代は一代で信じられない程の体験をした世代である。今の北朝鮮の言論の抑圧や食料の逼迫状況は日本においても我々が体験済みだ。生命力のしぶとさや生物としての危機意識は国家の変転と共に歩いてきた今の我々が一番持っていたのかも知れない。家は焼かれ食料も僅かしかなくどんぞこを体験した者は今がどんなに感謝すべき環境なのかを知っている。

不思議なことに物に恵まれない時代は、悲しみや苦しさに耐える強靱な精神力が我々を支えた。明日の命の保証もない状況のなかでも、さえ渡る夜空の月に深い詩情さえ感じる豊かな感性も息づいていた。だが物が有り余るようになった今は精神力が衰え、突然の天災や極端な事件にぶつかるたびに「心のケア」が叫ばれ、人手を借りなければ立ち直ることさえ容易ではなくなった。情緒や感情も枯渇しているように思えるのは何故だろうか。
人の痛みには一粒の涙もない冷酷な事件の頻発や、物や金に魂を売り渡した情けない悪事の横行に日本国民の衰弱と堕落を危惧するのは筆者だけでないと思う。

さてあなたは今どのような環境の中でどのような毎日を送っていられるだろうか。
同居では子供世代や孫世代に対して過干渉にならないように気をつけよう。    
又、心身ともに彼らの重荷にならないよう日常生活の自立は基本である。
但し頑固な自立は頂けない。あくまでも一人でやるとがんばりすぎて手を払いのける様な態度では可愛くない。高齢者も子供も可愛いところがあればこそ情もかけたくなる。時に応じ相手の気持ちをよく汲んで素直に感謝し「有り難う」という言葉も大切なことだろうと思う。

一人住まいや高齢者夫婦のみの家庭では、生活全般を一人一人がこなせる能力を持っているであろうか。男性でも料理であれ掃除であれやって出来ないことはない。興味を持ってやってみよう。習う気なら今は男性の料理教室もあるので楽しく勉強も出来る。高齢者もあまりにも周囲から守られ過ぎるとかえって生きる能力を失なってしまう。過ぎたる優しさはある意味では老廃を促進させることにもなるのだ。

我々は公式書類に記入する時、事実として何十年か前の生年月日を書かざるを得ないが、精神年齢は別だ。時には孫と同じ様な年齢気分の時だってあるのだ。
小さいときに呼ばれた名前、何々ちゃんのままで・・・。
人間の心の何処かにはどんなに年を取ったとしても「未熟」が残っているものなのだ。「いい年をして!」なんて言われても気にすることはない。心の核の部分なのだから。

さて、元気に若々しく生きるために以下に幾つかの提案をしてみた。
共鳴出来ることは取り入れて貰いたい。

 高齢者は頑固と言われる。
   子供や孫の世代とは柔軟な理解と話し合いを持って、和やかに共存しよう。
 反応・理解・柔軟・興味。
    高齢者が半人前に扱われる一番の理由は、反応や理解が鈍くなるからで
       は ないだろうか。 人生再開発。あなたのまだ使っていない能力を無駄に終
       わ らせてはいけない。 自分なりの努力と工夫で「命有る限り」輝きを失わな
       い ようにしょうではないか。
 物言いをはっきりするよう心がけよう。
   本来方言が強い上、入れ歯が合わなくて発音がはっきりしないとなると、同
       じ日本人であっても字幕スーパーがつかなければ理解不能と言うことがあ
   る。
注意しよう。
 自分の姿勢が今どんな状態か一度は検証してみようではないか。 老人と
    いえば背中や腰が曲がった姿をイメージしてしまう。そうならないた めに。
 常におしゃれを心がけよう。
   男女とも幾つになっても異性や周囲の人々に与える印象に心くばりを忘れ
   てはならない。老醜に一生縁がないように気をつけよう。
 会話のタブー
   あなたの過去の輝かしい履歴を是非聞かせて貰わなければならない時もあ
   るがそれしかないのは困りものと言うことになる。多様な話題に対応出来る
   感度を保つことが大切だ。
  高齢者の嫌みな言葉
   何時まで生きれるか分からない。私は先がないのだから。その頃はもういな
   いから。 若い人を不快にさせる言葉を言ってみても嫌われるだけで何の成
   果もないので止めよう。
                                                             (詳細は自著「悩みは何ですか?」を参考にして下さい)