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セブンアンドワイ(インターネット書店)
 


あなたが姑ならば

                 

あなたと嫁が仲良しならば
 あなたの息子はこの上なく幸せである。
  あなたの孫は暖かい家庭でよい子に育つ。
「あなたは嫁が好きですか?」この問いかけにそっと本音で答えてみて貰いたい。
「我が娘と同じように思っている」と言う答えを期待しているが、概ね仲良しの嫁・姑の話は少ない。古今東西を問わず何故、老・若二人の女性達は、一人の男性を挟んで葛藤し続けるのか?以下は嫁・姑の原点にひそむ非理知的な感情を検証し、あなた自身と息子一家の幸せのために、是非とも改善のきっかけにして頂きたく、失礼をも顧みずあえてあからさまな意見を述べさせて頂いた。
もしこの中に幾つか自分と共通する点があったら心静かに考え直して頂きたい。

★ 夫とは長い人生いろいろあったので夢は消え失せ今は息子だけが生き甲斐。
★ 私の息子は無条件で可愛い。なんでも嫁の方が悪いに決まっている。
★ 息子はこの私が血肉をわけて生んだ。私の分身であり私の命でもある。
★ 息子にとって母以上の女性はいないはずだ。
★ 私の息子は嫁の言うことより私の言うことは絶対聞くはずだ。
★ 嫁はなにかにつけ礼儀を知らなすぎる。
★ 目上に対する嫁の言葉使いはあまりにも失礼で容認できない。
★ 嫁は嫌いだが孫は可愛い。
★ 息子を育てた経験のある私が孫の育て方に注意するのは当然だ。
★ 自分たちだけの生活にこだわり息子を育てた親達を何故疎外する?
★ この家は長年私が中心。私のやり方に従うのが当然だ。
★ 嫁はあくまでもよそ者だ。
★ じっと観察するとやってることの一つ一つが気に入らない。
★ 元々この結婚には反対だった。

そこで改めてお伺いする。
あなたは心の底から息子の幸せを祈ったことがあるだろうか。
息子の幸せとは嫁と姑が仲良くて家庭にトラブルのないことではないだろうか。
只今と帰ってくる家が心楽しいところでなかったら、家族のために一生懸命毎日働いているこの息子は何処で羽を休めたらよいのだろう。
嫁・姑の葛藤がつづくと一番つらい思いをするのは、他ならぬ最愛の息子である。
孫は母と祖母の争いの中で育ち感受性の強い心根の優しい子ほど影響を受けやすい。可愛い孫に優しいお婆ちゃまの楽しい思い出を沢山残したいものである。

我々の一生は過ぎてみればほんの一瞬の間だ。
地球上何十億の人間の中で、縁あって義理とはいえ親子になった嫁だ。
息子を奪い合う女性二人であってはならない。
心の奥底にそっと隠した、女性特有の嫉妬心はないだろうか。
もしその様な感情が隠れていたら、理性と包容力のある暖かい母の心に戻って貰いたい。親は息子の一生の最後まではつきあえない。「息子をお願いね」といさぎよく嫁に託そう。

環境的に言えば同居と言う形がトラブルの原点だ。
同居を望むのは多くは親達の方だが、なぜ同居を希望するのかといえば、多くは深まりゆく老いた日に支えて貰いたいとの願望があるからである。
それなら尚のこと、嫁・姑が仲良しでなければ、誰が喜んでその重荷を心よく引き受けてくれるだろうか。江戸の仇は長崎で・・・という旧い言葉さえあるくらいだ。
「さんざん意地悪しておいて今更でもないでしょう」と言われて断られても仕方がない。すべては人間関係がどう築かれて来たかにかかってくる。
老いて優しさを求めるなら、自分が率先して心暖かく嫁を受け止めなければならない。

加えて言えば近くに住んでるからといって、我が家のように出入り自由では、いくら仲のよい姑であったとしても嫁のプライバシーも守られず心休まる時もない。
息子の家庭に深入りしすぎたり、必要以上に孫の教育に口を出したりせず、結婚した以上は息子の家庭の主導権は嫁にあり、息子の世話をみるのは今度は母親ではなく、嫁なんだと言う現実をしっかり踏まえなければならない。

あなたが嫁に大きな愛情を持って、出来も不出来も包み込んで共存して暮らせれば、あなたがやがての将来、高齢の時期を迎えても、きっと嫁は優しい姑のために暖かい手を差し伸べずにはおかないだろう。老後の幸せの種はあなたが蒔いておかなければ美しい花は咲いてはくれない。嫁にもきっと可愛い所があるに違いない。あなたの息子が選んだ人なのだから。
                         (詳細は自著「悩みは何ですか?」を参考にして下さい)