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 人生とは
 あとがき
      セブンアンドワイ(インターネット書店)
 



あなたが夫ならば

  
地球上の何十億の人達の中から
  たった一人の男性とたった一人の女性が出会って
夫婦になって築いた家庭
 永遠に幸せであって欲しい。
あなたは今日も家族のために一生懸命働いている。
そのようなあなたにあえてこのページを読んで頂くのは失礼かとも思う。
しかし人生は一筋縄ではいかない。複雑な人間関係が織りなすドラマでもある。
時代とともに家庭・家族・夫婦のありかたも変わってきた。
こういった変化にうとく、只一生懸命働いて生活費を家族にわたせばそれ以上何も言うことはないだろうといった姿勢では、思いもよらない筋書きにぶつからないとは言えない。

一部男性諸君の中には未だに亭主関白を自認してはばからない人もいるし、女性の中にも男性の強いリーダシップに従った生き方を好んで求める人もいる。だが自分の生き方や信念を持ち、はっきりと自己主張をする女性も近年は多くなった。男女平等を当然とする女性の中には素晴らしい能力を発揮し、企業のトップに立つ人も珍しくなくなっている。

結婚前には当然互いの性格やものの考え方は理解しあって、これなら大丈夫と確信をえて家庭を築いたとは思うが、結婚してからも妻の個性や能力を尊重し、家庭の中だけで満足できる女性なのか、常々社会に自己表現の場を求めたいと思っている妻なのか、よく理解しておかなければ、抑圧をはねのけ翼を広げて大空へ舞い上がっていく妻の後ろ姿に涙するということにもなりかねない。
お互いに只一度の有限の人生を後悔なく送るためには、あなたの妻がどんな生き方を望んでいるか位はしっかり把握しておくことを、世の夫族には強く提言させて頂きたいと思う。

以下は夫としてのあなたへの質問状。(YES ・ NO)
★ あなたは妻の性格やものの考え方をしっかり理解しているだろうか。
★ あなたは妻と出会った頃のお互いの優しさや思いやり、時間を忘れて話し合っ
      た楽しい雰囲気などを今も覚えているだろうか。
★ 恋人時代は昼も夜もその脳裏から離れなかった妻の顔を、今も時には愛情込
      めてしっかり見つめ、楽しく語り合うことはあるだろうか。
★ 月並みな質問だが、結婚記念日や妻の誕生日の記憶は確かだろうか?
★ 帰宅後のあなたの言葉は、風呂・飯・寝るといった簡単語だけになってはいな
      いか?
★ 妻の家庭内の労働は、自分が外で働いて金銭を得るよりは、ずっと楽だと思
     っていないだろうか。体力的に可能なときは積極的に家事の手伝いをしている
      かお尋ねする。
★ 妻が太ろうが、痩せようが、ヘアースタイルや服装が変わろうが今は全く関心
   がなく、家の中のことさえきちんとやっていてくれればそれでよいと思っていな
      いだろうか。
★ 姑と妻との確執などは又かと思うだけで積極的な解決に努力したことはない。
★ 子供のことを話す妻の話をうるさがらずに聞いてあげているかどうか。
★ 将来の夫婦の夢を語り合うことはあるだろうか。
★ 家庭の経済問題を、対等な立場の人間として妻と話し合っているだろうか。
★ 妻は今、何がつらくて何が楽しくて、何が不満なのか分っているだろうか。

家庭を持っただけでは、あなたを夫としても父親としても合格とは単純には言えない。その役割を愛情をもって果たし、妻子に慕われてこそ家庭の中心に位置するあなたである。

家庭と言う閉鎖された環境の中で、エンドレスな家事、忍耐のいる子育て、希望のない姑との確執。もしこんな中で唯一心頼りの夫が、自分に何の関心も示してくれなかったら、誰でも希望を失う。何らかの救いを他に求めようとしたとしてもやむを得ない場合もある。
絶望すればその環境を見捨てようとしても不思議はない。
なにしろ人生は只一度。しかも有限。何時までも若くはない。
女性が決心し家庭を見捨てるときは、何年、何十年と忍耐に忍耐を重ねた上だ。男性より一般的には生活力のない女性の身で、経済的な不安を抱えても、あえて荒海に飛びだそうと言うのだ。出来心などでないことは確かだ。そうなったら翻意は難しいだろう。

あなた自身の問題だが、もし金銭問題、女性問題、ましてや暴力などがあったら高齢になり肉体的に不安がしのびよるころ「宜しく頼む」と言ってみてもはじまらない。
妻への愛情投資がたりなかった。その時になって自分は誰のために、何のために長いあいだ働いてきたんだと、嘆いてみてもはじまらない。
長年の妻への接し方が間違っていたのだ。
妻は人生の終わりまでつきあう相手だから、あなたにとっては一番大事な人なのだ。常に暖かい愛情と理解を忘れずそれを態度や言葉で表現することが最も大切である。夫婦だからと言っても「あうんの呼吸」とか「空気のような存在」として何の表現もしない一生では、はっきりものを言う現代ではアナクロニズムと言われても仕方がないかもしれない。  
                                                           (詳細は自著「悩みは何ですか?」を参考にして下さい)