>

映画の思い出について

 

<映画寸評>
日本の作品
欧米の作品
アジアの作品
ATG作品
文芸作品(原作もの)

 

<ドラマ寸評>
日本の作品


<注目する女優>
イングリッド
     ・バーグマン
コン・リー

ジャンヌ・モロー

ジーン・セバーグ
ニコール・キッドマン
フェイ・ダナウェイ

浅丘ルリ子

芦川いづみ
栗原小巻

黒木瞳

関根恵子

高峰秀子

中谷美紀

成海璃子

樋口可南子

真木よう子
宮沢りえ

吉永小百合

若尾文子

 

<注目する男優>

石原裕次郎

<注目する監督>
イム・グォンテク

チェン・カイコー

大島渚

小栗康平

小津安二郎

黒澤明

木下惠介

熊井啓

イングマール
    ・ベルイマン

<最近観た映画>

無伴奏

キャロル


 

<最近観たドラマ>

コントレール〜罪と恋〜
(NHK ドラマ10)

ガラスの家
(NHK ドラマ10)

 

<トピックス>

八重の桜の史実と創作

「三國連太郎」で逝く

 イ・ユンボギは韓国大邱の十歳の少年。ユンボギは、ある時はガムを売る。またある時は新聞を売る。ある時はヤギを飼う。そしてある時、警察に捕まり、希望院という感化院に入れられるが、逃げ出す。ユンボギは、朝鮮戦争のさなかに生まれた、韓国の恵まれない少年の代表だ。母は家出し、父は病に倒れて職を失っている。妹のスンナは八歳で家出する。
 夜11時半以降外出禁止、12時以降は屋外にいる事を禁止されている時代。彼らはデモで石を警官隊に投げつける。新しい世界を作ろうとした世代だ。
 写真をつなげたドキュメンタリー。ナレーションとユンボギの声だけの映画ではあるが、素晴らしい映画だ。製作は1965年。時代を感じさせる、懐かしさを感じさせる写真。オリンピック開催までは、あと23年。韓国の少年たち、若者たちは必死に生きていた。
(追補)
 写真をつなげて映画を作るという手法には感心するが、この時代、大島渚(創造社)には自分の思い通りに動画を撮るほど、お金に余裕がなかったので、このような手法を採ったのではないか、とも思われる。
<解説>(KINENOTEより)
 一人の貧しい韓国人少年の日常をスチール写真によって構成し、彼の詩をナレーションで綴った短編映画。監督は「悦楽」の大島渚。語りは「刺青一代」の小松方正。大島監督がTVの仕事で韓国に渡った際撮影した写真を元としている。新宿文化にて8日間一般公開された。
(あらすじの項には、「イメージ映像のためストーリーは割愛します。」、と書かれている)