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映画の思い出について

 

<映画寸評>
日本の作品
欧米の作品
アジアの作品
ATG作品
文芸作品(原作もの)

 

<ドラマ寸評>
日本の作品


<注目する女優>
イングリッド
     ・バーグマン
コン・リー

ジャンヌ・モロー

ジーン・セバーグ
ニコール・キッドマン
フェイ・ダナウェイ

浅丘ルリ子

芦川いづみ
栗原小巻

黒木瞳

関根恵子

高峰秀子

中谷美紀

成海璃子

樋口可南子

真木よう子
宮沢りえ

吉永小百合

若尾文子

 

<注目する男優>

石原裕次郎

<注目する監督>
イム・グォンテク

チェン・カイコー

大島渚

小栗康平

小津安二郎

黒澤明

木下惠介

熊井啓

イングマール
    ・ベルイマン

<最近観た映画>

無伴奏

キャロル


 

<最近観たドラマ>

コントレール〜罪と恋〜
(NHK ドラマ10)

ガラスの家
(NHK ドラマ10)

 

<トピックス>

八重の桜の史実と創作

「三國連太郎」で逝く

主な出演作品
聖女ジャンヌ・ダーク、悲しみよこんにちは、勝手にしやがれ など
ウィキペディアKINENOTE より)

 

悲しみよこんにちは(1957年作品)

悲しみよこんにちは

この映画は、フランソワーズ・サガンの原作を映画化したもので、セバークのデビュー作だ。セシルカットと言えば、ある年代以上の人にとっては、懐かしいのではないか。

 

その主人公で17歳のセシルの企みによってある女性を自殺に追い込んでしまう。ある女性とは、プレイボーイの父が結婚しようと言った女性であるが、結婚する前から母親気取りでうるさく言うもので、結婚の邪魔をしようと、父の浮気心を利用し、その現場を見る様に仕向ける。女性はプライドが高く、とてもいたたまれず、車ごと海に飛び込んでしまう。
今では死語に近くなってしまったが、「思春期」の女の子の、父親への思慕の屈折した表われ(深層心理)を描いたものではあるが、映画としては傑作とは言いにくい。
私は一世を風靡したサガン作の映画を見ようとしたわけではない。ゴダールの「勝手にしやがれ」でベルモントと共演し、素晴らしい女を演じたセバークのデビュー作を見たかっただけだ。「勝手にしやがれ」につながる片鱗はあり、若く可愛らしいものの、演技はちょっと物足りない。
でも、“わけも分からない死”を遂げたセバークの姿を見ることのできる、数少ない作品の一つであり、一度は見ておいても良い映画だ。(2000年頃、レンタルVTRにて鑑賞)