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映画の思い出について

 

<映画寸評>
日本の作品
欧米の作品
アジアの作品
ATG作品
文芸作品(原作もの)

 

<ドラマ寸評>
日本の作品


<注目する女優>
イングリッド
     ・バーグマン
コン・リー

ジャンヌ・モロー

ジーン・セバーグ
ニコール・キッドマン
フェイ・ダナウェイ

浅丘ルリ子

芦川いづみ
栗原小巻

黒木瞳

関根恵子

高峰秀子

中谷美紀

成海璃子

樋口可南子

真木よう子
宮沢りえ

吉永小百合

若尾文子

 

<注目する男優>

石原裕次郎

<注目する監督>
イム・グォンテク

チェン・カイコー

大島渚

小栗康平

小津安二郎

黒澤明

木下惠介

熊井啓

イングマール
    ・ベルイマン

<最近観た映画>

無伴奏

キャロル


 

<最近観たドラマ>

コントレール〜罪と恋〜
(NHK ドラマ10)

ガラスの家
(NHK ドラマ10)

 

<トピックス>

八重の桜の史実と創作

「三國連太郎」で逝く

小説吉田学校

 日本映画専門チャンネルで放送していたので録画して見た。
戸川猪佐武の同名小説の映画化であり、第二次吉田内閣の成立から対日講和条約(サンフランシスコ講和条約)及び日米安保条約を結び、鳩山一郎に首相の座を譲るまでの吉田茂 と彼が起用した官僚上がりの政治家たちの奮闘を描いた映画だ。当時は未だ小学校にも上がっていなかったので良くしるべくもなく、大変興味深く鑑賞した。
しかし、この映画を見ると当時の政治家は政治家というより政治屋という感じだ。今でもそんな気もしないではないが、どれだけの政治家が政治や経済というものを知っていたのか、自分たちの派閥の伸長だけのために動いていたのではないかとそう思わせられる。特に広川弘禅や三木武吉などは権謀術数にたけていた様だ。
その中で吉田茂と彼を慕う佐藤や池田、田中などが、どれだけ日本のために信念を持って動いていたかが描かれている。本当のところは分からないけれども。
昨今、吉田茂が注目されている。今回の日本映画専門チャンネルでのこの映画の放送も、その流れに乗ったものではないだろうか?(昨年9月から10月にかけてNHKではドラマ「負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜」を放送した。それも見たが、この映画とはやや視点を事にしているが、大変面白かった)。
しかし、安倍晋三内閣は吉田茂を現在の日本国憲法を作ったとして、また憲法改正の時期を逃したとして悪者扱いしている。今後、評価がどう変わるのか見てみたい。
灰汁の強い、押しの強い、そして信念を曲げない男に憧れる人がどこにも居る。悪い所も多く、一度は嫌われるが、その良いところだけを取り出して懐かしがられる。吉田茂、田中角栄、韓国のパクチョンヒ…。
この映画には意外な人が出演していた。夏目雅子と若き日の石田純一だ。

(2013年、CSテレビ放映にて鑑賞)