暇人の雑記帳
観るー女優、監督などを切り口とする映画、ドラマなどについての寸評
<映画寸評>
日本の作品
欧米の作品
アジアの作品
ATG作品
文芸作品(原作もの)
<ドラマ寸評>
日本の作品
<注目する女優>
イングリッド
・バーグマン
コン・リー
ジャンヌ・モロー
ジーン・セバーグ
ニコール・キッドマン
フェイ・ダナウェイ
芦川いづみ
栗原小巻
黒木瞳
関根恵子
高峰秀子
中谷美紀
真木よう子
宮沢りえ
<注目する男優>
石原裕次郎
<注目する監督>
イム・グォンテク
小津安二郎
熊井啓
<最近観た映画>
<最近観たドラマ>
コントレール〜罪と恋〜
(NHK ドラマ10)
ガラスの家
(NHK ドラマ10)
<トピックス>
ガープの世界(1982年作品)
監督がジョージ・ロイ・ヒルでもあり、ビートルズの曲が流れるというレンタルビデオ屋のキャプションにもつられて思わず借りてしまった。
ビー卜ルズの曲は、最初と最後のタイトルバックで流れるだけであったが、.内容は仲々おもしろかった。映像も綺麗である。 ジョン・アーヴィングの「ガープの世界」は.文庫本を読み始めたもののストーリーが奇妙で飲み込めず途中で放り出してあり、気になっている小説の一つであつた。しかし、この映画は小説と内容が同じなのだろうか?
レスリング少年が、小説好きのコーチの娘に恋をし、小説家になり結婚し、死ぬ(?)までを描いている。その間に、看護婦の未婚の母は“性”についてのレポートを書き、フェミニズムの運動家にまつりあげられる。子供が二人生まれるものの、妻は教師となり教え子との浮気に走る。あげくの果てには、怒ったガープが、浮気の現場に車を突っ込み、子供を一人失ってしまう。波乱万丈のストーリーで、137分間、目が離せない。
それにしても、血が出る場面が多い。まず、子供のガープが犬に噛まれ、次にガープがその犬の耳を噛みきり、妻がガープの車の衝突のショックで浮気相手の“あそこ”を噛み切り、母が凶弾に倒れ、最後にガープ自身もフェミニストの反感を買い、ピストルで撃たれる。これらの場面があっても、尚、後味が良いのは、軽快なストーリー運びと、古き良き家族・夫婦愛が描かれているからである。
加えて言うなら、ガープ役のロビン・ウィリアムズの笑顔とヘレン役のメアリー・ベス・ハートの美しい顔が忘れられない。
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