つぶやき
つぶやき
- 枯葉の山落ち葉地面にふり積もる
- 枯葉の山落ち葉地面にふり積もる
- 懺悔の詩生かされてあるこることが
- 想い僕の体も 骨も 血も
- 幸い幸いが続くことは無い
- 幸い僕につながるもののすべてに幸いがあるといい
- 初夏の野初夏の野に出る ぎっしりと
- 馬鹿だねまた今日も
- 言葉この詩のために
- 足の裏の祈りいつの間にか黒ずんですれ切れた
- ある日この指の先から豆のつるのように
- この世どうせなら花束のように美しく咲かせた思いを
- この世この世は風が弔う人の思いの墓場
- 戯言すべてが酔っ払いの戯言のようだ
- 影僕の影は消える
- しばらくはしばらくは 眠っているがいい
- 詩に自分の歌に
- 一人遊びどうして僕は
- 寂しさの種寂しさの種をかんで
- ある日すべては 一度だけの繰り返し
- 橋の蜘蛛橋の欄干の蜘蛛の食す
- 初夏の空に羊雲の群れから
- 夕立空がおびえている
- 夢に夢に裏切られて 一人
- 毎日の遺書一息ごとに移ろう僕の気持ち
- 風柔らかに風柔らかにこの身を吹けば
- 冬のけやきけやきよ
- 戯れ強い風が
- 指先から悲しみに差し上げる
- 春の別れ新しい春が運んできた
- 雪の街に生が悲しみの日
- 小鳥あなたは小鳥のようだった
- 弱い炎あまねく散らばる悲しみは
- 夕暮れ夕暮れる窓辺に
- 四月陽ざし穏やかな明るい街を
- 光の花束暗い気持ちの続く
- 住宅街ときどき
- 秋の蚊力無い
- 冬の木立誰も悪くはないのに
- 紙風船紙風船に
- 秋の溜息秋は一人を誘い
- ため息時に