風のささやき

懺悔の詩

生かされてあるこることが
悪ふざけとしか 思えない夕べ
力なき肩は夕日にまみれて
血塗られて

歌はいつでも秋の風に弱く
僕の唇に震えて止まらない
言葉はそこからは出てこないもう
秋の風にふさがれて

あじけなくつづる
汚れた手の上の営みには
涙だけが暖かく