寂しさ
僕の骨は 寂しさで できているのかな 話をしても笑っても 体の芯から寂しさが湧く 陽ざしに温まっても 春風に吹かれても 青い空見上げても 木蔭に休んでも 寂しさに体は凍える どんなに熱い息を吹きかけても 熱は一瞬で失われ 赤々と燃やそうと 上手くゆかなかった黒い炭 僕の骨は 寂しさに夜ごと光るのかな 月明かりのように みんなを寂しくさせるのかな 寂しさは僕そのものなのかな 何かの魔法にかかっているのかな 風も木枯しに変えるのかな 僕が寂しさそのものならば 一生僕は寂しいままなのかな 涙も冷たくて 誰も笑ってくれないのかな 僕の骨は どうしたら 温かな 陽射しのトレモロに 満ちるかな