風のささやき

何度食べても

何度食べても
食べても食べても
食べることをやめられない

もうやめたい時もあるんだが
それでは死んでしまう

時々心が軋むこともある
命食むことに
自分のひもじさに勝てなくて

食べることを止められない
僕がいることは
何の因果だろう

何度食べても
食べても食べても
明日も食べる僕がいる

生きている限り
食べている僕がいる