■幾千の夜を越えて 第七章-2■
ユリア誘拐さる。
この凶報に最も衝撃を受けたのは、まごうことなく盟主であるセリス本人であった。彼はこの記憶喪失の少女を殊のほか大切にしていたから、その彼女が何者かに連れ去られたと言う連絡にひどくショックを受けたようで、報告を受けた執務室で顔色を失いしばし呆然と立ち尽くした。同席していたレヴィン王がものも言わずに身を翻し退室していったのは恐らくその行方を探るために違いない。
同じく同席していたオイフェはこの凶報にセリスの父シグルドの元にいた頃を思い出して暗澹たる気持ちになった。アグストリアでの連戦の最中にシグルドの妻ディアドラが行方不明になった時のことが脳裏をよぎる。夫と子供を深く愛した佳人はついに彼らの元に戻ることはなかったのだ。
思えばあれがすべての凶事の始まりだった。エルトシャン王の横死。すべてを捧げ忠誠を誓った母国グランベルの裏切り。シレジアでの逃亡生活。汚名を晴らすため本国へと軍を進めた彼らを待っていたのは、あのバーハラの惨劇だったのだ―――
背筋が冷たくなる。固く目を閉じて悪寒を追い出し、オイフェはセリスに向き直った。
「……すぐに捜索隊を差し向けますか」
その問いに、我に返ったようにセリスはオイフェを見た。
「ああ……いや、いい。闇雲に探しても見つからない可能性は高い。それより、目撃者の情報を集めて欲しい」
「承知いたしました」
頭を下げて、オイフェは執務室を退室すべく背を向ける。その背に、セリスは震える声をかけた。
「……オイフェ。確か、僕の母上も同じようにして行方不明になったんだったよね」
「……セリス様」
我を失いかけているのだろう。いつもの口調ではない。オイフェはかすかに眉を寄せる。
「母上はそのまま父上の元に戻ってくることはなかった。もしかしたら、ユリアも……」
「そのようなことをおっしゃいますな」
強い口調で、オイフェは否定の言葉を口にした。
「あなたはお父上のシグルド様とは違う。同様に、ユリア殿もディアドラ様とは違うのです。状況が似ているからといって同じ運命を辿るとは限りません」
「……オイフェ」
「シグルド様は最後までディアドラ様のことを信じておいででした。セリス様も、ユリア殿のことを信じてさしあげてください。思いの強さは、時に運命をも捻じ曲げるものです」
その言葉に、セリスは自分の言葉がこの聖騎士の決して癒えることのない心の傷を抉ってしまったことに気づいた。自責の念に駆られて、彼はそっと顔を伏せた。
「……すまない、弱音を吐いてしまった。調査を頼む」
オイフェは黙ってこの年若い主君に深々と頭を下げた。二度と、失わない。自分はそのために戦ってきたのだから。
間の悪いことに、クロノス城のヒルダ女王の元から子供狩りによって集められた子供たちが逃げ出したとの報が入ったのはその直後のことだった。子供たちを救うため、彼らはすぐさま出撃することとなったのである。
ここで問題となったのが、先に妊娠が判明したラナの処遇だった。同じ後方部隊としてユリアとも接する機会の多かった彼女は、彼女が行方不明になったことを知るやすぐさまこの先の従軍を志願した。回復の杖を使える者は貴重である。まして、既に一人失われているとなれば彼女の申し出は受理されてしかるべきものであるといえよう。だが、彼女の身体を案じた恋人のスカサハは大反対した。
「そんな身体で従軍なんて無茶だ。立って歩くだけでも苦痛なのに回復の杖なんて使えるわけがないだろう。もっと安全なところで体を大事にした方がいい」
彼の不安はもっともだった。彼女の身体は安定期前のもっとも不安定な時期である。そのような身体で従軍などもってのほかだ。流産ですめばまだいいほうで、悪くすればお腹の子供もろとも命を失うことにもなりかねないのだ。
だが、ラナは気丈に反論した。
「そんなことを言っている場合じゃないわ。ユリアがいなくなってしまった今、回復の杖を使える人間は限られているんだもの。私だってがんばらなくちゃ……それに、今は戦争中なのよ。この大陸で安全なところなんかどこにもないのはスカサハも知っているでしょう?」
確かに、今のユグドラル大陸はその全土が動乱に揺れている。これまで平定してきたイザーク王国やトラキア半島の国々はまだましとしても、身重の身体では安全な場所まで移動することなど不可能に近い。スカサハはぐっと言葉に詰まった。
「それは……けどな……」
「私は後方部隊よ。スカサハやラクチェたちと違ってそんなに大変なわけじゃないわ。大丈夫、無理はしないから……」
「ラナ……」
「お願い、一緒にいさせて。私もみんなと一緒にこの大陸の未来を作りたいの。途中で逃げ出したくない。私にしか出来ないことがあるはずだわ」
すがるような眼差しで見つめるラナに、スカサハは重いため息をついた。野に咲く花のように可憐ではかなげで、それでも芯の強さでは誰にも負けない幼なじみの恋人。昔からこの若葉色の瞳で見つめられると勝てたためしがないのだ。
「……わかったよ」
長い沈黙のあとにそう呟いたスカサハに、ラナの表情がぱっと明るくなる。
「スカサハ!……じゃあ」
「絶対に無理はするなよ。それと、少しでも具合が悪くなったらすぐに回りに言うこと。これだけは約束してくれ」
「わかったわ。約束する」
こくりと頷いたラナを、そっと抱きしめる。
「ほんとに強情だよな……俺の気持ち、わかってるか?」
肩口に顔をうずめて呟く恋人を、ラナは細い腕を回して優しく抱きしめ返した。
「……心配させてごめんね、スカサハ。でも、私……」
「わかってるよ。ラナだけ特別扱いは出来ない。わかってるんだ……」
それでも、どうしても失いたくないのだ。愛しい愛しいこの恋人を。その身体の中で育つ、小さな命を。それは、自分にとって様々なものを失いつづけた苦しいこの戦いの中でやっと手にすることの出来た大切なものだったから。
がっしりとしたその肩が震える様を、ラナは穏やかな眼差しで見つめている。やがて、幼子を宥めるような手つきでその肩をぽんぽんと叩いて囁いた。
「私を……私たちを信じて。大丈夫、負けたりしないから」
答えは返らない。抱きしめてくる腕にさらにこもる力強さを、ラナは目を閉じて受け止めた。
***
かくして、再び戦いは始まった。
通常は騎馬部隊を先行させて速攻勝負に出るのがセリスの常套策だ。だが、今回はその策を取れない事情があった。偵察部隊の報告で、南に広がる平地及び街道沿いにダークマージが潜んでいることが判明したのだ。うかつに部隊を先行させると多大な被害をこうむる危険があった。
子供たちを救うためには一刻の猶予もない。思案の挙句、セリスは部隊を二つに分けた。その一方を先行させ、ペルルーク城外に展開する部隊の目をひきつける。その隙に、騎馬部隊を中心とする本隊で街道を駆け抜けて一気にクロノス城に迫ろうというのだ。
敵をひきつける囮部隊の人選を、セリスは慎重に行った。囮は敵をひきつけることができ、なおかつ多数相手に負けないだけの力を持っていなくてはならない。神器所有者はもっとも適任だが、彼らはクロノス城に陣取るヒルダ女王に対抗するため先行させる必要があった。悩んだ末にセリスはその重大な任務をイザークの双子とドズルの王子に託すことにしたのだった。
クラスチェンジを終えたスカサハとラクチェはシャナンと共に歩兵部隊の中核を担う存在である。その名はグランベルではかつての母アイラと同じように恐怖の対象として語り継がれていた。特にロプト教団のダークマージにとってはこれまでの戦いの中でもっとも自分たちの仲間を屠ってきた仇敵として怨嗟の対象でもある。その意味では、囮として彼らがもっとも適任であるのは一目瞭然と言えた。
「……それはわかる。けどな、どうしてこいつまで一緒なんだ?」
眉をしかめてそう言ったスカサハに、ラクチェはちょっといやな顔をした。
「まだそんなこと言ってるの?いいかげんあきらめなさいよ」
『こいつ』と言われた人物はといえば、ラクチェの傍らでニコニコと笑みを絶やさない。一種能天気にすら見えるその姿に、スカサハは深刻といえなくもないため息をついた。
彼、ヨハンをスカサハが忌避しつづけているのは軍内では周知の事実だった。ヨハンは確かに双子の妹であるラクチェの恋人だが、その持って回ったような複雑な言い回しと鷹揚な態度は男とは寡黙であるべしとの風潮の強いイザークで育ったスカサハにとって理解しがたいものに映った。彼が自分の弟であるヨハルヴァを自分の手で討ったこと、そのヨハルヴァとスカサハが親しいとまでは行かないにせよ知らない仲ではなかったことも彼を敬遠する心情に拍車をかけた。
戦いとはある程度互いに信頼をおくもの同士でくませるのが筋ではないだろうか。下級兵士ですら知っているほどの犬猿の仲である自分たちを組ませるとは、あの若き指導者はいったい何を考えているのだろう。幼い頃から共に育ったはずなのに、こんなときの彼の考えはさっぱりわからなかった。
(まったく……恨みますよ、セリス様)
当人が聞いていたら
「せっかく仲直りのきっかけをあげたんだ。こっちは感謝してほしいくらいだよ」
とでも嘯きそうだ。
(そりゃあ……悪い奴じゃないのは、わかってるけどな)
彼がイザークでどんな思いをしていたのか。理解できるようになったのは、トラキア王国に入ってからだった。自分に向けられる怨嗟のこもった視線。突き刺さるたびに毒を注入されるような不快感を伴うそれは、無視するにはあまりに強烈すぎた。話などできる環境ではない。石を投げつけられ、追われたこともある。最初に石を投げたのは、彼らとの戦いで親を失った幼い子供だった。その無垢なはずの眼差しを憎しみにたぎらせた姿は、スカサハを打ちのめした。ラナがいなければ、今ごろは奪った命の重さに耐え切れず潰されてしまっていたかもしれない。
その出来事が、改めてヨハンのことを考えるきっかけになった。ヨハンは自分の国を裏切ったことで、イザークの民ばかりでなく自国の兵士にも恨まれていたはずだ。ヨハンが受け止めた負の感情は、自分とは比較にならない。だが、それでもヨハンは変わらなかった。つらそうな顔など一切みせず、誰に対しても真摯に接していた。その端正な顔に浮かべられた笑みが仮面の役割を果たしているのだと、気づいたのはいつのことだったろう。その笑みの下で、彼はどれほどの思いを噛みしめて耐えていたのだろう。それらのことに思い至ったとき、目の前の霧が晴れていくような感覚を覚えた。誤解が解ける瞬間とはえてしてそういうものなのかもしれない。
かといって、それまでの苦手意識がすぐに払拭されるかと言えばそういうわけではないのは当たり前で、例に漏れずスカサハは相変わらずヨハンが苦手だった。特に顕著な例は、彼の自分に対する呼び方だ。自分よりも六歳も年上のヨハンが「義兄上」と口にするたび、スカサハは背筋がむずがゆくなるような感覚を覚えて顔をしかめた。妹の恋人だから、という理由で許容できる範囲のことではない。何か別の意図が含まれているような気さえして、どうにも落ち着かないのだ。
そんなスカサハの心中などまったく理解した様子もないラクチェはぶつぶつと呟いている。
「それにしても、しつこい奴らね。いいかげんあきらめればいいのに」
それがロプト教団のダークマージのことをさしているのだと二人が気づくまでには少しばかり時間が必要だった。彼女の呟きに、ヨハンが静かな声で答える。
「彼らとて必死なのだ。長きにわたり虐げられつづけてきた彼らにとってみれば邪神ロプトウスの復活はまさに悲願。我々解放軍の存在がその邪魔になるとなれば、我々を阻止することに命すら惜しまぬ姿にも納得できるというもの……」
その言葉に、ラクチェは小さく眉を跳ね上げた。
「ずいぶん同情的なことを言うじゃない。奴らが自分たちの神の名のもとにやってきたことを忘れたとでも言うつもり?」
「無論、彼らの行いは誉められたものではない。彼らを見ていると人の妄信的な姿とは何と醜いものかと思わずにはいられない。だが……」
そこでいったん言葉を切ったヨハンは、小さく微笑んで首を振った。
「……いや、やめておこう。戦の前に迷い事は不要。我らはただ与えられた任務を全うするのみだ」
「ヨハン……?」
恋人の不審げな視線を避けるように、ヨハンはばさりとその真紅のマントを翻した。
「―――義兄上、そろそろ頃合ではないかな。セリス皇子の指定された刻限まで一時を切った。出発の時としては適当かと思うのだが」
その呼び名に、スカサハは眉を寄せた。
「その呼び方はいつになったら改めてもらえるんだ?俺は、あんたより六歳も年下なんだぞ。そのあんたに兄貴呼ばわりされる覚えはないんだけどな」
刺を含んだ言葉にラクチェが眉を寄せる。
「スカサハ」
「ラクチェは黙ってろ」
「何よその言い方!あたしはただ、」
かっとなったラクチェを宥めるようにヨハンが口を開いた。
「……ラクチェ、前方に出した斥候が戻ってきたようだ。報告を受けてきてはもらえまいか」
「ヨハン……でも」
「私は義兄上と話があるのでな」
にこり、と微笑む。その口調に有無を言わせない雰囲気を感じ取ったラクチェは、しぶしぶといった様子でその場をあとにした。
妹が会話の聞こえない距離まで離れたことを見計らって、スカサハはヨハンに向き直った。
「この際だからはっきり言っておく。俺は、あんたを信用してない。それはあんたが自分の弟を手にかけたからとかそういう理由じゃない。あんたが、何も言わないからだ」
「……義兄上……」
「スカサハって呼べ。あんたが見かけどおりの人間じゃないことは先刻承知済みだ。その上で、聞かせてもらうぞ。何を考えている?俺に、何をさせたい?」
切り口上に近いその問いに、ヨハンは何を思ってかふわりと笑った。
「何がおかしい」
「いや……さすがはスカサハ殿、慧眼をお持ちでおられるのだな」
「ああいう妹を持つとな、いやでも四方に気を配るようになるんだよ」
この場にラクチェがいたなら、たいそう憤慨していたことだろう。その姿を想像してくすりと笑ったヨハンは、静かに言った。
「では、申し上げよう。私が考えているのはこの戦いが終わって後のことだ」
「戦いの……あと?」
「知ってのとおり、庶民の間ではこの戦いは聖戦と呼ばれている。この戦いに勝利することはもはや至上命題。解放軍の力は今や帝国に比肩する。だが、それでも戦いの帰趨は未知数といえるだろう」
「ああ。だからこそ、俺たちは目の前の戦いに集中している。それなのに、あんたは別のことに気をとられているってことか?」
「スカサハ殿、先ほども申し上げたはずだ。この戦いに勝利することはもはや至上命題なのだ。負けることなど考えてはいられぬのだよ。これがどういう意味かおわかりか?」
「……?」
スカサハは訝しげに眉を寄せる。今一つ話が理解できない。というより、話がいやな方向に向かいつつあるというべきだろうか。
「……質問を変えよう。スカサハ殿は、戦いの後いかがなされるおつもりなのだ?」
「それはもちろん、イザークに帰るさ。帝国の手から解放されたとは言え、まだまだ復興には時間がかかる。俺は、シャナン様の手伝いをしてイザークを立て直す」
ヨハンは再びふわりと笑った。
「……そう言われるだろうと思っていた。あなたにとってはイザークが故郷なのだな」
「何を、当たり前のことを……」
「それを踏まえた上で、あえて申し上げよう。もう一つの故郷のことを考えてはいただけまいか」
「もう、一つの……?」
それに思い当たって、背筋が冷たくなる。
「……冗談だろ?この俺に、ドズルを継げって言うのか?」
語尾がわずかに震える。そうであって欲しくない、と思いながら問うたスカサハに、ヨハンは穏やかな微笑を浮かべて頷いた。その泰然とした姿に、頭にかあっと血が上った。
「あんた、何考えてんだ!?」
思わず怒鳴りつける。予想以上に大きな声だったようで、周囲に展開していた一般兵たちがギョッとしたように振り返った。当のヨハンは臆した様子もない。ただ、その静かな眼差しでスカサハを見つめている。その視線に我を取り戻したスカサハは、小さく咳払いをしてから続けた。
「……なんで俺なんだ?俺は公爵なんて柄じゃない。グランベルのしきたりも何もわからないし、知ろうとも思わない。大体、ドズルにはあんたがいるじゃないか。俺がしゃしゃり出る幕はないはずだ。違うか?」
「私では役不足なのだ。ドズルを立て直すことができるのはスカサハ殿、あなたしかいない」
「だから何で……!」
「ドズル家は三代に渡り逆賊の汚名をかぶった。その汚名を漱ぐことができるのは、叔父上レックス殿の血筋であるあなただけなのだよ」
「……!」
びくり、と足を止めるスカサハ。目の前の男は、確かに微笑んでいる。それなのに、どこか泣きそうに切ないのはなぜだろう。
「それに……私の手は肉親の血に汚れている。こんな私がドズルを継いでは聖戦士ネールがさぞ嘆かれることだろう」
その呟きに、ある確信が脳裏に閃く。肉親に対するとき、彼は決して他者の介入を許そうとはしなかった。他者……より正しく言うなら、自分とラクチェを。わざわざオイフェに進言してまで自分たち二人をその場から遠ざけた意図は―――明白だ。
「あんた……まさか」
続きは、言葉にならなかった。
「ヨハン!スカサハ、ちょっと来て!」
ラクチェの緊張した声が沈黙を破った。二人ともはっと顔を上げる。ヨハンが小さく息をついて、言った。
「この続きは、また後ほど。―――ひとつだけ、覚えていて欲しい。イザークにはシャナン殿がいるが、ドズルにはあなたしかいないのだということを……」
「……ヨハン」
意識せずに初めてその名を呟いたスカサハの横をすり抜けて、ヨハンは歩き出した。真紅のマントが風をはらんで翻る。
「ラクチェ、どうしたのだ?」
「斥候からの報告よ。ダークマージの数が思ったよりも多いわ。それに、クロノス城の歩兵も混じってる。この布陣だと後ろには間違いなく高位の司祭がいるわね」
「ではスリープの杖を使ってくる可能性が高いな。ラクチェ、一部隊を率いて先行してくれ。あとは私とスカサハ殿でフォローする」
「わかったわ。スカサハ、頼んだわよ!」
「あ、ああ」
妹の声に我に返ったスカサハは、両の頬をぴしゃりと叩いて気合を入れなおした。今は、目の前の戦いに集中しなくてはならない。
数刻後、彼らは無事にダークマージの包囲網を突破し前線に追いつくことになる。
戦いの局面は変化のときを迎えようとしていた。
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