イラスト   特別支援学校の授業に役立つ自作創作教材・教具                

国語:漢字カード 自立活動:ボール遊び 社会:投票箱 遊びの指導:巨大シャボン玉 体育・遊びの指導:フープ固定台 生活単元学習:防災学習用の街のジオラマ 音楽・自立活動:スリットボックス 図工・美術:紙の人形

( 全3008作品 ) 
       こんにちは、あなたはカウンター人目の訪問者です。      アニメーション              

 
色々な教材・教具


コミュニケーションブックパラシュート遊び 
『自立活動・基礎学習』の1 
  ボール遊びスライド盤 
『自立活動・基礎学習』の2
文字カルタ折りたたみ式暗幕
『国 語  
  お金支払い補助ボード買い物学習用の商品スクリーン 
『算 数・数 学』 
穴から見る:美術館重なる模様
『図工・美術』(創る1)
  図工・美術の創る1色彩の箱
『図工・美術』(創る2)
     
ひもの絵:プリンター用のインクフルイドアート 
図工・美術(描く1)
 
  スリングショット虹色CDコマ 
 『図工・美術』(手作りのおもちゃ)

フープ立て新・忍者ボード
『体 育・あそびの指導』

 
  石垣パズル青虫ボード
『作業学習』
 
学習予定カード歯磨き指導の模型 
『日常生活の指導』
  投票箱ソーラークッカー 
『社会・理科』
楽しい実験(科学あそび)
劇の大道具:猫バス歩行者用信号機 
『生活単元学習・特別活動』
  ドームストローサッカー
『その他の教材・教具』

 
シロフォンアフリカの楽器カリンバ
 『音 楽』 
  子供用の観光マップ:群馬 
   今月の教材・教具や図工・美術の新作           


         0から始める教材作り    

(このHPに載っている教材・教具の作り方を写真と文章でわかりやすく説明)
 
 
色合わせ  
0から始める教材作り1

  ブックカバー 
 0から始める教材作り2

歩行者用信号機
0から始める教材作り3

 
  パネル式暗幕
0から始める教材作り4

  


 
その他  

イラストイラスト

 教材・教具のHPリンク集 


 GoogleやYahoo!やEdgeで検索したHPや、全国の特別支援学校・養護学校や分教室、企業や各団体等のホームページから調べた、「教材・教具」や「自助具」や教材作りに使えるお勧めのHPを内容の説明を付けて紹介します。   
  研修会にて 自己紹介

 私の教材・教具についての考え


 教材・教具の制作上の留意点等
 

円きりカッター 教材・教具を作る時に持っているといい道具
 
 
イラストイラスト 
 わかりやすい指導の手引き 『こんな時はどうする? Q&A 153』      

 「個々の子どもに合った教材・教具ってどんなもの?」・「お金の学習の教材は、本物?偽物?どっちがいいの?」・「カルタをすると同じ子ばかりとってしまう問題点を解決する工夫は何?」等の疑問や子どもたちの指導に関する事柄に答える「Q&A式のわりやすい指導の手引き」です。

 今までの授業をもっといい授業に変える「教材・教具の工夫点」や、先生方に「指導や子ども達との関わり方について」、ちょっと立ち止まって考えてもらいたいことを具体例を挙げてわかりやすくお話しする「先生方を応援するページ」です。

 
 
  
    
 こんにちは。あなたは
カウンター人目の来訪者です。ゆっくり見ていってください。    (2001.1.18から) 



カワセミ:ぐんまこどもの国
 『ぐんまこどもの国の野鳥』観察ポイントを歩く   2025
           
 退職した年に生まれて初めてカワセミを見て感動し、それからバードウォッチングを始めました。森の中を歩いていると日々感じるストレスも減り、宝探しをしているような気分になります。

 群馬県太田市にある県立の「ぐんまこどもの国」は、都市公園としてはそれほど広くはありませんが、観察に慣れてくると様々な野鳥を見ることができる場所です。

 野鳥は、毎日必ず見られるわけではありませが、目の高さの枝や木の上の方や地面をよく観察すると、「あっ、いた!」と見つけることができます。まさに宝探しですね。 (※写真は、カワセミとオオタカです。)


 「ぐんまこどもの国の野鳥」の写真は、大きいものを時々入れ替えて「あっ、こんな写真もあるんだ。」と楽しんで頂けるようにしています。



                          
                                雑記帳 2025 

 (HPの改訂 2025年版)
 このHPがより『わかりやすく・見やすく・学習で使いやすく』するために、今年もいくつかの変更を行っていきます。


※データ量がこれ以上増えるとHPを維持するのが難しくなるので、作品数が3000を越えた分はHPの内容を見直して、越えた分だけ古いものを削除していきます。
(例:3020作品になったら、20作品は古いものを削除して3000作品にしていきます。)

○説明文の誤字・脱字を訂正するとともに、よりわかりやすい説明文になるようにしていきます。


○「教材・教具のHPリンク集」のリンク切れや内容の加筆・訂正・HPの削除等のチェックは、今年も昨年同様に年末に行う予定です。新しいHPは、年間を通して探していきます。また、以前削除したところでも、基準に合うようになったものは改めて載せるようにしています。
 紹介する際の基準は、「リンク集」に載せてあります。


(「こども達の為の群馬の観光マップ」)9/14
 こども達の為の観光マップ」が完成しました。説明の文章はこれから書き込んでいきます。

地球の歩き方 群馬観光マップ子ども用の観光マップ:群馬 「地球の歩き方 群馬」を繰り返し読んでみると、群馬に住んでいるのに知らないことが多いことに驚かさせられます。この観光マップは小学生や特別支援学校のこども達の為の観光マップです。

 大人用の観光マップであれば入っている、神社仏閣・美術館や世界遺産の富岡の製糸場・ユネスコ「世界の記憶」の上野三碑・競艇場・競輪場・歓楽街、水上のラフティング等々は入っていません。

 巨大は古墳やダムやタワーなどの人工物や尾瀬・谷川岳などの自然は、その由来などがわからなくても「すごーい!」と心に残るでしょう。また各地域のお祭りや花火大会も家族で行けるところで楽しむことができるでしょう。

 動物園や遊園地やおもちゃの博物館や温泉は家族で楽しめますし、有名なテーマパークとは違ってかかるお金もそこまでの往復にかかる時間も少なくて済みます。(温泉は泊まるとそれなりにお金がかかりますが・・。)

 それから、是非行って欲しい場所として県立の自然史博物館・県立の昆虫の森・宇宙飛行士の向井千秋記念こども科学館なども載せてあります。アナログの教材の良さとして、目の前に大きな地図(110㎝×110㎝)があり、そこに貼ってある写真のカードを色々は方向から見ることができ触れられるので、モニターの画面を見るのとは大違いです。

 ・・・作るのはちょっと面倒ですが、一度作ってしまえば5~10年くらいは使えますから、先生方の地元のマップをお暇なときに作ってみてはどうでしょうか・・。


(「こども達の為の群馬の観光マップ」の制作2)9/9
 マップで紹介するものは、こども達やその家族が楽しめる場所・地域のお祭り・食べ物・雄大な自然と巨大な人工物(ダムやタワー)・県立の恐竜の博物館等・昆虫の森・温泉・工場見学などの100以上の場所や行事・食べ物にしました。雄大な自然や巨大な人工物は、圧倒的な迫力があるので、「ワー、すごい!」と心に残るような場所を選んでいま観光カード観光カードす。日帰りか1泊で行けるので、金銭的にも助かるように配慮しています。

 大人が巡って楽しいと思う場所と特別支援学校のこども達や小学生のこども達では違うでしょう。
 例えば寺社仏閣は大人ですと歴史や建物などに興味を持つことができますが、こども達にはあまり心に残るような場所にはならないかもかもしれません。

 ・・・これからは、写真のカード作りとその説明の文章書き・群馬県の地図の印刷です。県の地図は、A4用紙を並べて縦・横を何枚にして印刷するか決めます。面倒なのは数十枚の地図をつなげて貼る作業です。

 この作業は何度も教材作りでやっていますが、余分な部分を切ってパズルのように張り合わせるので、きれいに貼るのが大変です。地図を使った教材作りでこれがあるので、アイデアが出ても「うーん、どうしようかな。」と悩むところです。ゆっくり頑張ります。

 次に作る教材については、「学校って、どんな人が働いているの?」・「警察署や病院ってどんな所なの?」といった内容で考えています。私たちには身近でも、よくわからないことをわかりやすく知ってもらえる教材になればいいのですが・・。


(観光マップの制作)9/7
 一昨日から、「こども達の為の観光マップ 群馬」(仮称)の制作を始めました。「地球の歩き方 群馬」を隅から隅まで読んで載せる内容を決め付箋をつけ、ネットでそれそれの場所やイベントの写真を集めました。この作業は結構しんどかったです。もうやめようかと思いながら、パソコンに向かって収集がほぼ終了。
観光マップの制作
 今日は、「一太郎」を使って各写真と名称を入れたカード作りを行いましたが、まだ半分くらいしか終わっていません。各カードの裏にはその場所やイベント等の説明の文章を書き込むので、試作が終わるのはまだ時間がかなりかかりそうです。

 群馬県の地図は国土地理院の白地図を使う予定ですが、ちょうどいい大きさに印刷しづらいので、フリーで使えそうな地図をもう少し探してみようと思います。以前白地図を使った教材を作っているので、写真を探せば見つかるかもしれませんが、写真の量が膨大なのでそれもちょっとしんどうかも・・。・・ゆっくりやっていきます。

 ・・・毎日通っている「ぐんまこどもの国」は、木陰に入ると涼しい風が吹いてくるようになったので、大分楽になってきました。4日間ほど見られなかったカワセミも昨日は見られたので、今日もと期待していきましたが姿は見せず。こちらものんびりと探していこうと思います。

 野鳥が姿をなかなか見せてくれないので、顔見知り(?)の猫3匹に声を掛けて「おはよう」とか「ニャー・ニャー」と言っています。もう大分長い付き合いですから、こちらが勝手につけた名前で呼ぶと、「ニャー」と返事をしてくれすぐ近くまで来てくれるのでそれも楽しみです。


(「わかりやすい指導の手引き こんな時どうするQ&A」のページから2)9/4
 「観光マップ」は、何年か前に小学校の高学年向きの教材として作ったことがあります。今回は、特別支援学校の小学部・中学部の子達の教材にしなくてはならないので、さてどうしたものかとこの数日考えています。

 小学生用の「観光マップ」は、普通私たちが観光地で目にするような内容でしたが、特別支援学校用の教材では、子どもたちが余り興味を持たない寺社仏閣等は載せないことにしました。これから、載せない内容と載せる内容を考えつつ、子どもたちが行ってみたいと思えるような場所を絞って考えています。

 ・・・下は、「わかりやすい指導の手引き Q&A」の続きです。


 Q36 「カルタ遊び」の工夫ってなに?

カルタ遊びカルタ遊び・ことばの学習(語彙を増やす)やお正月の遊びとして「カルタ」はよく行われるものですが、必ずと言うくらいに問題が起こります。それは、カルタの札をたくさん取れる子と余り取れない子が出てきてしまうということです。

 それを解決するには、仮に6人のお子さん達でカルタを行う場合は、カルタの札は同じものを6枚ずつ用意します。(絵札が20種類あるのではあれば、20種類×人数分ということになります。)

 そして、一度に取れる札は1人が1枚とするようにします。こうすることでゆっくり札を見ないとわからない子も、余裕を持って札を取れるようになります。勿論延々と待つわけにはいけいませんから、ある程度待って次の札にいくようにします。結果として取れる札の枚数は、たくさん取れる子とその半分とか1/3くらいの子が出てきますが、取れなかった子にとっては、それが次に頑張る課題になるわけです。たくさん取れる子には、先生がしている読み手になってもらってもいいでしょう。個々のお子さんの課題を考えて、どう進めていけばいいか配慮すればいいのです。
カルタのカード
 カルタという教材の制作では、小学部では子ども達が好きなラーメンやカレーライス・みかん等の「食べ物」や冷蔵庫や電話・電子レンジといった「身の回りの身近な道具」と「友達や先生の顔のカード」を作ります。

 子ども達が興味のないようなものや語彙として増やしていきたくなるようなものではないものは除きます。友達や先生のカードを入れるのは、クラスや学年の違う子達が集まる学習グループでは、担任やクラスメイト以外はよくわかっていないからです。カルタを通じて、先生や友達にも興味を持ってもらいたいからです。
文字入りカード
 小学部の高学年や中学部で使うカルタ作りでは、カルタにイラストや写真だけでなく文字が入るようにします。文字をうまく書けないでいる子には文字入りカードを使うようにし、文字が書けるようになりつつある子には文字の欄が書いていないカードに自分で文字を書き込むことで自分だけのカードを作ることができます。
 文字が入っていないカルタかの文字カード色々また、50音の各カード(札)の作り方では、例えば「か」という文字のカードは「かに」などと先生が一方的に決めるのではなく、個々のお子さんが選択出来るように「かに」・「かき」・「からす」「かめ」「カレンダー」など「か」で始まることば(イラスト)を選べるようにするといいでしょう。その子が、○○の「か」とイメージしやすいように配慮してあげたいものです。

 また、各カードは見つけやすく取りやすいように大きめにするといいでしょう。乱暴に扱っても破れたり折り曲がったりしないようにパウチして、四隅の角は痛い思いをしないように丸くします。


Q42 子どもが課題を間違えた時が、いいチャンスってどういうこと?

・ある学校の公開授業を見ていたら、小低のお子さんが2分割のパズルをやっていました。マジックテープのついた台紙に上下に分かれた絵(例えばリンゴ)を貼って完成させるという課題でしたが、そのお子さんが下側の絵を上に貼ってしまったら、先生がすぐにその絵のカードを下側に移してしまったのです。当然、お子さんは次に上側の絵を上に貼り付けて正解になりましたが、それを見ていて「あーもったいない。」と思いました。

 何故もったいないかというと、失敗することで正解を考えることになるからです。先生は子どもさんのちょっとしたつまずきを支援したつもりかもしれませんが、そのお子さんがどこが間違いなのか・正解はどういう形なのかを考えるチャンスを奪ってしまったことになるのです。

 お子さん達が失敗するのは悪いことではないのです。できることばかりしていれば失敗はないでしょうが、その先に進む力は育ちません。失敗したら、立ち止まって考えることが先に進む力を育てるのではないでしょうか。私たち大人だってそうですもの。


Q48 新しい教材・教具は、どういう風にして作られるの?(制作のポイントとアイデア)

パネル式暗幕たたんだ状態・右の写真は、私が考えた「折りたたみ式暗幕」の最初のものです。小低で光遊びやブラックシアターやプロジェクターを使う授業を行う時に、教室には暗幕がないので暗幕のあるプレイルームから暗幕をはずして、授業の前日に複数の先生と教室に暗幕を取り付けていました。

授業が終わったら、放課後に教室につけた暗幕をみんなではずして再びプレイルームに暗幕をとりつけなければならないので、これでは大変だからなんとかできないかなと考えました。
 
 ホームセンターを歩いていたら、プラスチックカラー段ボールという商品があったので、これを何枚かつなげて板状にして窓に貼ればいいだろうと考えました。板が大きいままだと収納時にがさばるので、板を縦半分にカットして板と板の間を折ることができるように間を少しだけ開けて、布ガムテープを貼るようにしました。

 初めは吸盤で窓ガラスに貼る形にしましたが、もっと楽にできないかと思い、縦横が1㎝ほどで長さが180㎝の角材(実際には180.5㎝位あります。)の上下を半丸状にして、パネルに押し当てるようにして回転させるとピタッとはまることを発見しました。これで「パネル式暗幕2」が完成。

 この暗幕は、先生が2人いれば2分とかからないで教室に暗幕を設置することができます。暗幕をプレイルームから持ってくるのは大変だから、暗幕を使うような授業はできないと言っていた他学年の先生方も、この暗幕があることでそんな思いをしなくてもすむようになりました。何か困った時が、新しい教材・教具が生まれるときになります。自分一人ではいいアイデアが出ないときは、幾人かの先生方が集まって話せばいいアイデアが生まれてくるでしょう。



(「わかりやすい指導の手引き こんな時どうするQ&A」のページから)9/2

 「1・2・3のサイコロ」の説明はまだ書いていないのでこれからになります。昨日から悩んでいるのは、子どもたちに自分の住んでいる県のことを知ってほしいという思いで考えている「観光マップ」の教材のことです。

 家にある「地球の歩き方 群馬県」を改めて読んでいくと、よくぞここまでと思うほどの情報量で、それをどう絞って教材にするか悩んでいます。あれも・これも載せたいは無理なので、神社・仏閣はカットしようか・有名なところだけは入れた方が良いか等々悩むことが多いです。

 マップは、白地図に写真カードを貼り付けていくのですが、白地図がよほど大きくないとその地域に載せきれない場合が出そうで「困ったなあ」となっています。この教材は、もう少し考えてから試作に入ります。

 ・・・昨日、現役時代のことをふと思い出しました。若い先生方から悩みを相談されたことを懐かしく思いつつ、もし今頑張っている若い先生方が悩んでいることの解決の手助けになればと、このHPに載せている「わかりやすい指導の手引き こんな時どうするQ&A」のページからいくつかのQ&Aを載せました。Q&Aは、150位ありますので、お暇なときにでも読んでみてください。

 
Q4 課題に集中できない子の指導はどうしたらいいの?

 基礎学習は障がいの重い子ども達が行う学習です。障がいが重いと言うことは、集中力や持続力の欠如・手の操作性の未熟さ・ものをしっかり見ることが苦手などの特性を抱えています。
 障がいがさほど重度でない子ども達にも、課題に集中できない子ども達がいます。何故集中できないのかというと、既にできることを課題としていたり、課題が難しすぎるなど、課題自体がその子に合っていない場合が多く見られます。また、理解できないのではなく、教材の使い方(操作)がわからなくてできないということもあります。

 子どもの実態と課題とスモールステップの設定がうまく組み合わさっているか、教材の提示の仕方が子ども達にわかりやすいものになっているのか考えましょう。また、弁別などの学習では、子ども達に正解してもらいたくて、先生が正解の方を知らず知らずに見ていることがあります。そうすると子ども達は課題を考えないで先生の視線の先がいい結果(正解)だと、先生の見ている先を伺うようになります。これでは学習にはなりません。

 教材自体に魅力がない時(カードであれば小さすぎたり薄すぎたりして持ちづらい・イラストがわかりづらい・色がはっきりしていない等々)にも集中できないことの一因となります。

 教材が手を伸ばしたくなるようなものになっているのか、課題設定が合っているのか・提示の仕方がわかりやすいかなど検討しなければならないでしょう。集中できないのは子どものせいだなどと思っていたら、特別支援学校の教員としては恥ずかしいかぎりです。


Q11 教材・教具の工夫で何が変わるの?

誰でも跳べる縄跳びシャボン玉作り 
学習でも遊びでも、「できない」ことをずっと繰り返してきた子どもたちは、やる気がなかったり理解しようとしなかったりします。これは当然のことでしょう。でも、教材を工夫することで、「できない」が「できた!」に変えられることがあります。

 例えば、クラスや学年でシャボン玉遊びをしようとしても、吹くことが苦手な子はシャボン玉を作れません。また、針金で大きな輪っかを作り毛糸を巻いたもの使わせても、シャボン液から輪っかを引き出すときにパチンと割れてしまうことが多いでしょう。

 障がいが重い子ほどうまくできませんが、うちわの骨を使えば障がいの重いお子さんでも簡単にたくさんの大きなシャボン玉を空に飛ばすことができます。肢体不自由のお子さんでもうちわを持っているだけで風が大きなシャボン玉を大量に作ってくれます。

 また「誰でも跳べる縄跳び」は、プラスティック製(樹脂製)の縄跳びで、空中のどこでも縄を止めることができるので、縄の回転を怖がるようなお子さんでも大丈夫です。足下で輪をとめてあげ、「ハイ、跳んで!」と声を掛ければ段々跳べるようになり、数日で普通に回転するプラスティック製(樹脂製)縄で跳べるようになります。

 「できない」が「できた!」に変わるときの子どもたちの楽しそうな笑顔は最高です。そんな笑顔を教材の工夫で引き出してあげましょう。



Q33 手元を見ない子の指導はどうすればいいの?

視線の変化A・障がいが重くなると、視線がふらついて手先(手元)を見ようとしないお子さんがいます。歩いているときもしっかり前を見据えて歩くのではなく、天井の方を見ていて首を振っているので、どこを見ているのかわからないような感じで、壁やものにぶつかるのではないかと心配になるお子さん達です。

 基礎学習で玉入れや形の弁別を行おうとしても、そんな状態ですから学習になりません。右の写真のお子さんの場合は、「玉入れ」で入れた玉がおもちゃの鉄琴の上を転がって音が鳴るようにしたところ、音が出ることによってはっと我に返ったように手先を見るようになりました。
 これが楽しかったのか、休み時間にもやりたがるようになり、私を引っ張ってこの玉入れの所まで行くようになりました。この写真の右側が手元を全く見ていないときのもので、左側は穴の位置を見て行うようになった時のものになります。

 磁石式色弁別版磁石式大小弁別盤 右側の写真は大小弁別と色弁別ですが、この大小弁別と色弁別はマグネット式になっているので、小さいマグネットを大きい方の穴に入れようとしたり、違う色を入れようとするとするとポンとマグネットが弾かれてしまうようになっています。

 この教材は、同僚の先生(他学年)から「手先を見ない子がいて困っているのですが、いい教材はありますか?」と頼まれて作ったものです。
 指導が始まると、今まで手元を殆ど見ないで適当に大小弁別や色弁別をやっていた生徒さんが、「あれ?」という表情に変わり手先をしっかり見るようになったということです。このことが契機になって、日常生活全般で視線が目的物をしっかり見るようになり、保護者もとても喜んだそうです。手元を見ないお子さんには、手元を見ようとする教材からの反応が必要ということかもしれません。




(1~3のサイコロと双六)9/1
 8/30に「9月になればアイデアが出てくるかも」と書きましたが、昨日2ヶ月ぶりにアイデアが浮かんできました。アイデアは、今日も別のものが浮かんできたので、そちらも試作の準備中です。
サイコロと先生子どもたちのカード立て双六 昨日、浮かんできたアイデアは、教え子で知的障がいの重い子達の「4」の壁です。1・2・3まではものが○個ということや○番目ということがわかるのに「4」以降になるとわからないことです。

 今回作った「1~3のサイコロと双六」は、サイコロに数字の「1・2・3」と「○・○○・○○○」しか書かれていません。1~3まで理解していれば、双六が楽しめるようになっているわけです。
 算数・数学の授業で使っても良いし、お昼休みなどでクラスで遊びに使っても良いでしょう。左の写真で大人とこどものイラストがついているものが、個々の子どもたちの駒になります。作る時は、駒が誰のものかわかるように子どもたちや先生の顔写真を貼ります。

 双六は、5~10分程度で終わるようにしてあり、子どもたちの好きな「食べ物双六」になっています。イラストで「お腹がいっぱい」のところにくると1回お休みです。ゴールは、お腹いっぱいになって満足しているこどものイラストです。ルールが簡単でサイコロの数字もわかるでしょうから、数回先生と一緒にやれば子どもたちだけでも遊べると思います。

 ・・次に考えているのは、県の観光マップです。どの都道府県にも観光地がありますが、特別支援学校の子どもたちは意外に自分の住んでいるところの観光地を知りません。話していると「温泉に家族で行きたい。」・「ディズニーランドに行きたい。」「USJに行きたい。」というような話は出ましたが、「もっと自分の住んでいる県内にどんなところがあるか興味を持ってくれたらなあ。」とよく思いました。家族での会話で、「○○ってところに行ってみたい。」と興味の幅を広げてくれる教材にしていこうと思っています。近場であれば、家族で日帰り旅も行きやすいでしょう。


(9月になれば・・)8/30
カワセミ:ぐんまこどもの国にて 7・8月と2ヶ月間新しい教材・教具の制作ができませんでした。年に1回は、2ヶ月間アイデアが全く出てこないことが毎年のようにあるので今更驚きはしないのですが、この間は生活のリズムが崩れるのでしんどい気分になります。

 午前中はバードウォッチングと筋トレと買い物・午後は教材教具の制作や本屋さん・夕方は夕飯作り等・・というのが生活リズムですので、午後の制作がないと時間を有意義に使えないでダラダラしやすいのです。「あーしよう・こうしたほうがいいかな」と思うのですが、気がつくと夕方になっている感じで、毎日反省ばかりです。

 明後日から9月になるので、もうそろそろ新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。9月は色々とやらなけらばならないことが多くて閉口気味ですが、コツコツやっていきます。この2週間ほどで唯一いいことは、長らく「ぐんまこどもの国」の池に不在だったカワセミが、下の池に居ついたことでしょうか。神経質ですぐに隠れてしまうので、いい写真は撮れませんが・・。


(はしもとみお木彫展)8/22
 昨日は、館林市にある県立美術館に「はしもとみお木彫展」を見に出掛けました。ファンの方が多いようで、県内の車のナンバーだけでなく、県外のナンバーの車もたくさん駐車場で見かけました。
木彫展 猫・犬・ネズミ・ラッコ・ジュゴン・山羊・オランウータンなどの彫刻がたくさんあり、どれも生きているかのように見えます。作品の半分くらいは触れてもOKということで、犬の頭をなでたりして笑顔になっている人もいました。

 「可愛い」・「生きているみたい」という会話が聞こえてきましたが、じっと目を見つめているとなんだかこちらに問いかけてきているような気持になってきました。
「そっちはどう?」・・「どうって?」。 「今、幸せ?」・・「うーん、まあ幸せかな。」・・「幸せじゃない人や動物もいるよね。」・・「うん、どうして命を大切にできないのかなあ。たくさん死んでるよ。」・・。

 ・・・一番作品で心に残ったのは、かわいらしい猫や犬たちではなく、老犬の姿でした。老犬なのか野良犬なのかわかりませんでしたが、後ろ足の力がないのかお尻が床に付きそうで、その目は怯えや悲しみにあふれていました。自分も老いていく途中だから気になったのかわかりませんが、1日たっても思い出してしまいます。

 まあ、私の個人的な思いはさておき、はしもとさんの木彫は素晴らしかった。見て・触れて・感じることができて、良い時間が過ごせました。




   今月の新作  ( 新しい教材・教具   )
(自立活動・基礎学習の1)      
   
(自立活動・基礎学習の2)          
     
(国 語)          
   
(算数・数学)    
1・2・3のサイコロと双六  
(図工・美術 創る1)                                               
   (図工・美術 創る2)                     
(図工・美術 描く)                                              
(図工・美術 手作りのおもちゃ)        
           
(体育・あそびの指導)            
     
(作業学習)       
   
(日常生活の指導)          
     
(音 楽)     
 
(生活単元学習・特別活動)    
寄付って何?試作中
(社会・理科)+楽しい実験             
 こども達が喜ぶ県内の観光マップ 
まだ書き込んでいません。
(その他の教材・教具)       
   
わかりやすい指導の手引き
Q&A
  
 
教材・教具のHPリンク集    「教材・教具のHPリンク集」のページに紹介する際の「基準」を載せました。その基準に沿って新しいHPを紹介し、その基準に合わなくなったHPは残念ですが削除していきます。また、削除されたものでも基準に合うようになれば改めて載せていきます。

(新しく紹介する予定のHP)

 在日ブラジル人児童の教材、外国人児童生徒向け無料学習プリント、