『図工・美術』(創る2)
(この作品の特徴) 雲や夕焼けの雲を表した作品になります。光が当たる面を少しずつずらすことで、1個のケースで様々な色合いを表現できます。 (材料・道具)(作り方) ダイソーで売っている透明のケース(コレクションBOXミニ)、綿、セロファン(ホームセンターか文具店)、セロテープ、ダイソーで売っている縦長のライト ①透明のケースの中に綿を入れます。(※綿は少量取ってから少し引っ張って広げます。綿をそのまま詰めるとふんわりとした状態にならないからです。また、綿をケースに入れるときは、ぎゅっと指等で押し込むのではなく、息を吹き付けて綿が奥に入るようにします。ここがコツになります。) ②ケースの外側にセロファンをセロテープで貼ります。貼る場所は、右下の写真のように奥側の2つの面になります。この作品では1面が青のセロファンで、隣の面に黄色のセロファンと赤のセロファンを貼っています。 (※セロファンはダイソーでも売っていますが、色が薄いのでホームセンターや文具店で売っているものを使います。価格は180円位なのでたいして違いません。) ③ケースの後方に縦型のライトを置き、光をケースに当てます。ケースかライトを少しずつずらすことで色が変化していきます。 (※ケースは、立てても良いし横にしてもOKですが、横にした場合はケースを手で持って光の当たる面を変えなければならないので、縦位置の方が楽です。) |
(この作品の特徴) セロファンを使って夕焼けを表現する作品になります。 (材料・道具)(作り方) 黒い厚紙(厚紙に黒い色画用紙を貼ってもOK)、工作用紙、ペン、ハサミ、透明の下敷きか厚手のプラ板(ダイソー)、セロテープ、セロファン(ホームセンターか文具店 ダイソーのセロファンは色が薄めなので。)、定規、速乾ボンド(または速乾セメダイン)か両面テープ、縦型のライト(ダイソー) ①L字型の衝立のような形を作るので、縦・横の寸法を決めます。大きさの寸法は自由です。透明の下敷きか厚手のプラ板をハサミで切ります。 ②右の図のようにL字型にするので、黒い厚紙を図のように切ってから折りL字型を作ります。 ③L字型の厚紙を速乾ボンド(または、速乾セメダインか両面テープ)で透明の下敷きかプラ板に貼ります。 ④下敷きかプラ板にセロファンをセロテープで貼り付けます。色を濃いめに出すために、セロファンは2~3枚重ねて貼るようにします。 ⑤山などの形を工作用紙等で作ります。山は立てられるように下の写真のようにL字型にします。 ⑥部屋を暗くしてライトでセロファンに光を当てればOKです。 |
(この作品の特徴) セロファンを使って夕焼けを表現する作品になります。 山などの絵を手で描くのではなく、写真を大雑把に切って工作用紙や画用紙に貼ればよいので、ハサミが使える子であれば作れます。 (材料・道具)(作り方) スカイツリーや東京の建物やゴジラの写真、黒い厚紙(厚紙に黒い色画用紙を貼ってもOK)、工作用紙、ペン、ハサミ、透明の下敷きか厚手のプラ板(ダイソー)、セロテープ、セロファン(ホームセンターか文具店 ダイソーのセロファンは色が薄めなので。)、定規、速乾ボンド(または速乾セメダイン)か両面テープ、縦型のライト(ダイソー) ①写真は、それを貼る工作用紙のサイズと同じような大きさに印刷します。 (※やり方は、下の右の写真のようにA4の用紙にセロファンを貼る下敷きやプラ板をのせ大体の大きさがイメージできたら、一太郎やWordの画面に大きさの違う四角い罫線を引いて印刷します。印刷した四角とプラ板等の大きさを比べて四角の大きさを調整し、その四角の中に写真を挿入して印刷します。 ②他の部分は、上の「色彩:山の夕焼け」の作り方を同じです。 ※左の「色彩:月」は、黒い画用紙を貼って夜の暗さを表現しています。月は、円を切るカッターで穴を開けています。 |
(この作品の特徴) セロファンと白いプラ板を使って作る作品になります。 セロファンにも白い色はありますが、普通の文具店などではなかなか手に入りません。 白い色を表現するために、白いプラ板を利用した作品になります。 ※普通は、アクリル板やプラ板や透明の下敷きなどの裏側ににセロファンを貼りますが、左の作品は、プラ板の裏側ではなく表側にセロファンを貼り、裏側からライトで光を当てるようにするのが違う所です。 (材料・道具)(作り方) セロファン、ダイソーで売っている白いプラ板、セロテープ、ハサミ、デザインナイフ、黒い画用紙 ①白いもみの木の作品例の方は、黒い画用紙にもみの木の型紙を置いて輪郭を赤鉛筆などで描き、ハサミやデザインナイフでもみの木の形を切り抜いたものです。 ②背景の星は、千枚通しで黒い画用紙に穴を開け、その裏側にセロファンをセロテープで貼り付けたものです。 |
(この作品の特徴) 窓から外の景色を見るような作品になっています。 写真で見るとわかりづらいのですが、実物は奥行きが感じられる窓から見た風景に見えます。 (※写真立てとしても使えるでしょう。) ※窓のガラス(透明の下敷きかプラ板・・ダイソー)や風景の写真は、工作用紙にあけた○や□の穴よりも奥に貼るので、子どもたちには少し難しいです。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、透明の下敷き(ダイソー)かプラ板、写真、フリーの壁紙の写真、光沢写真用紙、のり、速乾ボンド(または速乾セメダイン)、定規、ペン、ハサミ、コンパス、 ①風景の写真は、自分で撮った写真やフリーの写真を使います。その写真を「一太郎」や「Word」に四角を作って大きさを決めておきます。 ②工作用紙で作る窓全体の大きさは、A4サイズよりも小さくすると、部屋の壁紙(フリーの壁紙の写真)を貼る際に1枚ですみます。 ③窓枠も工作用紙に壁紙を貼って作ります。 ④窓の構造は、下の図のようになっています。窓ガラスがわりの透明の下敷き(または、プラ板)はまだの穴より1㎝奥側に速乾ボンド(または、速乾セメダイン)で貼り付けます。 風景の写真は、窓から4㎝奥に貼り付けます。 ⑤窓のガラス代わりの透明の下敷きは、下の写真のように万能ハサミで切ります。 ⑥窓ガラス(透明の下敷きかプラ板)とその奥の風景の写真を貼れば完成です。 |
(この作品の特徴) 風景の中に別の風景が見える「穴から見える異世界」という作品です。 (材料・道具・作り方) 風景の写真、工作用紙、のりかボンド、円きりカッター、コンパス、ハサミ、デザインナイフ、定規、プリンター、できれば写真用の光沢用紙 ①風景の写真は、ネットのフリーの写真か自分で撮った写真を印刷します。 (※このとき印刷用紙は写真用の光沢用紙を使うといいでしょう。) ②印刷した風景の写真と同じくらいの大きさの工作用紙を用意します。(※工作用紙が写真よりも大きいと、子どもたちがのりで写真を貼り付けるとき、失敗が減ります。) 下の写真のように、工作用紙に○や□の穴を開けます。デザインナイフや円きりカッターを使うといいのですが、子どもたちが難しい場合は、先生が切ってあげます。 ③工作用紙に写真を貼り付けます。写真からはみだしている工作用紙は、ハサミやペーパーカッターで切り落とします。 ④下の左から2番目の写真のように、写真を貼った工作用紙の裏側に穴が見えますので、その穴をデザインナイフで切り取ります。(ここは先生の出番です。)穴が開けられたら完成です。 ※風景の写真の穴の開いたところから見て、その風景で良ければデジカメで撮ります。 |
(この作品の特徴) 空に浮かぶ雲を表現した作品です。 (材料・道具・作り方) コレクションボックスアーチ 深型(ダイソー)、綿・プラ板(ダイソー)、両面テープ、ハサミ、マジックかサインペン ①コレクションボックスの大きさから、雲の土台になる楕円形をプラ板にサインペンで描いてからハサミで切り取ります。(※楕円型の大きさは横が11㎝・縦が6㎝。) ② 右の図のように、土台の楕円形には綿を引っかけやすいようにハサミで切ってギザギザを作っておきます。 ③楕円形の土台を支えるコの字型をプラ板で作ります。長さは7㎝くらいで両端を1㎝位に折って使います。 ④楕円形の表側に両面テープを貼り付け、そこに綿を貼り付けます。綿は、全体的に端の部分は雲のように少しすーっと伸びたようにします。 ⑤楕円形の土台の裏側に、両面テープでコの字型を貼り付けます。 ⑥コの字型をコレクションボックスに右の図のように貼れば完成です。 ※写真を撮るときは、部屋を暗くしてライトの光を左の斜め上から当てて写真を撮ります。コレクションボックスにライト自体が映り込みやすいので、映り込みが少ない位置(方向)を試してみてからライトの光を当てるようにします。 |
(この作品の特徴) 空に浮かぶ彩雲を表現した作品です。 (材料・道具・作り方) コレクションボックスアーチ 深型(ダイソー)、綿・プラ板(ダイソー)、セロファン(ホームセンターか文具店で売っているもの。ダイソーで売っているものは色が少し薄いので。)、両面テープ、セロテープ、ハサミ、マジックかサインペン ①作り方は、上の「雲」と基本的に同じです。 楕円形の土台の裏側にセロファンをセロテープか両面テープで貼るだけです。 ※写真を撮るときは、部屋を暗くしてライトの光を楕円形の土台の裏から当てて写真を撮ります。コレクションボックスにライト自体が映り込みやすいので、映り込みが少ない位置(高さや方向)を試してみるといいでしょう。 |
(この作品の特徴) 青い空に浮かぶ雲を表現した作品です。 (材料・道具・作り方) プラ板、綿、セロファン、両面テープ、セロテープ、ダイソーで売っている縦型のライト、定規 ①プラ板(B4)で上の蓋の部分がない箱を作ります。 ②箱の奥側の壁に両面テープを貼り、そこに綿を貼って雲にします。 ③雲を貼った壁の裏側にセロファンをセロテープで貼ります。 (※雲の貼ってある部分は避けるようにします。全てセロファンを貼ってしまうと、雲自体が青くなってしまうからです。) ④ライトをセロファン側に置いて光を当てます。(※ライトの光を当てる位置や角度をいろいろ試してみるといいでしょう。) |
(この作品の特徴) 透明の下敷きに綿とセロファンを貼って作る「青い空と白い雲」です。 日の光や部屋を真っ暗にしてライトの光を後ろ側から当てると、夏の積乱雲のように見えます。 (材料・道具・作り方) 下敷き(ダイソー)、綿、セロファン(ダイソーのものは色が薄いので、文具店で売っているものを使います。)、両面テープ、セロテープ、ハサミ、縦型のライト ①下敷きの裏側に青いセロファンを貼ります。(静電気でそのままつきますが、オチルンガ心配であればセロテープを使います。) ②下敷きの表側に上の写真のように両面テープを貼ります。 ③両面テープを貼ったところに、綿を少しずつ貼っていきます。光が余り通って欲しくない部分には、綿を多めに貼っていきます。 ④セロファンは、そのままではライトを当てると雲の色が青くなってしまうので、右の写真のように雲の部分を多少大雑把でもいいのでハサミで切り取ります。これで完成です。 |
(この作品の特徴) 部屋の中が明るくても見られる夕焼け模様です。色を楽しむのであれば、部屋を暗くして2個のライトをONにすれば、色がよりきれいに見られます。 (材料・道具)(作り方) プラ板(ダイソーで売っているB4のプラン2枚)、プッシュライトの小さいもの2個(ダイソー)、セロファン(ダイソーのものではなく、文具店などで売っているもの)、セロテープ、ハサミ、綿(ダイソーの手芸コーナー) ①プラ板の縦の長さを決めます。内側の円筒と外側の円筒では、内側の方を4㎝ほど短くします。 内側の方が短いのは、右の図のようにプッシュライトの上に乗せるのと、上に置くプッシュライトが収まるように短くしています。 ②円筒は、プラ板を丸めてセロテープで貼り付けるようにします。内側が、ライトの周りに巻いていき、外側はらいとの土台の部分に巻いていきます。 ③内側の円筒の外側に、下の写真のようにセロファンを巻いてセロテープで留めます。 ④内側の円筒をライトの上に乗せ、ライトの土台にプラ板を巻いて外側の円筒を作ったら、内側と外側の円筒の隙間に下の写真のように綿を少しずつ入れていきます。時々定規等で綿を押して下まで綿がいくようにします。 ⑤綿が入ったら、下のライトを定規などで押してスイッチをONにし、上にもう1個のプッシュライトをONにして逆さまに乗せれば完成です。 |
(この作品の特徴) 縦にセロファンを貼ることで、円筒を回転させると全く違った空の姿になります。青空から徐々に夕焼けに変わっていく様子が見られます。 (材料・道具)(作り方) 材料・道具と作り方は、上の「色彩の円筒:夕焼け」と同じです。 ※上の「夕焼け」は、セロファンをプラ板の円筒に横にぐるりと巻いていますが、こちらはセロファンを縦に貼っています。セロファンは長方形の形ではなく、部分的に細くしたり横に切れ目を入れたりと変化が出るように切っています。 |
(この作品の特徴) プッシュライトの光を当てることで、折り紙の色がよりきれいに見えるようにした「光の箱」になります。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、プッシュライト・ホイルカラー折り紙(ダイソー)・プラ板(ダイソー)・手芸用の綿(ダイソー)、ハサミ、セロテープ、のり、絵筆、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ①工作用紙(縦6㎝・横33㎝)をプッシュライトに巻き付け、セロテープで留めます。(※下の左の写真) ②プラ板を工作用紙で作った輪っかよりも大きめにハサミで切ります。 ③工作用紙の輪っかの周囲に絵筆で速乾ボンドを塗り、テーブルに置いたプラ板の上に置きます。文庫本などを輪っかの上に置いて重しにします。 ④ボンドが乾いたらハサミで余分なプラ板を切り取ります。 ⑤折り紙で輪っかなどの形を作ります。輪っかの幅は2㎝位です。 ⑥折り紙を入れたら、その上に綿を少しずつ入れていきます。 ※綿が入ることでライトの光がまぶしすぎなくなるのと上の図のように折り紙を同じ位置で押さえる役目をしてくれます。綿がないとライトの周囲のへこみに折り紙が落ちてしまいます。 ⑦プッシュライトのスイッチをONにしてから上の右の写真のようにライトを入れれば完成です。 |
(この作品の特徴) 下の「光の箱」は、トレーシングペーパーを表面に貼りますが、こちらは透明のプラ板を貼り、折り紙はホイルカラー折り紙を使うことで金属質に見せています。 (材料・道具)(作り方) 厚画用紙、透明のプラ板、折り紙(ダイソーで売っているホイルカラー折り紙)、定規、ハサミ、ウルトラ多用途ボンド、速乾ボンド 作り方は、ほぼ「光の箱」と同じです。(トレーシングペーパーを貼るのではなく透明のプラ板をウルトラ多用途ボンドで貼るのが違う点です。) ※下の「色彩の箱」は、左側は工作用紙の表裏に折り紙を貼った板を斜めに差し込んで光が当たるようにしたもので、右側の方は、「光の箱」と同じように折り紙を筒状にしたものです。どちらも表側にプラ板を貼っています。 (色彩の箱:ストロー) 「光の箱」は、トレーシングペーパーを貼りますが、「色彩の箱」では、トレーシングペーパーの代わりに透明のプラ板を貼ります。 写真の「色彩の箱:ストロー」は、ストローを切ったものをランダムに箱の中に詰めただけです。箱の裏側には何も貼っていないので、外光が入ってきたり室内の照明の光が入ってきます。 ストローは、ダイソー湯で売っているストローで太いタイプのものを使います。細いタイプのストローでもOKですが、太い方が光が通りやすいので色合いがきれに出ます。 (※右の写真は、ストローが箱からこぼれ落ちないように、プラ板でコの字型を作り蓋のようにしています。左から2番目の写真は、色彩の箱にライトを当てた時の様子です。) 右の「色彩の箱:山」は、山の形を作りやすくするために、黒い厚画用紙の帯で山の形を作っています。 ストローは、空の部分に青いストロー・山の部分に赤や黄色のストローを並べています。 |
(この作品の特徴) 透明の箱(ダイソー:クリアケース)に光沢のある折り紙やテープを丸めたものを入れて作る作品になります。 ※下のクリアケースは、深さが2㎝しかないので、日の光を斜めから箱に入れるようにすると、テープの幅が2㎝しかないので光る部分が狭いです。 上の箱は、ケースの深さが5㎝あるので、日の光でもライトでも折り紙の奥まで光が通ってきれいになります。お勧めは上の深さのあるクリアケースになります。 (材料・道具)(作り方) ※左の写真の作品の材料です。 ホイルカラー折り紙、クリアケース(ダイソー 深さが5㎝)、のり(スティックのりが使いやすいです。)、ハサミ ①ホイルカラーの折り紙は幅が15㎝あるので、それを5㎝幅で3等分します。(上の写真は3等分した様子です。) ②右の写真のように折り紙を丸めるか、端を貼り付けてティアドロップ型にします。 ③箱の中に丸めた折り紙を入れれば完成です。(※日の光やライトの光は、少し斜めから入るようにします。) (材料・道具)(作り方)※右の作品の材料です。 キラキラホログラムチェーン、クリアケース(ダイソー 深さが2㎝位)、のり ※作り方は、上のものと同じです。 |
(この作品の特徴) ペットボトルの中にまるで雲と青空を閉じ込めたような作品です。 (材料・道具・作り方) ペットボトル(炭酸系の丸いボトルがお勧めです。)、綿(ダイソーで売っている手芸用の綿)、セロファン、セロテープ、白色のライト(ダイソーで売っている縦長のライトが使いやすいです。) ①綿は、右の写真のようにほんの少しずつボトルの中に入れていきます。 ②綿はなるべく隙間が出ないように入れますが、ぎゅっと押し込むようにはしません。あくまでふんわりした状態です。 ③右の写真のように、ボトルの背面になる方にセロファンをセロテープで貼ります。セロファンは1枚では色が薄いので、何枚か貼り付けます。 ダイソーで売っているセロファンは色が薄いので4枚くらいは貼ります。文房具店などで売っているセロファンは色が濃いので2枚くらいでも大丈夫です。 ④室内を暗くしてボトルのセロファン側にライトを置いて点灯します。これで完成です。 ※作品展示では、室内を暗くすることはできませんから、作品の横に暗いところで撮った写真を並べておくといいでしょう。 |
(この作品の特徴) 夕焼けの空をボトルの中に閉じ込めたような「夕焼けボトル」です。 (材料・道具・作り方) 材料・道具・作り方は、基本的には上の「青空ボトル」と同じです。セロファンを赤と黄色にしただけです。 ※ボトルの後ろからライトの光を当てるときに、少しずつライトの位置をずらすことで、ボトルの色が黄色から赤へと変わっていきます。 ※ ※作品展示では、室内を暗くすることはできませんから、作品の横に暗いところで撮った写真を並べておくといいでしょう。 |
(この作品の特徴) プッシュライト・工作用紙・カラーフォルダ・綿・セロファンで作る「虹色ボックス」です。暗い部屋の中でプッシュライトをONにすると、ほんわりとした虹色が表れ、カラーフォルダも色づきます。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、プラ板、速乾ボンドか速乾セメダイン、綿・カラーフォルダ・プッシュライト(ダイソー)、ハサミ、セロテープ、セロファン(文具店のもの)、サインペン、両面テープ ①工作用紙をプッシュライトの周囲に巻き付け、セロテープで留めます。工作用紙の幅(高さ)は、5~6㎝。 ②プラ板を工作用紙の筒より大きめに切って、そこに速乾ボンドをつけた筒を乗せて貼り付けます。(※筒の上に本を乗せるとしっかり接着できます。ボンドが乾いたら、プラ板の余分な部分はハサミで切り取ります。) ③カラーフォルダを葉の形に切っていきます。葉の形は、工作用紙や厚紙で型紙を作っておくと楽になります。サインペンで葉の型紙をなぞり、ハサミで切り取ります。 ※カラーフォルダの葉はは色が薄いので、同じ色を3枚くらい重ねます。貼るのは両面テープを使うと良いでしょう。 ④セロファンを貼るプラ板の円盤を作ります。直径が9㎝より少し大きめにします。このセロファンをセロテープで円盤に貼り付けます。 ⑤上の写真のように筒の中に綿を少しずつ入れていきます。 ⑥上の写真のように、綿の上にセロファンを貼った円盤を乗せます。プッシュライトを逆さまにしてスイッチONにすれば完成です。 |
(この作品の特徴) 青空を閉じ込めたような「青空ボックス」です。 プッシュライトをONにすると青空が浮かんできます。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、プラ板、速乾ボンドか速乾セメダイン、綿・プッシュライト(ダイソー)、ハサミ、セロテープ、青いセロファン(文具店のもの) 作り方は、上の「虹色ボックス」と基本的には同じです。 右のイラストのように、工作用紙(厚紙は間違いです。)で筒を作って作ります。 |
(この作品の特徴) 黒い箱の中に置いているCDに外光(日光)やライトの光を当てることで生まれる虹色を楽しむ作品になります。 (※CDは虹色が出ますが、DVDやBDのディスクでは虹色は出現しません。 また、ライトを使う場合は、部屋を暗くして行うと虹色がよりきれいに見えます。) (材料・道具・作り方) 黒い厚画用紙、速乾ボンド、定規、ペン、ハサミ、CD、ライト(懐中電灯等)、両面テープ(ダイソーで売っている商品) ①黒い厚画用紙で下の写真のような手前が開いている箱を作ります。(箱のサイズは特にありませんので、自由に決めてください。) ②CDを両面テープの上に乗せます。 (※両面テープの幅は2㎝です。両面テープがない場合は、高さが2㎝の台を厚画用紙等で作るといいでしょう。CDを箱の底に直接置いた場合は、虹色がくっきりと出てきませんので、CDを乗せる台は必要です。また、CDは上の写真のように手前の位置に置くと虹色の光が作りやすいです。また、箱の側面の壁に立てかけるようにしてもOKです。) ③ライトは、CDの奥側の円の縁に斜めから光を当てると虹色が出現しやすくなります。真上からライトを当てても良いし正面から斜めに光を当ててもいいでしょう。 (※CDの置く位置や、ライトの角度や位置を変えることで色々な形の虹色が出現しますから、その辺は試行錯誤しつつやっていくと良いでしょう。ライトを2本・CDを2枚使って光を当てても、できる虹色の模様が変わって楽しいです。) |
(この作品の特徴) 工作用紙1枚とCDとプッシュライトだけで作れる「虹色CDスタンド」です。工作用紙にCDを差し込む穴を開けるだけです。 (材料・道具・作り方) CD(※DVDやBDのディスクでは、虹色は見えません。)、工作用紙、ダイソーで売っているプッシュライト、ペン、定規、デザインナイフかカッターナイフ、ビニールテープかソロテープ ①工作用紙を右の図のような寸法に切ります。(縦15㎝・横20㎝) ②CDを差し込む為の穴を作ります。右の寸法図にあるように高さが10㎝の所に幅8㎝の線を引いて、その線を定規を使ってデザインナイフかカッターナイフで切ります。線は1本切っただけではCDは挿入できないので、幅2~3㎜になるようにもう1本線を引いて切ります。 ③工作用紙を曲げて湾曲させます。こうすることでCDを挿入しても立つようになります。 ④CDを穴に挿入したら、右の写真のように後ろ側にテープを貼ってCDを固定します。これで完成です。 プッシュライトの位置を変えることでCD②浮かび上がる虹色が変化します。 |
(この作品の特徴) 箱の蓋の部分に、CDを割ってボンドで貼り付けた作品です。 ※切ったCDは鋭利になりますから、何でも口に入れてしまうお子さんがいるクラスでは、先生が1対1でついて指導するなど十分注意が必要になります。 ※CDをハサミで切るのが難しい小学部では、あらかじめ先生方が児童一人にCD2~3枚分位を切っておいて渡すと良いでしょう。 (材料・道具・作り方) 不要になってCD、紙の箱、厚紙(写真スタンド用)、万能ばさみ(または、ハサミ)、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ①CDを万能ハサミで切ります。CDの中心部分の白いところは切り落とします。 (※普通のハサミでも切れますが、切れ味が落ちるかも知れません。) ②紙の箱に蓋に速乾ボンドを塗り、そこへ切ったCDを貼っていきます。隙間がたくさんできますが、小さく切ったCDを入れて埋めるようにすればOKです。 ③ボンドが乾けば完成です。 |
(この作品の特徴) ティッシュボックスの底以外の面に、ハサミで切ったCDを貼り付けたものです。 ※上の「箱の蓋」だけや「写真立て」にCDを貼り付けたものとは違い、使うCDが多くなり貼るのも大変になるので、授業で制作するのはお勧め しませ。 (材料・道具・作り方) 不要になってCD、ティッシュボックス、万能ばさみ(または、ハサミ)、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) 作り方は、上の「CDの飾り箱」と同じです。 |
(この作品の特徴) ハサミで切ったCDを厚紙に貼って作る首飾りです。 (材料・道具・作り方) 不要になってCD、厚紙、万能ばさみ(または、ハサミ)、アサヒペンのメッキ調スプレー(ゴールドか真鍮色)、穴開けパンチ、コンパス、定規、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ①厚紙にコンパスを使って円を描きます。左は三日月型・右は変形の台形型です。 ②厚紙は同じ形を2枚用意してボンドで貼り付けます。貼り付けてからひもやチェーンを通すための穴を穴開けパンチであけます。 ③メッキ調スプレーを厚紙に吹き付けて乾かします。(※授業の時は、あらかじめ厚紙に吹き付けて乾かしたものを使うようにした方が楽です。) ④CDを万能ハサミ(または、ハサミ)で切ります。首飾りの大きさが結構大きいので、CDを切る時はやや大きめに切ってもOKです。隙間になる部分に貼るCDは、後から作ります。 ④切ったCDをボンドで貼っていきます。隙間の部分は、CDを切って小さくしたものを作って貼ります。 ⑤ボンドが乾いたら完成です。 |
(この作品の特徴) ガムテープの紙の芯に切ったCDを貼り付けたものになります。 (材料・道具・作り方) 不要になってCD、ガムテープの紙の芯、万能ばさみ(または、ハサミ)、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、アサヒペンのメッキ調スプレー(ゴールドか真鍮色)、新聞紙 作り方は、上の「CDの首飾り」と同じです。 |
(この作品の特徴) ハサミで切ったCDを厚紙に貼った栞になります。 (材料・道具・作り方) 不要になってCD、厚紙、色画用紙か折り紙、万能ばさみ(または、ハサミ)、定規、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、厚紙に色を塗るときは水彩絵の具等の絵の具、絵筆 ①厚紙を栞の形に切って、穴開けパンチで穴を開けます。 ②万能ハサミでCDを切ります。 ③速乾ボンドで切ったCDを貼り付けます。 ④穴開けパンチであけた穴に細く切った色画用紙か折り紙を通して完成です。 |
(この作品の特徴) 紙コップの糸底と色画用紙を使って作る紙の時計です。 (この作品は、ネットで見たものを参考にしたものです。) (材料・道具・作り方) 小さい紙コップ、色画用紙、ラベルシール(小さいやつ)、ハサミ、コンパス、穴開けパンチ、ペン、のりかボンド ①下の左側の写真のように、紙コップをはさみで切って糸底を取り出します。 ②糸底の円の大きさより少し小さい大きさの円をコンパスで描きます。(※これが文字盤になります。糸底をそのまま文字盤にするときは必要ありません。) ③描いた円をハサミで切り取ります。糸底に収まるか確認して、大きすぎたら少し切って大きさを調整します。 ④切った円を真ん中で2回折ります。(折ることで十字の折れ線ができます。)折った線の上下左右にペンで印をつけます。この印があることで、ここにラベルを貼ればいいことが子どもたちにわかりやすくなります。糸底をそのまま使う場合は、先生が上下左右に印をつけてやるといいでしょう。 ⑤小さいラベルシールを12時・3時・6時・9時の所に貼ります。 ⑥時計の針を作ります。長い針と短い針があることを子どもたちに伝えます。針をのりで貼り付けます。 ⑦ベルトを画用紙を切って作ります。 ⑧穴開けパンチで穴を開けます。 ⑨のりかボンドでベルトを糸底の裏側に貼り付けます。 ※これで完成ですが、糸底の壁の部分に細く切った色画用紙を貼ったり、ベルトを通すものを作って貼ると、より時計らしくなります。 |
(この作品の特徴) 工作用紙で作る窓のある箱です。 箱の裏側にプッシュライトやイルミネーションライトを置くことで、淡い光が窓の側面から漏れて見えます。 (材料・道具) 工作用紙、定規、ペン、イルミネーションライト(ダイソー) |
(この作品の特徴) 窓の内側の板の部分が折り曲げられるので、外の光が当たる角度が変わると、色の濃さが変わっていく作品です。 (材料・道具・作り方) 厚画用紙、ホイル折り紙(ダイソー)、ハサミ、定規、のり、デザインナイフかカッターナイフ、トレーシングペーパー ①窓の部分が開くように、コの字型にデザインナイフで窓の枠を切ります。 ②ホイル折り紙をコの字型に切った部分にのりで貼ります。 ③トレーシングペーパーを表側に貼ります。 ④右の写真のように、天井と側面に厚画用紙のL字型の板を貼り、箱が立つようにします。 ⑤窓の部分を折り曲げて、光の入る量を調整したら完成です。 |
(この作品の特徴) 木で作ることが多いペン立てを画用紙で作るようにしたものです。画用紙でペン立てを作っても、乱暴に扱わなければ大丈夫ですし、色々な形を作りやすいのが画用紙の良いところです。 ※ペン立ての底の部分(土台)は画用紙なので、ペンや鉛筆などをポイと投げ入れると芯が折れやすくなります。そこでティッシュを数枚くしゃくしゃにして丸めて底に敷くようにすることで、芯が傷まないようにするようにします。 (材料・道具・作り方) 画用紙(A4が使いやすいです。)、定規、ペン、のりか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、ホチキス(ステプラー)、絵筆 ※模様をつけるときは、穴開けパンチや色画用紙 ①上のペン立ては、右の図のように長い画用紙を真ん中で折り、左右を2㎝幅と3㎝幅くらいに折ります。 ②3㎝幅のほうは、のりで貼ります。 ③写真のように膨らみが出るように、画用紙を左右から押すと膨らみが作れます。ペンタ絵を立てる土台の部分は好きな形でいいでしょう。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 ①右の図のように縦の点線部分を折って三角形を2個貼り合わせます。三角形の一辺の長さは、3㎝。画用紙の縦の長さは、8~10㎝です。 ②ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 ③土台の前の部分は定規を使って折って羽のようにするのがアクセントです。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 左の長方形タイプは、箱を作ってからペンが中で倒れないように仕切り板(画用紙で作ったL字型)を貼ったものになります。 右の三角錐のほうは、画用紙の土台に三角錐(高さは、8㎝位です。)のペン立てを速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。 文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 ※三角錐の正三角の一辺の長さは3㎝です。 左のペン立て ①画用紙の縦の長さは、8~10㎝にします。 ②図のように線を描いたら、折ります。右端のトンガリがない部分は幅の広いのりしろ部分になります。 ③トンガリの部分はハサミで切り落とします。 ④菱形の飾りは、星形の穴開けパンチで工作用紙をあけたものを速乾ボンド(または速乾セメダイン)で貼り付けたものです。 右のペン立て ①画用紙を折って菱形を作り、斜めの開口部分はハサミで切って作ります。※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 写真の左の井戸のような形のペン立ては、右の図のように同じ大きさの画用紙4枚使います。 ①画用紙の左右にある縦線は、ちょうど画用紙の真ん中でとまっています。上から伸びているもの2枚と下から伸びているものの2枚を作ります。 ハサミでこの線を切りますが、ハサミでただ切っただけでは2枚の画用紙を差し込んだときに画用紙がゆがんでしまうので、1㎜幅くらいに切ります。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 写真の右のペン立ては、右の図のように三角形を描いて作ります。 ①画用紙に三角形の図を描いたら、定規を使って斜線の点線部分を折っていきます。 ②ペン立ての内側には画用紙を波状に折ったものを入れることで、ペン等がスッキリ立つようにしています。 写真の左側の星形のペン立て ①右の図のように同じ幅(3㎝幅)で線を引き、定規を使って折ります。 ②折る部分を整えて星の形になるようにします。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。 文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 左のペンを寝かせるタイプは、図のように画用紙を折って波型にしてから、土台になる画用紙にのりで貼り付けて作ります。画用紙の折り幅は、2㎝~3㎝。 右の円筒タイプは、横長の画用紙の上側の部分をハサミで細く切ってから折り曲げ、下側をくるりと巻き付けて作ります。 左の渦巻きタイプのペン立ては、高さが8~10㎝の画用紙を巻いて作るタイプです。 ①画用紙を棒などに巻き付けて丸みをつけます。 ②丸みをつけて巻いても巻いた画用紙は動いてしまうので、丸みをつける始めの部分の2㎝幅くらいの所を貼り付けることで、円が中で動かなくなります。 ※アクセントをつけたい場合は、色画用紙を外周の部分に貼り付けてもいいでしょう。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 左右とも菱形を使ったペン立てです。 ①菱形の作り方は左の図のように画用紙を折って作ります。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 左の写真のペン立ては、ペン立てというよりもペン置きという感じのものになります。 ①画用紙を右の図のように折り曲げて、左右の端の部分を土台になる画用紙に貼り付けます。 ②アクセントになるように土台の部分の上側を幅2㎝ほどに折り曲げてあります。 右のペン立ては、三角錐を6個作ってのりで貼り合わせたものです。三角形の一辺の長さは、3㎝です。 土台と貼り付けるときは、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)を絵筆につけて底側に塗って土台と貼り付けます。 左のペン立ては、図のように花弁を作って作ります。 右の四つ葉は、花弁の一方の端中側に押し込んで葉を作るようにします。 ※ペン立てを土台の画用紙に貼り付けるときは、速乾ボンドを絵筆につけて塗って土台部分と貼り付けます。文庫本を上にのせておけば、数分でくっつきます。 右の花の蕾のようなペン立ては、大きめのものとやや小さめな葉の形でできています。葉(花弁)の型紙を工作用紙で作り、画用紙に写し取ってハサミで切ります。 内側は小さい葉(花弁)を貼り付けていき、その外側を大きめの葉(花弁)にしていきます。葉(花弁)がしっかり蕾状になるように、花弁を土台の画用紙に貼り付けてから、画用紙の帯を花弁の下側に巻いて完成です。 左のペン立ては、画用紙を2つ折りにして端をのりか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)で貼り付けます。手を貼り付けた画用紙の中に入れて膨らみをつけたら、土台になる画用紙に速乾ボンド(または、速乾セメダイン)で貼り付けます。重しになる文庫本を上に乗せておけば、数分で張り付きます。 |
(この作品の特徴) 障子紙を色水(絵の具を溶いた水)で染めて作る和紙の花籠です。 障子紙で作る花は、中学部の担任時代にやったことがありますが、障子紙を折って先端を丸くハサミで切る活動がメインなので、小高のお子さん達なら作れるかもしれません。 小低のお子さん達の場合はちょっと難しいでしょうから、その場合は障子紙の花は先生方が作って用意し、お子さん達は「絵の具から色水を作る・花を水に浸す・花を色水に浸す・ダイソーで売っている猫よけマットにさして乾燥させる・乾燥ができたら箱に花を詰める」というのが活動になるでしょう。猫よけマットを上手く使えば、廊下の壁にも掲示することができるでしょう。 右の写真は、ダイソーで売っている紙の箱を使ったものです。上の見本では厚紙で箱を作っていますが、それが面倒な場合は市販の箱を使っても良いでしょう。離任式などでプレゼントする場合は、こちらのほうが蓋もついているし、蓋の裏側にお世話になった子どもたちの写真やメッセージを入れるスペースがあるのでいいかもしれません。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 折り紙や和紙(障子紙)で作る花のフラワーボックス:ミニです。 折り紙の方は、色付けをする必要がないので簡単ですが、和紙のほうがより繊細な花を表現できます。 作るお子さんによって使い分けるといいと思います。 (材料・道具・作り方) 箱(ダイソー 厚紙や工作用紙で作ってもOK)、色画用紙、厚紙、障子紙、定規、ペン、ハサミ、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、水彩絵の具、紙コップ、絵筆、猫よけのマット(ダイソーに売っています。) ①和紙や折り紙の折り方は、下の「切り方と花の形」を参照してください。(※折り紙は、裏側が白いので花の作り方は下の「和紙・折り紙のブローチ」を参照してください。) ②花が作れたら、水彩絵の具を水に溶いて色水を作ります。 ③花を色水の中にひたして着色します。(右の写真) ④猫よけマットに色水をつけた紙の花を差し込みます。猫よけマットは、絵の具の乾燥に使うと便利ですし、花を箱に入れるときに底に敷くと花が倒れずらくなるので便利です。 (箱の作り方) 材料は、色画用紙と厚紙(または、工作用紙)、赤鉛筆、マジック、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ①色画用紙も厚紙(または、工作用紙)も正方形にします。長方形にすると四隅のとんがった部分がずれるので、正方形がお勧めです。 ②大きさは自由ですが、今回の箱は縦・横21㎝で、底の部分になる厚紙(または、工作用紙)は縦・横7㎝です。底の部分を大きくすると四隅のとんがりは小さくなります。 ③色画用紙・厚紙に対角線をマジックで引きます。(白い画用紙であれば、鉛筆でOKです。) 色画用紙のほうだけ対角線のところで折り三角形にします。1回折ったら広げて、折ってない方の対角線の所も折り三角形にします。色画用紙を広げます。 ④白い厚紙を青い色画用紙の上にのせて、対角線が一致するようにします。 ⑤厚紙が動かないようにして、赤鉛筆でぐるりと縁をなぞります。 ⑥厚紙にボンドをつけて、色画用紙の対角線とずれないようしてに貼り付けます。 ⑦厚紙にそわせて色画用紙を折ります。左右・上下に折り目をつけます。 ⑧色画用紙の四隅にボンドを少しつけ、指でつまんで接着します。ボンドが付いたら箱は完成です。 ⑨猫よけマットを切って底の厚紙と同じくらいの大きさにして置きます。これで完成です。 |
紙の花の切り取り線(赤)と、そこを切った時にできる花の形を載せています。 どういう形の花にするか参考にしてください。 ※右の写真では、花の一部に切り込みを入れていますが、これは紙で花を作る時に紙をまるめていくスタートの場所になります。丸めるときは、スタートの切り込みの所を少し折ると丸めやすくなります。 ○花の折り方は、右の図を参照してください。3回折りと4回折りがありますが、3回折りは4回折りが難しい子どもたちにお勧めです。 ○左から3番目の写真のギザギザに切れるハサミ(ピンキングハサミ)は、シャキシャキと切れないので、小学部の子どもたちが使うのはお勧めできません。 がんばって切っても余りきれいな花にはならないからです。 (曲線を切るのが難しい子) ハサミで曲線を切るのが難しいお子さんたちは、下のような直線を切る花作りがお勧めになります。 |
(この作品の特徴) 折り紙や和紙(障子紙)と紙コップの糸底で作るブローチです。 上の写真は和紙で作った花で、下の方は折り紙で作った花になります。 お勧めは和紙のほうですが、折り紙の方は色染めがいらないので作るのが和紙よりも楽になります。 (材料・道具)(作り方) 折り紙か和紙(障子紙)、紙コップ、ハサミ、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、水彩絵の具、絵筆、水、安全ピン、布ガムテープ ①花の作り方は、上の「切り方と花の形」を参照してください。 ②紙コップを切って糸底を取り出します。写真のようにハサミで切っていき、底に当たる糸底を取ります。 ③糸底ができたら、作った花を貼り付けますが、花は下側が尖った形なので、ハサミで1/3程下側を切ります。 切る時は、花を押しつぶすようにして切りますが、このままだと切った面は三角のようになっていて貼ることができません。花の向きを90度変えて押しつぶすようにして切れば平らになります。 ④速乾ボンドで花を糸底に貼り付けます。このままでもきれいな置物になりますが、ブローチにする場合は糸底の裏に安全ピンを布ガムテープで貼り付けるいいでしょう。 (折り紙で作る花の作り方) 折り紙は、殆どものが裏側が白いので、そのまま折ってはきれいな花になりません。 右の写真(1回折った状態です。)のように1枚は、色が見えるように折り、後2~3枚は裏側の白が見えるように折ります。 こうすることで色の見えている折り紙が一番外側にきて、白い方が見えているのが、その中に入れることで写真のようなきれいな色が見える花になります。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)で作った花のライトです。 (材料・道具)(作り方) 和紙(障子紙)、水彩絵の具、水、絵筆、紙コップ、紙皿、ハサミ、画用紙、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、プッシュライト(ダイソー)、定規、ペン ①和紙(障子紙)の大きさは、21㎝×21㎝和紙の花の作り方は、上の「切り方と花の形」を参照してください。 ②花は下側が尖った形なので、ハサミで1/3程下側を切ります。切る時は、花を押しつぶすようにして切りますが、このままだと切った面は三角のようになっていて貼ることができません。花の向きを90度変えて押しつぶすようにして切れば平らになります。 ③プッシュライトに巻き付ける画用紙は、縦7㎝・横33㎝です。横は、画用紙の長さが足りなければ、2枚を貼り合わせて使います。 ④プッシュライトに画用紙を巻き付けたら、ライトの上に和紙の花を置きます。花の形を整えて完成です。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)で作った花の花束です。 ※和紙の花は、そのまま紙の画用紙の包みに入れても、向きを変えるとこぼれ落ちてしまいますが、花にストローが付いているので、真下に向けない限りこぼれ落ちてしまうことはありません。 また、ストローが芯のような役目をするので、形を維持することができます。 (材料・道具)(作り方) 障子紙、水彩絵の具、絵筆、太いストローか画用紙、紙皿、紙コップ、ハサミ、速乾ボンド(または速乾セメダイン)、画用紙、水 ①障子紙のサイズは縦・横25㎝で花を作ります。(※花の作り方は、上の「切り方と花の形」を参照してください。) ②花を作ったら、水彩絵の具を紙コップに入れて水で溶かして色水を作ります。花のサイズが大きいので、紙コップの色水を紙皿に移して花に色づけします。 ③花の絵の具が乾いたら、花の形を整えます。 ④太いストローに花の下側の尖った部分にボンドをつけてを差し込みます。(※尖った部分は、指で押しつぶしてグルグル回してストローに入るようにします。太いストローがない場合は、画用紙を丸めてストローのようにしたものを使います。) ⑤画用紙で花を包み、セロテープを貼れば完成です。 左の花束(?)は一輪のみのものです。和紙(障子紙)の大きさは、21㎝×21㎝。花束なのに一輪しかありませんが、一輪なので作りやすくプレゼントしやすいかもしれません。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「カラー段ボール」を使って、色々な形を作る作品になります。 (作り方) カラー段ボールの幅は1.5㎝です。段ボールをカットするときは、下の写真のような方向に切ります。こうしないと段ボールを丸めて使うことができません。下地は黒い厚画用紙(厚紙)を使います。白い画用紙よりも黒い方が色がきれいに映えます。花・鳥・四つ葉のクローバーの作り方は、基本的には「光と色・紙の枠」の作り方を同じですので、そちらを参照してください。 (材料・道具・作り方) 100円ショップで売っているカラー段ボール・カッターナイフ、定規、ペン、はさみ、両面テープ、下地に使う厚画用紙かプラスチックボード(色は白等好きな色)、ボンド |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っているカラー段ボール(3枚入りで色々な色があります。)を使ったペーパークラフトの工作です。 (作り方) 写真の花は2つとも段ボールの板の幅を1㎝で作っていますが、お子さん達が行う際には、1㎝幅だと細かい作業になりますので、2㎝位の幅があったほうが段ボールを丸めやすいでしょう。 丸めるのが大変なお子さんが多いでしょうから、この時は教員の支援が必要になるかもしれません。作り方の基本は、下の「ペーパークラフトの花」と同じです。使うのは、カラー段ボール・はさみ・定規・ボンド・ペン。 ※カラー段ボールをはさみで切る際に、段ボールの波に対して直角に切ります。こうすることで段ボールが丸めやすくなります。波と並行に切ってしまうと丸めるときにスムーズに丸めることができなくなります。 |
(この作品の特徴) 手前の穴から覗くと、奥域を感じられる穴が続いているものになります。 この作品は、手間がかかる割には見た時の驚きが少ないのが難点です。穴の周囲に色を塗り、穴が下に行くほど白から黒に近くなるように明度を落としていけば、より奥域が感じ取れるようになるかもしれません。 (材料・道具) 工作用紙、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、コンパス、定規、ペン |
(この作品の特徴) 遠近法を使った教室の風景が見える「穴から見る」です。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、厚紙。画用紙。風景の写真、プラ板、ハサミ、定規、ペン、デザインナイフ、のりか速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ※作り方の基本は、「穴から見る:小型版(基本形)」と同じです。 机の上の面は、厚紙を使っています。イスと机の脚になる部分は工作用紙を使っています。教室の左右の窓は、デザインナイフで穴を開けてから裏側にプラ板を貼り付けて窓らしくしています。 窓の景色の部分は、下の「廊下から見る桜の景色」と同じように、窓の部分と外の景色の部分が二重になっています。 教室にある壁の掲示物や窓際のカーテンなどは、プリンターで使う用紙を使います。画用紙では硬すぎるからです。屋根の部分は、底の板のサイズよりも一回り大きくして乗せやすいようにしています。 |
(この作品の特徴) のぞき穴から覗くと、廊下の両側の窓から桜の景色が見られる「穴から見る」です。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、画用紙、風景の写真、プラ板、ハサミ、デザインナイフ、定規、ペン、のりか速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ①画用紙に左の図の寸法を書き入れます。図の上側が底の部分で、下側は側板になります。側板は、左右で2枚作ります。底板や側板・覗く穴の付いた部分を貼り付ける際には、画用紙でL字型を用意し、底に貼って組み立てます。 ②廊下から見える桜の景色は、Internetでフリーの桜が写っている風景を使って作ります。大きさを考えて印刷して、ちょうど良い大きさを決めます。 ③廊下の窓(側板)は、下の図の右のように手前が大きく、徐々に小さくしていきます。窓の枠も太さを徐々に細くしていきます。 ④窓の裏側にプラ板を速乾ボンド(または、速乾セメダイン)で貼り付けます。 ⑤工作用紙の裏側を使って、床面に四角の飾り板を作って貼ります。大きさは、手前が大きく奥に行くにしたがった徐々に小さくします。 ⑥窓と桜の風景は、下の図のように2重になっています。外の風景をL字型の画用紙か工作用紙で底板に貼ってから、1㎝~5㎜ほどあけて内側に窓を貼ります。 (※窓と風景の間の間隔が保てるようにコの字型をした画用紙を図のように上下に貼ります。) ⑦覗き窓の部分を側板と底版に貼り付ければ完成です。 |
(この作品の特徴) 学校の授業で作りやすいサイズの「穴から見る」です。サイズは、縦20㎝・横は10㎝の大きさです。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、画用紙、色画用紙、のりか速乾ボンド、ハサミ、ペン、定規、絵画の写真、デザインナイフかカッターナイフ ①下の図面のように工作用紙に線を引いて、底の板・側板(左右で2枚)、のぞき窓の板、奥の壁を作ります。 ②側板と置くの壁のところに赤い色画用紙を貼ります。絵画の写真はインターネットで探し、「一太郎」等に挿入して大きさを調整してから印刷します。できれば写真用紙がいいでしょう。絵画の部分は、下に工作用紙を数枚貼って厚みを出すようにします。(※右から2番目の写真) ③絵画の写真は手前が大きく、奥に行くに従って小さくしていきます。絵画と絵画の間隔も手前が広く、奥に行くほど狭くします。(※右の図のように線を側板に引いて、大きさや間隔の目安にします。) ④工作用紙をハサミで切って各パーツを貼って組み立てます。 (※工作用紙を使うのは、画用紙ですと耐久性がなくて形が保てないからです。) ⑤屋根を作ります。屋根は左の図のように斜線を引いてから、デザインナイフで切って穴を開けます。この穴が外光やライトの光が入る場所になります。屋根のサイズは、底の板よりも一回り大きいサイズにするとしっかり乗せることができます。これで完成です。 ・・穴から覗いて見える世界を楽しみます。 |
(この作品の特徴) 屋根をつけると内部が暗くなって見づらくなるので、箱を作りその上にライト(プッシュライト)を取り付けたものです。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、A3厚紙(ダイソー)、画用紙、定規、ペン、ハサミ、絵画の写真、プッシュライト(ダイソー)、穴切りカッターかカッターナイフ ※「穴から見る」の本体の作り方は、上の「小型版」と同じです。違う所は、厚紙で本体が入る箱(前側は蓋なし)を作り、箱の上側にプッシュライトを差し込む穴を開けるだけです。 |
(この作品の特徴) 天井をつけると内部が暗くなって見づらくなりますが、天井部分に穴を開けることで内部に光が入りやすくしたものです。 (材料・道具・作り方) 「穴から見る」の本体の作り方が2つ上の「小型版」(基本形)と同じです。 画用紙、定規、ペン、デザインナイフ、絵画の写真、のりか速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ※美術館の作り方は、上にある小型版(基本形)と同じです。ここでは、屋根の作り方について説明します。 ①基本的には、底板の形で大きさは底板よりも一回り大きいサイズにすると、屋根としてのせやすくなります。 ②外光やライトの光が内部に入るようにするためデザインナイフで穴を開けますが、穴が大きすぎると屋根感がなくなるのでやや小さめくらいの方がいいでしょう。 穴は、右の図のように遠近法を使ってのぞき穴があるほうが大きく、奥に向かって徐々に小さくしていきます。また、穴と穴との間隔は、奥に行くほど狭くなるようにしていきます。 |
(この作品の特徴) この観賞用の台は、「穴から見る」を見やすくするための台です。 「穴から見る」を背の低い台に置くと、穴を覗くためには膝を曲げて背を丸くする窮屈な姿勢を取らなければなりません。この台は傾斜が付いているので、穴を覗くのが楽になります。作品を展示する際に使うと、覗きやすくなるだけでなく展示スペースを少なくしてくれます。極端に言えば、傾斜は垂直近くでも良いでしょう。 (材料・道具・作り方) 厚紙(ダイソー)、ハサミ、定規、ペン ①長方形に切った厚紙の両端を2回曲げるだけです。長方形の大きさ(縦・横)は作品の大きさによって変わるので、乗せやすい大きさにすれば良いでしょう。また、傾斜の角度は大きくなるほど覗きやすきなります。 |
(この作品の特徴) この2つの変形版は、上が奥の壁の先にさらに通路があるように見えるもので、下の方はのぞき穴が左右に2個あって、部屋のひろがりがあるものになっています。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、画用紙、絵画の写真(インターネット)、定規、ペン、ハサミ、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、デザインナイフ ※作り方は、「穴から見る:小型版(基本形)」と基本的には同じです。 こちらは、基本形の形に奥の曲がった部分をプラスするだけです。 ※左の美術館の部屋に広がりあるものは、基本形の底板と形が違っていることと、部屋の中央に仕切り板があって、左右ののぞき穴から見ると左右の部屋が見えるようになっています。 仕切り板は工作用紙に画用紙を貼ったものです。 2枚を貼って作っていますが、そのままだと仕切り板(壁)に厚みがないものになるので、画用紙で幅1㎝位のコの字型のものをのぞき穴から見える方に貼ることで、仕切り板に厚みがでるようにしてあります。 のぞき穴は、基本形ではのぞき穴の板の真ん中辺りに作りますが、こちらは、下の図のように左右に2カ所あって、どちらの穴も左右の隅の方に穴を開けています。 |
(この作品の特徴) 箱の穴から中の様子(小さな世界)を覗き込むという作品になります。この作品は、室内の様子と階段などを見るものになっています。 作るのが少し難しくなりますから、高等部の生徒さんで細かなことが好きなお子さん用の作品になります。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、厚紙、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、ハサミ、定規、コンパス、円きり用のカッター、デザインナイフ、穴開けパンチ(クラフトパンチ) ①工作用紙を左の寸法図のように切ります。側面の壁は2枚作ります。 ②土台の部分に側面の壁や奥の壁・穴の開いた手前の壁をL字型の工作用紙で貼り付けます。これで箱形ができます ③部屋の中に置くイスやテーブルや階段は、手前の穴から覗いて大きさを調整して作ります。(目安としては、テーブルの大きさは縦・横が5㎝×9㎝で、脚の長さは4㎝です。) ④天井はないので、右の側面の壁にスリット状の穴をデザインナイフで開けて、外の光が入るようにします。 ⑤奥の壁に貼ってある星の模様は、ダイソーで売っているクラフトパンチの星形を貼り付けたものです。 |
(この作品の特徴) 箱の穴から中の様子(小さな世界)を覗き込むという作品になります。この作品は、ビルの間を走る車の様子になります。 (材料・道具) 工作用紙、画用紙、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、ハサミ、定規、コンパス、円きり用のカッター、ミニカー 建物は画用紙で作ってあります。土台の部分は、手前が16㎝幅で奥が6㎝幅になります。穴の開いた手前の壁は、16㎝×16㎝で、穴の大きさは6㎝です。 |
(この作品の特徴) 箱の穴から中の様子(小さな世界)を覗き込むという作品になります。この作品は、トンネル内を走る車の様子になります。 (材料・道具) 工作用紙、画用紙、コピー用紙、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、ハサミ、定規、コンパス、円きり用のカッター、ミニカー 写真を見ればわかるように、土台になる部分は手前が広く置くが狭くなっています。 トンネル部分は画用紙で作ってあり、外からの灯りが入るように左右にスリット場の穴があけてあります。 |
(この作品の特徴) 箱の穴から中の様子(小さな世界)を覗き込むという作品になります。この作品は、奥の扉に続く大きな階段になります。 (材料・道具・作り方) 工作用紙、コピー用紙(画用紙)、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、ハサミ、定規、コンパス、円きり用のカッター、 階段分はコピー用紙で作りましたが、画用紙の方がいいでしょう。天井部分にある2枚の板(工作用紙)は、箱の形を保つために使っています。 |
(この作品の特徴) 難しい仕組みがわからなくても作れる、遠近法の立体物です。 (材料・道具・作り方) 画用紙、コンパス、クレヨン、ハサミ、のり ①半円方の立体物は、画用紙にコンパスで右の図のように円を描きます。円の大きさは同じくらいの幅で小さくしていきます。 ②クレヨンで好きなように円全体に色を塗ります。 ③中心の太い線は、円の真ん中の線です。ハサミでこの線を切ります。これで半円が2個できました。 ④半円の折る部分は、上が仮に1㎝の幅であれば下側は1.5㎝~2㎝幅で折ります。この折った部分がのりをつける部部になります。折る幅が違うことで半円の高さが変わっていきます。 ⑤半円を大きい方から小さい方へと順に並べます。 台紙になる画用紙に手前から大きい円を貼っていきます。これで完成です。 ※下の円のほうは、台紙を台形にして、左右に側面をつけただけです。 右の三角形の方は、右の図のように三角形(菱形)を書いて、円と同じように真ん中で切ってから上と下で折る幅を変えていくだけです。後は円と同じ作り方です。 下の台紙は三角形にしてありますが、面倒なら四角のままでもOKです。 |
(この作品の特徴) 絵や写真を立体的に見せた「立体絵」です。 (材料・道具・作り方) 図や写真、厚紙、定規、ペン、デザインナイフ、速乾ボンド(または、速乾セメダイン) ※立体絵の作り方は、下の図の上のように1枚の写真(または図)をデザインナイフで何分割かして、脚(厚紙・工作用紙・画用紙など)をつけて作るやり方と、下のように何枚かの写真(図)を切って脚をつけてやるやり方があります。 作りやすいのは下の何枚か写真(図)を使ってやる方法ですが、写真の枚数が増えます。 ①図や写真を手前の側(前景)からデザインナイフで切ります。このときどこを切るかが大事になるので、よく考えて切る線を決めます。②切った部分に厚紙や工作用紙や画用紙で脚になるものを作って貼ります。 (※脚の高さを変えることで奥域を作るので、例えば前景の脚の高さを3㎝にしたら、中景の脚の高さを2㎝・後景の脚の高さを1㎝という風に変えていきます。) ③箱を作りますが、箱自体はなくてもかまいません。ただ、箱があると前景・中景・後景といったパーツが並べやすくなるので、あったほうがいいと思います。 ④箱の底にパーツに切っていない写真を敷きます。 ⑤前景・中景・後景のパーツを、後景から底に敷いてある写真を参考にして置いていきます。 ⑥後景・中景・前景を置いてみて位置が定まったら、脚の先に少量のボンドを塗って下の写真に貼り付けます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) 左の写真はA4サイズの厚紙を使った箱で、右側がA4サイズの半分のサイズ(A5)の小箱になります。本型をしているので横に置いても縦に立てかけても使えます。 ※左の方はサイズが大きい分厚紙を使うので、授業で作るには右の半分のサイズの方がいいでしょう。A4の厚紙3枚で作ることができます。 (材料・道具)(作り方) カラー段ボール・A4の厚紙(ダイソー)、定規、ハサミ、ペン、両面テープか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、両面テープ ①A4の厚紙を右の図のように線を引いて切ります。A4の厚紙を半分に切ったのが表紙と裏表紙になるAとBです。 ②A4の厚紙に左の図のように線を引けば、右の図のパーツ(表紙・裏表紙、背の部分、枠になる縦・横のパーツ、L字型のパーツ)が作れます。 ③Fの背の補強部分に表紙と裏表紙下の写真のように両面テープで貼り付けます。 ④CとDをL字型の厚紙で貼り付けると枠が作れます。この枠の中にものが入るようになります。 ⑤枠の下になる方に速乾ボンドを塗り(※絵筆を使うと楽に塗れます。)、枠の上に本などの重しを乗せます。 ⑥枠がついたらカラー段ボールを切って模様になるようにして速乾ボンドで表紙と裏表紙に貼れば完成です。 |
(この作品の特徴) 特別支援学校の小学部や中学部・小学校の図画工作の授業で制作したり、作業の紙工芸班で制作したら楽しいペーパークラフトです。 初めにカラー段ボールを教員の方で帯状に切っておけば、あとはお子さん達が割合自由に活動できる内容になります。材料代も余りかかりませんし、100円ショップで売っているカラー段ボールや両面テープとボンド、はさみ位しか使いませんので、取り組みやすいと思います。 (材料・道具)(作り方) カラー段ボール、ハサミ、カッターナイフ、ボンド ①カラー段ボールを幅2㎝で15~20本ハサミかカッターナイフで切ります。この部分が葉や花びらになります。花の茎に当たる部分は、幅1㎝で切ります。 ②右の写真のように、段ボールを切った帯が長いので、はさみで1/2に切ります。両面テープを帯になった段ボールの端につけて輪っかを作ります。 ③小さな輪っかは花の中心部になります。1/2に切って輪っかにしたものは、写真のように片方を折り曲げて花弁にします。葉のほうには、葉脈を表す板状の段ボールを真ん中に置きます。(右の写真) ④下地になる厚紙やプラスチックボードに花や茎・葉を並べてみます。位置を調整してそれでいいようなら、ボンドをつけて台紙に貼っていきます。 乾燥させるときには、雑誌等を上に乗せておくとしっかり台紙に段ボールが貼りつきます。一晩経ったら完成です。 |
(この作品の特徴) 工作用紙を何枚か重ねて作っていく花になります。 (右の写真の花は、折り紙で作ったものですが、工作用しか画用紙で作る方がきれいな作品になります。) (材料・道具・作り方) 工作用紙か画用紙、コンパス、定規、ペン、ハサミ、のりかボンド、カッターナイフかデザインナイフ ①下の図のように円を描いてから線を引いていきます。右の三角と半円と四角に半円は、上の花の右側のものになります。 ②円の大きさは、直径を1㎝~5㎜ずつ小さくしたものを4~5枚作ります。 ③デザインナイフかカッターナイフで線を切り、外側に切った部分を折り曲げます。 ④小さい円を切ったものを底にして、円が徐々に大きく切ったものを重ねていき、のりかボンドで貼り付ければ完成です。 ※右の花は、四角と半円を徐々に小さくして作ります。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている「クリアフォルダー」を使って作る「花」です。 (作り方) 花びらは、厚画用紙等で型を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックかサインペンで描いてはさみで切り取ります。重ねて貼ることで陰影の美しい花が生まれます。 クリアフォルダーの上に型を置く際には、お子さん達はそれを動かないようして輪郭をマジックで描くのは難しいので、型の裏側にセロテープを丸めて貼るようにして、型が動かないようにしてあげるといいでしょう。 左の2枚の写真の「花」のサイズは15㎝位で、右の写真の「栞」の方は、花の大きさは3㎝位の大きさです。花弁が小さくなると制作は作業が細かくなるので、お子さん達には向かないかもしれません。大きな花弁を貼り合わせる方が、授業では取り組みやすいでしょう。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っている「クリアフォルダー」と紙のコップを使って作る「花」です。 (作り方) 花びらは、厚画用紙等で型(大・中・小)を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックで描いて切り取ります。重ねて貼ることで陰影の美しい花が生まれます。 クリアフォルダーの上に型を置く際には、お子さん達はそれを動かないようして輪郭をマジックで描くのは難しいので、型の裏側にセロテープを丸めて貼るようにして、型が動かないようにしてあげるといいでしょう。 切り取った花びらを紙のカップの底に両面テープで貼って作ります。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている「クリアフォルダー」を使って作る「蓮の花」です。 (作り方) 花びらは、厚画用紙等で紙の型(大・中・小)を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックかサインペンで描いてはさみで切り取ります。重ねて貼ることで陰影の美しい花が生まれます。葉弁の中心にペットボトルのキャップを貼れば完成。 クリアフォルダーの上に型を置く際には、お子さん達はそれを動かないようして輪郭をマジックで描くのは難しいので、型の裏側にセロテープを丸めて貼るようにして、型が動かないようにしてあげるといいでしょう。花びらはクルクル丸めてから輪ゴムでとめ、丸みをつけていきます。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている「クリアフォルダー」を使って作る「波紋」です。クリアフォルダーを重ねることでグラデーションを作っています。 (作り方) 波紋の輪は、厚紙等で型(大きさが1㎝刻みで違う円。例えば直径10㎝・9㎝・8㎝~2㎝)を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックで描いて切り取ります。 重ねて貼ることで陰影の美しい波紋が生まれます。クリアフォルダーの上に型を置く際には、お子さん達はそれを動かないようして輪郭をマジックで描くのは難しいので、型の裏側にセロテープを丸めて貼るようにして、型が動かないようにしてあげるといいでしょう。 また、授業で制作する前には、波紋の様子を写真や実際に大きな皿やお盆に水を張って水滴を落として波紋を見せるようにします。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) プラコップにカラーフォルダを切って貼って作るライトです。クリアフォルダーは、ハサミで切ってセロテープで貼り付けるだけなので、小低のお子さんたちでも作れるでしょう。 (材料・道具)(作り方) カラーのクリアフォルダ・大きいプラコップ(ダイソー)、セロテープ、ハサミ、プッシュライトの小さいもの(ダイソー)、ハサミ ①プラコップがプッシュライトに乗っかるか確認します。 ②カラーフォルダを四角や三角など好きな形にハサミで切ります。 ※左のライトは半円の型紙を作って、フォルダーにマジックで縁取りしてからハサミで切っています。型紙があると同じ形を作るのが簡単になります。右のライトは長方形にフォルダを切って貼ったものです。 ③切ったカラーフォルダを右の写真のようにコップの外側にセロテープで貼ります。(※フォルダーは色が薄いので、3~4枚くらい重ねた方が色が濃くなって良いでしょう。) フォルダを貼る場合は、好きな形・好きな場所でいいと思います。違う色が重なると色に変化が出ますし、同じ色の場合はいろが濃くなりますから・・。 |
(この作品の特徴) プラ板とクリアフォルダーを使って作るランプシェードです。 左の作品は、鳥の形や星の形を速乾ボンドでプラ板に貼り付けたもので、右はクリアフォルダーを好きなように四角や三角や棒状にハサミで切ったものをセロファンテープで貼り付けたものです。 ボンドで貼るとボンドの後が残りますので、セロテープで貼る方がいいでしょう。貼ったセロテープは手元で見ると貼った後が汚い感じに見えますが、1mも離れれば気になりませんから・・。 また、鳥の形のようなものを作るのは小学部のお子さんたちには難しいので、四角や三角など好きなようにクリアフォルダをハサミで切ったものを貼る方がいいと思います。四角や三角の形が重なると色の変化も作れるので、こちらの作品作りがお勧めになります。 クリアフォルダは色が薄いので、2~3枚重なるようにしたほうが色が濃くなって良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) プラ板(B4 半分使うのでプラ板1枚で2個作れます。)、カラーのクリアフォルダー(ダイソー)、ハサミ、セロテープ、プッシュライトの小さいもの ①左の写真は鳥の方を書いたものにクリアフォルダーを載せて形を作っているものです。 ②クリアフォルダーを好きな形にハサミで切ります。後でプラ板にセロテープで貼るので、余り小さくしないようにします。ある程度大きい方がセロテープも貼りやすいし、フォルダーが重なりやすいのでいいでしょう。 |
(この作品の特徴) カラーのクリアフォルダを半円形や鳥の形に切って並べた模様です。 (材料・道具)(作り方) カラークリアフォルダ、画用紙、ハサミ、コンパス、厚紙、マジック ①左の模様は、厚紙にコンパスで半円を描き、ハサミで切って型紙にしたものを使って、クリアフォルダーにマジックで写し取ったものを使います。クリアフォルダーの半円は真ん中で折ります。 ②右の鳥は、「一太郎」の描画を使って描いた鳥を印刷し、それを厚紙に貼ってハサミで切って型紙にします。クリアフォルダにマジックで写し取ってからハサミで切り取ります。 |
(この作品の特徴) 折り紙とトレーシングペーパーを使って光を映し出す箱になります。 (この作品は、インターネットで見たもので、私のオリジナルではありません。作り方は、少し違います。) (材料・道具)(作り方) 厚画用紙か工作用紙、折り紙(普通の折り紙でもメタル調でもOK)、トレーシングペーパー(ダイソーか文具店)、定規、ハサミ、速乾ボンド、のり ①厚画用紙で紙の枠を作ります。(※大きさは自由です。下の左側の透明の容器は、ダイソーで売っているものです。) ②枠の底側にボンドを塗ってからトレーシングペーパーの上に置き、本等の重しを乗せて貼り付けます。ボンドが乾いたら、トレーシングペーパーの余分な部分はハサミで切り取ります。 (透明の容器の場合は、下の写真の右から4番目のようにトレーシングペーパーをハサミで切って、容器の底に置くようにします。) ③折り紙を色が付いている方を内側にして右の写真のように丸めたりします。 ④トレーシングペーパーを貼った底に折り紙を詰めていきます。これで完成です。トレーシングペーパー側を日の光に当てると作品例のように見えます。(※直接日に当てるのではなく日の光が斜めから入るようにすると色が鮮やかに見えます。) ※写真の右側では、ダイソーで売っている透明の下敷きをコの字型にして、上から押さえるようにして折り紙が崩れないようにしています。 左の作品は、「光の箱:ストロー」です。折り紙を使う代わりにストローを使っています。 |
(この作品の特徴) 「光の箱」を作ってから、箱の後ろ側にライトを置いてインテリアライトにしたものになります。 イルミネーションライト(ダイソー・光ファイバーのライトのライト部分だけ使います。) 箱形のライトは斜め横にして置くと左の写真のようになります。 (材料・道具)(作り方) 上の「光の箱」と同じ。 ①折り紙が崩れないように透明の下敷き(ダイソー)をコの字型にして押し込んでいます。 ※上の写真の「光の箱」で線状に映って部分は、右の写真のように折り紙を工作用紙にのりで貼って、カーブや円状に丸みををつけたものになります。色紙の色は、違う色を並べてもさほどその効果は見られなかったので、色を変えていく必要はないでしょう。 |
(この作品の特徴) 厚い黒画用紙で樹の枝を表現した光の箱のインテリアライトと半円状の形をしたものになります。 ライトは、白が強い方が縦長のライトで青みがかっている方がイルミネーションライトです。 (材料・道具)(作り方) 上の「光の箱インテリアライト」と同じ。 黒く見る部分は黒い厚画用紙。 |
(この作品の特徴) 「光の箱」の形を樹の形にしたものです。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、折り紙(普通の折り紙でもメタル調でもOK)、トレーシングペーパー(ダイソーか文具店)、定規、ハサミ、速乾ボンド、のり ①工作用紙を4㎝幅に切って、のりで2本つなげます。 ②樹の形になるように折っていきます。 ③樹の形に折った枠に速乾ボンドを塗り、トレーシングペーパーの上に乗せます。重しになるように本を乗せるとしっかり貼り付きます。 ④ボンドが乾いたら余計な部分をハサミやカッターに筆切り取ります。 ⑤折り紙を色の方を内側にして丸めてのりで貼ります。樹の枠に折り紙を敷きつめて完成です。できれば透明の下敷き(ダイソー)を樹の形に切って、折り紙が崩れないように蓋をするといいでしょう。 ※樹の枠が立たない場合は、右の写真のように工作用紙を樹の幹の部分にもう1枚重ねて速乾ボンドで貼るようにすると、しっかり立つようになります。 |
(この作品の特徴) 工作用紙で山の形の枠を作り、「光の箱」にしてから後ろ側からライトを当てたインテリアライトです。 (材料・道具)(作り方) 他の「光の箱」インテリアライトと同じ。 |
(この作品の特徴) 小さくなったり折れてしまったクレヨンをマーブル模様のクレヨンにするものです。勿論、クレヨンとして使えます。 (※このマーブルクレヨンは、「ほいくる」のページを見て作ったものです。) (材料・道具)(作り方) 小さくなって使いづらくなったクレヨンや折れてしまったクレヨン、電子レンジで使えるシリコンの型(深さが2~3㎝と深い方がいいです。ダイソー等)、電子レンジ ①シリコーンの方の中にクレヨンをポキポキと折って小さくしてから入れます。(小さい方がより溶けやすいです。色は2~3種類がいいでしょう。) ②電子レンジで、500Wで5~6分加熱してクレヨンを溶かします。(※電子レンジによって違いが出てくるので、事前に試しておくと良いでしょう。) ③クレヨンはとても熱くなっていますので、火傷しないように注意してレンジから取り出します。 ④よく冷やしてからシリコンの型から取り出します。 (注意点) 左の写真のマーブルクレヨンは失敗作です。失敗した理由は、2点あります。1点は、シリコンの型の深さが1㎝ほどしかなかったことで、できあがったクレヨンの厚みが5㎜くらいで割れやすいことです。型に入れたクレヨンは溶けて小さくなるので、1㎝ほどの深さでは十分ではありません。型からあふれるほどクレヨンを入れて加熱するのは難しいので、型の深さは上のシリコン型のように2~3㎝はあったほうが作りやすいです。 また、失敗したもう1点の理由は、クレヨンをポキポキ折ってシリコンの型に入れるところを、カッターナイフで細かく削ってしまったことです。細かく削ると色が混ざり合いすぎて濁ったようになってしまうのです。 ※もうひとつの注意点は、上の大きなマーブルクレヨンのように大きなシリコンの型を使うと、クレヨンの消費量が多くなることと電子レンジでの加熱時間が8~9分と長くなってレンジに負担がかかることです。長い時間加熱すると、電子レンジをさますのに時間がかかるようになります。 |
(この作品の特徴) 傾斜の付いた面に置くと、クルクルと回転して落ちていくものです。 (材料・道具)(作り方) ビー玉(中くらいの大きさ)、画用紙、定規、ハサミ、のりかボンド ①右の寸法図のように画用紙に線を引いてハサミで切り取ります。 ②点線の部分を折ると、下の左の写真の上のようになります。 ③下の写真のようにペンか赤鉛筆を使い、画用紙をしごくようにして左右両端を丸めます。 ④1㎝幅ののりしろ部分にのりかボンドを塗り、丸めた左右のどちらか片方を貼ってからビー玉を入れます。 その後貼っていない方も貼っていきます。貼り付ける位置は、3㎝幅の部分の真ん中になるように左右の丸めた部分を貼るとビー玉が外に飛び出さないちょうど良い位置になります。 貼った後は右の写真のようになります。これで完成。 ※ゆるい斜面にこのクルクルを置くと、クルクルと回転しながら落ちていきます。 |
(この作品の特徴) 口の部分をカットしたペットボトルにカラー段ボールを巻き付けて作る「段ボールの花瓶」です。 (材料・道具)(作り方) ペットボトル(なるべく炭酸系の丸いボトルがお勧めです。)、カラー段ボール(ダイソー)、カッターナイフ、ビニールテープ、油性のマジック、ハサミ、セロテープか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、定規、ペン ①下の左から2番目の写真のようにカラー段ボールをボトルに巻いて、油性マジックでボトルの切る①に印をつけます。 ②ビニールテープを数回巻いて、カッターナイフの刃が滑りづらくしてから、ペットボトルの口側をカッターナイフで切り取ります。 ※子どもたちが行うのが不安な場合は、先生がこのところは行うか、カッターナイフを差し込むところだけ先生が行えば良いでしょう。刃をボトルに入れる時が一番危ないので・・・。 ③カッターナイフで切った部分をハサミを使ってきれいに整えます。 ④カラー段ボールは、右の写真のような状態に切ります。この切り方でないと段ボールを丸めづらいからです。 ⑤カラー段ボールは幅を変えて切ることで模様を作っていきます。段ボールの端はセロテープか速乾ボンドで留めます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)に水彩絵の具で作った色水をたらして作る作品です。 (※写真は暗い感じの色合いに見えますが、実際は障子紙はもっと白く、色も鮮やかにきれいに出ます。) (材料・道具)(作り方) 和紙(障子紙)、はさみ、水彩絵の具、絵筆、お皿かコップ、水 ①障子紙に好きなように選んだ色水をたらしていきます。 ②絵の具が乾いたら完成です。 |
(この作品の特徴) にじみ絵を制作するときに、絵筆を軽く振って色水を障子紙に落とすのですが、子どもたちの中には絵筆を力一杯振ってしまい、色水がそこらじゅうに飛ばしてしまう子がいます。この絵筆のカバーは、そういったお子さん用のカバーになります。 このカバーをつけると、色水が広い範囲に飛び散ることを防いでくれます。 絵筆に色水をつけるときは、カバーが付いたまま絵筆を前に押して色水をつけ、つけ終わったら絵筆を手前に引いて元に位置に戻します。カバーは手前に四角い形が付いているので、筆に沿って丸めています。その部分を持って使えばいいわけです。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、ハサミ、絵筆、定規、ステプラー(ホッチキス)、速乾ボンド ①工作用紙にコンパスで円を描きます。 ②ハサミで円を切ってから、縦に中心に向かって切ります。 ③長方形の形を工作用紙に描いて切ります。円の所に右の図のようにボンドで貼り付けます。 ④円を丸めて絵筆に差し込み、きゅっとしまったところでステプラーで留めます。長方形の部分も丸めて完成です。 |
(この作品の特徴) 工作用紙1枚で作れる月桂冠です。オリンピックやマラソンなどで優勝した選手に贈られる冠です。テレビで表彰式の際に見ることがあるかもしれません。 材料が工作用紙1枚とボンド・絵の具(右の金色は、アサヒペンのメッキ調スプレー)・ハサミだけですみます。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 画用紙で作る「栞」です。 本を閉じると栞の頭の部分の「富士」が顔を出すようになっています。 富士が全部現れるのと富士が少しだけ現れるように変えられます。・・・富士の部分は、背景付きと背景なしの2種類になります。 (材料・道具)(作り方) 画用紙、のりかボンド、ペン、定規、ハサミ、デザインナイフ ①栞の紙(画用紙)の大きさは自由です。右の図のように、富士を描いてからA・Bの2重線の部分をデザインナイフでカットします。 ②富士の背景なしの場合は、右の図の赤線の部分をハサミで切り落としてしまいます。 ③左下の写真は、栞を数枚作る時の方法です。工作用紙で富士の型を作り、その型を使って画用紙に富士を描いてハサミで切り取ります。この切り取った部分を栞に貼り付けることで、同じ富士の栞が何枚も作れるようになるわけです。 ④栞の使い方は、Aの部分で引っかけると富士が全部姿を表し、Bの部分で引っかけると富士の頭が少しだけ出るようになります。 |
(この作品の特徴) 本を閉じると栞の頭の部分の「富士」が顔を出すようになっています。 富士が全部現れるのと富士が少しだけ現れるように変えられます。 デザインナイフを使って作るので、小学部向きではありません。 (材料・道具)(作り方) ダイソーで売っている厚紙(A4・A3)、デザインナイフ、絵の具、絵筆、定規、ペン、ハサミ ①厚紙に右の図のような寸法で線を引きます。厚紙自体の大きさ(栞の大きさ)は自由に決めます。 ②寸法図で太い線が引かれている部分は、デザインナイフで切りこみを入れるところです。 ③デザインナイフで作った切り込みは、大きい形の方が富士の全体が本を閉じたときに見える仕掛けで、小さい方は富士の山頂部分だけ見えるようにする仕掛けです。 ④富士の背景がいらないようであれば、ハサミで上の栞の右の図のようにカットします。 (この作品の特徴) 上で紹介した「栞:富士」は、1枚の紙にデザインナイフかカッターナイフで切り込みを入れて作りますが、子どもたちがデザインナイフを使うのは危険が伴う場合があるので、こちらの簡単版ではデザインナイフを使わないで作れるようにしたものです。 (材料・道具)(作り方) 画用紙、定規、ペン、ハサミ、のりかボンド、絵の具、絵筆 ①右の図のように、土台になるCの画用紙にAの画用紙とBの画用紙を貼ります。(AとBの画用紙は、端を折り曲げて貼るようにします。) ②Cの画用紙の上側に富士を描き、その下側にAを貼ります。Bのほうは富士の頂上から少しだけ下げた位置に貼ります。 (※Aの部分で本のページにはさむと富士が現れ、Bの部分ではさむと富士の頭の先だけ見えるようになります。) ③絵の具で色を塗れば完成です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「カラー段ボール」を使って作るマットです。障がいの軽いお子さん用の作品作りになります。 (作り方) ①カラー段ボールを写真の真ん中のように切って帯状にします。 ②台紙(厚画用紙)の裏側に横方向に並べる帯の端をのり付けします。のりつけしたら帯を曲げて表側にします。 ③糸を編んでいくように縦側の帯を交互に折り込んでいきます。(横の帯の上・下・上・したという順番に) ④縦の帯の端を折り返して台紙の裏側にのりで貼り付ければ完成です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「クリアフォルダー・カラー半透明」と画用紙を使って作る作品です。 障がいの軽いお子さん用と障害の重いお子さん用の作品例です。 (作り方) クリアフォルダーは半透明なので、重ねることで色が変化します。 「花」と「葉」は、自分でハサミを使ってサインペンで描いた花びらや葉の形を切ることから始めるため、障がいの軽いお子さん達用のものになります。 下の「自由な色」は、ハサミで好きなようにクリアフォルダーを切って並べるだけですから、障がいの重いお子さん達用と考えています。ボンドで貼り付ける際には、ボンドを直接つけるのではなく、絵筆にボンドをほんの少しつけ、クリアフォルダーの1~2カ所にちょっとつける程度にします。 障がいの重いお子さん達の場合は、ボンドをつけるのは先生方が行うようになるでしょう。作品例は色が薄く写っていますが、実際はもっと色は濃く見えます。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴 100円ショップ(ダイソー)で売っている「クリアフォルダー」を使って作る「クラゲ」です。 (作り方) 厚画用紙等で型を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックで描いて切り取ります。重ねて貼ることで陰影の美しい様子が生まれます。クリアフォルダーの上に型を置く際には、お子さん達はそれを動かないようして輪郭をマジックで描くのは難しいので、型の裏側にセロテープを丸めて貼るようにして、型が動かないようにしてあげるといいでしょう。 フォルダの切り取った部分をプリンカップやゼリーカップなどの容器に両面テープで貼ることでふわっとしたクラゲの感じができます。プリンカップやゼリーカップが集まらない場合は、ダイソーで似たようなものが売っていますので。それを利用するといいでしょう。「 クラゲのライト」は、クラゲのカップの底に100円ショップのダイソーで売っているLEDライトを貼り付けただけです。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている「クリアフォルダー」を使って作る「サボテンライト」です。 フォルダの切り取った部分をプリンカップやゼリーカップなどの容器に両面テープで貼ることでふわっとしたサボテンの感じができます。プリンカップやゼリーカップが集まらない場合は、ダイソーで似たようなものが売っていますのでそれを利用するといいでしょう。(給食で出たものを洗って取っておくと、作品作りで使えます。) (作り方) この「サボテンライト」は、作り方は上の「クラゲ」とほぼ同じです。違うところは、プリンカップの底に穴を開けないことと、プリンカップに貼ったクリアフォルダーの上をセロテープでぐるりと巻いてある2点です。 つり下げる必要がないのでカップに穴は開ける必要がないのと、セロテープを巻くのは、貼ってあるクリアフォルダーが上にピンと伸びるようにするためです。ライトは、100円ショップ(ダイソー)で売っている色が変化するLEDライトを使っています。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている透明の「クリアフォルダー」とアクリル絵の具を使って作る文庫本用の「ブックカバー」です。模様は、デカルコマニーのやり方でアクリル絵の具を指で押して広げるだけです。 (作り方) クリアフォルダーの閉じてある部分をハサミで切ると二つ折りの状態になります。クリアフォルダーの裏側にアクリル絵の具で好きなように色を塗れば、きれいに仕上がります。 (アクリル絵の具がない場合は、ポスターカラーに少量のお皿洗いの洗剤を混ぜれば描けます。) 厚画用紙等で型を作り、それをクリアフォルダーの上に置いてマジックで描いてはさみで切り取ることで、お子さん達にも簡単に作ることができます。授業では人数分の型紙を用意するか、あらかじめ型紙をあてて切っておいたクリアフォルダーを用意しておけばいいでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている透明のブックカバーとアクリル絵の具を使ったブックカバーです。 (作り方) カバーの裏側にアクリル絵の具をつけて、デカルコマニーの要領で絵の具を指で伸ばすだけです。ただ、実際にやってみると上のクリアフォルダーで作るブックカバーの方が、シートの厚さもあってかこちらのほうよりも数段きれいなブックカバーになります。 ダイソーで売っているブックカバーは既に形ができているので、お手柄なのはこちらですが、美しさはクリアフォルダーのが上といことになります。 真ん中と左側のほうは、カバーに色をつけるのではなく画用紙にデコルコマニーして作ったものです。絵の具が乾いたら、市販のブックカバーに差し込んで使います。絵の具を乾かしやすいのと失敗しても画用紙だけ変えれば良いので、こちらのほうがお勧めです。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っているカラー段ボールで作る、自分だけのブックカバーです。 (作り方) 左の写真の寸法図で工作用紙か厚画用紙で型を作ります。児童生徒が厚画用紙やカラー段ボール(ダイソーで売っている3枚入りのもので色は各種あり)に型紙を置いて鉛筆で書き写すようにします。 書きうつすのが難しいお子さんのほうが多いでしょうから、予め先生の方でこの型を使って画用紙等に書き写して置いた方がいいでしょう。 ハサミで切るのが難しいお子さんの場合は、はさみで切ったものを用意しておきます。カラーダンボールの方は、型紙通りに切って上下にある飛び出た部分を折り返し、4㎝幅のスリットに入れれば完成です。スリットはカッターナイフで切って作ります。 「千代紙のブックカバー」の方は、金色か銀色の折り紙がアクセントになります。金色か銀色の折り紙をちぎってのりで貼り付けます。その後、隙間に千代紙を破ったものを隙間が埋まるように貼っていきます。 ここでは青い色系統の千代紙と朱色の千代紙を貼ってあります。重なって下の千代紙が隠れてもかまわず貼ります。金色や銀色は、ちょっと見えるくらいがきれいです。 |
(この作品の特徴) 薄い金属の板を多少強く叩いても大丈夫なようにした木のタガネです。この木のタガネは、叩くヘッドの部分が大きいので叩きやすく、叩く際に間違っても手を叩いてしまうことがないように、ガードの円盤をつけてあります。 主に薄い銅版を金属のタガネとハンマー等で叩いて、銅板の表面に凸凹を作って描画や模様を描く彫金がありますが、特別支援学校の小学部や中学部のお子さんだと、そもそもハンマーで叩くことが上手く出来ないお子さん達がいます。 ハンマーで鏨(タガネ)を叩くことがうまくできないと彫金はできません。また、銅板等の薄い金属板を強く叩きすぎれば板に穴があいてしまうことも考えられます。 ・・・そこでそういった点に困らないようにしたのが、この木のタガネです。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 上の木のタガネを使ってアルミ板に彫金をおこなったものです。 アルミ板は100円ショップ(ダイソー)で売っていたアルミ板を使っていますが、ホームセンターで売っているもののほうが板の厚さがあるので使いやすいかもしれません。 ただ、ホームセンター売っているアルミ板や銅板は大きさがダイソーで売っているものよりも大きくなるので、授業で使う場合は事前に金切りばさみや万能ばさみで切っておく必要があります。・・ということで、ダイソーで売っているものが準備も楽でいいかもしれません。 (作り方) 金属の板を切った時には、ケガをしないように切り口の部分はヤスリで研磨しておく必要があります。(もし、研磨が難しいようであれば、板の周囲にビニールテープ等を巻いて、直接触れないようにすればいいでしょう。) 100円ショップ(ダイソー)の薄いアルミ板を使う場合は、アルミ板の下に雑誌等を敷いてから叩くようにします。障がいの重いお子さんの場合は、好きに木のタガネを使ってもらって自由に叩いてもらえばいいでしょう。ある程度絵を描けるお子さんの場合は、紙に描いた絵を金属の板の上に置き、テープで絵の四隅を固定して、線を意識して叩くようにしてもらいます。色を塗る場合はアクリル絵の具で塗り、少し乾いてきたらティッシュか布で拭き取るようにすると、彫金の凸凹した感じがわかっていい感じになります。 |
(この作品の特徴) ステンレスのトレイでも彫金ができないかと試したものです。(※結果は、ステンレスは彫金には適さない。アルミ板の方が授業で使いやすいことがわかりました。) 上で100円ショップのダイソーで売っているアルミ板を使った「アルミ板の彫金」を紹介しましたが、最近はダイソーでアルミ板を見かけないこともあるので、それに代わるものとしてダイソーでいつでも売っているステンレスのトレイを使って彫金を行ったものです。 「貝」をイメージして作品の見本を作りましたが、ステンレスはアルミ板や銅板に比べると材質が硬いので、板の表面に凸凹を作る際にアルミ板とは違ってより強くたがねを叩く力が必要になります。 そういうことで、ステンレス板(ステンレスのトレイ)は小学部・中学部のお子さん達にはふさわしい材料とは言いがたいです。銅板やアルミ板のほうが使いやすいので、そちらのほうの素材を活用したほうがいいでしょう。 ステンレスのトレイは彫金には向かないというのが結論です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているA3の厚紙(厚画用紙)とはさみと両面テープで作る網かご風の飾りです。 (作り方) 特別支援学校のお子さん達が作れるようにシンプルな作りにしたものです。 網かごは、細くした竹を交互に編んでいく精緻な作りのものですが、その雰囲気が出るようにしています。網の部分になる厚画用紙の幅が2㎝のものは左側のもので、厚紙(厚画用紙)の幅が1㎝のものが右のものになります。写真では右の1㎝幅の方が繊細な感じがしていいのですが、安定した座りがあるのは2㎝幅のほうですので、作る時は2㎝幅のほうがお勧めです。作り方は意外(?)と簡単です。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っている吸水スポンジを使ったサボテンです。 勤務していた行田特別支援学校の文化祭の図工・美術の作品展示で見た「サボテン」を参考にして作ったものです。小学部の作品でしたが、発想がおもしろいので自分でも作ってみました。 (作り方) サボテンのとげの部分は楊枝を刺して表現していますが、お子さん達が作る時には形やとげなどはリアルである必要はないので、楊枝だけでなく100円ショップのお弁当箱などを売っているコーナーにあるピックや竹ひごなど、色々なものを刺しても面白いと思います。 サボテン本体になる吸水スポンジ(ダイソーの園芸品コーナー)は割り箸でも削れるので、作りやすい作品と言えます。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているセメントを使って作る「手形」です。お子さんたちの卒業記念などに制作してもいいでしょう。 (作り方) セメント1袋に水は200cc位を少しずつ入れてかき混ぜます。セメントを入れるのはスーパーの肉などが入っている発泡スチロールパックを使っています。数時間から一晩ほど乾燥させてスチロールのパックをはずしたら、セメントの表面が滑らかになるように布ヤスリ(または、紙やすり)の上に乗せてこすってっていきます。色つけする場合は、アクリル絵の具を塗りますが、色は塗らない方が味わいが出ます。 手形の方が白い方は、大きな紙皿を使っています。セメントが余り水っぽくならないようにし、少し乾いてから手をセメントに押しつけて手形にしています。1時間の授業で行う時には、セメントに入れる水はできるだけ少なめにしないと手を押しつけるところまで時間内にいかなくなるでしょう。 色付けはアクリル絵の具ではなく、タイル用の白いセメント(ダイソー)に水を多めに入れ、それを手形のへこんでいる部分に流し込んでいます。乾いてからは、布ヤスリで表面が平になるようにみがきます。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っている発泡スチロールの丼を使って作るちょっと小さめの植木鉢です。 (作り方) 丼は大小の2種類を用意します。植木鉢にしたいので、底に穴をあける必要があるので、大きい丼にセメント入れてから重ねるように押し込んで入れる小さいほうの丼の底に、真ん中の写真の湯に、丸い板をボンドで貼り付けておきます。 丸い板はダイソーで売っているのものを使いましたが、今では丸い板は売っていないことが多いので、その場合は厚画用紙丸く切って重ねるか丸い形のマグネットを貼り付けても大丈夫でしょう。 乾燥させると右側の写真のようになります。この部分が薄くなっているので、底をとんと押せば丸く穴があきます。上手く成形するには、セメントの厚みが3㎜以上になるようにすることです。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている工作用紙(1枚~2枚)で作れる武将風の兜です。 子どもも大人もかぶることができます。 (作り方) 工作用紙にカッターナイフで1回横線を切るのと紙を3回~5回折るだけで作れますが、小学部低学年の子には、折り方がちょっとだけ難しいかもしれません。 (材料道具・作り方)のページに型版が載っていますので、それを参考にして先生方がついて教えれば大丈夫とは思いますが・・・。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップ(ダイソー)の工作用紙(寸法を入れるのが楽です。)・色画用紙の金色 、定規、ボンド、カッターナイフ、絵の具(アクリル絵の具がきれいです。) ①左の図のように工作用紙に線を引きます。三角形の下側の太線はカッターナイフで切る部分です。 ②三角形の斜線と真ん中の線は折り畳む部分になります。 ③カッターナイフで下の太い線の部分を切ったら、定規を当てて真ん中の線、三角形の斜線部分を左の写真のように折り曲げます。 ④アクリル絵の具を塗ります。 ⑤アクリル絵の具が乾いたら、色画用紙(金色)を切って細い板状のもの2本と円を1個作ります。兜にそれらをボンドで貼り付ければ完成です。 |
(この作品の特徴) 上の兜と同じように、100円ショップのダイソーで売っている工作用紙1枚(1枚~2枚)で作れる武将風の兜です。子どもも大人もかぶることができます。 (作り方) 工作用紙にカッターナイフで1回30㎝の横線を切るのと紙を5回ほど折るだけで作れます。 詳しくは、下のリンク先で。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 工作用紙2枚で作る兜になります。左の真田風の兜の角や六文銭の部分は、アサヒペンのメッキ調スプレーで着色しています。 (作り方) 工作用紙にカッターナイフで1回30㎝の横線を切るのと紙を5回ほど折るだけで作れます。 上の兜と基本的に作り方は同じです。 |
(この作品の特徴) 顔を覆うような面になります。兜を着けるときに侍が着用したものです。 (材料・道具)(作り方) 「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 工作用紙を使って作る「鬼の面」です。ユーモアのあるお面に比べちょっと怖く作ってあります。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、絵の具、定規、鉛筆等のペン、輪ゴム、穴開けパンチ、コンパス、デザインナイフ |
(この作品の特徴) 本型のペンスタンドですが、本の背に当たる部分がペンスタンドになっています。また、小口になる部分がメモ用紙を入れるようになっているので、全体的に本のように見えるようになっています。 型紙の図は「0から始める教材作り3」のページに載せてありますので、それを元に厚画用紙とはさみ・のりか両面テープで簡単に作れます。100円ショップ(ダイソー)で売っている折り紙を貼ると本のような感じが出せますが、お子さん達が絵や模様を描いてもいいと思います。 |
(この作品の特徴) 写真を貼る台紙は厚画用紙を切って作ります。この額の場合は、L版に合うように17㎝×12㎝にしてあります。(勿論、サイズは自由です。) 小学部くらいのお子さん達ですと四角い台紙にきっちりと折り紙をちぎって貼るのは難しいのですが、はみ出した部分は裏側には折り込んでしまえば四角い形に作れます。ただ、はみ出した部分をそのままにしたほうが、味わいが残ると思いますので、私ならわざわざ四角い台紙にしないではみ出した部分はそのまま残します。子ども達が作ったものに大人が手を加えることは最小限にすべきだと考えるからです。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている紙紐(茶色と白)とPP板(PPシート)・ボンドを使って作るランプシェードです。今回は茶色の紙紐1個と白い紙紐少々を使っていますが、どちらか1個あれば作れます。今回2種類使ったのは、見た目を面白くするためです。 (作り方) ①使うライトにPP板(PPシート)を巻いてみて、ホチキスで留める部分も考慮してハサミでPP板を切ります。。 ②PP板を丸めたら、ホッチキス(ステプラー)で端の上下を閉じます。ホチキスは、手で持って使うタイプで大きめのもでないと針が貫通しません。PP板(PPシート)がない場合は、厚画用紙等を使います。 ③ボンドを少量の水で溶かして紐にからませ、丸めたPP板に巻いていきます。適当に巻いてOK。 ④一晩おいてボンドが乾いたら、PP板と紙紐の間に手を差し込んでPP板をへこませて紙紐をはがしていきます。 ⑤PP板がはずせたら完成です。ライトの方はダイソーで売っているライトでもOKですが、上の右の写真のように、より光量の大きいライトの方がライトを点灯させ時にきれいです。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている厚画用紙を使って作るランプシェードです。ライトは、ダイソーで売っているプッシュ型の丸いライトを使います。厚画用紙の貼り方が少々面倒なので、しょうがうぶのお子さんたちには向いていない工作かもしれません。 (材料・道具)(作り方) 厚画用紙1枚、はさみ、定規、ペン、ボンド、ホチキス(ステプラー) ①上下の輪になる部分の幅は2㎝。縦の棒になる部分は幅が1㎝。斜めの棒になる部分は5㎜幅です。初めに縦の部分を2㎝間隔で貼ります。 ②次に斜めの部分を縦の棒の2つ先に来るように貼り、最後に上下の輪を作ってホチキスでとめれば完成です。 |
(この作品の特徴) 毛糸で作るランプシェードです。 (作り方) 作り方は、上の「紙紐で作るランプシェード」と同じです。 ダイソーで売っているPP板(PPシート)を丸めてホッチキスで留め(PP板を止められるだけのホッチキスがない場合は、輪ゴムを5~6本を丸めたPP板に入れてもOK)、毛糸をボンドにつけながらぐるぐると巻くだけです。 ボンドをいちいちつけるのが面倒な場合は、とりあえず毛糸をぐるぐる巻いてしまい、巻き終わってからボンドで毛糸の表面に手で塗りたくっても大丈夫です。2日間くらいかけてボンドを乾燥させ、PP板(PPシート)を抜き取れば完成になります。 |
(この作品の特徴) 風船とボンドと毛糸を使って作る、「毛糸のランプシェード」です。 (作り方) 毛糸にボンドをつける際に手指がボンドでどろどろになるので、指が汚れることを嫌うお子さんには適さないかもしれませんが、膨らませた風船に毛糸をくるくる巻き付けるだけなので失敗の少ない作品作りと言えましょう。 コツは毛糸1本の長さを風船2周りするくらいの長さにすることと、ボンドに水を入れすぎないようにすることです。ライトの方は、100円ショップで売っているLEDライトを使っています。白熱球のほうがきれいなのですが、作るのに手間がかかるのと家庭に持ち帰ることを考えるとLEDのライトの方が予算もかからないしお手軽です。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) ビーチボールに麻縄を巻き付けたランプシェードです。ライトは以前作った白熱灯を使っていますが、ダイソーで売っているLEDのライトでもOKです。(白熱灯の方が色味が良いのですが・・。) 麻縄を扱っていると細かな繊維(?)が出てくるので、呼吸器に問題があるお子さんの場合はマスクをするといいでしょう。そう気にするほどの量ではありませんが、万が一ということも考えておきたいものです。 (材料・道具) ダイソーで売っているビーチボール(26㎝㎝の大きさのもの)・麻縄・ボンド・水、セロテープや両面テープの紙の芯。(ビーチボールの麻縄を乾燥させるときに台にするとボールが転がってしまわなくなります。) (作り方) ①ビーチボールを膨らませたら麻縄を巻き付けます。 ②ビーチボールの空気を入れる所は、麻縄がいかないようにします。(※子ども達が空気を入れる弁の所を避けて麻縄を巻くのが難しい場合は、避けて巻かなくてもある程度ボンドが乾いたら、弁の周りの麻縄をハサミでカットすれば大丈夫です。) ③麻縄を巻き付け終わったら、ボンドを水に溶いて(水は少なめ)麻縄に塗り込んでいきます。 ④ボンドが乾いたらビーチボールの空気を抜いて、ボールを引っ張り出します。ビーチボールの空気を入れる周囲は下側にしていたためボンドが流れ落ちて乾燥しづらいので、その部分を上にして更に乾燥させます。 ⑤乾燥したらライトにかぶせて完成。 |
(この作品の特徴) 麻縄のランプシェードに色をつけたい場合は、左の写真のようにセロファン(ダイソーでも売っています。)に両面テープを貼り付け、それをランプシェードの内側に貼り付けるようにします。 (作り方) ダイソーのセロファンは色が割合薄いので、そのままではライトを点灯させた時に色がわかりづらいですから、セロファンは2~3枚を重ねて貼るようにすればライトをつけたときにしっかり色が見えるようになります。 麻縄だけのランプシェードも味わいがあっていいのですが、色が入るとひと味違って見えてきれいです。ライトはダイソーで売っているLEDライトでもOKですが、白熱灯に比べるとLEDライトの方は、光量がどうしても足りない感じがします。 |
(この作品の特徴) 高さが25㎝ある麻縄のランプシェードです。 (作り方) 麻縄の巻き方は、この作品よりも大雑把に粗く巻いても良いと思います。初めは、ダイソーで売っていた小さなごみ箱に麻縄を巻いて作りましたが、ごみ箱が硬いプラスチック製で麻縄を高く巻くとはずせなくなると考えました。 麻縄を巻くもの(土台?)は軟らかい素材でないとボンドが乾いてから取り出すことが難しいので、ダイソーで売っているPP板(PPシート)を筒状にして麻縄を巻きました。 PP板(PPシート)は軟らかい素材ですから、麻縄を高くまで巻いても簡単に取り外せます。お子さん達が難しくなく作れ、高さを充分に出せるランプシェードです。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 上ののランプシェードは「麻縄」を使っていますが、こちらはダイソーで売っているアルミの針金(円盤の枠は2mmの針金・巻いてあるのは1mmの針金)を麻縄の代わりに使ったものです。 (作り方) 左の針金のランプシェードは、ダイソーで売っているPP板(PPシート)で円筒を作ってから、2mmの針金で底の方と上側に円盤を作り、あとはひたすら1mmの針金を円盤の所を通して巻いて作ります。PP板(PPシート)は取り外さないでそのままランプシェードにします。 右側のほうは、完成してからPP板(PPシート)をはずしてしまい、針金だけのランプシェードになっています。このランプシェード作りは、中学部・高等部向きかもしれません。針金を巻く時間がかなりかかるので、ちょっと小学部には無理でしょう。また、どちらも針金を5~6セット使わないとできませんので、材料代が500~600円以上かかってしまうので、サイズを小さくしないと材料代がかかりすぎます。 この針金のランプシェードは、高さが25㎝ありますが、15~20㎝位にすれば400円位でできるでしょう。針金でもランプシェードは作れることはわかりましたが、授業に向いているかというと2時間ではできない内容なので、ちょっとどうだろうと思います。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っている青い色のPP板(PPシート)を20㎝の高さに切ってアルミの針金を巻き付けた針金のランプシェードです。 1枚のPP板(PPシート)から筒になる部分が3枚取れます。1mmの針金も2セットあれば大丈夫なので、材料代もそんなにはかかりません。ここでは針金を使っていますが、針金だと子ども達がケガをしそうだと心配なときは、針金の代わりに毛糸を使うと良いでしょう。毛糸の場合は穴に通す時に通しづらいでしょうから、先端をセロテープかガムテープを巻いて硬くすると、穴に毛糸が通しやすくなります。ライトがついている写真は白熱灯です。ダイソーで売っているLEDのプッシュライトでも同じように見えますが、白熱灯のほうが数倍明るいですが、準備するにはプッシュライトのほうが簡単です。 (材料・道具) 100円ショップのダイソーで売っている青色のPP版(PPシート 厚さ0.75mm 400×570mmの大きいサイズのものです。)・アルミの針金(1mmの太さ・使う色は自由。銀色・金色・緑・赤・紫・黒などがあります。)、万能はさみか大きなハサミ、パンチ、大きいホチキス(ステプラー)、白熱灯かダイソーで売っているLEDのプッシュライトライト)、サインペン、定規 (作り方) ①PP板(PPシート)を高さ(幅)20㎝でサインペンかマジックで線を引き、大きいハサミで切ります。 ②穴開けパンチで穴をあけます。この穴に針金を通すようになります。 ③PP板(PPシート)を筒状にしたら、大きなホチキスで上下2カ所を閉じます。 ④針金の端を穴に通してねじって取れないようにします。 ⑤穴に針金を通していきます。まっすぐ下の穴に向けて通してもOKですし、斜めにしてもかまいませんから通していきます。針金は筒の内側には通しません。筒の外側だけです。 ⑥ある程度針金を通せたら完成です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているPP板(PPシート)で筒を作り、そこへ凧糸をぐるぐると巻き付けたランプシェードです。 (作り方) PP板(PPシート)の筒は、大型のホチキスで筒の上下を止めることで筒の形を保てるようにします。凧糸は、ぐるぐる巻いてから指で下へ下へと下げてきっちり巻くようにしていきます。 小学部のお子さん達では、凧糸と凧糸の間の隙間をなくしてきっちりと巻くことは難しいので、中学部や高等部のお子さん達が取り組む作品作りになるでしょう。小学部のお子さん達が作る場合は、きっちりと巻かなくてもよいことにすればいいでしょう。そうすれば難しくはありません。 |
(この作品の特徴) 円錐の形のランプシェードです。トンガリハットと凧糸で作ります。 (材料・道具) 凧糸、両面テープ、ボンド、ボンドと水をませるための容器(たらいでも紙コップでもなんでもOK)、トンガリハット大(4個入り・ダイソー)・ダイソーのプッシュライト (作り方) ①円錐形に凧糸を巻こうとすると、巻いている内に糸がゆるんだりずれてしまってうまく巻くことはできません。そこでトンガリハットに、右の写真のように両面テープを貼ることで凧糸がずれないようにします。 ②下の左の写真のように、トンガリハットの先端側から巻いていきます。 ③巻き終わったら、凧糸の最後のところはボンドを少し多めに塗って動かないようにします。水を少量入れた所にボンドを入れてかき回し、そのボンドを巻いてある凧糸に塗りつけます。 ④一晩乾かします。 ⑤ボンドが乾いたら、下の右の写真のように、内側のトンガリハットをつぶすようにして取り出します。 ⑥ランプシェードのボンドが完全に乾いたら完成。 ※凧糸だけでランプシェードを作ると形が崩れやすいものになります。上の「凧糸とPP板(PPシート)のランプシェード」のように、形になる部分はPP板(PPシート)のようなもので作り、形が崩れないようにした方がお子さん達が制作する際には良いでしょう。 |
(この作品の特徴) ビーチボールに毛糸を巻き、その上に和紙(障子紙)を水に溶かしたボンドで貼ったランプシェードです。 ライトを点灯すると中の毛糸が浮かび上がるのですが、ライトをつけない和紙のボール状態の時が余り美しくないのが残念。制作に手間がかかるしボンドも結構な量を使う割には作品としては今一かなという感じです。 お子さん達が作っていて、大変な割には感動が少ないかもしれません。作ってみようかなと考えている先生方に、こうなりますよという例です。 |
(この作品の特徴) ビーチボールに和紙(障子紙)を貼って作るランプシェードです。ライトは、ダイソーで売っている光ファイバーのイルミネーションライト。光量が少ないせいか、輝きが少々足りない感じがします。 (作り方) ①ボンドを水で溶かし、障子紙をぬらして貼っていきます。 ②2~3層に貼れたら乾燥させます。 ③ビーチボールの空気を抜き、障子紙の中から取り出します。 ④ランプシェードの形を整えたら完成です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っていたお風呂で使う「バスライト」をライトにした和紙のランプシェードです。 バスライト(下の左の写真)は色が変わるので、写真のように様々な色合いを見せてくれますが、明るい展示場所ではその違いがわかりづらいのが難点でしょうか。 (作り方) ランプシェードは、右の図のように葉っぱのような形の型紙を作ってから障子紙に10~12枚くらい写して、それをハサミで切って使います。 障子紙はバスライトの側面に少しずつ重なるように貼るのですが、両面テープを使って貼っています。 |
(この作品の特徴) 凧糸を使ったランプシェードです。 右の紅白の色のランプシェード(筒型)は、ダイソーで売っているPP板(PPシート)を筒状にして、凧糸と樹脂製の色のついている凧糸(?)を巻き、水に溶いたボンドを塗って固めたものです。色のついた凧糸は細いので、使いづらくお子さん達の作品作りには良い素材とは言えないでしょう。「こんなものもできますが・・。」という感じでしょうか。 左側のランプシェードは、ダイソーで売っている「トンガリハット」を2個使ってこの形にし、そこへ凧糸を巻いてボンドで固定したものです。形が面白いのですが、真ん中のくびれたところから上の部分・下の部分を巻いていく作業になるので、作るとしたら高等部のお子さんになるかなと思います。小学部や中学部のお子さん達には、きっちりと隙間なく巻いていくのは難しいでしょう。 (材料・道具・作り方)左のランプシェード 100円ショップ(ダイソー)で売っている「トンガリハット」(4個入り)、ボンド、水、凧糸(できるだけ太いもの)、両面テープ、セロテープ、ダイソーで売っているプッシィライト ①トンガリハットの1個の上の部分をハサミで切り落とします。もう1個のトンガリハットを切り落とした方に差し込みます。2個のハットがずれないようにセロテープで2~4カ所留めます。 ②左から2番目の写真のように、両面テープをトンガリハットの上下の両方に貼り付けます。 ③右から2番目の写真のように、凧糸を巻く方だけ両面テープを取って、くびれた細い部分から凧糸を巻いていきます。片方が巻けたらもう片方をやはりくびれた部分から巻きます。 ④ボンドを少量の水に溶かして凧糸の全面に塗り込みます。塗り込むのは手でやるときれいに塗り込めます。 ⑤2日間ほどかけて乾燥させます。 ⑥中に入っているトンガリハットをつぶすようにして取り出します。これで完成です。できればもう1日乾燥させて、ランプシェードの中側も乾かします。 ※凧糸で作ったランプシェードは、PP板(PPシトー)等の芯になる部分がないので形が崩れやすいです。取り扱いは丁寧に。 ※凧糸だけでランプシェードを作ると形が崩れやすいものになります。上の「凧糸とPP板(PPシート)のランプシェード」のように形になる部分はPP板(PPシート)のようなもので作り、形が崩れないようにした方が良いでしょう。 |
(この作品の特徴) 上で紹介した「凧糸のランプシェード」は、糸を隙間なくきっちりと巻くようにするので高等部の生徒さん向きと書きましたが、こちらは隙間を気にすることもなく好きなように巻き付けるだけで作れるランプシェードです。斜めに巻き付けても大丈夫ですから、小学部のお子さんでもOKになります。 (材料・道具・作り方) ホームセンターの凧糸を売っているコーナーにある樹脂製のカラー糸(彩ライン)、ダイソーで売っているPP板(PPシート)、ボンド、水、大きいホチキス) ①PP板(PPシート)を丸めて筒状にします。PP板が重なっている部分をホチキスで留めます。 ②凧糸の端をセロテープで留めます。 ③糸をグルグル巻いていきます。隙間があってもかまいません。 ④少量の水で溶かしたボンドを糸の上に塗り込めます。手で塗るといいでしょう。 ⑤乾燥させます。できれば2日間以上。 ⑥糸をPP板からはずします。PP板をつぶす感じではがすときれいに取れます。ランプシェードの内側が完全に乾ききっていないなら、もう1日乾燥させます。これでランプシェードの完成です。 |
(この作品の特徴) ダイソーで売っているホットボンドとグルーガンとPP板(PPシート)で作るランプシェードです。透明で細かな細工がきれいな作品になります。 (作り方) 100円ショップのダイソーで売っているPP板を丸めて筒状にし、大きいホチキスでPP板が重なった部分をとめます。 ホットボンドは、写真のランプシェードのように大きなものになると1セットは使ってしまいますが、100円ちょっとですから材料代としてはそうかかると言うほどではありません。ダイソーで売っているプッシュライトの小さいものをライトにするのであれば、ホットボンドは半分くらいですむでしょう。 筒状にしたPP板に縦・横・斜めとホットボンドを糸状に垂らしていき、大きな隙間がないようにしていきます。一晩乾燥させたらPP板をつぶすようにしてホットボンドのランプシェードをはがしていきます。ガラス細工のような繊細なランプシェードができます。 下のランプシェードは、ある程度ホットボンドをPP板に垂らしてから、その上に千代紙を切ったものを置き、その上にホットボンドを垂らして閉じ込めるようにしたものです。 ランプシェードにアクセントがつきますが、ガラス細工のような見た目の感じが損なわれる面もあるので、私は上のホットボンドだけのものが好きです。ただ、こういう形・方法もあるという参考に紹介します。 右のランプシェードは、ライトをダイソーのLEDインテリアライトを使ったものになります。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)をビーチボールに貼っで乾燥させてから、その上にグルーガンでホットボンドを垂らして作るランプシェードです。ホットボンドの編み目のような模様が見られます。 (作り方) ①ボンドを水で溶かし、障子紙をぬらして貼っていきます。 (右の写真の左のように両面テープやガムテープの紙の芯をビニールテープ等で貼り付けておくと、ボールが転がらなくなって、手で押さえていなくても障子紙を貼る・ホットボンドを垂らすことが容易になります。) ②2~3層に貼れたら乾燥させます。 ③和紙(障子紙)が乾いたら、グルーガンでホットボンドが網目状になるように、縦横斜めと垂らします。 ④ホットボンドが乾いたら、ビーチボールの空気を抜いて取り出します。 ⑤ランプシェードの形を整えたら完成です。 |
(この作品の特徴) ビーチボールに和紙(障子紙)を貼ってからグルーガンでホットボンドを垂らし、ホットボンドを取り出してランプシェードにしたものです。ライトは、ダイソーで売っているイルミネーションライト。 (※ライトは、プッシュライトのように白い色のものの方が、ホットボンドのガラスのような感じが表現できていいでしょう。右の写真) (作り方) ①ボンドを水で溶かし、障子紙をぬらして貼っていきます。 ②2~3層に貼れたら乾燥させます。 ③和紙(障子紙)が乾いたら、グルーガンでホットボンドが網目状になるように、縦・横・斜めと垂らします。 ④ホットボンドが乾いたら、ビーチボールの空気を抜いてビーチボールを取り出します。 ⑤和紙(障子紙)からホットボンドの網目状になったものを取り外します。 ⑥ランプシェードの形を整えたら完成です。 ※ホットボンドで網目状のランプシェードを作るには、ビーチボールにホットボンドをそのまま垂らしては、ビーチボールに穴があいてしまうだろうということで、和紙(障子紙)を貼って熱がビーチボールに伝わりづらくしました。ホットボンドをビーチボールに直接垂らしたらどうなるかを試したのが、下の「ホットボンドのランプシェード」になります。 |
(この作品の特徴) ビーチボールに直接グルーガンでホットボンドを垂らして作るランプシェードです。ライトは、プッシュライトを使用。 (作り方) ①ビーチボールの底のところに両面テープかガムテープの紙の芯をセロテープかビニールテープで貼り付けます。こうすることでビーチボールが転がらなくなり、片手でボールを押さえる必要がなくなります。 ②グルーガンでホットボンドをビーチボールに直接垂らしていきます。縦・横・斜めと垂らしていきます。(※球体の形を維持できるように、できるだけ上の左の写真のようにホットボンドが重なるように・交差するようにします。・・この辺は色々な方向にホットボンドを垂らせば自然とそうなります。 ③ホットボンドが乾いたら、ビーチボールの空気を抜いて外していきます。上の和紙(障子紙)を貼ったものに比べて、ホットボンドがビーチボールに強くくっついているので、ホットボンドを外すのが少々面倒になります。 ④形を整えたら完成です。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)をお花紙で花を作るように交互に折って作るシェードです。 (作り方) 左の花のようなものは、折った紙の真ん中をステプラー(ホチキス)でとめ、和紙の端を花弁のように切り取ったものになります。 右側の扇形方は折り畳んだ和紙の端を画用紙の台で倒れないようにしてあります。 花の方は下にプッシュライトを置けるように和紙でライトをくるりと巻いた台にします。扇形の方は後ろからライトを当てます。和紙のぼんやりとしたような淡い光を楽しむランプシェードです。 |
(この作品の特徴) プッシュライトと紙コップを組み合わせたランタンです。模様は紅葉した落ち葉を使っています。 (作り方) 紅葉した落ち葉を押し花のように本に挟んで圧をかけ、反り返った葉を平らな状態にします。葉の反り返りが強い場合は、霧吹きで水分を補給するといいです。 葉が平になったらボンドで紙コップに貼り、葉に水で溶かしたボンドを塗ることで表面をコーティングします。水に溶かしたボンドを塗ることで乾燥しても葉が破れて落ちてしまうことがなくなります。 ライトはダイソーで売っているプッシュライトの小さい方を使います。紙コップはダイソーで売っている紙コップで400?のものを使えば、プッシュライトにちょうどピッタリサイズが合います。紙コップが2個の方は、紙コップ(2個)の底をカッターナイフで切り取ってから、底と底をボンドで貼り付けます。 |
(この作品の特徴) 紙コップに紅葉した葉を貼った秋色のコップです。 (作り方) 葉は、その上に和紙(障子紙)を貼ると紅葉した葉は見えなくなってしまいます。そこで葉っぱの裏側にボンドを塗ってコップに貼り、葉っぱの表面にも水で溶かしたボンドを塗ってコーティングするようにします。こうすることで手で触ったり洗っても葉が落ちたりしなくなります。 紅葉した落ち葉は乾燥しているので反っていたり丸まっていたりすることが多いですから、霧吹きで葉に水分を含ませ、ティッシュで包んで本などの重しを置いてしばらく放っておき、葉が平になってから使うようにします。 |
(この作品の特徴) 割り箸を両手で持って、紙皿の間にまきつけた糸を動かすものです。 (作り方) 紙皿2枚をペットボトルのキャップで貼り付けて、真ん中の写真のようにコマのようなものを作ります。そのコマに割り箸2本についているひもをくるりとからめて完成です。(紙皿は、左右1枚ずつだと軽すぎて回転しづらいようでしたら、左右の紙皿に両面テープで紙皿を2枚・3枚・4枚と貼って重くしていけば回転しやすくなります。) 両手に割り箸を持ち、交互に左右の手を上げ下げすればコマがクルクル回転します。コマになる紙皿にシールを貼ったり、赤・青・黄色などの色を塗っておくと、コマが回ることできれいな模様に見えます。両手を交互にリズミカルにあげさげするのがこつでしょうか・・。この「綱渡り」は紙皿を使っていますが、カップ麺の容器2個で作るのも「0から始めるおもちゃつくり6」のページに載っています。カップ麺の容器で作るのはちょっと難しくなりますが、こちらの方が重い分回転しやすいです。 (材料・道具)(作り方) 紙皿2枚、ペットボトルのキャップ2個 、たこ糸(1m位)、割り箸、セロテープかビニールテープ、速乾ボンド(または、両面テープ) ①左の写真のように、紙皿にペットボトルのキャップを速乾ボンドか両面テープで貼り付けます。(なるべく紙皿の中心に貼ります。) ②もう1個のキャップを紙皿についたキャップの上にのせ、ボンドを塗ってからビニールテープを巻いて固定します。 ③右の写真のように、もう1枚の紙皿を両面テープか速乾ボンドでキャップに貼り付けます。 ④割り箸にたこ糸を結んでボンドをつけ、ボンドが乾いたら完成です。(紙皿に色紙を貼ると回転するときにきれいです。) ※たこ糸はキャップに2回くらいくるくる巻きます。割り箸を両方の手で持ってコマを傾けると、コマがくるくる廻って左右に移動します。 |
(この作品の特徴) (材料・道具・作り方) スチロールのどんぶり2個(ホームセンターかコンビニか100円ショップのダイソー)、プラ段ボールか厚画用紙(厚紙)、ペットボトルのキャップ2個、ビニールテープ、サインペン、たこ糸(1m位)、はさみ、ウルトラ多用途ボンド、割り箸一膳 ①左の写真のように。スチロールのどんぶりをさかさまにしてプラ段ボールか厚画用紙に乗せ、サインペン等で円を描きます。 ②はさみで描いた円を切ります。 ③ボンドでどんぶりとプラ段ボールか厚画用紙を貼り付けます。(ウルトラ多用途ボンドがいいです。) ④ペットボトルのキャップ2個をビニールテープでぐるぐる巻いてつけます。 ⑤ウルトラ多用途ボンドでキャップとどんぶりを貼り付けます。 ⑥割り箸を割って2本にし、左お写真のように、糸を結ぶ部分をカッターナイフで少し削ります。削ることでたこ糸がはずれずらくなります。 ⑦割り箸にたこ糸を結んだら、ボンドで結んだところを固めます。ボンドが乾いたら完成です。 ※キャップの部分には、たこ糸を2~3回ぐるぐると巻いてから割り箸をに左右交互に上げ下げするとコマ(どんぶり)がクルクルと回ります。 |
(この作品の特徴) 紐通しはちょっと退屈な活動ですが、それを作品にしたものです。作品になれば、ちょっとやる気もでるかも。 穴の開いた板に延々とひもを通していく「ひも通し」は、子どもたちにとってはあきやすい活動になりやすいです。「もうちょっとがんばろう!」・「次はここの穴だよ。」と声かけしながら子どもたちの表情を見ていると、「飽きても仕方がないか・・。」と思ってしまうことも正直あります。 たいくつな(?)ひも通しの学習が、図工・美術の作品になればおもしろいかもしれません。ここの次はこの穴などと言う指示はしないで、「好きな穴に糸を通して良いよ。」と自由にお子さん達にやらせてあげる活動あっていいと思います。教員が手を貸すのは、毛糸を取り替える時(毛糸を細い棒に取り付ける)でいいでしょう。子どもたちが、好きにひも通しをやっていて、結果として個性の出た作品になればいいと思います。 (材料・道具) 100円ショップで売っている「焼き網」と毛糸、竹串やひご等の5㎝位の細い棒(この棒に毛糸を巻き付けます。)、毛糸を細い棒に巻き付けるためのセロテープかビニールテープ |
(この作品の特徴) 細かな砂粒や金属などの研磨材を高速でガラスや金属に当てて研磨するサンドブラストというものがありますが、学校にはそういった機械はないので、機械がなくてもサンドブラスト風の模様をガラスのコップにつけられる方法で作ったものです。 大人がやると10分位でできますが、お子さん達ですとその2~3倍以上は時間がかかるかもしれません。 ガラスの外側の表面に模様がつくので、コップとして普通に使うことができます。制作する場合は左側の「1」の方が作りやすいのでお勧めです。 「2」のらせん状の模様の方は、ヤスリがけで模様がきれいにつきづらいので、お子さん達にはつくりづらいと思います。 コップは硬質ガラスでないほうが模様ができやすいですので、ダイソーで買う際にはその辺を確認した方がいいでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 中学部3年生の卒業作品は、毎年担任が考えて子どもたちと制作していきます。(小6・高3も同様)完成した作品は、卒業式に会場である体育館への通路に飾られます。 昨年は、段ボールで写真立てを作ったそうです。以前は市販品のオルゴール箱などを作っていましたが、最近は先生方が考えたものが多いのが傾向です。どうせ作るのですから、家庭ですぐにお蔵入り(?)になるようなものではなく、ずっと使えるようなちょっとすてきなものがいいと思いますが、子どもたちの力には幅があって、なかなか思うようにはいかないというのが現状です。 アクリル板は教員がカットしますが、台の分の木の所は、治具を考えて障がいの重いお子さん達も含めて子どもたち全員がのこぎりで木を切り、紙やすりで磨き上げて、場合によってはオイルステン等でチーク等の色づけも行えるようにしたいと考えています。卒業を前にすると卒業式の練習等で美術の時間(週に1時間)がとれないことも考え、12月か1月にはスタートしないと厳しくなります。今回の試作品は、全体のバランスが悪いのと写真を2L版にしたので、アクリル版1枚からスタンドが1個しか作れないので、費用をもっと押さえる為にも写真はL版のサイズで「2」を作っていきます。 |
(この作品の特徴) 「卒業制作の見本1」が、デザイン的にも良くなかったので、この「2」を作ることにしました。中3の生徒が、障がいの重い生徒さんも含めて作品作りができるような内容で、デザイン的にもいいものをということで作りました。(正直、これではまだダメという感じです。) 全てを子どもたちが0から作ると手作り感があっていいのですが、、卒業後しばらくすると家庭で「これはいらないかな・・。」ということになりかねないので、何年も飾ってもらえるような作品にすることにしました。 予算を安くあげるために、板(集成材)以外は、100円ショップで手に入るような商品を活用しています。アクリル板を例にとると、ホームセンターで買えば500円のものが100円ショップでは200円(210円)です。アクリル板の品質が違う為、値段に差が出るのだと思いますが、高い方を使ってもアクリル板自体が日の光で変色しやすいので、まあいいかなというレベルです。 生徒が行うのは、透明のアクリル板にアクリル板のカラーのものを割って作った破片をボンドで貼ることとカットした集成材を磨くこと・ニスかワックスをを板に塗ることです。障がいの重い子どもたちでは、そのくらいまでがなんとかできる範囲。初めは板のカットも治具を作ってやらせようかと思いましたが、3クラス分用意するのはちょっと大変なのと、時間的に余裕もないので、今回はやらないことにしてあります。 |
(この作品の特徴) 卒業制作の見本は、「1」と「2」を作りましたが、どうにも自分の中でOKといえるようなものになりません。そこで、授業を始めるタイムリミットも近づいてきたので、この「3」を中3の生徒が作る卒業制作の見本とすることにしました。 生徒達がおこなうのは、アクリル板の色選び・台座の木の色塗りの色選び・台座に当たる木の磨き(紙やすり)とアクリル板のカット(ペンチで割っていきます。 障がいの重い生徒さんには、あらかじめ割ったアクリル板を用意します。)・割ったアクリル板選んだカラーのアクリル板に貼る・台座に着色ニスを塗るという活動になります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 100円ショップでペンダントにちょうど良い「おかず容器」を見つけたので、ペンダントを作りました。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップのダイソーで売っているプチファッションケースなど形のおもしろいものや丸い形のケースなど・ビーズ、ガラスボール・リボン(1本で4人分くらいとれます。)・紙粘土(1袋)、はさみ、ホチキス、布ガムテープ ①ケースの蓋やケースに紙粘土を指で押し込みます。あとからビーズやガラスボールを入れるので、たっぷり入れるというよりもやや少なめに紙粘土を入れます。 ②ビーズやガラスボールは押し込むようにいれます。しっかりいれないと後でぽろぽろ落ちてしまうからです。 ③リボンを首にかけられるだけの長さにハサミで切ります。 ④ホチキスでリボンの先端を留めて、輪っかにします。 ⑤布ガムテープでケースやケースの蓋の裏側にリボンを貼り付けます。 ⑥このままでもいいのですが、紙粘土が余っているようでしたら、ケースの裏側にも紙粘土を貼り付けます。紙粘土が乾燥したら完成です。 |
(この作品の特徴) 紙コップの底の部分(糸底)を使ってブローチを作った作品になります。 (※紙コップの底の取り方は、下の写真を参考にしてください。) (作り方) 紙コップの底の部分にボンドを入れ、そこに100円ショップのダイソーで売っているビーズ等をいれて貼ったものです。 作ってみると粒の小さいビーズを使うのが一番良い結果になりました。材料代や重さや大きさを考えるとベストということになります。粒の小さいビーズは割合と種類もあるので、使うビーズを変えていけば作るお子さんの個性も出てくるでしょう。 ピンは、ダイソーで色々な種類・大きさの安全ピンが売っていますので、それを使うと良いでしょう。 |
(この作品の特徴) 上と同じ。ビーズは (材料・道具)(作り方) 上と同じ。 ビーズは、100円ショップのダイソーで売っているものです。色の付いたガラスは、ホームセンターのジョイフル本田で買ったものです。 |
(この作品の特徴) ペットボトルの底側は、模様がペットボトルによって違います。その模様の違いを活かした「ブローチ」と「メダル」です。 (材料・道具) ペットボトル、はさみ・カッターナイフ(または、ペットボトルを切るはさみ)、ホームセンターで売っているアサヒペンのメッキ調のスプレー(ゴールド・シルバー・ブロンズがあります。)、新聞紙、メダルにする場合はリボン、ブローチにする場合はダイソーの手芸コーナーで売っているコサージュ用のピン、ビー玉、ウルトラ多用途ボンドか瞬間接着剤(瞬間接着剤は、小さなお子さんが使用するのは避けた方が良いでしょう。) (作り方) ①カッターナイフで底側を切り取ります。この作業はお子さん達がやるにはちょっと難しいのと危険なので、先生方の仕事になるでしょう。 ②はさみで切って底側の形を整えます。 ③アサヒペンのメッキ調スプレーで色をつけます。 ④塗料が乾いたらリボンは布ガムテープで貼り付け、ブローチの方はコサージュのピンをウルトラ多用途ボンドで貼り付けます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) スパゲティを使ったメダルです。色々な形を作れるのがいいところです。 (作り方) 厚画用紙の円盤の上にスパゲッティをボンドで貼り付けていきます。棒状のスパゲッティは、ボンドで貼り付けて乾燥させてから、はさみで円盤からはみ出している部分を切れば形がきれいになります。細いスパゲティは、折れやすいので扱いづらいかもしれません。 お子さん達がやりやすいのは、左の写真のようなパスタがいいでしょう。色をつける時は、ホームセンターで売っているアサヒペンのメッキ調のスプレーを使います。色は、ゴールド(真鍮色)・シルバー・ブロンズがありますが、華やかに仕上がるのはゴールド(真鍮色)の色のスプレーです。リボンはダイソーで売っているものを使っています。 |
(この作品の特徴) 特別支援学校の美術の時間に盆栽作りをするのは聞いたことがありませんが、学校の校舎の影にある苔を使えば、苔のミニ盆栽(?)が割合簡単に作れるので、参考に作ったものです。 100円ショップで売っている植木鉢と土、校庭に転がっている石を使えば盆栽の雰囲気が作れます。 正しいミニ盆栽の作り方ではありませんが、苔の盆栽ならなんとかなるでしょう。ちゃんとしたミニ盆栽を作る時は、ミニ盆栽のサイトを検索していきます。 |
(この作品の特徴) 「ミニ盆栽」同様、ミニ石庭も割合簡単に作れます。美術の時間や京都・奈良方面に修学旅行へ行く高等部の生徒の事前・事後の学習で作るのもいいかもしれません。 100円ショップのダイソーで四角いプラスチックのケースを探し、石は学校の校庭に転がっている石を使います。白い砂が必要ですがなかなか手に入らないので、今回は100円ショップのダイソーでで売っていた「カラーゼオライト」をハンマーで叩いて小さくしたものを使って作りました。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップのダイソーで売っている四角のケース・園芸コーナーで売っているカラーゼオライト、ハンマー、石、苔、砂 、くぎ ①ケースの中に砂を入れます。 ②ダイソーの演芸コーナーで売っているゼオライトをハンマーで砕いて砂状にします。 (ビニール袋を何枚か重ねた中に入れて叩きます。) ③砂の上にゼオライトをまきます。 ④苔と石を配置します。釘でゼオライトの上に円や波状の線を引いて完成。 |
(この作品の特徴) 子どもたちが作りやすい「グニャグニャ凧」の型番になります。型番があれば作るのが簡単になるでしょう。 子どもたちは、型紙から切り取ったビニール等に油性マジックで好きな絵や線画を描いて自分の凧にしていく活動を組みます。今回のグニャグニャ凧の型は、ベニヤ板で木工作業をして作るのではなく、より簡単にできる100円ショップに売っているPP板(PPシート)で作る型です。はさみと油性ペンとPP板さえあれば誰でもすぐに作れます。 「ぐにゃぐにゃ凧」は、凧の型紙さえあれば簡単に作れる凧なので、冬の子どもたちの遊びの定番のひとつになっています。ゴミ袋などの上に型紙を置いてマジックで型に沿って線を引き、はさみで切ればたこの形ができます。その後は、凧ひごや凧糸を取り付ければもう完成です。 (材料・道具)(作り方) ゴミ袋やビニール袋、絵を描くなら油性マジックやポスカなど、はさみ(またはカッターナイフ)、定規、楊枝、たこ糸、セロテープ、4㎜×4㎜×90㎝の棒 ①ポリ袋を縦3・横4の比で切ります。 (例)横が60㎝ならば、縦は45㎝になります。しっかり測って切ってもいいし、シート状にした袋を縦に3つ折り印を付け、横に4つ折って印をつけるのでもかまいません。 ②竹ひごか角材(縦×横が4㎜~5㎜位の角材です。ホームセンターに売っています。)は、セロテープかガムテープで張り付けます。 ③楊枝は、凧の左右に付けてセロテープで補強します。楊枝に結んだ糸目は、凧の縦の長さの2倍くらいの長さにします。 ④しっぽはつけなくても大丈夫ですが、万が一凧がまわるようでしたら、凧糸を垂らすか新聞紙のしっぽをつけます。 |
(この作品の特徴) 「グニャグニャ凧」のしっぽ付きのものです。こちらは安定していてよく揚がります。 3学期の美術の時間に「凧作り」を行う予定ですが、美術担当の3人の中で私は卒業制作を担当することになったので、凧作りは別の先生が担当することになりました。 今年は凧の見本を作らなくていいと楽な気分でいたところ、中1の美術担当の先生から「凧を作るので教えて」という話になり、久し振りに「グニャグニャ凧」を作ることにしました。 必ず揚がるようにするため、今回は凧にしっぽをつけたものを作りました。凧の型も同時に作ったので、こちらは中学部に残して行く予定でいます。 |
(この作品の特徴) 寒い日が続くので外での工作ができず、いきおい室内での工作になります。グニャグニャ凧は何回も作りましたが、「ダイヤ型のグニャグニャ凧」は作ったことがないので、レパートリーを広げる(?)ために作ってみました。 学校では、殆ど凧と言えば「グニャグニャ凧」ですから、生徒達も慣れてしまうというか新鮮みがなくなってきているので、新しいことに挑戦させるのもいいと思っています。骨になるひごは1本でよく、通常のグニャグニャ凧よりも簡単にぐーんと空に揚がってくれます。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる一反木綿の黒バージョンみたいです。 (材料・道具)(作り方)「図工おもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) グニャグニャ凧の型版は、以前みんなが使えるようにと学校に残したので、「ダイヤ型のグニャグニャ凧の型版」も学校に残すことにしました。 (作り方) 型版に説明の紙を貼っておけば良いのですが、私も忙しいので私のHPを見てもらうようにし、作る際に面倒な凧の型は、学部の教材室に型版を残すことで先生方が楽になるようにしようと考えています。時間がとれれば、作り方の説明の紙を型版に貼って残そうと思いますが・・・。 ※「型版の1」のサイズは、上の凧のサイズです。縦が60㎝・横が48㎝必要なので、大きなボードを2枚使っています。「2」の方は、縦が45㎝・横が36㎝なので、ボードは1枚ですみます。縦横の比率は、5:4になります。凧につける尻尾は5m~10mと長いです。幅は適当でOK。 |
(この作品の特徴) 100円ショップの「鳥よけイーグル」という商品をグニャグニャ凧にセロテープで貼り付けた凧です。 これが空を飛んでいたら、カラスがどう反応するか・そもそもこんなものが空を飛ぶのかという考えから作ったものです。 通常のグニャグニャ凧よりも重くなりますので、風が強くないとうまく揚がりませんが、強い風が吹いてくれれば通常のグニャグニャ凧と同じように空を飛んでくれます。 (材料・道具)(作り方)「図工おもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 折り紙とミシン糸・セロテープで作る凧です。 折り紙を丁寧に折らないとだめなので、特別支援学校の児童生徒さんたちにはちょっと難しいかもしれません。丁寧に正確に折れる児童生徒さんたちなら、折る回数は少ないし複雑な折り方ではないので作れると思います。 (材料・道具)(作り方)「図工おもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) クリアフォルダにアクリル絵の具をつけて模様をつけた色のきれいなコマです。 (材料・道具)(作り方) クリアフォルダ(半透明 ダイソー)、楊枝、厚紙、アクリル絵の具、ハサミ、千枚通し、マジックが付いているコンパスか右の図ような円の型紙(厚紙)、千枚通し、速乾ボンド(または速乾セメダイン) ①下の左側の写真のように、クリアフォルダの閉じてある部分をハサミで切り落とします。 ③フォルダを広げます。 ④フォルダの外側の面に円をマジックで描きます。コンパスにマジックをつけたものがない場合は、右の図のような厚紙に円をコンパスで描き、円を切り取ったものを使えば良いでしょう。円の中心のところは、千枚通しで穴を開けます。 厚紙に同じ大きさの円を描きます。1個のコマに厚紙の円盤は2枚か3枚使います。厚紙の円盤の中心の所も千枚通しで穴を開けておきます。 ⑤クリアフォルダの内側にアクリル絵の具を直接しぼり出して乗せます。絵の具は多すぎないようにしたほうが、乾燥が速くなりますし使う量も減っていいでしょう。 (※子どもたちが絵の具を絞り出すとドバーっと出してしまうことがあるでしょうから、そんな時は絵の具は先生が一定量紙皿などに搾って出しておき、それを子どもたちが割り箸等に取ってクリアフォルダの上に乗せるようにするといいでしょう。) ⑥アクリル絵の具を指の腹かスプーンを使って伸ばして広げます。 ⑦絵の具が広がったら、クリアフォルダを広げて新聞紙の上に乗せます。 ⑧1日以上乾燥させます。 ⑨絵の具が完全に乾いたら、ハサミで円の形を切り取ります。 ⑩アクリル絵の具のついた円盤に、厚紙の円盤2枚をボンドで貼り付けます。 ⑪円盤の中心に楊枝を差し込んでボンドで固定します。 ボンドを乾燥させるときは、右の写真のようにセロテープの紙芯や両面テープの紙芯に円盤を乗せると楊枝の軸が傾きづらくなります。 楊枝の軸は、定規の角(90°)を軸に当てると斜めになっていることがわかりやすくなり、何カ所か当てることで垂直を作れます。ボンドが乾いて軸が固定されたら完成。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーやホームセンターで売っている透明のアクリル板をアクリルカッターで4等分に切って、アクリル板用の接着剤で貼り付けた屏風風にしたものです。 (※アクリル板の接着は、専用の接着剤でないとつきません。ホームセンターのアクリル板を売っているところに売っています。) 小学生や特別支援学校の高等部のお子さん達であれば、アクリルカッターも使えるでしょう。おはじきを貼るだけであれば小さなお子さん達でも簡単です。 (材料・道具)(作り方)アクリル板、アクリルカッター、定規、アクリル板用の接着剤、おはじき、ボンド |
(この作品の特徴) 厚紙で作るブーメランです。おもちゃで売っているブーメランは、投げれば回るものの自分の所に戻ってこないものが多いです。このブーメランは、作るのが簡単なのに、投げると確実に自分のところに戻ってくるものです。 右の写真を見るとわかるように、1枚の羽をまげてあるところがミソの部分になります。何回か投げながら羽の反りを調整することで自分の所に戻ってくるブーメランになるわけです。 (材料・道具)(作り方) 厚紙(ダイソー)、定規、はさみ、ペン、ホチキス(ステプラー) ①厚紙に縦22㎝・横2㎝の棒を2枚書きます。 ②はさみで切ります。 ③真ん中で交差させ、ホチキスでとめます。 ④羽を内側に軽く曲げて完成です。羽の曲がり具合は、ブーメランを飛ばして調整します。 ※投げるときは、右の写真のように羽を親指と人差し指でつまむように持ち、ブーメランを立てて真っ直ぐ投げます。 |
(この作品の特徴) ストローと帯状の紙で作る飛行機です。 この飛行機を投げるときは、輪が小さい方を前にして押し出すように前に投げます。紙は100円ショップのダイソー等で売っているリングを作る紙でもOKです。 紙の輪っかは、クリップでストローに取り付けます。お子さん達でも簡単に作れて、飛ばせる楽しみがあるものです。 (材料・道具)(作り方) ストロー、クリップ、折り紙(クツワの「輪くわく折り紙」は、初めから2㎝×15㎝になっているので、すぐに使えていいです。メーカーは違いますが、100円ショップにも輪っか用の折り紙が置いてあります。)、のり、線引き、はさみ ①左の写真の「クツワの輪くわく折り紙」は、ホームセンターで見つけたものですが、これは輪っかをすぐに作れるようにあらかじめ2㎝幅×横15㎝になっている折り紙です。この寸法が、ストロー飛行機の折り紙の寸法とぴったりなので、この折り紙があるとすぐに作れます。 普通の折り紙の場合は、2㎝×15㎝と2㎝×10㎝を作ります。クツワの折り紙は、2㎝×15㎝なので、2本用意したら、1本だけ長さを10㎝にすればOKです。 ②折り紙は、のりしろを5mmくらいとってのりをつけて輪っかにします。 ③輪っかを右の写真のように、クリップでストローに差し込みます。輪っかはなるべく丸い状態にし、クリップの位置が小さい輪っかと大きい輪っかとも同じような位置にします。これでバランスがよくなります。 ④小さい輪っかを前にして、親指と人差し指でストローをつまんで前に押し出す感じで投げます。何回か投げると遠くに飛ばすこつがわかると思います。少し上に向けて投げる感じです。まっすぐ投げようとする、投げた瞬間には手(手首)は下に向いてしまっていますから・・・。 |
(この作品の特徴) お菓子の入っている長めの筒を使って作る飛行機です。 (材料・道具)(作り方) チップスター等のポテトチップの入っている長めの紙筒、はさみ、ホッチキス(ステプラー)、カッターナイフ ①紙筒のふたをはずします。次に右の写真のように紙筒の底をカッターナイフで切り落とします。切るときはナイフで縦横に切り目を入れてから、底の円に沿うようにナイフの刃を当てて切るときれいにきれます。 ②下の写真のように、筒の上と下側に丸い輪を作ります。カッターナイフで切っていき、上と下の輪の位置が板状の部分とバランスがいいようにします。上の輪の幅と下の輪の幅は、上が2㎝くらいなら下は3㎝くらいと考えましたが、余り神経質にならなくてもいいようです。 ③輪の部分に切り込みが入ったら、次は写真の右にような形になるように縦に切り込みを入れていきます。 ④切り込みを入れた縦の部分開きます。機体(?)の板状の部分をはさみで切って作ります。この幅も適当ですが、余り細くしない方がいいでしょう。 私の場合は、この幅を4㎝~5㎝とってみたら余り飛ばなかったので、2㎝にしたところ、今度は強度が足りなくなってしまいました。そこで切り取った分の紙を写真の右の2番目・1番目のように、機体の部分にホッチキスで留めて補強しました。 ⑤機体部分の補強が終われば、上と下の輪の位置がずれていないように一直線上になるように手で修正して完成です。 |
(この作品の特徴) 折り紙やポテトチップの容器を使った飛行機は以前作りましたが、今回はペットボトルの容器で作ったものです。ペットボトルは、サイダーなどの炭酸飲料のボトルが丸いので最適です。 容器の大きさは、大きくても写真のように小さいものでもOKです。工作は子どもたちにはちょっと難しいです。容器を決まった幅で切るのに一工夫が必要です。 ※以前ポテトチップの紙の容器で飛行機を作りましたが、切るということを考えるとそちらのほうが簡単です。 (道具・材料・作り方) 100円ショップで売っているストロー、炭酸飲料の容器(容器のサイズは大きくても小さくてもOK)・ビニールテープ、はさみ、定規、サインペンかマジック、カッターナイフ ①炭酸飲料のペットボトルから、飛行機の羽の部分を作ります。幅の広い方が3㎝で、幅の狭い方が1.5㎝になります。ペットボトルを正しい幅で切るのは難しいので、ビニールテープやガムテープを使い、ほぼ正しい幅に切れるようにします。 ②初めに布ガムテープをぐるりと貼ります。貼ったら3㎝と1.5㎝の幅をマジック等で印をつけます。 印の線は長い方がいいので、ペットボトルを指で押して定規を当てると長い線が引けます。できればぐるりと線を引きたいのですが、大体で大丈夫です。 ③カッターナイフでペットボトルを線に沿って切り、3㎝幅と1.5㎝幅の輪っかを作ります。 ④輪っかの対角線上に印をつけます。(上と下の2カ所。写真の右のようになるように印を使います。) ⑤ストローの端にビニールテープ(または、ガムテープかセロテープ)を貼り、2つ作った輪っかの印の部分に貼ります。 ⑥もう1本のストローも同じようにしてテープで貼ります。 ⑦2本のストローを輪っかに貼った時に平行についているか見て、だめなようなら外してなおします。これで完成。 ⑧投げるときには幅の広いほうを前側にします。飛行機の持ち方は、左の写真のように下側のストローを親指でかるく挟む感じでもちます。うまくなげると10m位はピューンと飛んでいきます。 |
(この作品の特徴) 紙飛行機を輪ゴムの力で飛ばす発射台です。紙飛行機を投げて飛ばすことができないお子さんたちでも楽しむことができるでしょう。 紙飛行機を折るのは難しいので、特別支援学校では児童生徒が紙飛行機を作って飛ばすのは、余り見かけない風景です。自分で紙飛行機を折って飛ばせる子は、クラスに1人いるかどうかというのが実態でしょう。 自分で紙飛行機を折って作れなくても、飛ばすことができたら楽しいのですが、紙飛行機を上手に飛ばせるお子さんは、余りいません。 そこで、紙飛行機を発射台に乗せれば、誰でも遠くへ飛ばせないものかと考えたものです。最近は、モーターで飛ばすおもちゃもあるみたいですが、結構高いのでわざわざ購入するのも無理。そこで材料代がかからない・すぐに材料が手に入る・簡単に作れるということで作ったものです。凄く飛びます。 (材料・道具)(作り方)「図工手作りおもちゃ作り」のページのページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 上で紹介している「紙飛行機の発射台」は、100円ショップで売っているPP板(PPシート)を材料にして作ってあります。輪ゴムを引っ張る際に、その力に負けない素材でないと発射台が変形してしまうからです。PP板(PPシート)は堅いので強度は良いのですが、紙のようにきっちりと折り曲げることができないので、パーツごとに切ってビニールテープ(または、布ガムテープ)でパーツの板を貼り合わせています。もっと簡単に作るためには紙の方が作りやすいので、工作用紙で作ったものが、この紙飛行機の発射台になります。 PP板(PPシート)よりも工作用紙の方が安く簡単に作れます。(工作用紙は、5枚入り) 紙飛行機は、ゴムが飛行機のお尻の部分に強く当たるので変形しやすいです。何回も飛ばすときには画用紙で紙飛行機を作ることをお勧めします。 少しだけ上の発射台とは形状が違うので、下記のページに作り方も載せますので、参考にしてください。 (材料・道具)(作り方)「図工おもちゃ作り」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 肢体不自由のお子さんや知的障害のお子さんで、輪ゴムを指でずらすのが難しいお子さんたちでも使える紙飛行機の発射台です。 紙飛行機の発射台は、引っかけてあるゴムを指で上にずらすか、発射台の床に面した左右の板の部分を両手で広げれば発射できますが、手にマヒのあるような肢体不自由のお子さんには、それも難しい場合があると思います。 知的障害のお子さんでも、そういった動作を理解できないお子さん達がいます。そんなお子さん達でもなんとか紙飛行機を飛ばして遊べないかと考え、指1本やてのひらでも拳でも紙飛行機が発射ができるようにしたものです。 発射台の手前にかけてある輪ゴムをはずすために、板状のバーがあるのでそれを下側に少しでも下ろせば、輪ゴムがはずれて紙飛行機を発射することができます。どんな障がいがあっても、子どものできることを増やし、笑顔を引き出せたらいいですね。 (材料・道具)(作り方) 牛乳パック、はさみ、楊枝、ビニールテープかガムテープ、コンパス、厚紙(厚画用紙)両面テープ、千枚通し ①牛乳パックの口を開き、口の部分をはさみで切り落とします。 ②パックの縦の部分2カ所にハサミを入れて下側を切ります。(真ん中の写真のようになります。) ③右の写真のように、切り離した部分に両面テープを貼ります。 ④真ん中の写真のように、3面あるパックの真ん中の面の真ん中を折ります。この部分に紙飛行機が乗る形になります。③で切り離した部分が底になるように貼り付けます。(※上の図) ⑤厚画用紙にパックの真ん中の折った部分の高さ(深さ)と同じ長さの直径の円を描きます。円の中心に千枚通しで穴をあけます。円につながる板状の部分を描きます。 次に円に左の写真のように、円から飛び出した図形を描きます。円がカムのような形になりました。これがスイッチのきもになる部分です。 この形を3個作りのりで貼り合わせて強度を高めます。パックの手間に千枚通しで穴をあけます。(穴の位置はちょうど半分の高さの所です。) ⑥カムの形のスイッチを折り曲げたパックの中に入れ、楊枝をパックの穴から通してカムの穴に入れます。 ⑦右の写真のように、輪ゴムを前側に取り付けます。前から1㎝位の所にハサミを5㎜くらい入れ、輪ゴムをかけたらビニールテープではずれないように固定します。 ⑧左の写真のように、手前に輪ゴムをかける場所を決めはさみでV字状に切ります。輪ゴムをかける場所は、構造図の絵のようにスイッチの円がぎりぎりかかるかどうかという所にします。 ⑨円から飛び出しているカム状の部分が、スイッチ状の板を下げた時に輪ゴムを押し上げてはずせるようになっているか確認します。(うまくいかない場合は、円を描くところからやり直します。) ⑩スイッチ部分が上手くいったら、紙飛行機を乗せて準備OK。お子さんが棒状の部分(黒い所)を少しでも押し下げれば、紙飛行機は7~10mは飛んでいきます。 発射台の前側に本を数冊積んでその上に台を置けば、より上向きに発射されるので飛行距離も伸びるでしょう。 |
(この作品の特徴) 子どもの頃、親や兄弟から作ってもらったり、自分で作った新聞紙のかぶとです。 小学校以来なので、すっかり作り方を忘れていました。私たちの年代では、幼かった頃、男の子のお祭りの端午の節句には、どこの家庭でも古い新聞紙でかぶとを作って子どもがかぶるという風習が見られました。 特別支援学校では、特に端午の節句だからといって何か行事を行うようなことはありませんが、昔の風習をどこかで伝えてあげるのもいいかもしれません。 (材料・道具・作り方) 古新聞紙、はさみ(または、カッターナイフ) ①新聞紙を正方形にします。 ②三角に折ります。右の写真のように、三角になったら左右の端を三角形の頂点に合わせて折ります。これでダイアの形になります。 ③新聞紙をくるりと回し、ダイアの頂点側が下に来るようにします。左右の端を上に持って行き、折ってかぶとの耳(?)にします。 ④下の方を上に折り、三角形を作ってから、余った部分を上に折っていきます。左右の端を外側に折ります。 ⑤裏返しにして下を何回か折っていきます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) 折り染めで作った和紙で作る箱です。 中学部3年の美術の時間に「折り染めできれいな箱を作ろう」という授業を行っています。 100円ショップで買ってきた7種類ほどの箱から生徒が好きな形の箱を選び、障子紙で折り染めした紙を貼って自分だけのオリジナルな箱を作るという内容です。 完成品を見せるために、生徒と作った折り染めの紙を使い作った見本の箱です。 もっと明るい黄色や赤の入った折り染めの紙を使いたかったのですが、生徒にも人気のあるそういった紙は、生徒用に残して地味(?)な色のものを見本用に使って作りました。 ※上の右側の箱(2個)は生徒の作品です。私の作った見本の箱よりもきれいです。 |
箱から作るのでは大変なので、100円ショップで買ってきた箱を使っています。 授業で「折り染め」を行った後に廊下に作品の展示をしますが、そのままでは勿体ないので、折り染めで作った和紙を箱にのりで貼り付けてきれいに箱を作るようにします。 染めた和紙は、そのまま貼っても良いしちぎって貼るようにしても良いでしょう。和紙が1枚では足りない場合は、同じ色合いの和紙を足して使うようにします。 |
(この作品の特徴) 折り染めの方法を見てわかるようにしたものです。 (※折る見本の紙は、わかりやすいように工作用紙を使っています。) 和紙(障子紙)は、幅が15~20㎝にします。 ①左の写真のように、屏風折りにします。(幅2~3㎝くらいにして折ります。) 初め折ったら、障子紙を裏返しにして、また折ります。障子紙をまた裏返し、折ります。この順番に続けて折っていきます。全部折れると右の写真のように板状になります。 ②板状になった和紙(障子紙)を下の写真のように折っていきます。見本は直角三角形折りになります。(※左の図) 左から2番目のの写真のように、直角に折ります。折れたら障子紙を裏返して、また直角に折ります。 ③ ②の折り方を続けます。右のように三角形になったらOKです。 ④下の真ん中と右の写真のように、輪ゴムをかけます。 輪ゴムを三角になった和紙(障子紙)に左下の図のようにかけます。輪ゴムは和を二重にしてからかけるようにすると、きつくかけることができます。 ⑤右の写真のようにかけるのでもいいし、下の図のように、輪ゴムが三角になるようにかけるのでもOKです。輪ゴムのかけ方や障子紙の折り方を工夫することで、できあがる模様も変わってきます。 ⑥輪ゴムをかけたら、そのまま色水(絵の具を水に溶いたもの)につけてもいいのですが、淡い色合いやグラデーションを作りたいときには、一度障子紙を水に浸して湿らせてから色水につけると、障子紙が色水を吸い上げるのに変化が出ておもしろいです。 水に浸さないで濃い色合いにしてもいいので、その辺は色々試して工夫されるといいでしょう。 ⑦色水に浸すときは、障子紙の三角の角に違う色水をつけていくようにします。 ⑧三角形の角に色水を浸したら、障子紙から輪ゴムを外し、障子紙を広げて乾かせば完成です。 |
(この作品の特徴) 折った障子紙(または、破れにくい習字用の半紙)で作った三角形や四角形のどの部分に色水をつけると、どんな模様ができるのか調べたものになります。 色水をつける位置とつける時間(1~3秒)によって模様は少しずつ変わっていきますが、その辺の微妙な違いがおもしろいところです。 左から・・①三角形の下側 ②三角形の左右の斜面 ③三角形の下側の左右の角 ④三角形の3つの角 ⑤三角形の上の角と下側の底辺部分 ⑥三角形の上の角 |
(この作品の特徴) 三角形に折った紙(障子紙か破れにくい習字用の半紙)を直接色水につけるのではなく、初めに折った三角形を水に浸してから色水につけて染めるものです。 水に浸した障子紙や半紙を使って染めると写真のように色が薄くなります。 淡い感じでいいのですが、色の濃さは絵の具を溶くときに濃いめにすれば、写真の模様よりも濃い色が出せます。この辺は好き嫌いあるので、色が薄めと濃いめを一度試してみるといいでしょう。 (材料・道具)(作り方) 障子紙か破れにくい習字用の半紙、紙皿か紙のコップ、水彩絵の具、絵筆、輪ゴム、新聞紙 ①障子紙か破れにくい習字用の半紙を折って三角形にします。(※折り方は、上の「折り染めの方法1」のところを見てください。) ②輪ゴムをかけたらそのまま水に浸します。 ③折り染めの三角形にしみた水をぎゅっと手で握って絞りだします。・・その後、普通に色水につけて染めます。 |
(この作品の特徴) 紙の折り方が四角の折り染めになります。 右の写真のように、障子紙か破れにくい習字用の半紙を縦方向に蛇腹折りします。 棒状になったら、それを蛇腹折りします。左の四角のようにして、輪ゴムを掛ければOKです。 三角の折り方に比べると、できる模様は地味な感じになります。 左の写真から①・②・③・④・⑤になります。 |
(この作品の特徴) アクリル絵の具を水に溶いて、障子紙につけて染める折り染めです。 折り方は、「直角三角形折り」で折っています。 色の具合は、ポスターカラーに比べると濁ったような感じになりやすい感じがします。 |
アクリル絵の具で作る色水は、以前やった時よりも色を薄めにして行ったものになります。 淡い色合いになりますが、もう少し色は濃いめの方がいいかもしれません。 |
(この作品の特徴) ポスターカラーを水に溶いて、障子紙につけて染める折り染めです。 折り方は、「直角三角形折り」で折っています。 アクリル絵よりは発色は良い感じがします。少し水が多かったせいか、以前子どもたちと作ったときよりも、鮮やかさが出ていません。写真の左側のものが、学校のポスターカラーで作った作品になります。今回は、ポスターカラーは100円ショップのものを使いましたが、学校で使っているものと差があるのかもしれません。 |
(この作品の特徴) 水彩絵の具を水に溶いて、和紙(障子紙)を染める折り染めになります。 水彩絵の具は濃いめになるようにしたものです。 折り方は、「直角三角形折り」で折っています。 アクリル絵の具やポスターカラーよりも発色が鮮やかになります。 (※写真ではやや濁った感じに見えますが、日の光の下では色は鮮やかでとてもきれいです。) |
写真は室内で撮ったものです。 写真よりも実際の色の方が鮮やかできれいです。 |
(この作品の特徴) 小学部6年生の図工の授業で「折り染め」を行いました。 文化祭の作品展に立体作品を展示する際に、折り染めした和紙を共同作品の平面作品としてテーブルにただ並べるのではおもしろくないということで学年で話し合ったところ、図工を担当していた私に展示の仕方を工夫できないかという話になりました。 そこで折り染めした作品をライトのランプシェード代わりにして光で演出できるようにしたものです。 和紙(ホームセンターで売っている障子紙)を透明の薄い四角形のPP板に貼り、写真のような形にしてライトが入れてある黒いプラ容器(多分ごみ箱・ダイソー)に差し込むようにしました。 ライトは、私が作って黒い容器の中に入れコンセントから電源をとるようにしてあります。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)で作る絞り染めです。 障子紙をくしゃくしゃにして柔らかくし、ビー玉を包んでひねったり、障子紙自体をクルクル回して絞ったところに、糸や凧糸・輪ゴム等で縛ってから染めると左の写真のような作品ができあがります。 小学部・中学部・高等部と、どの学部の子どもたちがやっても楽しい授業になるでしょう。絞り方を工夫したり、色水での染め方を変えることで、色々な作品ができあがるので、一人一人の個性も出すことができるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)を使い、ポスターカラーで色つけしています。 上のアクリル絵の具よりも発色が良い感じになりました。上の方は、輪ゴムを使って障子紙をしばっていますが、こちらは細い凧糸でしばっています。 縛る範囲が上の方よりも倍くらい幅を取ったので、色が付かない白い部分が広がり、絞り染めの雰囲気が出てきています。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)を使い、水彩絵の具で色つけしています。 ポスターカラー・アクリル絵の具よりも色の発色がきれいに出ます。 授業で「絞り染め」を行うのなら、水彩絵の具がお勧めになります。 ポスターカラーとの違いは、色水が和紙(障子紙)により浸透するので、ビー玉を入れて凧糸でポスターカラーと同じように縛っても、白くなる部分が少なくなる傾向があります。 白い部分をハッキリ幅広く見せたいときは、色水をつけたときに糸の所まで色水を吸い上げさせるのではなく、2㎝位手前まで色水が来たら和紙を引き上げるようにするといいでしょう。 |
(この作品の特徴) 絞り染めをして作った和紙を使い、その和紙を貼った箱です。 (材料・道具)(作り方) 障子紙、水彩絵の具、紙皿、水、絵筆、ハサミ、スティックのり ①左の青い箱の方は、蓋の部分は1枚の和紙をのりで貼って作ります。余分な部分は内側に折り曲げるか、ハサミで切り落とします。 ②箱の側面の部分は、和紙をその側面の大きさにして貼っても良いし、和紙をちぎって貼り付けてもOKです。ちぎって貼るほうが作りやすいでしょう。 右の赤い方は、和紙をちぎって貼って作るタイプです。子どもたちが作る時は、こちらのほうが作りやすいでしょう。 |
(この作品の特徴) 水彩絵の具で染めた和紙を貼って作る花瓶です。 (材料・道具)(作り方) 空き缶かペットボトル、色水で染めた和紙(障子紙)、工作用紙、のり、ハサミ ①工作用紙を空き缶やペットボトルに巻き付けて長さを決めます。 ②工作用紙をハサミで切ります。 ③水彩絵の具で染めた和紙(障子紙)を工作用紙にそのまま貼っても良いし、和紙をちぎって貼ってもOKです。貼った和紙で余分な部分をハサミで切り落として完成です。 |
(この作品の特徴) 水彩絵の具で染めた和紙を貼って作るお皿です。 (材料・道具)(作り方) 紙のお皿、色水で染めた和紙(障子紙)、工作用紙、のり、ハサミ ①右の写真のように、工作用紙で正六角形・正八角形のお皿を作ります。 (※工作用紙で作るのが面倒なときは、100円ショップで売っている紙皿を使うと準備が楽になります。) ②染めた和紙をちぎってお皿にのりで貼り付けていきます。お皿から和紙が飛び出しても気にする必要はありません。飛び出した和紙は、ハサミで切ってしまうか底が羽い織り込んでしまえばOKです。 ※和紙は、同じ色だけ貼っていると面白みに欠けてしまうので、黄色の上に少し赤や青の和紙を貼るなどして、アクセントをつけると仕上がりがきれいに見えます。 |
(この作品の特徴) 厚紙に水彩絵の具で染めた和紙(障子紙)を貼り付けたミニ屏風です。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙、障子紙、水彩絵の具、のり、ハサミ、定規 ①A3厚紙を横に2等分します。2枚の厚紙をそれぞれ折ってから真ん中を和紙で貼り付けます。 ②水彩絵の具で染めた和紙をのりで貼り付ければ完成です。 ※和紙(障子紙)は絞り染めで作ったものを使っています。 |
(この作品の特徴) 水彩絵の具で染めた和紙(障子紙)を市販のティッシュボックスに貼り付けたものになります。ただ貼れば良いので、小学部の子どもたちでも作りやすく、家庭で使える作品になります。 (材料・道具)(作り方) 障子紙、水彩絵の具、のり、 ①右の写真のように、水彩絵の具で染めた和紙をちぎってティッシュボックスにのりで貼り付ければ完成です。 |
(この作品の特徴) 紙皿に水彩絵の具で色つけした和紙(障子紙)を貼って作る作品です。 (材料・道具)(作り方) 障子紙、水彩絵の具、のり、糸 和紙は、障子紙を絞り染めで色つけしたものを使っています。 |
(この作品の特徴) 絞り染めは、糸をグルグル巻き付けて色水が入らない部分を作って染めますが、こちらはその糸を使わないでも絞り染め風に染める方法です。 (材料・道具)(作り方) ダイソーの袋とじクリップ、障子紙、水彩絵の具、紙皿、絵筆、水 (クリップを使う方法) ①下の左の写真のように、和紙の先端の方に袋とじクリップで挟み込んでしまいます。 ②色水を吸い込ませます。 ③余分な色水を手で絞って落とします。 ④和紙を広げて新聞紙の上に乗せて乾かします。(※この方で染めたのが、上の写真の右から2番目です。色水で染まっていない白い部分が、少し八角形の形になります。) ※和紙をクリップではさんで染める方法は、右の写真のようにクリップを1本使うやり方や2本使うやり方もあります。1本の場合は上野写真の左から2番目のようになります。2本使ったものは、左の写真のようになります。 (つまむ方法) ①糸を巻き付けるときと同じように和紙の先端部分をねじっていきます。 ②ねじった部分の下をしっかりつまみます。 ③色水が、つまんでいる指の1㎝位下まできたら和紙を引き上げます。 ④余分な色水を絞って落とします。 ⑤和紙を広げて、新聞紙の上にのせて乾かします。 |
(この作品の特徴) グラデーションが付くように染めた和紙になります。 (材料・道具)(作り方) 和紙(障子紙)、水彩絵の具、紙皿、絵筆、水、新聞紙、ビニールシート ①薄めの色水を作ります。 ②和紙全体を浸して染めます。 ③余分な色水は、和紙を絞ってお皿にもどします。 ④色水の濃さを少しあげたものを用意します。和紙の2/3位までこの色水で染めます。余分な色水は手で絞ります。 ⑤色水をより濃くしたものを作り、1/3位まで染めます。余分な色水を絞って出したら、新聞紙の上に和紙を乗せて乾かします。 |
(この作品の特徴) 色水が入って欲しくない部分にお湯で溶かしたロウを筆で塗っておく方法です。(※結果的には失敗作?・・。) ※この方法は、布で行う方法です。布の場合は、縦糸と横糸の間に隙間ができるのでロウが糸に浸透していきますが、和紙(障子紙)は布のように隙間がないので、ロウが塗った表面に固まるだけで紙に浸透しません。この辺がうまくいかない理由だと思います。 |
(この作品の特徴) お花紙をそのまま使って、水彩絵の具で色を染めた花です。 お花紙は、水を吸い込む力が通常の和紙(障子紙)よりも少ない(?)ので、花全体が染まるのではなく、一つ一つの花弁の輪郭が染まるような感じになります。その特性を活かしたお花の色染めになります。 紙が初めから折ってあるので、授業ではすぐに色染めに取り組めるのが良い点ですが、この商品は紙のサイズが小さいので、絵の具が乾燥した後に、紙を広げるのが少し大変でした。 (材料・道具)(作り方) ダイソーで売っているお花紙(白)、水彩絵の具、コップかお皿、ホチキス(ステプラー)、新聞紙 ①お花紙は細い針金で束ねてありますが、そのまま使っても良いし、それを外してホチキスで止め直しても良いでしょう。 ②右の写真のように、紙を広げて水彩絵の具で作った色水に浸します。なかなか水を吸い上げてくれないので、ぎゅっと押し込むようにするといいでしょう。 ③色染めができたら新聞紙にそのまま置いて乾燥させます。 ④絵の具が乾いたら、1枚ずつ紙を広げてお花の形にして行きます。 |
(この作品の特徴) お花紙をそのまま使って、水彩絵の具で色を染めた花です。 上のお花紙と違い、普通のお花紙はサイズが大きいので、色染めも絵の具が乾いた後の紙を広げる活動も楽にできます。 授業で行うのであれば、普通サイズのお花紙を使うといいでしょう。 (材料・道具)(作り方) 材料・道具・作り方は、上の「お花紙の色染め」と同じです。 左のお花紙の2つは、左の図のように、端をハサミで丸く切ったものが左の写真で、三角に切ったものが右側の写真です。 花弁の形に変化がうまれて面白いのですが、三角に切ったものは細く切りすぎると紙がくっついてしまい剥がすのが大変になりますし、破れやすくなってしまいますので、お子さんたちにはお勧めできません。 |
(この作品の特徴) 実際に作る時は和紙(障子紙)で作りますが、形がわかりやすいように折り紙で作った「花の形」です。 紙の折り方は、左の図のように折ります。上の方は、四角の紙を三角に折っていきます。下の方は、四角の紙を四角に折り、その後三角に折ります。どちらの折り方でも結果的には同じになりますので、子どもたちが折りやすい方をすればいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) ここでは折り紙を使っていますが、紙は障子紙を使います。ハサミ ①左の図のように折ってから、右の図のようにハサミで切ります。下の写真で穴が開いている花は、側面(右)を切って穴を作っています。色々な形が作れますから、失敗しても良いので子どもたちには自由に作ってもらうと良いでしょう。先生方が、用意するのは四角に切った障子紙と見本の形です。 (※障子紙を折るときは上の図の⑤の形まで折りますが、ここまで折ると障子紙が分厚くなって、お子さんによってはハサミで切るのが大変になる子もいるかもしれません。その場合は、図の③の三角の形まで折ってハサミで切るのでもOKです。 |
(この作品の特徴) 折り紙を折ってからハサミで切って作る「花」の形と、その切り方を示したものになります。 ※上の花の左側から順番に下に切り方を載せてあります。 折り紙の折り方は上の「花の形色々」の図のように4回折った形が基本形になっています。 |
(この作品の特徴) 障子紙を上のように折ってから切ったものに、水彩絵の具の色水をつけた作品です。 (材料・道具)(作り方) 障子紙、水彩絵の具、紙皿かコップ、絵筆 ①上の図のように折ってからハサミで切ったら、障子紙は広げないでそのまま色水につけて着色します。 ②絵の具が乾いたら障子紙を広げて、下の右の写真のように、工作用紙の輪っかの上に乗せてボンドで貼り付けると、花を直接画用紙や模造紙に貼るよりも花に立体感が出てきます。 |
(この作品の特徴) 微妙なバランスでペン先に乗っているカモメやトンボのやじろべえです。 (※原案は、仮設社の「ものづくりハンドブック」です。) 特別支援学校のお子さん達には少し難易度が高い作品作りになりますが、先生が工作用紙で型紙を作っておけば、型紙を厚紙の上に敷いて、線を引く(形をなぞる)・はさみで線の部分を切るという活動で作れます。 小学生であれば、寸法図を見本に見せればそれを見ながら作れるでしょう。作り方のページに寸法図(工作用紙に見立てたもの)を載せておきましたので、そちらをご覧ください。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップの工作用紙、ペン、定規、はさみ ①工作用紙に左の図のように線を引きます。工作用紙のひとますは、1㎝×1㎝ですので、線がますの真ん中にあるのは5㎜ということです。 ②はさみで太線の部分を切り落とします。 ③くちばしの部分を5㎜~1㎝曲げます。この部分が支点になって全体のバランスをとります。これで完成。 ※くちばしの部分が弱いと感じたときには、幅1~2㎝・長さ3㎝位の工作用紙をくちばしの裏側にのりで貼って補強します。 |
(この作品の特徴) 上で紹介した「カモメ」「トンボ」のやじろべえは、作る時の難易度から、どちらかというと小学生の図工の教材と考えていました。特別支援学校や特別支援学級のお子さん達にも、どんぐり等の普通のやじろべえではない、これらのちょっと不思議なやじろべえを楽しめたらいいなあと考えました。 (作り方) ①型版は、下の型版の右の方のところを見て頂き、型番を作ります。 ②画用紙に型版(型紙)を置いてマジックでなぞります。 ③好きな色をクレヨンや色鉛筆・水彩用の絵の具で塗ります。上手に塗れるお子さんの場合は、マジックの線からはみ出さないで色塗りをすることを課題にしてもいいでしょう。それが難しいお子さんの場合は、マジックの線を意識しなくても良いことにします。 ④はさみでマジックの線のところを切ります。難しい場合は、教員が手伝います。 |
(この作品の特徴) 上の工作用紙の型版を丈夫なPP板(PP)シートで作ったものです。 工作のワークショップで、お子さん達が型版から厚画用紙に型を写す際に使います。工作用紙の型版も作ってありますが、移動中や工作中に紙ですと折れ曲がったり破けることもあるので、そういった心配がないようにしたものです。学校で型版を使ってやじろべえ作りをする際にも、児童生徒の中には紙だと破こうとするお子さんがいるので、PP板(PPシート)ならば心配ありません。PP板(PPシート)は1㎜厚なので、普通のはさみでは切れません。ホームセンターで売っている「万能はさみ」を使います。型版自体は上の「カモメ型版・トンボの型版」を使っています。 |
(この作品の特徴) 鳥の形をしたやじろべえです。 作り方は、下の「図工 おもちゃ作り」のページをご覧ください。工作用紙の型版が載せてありますので、お子さん達が作る時は、型版の周囲を鉛筆で描いてハサミで切り取れば作れます。 工作用紙の方は型紙作りに先生が使い、お子さん達は厚画用紙に好きな色を塗っても良いでしょう。 (材料・道具)(作り方)「図工おもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 図工・美術の授業で作る「ミニリース」の見本です。ストロ-を使っているので、パスタを使うよりも材料代が安くすみます。 リース作りでは、100円ショップで売っているパスタを使って大きなリースを作る取り組みを何回かやりましたが、より材料代のかからないストローを使って作ったものです。 サイズが小さい分、児童生徒が1人で何個か作れるのが作品としてもメリットになります。色々な形をすぐに作れるので、個々のお子さんの自由にできる範囲も広がるでしょう。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っている厚紙(小さな紙皿でもOK)・ストロー・ビーズ・セロテープかビニールテープ・モール、はさみ、穴開けパンチ、コンパス、アサヒペンのメッキ調スプレー、ボンド ①厚画用紙にコンパスで大きな円と中心に小さな円を描きます。(小さな紙皿なら真ん中に小さい円を描きます。) ②厚画用紙の円をはさみで切ります。円を切るカッターがありますが、お子さん達では使いづらいので、中心の小さい円は、写真のように中心に向かって縦に切って、中の小さい円をはさみで切ると楽にできます。パンチでモールを通す穴をあけます。 ③上の写真の真ん中のように、厚画用紙を裏返しして縦にはさみで切ったところにテープを貼ります。 ④ストローを適当な長さに切って、ボンドで円になっている紙に貼っていきます。 ⑤ボンドが乾いたら、メッキ調スプレー(金色か真鍮色。金属のような色合いになります。)を吹き付けて色つけします。 ⑥スプレーの色が乾いたら、ボンドでビーズを貼っていきます。 ⑦穴にモールを通し、ボンドが乾いたら完成です。 |
(この作品の特徴) 小学部の工作の授業で取り組んだ紙皿のメダルです。メダルの中央に顔写真を貼ることで、自分のメダル意識が出ます。 (作り方) 障子紙を水で溶いたポスターカラーで赤色・青色・黄色・紫色・オレンジ等の色に染め、その紙を使って紙皿にちぎった色紙をのりで貼っていきます。 誕生日のプレゼント用にしたり、学期ごとの目標を書き込んだり、頑張ったときのご褒美のメダルにしたりと、色々な場面で使いました。色を染めた障子紙で工作をするのは、箱作り等で子どもたちは何回かやってきているので、子どもたちもやり方の流れがわかるようになってきて、スムーズに学習が進められるようになってきました。 一度しかやらないものはなかなか身につかないので、工作も内容を少しずつ変えながら繰り返し行うようにしていきました。 |
(この作品の特徴) 「図工・美術2」(描く)のページで紹介している色々な描画法を使った鯉のぼりは、白い封筒を使って作っています。廊下の壁などに鯉のぼりを飾る時に、鯉のぼりの口の内側に画鋲を挿して飾っても良いのですが、その場合は鯉のぼりは平面のままになります。 立体感を出したい時に鯉のぼりの口を大きくあけたい場合は、口の内側に細い針金(太さ1㎜・ダイソーで売っています。)を入れ、テープを針金を貼れば、口の形を自由に決めることができます。 口がぱかっと大きく開いていると立体感が出て、それを見る子どもたちも喜んでくれます。 |
(この作品の特徴) 簡単な額縁(?)になるものです。 子どもたちが描いた絵を飾るとき、絵の下に色画用紙をつけて廊下の掲示板に貼ったりしますが、絵であれば簡単でいいから額縁も欲しいところです。 絵の作品の大きさが変わっても四隅だけ飾れば、それなりに額縁に見えるというものです。画鋲は、この四隅用のミニ額縁の左右にはみ出ているところの内側か外側に挿します。 絵を入れるところは幅が1㎝あるので、1年間分の絵も入れることができますので、絵の収納場所のような使い方もできます。絵を描くごとに上へ上へと入れていけば、絵が散逸するような心配もなくなります。 |
(この作品の特徴) こちらの額縁は上から絵を入れるので、上の部分は取り外せるようになっています。 額縁は、左右に耳のように出ている部分に上側から挿して使います。四隅だけのものより額縁らしくなっています。額縁をとめるのは、左右の耳になる部分に画鋲で留めます。 額縁の枠は、この作品では直線ですが、直線だけでなく曲線を入れたりするとよりいいでしょう。絵を描くごとに上へ上へと入れていけば、1年分の絵が収納できるようになっています。 こちらの絵を入れるところ(額縁の枠)の幅は2㎝あります。絵を飾らないときには、このままの状態で棚にしまっておけば、絵の整理がらくになるでしょう。 |
(この作品の特徴) 郵便の学習や駅で切符を買う学習などを行う際に、郵便配達の人や駅員さんの帽子があればと思うことがあります。今回はそういった役どころを演じる際にあればいいなとの思う帽子作りの参考になるかもしれないと考えて作った段ボール製の帽子です。 駅員さんや郵便配達の人の帽子とは全く違いますが、まずは基本的な帽子を作ってみる練習という感じです。駅員さんなどの帽子は、もう少し立ってからチャレンジしてみます。 |
(この作品の特徴) 和紙と細い針金で花びらのようなランプシェードを作ったものです。 (作り方) 100円ショップのプッシュライトの周りを2㎜の太さの針金で円を作り、その円の縁に花びら状の和紙を針金で固定します。 花びらは、障子紙に水をたっぷり入れたポスターカラーで色を塗って乾燥させ、花びらのような形の細い針金をボンドで障子紙に貼り付けます。このままの方法では、特別支援学校のお子さん達にはちょっと難しいので、もっと簡単に作れる方法を考えていかないと、図工や美術、作業班(紙工芸班)の授業で取り組むには難があります。 和紙で作るランプシェードは暖かみがあっていいのですが、もう一工夫が必要です。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)でランプシェードを作ろうとする、色々な形にすることは難しいことがわかります。そこで和紙(ホームセンターで売っている障子紙)の下側を1㎝幅くらいに折って、そこにダイソーで売っているアルミの細い針金を通してボンドで折り返した部分を貼り付けます。針金が入ることで様々な形が作りやすくなります。 見本のランプシェードは和紙をそのまま使っていますが、図工の授業では、和紙(障子紙)に落ち葉を張ったり、霧吹きで色を吹き付けたものを使ってもきれいでしょう。ライトの部分は、ダイソーで売っているプッシュライトの小さい方を使います。 |
(この作品の特徴) ポップアップカードを作るための練習用の形の見本です。 図工や美術の授業でポップアップカードを作る時に、いきなり形のあるものを作るのは難しいかもしれません。 そこでいくつかの形を用意し、お子さん達に2つ折りした紙に線を引いてはさみで切ると、こんな形になるんだという経験をしてもらうといいと思います。 はさみの練習にも形をイメージする練習にもなることでしょう。いくつもの形を切ったり、点線の部分を折る(手で折るのではなく、定規を折るところの線に当てて折ります。)ことを経験したら、下にあるような「ツリー」や「タワー」や「星」や「家」にチャレンジしてみてはどうでしょう。子どもたちは大人が考えるよりももっと自由に色々な形を創り出すかもしれません。 ※紙を折る際には、右の写真のように折る線にあたる点線のところに定規を当てて折ります。 |
(この作品の特徴) クリスマスの時期になるとXmasカードを図工や美術の時間に作りますが、子どもたちが割合簡単に作れて楽しい「ツリー」のポップアップカードです。 ポップアップカードは、2つ折りした紙(画用紙等)にパーツをいくつか作って折り線上に貼るものと、紙を切って立体的にするカードがあります。 パーツをいくつも作っていくものは、かなり複雑な形も作れますが、特別支援学校や幼稚園・保育園のお子さん達には、はさみ1本ですむ紙を切っていく方法の方が、初めは作りやすいと思います。複雑な形は難しいのですが、切った紙を折ったり、背景にどんな色の紙を貼るかなど、やることは結構ありますので、個々のお子さんの個性も出てくると思います。 |
(この作品の特徴) はさみの使い方は直線を切るだけですので、見た目の細やかさに反して比較的簡単に作れる「タワー」です。 切る直線の幅が狭くなるほどタワーの格子が細やかになり、仕上がりが美しくなりますが、初めは線と線の幅を広く(3~4㎝位)とって、お子さん達がどの程度までなら線と線の間隔をせまくしてもはさみで切っていけるか見ていくと良いでしょう。 写真のタワーは工作用紙を使っていますが、線と線の幅は1㎝です。5㎜幅になると、交互に切った部分を手前に引き出すときに紙が破れてしまいやすいので、1㎝位がちょうどよいと思います。 切る紙は縦長の方がタワーらしくなるので、思い切って縦長の紙を使うようにしていきます。四つ切りの画用紙なら、結構縦長になっていいですが、紙を何枚か貼り合わせて2m位にして作れば、本当にタワーぽくなってすごい作品になるでしょう。共同作品として、クラスのみんなでチャレンジするのも楽しいかもしれません。 |
(この作品の特徴) 絵馬は、願い事を書いて神社に奉納するものですが、そういった宗教色は別にして、子どもたちに願い事を書いてもらうためのものとして使います。 絵馬にしたのは、神社で見る絵馬をイメージしてもらうためです。神社に行った時に「これは何?」という疑問を持つお子さんもいるでしょうから・・。 国語の時間に文章の練習をする学習や生活単元でも使えそうです。何もない紙に願い事を書くよりも楽しいでしょう。絵馬は、ワープロソフトで形を作ってイラストを挿入した物を印刷し、厚画用紙に貼り付けたものです。 左の写真のように、破魔矢は紙で作ってありますが、特に必要ではないのでしょう。絵馬の札(?)を印刷してある紙をはさみで切るところから行ってもいいでしょう。 |
(この作品の特徴) 美術の時間に取り組んで生徒が作った廊下の装飾です。 中学部の3年生は3クラスあるので、それぞれの「朝顔」に各クラスの個性が出ていておもしろかったです。 私が用意したのは材料の荷作りテープ(クラスに10本ずつ)・紙皿(生徒の人数分)・色画用紙(2色で葉の部分とつるの部分になります。)・折り紙(花の部分になります。)で、作り方は学年の美術の担当者(各クラスに1名)に私から伝え、あとはクラスの自由にやってもらいました。 豪快に作るクラス・葉の葉脈まで描くクラス・つるに凝るクラスと、同じ材料と作り方でこうも変わるのかとできあがった各クラスの作品を廊下で見比べておもしろかったです。 |
(この作品の特徴) 紙皿2枚で作る「紙皿フリスビー」です。結構よく飛びます。(※投げ方は、右の写真のように手首を曲げてフリスビーと同じように投げます。) お子さん達が作る時に、紙皿の1枚の底を円に切るのが難しいのが難点。円切りのカッターを使って切っても良いのですが、円切りのカッターは、カッターの芯がずれて円が上手く切れないことが多いです。そこで、円の中側に穴をあけてハサミを入れ、ハサミで円を切るようにすると比較的楽に円が切れます。(※円を切るのが難しい場合は、右のフリスビーのように2枚の紙皿をそのまま使ってもOKです。) 紙皿2枚を重ねたら、ステプラー(ホチキス)で円周の部分を留めると、簡単に2枚のお皿が貼り合わせられます。ホチキスの芯の部分を隠すためビニールテープで貼り付けます。透明のセロテープよりも色々な色があるビニールテープを使った方が、フリスビーが回転した時にきれいです。このフリスビーは紙皿でできていますので、上手く飛んでも10m位でしょうか・・。(紙皿フリスビーは、穴が開いているタイプと開いてないタイプがありますが、どちらも飛ぶ距離は殆ど変わりません。) 逆に室内で使うには丁度良い距離かもしれません。何よりも人に当たっても安全ですから。(※目に当たれば危険ですから、ルールは必要です。) (材料・道具)(作り方) 紙皿、ビニールテープ、木工用ボンドやセメダイン、はさみ、カッターナイフ、絵の具 紙皿の真ん中切り取りタイプ ①紙皿の1枚目の内側をカッターナイフで切り取ります。切り取ったら、絵の具で好きな色や模様を塗ります。(※色をつける必要がない場合は、色は塗らなくてもOKです。) ②もう1枚の方にも外側に絵の具を塗ります。(色や模様は自由に) ③写真の右から2番目のように、2枚の紙皿の縁側に接着剤を塗り合わせます。塗った後にビニールテープを巻きます。 ④切り取った穴の部分にもビニールテープを巻きます。これで完成。(ビニールテープを使うのは、フリスビーに重さをつけるためです。軽すぎると遠くには飛びません。どうしても軽い場合は、紙皿を4枚使って作ると良いでしょう。) 紙皿2枚重ねタイプ ①紙皿2枚を重ね、皿の縁にビニールテープをぐるりと巻き付けます。 ②模様を水性ペンキやマジック等で描いても描かなくてもOKです。 ③投げてみて、軽すぎるようでしたら、ビニールテープを再度巻いていきます。これで完成。 |
(この作品の特徴) 「紙皿回し」は、仮説社の「ものづくりハンドブック」に載っているものです。本物のお皿を棒でクルクル回転させる大道芸がありますが、こちらは紙皿を棒でクルクル回転させるものです。 この「紙皿回し」が上手になると、本物のお皿も回せるようになりますが、本物のお皿だと失敗した時に割れてしまいますから、お子さん達が皿回しに挑戦するならこちらでしょう。 棒を回すときに大事になる紙コップの底をお子さん達が作るのは難しいので、それは先生が作っておいて子ども達は両面テープで貼るだけにすれば良いでしょう。 (材料・道具、作り方) 紙皿を3枚(直径18㎝。コンビニに売っている紙皿は、大体この18㎝のものが多いです。これより小さくても大きくてもOK。)、紙コップ(底の直径5㎝。これもコンビニに売っている紙コップです。紙コップによっては、糸底が浅いものがあります。その場合は、割り箸の先端を削って細くしてやってみてください。)、ビニールテープ(何色かあるときれいです。)、割り箸か鉛筆を1本、両面テープ、カッターナイフ、はさみ ①紙皿を3枚用意します。3枚の紙皿を重ねたら、写真のようにビニールテープを8カ所に貼ります。上下・左右・斜めの計8カ所です。バランスがいいようにできるだけ均等になるように貼りますが、余り神経質になる必要はありません。ビニールテープの長さは5㎝くらいです。 ②紙コップは、左の図のように底の面と糸底(底の円形の立ち上がり部分)だけを使います。 カッターナイフで適当にコップの横を切って底を取りはずします。次は、はさみで丁寧に横の部分を切っていきます。 ③左の写真が、きれいに切れた状態です。この底面に両面テープを貼ります。(糸底が上になるように貼ります。) 紙皿の裏の真ん中にこれをくっつけます。これでもう完成です。 (遊び方) 割り箸の細くなっている方を紙コップの糸底にひっかけます。(上の写真のように) 次に割り箸をゆっくり丸を描くように動かします。お皿が段々回ってきたら徐々に早く回すようにすると、お皿が水平になって回り出します。 |
(この作品の特徴) 紙コップをスーッと滑るように飛ばせるおもちゃです。 (材料・道具) 紙コップ、ビニールテープ、はさみ、カッターナイフ ①紙コップの底をカッターナイフで切り取ります。(カッターナイフを紙コップの側面に当てるようにして切ると上手に切れます。) ②紙コップの底側の縁にビニールテープを巻きます。(※ビニールテープは、5回巻きます。巻くときには、すこしビニールテープを引っ張るようにして巻くとしっかりと巻けます。)これで完成です。 ③投げ方は、写真のようにして持って、前に押し出すような感じで投げます。ビニールテープを巻いてある方が前になります。 (※このやり方で上手く飛ばせないときには、写真のように親指と中指でピークをささえ、人差し指を紙コップにかけて投げると簡単に遠くへ投げられます。この方法が経験上お勧めの投げ方です。) うまく投げると10m近く飛んでいきます。 ※手で持って投げるのはこつがいります。どうしてもうまく投げられない方は、右の写真のように割り箸の中にピークを入れて割り箸を立てて持ち、腕を肩の高さにして割り箸を前に倒せば簡単に遠くへ飛ばせます。 |
(この作品の特徴) 上の「紙コップのピーク」は、投げるのにちょっとしたコツが必要ですが、こちらは誰でも簡単に遠くへ飛ばせるものです。 (材料・道具) 折り紙、定規、ペン、セロテープ、割り箸 ①左の写真のように、折り紙に幅5㎝の線を引きます。 ②5㎝幅の線の所で折ります。 ③折った部分を半分に折ります。 ④折った部分を更に半分に折ります。 ⑤折り紙を円筒形にしていきます。(折った部分を指でしごいてカーブをつけるといいでしょう。) ⑥セロテープを貼って円筒形を作ります。これで紙の「ピーク」ができました。 ⑦割り箸にピークを差し込みます。折り曲げた芯の部分が前になるようにします。 ※割り箸を立てて持ち、耳の所くらいまで持ってきます。前に割り箸を振るとビューンと飛んでいきます。ピークとして手でつかんで飛ばすよりも数倍遠くへ跳んで行きます。 |
(この作品の特徴) 手で軽く持って前に押し出すように投げるおもちゃのピークは、手作りのものはアルミの空き缶を使って作るのですが、折り紙でも作れるという本があったので、生徒が作れるかどうか考えるために作ってみたものです。 本の作り方ですとどうしても滑空しませんでしたので、作り方を少々変えて作りました。紙(折り紙)を正確に折る必要があるので、特別支援学校の児童生徒さん達の場合、手先の器用な児童生徒さんなら作れます。材料も折り紙とセロハンテープのみなので簡単でお勧めです。 (材料・道具、作り方) 100円ショップで売っている折り紙(普通の折り紙)、セロテープ ①折り紙を幅1㎝位に折っていきます。 (繰り返し折っていくので、幅は1㎝で織り出しても、最後には1㎝以上の幅になりますが、それでもOKです。) ②残りが5㎝位になるまで折ります。 ③手でしごいて折り紙に丸みを持たせます。 ④セロテープで貼って完成です。 |
(この作品の特徴) 折り紙のピークを作ってから、ふと、もっと大きい紙のピークはできないものかと思い作ったものです。 新聞に入ってくる広告を使ったので、大きさは写真で見てわかるように折り紙のピークの5倍位大きいです。作る前の予想では飛ばないだろうと思っていたのですが、試しに飛ばしてみたら、折り紙のピークよりも安定して遠くへ飛んでいきます。 これにはちょっと驚きました。基本的な作り方は「折り紙のピーク」と同じですが、折り幅や飛ばし方等は違うので、作る際には下の「0から始めるおもちゃ作り」のページをご覧になってください。 (材料・道具、作り方)「図工おもちゃ作り」をご覧ください。 |
(この作品の特徴) 写真のように持って、前に押し出すように投げるピークです。アルミ缶のピークは以前から作って見ようと考えていたものです。特に教材というわけではありませんが・・。 特別支援学校では、カッターナイフを使うことや缶の切り口が少々鋭いということもあって、図工や美術の時間に制作するには向かないように思います。小学校であれば、図工の時間に作って、みんなでどこまで飛ばせるか・カーブをつけて飛ばせるかなど競えるでしょう。 (材料・道具、作り方)「0からはじめる教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 細長い紙の左右に、真ん中の写真のようにハサミで切り込みを入れ、くるりと丸めて差し込めば紙のヘリの完成です。 この紙のヘリは、空中に放るとクルクル回転して下りてきます。2階の教室や滑り台の上から投げると楽しいでしょう。 (材料・道具)(作り方) ①広告の場合は横長に紙を切っておきます。100円ショップで売っている輪っかを作る為の折り紙なら、すでに横長になっていますので、そのまま使うことができます。 ②右の図のように、紙の左右にはさみで切り込みを入れます。 ③紙を丸めて互いの切り込みのところに差し込んで終わりです。 ※2階等の高い所から落とすと、くるくる回転しながら落ちていきます。 |
(この作品の特徴) 上の「魚型の紙のヘリ」よりも、こちらの「にわうるし」の方が簡単に作れます。くるくる回転して落ちてくる様子が楽しいです。 (作り方) 細い紙を真ん中で重ねて、重ねた部分をホチキス(ステプラー)でパチンととめれば完成です。 右の写真のように、小さくても大きくてもOKです。宙に投げると魚型のヘリとは違う回転の仕方で回ります。 紙は、100円ショップダイソーで売っている右の写真の「デコレーション リング」が使いやすいでしょう。初めから細長い紙ですから・・。 |
(この作品の特徴) 紙を折ったり切ったりして作る、空中から落ちていくときに「クルクル回転する形」です。 (※「クランク型」・「S字型」は、私がつけた名称になります。) よくクルクル回って落ちていくのは、「クランク型」・「ヘリ型」・「S字型」の3種類です。どの形もサイズが大きくなると回転はゆっくりになり、サイズが小さいと回転は速くなります。お勧めは「クランク型」です。細い紙の両端を折るだけです。 (材料・道具)(作り方) コピー用紙・新聞紙(左右に揺れて落ちる木の葉の時は、新聞紙がいいです。)・画用紙・色画用紙などの軽い紙、定規、ハサミ、ペーパーカッター(ハサミだけでもいいのですが、授業では紙を多く使うので、ペーパーカッターを使う方が準備は楽です。)、のり ※ここに書いてある寸法は、あくまで目安です。例えば、紙の幅が1.5㎝と書いてあっても2㎝幅でもOKということです。大体の目安と考えていただければ結構です。 (クランク型) 紙の幅は1㎝~2㎝位でいいでしょう。紙の両端を1㎝~2㎝位折り曲げるだけです。 一番簡単に作れるので、お勧めの型になります。 端を折るときに折り方がきっちりしてなくても、両端の折るところの長さが多少違っても問題はありませんから、小学部の子どもたちでも簡単に作れます。 下の幅が広いものも「クランク型」になります。折る幅が右の図では2.5㎝になっていますが、2㎝でも3㎝でもOKです。(※右の寸法図は、写真の右側の大きいサイズのものです。) 上の細い「クランク型」に比べると、ゆっくりと回転して落ちていきます。 大きさは、小さめの方がいいでしょう。 (ヘリ型) ※「ヘリ型」では、よく重しになるようにクリップを使いますが、何でも口に入れてしまう子やものをすぐに投げてしまう子がいるクラスでは、クリップを使うのはお勧めできません。 ここでは、クリップの代わりに紙を2~3回折ることでクリップの代わりの重しにしています。 下の左から2番目の羽型のものは、右上の説明図のように葉を2枚つなげたような形です。左右に貼るのは、ここでは丸く切った画用紙を2枚ずつ貼っていますが、ラベルシールを貼ってもOKです。 下の真ん中の写真の8の字型は上で紹介している「ニワウルシ」に似ていますが、メビウスの輪の形になっています。 メビウスの輪の形でも回転しますが、「ニワウルシ」の方が作るのが簡単なので、メビウスの輪型はお勧めしません。 右側の葉っぱ型は、工作用紙で葉っぱの型紙を作っておけば、簡単に作れます。 ①葉っぱ2枚の端を重ねてのりづけします。②葉っぱの下に茎のようにした画用紙等をのりで貼り付けることで、重しのようにしたものです。右の葉っぱ型では、下の茎の部分が短いので、紙を3枚ほど重ねています。 左のヘリ型は、 ①細長い紙の下側を右の図のように3回折り返してのりで貼り付けます。 ②紙の上側をハサミで切って広げれば完成です。 左のダイヤ型は、 ①細い紙を真ん中で折ります。 ②折った紙をまた真ん中で折ります。 ③右から2番目の写真のように広げてから、両端を1~2㎝折ります。 ④折った部分にのりをつけて貼り付けます。真ん中の部分を広げて菱形を作れば完成です。 下の左のY字型は、 ①細長い紙を真ん中で折ってから、折って紙をまた真ん中で折ります。 ②折った下側にのりをつけて貼り付けます。 ③上ののりがついていない部分を指でしごいてカーブをつければ完成です。 下の左のヘリ型は、 ①細い紙を真ん中で軽く折り、紙の両端を合わせます。 ②幅2~3㎝位のところで折り、その部分をのりで貼り付けます。 ③指で広げて輪っかを作れば完成です。 右のヘリ型は、 ①細い紙を真ん中で軽く折り、紙の両端を合わせます。 ②幅2~3㎝位のところで折り、合わされ紙の部分だけのりで貼り付けます。 (※今回は、ホチキスで留めています。何でも口に入れてしまうような子がいないクラスであれば、ホチキス=ステプラーを使ってもOKです。) ③指で広げて輪っかを作れば完成です。 左のヘリ型は、 ①細い紙を真ん中で折ります。 ②左右の端を2~3㎝幅で折ります。 ③折った所を広げて、のりで貼り付けます。 ④真ん中の部分を指で広げて輪にすれば完成です。 (S型) ①下の右の図のように、紙を真ん中で折ってから葉型の形を切って作ります。 ②切った葉の型を広げないで、折ってある状態のまま鉛筆等に紙を巻き付けます。 ③紙を広げれば、紙の葉がS字型になります。これで完成です。 (葉型) 葉型は、「S字型」のような形にしないと、なかなか回転はしてくれません。画用紙ではちょっと重いので、新聞紙かコピー用紙を使うといいでしょう。 新聞紙で右の図のように四角か長方形の形を作り、それを半分に折ってから葉の半分の形を描いて、ハサミで切れば完成です。 葉っぱは、指でしごいたりしてカーブを作るようにするとより本物の形に似ていきます。 |
(この作品の特徴) ホームセンターで売っている雨の日に傘を入れるビニール袋と紙コップで作る「ポリ袋電話」です。「もしもし」とやると子どもたちは喜びます。 工作する部分は、紙コップの底を切り抜く・袋に空気を入れて口を縛る・ビニール袋を紙コップの底から入れてテープで固定する・・だけです。 糸電話のようにして話したり聞いたりしてみましょう。 (材料・道具、作り方) 紙のコップ2個、雨の時に傘を入れるポリ袋(ホームセンターで売ってますが、雨の日にスーパー等にも置いてあるので、それを1~2枚もらいましょう。普通のポリ袋なら縦にはさみで切って細い袋にすればOKです。)、カッターナイフかはさみ、セロテープかビニールテープ ①紙コップの底をはさみやカッターナイフで切り取ります。(紙コップ2個) ②傘用のポリ袋を膨らませます。膨らんだら端をひねってセロテープかビニールテープでとめて空気が逃げないようにします。 ③底に穴をあけた2個の紙コップの底にポリ袋を差し込んで、セロテープかビニールテープでコップに貼り付ければ完成です。糸電話のようにして話したり聞いたりしてみましょう。 |
(この作品の特徴) 上の「円盤飛ばし」よりもずーっと簡単に作れる円盤飛ばしです。 材料は、輪ゴム・割り箸・厚画用紙等の紙だけです。小学生の時にこのようなものを作ったことがある男の先生は多いのでは・・。 切れ込みを入れた紙の円盤に輪ゴムを引っかけ、強く引いて手を離せばビューンと遠くまで飛んでいきます。 人に当たると危険ですから、人が前にいたら飛ばさない等の約束事を決めて遊ぶようにしなければいけません。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙か厚紙、コンパス、はさみ、ボンド、割り箸1本、輪ゴム1本 ①工作用紙が厚紙にコンパスで半径2㎝の円を2個描きます。 ②はさみで円を切り取ります。切り取った円盤2枚をボンドで貼り付けます。 (※厚紙なら2枚・工作用紙なら4枚くらい) ③円盤の1箇所に右の写真のように、V字型の切り込みをはさみで入れます。ここに輪ゴムをひっかけます。 ④輪ゴムを割り箸に写真のようにして取り付けます。これで完成。 ※飛ばし方・・・片方の手で割り箸を持ち、もう片方の手で円盤の切り込みに輪ゴムひっかけます。円盤は横向きになるように親指と人差し指でつまんで引っ張ります。 指を放せばビューンと10m以上は飛んでいきます。円盤の大きさは、半径2㎝がベストです。4㎝・5㎝とやりましたが、円盤が大きくなると遠くへ飛びません。 |
(この作品の特徴) 中学部3年の美術の授業で行う「ステンドグラス風の飾り」作りの見本です。 生徒は14名で障がいの重いお子さんから、比較的軽いお子さんまでと幅は広いのですが、重いお子さんの割合が多いです。美術の授業では、基本的に大事にしていることとして、「余り材料代がかからない・個々の生徒の個性が出る・生徒が工夫した様子がわかる・障がいの重い生徒でも制作できる」ということが挙げられます。 この「1」の方の問題点は、アクリル板を割る・切る時にアクリルカッターで切っていては時間がかかることから、ペンチを使った関係で、割れたアクリル板の面が鋭くなってしまうことです。 四角・三角等の形ではなく、とがった部分がどうしても多くなってしまうので、取り扱いが難しくなります。 尖った部分はやすりで丸くしないと生徒によっては危険になるかもしれないのが問題点ですが、「2」のプラスチックボードよりもガラスっぽく見えるのがいい点になります。生徒には、土台になるカラーボードは、黒・黄色・赤・青を用意して好きな色を使えるように選択させます。 |
(この作品の特徴) 「1」の見本を作っていた時に感じた、アクリル板をペンチや電動ジグソー・電動糸鋸で切ろうとすると、板が割れてしまい鋭角な形になってしまうことの危険性を回避する材料を使ったものです。 アクリル板を使わないで、100円ショップに売っているカラーのプラスチックボードをカッターナイフやはさみで切って形を作ってあります。 はさみでも好きな形に切れるので、生徒にはこちらのほうが活動も多く・安全で作りやすいでしょう。ただ、「1」のほうがステンドグラス風に見えるのに対して、この「2」のほうは、余りステンドグラス風には見えないのが欠点です。どちらを使うかは、美術の担当者で相談して決めていきます。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っているカラーボードを使って「1」の飾りを作った時から、土台になる部分にカラーボード(発泡スチレンボード)ではなくてアクリル板の黒を使ったらどうなのかと思っていたので、試しに作ったものです。 カラーボードとは違い黒の深みが出て、こちらのほうが「1」のステンドグラス風の飾りよりもきれいです。問題は材料代が100円ちょっと高くなってしまうことですね。どうせ作るのならば、仕上がりがきれいなほうがいいでしょう。 |
(この作品の特徴) 女の子の髪を束ねる髪飾りです。図画工作や美術の授業で制作したり、作業班の紙工芸グループなどで作ると楽しいでしょう。お子さんと一緒にお母さんが作るのもいいですね。 紙の筒(紙筒)は、100円ショップに売っているファブリックテープが便利です。テープは紙筒の飾りとして使え、テープを巻いてある紙筒も使えますので、一石二鳥。ラップ等の紙の筒は硬いのでのこぎりでないと切れませんが、ファブリックテープの芯の紙筒は、はさみで簡単に切れます。 完成したら、作った女の子だけのオリジナルの髪飾りになります。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているファブリックテープかラップ等の紙の筒かセロテープの芯(※100円ショップのファブリックテープならば、テープもテープを巻いてある紙の芯も使えます。紙の芯を切るのもはさみでOKです。)、両面テープ、のこぎり(普通ののこぎりよりも工作用のクラフト鋸のほうがきれいに切れます。)、木工用のやすりか紙やすり、100円ショップに売っているファッションビーズ等 ①紙筒をのこぎりで適当な長さに切ります。(今回は、3㎝) ②切った紙筒の輪っかを、左の写真のように1カ所だけ幅3㎜~5㎜切ります。 ③左の写真のように、紙筒の切った箇所をやすりで磨いて角を丸めきれいにします。 ④紙筒の輪っかにファブリックテープを貼ります。 ⑤ファッションビーズ等をボンドで貼ります。ボンドが乾いたら完成です。 |
(この作品の特徴) 図画工作や美術の時間にどんぐりを使った工作(やじろべえ・クリスマスリース・フォトフレーム等)を行いますが、それとはちょっと違ったものをということで、どんぐりを使った顔作りです。 (作り方) どんぐりは、まてばしいなど色々な種類がありますので、細長いもの・太めのものなど揃えて(公園等で拾ってきて)、使うと良いでしょう。どんぐりの顔の白い部分は修正液を塗ります。失敗したら、指ではがせるので楽です。 彩色は油性のペンを使います。ここでは、100円ショップのダイソーで売っていたボールペン(油性)を使って描いています。 |
(この作品の特徴) 文化祭で中学部の作業の紙工芸班が、栞や葉書等と共に「ブンブンこま」を頒布というかおまけで出していました。 作業班で作ることは少ないでしょうが、図画・工作 や美術の時間に作ることはあるので、失敗無く作れるようにここで作り方を紹介しておきます。 殆どの先生方や大人は、少年少女時代に一度は作ったと思いますが、時間がたつと作り方があやふやになってしまい、作る段になると「あれ?」・・こんなはずじゃかったということになることが多いです。私も「あれ?あれ?・・おかしいなあ。」でした。穴をあける位置を色々試して、これなら誰が作っても大丈夫というブンブンこまです。 (材料・道具、作り方) 工作用の厚紙や段ボール板など(ここでは100円ショップの樹脂性の薄いまな板シートを使っています。)、コンパス、定規、きりか千枚通し、サインペン等、たこ糸かミシン糸 ①厚紙等にコンパスで円を描きます。(円の大きさは自由ですが、ここでは半径4㎝の円にしています。)厚紙の場合は、円が1枚だと軽いので、3~4枚描いてボンドで貼るといいでしょう。まな板のシートなら1枚でOK。 ②はさみで描いた円を切ります。 ③コンパスを刺したところ(円の中心)から左右に5㎜の所に印をつけ、そこをきりか千枚通しで穴をあけます。(左右の穴の位置は中心から5㎜が最適です。1㎝・1.5㎝を試しましたが、5㎜がベスト!) ④あけた穴にたこ糸か糸を通し輪っかにします。(糸の長さは自由ですが、肩幅の2倍位はほしいです。輪っかにすると肩幅くらいになり、使いやすいです。) ※コマをクルクル回してから両手を左右に広げると回転が始まります。ある程度回転したら両手を狭めるようにし、回転しだしたらまた、両手を広げます。この繰り返しでコマが勢いよく回り続けます。 |
(この作品の特徴) 普通ブンブンコマは紙等の円盤形で作ります。私たち大人は、たとえ四角形でもものが回転すると円状に見えることは知っていますが、子どもたちはどうでしょう。 四角のコマが回転したらどういう形に見えるのか、十字型は?三角形は?星形は?・・・と思うかもしれません。いろいろな形のコマを回転させてみて初めてどういう形に見えるかわかります。そんなところが工作のおもしろさのひとつかもしれません。 (作り方)の基本は、四角形や円の中心から左右に5㎜づつの場所に穴を開けて糸を通すことですから、形はどんなものでもいいわけです。 円盤形の基本形で作れたら、次はいろいろな形にチャレンジさせてあげたいものです。形に関しては、紙皿の2枚重ね円盤型や四角い紙皿の2枚重ねは回転はしますが、途中から横倒しになりやすいです。大きすぎると上手くいかなくなるようです。 他のブンブンコマは手のひらに載るくらいの大きさですが、大きさとしてはそのくらいの方が安定してビューンビューンと回ってくれます。回転するときに風を切るような音がするのは、上の円盤型が一番強かったです。 |
(この作品の特徴) 厚画用紙で作ったブンブンコマに色を塗り回転するとどうなるか試しました。 左から2番目の円盤コマは色がはっきり分かりますが、絵の具を塗ったコマは、回転すると色の判別が難しいというかほとんど白くしか見えません。 絵の具を塗るよりも左のコマ達のようにラベルシートを貼り付けた方が簡単ですし、意外と色もよく見えます。 |
(この作品の特徴) ライトは100円ショップ(ダイソー)で売っているプッシュライトの小さいものです。障子紙にグルーガンで何本も縦・横・斜めに線を引いていき、ホットボンドが乾燥したら和紙を丸めてプッシュライトに取り付けたものです。 細い竹を編んだものを和紙の裏側に貼り付けてあるような雰囲気がだせるものになります。グルーガンで縦・横・斜めに線を引いていくのは、お子さん達が自由にできますので、和紙(障子紙)を丸めてプッシュライトにとりつけるところだけ教員が必要に応じて手伝えばいいでしょう。 |
(この作品の特徴) 厚画用紙(または工作算用紙)と和紙(障子紙)で作る和紙のランタンです。 ライトはダイソーで売っているプッシュライトの小さなものです。カッターナイフが安全に使えるお子さんでないと制作はできませんが、柱になる部分を意識して作れるお子さんならば、色々なバリエーションのものが作れるでしょう。 柱の部分が作れない場合はその部分だけは教員が作って、あとは自由にさせるのもいいかもしれません。カッターナイフを使えないような障がいの重いお子さん達でも作れるようにするのが課題ですが・・・。 |
(この作品の特徴) 下のクリアホルダーのライトと基本的には同じような作りです。 ライトはダイソーに売っているLEDライトを使っています。紅葉した木の葉は、地面に落ちているのを使うので硬くなっていることが多いので、予め霧吹きで濡らしてからティッシュに挟んで重しの本の乗せるようにします。これで反りがなくなり、障子紙に貼りやすくなります。 和紙は学校では高いものは使えませんので、障子紙を使っています。枯れ葉は、表面に水で溶いたボンドを絵筆で塗りコーティングしておきます。 こうしておくと葉が乾燥しても長持ちするのでお勧めです。表面のボンドが乾いたら、裏側にボンドを塗って障子紙に貼り付けます。障子紙の大きさは、クリアホルダーと同じA4サイズにします。クリアホルダーをライトに巻き付けたらホチキス(ステプラー)でとめると簡単です。 |
(この作品の特徴) 上のコップと同じで紅葉した葉っぱの上に和紙(障子紙)を貼ると葉の色が見えなくなってしまうので、同じようにボンドで葉を紙皿に貼ってから水で溶いたボンドを絵筆で塗ってコーティングします。 紅葉した葉の色を見せる・楽しむためにはこの方法しか今のところ考えられません。障子紙よりもずっと薄い和紙があれば、紅葉した葉の上に和紙を貼っても色が見えるかもしれません。ただ、学校で作るとなると材料代に余りお金は掛けられないので、安い和紙を見つけるのは難しいでしょう。和紙の専門店で色々な和紙を見てきましたが、かなり高くなりますので材料として使うのは難しいです。 |
(この作品の特徴) 和紙と発泡トレイ(スーパーで売っているお肉等がのせられている白い容器)で作るトレイです。 作り方の違いは、青々とした葉の場合は、葉の上にも和紙(障子紙)を水に溶かしたボンドで貼ってしまいますが、紅葉した葉の場合は、葉の上に和紙を貼ってしまうと、右の写真のように葉の色が見えなくなってしまうので、こちらはトレイの最後に葉をボンドで貼り、障子紙は上に貼らないで水で溶いたボンドを葉の表面に塗ってコーティングします。 こうすると葉のきれいな赤や黄色の色がそのまま見られるようになります。 |
(この作品の特徴) 小学部の図工や中学部・高等部の美術の授業・中学部の紙工芸班の作業学習で制作すると楽しいい作品になると思われる発泡スチロールトレイを使ったペンケースです。 発泡スチロールのトレイは、スーパ等で買い物をすると手に入るものですので、児童生徒の各家庭に協力して頂ければたくさん集まりますし、その他の材料である和紙は障子紙を使い、後は折り紙や100円ショップで売っているセロファンを使うだけです。100円ショップのセロファンは、3クラス位なら余裕が出るほど入っていますので、材料代も助かります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 上のペンケースの応用版というものです。秋にふさわしい紅葉や銀杏の色づいた葉を上の作品の材料のセロファンや折り紙に変えて入れてみました。 少し大人風な作品に仕上がります。上の「1」が小さいお子さん向けの作品作りとするならば、こちらの「2」は高等部や中学部のお子さん達の作品作りにいいと思います。 (材料・道具)(作り方) 作り方は、上のペンケースと同じですので「0から始める教材作り4」のページをご覧ください。 落ち葉を入れるのは一番最後のほうにして、和紙は落ち葉の上に1枚だけ敷いてあります。空気が入りやすいので、水に溶かしたボンドを筆でつけ、和紙に塗る際に空気が抜けるように気を付けていくときれいな仕上がりになります。 |
(この作品の特徴) 作り方は上の発泡トレイのペンケースと同じです。 今回は、「お花紙」を使っています。土台となる和紙(障子紙)がペンケースの形になったら、最後に「お花紙」を好きに敷いて、水に溶かしたボンドを筆でお花紙に塗るだけです。「1」「2」とは違った味わいが出てきます。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っている人工芝のマットをはさみで切り、ビーズとモールをグルーガンで飾ったツリーです。 グルーガンは白色をつかうことで、雪に見立てています。人工芝のマットは裏側が格子状になっているので、ツリーの形で切りやすいです。 材料代は300円位です。ツリーの形に切るのが、特別支援学校のお子さん達には少し難しいかもしれせんが、型紙を裏側に貼るなどすればどこを切ればよいかわかるようになると思います。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップの「ジョイント人工芝」・ビーズ・キラキラカラーモール、はさみ(はさみでも大丈夫ですが、できればホームセンターで売っている万能はさみ)、グルーガン(ホットボンドは白色) ①人工芝のマットを裏返すと格子状になっています。 それを目安にしてツリーの形にはさみ(できれば万能はさみ)でマットを切っていきます。 ②モールの端を折ってツリーにとめます。 ③グルーガンのホットボンド(白色)をツリーの垂らして雪の感じを作ります。ビーズをホットボンドで貼り付けて完成です。 |
(この作品の特徴) 広告等の紙を折り紙用の紙にする「折り紙作り器」です。 特別支援学校では、廊下の壁面飾りや図工・美術や集会等で折り紙を使うことが結構あります。市販の折り紙は、100円ショップができてからは本当に重宝していますが、赤・青等の普通の折り紙ではなく、包装紙や新聞紙など折り紙の紙とは違ったもので折り紙にしたいということもあります。 その場合、包装紙等を定規で測って折り紙のサイズに線を引きはさみで切らなければなりません。これって結構面倒くさいことなので、折り紙以外の紙で何か作りたい・飾りたいと思っても、そう思うだけで実際作ってまではやらないことが殆どです。 この折り紙作り器は、折り紙のサイズになっているので、使いたい紙(包装紙や新聞紙等)の上に置いてカッターナイフ等で切れば、すぐに折り紙のサイズの紙ができあがるものです。包装紙等を重ねて切れば、一度に数枚ずつ折り紙のサイズの紙が作れます。頻繁に使うようなものではありませんが、1個あると便利かも・・・。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 写真の左側から順に「ビニールシート」「ラミネートパウチフィルム」「クリアホルダー」を材料にして作ったステンドグラス風の飾りです。 (材料・道具) ダイソーで売っている「カラーの画用紙」「クリアホルダー」「セロファン」を使っています。ビニールシートはホームセンターで売っている農業用のシートですが、ダイソーに売っているビニール袋の大きいサイズのものでも大丈夫です。 (作り方) カラー画用紙の黒をはさみで切ってビニールシートやクリアホルダー、ラミネートとパウチフィルムの上にボンドで貼り、シートやホルダーの反対側(裏側)にセロファンを貼っていけば完成します。 100円ショップ(ダイソー)のセロファンは色が薄いので、2~3枚同じ色を重ねないときれいな色が出ません。お子さん達が作る場合は、四角の枠だけは初めに貼ってあげ、後は見本を参考にして作るようにしますが、障がいが重いお子さんの場合は、ちょっと難しいと思います。ある程度見本を見て作れるお子さん達向けになります。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているクリアフォルダーとアクリル絵の具を使ったステンドグラス風の飾りです。 (作り方) クリアフォルダーは閉じてある部分をはさみで切って拡げ、真ん中で切ります。右から2番目の写真のように、黒い油性マジックと定規を使ってクリアフォルダーの表側に太めの線を引きます。 黒いマジックで線を引くとインクが弾かれることもありますが、乾いてからもう一度弾き直すと線が濃くなるので大丈夫です。 アクリル絵の具は、右の写真のように、クリアフォルダーの裏側(内側)に塗ります。線を太く描いておけば、枠の中に色を塗りやすいでしょう。定規を使うのが上手でないお子さんの場合は、カラーボードのように厚みのある板を定規がわりにすると線が引きやすくなるでしょう。 |
(この作品の特徴) セロファンと黒いカラー段ボールとのりが材料の作品です。光に当てて楽しみます。小低や小学校の低学年用の作品です。 (作り方) カッターナイフが使えるようになったら、定規とカッターナイフやはさみで段ボールを好きな形に切り抜き、セロファンをのりで貼って作ります。 100円ショップでセロファンも黒い色の段ボールも売っていますが、セロファンは1枚では色が薄いので、3~4枚を重なるようにのりで貼っていきます。日の光にかざして見たり、外に出て地面や白い壁に色のついて影を映して見るという作品になります。 |
(この作品の特徴) 画用紙に絵を描いてから乾燥させる乾燥棚が学校にありますが、かなり大きいものなので教室内には置けないサイズです。 この乾燥棚は、黒板等に貼ることもでき、使わないときには折りたたんでコンパクトにすることができる乾燥棚です。 児童生徒が描いた絵を乾かすための乾燥棚は、学校にも各学部に1~2台くらいはありましたが、使いづらいものでした。中学部では、作業学習の紙工芸班で使っていましたが、サイズが大きいので置き場所をどこにするか困るほどでした。教材室に置けば、ただでさえ余り広くない教材室のスペースを占領してしまうので、仕方がないので廊下の端に置いておく有様でした。 金属製で大きいので、いつ児童生徒が体をぶつけてけがをするかとひやひやしていました。学年やクラスで美術や図工の授業をする際には、結局そういった理由で乾燥棚は使うことが一度もありませんでした。小学部の時も使った記憶がありません。教室の床の上に新聞紙やレジャーシートやブルーシートを広げて敷いて、その上に絵を置いて乾燥させていました。時々お子さん達が作品を踏んでしまって大騒ぎでしたが・・。 この乾燥棚を制作する際に「材料がすぐ手に入る・材料代がかからない・工作が簡単・実用性がある・安全性が高い・収納時にスペースを取らない」ということを大事にした物です。 材料はダイソーで売っている1.2㎜厚のPP板3枚とビニールテープ・マグネットシート2枚のみ。材料代は500円ちょっと。この乾燥棚で画用紙10枚を乾燥できます。PP板なので、ぶつかってもふにゃっと曲がって危険性なし。折り畳むと画用紙より少し大きいくらいのサイズになります。 床に置いても自立していますし、黒板にも貼っておけます。子どもたちが教室内で走り回るようなことがあっても、黒板の端に貼っておけば絵画を踏まれることはありません。画用紙を置く部分が三角形になっていますが、先端部分も押すとっふにゃっと曲がるので、けがの心配はありません。 ただ、イメージ図では、この部分は半楕円形状態にしていく予定でしたので、「2」を考えて行きます。この「1」では、画用紙が乗る部分がやや狭く感じるので、形状やサイズを考え直して20~30%面を広げる予定です。 (材料・道具)(作り方)「2」ができたら、そちらの方をHPに載せる予定です。「1」を改良した「2」のほうが参考になると思いますので・・・。 |
(この作品の特徴) 上の「1」と形自体は同じですが、写真を見るとわかるように背面部分の大きさが広くなっています。 この面を広くすることで絵の画用紙を支える面積が増え、画用紙の両端が垂れ下がるのが少なくなっています。 乾燥棚は黒板の隅に貼ることで、教室内のお子さん達の活動の邪魔にならないようにすることができますが、床に置いて自立させる場合は、素材が軟らかいことと形の問題や画用紙の重みで、長い時間置くと形が崩れやすくなっていました。そこで棚の下の幅の広い部分に同じ形の補強用の板を貼ることで、自立させても形が崩れないように改善しました。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 図工の授業(授業の時間は、2時間の予定。) で作るペン立ての見本です。 2時間で作るという授業内容ですので、特にペン立てとして珍しくもないし、オリジナルな部分もありませんが、学年の生徒の障害の幅が大きいのはどこの特別支援学校でも似たような状況ですから、材料等が参考になればと考えています。 生徒が何か作る場合には、作品の見本がないとことばや写真等の見本だけではわかりづらいので、完成品を用意します。 (左側の見本は、紙粘土を少しずつ貼り付けていき全体に貼れたら、テーブルの上にビーズをまいてその上を転がして貼り付けたものです。右側の方は紙粘土を板状に伸ばしてから貼り付けたものです。カラフルストーンをつける関係で紙粘土は厚めにしてあります。紙粘土は左側なら1/3以下でOKです。右側のほうは1/2位使います。) (材料・作り方) 100円ショップで売っている紙粘土・樹脂製の醤油差し(容器はなんでもいいのですが、投げてしまう生徒もいるのでガラスのコップのようなものや金属製のものは避けました。金属製の缶は、紙粘土が貼りつきずらいので、お勧めできません。)・樹脂製のカラフルストーンや貝殻(紙粘土の厚さがある程度ないと貼りつきません。紙粘土が薄い場合は、グルーガンで貼るといいでしょう。)・小さなビーズなど(100円ショップで売っているもの) |
(この作品の特徴) 工作で作るとおもしろい作品です。本物のアメンボウのように水に浮かびます。 ペットボトルや針金・100円ショップで売っているカラーボード(または、発泡スチロールの板)だけで作れるので、特別支援学校や小学校の低学年・保育園・幼稚園のお子さん達の工作にいいでしょう。作ったらプールやお風呂に浮かべてみます。作り方は、下のおもちゃつくりのページを御覧ください。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているアルミの針金(1㎜~2㎜、今回は2㎜を使用。)・カラーボード(厚目のもの)、カッターナイフ、定規、ペン等、ペンチ、ボンド ①ペットボトルに針金をぐるりと巻き付けます。足は全部で6本(左右に3本ずつ)にしたいので、針金は3本巻き付けます。 ②針金はペットボトルの底側でクロスさせ、ねじってとめます。 ③足の長さは左右のバランスを考えて、長すぎたものはペンチで切って大体同じような長さにします。 ④カラーボードの厚目のタイプを使い、定規で5㎝×5㎝の形を6個作ります。 ⑤上の写真の右側のように、針金の足の先端をL字状にしカラーボードの側面に差し込みます。針金を差し込んで穴が開いたら、足を抜きボンドを入れます。もう一度足を差し込んで接着します。 ⑥左右6本の足が、床面に平らについているか確認し、浮き上がっているものは曲げたり伸ばしたりして調整します。ボンドが乾いたら完成。 |
(この作品の特徴) 上のアメンボウはペットボトルで作りましたが、ちょっと大きいので小ぶりのヤクルトの容器で作って見ました。 作り方は大体同じですが、使う針金は100円ショップ(ダイソー)のカラーのアルミの針金で、太さは上のペットボトルは2㎜でしたが、こちらは1㎜の太さのものです。 容器に針金を巻き付けて足を作っても良いのですが、容器の形がペットボトルよりもでこぼこしているので、容器の横に千枚通しで穴を明け、その穴に針金を通して足を作ってあります。こうしないと針金がずれてはずれやすいからです。 (材料・道具)(作り方) ヤクルトの容器、 100円ショップで売っているアルミの針金(太さ1㎜)・カラーボード、千枚通しかキリ、カッターナイフ、定規、ペン等、ボンド ①上の針金のアメンボウと同じです。 (上のペットボトルでは、針金をぐるりと巻きましたが、ヤクルトの容器ではぐるりと巻くと針金がはずれやすいので、容器に穴をあけて底に針金を一度とおしてあります。) |
(この作品の特徴) 通常のコマとは違い、回転することで形が立体的に見えるコマです。 色を塗る必要はなく、ラベルシールを貼れば済みますので、図画工作(美術)の授業でも使えそうです。 作り方は、通常のコマの板の部分(厚紙)の切り方次第なので、自由にできます。回転した時にどういう形になるかを考えて板の部分を切るとおもしろいでしょう。 (材料・道具・作り方) 厚画用紙、楊枝、はさみ、鉛筆等、ラベルシール、定規、セロテープ ①左の図のように、厚画用紙にコンパスで適当な大きさの円を描き、円の中心に小さな円を描きます。 ②はさみで外側の大きな円を切り取ります。中心のところに後で差し込む軸(楊枝)の為の印をつけておきます。コンパスで円を描くと中心がわかっているので楽です。 ③切り取った円に左の例のように線を引いて、点線の部分をはさみで切り込みを入れます。この例の場合は、上側に2つの羽のような見え方になります。線を増やして切り方や折り曲げ方を変えていけば、コマの上下に上の写真のような形が表れます。この部分は、工夫次第でしょう。色づけは、絵の具やラベルシートを使います。 ④円の中心に楊枝等をさしてコマの完成です。楊枝はすぐにくるくると空回りしてしまうので、セロテープで表と裏に貼って、そこに楊枝を刺すようにすると固定しやすくなります。または、ボンドでしっかり固定するといいでしょう。 |
(この作品の特徴) 回転すると立体的に見えるおもしろいコマです。 (作り方) 左の図のように大きな円とやや小さい円と小さい円を3個、コンパスで厚画用紙に描きます。 大きい円が土台になります。少し小さい円と小さい円はハサミで切り込みを入れ交互に羽になる部分を折り曲げます。 大きな円に少し小さい円・小さい円をボンドで貼り、竹の串を中心に差し込んでボンドをつけます。ボンドが乾いたら完成です。ラベルシールを貼ると回転した時にきれいですので、子ども達も喜ぶでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 左下の写真のように、指でコマの端をポンと弾くだけで、40秒くらい回転させられるコマです。誰でもコマを回すことができるコマです。 (材料・道具)(作り方) 厚紙(A3かA4)・ポイントシール(ダイソー)、ビー玉、デザインナイフかカッターナイフ、ハサミ、定規、ペン、両面テープか速乾ボンド(または速乾セメダイン) ①右の寸法図のように厚紙に30㎝×5㎝の板1枚・11㎝×5㎝の板2枚・5㎝×5㎝の板12枚を作ります。 ②30×5㎝の板の中心に十字の線を描き、デザインナイフかカッターナイフで切り込みを入れます。この部分に板の下側から鉛筆やマジックを差し込んで穴を広げます。穴が広がったら、ここにビー玉を入れて押し込み速乾ボンドで貼り付けます。 ③30㎝×5㎝の板の両端に11㎝×5㎝の板を貼り付けます。 ④右のイラストのように、5㎝×5㎝の板を30㎝×5㎝の板の裏側の両端に速乾ボンドで貼り付けます。この板はビー玉だけだと板が大きく傾いてしまうのを防ぐのと、板の端に重しを入れることで回転しやすくするためです。6枚重ねると書いてありますが、一応の目安です。 ⑤板の表側に丸いシールを貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ビー玉をつまんでねじるように回さなくても、L字型の厚紙に指を触れてちょっと弾くだけで1分近く回すことができるコマです。 (材料・道具)(作り方) CD、ビー玉、速乾ボンド(または速乾セメダイン)、厚紙、両面テープ、カラーのシール(ダイソー) ①CDの穴の周囲の部分に速乾ボンドを塗り、ビー玉を押しつけます。ボンドが乾燥するまでは、右の写真のように両面テープやセロテープなどの紙の芯の上に乗せておくとCDが安定します。 ②厚紙で右の写真のようにL字型を作り、両面テープでCDに貼ります。(上の真ん中の写真) L字型は回転させるための仕組みであり、回転しやすくする重しの役割もします。貼る位置は上下2カ所。 ③CDにカラーの丸いシールを貼ります。ボンドが乾けば完成です。 |
(この作品の特徴) ビニールやガラス同様にポスターカラーに少量の中性洗剤を混ぜるとプラスチックの容器やコップにも模様や絵を描くことができます。 (※アクリル絵の具ならば、そのまま使うことができます。) 特に100円ショップで売っているプラのコップは、大きいものでも108円で5個位入っているので、図工の素材としては安くすむのが助かるところです。特別支援学校の図工の授業で取り組んでみると、個々のお子さん達の個性が出てきておもしろいと思います。 |
(この作品の特徴) ポスターカラーに少量の中性洗剤を混ぜることで、ガラスのような面にも色を塗ることができます。間違えて塗ってしまった部分は濡れた雑巾やティッシュで拭けば消す事ができるので、特別支援学校のお子さんにも図工の授業で使えると思います。 (※アクリル絵の具ならば、そのまま使うことができます。) ガラスのコップの内側(中側)に絵や模様を描くのは筆運びが難しくなるので、コップは口の広いものが良いでしょう。また、ポスターカラーを中側に塗ってしまうので、水を飲むコップとしては使えませんが、飾りとしては太陽の光を浴びてきれいに見えます。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り2」 |
(この作品の特徴) 図工の時間にお面を作る時、簡単なのは厚画用紙等で作る平面のお面ですが、もっと立体的なお面を作るとなるとなかなか難しくなります。このお面作りでは、風船は使わずにダイソーで売っている椰子のプランター使っています。 風船を膨らませて作るやり方がありますが、障害のあるお子さん達が、風船を割らないように手の力を加減して和紙を貼るのは難しいことです。風船=割れて怖い・・・というイメージを持っている子も結構いますし、何よりも片手で風船を持って別の手で和紙を貼るというのは、小学部の子どもたちには殆ど無理というのが現実です。 そこで、100ショップの園芸コーナーにある「椰子(やし)のプランター」を使うことにしました。 椰子のプランターは、見た目以上にしっかりしているので和紙(障子紙)を貼るのも簡単です。机の上に置いて、両手で障子紙貼る作業ができますので、これならば子どもたちでも立体的なお面作りができます。 椰子のプランターは強く押せばへこむので、お面をはがす活動も子どもたちでもできます。唯一問題なのは、椰子のプランターは一番小さいサイズのものでも、子どもたちの顔よりもかなり大きいことです。大人がかぶるにはちょうどいいサイズなのですが・・・。 子どもたちが使う場合は、プランターからかぱっとお面をはずしてから、お面の周囲を子どもたちの顔の大きさに合わせて、余分な分(お面の縁)をハサミで切り落とします。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 中学部の1年生の美術の授業で、「世界でひとつのお面作り」を行うことになりました。小学部で作るお面よりもちょっと難しくしたものになっています。 小学部の児童の図工の授業でも「お面作り」は過去に2回行ったことがありますが、中学部の生徒が今度は対象なので、小学部のお子さん達の作るお面とはひと味違う物にしようと考えました。 目鼻立ちは木や紙や紙粘土も含めて色々な素材で作るようにすることや、顔の形を円形のものだけでなく面長なものも用意し、15名が別々のお面を作るように担当者の私とT先生との2人で見本も10種類くらい用意することにしたうちのものです。 見本が1個しかないと生徒はその見本の真似しようとしてしまうので、お面には色々なものがあって、自分の好きなようにイメージして作っていいんだと思ってもらえるように、見本をたくさん用意したわけです。 |
(この作品の特徴) お面を作るときに注意しなければならないのは、お面をかぶった時に目の位置にちゃんと穴があけてあることです。位置がずれていると、折角おもしろいお面ができあがっても、かぶって使えなくなってしまうからです。 簡単に子どもたち一人一人のの目の位置を決められないかなと思い、補助具を考えました。 使い方は、子どもの片方の目を1の穴に合わせ、片方の目がどの穴にくるかを調べます。例えば、右目が1の穴で左目が6の穴だとしたら、お面にこの補助具を当てて、1と6の穴の所に印をつければ、間違いなく正しい位置に目を開ける穴を作ることができます。児童は、大体1~6位のところが左右の目の位置になりますので、数字は1~10もあればいいでしょう。 (材料・道具)厚画用紙、穴開けパンチ、はさみ、定規 (作り方)厚紙の長さや幅は目安です。パンチで余り隙間が空かないように穴をあけます。穴の上に数字を書いて完成です。3分位ですぐにできます。 |
(この作品の特徴) 容器はペットボトルでも良いのですが、ペットボトルですと細身なので100円ショップ(ダイソー)で売っている容器を使っています。砂の部分は100円ショップのカラーサンドで石はその辺に転がっているものを使います。 魚はイラストを印刷して発泡スチロール(ダイソーで薄いものを購入しても良いし、スーパーのトレイでもOKです。)にボンドで貼り、水の中に入れても大丈夫なように印刷したイラストにボンドを塗っておきます。 スズランテープを使って海藻を表現するのも良いのですが、今回は魚とカラーモールで作った珊瑚がメインなので使っていません。魚は糸をつけて重しがわりの石にボンドで貼り付けています。ナットなどに糸を縛り付けて重しにするよりも石自体を重しにした方が海の中の気分が出るでしょう。 |
(この作品の特徴) 小学部の子どもたちが作る紙粘土のケーキです。 (作り方) 児童には教員が作ったケーキの見本を見てもらい、そこからスタートしました。紙の空き箱に紙粘土(白色)を貼り付け、100円ショップで売っているイチゴの模型や紙粘土にポスターカラーで色をつけたものを丸めたりして貼っていきます。 紙箱は四角いものやハート型・長方形のものなど数種類用意し、自分の好きな箱を選ばせていきます。クリームのような質感が出るようにするのは、少しだけ水を入れよくこねて柔らかめにした紙粘土を三角形のようにした紙の袋に入れ、小さめに明けた切り口から絞り出すようにしていきました。 クリームを絞り出す道具のかわりです。最近はダイソーにそういったものも売っているので、それを使ってもいいかもしれません。 |
(この作品の特徴) クリスマスツリー等を飾る星形の飾りです。ヨーロッパでは、夏の間に食べたアイスの棒をとっておいて、クリスマスの時期になるとこの飾りを作るそうです。 アイスの棒をためておくのは大変ですが、ホームセンターのジョイフルホンダには1袋詰め放題で200円という値段でウッドスティックが売っています。1袋で数10本入るので、学校でお子さん達が図工や美術でクリスマスの飾りを作るにはいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) アイスの棒かウッドスティック(左の写真。ホームセンターのジョイフル本田)、ボンド、洗濯ばさみ、型抜きした色紙や100円ショップ(ダイソー)で売っているビーズ等 ①スティック(木の棒)で三角形を作ります。②ボンドで棒と棒を貼り付けます。(左の写真のように、洗濯ばさみを使うとしっかり貼り付けられます。) ③棒の上に型抜きした色紙やビーズなどをボンドで貼ります。 ④ひもを星形の中に通せば完成です。クリスマスツリーに引っかけて飾ります。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているプッシュライトとクリアホルダーで作るランプシェードです。 (作り方) はさみでクリアホルダーの閉じてある部分を切り落とし、広げて1枚の状態にして、真ん中を切って2枚にします。 クリアフォルダーにポスターカラーで絵や模様を描けるように中性洗剤を少量混ぜます。絵筆が用意できたら後はお子さん達が好きなように絵や模様をクリアホルダーの内側に描けば良いだけです。 一晩おいてポスターカラーを乾燥させたら、プッシュライトにクリアホルダーを巻き付け、セロテープで上・下と真ん中の3カ所くらいとめれば完成です。クリアホルダーは透明でも色つきでもOK。1枚のクリアホルダーから2枚作れるので、お子さん達がひとり2~4枚と作っても100円ちょっとしか材料代がかからないわけです。(単三電池3本がライトに必要になりますが・・。) 特別支援学校のお子さん達でも簡単に作れて、なかなかきれいなランプシェードです。ライトを点灯しなくても日の光があたるときれいです。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 写真のランプシェードは、100円ショップ(ダイソー)で売っているクリアホルダーを使って作るランプシェードで、上の「クリアホルダーの簡単なランプシェード」と作り方は同じです。 上のランプシェードと違うところは、クリアホルダの内側にポスターカラーを塗ってそれが乾いてから、ホルダーの色をつけた方にグルーガンでホットボンドを垂らすやり方とホルダーの外側のほう(色のついていない方)にグルーガンのホットボンドを垂らすやり方をしているだけです。 陶器の採油のような雰囲気が出るようにしたものになります。ホットボンドは、お子さん達が好きなようにホルダーの上に垂らしていけばよいので、特に難しくもありません。ホルダーから飛び出してしまったボンドは、そのままでもかまいませんが、気になるようでしたら乾いてからはさみで切れば、簡単に形を整えることができます。 ※このランプシェードは見た目が面白いのですが、ライトを点灯させると余り色がきれいには出ませんので、お勧めにはなりません。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「半透明 クリアフォルダー」に、アクリル絵の具かポスターカラーにお皿洗いの洗剤を少量混ぜたものを内側に塗ってあるものです。 上のランプシェードを作り方は同じですが、上の方はダイソーで売っている丸型のプッシュライトに巻き付けてランプシェードにしてありますが、こちらはクリアフォルダーの下側に細長い厚画用紙を両面テープで貼ってあるのが違うところです。 厚画用紙を三角や四角や楕円のような形にするとシェードの形も簡単に変えられるので、ライトは底の隙間に置くだけで済みます。ライトの形のとらわれずに済むようになるわけです。ライトの周囲にぐるりと巻いて貼り付けるよりは、お子さん達にも簡単に作れるでしょう。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っているプラスチックのコップを使ったランプシェードです。美しさから言うとクリアフォルダーで作るランプの方がきれいですが、こちらは手軽に作れることがメリットになります。 アクリル絵の具をコップの内側に塗ることで外側から見ると光沢がついて見えます。コップの内側に置くライトは、ダイソーで売っているLEDライトを使っています。ライトはなるべく光源が明るく輝くものを使うといいでしょう。コップは色々なサイズがありますが、お子さん達が色塗りがしやすいのは大きいサイズのコップのほうだと思います。420mlとか545mlの大きなものがお勧めになります。大体8~9個入っていますから、材料代も安く済みます。 |
(この作品の特徴) 子どもたちと一緒に作る「スマートボール」です。釘打ち練習の延長線上にあるものになります。 図工の時間に釘打ちで作品作りをしようと担任間で話し合いましたが、板きれを釘で打つだけでは、子どもたちにはおもしろい授業にはならないだろうと考えました。 板きれを釘打ちして、動物やロボットといった形のあるもののイメージで作るというのは、子どもたちには難しいので、釘打ちの延長として、子どもたちと一緒にスマートボールを作れないかと考えました。 初めは、釘打ちを行って作るスマートボールを考えたのですが、もっと簡単に小低のお子さん達でもできる方法はないかと思い考えついたものです。釘打ちとは違いハンマー(または、木づち)は使いますが、釘の代わりに木のダボを使うことで、打ち損じて曲がってしまうような心配もありませんし、100円ショップのカラーボードとパンチングボードを使うので、軽くダボを押し込めばダボが立っている状態になるので、片手でダボを持って別の手でトンカチを振るような難しさもありません。釘打ちで遊んだら、もっと安全で簡単にできるこの方法でスマートボールを作ってみてはいかがでしょうか。 (材料・道具)(作り方) 「0からはじめる教材作り2」のページを御覧ください。 |
(この作品の特徴) 釘打ちは、釘が倒れないようにハンマーを持たない方の手(指)で釘を支えなければなりません。小学部の小さいお子さん達は、経験不足もあって釘を支えながら利き手でハンマーを使うことはなかなか難しいようです。そういった問題を解決するひとつの方法です。 (学習時の使い方) 初めは釘を持っていられなくてもハンマーが使えるようになることを練習したいので、板の上に100円ショップのダイソーで売っているカラーボード(発泡スチレンボード)を敷き、そこに釘を刺してからハンマーで釘を叩くようにしました。 何回かやっていると釘の頭を上手に叩けるようになっていきます。 釘打ちができるようになってから、スマートボール作りを行い、釘ではありませんが、木の棒のダボを叩いて釘状にしていく作業を子どもたちにほぼ任せて行いました。多少ダボが斜めになっても教員が後で修正すれば良い程度まで子どもたちは釘打ちが上手くなっていました。 |
(この作品の特徴) 中学部2年生の美術の授業で「フォトスタンド」を作ることになったので、生徒への見本を作りました。3学期が終わりを迎えるので、中学部2年の思い出の写真を2枚貼れるようにしたものです。 フォトスタンド自体は、どこにでもあるものです。学年会計が厳しい折ですので、なるべく学校にある段ボール板やビーズ、ポスターカラー・ボンドなどを材料にしています。 段ボール板を適当な大きさ(今回は、30㎝×25㎝位)に切って、そこに自分の好きな色のポスターカラーを筆や刷毛で塗り、その上にボンドを塗ってカラービーズや木のビーズ・貝殻・100円ショップのBB弾やガラスの小さな粒を置いて飾りにしたものです。 ガラス等は、ボンドの上に乗せるだけで固まっていくので、障害の重いお子さんでも容易に作れるのがいいところです。 |
(この作品の特徴) 和紙(障子紙)をポスターカラーで染め、その紙を箱に貼り付けて作るきれいな箱です。 (作り方) 初めの時間は障子紙をポスターカラーで染めて、赤・黄色・青などの 色々な色紙を作り、ブルーシートの上に置いて乾燥させます。 次の時間には、子どもたちは作った色紙を手で破いて紙を小さくします。 自閉症のお子さんは、紙を破るときに細かくちぎってしまうことがあるので、適当な大きさになったらストップをかけてやる必要があります。声掛けが遅れると小さすぎて使えない紙だらけになってしまうことがあるからです。 破いた色紙から自分が使いたい色紙を集めて自分用の箱に入れます。次の時間には、箱に色紙をのりかボンドで貼っていきます。 小低のお子さん達には、ボンドよりものりの方が使いやすいようです。手の汚れを気にするタイプのお子さんでも、のりのほうがいいようです。 |
(この作品の特徴) 厚紙と学校の外に落ちている木の枝・木の実と紙粘土・100円ショップの飾り(綿状で丸いものとリボン)が材料になっているリースです。 (作り方) 中央の紙粘土の輪の中に、リースを作った児童の写真が入るようになっています。飾りについては、何をどのくらい使うかは児童に自由に決めてもらって作っていきます。 紙粘土の輪のところは、空き缶の底を紙粘土に押しつけてへこましていきます。 |
(この作品の特徴) 100円ショップ(ダイソー)で売っているカラーボード(表面に黒い紙が貼ってあるタイプ)とカラーペーパーやカラーの模造紙・桜の型のクラフトパンチを使って作る作品です。 (作り方) カラーボードを半分にカッターナイフで横に切り、切った分を更に1/2に切ります。カラーボードが4枚できるので、4枚使って四曲にしてもいいし、3枚使って3曲にしてもいいでしょう。材料代を抑えたい場合は、2曲にすればカラーボード1枚で2人分の材料になります。今回の見本は3曲一隻と言うのでしょうか・・。 屏風の枠は、カラーペーパーの金色を使い、桜の花は、白・赤・ピンク・濃紺、金色・黄色を使っています。ボンドをボードの上に乗せて指で広げ、その上にパンチした桜の花形の紙を押すようにして貼っていくだけです。左側の写真の下側の白い文字は、名前と制作年月日を白い液の修正ペンで描いています。この「屏風」は飾るとなかなか美しいですよ。 子どもたちが1~2枚づつ制作し、それを連ねて共同作品にしたらより迫力のある作品になるでしょう。 |
(この作品の特徴) 美術の授業で「クリスマスリース」を作ることになったので、学年の15名が見やすいようにA4版の写真でクリスマスリースの作り方の手順がわるようにしたものです。 特別珍しいというような教材ではありませんが、ことばによる説明では殆どの生徒さんにはわかりづらいので、制作過程をひとつひとつ写真でわかりやすく見せ、「今やることはなにか」・「次はなにをおこなうのか」・「完成作品はどんなものか」がわかるようにすることで、障害の比較的重いお子さんたちにもクリスマスリース作りがわかりやすくなります。 今回の授業では、写真だけでなく手順でのなかでもっともメインになるパスタを紙の皿にボンドで貼っていく実物の見本も用意しました。また、リースの色は金色・銀色・緑色から選べるように見本を3色分作ることで、生徒たちができるだけ自分の好きな色や形を選んで見本とできるようにしました。 |
(この作品の特徴) 中学部1年の美術の授業で作る「クリスマスリース」の完成見本です。 生徒が作るに当たっては、上に紹介した『作り方の手順写真』で制作過程をわかりやすく示していきますが、やはり「完成するとこうなるんだよ。」 という見本が、生徒たちの制作意欲を高めてくれる一番のものになると思いますので、生徒たちが自分たちも作ってみたいと思ってくれるように完成見本は大事な教材になります。 完成見本は1種類しかないとそれしか選びようがなくなるので、今回は3色(金色・銀色のメッキ調カラーと緑色)と松ぼっくりを使用したタイプと使用しないタイプをを用意し、「自分だったらこれを作ってみたいなあ」と生徒がこの中から選べるようにしました。葉っぱの部分は、私に家にあったあじさいのはを使っていますが、ペイントしてしまうのでどんな葉でもOKです。 リボンやひもやカラーの玉は100円ショップで売っているものを使っています。作るよりも安上がりです。材料は、100円ショップで売っているパスタやビー玉やガラスの飾りも使っています。ボンドでつきますから、障害の重いお子さんでも割合取り組みやすい作品作りになります。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップ(大きな紙皿。8枚で100円。布のテープ、マカロニ3種類、ベル)、円を切れるカッター、木工用のボンド、近くの山で拾ってきた松ぼっくり、水性スプレー(メタリックカラーの金・銀が、金属的な質感が出てきれいです。)、新聞紙かブルーシート、ひも、穴開けパンチ(または、ドライバー)、ダンボール箱(スプレーで塗装するときにあると便利です。) ①紙皿の真ん中を円を切ることができるカッターで切ります。 (円を切るカッターがない場合は、円の真ん中辺りにカッターナイフで切り込みを入れ、そこからハサミを入れれば切ることができます。) ②紙皿の上側の部分にパンチで2カ所穴をあけます。リースを釣るための穴になります。マカロニは結構重くなるので、1カ所よりも2カ所のほうが吊るときに安心です。(ここに最後にひもを通します。パンチがない時はドライバーで穴をあけます。) ③上の写真の真ん中のように、紙皿にボンドを多めに塗って、そこに松ぼっくりやマカロニや葉っぱを貼りつけていきます。部分的に重なってもおもしろいのでかさなることは気にしないで貼っていきます。ボンドはけちらずにどんどん使います。 ④ボンドが乾いたら、スプレーを吹き付けます。 (外でスプレーを使うわけですが、風が吹いていると液が風に流されてなかなかうまくいきません。ちょっと大きめのダンボール箱があれば、それを使うことで塗装が随分と楽になりますので、是非試してみてください。) ⑤完全に乾いたら、リボンや布テープや100円ショップに売っているベル等の飾りをつけると豪華な感じが出せます。 (ベルは8個で100円でした。布の方は2mで100円です。)葉っぱは庭にあったものを使いました。 ⑥紙皿の上側の穴にひもを通して完成です。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている紙皿・ストローを使って作るクリスマスリースです。 (作り方) ストローは適当な長さにハサミで切り、ボンドで貼り付けます。 アサヒペンのメタリック調のスプレーを吹き付け、乾いたら色のきれいなビー玉をウルトラボンドで貼って完成です。 リースを吊すための穴は、パンチであけます。ビー玉は、100円ショップのものよりも硝子の商品を売っている所(ホームセンターや硝子の工房のショップ)で売っているもののほうが、各段に色が美しいです。 |
(この作品の特徴) 100円ショップに売っているアクリル板(2枚)とセロファンとアルミのテープを材料にした作品です。 (作り方) セロファンは、はさみで自由な形や大きさに切ります。切ったセロファンをアクリル板の上にぱらぱらと落とし、その上にもう1枚のアクリル板を置きます。2枚のアクリル板がはずれないように、台所用品コーナーで売っているアルミテープでアクリル板の周囲を囲むように貼るか、四隅を表・裏はさむようにテープを貼れば完成です。日の光に向けて飾るようにします。作り方は簡単過ぎるほど簡単ですが、日の光できれいな色が見えます。 |
(この作品の特徴) 画用紙と100円ショップ(ダイソー)で売っているモールと毛糸と両面テープを使って作るミニツリーです。 画用紙を丸めるところは特別支援学校の小学部の子さん達には難しいかもしれませんが、そこは先生方が指導してあげれば大丈夫でしょう。中学部のお子さん達であれば、見本があれば支援を受けて作れるでしょう。 毛糸を巻き付けるのは、両面テープを厚紙のツリー部分に貼っておくので、そんなにも難しくはないと思います。図工の作品見本ですが、中学部の作業の手工芸班の作品作りにも使えると思います。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているモール・画用紙か工作用紙・毛糸・両面テープ、コンパス、ホチキス(ステプラー)、はさみ ①画用紙か工作用紙にコンパスで円を描きます。 ②左の写真のように、はさみで円を切って、更に半分に切ります。 ③半分に切った円(半円)を丸めて円錐にします。ホチキスで重なったところをとめます。これがツリーになります。ツリーに両面テープを貼ります。 ④モールで星を作ります。 ⑤毛糸をぐるぐるとツリーに巻いていきます。ツリーに毛糸が巻かれたら、モールで作った星を差し込んで完成です。 |
(この作品の特徴) 針金を使って自転車や人物像等を作る工作は昔からありましたが、ここでは花のリースとティアラを作ってみました。 針金はアルミの針金で100円ショップのダイソーで売っているものです。必要に応じて針金の太さを変えています。花の方は、ダイソーで売っている布等で作られた花を使っています。 |
(この作品の特徴) 劇遊びや文化祭の劇で王様役の児童・生徒がかぶる王冠です。 普段の授業で使われるようなことは余りありませんが、簡単に作れるので小学部や中学部に1個あるといいでしょう。保育園や幼稚園ならば、図工の時間に子どもたちが作るのも良いかもしれません。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているカラー段ボール(巻いてあるものです。)・ビーズ・サテンのテープ(紙のテープでもOK)・両面テープ・金の星(100円ショップのケーキ用品のコーナーで売っています。)、はさみ、ボンド、定規、ペン ①カラー段ボールを広げます。家にあった段ボールの横のサイズが53㎝だったので、そのままのサイズで使います。高さは15㎝にして線を引きます。 ②はさみで15㎝の高さの線を切ります。 ③切り取った段ボールの底側(下側)に両面テープを貼り、そこにサテンのテープを貼り付けます。 ④王冠の上のぎざぎざの部分を作ります。高さ(幅)は3㎝で6㎝間隔に印をつけて三角形を写真のようにペンで描きます。 ⑤はさみで三角の斜線部分を切り取るとギザギザになります。 ⑥段ボールにビーズをボンドで貼っていきます。星もボンドで貼ります。 ⑦両面テープで帯状に切った段ボールの両端を貼り付けたら完成です。 お子さん達の頭の大きさに合わせるのならば、カラー段ボールは40㎝位の横の長さにして、輪ゴムで両端を結ぶようにするといいでしょう。この方が、色々な頭のサイズに対応しやすいと思います。 |
(この作品の特徴) 紙相撲のお相撲さんを紙コップで作ったものです。お相撲さんの顔は力士の顔を使っていますが、子ども達の顔の写真の方がやる気が出るでしょう。 (作り方) 土俵になる丸い箱は、ダイソーで探しましたが小さいものしかなかったので、厚画用紙で作りました。土俵は先生方が作るようし、お子さん達は紙コップでお相撲さんを作る活動になります。 「顔を印刷したものから切り抜いて画用紙に貼る・まわし(黒い画用紙)を着ける・右の写真のように、紙コップの底側に切れ込みをハサミで入れて脚の部分作る・腕の形を切ってボンドで貼る」などです。腕の形は、L字状に画用紙を切れば良いでしょう。余り細かなものはきりづらいですから。 完成したら自分のお相撲さんを土俵に乗せて友達と対戦します。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「カードスタンド」を使った写真立てです。 (作り方) スタンドの周囲を飾るブロックや裏側に飾りとして貼ってあるミニタイルもダイソーで売っているものです。 接着は「ウルトラ多用途のボンド」を使います。ミニタイルやタイルは、数が結構はいっているので、1個で2人分位は使えます。 このタイプのカードスタンドは、最近お店で見ることが少なくなっているので、手に入るかどうか・・・・。 縦長タイプのものは横幅が狭めなので、そのタイプを使うようでしたら、写真をトリミングして小さくする必要があります。 飾りはタイルやブロックを使いましたが、色紙をボンドで貼ったり、アクリル絵の具を塗って彩色したりと色々できそうです。元がカードスタンドなので、写真の入れ替えが簡単にできるのがいいところです。 |
(この作品の特徴) この方法は、「クリスマスリース」などにカラースプレーを使って色塗りする際、段ボールを使うといい点をお話しします。 (使い方) 段ボールの中に新聞紙を引いて色をつけたい作品を並べスプレーすると、風の強いような日であっても口側を風下側にすると外から砂やゴミが殆ど入りませんし、スプレーの液も風に影響されにくくなって上手に吹き付けられます。 子ども達がスプレーを使う場合、風上や風下を余り意識しないで使おうとするので、服に液がついて汚すこともありますから、段ボール箱を使ってスプレーを持った手を段ボールの口側に入れてやれば、そんな心配も少なくなるというものです。 |
(この作品の特徴) ペットボトルと厚画用紙とホチキス(ステプラー)で作る「ペットボトルの花瓶」です。 (作り方) ホチキスが使いづらいようであれば、強力両面テープを使えばいいでしょう。厚画用紙は幅2㎝・長さ30㎝の板状の形を16本と底側の円盤(直径8㎝)・口側の円盤は2枚(直径5㎝・穴の大きさは直径2.8㎝。1枚は板状の厚画用紙をとめ、もう1枚はそれを隠すために上に貼ります。)です。 底側の円盤にホチキス(ステプラー)で板状の厚画用紙をとめていき、ペットボトルと置いてから板状の画用紙を口側の円盤にホチキスでとめるだけです。 お子さん達が授業で作る際には、円盤に縦・横・放射状と板状の厚画用紙を正確にとめるのは難しいでしょうから、大体でOKです。そのほうが一人ひとりの個性が出て味のある作品になるでしょう。 花瓶の3の方は、長方形の厚画用紙の上側に穴をあけてペットボトルの口に通した形です。4・5は棒状の板(厚画用紙)をつけたものになります。 右の花瓶は、厚画用紙で底のない四角い箱を作り、そこに金色のシートを切ったものを貼ったり、黒い画用紙を貼った上に金色・赤のシートや色画用紙を貼ったものです。 色鮮やかなものは、厚画用紙の箱の周りにダイソーで売っている透明のクリアフォルダーにアクリル絵の具をつけたものです。クリアフォルダーとアクリル絵の具の使い方については、アクリル絵具は、クリアフォルダーの内側に塗ることです。内側にアクリル絵の具を塗ると、表側から見ると光沢のあるものになるからです。 |
(この作品の特徴) ペットボトルに厚画用紙で作った戦国武将(?)の兜を飾りにつけ花瓶です。 兜自体は、厚画用紙を切って折り曲げ色を塗るだけですので、そんなに難しいものではありません。兜の作り方は、この図工・美術のページ内に載っている 「戦国武将の兜」のところをご覧ください。 |
(この作品の特徴) ペットボトルに銀紙を巻き付け、その上にアクリル絵の具を塗ったクリアフォルダーを巻いて作る花瓶です。 クリアフォルダーは、つやつやした方が表で、裏側はやや光沢度が落ちます。アクリル絵の具は、クリアフォルダーの裏側に塗ることで表側から見ると光沢が出て見えます。 (クリアフォルダーの色の塗り方については、ランプシェードの作品をご覧ください。) 紐でしばってリボンのようにしても良いし、リボン用のテープを使ってしばってもいいと思います。両面テープでクリアフォルダーを固定してしまえば、紐類は使わなくても済みます。 |
(この作品の特徴) 長方形の厚画用紙(2㎝×8㎝)を真ん中で折り曲げたものを好きなように並べて作る模様です。 色を塗っていない白いままの画用紙や表側と裏側に違った色を塗ったものもあります。その両方を並べるのも面白いでしょう。 ここでは長方形のものしか使っていませんが、もっと長い長方形や丸めて円のようにしたものが混ざっていけば、人や動物など色々な形が作りやすくなるでしょうし、個々のお子さんの個性も出しやすくなると思います。同じ形を並べるだけですと、一人一人のお子さんの個性がわかりずらいかもしれません。 |
(この作品の特徴) 中学部2年生の美術の授業で行う「すだれ作り」の見本です。 生徒は11名 ですが、障害の重いお子さんから知的障害の軽めのお子さんまでと幅は広いです。障害が特に重いお子さんについては、市販の木のビーズの穴では穴の径が小さすぎるので、下の「障害の重い子用」を用意することにしました。 特別障害が重くないお子さんたちでも、ビーズの穴の径が1㎜くらいしかないのでかなり厳しいかと思いましたが、授業でやってみて美術の担当者で検討する予定です。 市販の木のビーズは、ジョイフルホンダで1袋300円で詰め放題のものを買いました。ひもはたこ糸か釣り糸か悩みましたが、材料代が少なくて済むたこ糸を使い、穴にひもが通しやすいようにたこ糸の先端5㎝位にボンドを塗って堅くしてあります。 |
(この作品の特徴) 障害の重いお子さんの場合、ビーズの穴の径が1㎜ではひもを穴に通すのは無理ですので、ホームセンターで角材(90㎝×14㎜×14㎜を4本で2人分)と蛍光の管を買ってきて、角材はひもを通す穴を径8㎜でドリルを使って穴をあけ、適当な長さに切ったものを使うようにしました。 蛍光の管は樹脂製の棒でアクリル板を売っているところにあるもので、「誰でも跳べる縄跳び」に使ったものです。蛍光の管は、木のブロックとブロックの間に入れるように使います。長さは大体3㎝位に切り落としたものです。穴は大きすぎるとひもを通すことが簡単になりすぎるので、難しくもなく易しすぎるでもなくと考えています。 四角にした木は角の部分にもサンダーをかけて丸みをつけるようにし、色合いがきれいになるようにアクリル絵の具を塗っていきます。穴に通すひもはたこ糸を使い、持ちやすく穴にたこ糸が通りやすいようにひごにセロテープやビニールテープでたこ糸をつけます。 |