中学部の木工班(文化祭にて) |
(この教材・教具の特徴) 校内の公開授業で、高等部の木工班がパソコンを使ったタイマーを使っていました。 障害の重いお子さんが、あとどれくらい作業を行えばいいかということを視覚・聴覚に訴えることができるので、これはなかなかいいなあと思いました。作った先生に聞いたところ「パワーポイント」で作ったとのことでしたが、パワーポイントは高価ですし誰でもすぐに使えるわけにはいかないので、もっとお金がかからなくて簡単にできないものかと考えて作ったものです。 このタイマーは、わかりやすく見てもらうために1分間を掲示するように作ってあり、1分間が経過すれば音楽が流れるように作ってあります。勿論、時間は自由に変えていけますし、時間の経過を表現している帯状の色も変えることができます。 使っているソフトは、マイクロソフトが無料で提供している「Windowsフォトストーリー3」ですので、なによりも0円。フリーソフトと違い自分で自由に簡単に時間・色・音楽の設定を変えられるので、作業学習や自立活動、ゲームなど様々な形で色々な授業で使えそうです。 (※このタイマーは、WindowsのInternet ExplorerでもGoogleChromeでも見ることができましたが、今はプラグインされなくなって見られなくなっています。) |
(この作品の特徴) 長野にある木のおもちゃの工房「銀河工房」の虫食いボードの写真を見て真似て作ったものです。 中学部の木工班が制作するために試作品として作ったものになります。 穴の大きさは直径10oでも大丈夫なのですが、障がいのあるお子さん達でも遊びやすくするため15oにして余裕を持たせてあります。(穴の大きさや穴と穴との間隔は、青虫のリングの太さと大きさで変わっていきます。) 遊び方は、スタートの穴から始めて、青虫が届く穴を探していきます。ダミーの穴には青虫は届きません。どこの穴なら青虫が入るか探しながらゴールに向かっていきます。リング(青虫)を穴に入れて回し、次に入れる穴を探すところが、まさしくはらぺこ青虫です。これは試作品なので、「2」以降にはらぺこ青虫に世界に近づけていきます。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページに載せていきます。 |
(この教材・教具の特徴) 木のおもちゃ工房「銀河工房」のHPの写真を見て、いつか作って見ようと考えていたものです。 銀河工房のものは、上の木の部分は半円球のような感じになっています。筒の部分の下側には透明のガラス玉がはめ込んであります。灯りや空に向けてガラス玉の底から景色を見るという形の万華鏡です。 ガラス玉は100円ショップでも売られていることがありますが、今回はジョイフルホンダ(ホームセンター)で売っていたものを使いました。 ガラス玉は、接着剤は使うことなく円筒の支柱ではさみこんであります。作業班で作るのは、ちょっと難しいでしょう。ガラス玉の大きさに合わせてガラス玉をはさみこむ8本の支柱の配置がなかなか難しいのです。 |
(この作品の特徴) ビー玉と太さが1pのダボを使ったメモ立てです。中学部の木工班の作品用に試作したものになります。 木工の工房の写真で見たものを再現するためにを作ったものです。工房のビー玉は、普通の大きさのビー玉ですが、こちらではメモを立てる際に安定するように大きいビー玉を使っています。作業班の作品作りとしていいと思います。簡単に作れますし、スリット型のメモ立てよりも生徒さん達が工程に関われる部分が多いからです。 ダボの位置とビー玉の穴の位置は、型紙のようなものを用意すれば印をつけるだけですし、ボール盤での穴開け・ダボの打ち込み、台座になる板のカットや磨きなど殆ど生徒さん達だけでもできるでしょう。 |
(この作品の特徴) 木の工房のHPの写真を見て作ったものです。工房の作品は、支柱が全てぐるりと周りにありますが、こちらの方はビー玉を気分に合わせて変えられるように、三つの側面のみダボにしてあります。これでいつでも色の違うビー玉に変えられます。 私は、おもちゃや教材・教具のアイデアを図面にしたり寸法図を描くために使っているシャープ型の赤鉛筆・サインペン・シャープペン、コンパス・ハズキルーペ・消しゴムを差し込んだり中に入れて使っています。 |
(この作品の特徴) 木の動物のパズルです。 作業班で糸のこの使い方が上手な生徒が、作れるようにした見本になります。 中学部の生徒達では、糸のこの操作が未熟だったため作れませんでしたが、高等部の生徒(木工班)の中に一人だけ大人よりも糸のこの操作が上手な子がいて、その子はこの見本以上にうまくつくれました。 |
(鍋敷き1) 材料に集成材と100円ショップ(ダイソー)で売っているコルク材を使った鍋敷きです。市松模様のようにするため、水性のウレタンカラーニス(透明)とウレタンカラーニス(ブラウン)を3〜4回塗ってあります。 コルク材さえ手に入れば、鍋敷き自体は木の板ですぐにできますから中学部の木工班のお子さん達でも作りやすいものでしょう。 (鍋敷き2) 100円ショップ(ダイソー)で売っている四角の木の板をボンドで貼り付け水性ウレタンカラーニスの透明とウォールナットを塗ったものです。コルクもダイソーで売っていたものを使っています。 |
(この教材・教具の特徴) ブックスタンドですが、厚紙(厚画用紙)でできているので、軽く持ち運びが楽です。使わないときには、シート状になるので場所を取りません。 (※このブックスタンドシートの問題点を改善したものが、下の「改良版」になります。併せて見て頂ければと思います。) (材料・道具・作り方)0から始める教材作り3のページをご覧下さい。 (※作り方には、下の改良版の工夫点も一緒に載せてあります。) |
(この教材・教具の特徴) 上の「ブックスタンドシート」の問題点である、シート全体の強度不足・支柱をある程度傾けると滑ってしまう点を改良したものになります。 形は上のシートと同じですが、シートの表側に厚画用紙(厚紙)をもう1枚ボンドで貼って強度を上げています。 また、支柱の床面にあたる部分に右の写真のように滑り止めマットを巻くようにしてボンドで貼ることで、支柱を傾けても滑らなくなっています。改善したことで重い本でも余裕で置けるようになりました。 (※表側にもう1枚厚画用紙をボンドで貼る際には、支柱になる部分にボンドをつけてしまわないようにしましょう。支柱になる部分が引き出して使えなくなってしまってはブックスタンドにはなりませんから・・。) |
(この教材・教具の特徴) ブックスタンド(書見台)は金属製や木で作ったものが市販品として売っていますが、これは厚紙で作ったシート状になるブックスタンドです。 100円ショップ(ダイソー)で売っているPP板でも作りましたが、PP板はブックスタンドの脚の部分が滑ってしまうため、紙製の方が作りやすく脚も滑りません。お子さん達が机の上で使いやすいサイズで収納もスペースをとらないし、材料代もかからないものになっています。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 (※ これよりも大きいサイズでより強度もあり、足の部分にも改良を加えた「ブックスタンドシート改良版」の作り方は、上に紹介しています。 |
(この教材・教具の特徴) 上のブックスタンドシートを携帯しやすいように、サイズを2まわりほど小さくしたものです。 雑誌や本に挟んでおけば、栞としてもブックスタンドとしてもすぐに使えます。 (材料・道具・作り方) 「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 (※ これよりも大きいサイズでより強度もあり、足の部分にも改良を加えた「ブックスタンドシート改良版」の作り方は、上に紹介しています。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている厚紙(白・黒)を使って作る作品です。厚画用紙にあけた穴から光が見えて、ちょっと幻想的は感じがします。 「樹と星」は、千枚通しかキリで穴を開けることで切り絵のような繊細な作品になります。紙工芸班で作ると良いでしょう。窓際に置くと外の光が通って、木漏れ日のような樹と後ろの星が見えます。 材料・道具・作り方等の詳しい内容は、「図工・美術の2」(創る)のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 材料は、100円ショップのダイソーで売っている黒い厚紙・工作用紙とアサヒペンのメッキ調スプレー(真鍮色)を使って作る「栞」です。 四つ葉のクローバー等の立体的な形のものがついているのでいい点です。 真鍮色になっている図柄は、四つ葉のクローバーや富士山や三日月などを工作用紙を切って作ってあります。ちょっとおしゃれな「栞」です。 デザインの型紙を一度作ってしまえば、子どもたちがいくつも作れます。紙工芸班で頒布するものにしてはいかがでしょうか。 |
(この作品の特徴) 厚紙(画用紙・工作用紙でもOK)で作るペンホールド・スタンドです。 厚紙等に色を塗っても良いし、折り紙を貼り付けても良いでしょう。作り方が簡単で材料代もかからないのがいいところです。 ペンをはさむ切り込みの部分は、工作用紙で型紙を作ってしまえば、それを厚紙に乗せてなぞるだけで簡単に描けます。いくつも数を用意する際は、型紙があれば効率的です。 ペンホルダー・スタンドは、ペンや鉛筆等を切り込みにはさむだけでなく、中側にハサミやコンパスなども立てて収納できます。作り方が簡単ですから、紙工芸班の作品作りにどうでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) メガネ4本を並べて置いておける「メガネスタンド」です。基本的な構造・寸法は上の「ペンホルダー・スタンド」と同じですが、切り込み部分と切り込み部分の間隔が上のとは違い、メガネ同士がぶつからないように4pあけるようにしています。 材料は、工作用紙・厚紙を使っています。切り込みの形状からメガネやサングラスはOKですが、ハズキルーペのような鼻当ての形状のものは適しません。 |
(この作品の特徴) 木のおもちゃ工房の写真を見て作ったものです。 ビー玉の万華鏡に比べると簡単に作れます。床に置いて転がすと中に入っているビー玉がカシャカシャなって転がっていきます。小さいお子さん向けのおもちゃです。 工房のビー玉は、市販のビー玉と違います。色の鮮やかさが、全然違うので特注ものかもしれませんね。市販のビー玉を使う場合は、100円ショップのものではなく、「トイザらス」等のおもちゃ屋さんのビー玉かジョイフル本田で売っているようなビー玉のほうがきれいな色なので、そちらを使うと良いでしょう。 |
(この作品の特徴) 包装紙や折り紙や和紙やコピー用紙など好きな紙を使って作る「箸袋」です。紙工芸班が作るに良いと思います。 折り紙は15p×15pのものがダイソーでは多いようですが、この箸袋は15p×20pの大きさが必要ですので、購入する際には紙の大きさを考慮する必要があります。 逆に包装紙など大きな紙でも作れるので、紙の選択が広がるメリットもあります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 折り紙でもそうですが、「箸袋」を折るときに紙の端と端をぴったり合わせて折るのは子ども達には結構難しい活動です。 そこで紙の端と端をぴったり合わせられないお子さんでも「箸袋」が作りやすいようにした箸袋折りです。 15p×20pの紙を厚紙でできた「箸袋折り」にのせ、輪ゴムを3本掛けます。ここまでが先生の出番。輪ゴムが折り線の部分に張ってあるので、箸袋用の紙は動かなくなります。後はお子さん達が真ん中でパタンと折る・左右でパタンと折る・右上の角が三角形になっているのでそこをパタンと折る・左側の大きな三角形をパタンと折れば折り目がすべてつきます。パタンと折る部分は厚紙に折り目がついているのパタンと折れます。 (材料・道具)(作り方) 厚画用紙・輪ゴム3本、定規、ペン、マジック、はさみ @厚画用紙は左の寸法図のサイズに切ります。 A真ん中で折ってから広げ、左右も1/2になるように折ります。 B輪ゴムを引っかける切れ込みをハサミで切って入れ、輪ゴムを3本掛けます。 C左右の上側に三角の折り目をつけます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) 厚紙とはさみと定規と両面テープで作る網かご風の飾りです。 特別支援学校のお子さん達や特別支援学級のお子さん達が作れるように、シンプルな作りにしたものです。網かごは、細くした竹を交互に編んでいく精緻な作りのものですが、その雰囲気が出るようにしています。 網の部分になる厚画用紙の幅が2pのものは左側のもので、厚画用紙の幅が1pのものが右のものになります。写真では右の1p幅の方が繊細な感じがしていいのですが、安定した座りがあるのは2p幅のほうですので、作る時は2p幅のほうがお勧めです。作り方は意外(?)と簡単で、特別支援学校のお子さん達も作れるものです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 和紙と発泡トレイ(スーパーで売っているお肉等がのせられている白い容器)で作る「秋色」トレイです。 作り方の違いは、青々とした葉の場合は、葉の上にも和紙(障子紙)を水に溶かしたボンドで貼ってしまいますが、紅葉した葉の場合は、右の写真のように葉の上に和紙(障子紙)を貼ってしまうと色が見えなくなってしまうので、こちらはトレイ作りの最後に葉をボンドで貼り、障子紙は上に貼らないで水で溶いたボンドを葉の表面に塗ってコーティングします。 こうすると葉のきれいな赤や黄色の色がそのまま見られるようになります。 |
(この作品の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているアルミの針金(太さが1o)を使って作るアルミの指輪です。 作り方は簡単で、アルミの針金を3色ならば3本づつ、2色ならば4本〜5本づつ適当な長さに切り、それを交差させてねじるだけです。ねじって1本の太い束になったら、それをハンマーで叩いて平らにして形にします。詳しくは、下のリンク先で。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3をご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 試験管(直径18o)と2×4材を使った一輪挿しです。 試験管はホームセンターのジョイフルホンダで購入しました。石のように見える方は、石の感じを出せるスプレーを使っています。 もう一つの方は、ペンキではなくアクリル絵の具を使って塗装をしています。完成度が今一ですが、石の方はベルトサンダーで木の表面を削ればいいので、お子さん達でも割と作りやすいと思います。 |
(この作品の特徴) 昨年まで中学部の手工芸班(木工)が文化祭で頒布していたメモホルダーは、ピンチの部分と足の部分が金属製のものでしたが、それが手に入らなくなり、ピンチを使ったメモホルダーは作ることができなくなりました。 今年は木のブロックにスリットを入れてメモホルダーにしましたが、昨年まで作っていたピンチを使ったメモホルダーを復活させるために、より簡単に生徒が作れるものとして作ったものです。 台座の部分がスリットを入れてメモホルダーにする木のブロックを使っているので、木を斜めにカットしてあり不安定に見えますが、この台座は立方体のように安定した形に変える予定。100円ショップの木のピンチと針金でできています。 |
(この作品の特徴) 中学部の作業学習の木工班で新しく作る作品の見本として作ったものです。 以前、木のおもちゃの工房で見たものを参考にして、100円ショップの板とビー玉を使うことで材料代をおさえ、商品としての価値が高まるようにしました。 おもちゃの工房で見たものは、内部の様子(構造)はわかりませんので、自分で試作して作ったものです。作業班では、電動サンダーの担当になっている生徒達に板を磨いてもらいます。板の切断の係と穴あけの係(ボール盤を使うので選抜された生徒)の生徒にも頑張ってもらいますが、穴の二重穴あけ加工は教員の仕事分担になるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 中学部や高等部の木工の作業班で作る作品の見本として作ったものです。プロの木工職人さん達の主催する木工展(群馬県)で見た作品を参考にして作りました。 薄い板(ホームセンターで丸棒や細い角材などを売っているところで売っています。)を下の曲げる型を使って曲げ、ちょっとおもしろいデザインになっています。 木を曲げる際に熱湯を使うので、それだけ注意すれば中学部の生徒さん達でも作ることができます。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) プロの木工展で見た、板を曲げて作ってあるペンスタンドを作るために作った、板を曲げる為の型です。 板はそのままの状態で曲げようとすると簡単にパキッと割れてしまいます。以前職人さんの仕事(TV番組の「和風総本家」)で板や竹を曲げる場合は、真ん中の写真のように板をお湯の中につけておき、その後型に合わせて曲げていくのを見たことがあるので、板を曲げるカーブのついた型を作りました。 曲げる板を固定する関係で、左の写真のように、型のカーブの反対側にはひもがはずれないようにする山・谷の溝を切ってあります。ひもをそこにかけることで、しっかり固定すすることが可能になります。 中学部や高等部の作業班(木工)で木を曲げる際の参考になるかもしれません。 |
(この作品の特徴) 文化祭の製品頒布に出す中学部木工班の「コロコロツリー」の見本です。 作品の見本が夏休み中に作れなかった為、作業を行っている生徒は製品の写真しか見ていませんでしたので、今一何を作っているのかわからないままだったかもしれません。 この作品見本ができたことで生徒が作っている部品を組み立てるとこういう作品になるよと、やっと具体的な形で見せることができるまでになりました。1ヶ月ほど遅れてしまったので、冷や汗ものでしたが・・・。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 私の作ったビー玉飾りは、板と板を重ね合わせ外側の穴の径と内側の穴の径を変えることで、板の中にビー玉が入って外には出てこないようになっています。木のおもちゃの工房の作品の写真から内部構造をそう考えて作ったので、実際がそういう構造なのかはわかりません。 中学部の作業班が作る時には、外側の穴は生徒がボール盤を使って穴あけができますが、内側の穴あけは先にあけた外側からの穴に、それよりも数o大きな穴を重ねてあけなければならないので、その作業は私がやっています。 生徒は初めの穴あけと板の研磨と板の接着を担当して行いました。文化祭の作業班の頒布では、私の木のおもちゃグループは、「コロコロツリー」と「虫食いボード」の制作の方に時間がとられてしまったのと、穴あけができる生徒が作業のある日に体調を崩して欠席したりしたこともあって、ビー玉飾りの製品は2個しかできませんでした。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 2×4材を使って作る「F1カー」です。丸いタイヤの部分は丸棒を使っていますが、板を車体の形にベルトサンダーで削り、ボール盤で座席をつくります。 丸い木の球は、ダイソーで売っている丸い木の球を使っています。作り方がわかればそんなに難しい作業ではありませんので、中学部・高等部の木工班が作る内容になります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップダイソーで売っているA4厚紙(厚画用紙)で作る書見台です。 (使い方) サイズの小さめの本を置くこともできますし、スマホを置く台にもなるし、コピー用紙などのA4の紙の印刷物を縦・横に置くこともできます。 厚紙とはさみだけで作れるのに、軽くて使いやすいです。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3のページをご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 高等部の作業班の中の障がいの重いお子さんたちが所属していた開墾班が使っていた、土塊を細かくする台です。 この台は、昔高等部の作業班(開墾班)で使っていたものです。現物は木でできていたためもう朽ちてしまってありませんが、苦労して作ったものです。開墾班という作業班は、自閉症や知的障害が重いお子さんたちの班で、農作業や木工・陶芸・手工芸・紙工芸等の作業が難しいお子さんたちを集めた班でした。 作業内容は、水資源公団から借り受けた荒れ地を開墾することでした。スコップで木の根っこや土塊や石を掘り起こし、木の根っこや石を取り除いてから土塊を細かくして畑を作ります。 初めは掘った土をスコップで叩いて細かくしていたのですが、なかなか細かくならないのとどこまで叩いて細かくすればよいのかわかりづらいこと等、どうにも効率が悪すぎるのとお子さんたちがあきてしまうので、作業がすぐに中断してしまいました。 そこで2p厚のベニヤ板で台を作り、土塊を乗せる上の板に小さな穴を電動ドリルで無数に開け、土塊を叩いていけば細かくなって穴を通り抜けるようにしました。細かくなった土は台の中の斜面を通って下に流れていきますので、それを集めればいいようになっています。写真がないのが残念ですが、非常に役に立ったものです。 |
(この作品の特徴) 中学部の作業(陶芸班)の時間に、これから行う活動をわかりやすく説明するための写真の行程表です。 小学部から中学部に自分が移ってから感じたことは、中学部では文字による提示が多くなっているということです。文字を理解している生徒は、全体から見るとまだまだ少ない状態なので、小学部同様に文字だけでなく具体的にわかりやすい写真の提示も必要と考えて用意することにしました。 (学習時の使い方) 作業学習の授業が始まった時に、「今日は、○○をします。活動は○と○」等と話しながら工程表の写真を見せて、生徒たちが活動内容を理解しやすいようにしていきます。 他の授業でもそうですが、特に作業学習では色々な道具を使うことが多いので、安全面からも丁寧でわかりやすいな説明が必要になるでしょう。ことばだけでこれから行うことを理解できる生徒は少ないので、生徒が教員のことばだけでなく、写真を見ることでこれから何をするか理解しやすくするようにしていかなければならないと思います。 写真は活動の一部ですが、作業を行う際に準備するものとして、タオルやスポンジや弓などの写真も用意していく予定でいます。 |
(この作品の特徴) これは中学部・高等部の作業学習で木工班が作る作品ということになります。 フォトスタンドは、普通四角い板状のものに写真を飾るのですが、このフォトスタンドは、アクリル板で写真を挟み込むようにするため、表側と裏側に別の写真を入れることができます。また、透明なアクリル板ですので、ちょっと宙に写真が浮いた感じがしておしゃれに見えます。 作り方は、割合簡単なので高等部や中学部の木工班でも作れると思います。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページを御覧ください。 |
(この作品の特徴) 作業班(木工班)の作品になるかもしれないと考え、木のおもちゃの工房の写真を参考にして、生徒が作れるように試作したものです。 作業班(中学部の木工班)は、文化祭で木の箱やウッドベース、メモホルダー等を頒布してきましたが、今年の文化祭では「木のコロコロツリー」や「はらぺこ青虫の虫食いボード」などの木のおもちゃが好評だったので、来年度用に新しいものを考えているところです。 今年来校されたお客さんが来年いらっしゃった時に、新しいものが並んでいれば「じゃ、来年もまた来るね。」と思ってもらえるかもしれません。毎年同じものしかなかったら、足は遠のきやすいものです。おもちゃの工房の作品は、木を数種類使ったすてきなものですが、学校ではそんなに予算はないので、色付けは取り扱いが楽な水性の着色ニス(メープルやオークなど)を使ってやるようにしていきます。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 上の「木のパズル」は、作り方自体は割合簡単なものですが、こちらは見た目が石に見えるので、「あれっ、石?」と思わず思ってしまうものです。 小学校の高学年の児童は勿論のこと、特別支援学校の生徒さんでも作れますので、中学部や高等部の作業学習の木工班や図工・美術の授業で作ってみてはいかがでしょうか。 今回の「2」は、木の石(?)がより石に見えるアサヒペンの「ストーン調スプレー」というスプレーを使い作ったものです。ストーン調スプレーは、木に塗ると石のような質感になるものです。ホームセンターのペンキのコーナーで売っています。 (材料・道具)(作り方)上の「石垣」の作り方と同じです。 |
(この作品の特徴) 木のキューブパズルは、木のクラフト展で見た作品を参考にして作ったものです。作業班(木工班)の作品になるかどうか、実際に作ってみて、中学部の作業班の生徒に作れるかどうか、担当者で考えるために見本として作りました。 本来なら木を切って立方体をいくつも正確に作らなければなりませんが、この作業は生徒には無理なので、100円ショップの工作材料の木の立方体(3×3×3p)を使うようにしてあります。生徒の活動としては、木の研磨と水性着色ニス塗りと組み立てが作業内容になると思います。組み立てのほうは、四角い箱(枡)がダイソーに売っているので、それを活用すれば生徒達でも簡単に行えます。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っている立方体(3×3×3p)を3袋、ボンド、紙やすりか布やすり、接着のために重しにする本など @立方体を3×3個を3段並べてキューブを作っていきます。 A数個ずつ立方体をボンドで接着します。どういう形にするかは自由です。すぐにはつかないのでしばらく指で押してはがれない程度につけます。立方体と立方体がずれてくっつかないように気をつけます。 (※立方体がずれないようにするには、下の「キューブ作りが簡単にできる方法」を活用すると、楽にできます。) B1段ずつ作っていったら、一度組み立てます。 Cキューブの形になったら、重しとして本など載せて接着させます。本は5分位のせたら、別の面に乗せていきます。 Dキューブになった状態で、紙やすりで表面を磨けば完成です。パズルとして遊んでみます。 「キューブ作りが簡単にできる方法」 木の立方体を2個以上貼り付ける時にずれが出ないようにするのは、障がいのあるお子さんや小さなお子さんでは難しい場合があります。 そんなときには、100円ショップで大きな枡(左の写真)を買ってきて。枡の内側にボンドをつけた立方体を置いて、枡の壁に沿うようにしてぎゅっと押しつければ、ずれが殆ど出ないで立方体同士を貼り合わせることができます。横に2個・3個でも縦に2個でも、ずれないで貼ることができますよ。 |
(この作品の特徴) 中学部の木工班で作る木のペーパーウエイトです。 生徒が行う作業は、立方体の木の接着・磨き・ワックスかニス塗りになります。この見本は、桜の木や紫檀を使っていますが、板状の木を正確に立方体に切るのは難しいので、もっと安価な木を使った方法を考えていきたいです。 今回は、私が退職に当たって親しい先生方に送るために作ったものです。ワックスは塗って乾燥させたら、目の細かいサンドペーパーをかけ、またワックスを塗るということを5〜6回繰り返してあります。 |
(この教材・教具の特徴) バケツを使って水などを運んでいる際に、手が痛くなりづらい取っ手になります。 バケツで水を運んでいると、取っ手を握っている手が痛くなることがあります。 廊下の水道から教室までならなんでもありませんが、教室から校庭奥の学年の畑に水を繰り返し運ぶときは、正直大人でもしんどいときがあります。 生徒達が校庭の奥まで行くのに何度も途中でバケツを下ろしてしまうのは、水が重いだけでなく手が痛いからでしょう。 この手に優しいバケツの取っ手は、ビニールのホースを縦にハサミで切って、バケツの取っ手にはめただけのもですが、これがついていると手が痛くなりづらいです。材料代も1mで数十円くらいとたいしたことはないので、あると助かるものになるでしょう。 (材料・道具・作り方) @ホームセンターでビニールのパイプを1mほど買います。(※ホース類はm売りです。) Aバケツの取っ手部分につける長さをはさみで切り取ります。 Bビニールパイプをはさみで切って広げられるようにします。 Cバケツの取っ手部分にビニールパイプを入れたら、ビニールテープで巻きます。これで完成です。 |
(この作品の特徴) スクラッチ技法で作る「栞」になります。紙工芸班で使ってみていはいかがでしょうか。 図工や美術の授業でよく行うスクラッチ技法(クレヨンで下絵に黄色等の明るい色を塗り、その上に黒等の暗い色を塗ってから、割り箸や爪等で表面のクレパスを削り取っていく方法)ですが、絵画作品だけでなく紙の小物という感じで気軽にたくさんの作品を作れる栞作りも良いものです。 小さな白い厚画用紙にクレパスで塗っていくので、色々な色のパターンを楽しむことができます。作業では、色を塗っていない画用紙から、下絵の色塗り・重ね塗り・表面をひっかく様子と手順を見本で作って指導することで、お子さん達にわかりやすくなり、また、作品作りへの意欲も持ってもらえることでしょう。 (材料・道具・作り方)「図工・美術 描く」のページを御覧ください。 |
(この作品の特徴) 木工班が作る「皮むきしやすいまな板」です。お子さんや手に障がいのある人が、使いやすいものです。 野菜の皮むきが安全にできやすいまな板は、以前作って小学部での調理の授業で使いましたが、今回のまな板は、中学部の作業班の授業用に作る予定のものです。 作業班の場合、それなりに予算はつきますが、「えっ?」・・というくらい少額ですので、文化祭で生徒達が作った「箱」・「マグネット」等を売って収入を作らないと、翌年何もできないというのが現状です。 高等部の方は、一般の大人ではとても作れないと言うくらいのすぐれた製品をたくさん作っていますが、中学部では、初めてのこぎりやハンマーや電動工具を使うという生徒ばかりなので、買ってもらえる商品(?)を作ることがたいへんなことになっています。今まで作ってきた木の箱は、2×4材を教員が丸鋸で半分の厚さにカットするなどしないと始まらないというものでしたので、教員も危ない目に遭いやすいものでした。 作業の中で生徒の活動がしっかりあって、かつ作る時に危ないことがなく、材料費ができるだけかからず商品として買ってもらえそうなものとして試作したものです。 (材料・道具)(作り方) 「0から始める教材作り3」 のページの「使いやすいまな板」をご覧下さい。 |
(この作品の特徴) 上のまな板と同じ、今後作業班で作ってみたらどうかという試作品です。 材料が手に入りやすく安いことや、作る際に生徒の活動がしっかりあること・安全に作れること・買ってもらえそうなことが条件になります。材料になる板自体は、100円ショップで売っているゴムの木の鍋敷きなので手に入りやすいのと買いやすい値段設定もできるでしょう。 数をたくさん作る必要はないので、他の作品のおまけのような数を作る位です。売れなかった場合は、生徒が1年間作業をがんばったごほうび(?)として家庭に持ち帰り、家庭で使ってもらえばいいと考えています。今回の試作品は私のクラスの生徒にあげて、家庭でにんじんやジャガイモの皮むきのお手伝いをするときに使ってもらおうと考えています。 |
(この作品の特徴) はらぺこ青虫の虫食いボード:リンゴ型です。 彩色していない木地のままのボードもいいのですが、色を塗るとリンゴというのが子どもたちにもすぐにわかっていいです。子どもたちにはこっちのほうが楽しいと思います。 色付けは、ペンキではなくアクリル絵の具を使っています。アクリル絵の具ですと、ペンキのようにたれることがないので使いやすいのですが、ペンキの方が安いのでなかなか色々な教材にアクリル絵の具を使うのにはためらいがあります。 |
(この作品の特徴) このハート型の青虫ボードは、授業とは関係なく私のクラスの生徒達の休み時間のお遊び用にしようと思って、作業班で作る「はらぺこ青虫ボード」の見本を作っている時についでに作ったものです。 ハートは100円ショップの台所用品のところで見つけ、リングはカーテンのところでみつけたものをのこで切ったものです。青虫ボードは、穴の位置が重要なので、それさえわかれば誰でも作れます。 |
(この作品の特徴) 文化祭(スマイル祭)の作業班の製品頒布の際に、上のリンゴ型のボードを参考品として置いておいたところ、「欲しい」という来校者の方が多かったので、来年度の作業班の製品作りに使えるように元版を作っておこうということで作ったものです。 この型版があれば、誰でも型版通りに板に穴をあけて作れるので、葉っぱ型や基本型と同じように学校に残していくものです。ダミーの穴は、型版の穴をあけてから自由に生徒が穴をあけていけば大丈夫です。板は、1×8の板が安くて使いやすく磨けばきれいなのでいいでしょう。 |
(この作品の特徴) はらぺこ青虫にお似合いの葉っぱ型のボードと、そのボードを誰でも作れるようにした元版になるボードです。 板で作った葉っぱボードには、この後に半田付けで使う半田ごてで葉脈を描く予定です。この元版は、中学部の作業班の方に残す予定でいます。 「はらぺこあおむしのボード」作りでは、穴の位置を決めるのが難しいのですが、型版さえあれば木工班で生徒達が虫食いボードを作るのは簡単ですから・・。 |
(この作品の特徴) 工作用紙か厚紙で作る「トンボのやじろべえ」です。紙工芸班が作ってもいいかと思います。文化祭での頒布活動でお客さんたちに喜んでもらえる作品になると思います。 作り方は(図工・美術「おもちゃ作りのページ」)のところで説明してあります。説明のところに工作用紙の寸法・形の図面を載せてありますので、それを見て台紙を1枚作ってしまえば、何枚でもトンボのやじろべえを作ることができます。 紙工芸班の文化祭で頒布する作品として良いと思います。はさみを使って線を切るところが難しくなりますが、線に沿ってはさみで切れるお子さんならば大丈夫です。 (材料・道具)(作り方)「おもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 来年度の作業班でおこなう(?)木のおもちゃ作りの「うなり木」の見本です。「うなり木」はひもを伸ばした状態でくるくる回すと、「ブーン・ブーン」と音がするものです・ 来年度は、おもちゃ班の担当だった私が退職していなくなるので、木工班の中のおもちゃ班自体が存在するかわかりませんが、木工経験の殆どない先生でも子どもたちと一緒に作っていける木のおもちゃを数点作って残していくもののひとつです。 今年の文化祭では、初めておもちゃ班の製品(「コロコロツリー」・「虫食いボード」・「ビー玉の飾り」) を頒布したのですが、好評で全て売り切れました。来年も材料代があまりかからず、来校者の方々に買ってもらえるようなものを用意していけるといいのですが・・。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」ページをご覧ください。 |
(この作品の特徴) 上のコロコロ回転おもちゃ同様、うなり木もこのままではちょっとサイズが大きいかなと思い、「2」では、サイズを約1/2にしてあります。 来校者の方が買った後に持ち帰りやすいサイズという視点も考えないと、手に取った後に「ちょっと大きいからいらない。」ということになってしまっては、作った生徒達が可愛そうなことになってしまうので、買いやすい価格とサイズということで「2」を作りました。 回転おもちゃ同様、担当者でどのくらいのサイズ・価格がいいか検討していきます。 |