算数の学習や「買い物ごっこ」の学習・生活単元学習の「買い物学習」で使う教材です。自動販売機の使い方やお金の使い方を学びます。 小学部のクラスの子どもたちは、数字を読める子は1人だけで他の子は数字はわかりません。普通ならば買い物遊びという内容にして、買い物の基本的なルール(商品を黙って持っていかない・レジでお金を払う・おつりをもらう等)を学習する授業を行うのですが、そんな子どもたちでも買い物への興味を強く持っていて、10円・100円等のお金の「同じ・違う」といった仲間集めは行えます。 (学習時の使い方) そこで、この子達に買い物お助けカードを使うことで、買い物ができるようにする授業を行いました。自動販売機は、この授業(研究授業)を一緒に行う教育実習の方からの要望で作ることにしたものです。制作日数が3日ほどしかないので、仕組みはシンプルにしましたが、なるべく本物ぽい外見と使い心地にしました。自販機はどこでも目にしますし子どもたちが使いたがるものなので、この学習の中で使い方を覚えられるようにしました。 自販機というと先生が箱状の自販機の中に入って缶を出すというのが殆どですが、子どもたちは結構そういったことを見抜いてしまうので、中に人が入るのではなく自販機の横や後方から選んだ缶を入れて取り出し口に出るようにしてあります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
![]() (この教材・教具の特徴) 中学部の学習グループが「時間の学習」をする際に、具体的に10秒という時間を感じ取れるようにWindowsliveムービーメーカーで作った10秒のタイマーです。(※Windowsliveムービーメーカーは、Windows8までありましたが、Windows10には入っていません。) これと同時に1分(60秒)のタイマーも作りました。時間や秒・分と言ってもなかなか時間を意識出来ないお子さん達の学習グループでしたので、目で時間の流れを見られるのは良かったようです。 学習グループのお子さん達(縦割りで1年〜3年)は、20までの数を理解しているのは2名で、後のお子さん達は1〜5もあやしいお子さん達でしたので時間の学習は難しいのですが、時間と自分の生活ということに興味関心を少しでも持てればいいなあと思って行った授業でした。 少なくとも0〜12・1〜60という数字の概念を持っていないと時計(時間)の学習は難しいのですが、時間に対して無関心に生活するのではなく、せめて興味関心を持ってくれればいいのですが。 |
![]() 中学部の学習グループで「時間の学習」を行ったときに時間を目で見て感じられるようにと作った1分タイマーです。WindowsのWindowsliveムービーメーカーで作ったものです。(※Windowsliveムービーメーカーは8までありましたが、Windows10には入っていません。) (学習時の使い方) パソコンと電子黒板をつなげて大画面にし、「1・2・3・・・・60」とみんなで声を出しながら、画面を見るようにします。画面では1秒ごとに白い四角の中が黄色に変化していくので、目で変化がわかりやすくなります。時計の長針を見て1分を感じさせるのもいいのですが、それですと見る部分が小さすぎてわかりづらいでしょう。 子ども達は目で時間の経過を見ることで、1分間を体感しやすくなったようです。このグループは、ひらがな文字がかけない生徒からかける生徒・数は3くらいまでならわかる生徒から20位までわかる生徒と幅がとても広かったので、兎に角わかりやすく伝えることに留意しました。 |
「魚釣り」遊びをしながら、数の学習を行う教材になります。 この「魚釣り2」自体は、以前作った魚釣りと作り方は全く同じです。磁石をつけた竿に関しては、糸の長さが調整しやすいように輪ゴムを使いました。 釣り竿の糸は何本か集まると糸と糸がからんでしまったりして困ることがありますが、竿と糸の間に輪ゴムを入れることで糸同士がからむことがなくなります。 (学習時の使い方) 小学部で使った魚釣りは、遊び学習やクラス・学年でのお楽しみ的な使い方でした。今回は、中学部の国語・数学の学習グループ用のものになります。新学期になり、グループが以前の中1のA・B・CのBグループという形から中2・中3の縦割りの形になり、生徒数も9名と増えたので、改めて作り直しました。転校生も2名入り、中3の生徒も入るグループですので、まずは楽しんでもらい徐々に数とことば・文字の学習に入る予定です。 授業では、魚釣りをして釣った魚を黒板に表示してある数字のところに引っかけて、何匹釣れたか数えるようにしました。グループの生徒は、対応が1〜3位かそれ以下の生徒となんとか1〜10までできる生徒たちです。文字の方は、殆どひらがなが書けない生徒から見本を見てなんとかひらがなを書ける生徒 、単語が書ける生徒と随分幅が広いので、初めは遊び感覚でできるような学習からスタートです。個々に力が違うので、学習の中で個々の生徒に合わせた課題を設定するようにしていきます。。 |
手作りの定規ですが、この定規には「o」表示はありません。「p」の学習では、「o」の表示が邪魔になるからです。 「長さ」の学習をする時には、大体「p」から学び出します。「m」や「o」はその後になるのですが、市販の定規にはoの表示が入っているため、「p」の学習をしていく子どもたちには目盛りがわかりづらいのが現状です。そこでo表示がなく、p表示だけの定規を使うことで「長さ」の学習がわかりやすくなるようにしました。 この定規は、左の写真のように5pごとに赤で目盛りと数字が表されたものと、左から2番目のように1pごとに目盛りと数字の色が違うものと、右の写真のように目盛りの部分が透明なものの3種類があります。定規を使うお子さんがわかりやすい方を選べば良いでしょう。 (学習時の使い方) 長さの違う線を引いたプリントを配り、この定規でそれぞれの線の長さが何pか測るようにします。0を基準にすることや線の終わりの数字がその線の長さ(p)であることを学習します。線を測るのが理解できたら、色々なものの長さを測ると良いでしょう。 (材料・道具)厚画用紙(厚紙)、定規、サインペン、クリアフォルダー・両面テープ |
ホワイトボードや黒板と一緒に併用して使うといい教材です。数詞・ひらがな・漢字・カタカナ以外にもイラストを入れたり写真を入れたりすることも可能です。数の学習・ひらがなやことば作りの学習・漢字の学習(熟語作りなど色々)に活用できるでしょう。 作り方は難しくありませんし、文字や数字等の大きさもマグネットの大きさに合わせて自由に変えられます。数字入りのマグネットは公文から出ていますが、こちらは文字・漢字・数字・写真やイラストと児童生徒の実態に合わせて自分で作れるので、活用範囲はより広げられることと思います。材料になるシート(「のびるラベル」)がちょっと高いのが難点ですが・・。 (材料・道具、作り方)「0から始める教材作り4」をご覧ください。 |
数字とその数字に合ったマグネットや木の板(マグネット付き)を貼る学習盤です。具体物を操作しながら数を考えるのは、シールを貼るような活動よりも有効だと思います。 (※今はホワイトボードにマグネットが貼れるものが売っていますが、まだそういったものがない頃に作ったものになります。今はわざわざ作る必要はないでしょう。) (材料・道具、作り方) ダイソーで売っていた黒板・マグネット・木の四角い板・マグネットシート(粘着タイプ)、金蔵のシート(ホームセンター) @黒板のままではマグネットが使えないので、ホームセンターで売っている金属の薄いシートを貼り付けます。このシートは裏側に接着剤がついているので、大きさを決めてハサミで切ればそのまま貼り付けることができます。 A木の板の方は、ダイソーで売っている裏に接着剤がついているマグネットシートを貼り付けます。 B数字の方は木の板の表側に数字を印刷した紙をボンドで貼っています。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (この教材・教具の特徴) お金の学習・電卓の学習・買い物学習で使う1円〜500円の硬貨の画像です。カードにしたり、プリント学習にしたりと色々使えます。硬貨の大きさが、本物と同じサイズにしてあるものです。 各学習では、印刷したお金をパウチしたりしてカードにして使うことがありますが、私はできるだけ本物のお金を用意して使うようにしました。本物のお金でないと、重さや手触りなどが実感できないからです。(印刷したものやおもちゃのお金と本物では全く違うからです。)・・とはいえ財布やお金を人数分用意するのが難しい場合等ありますので、お金のカードを作るときに使えます。 |
中学部の国語・数学グループの為の電子黒板を使った教材です。 (学習時の使い方) この学習グループは、中学部2・3年の8名の生徒さんがいて、A・B・Cグループの中間に属するグループになります。半数の生徒さんは殆ど発語もなく、数の認識レベルは1〜3の対応までの生徒さんが多く、数名が1〜10までの対応や1〜20までの数の順序数がわかるレベルです。 2学期になってから「買い物学習」を始めました。このレベルの生徒さんの場合、将来買い物で必要な3桁の数の計算はなかなか難しいだろうというのが正直なところですが、以前小3の児童の担任だった頃にやった「買い物学習の研究授業」で、お金の色分けやお金カードを使うことで、ある程度自分で買い物ができるようになった経験から、中学部の授業でも取り組むことにしました。 初めは、本物のお金の色を見ての仲間分けから初め、全員が1円・5円・10円・50円・100円と分けることができたので、お金カードで10円〜90円、100円〜400円のカードに本物のお金を並べるようにしました。100という数の概念はわからなくても、商品に書いてある数字とお金カードの数字を見れば、どのお金(硬貨)を何枚並べればいいかがわかります。実際の買い物では、商品を1個しか買わないということはあまりないので、足し算はできなくても電卓を使うことで合計が出せるようになれば(電卓の使い方の基本中の基本がわかるようになれば・・)、将来の買い物の際に役立つ知識になるのではないかと考えました。 この教材では、お金の学習を例に挙げると生徒が正解の方をさすと、左側の○の画面が出て「ピンポーン」の音が鳴り、間違った場合は×の画面が出て「ブー」と音がします。間違った場合は、正解をすぐ見られうよにし、4択の問題から3択・2択と問題の難易度を下げることができます。2択ですと偶然答えが合う場合があるので、2択で正解できたら3択・4択へ上げていきます。 間違った場合は×の画面から即座に正解のお金の画像を示すことで正しいお金(この場合は10円)を示すことができます。電卓の学習では、1〜9と0や+、=といった数字や記号のキーを正しく押すことができるか練習する内容から始めます。こちらもたとえば「3は?」という問いに3を示せれば○(正解)の画面になり、3以外の数字や記号を示 ×の場合は、正しい数字の画面を表して覚えられるようになっています。20という数字を使う場合は、「2」と「0」の数字を押せばいいことを覚えるようになっています。(初めは数字が見えませんが、マウスを置くとロールオーバーの効果で数字が表れます。)商品が105円であれば、「1」「0」「5」のキーを押すことを覚えていきます。 足し算の問題は1桁から始めますが、これは1〜20までがわかっている生徒さん用の課題になります。電卓とお金カードを合わせて使うことで、計算が全くできない生徒さんでも、実際の買い物に近い体験ができるようにしたいと考えています。電子黒板の大きな画面とパソコンを上手く使って、生徒さんたちがわかりやすい授業になるように、内容を生徒さんの実態を見ながら変えていきつつ取り組んでみようと思います。 |
中学部の国語・数学の学習グループで電卓の学習を行う際に、生徒が使わない電卓のキー(√などのキー)を隠すために制作したものになります。 (材料・作り方) 通常の電卓では、生徒達が使わないキーが多い関係で、1〜9・0・+・=を探すのに混乱しやすかったので、生徒が使うキー(数字・「+」「−」「×」)だけ見えるようにしようと考えました。 100円ショップのダイソーで売っている電卓とすぐ隣に置いてあったiPod用のシリコンケースを組み合わせ シリコンケースの上部をカッターナイフで切り落とせば、写真の左側のように生徒が主に使う0〜9・+・−・×・=のキーが表れ、関数計算などのキーは見えずらくなります。 シリコンケースは、どの電卓にも大きさが合うわけではないので、100円ショップのその場でいくつかの電卓を見比べて選ぶ必要があります。 |
![]() この教材は、問題のカード(例えば2+3、3×5等の問題や「APPIE」等の英単語や漢字の問題など)をこの箱の口に入れると、箱の下側の穴から正解のカードが出てくるというものです。小学校の低学年や特別支援学校で使える教材です。 市販品は穴から入れたカードが箱の中に入っている箱状のものに入り、外側にあるハンドルを回すと中の箱が回転してカードを裏返しにして、裏側に書かれた正解が見えるようになって出てくる仕掛けと思われます。 市販品は高いので100円少々で同じような仕組みのものを作りました。作りやすいように箱の中に箱を入れるのではなく、中に入っている2枚の斜面板で、入れたカードが回転して裏返しになるようにしたものです。作り方も工作用紙とはさみとビニールテープ(または、ガムテープ)で作りやすく簡単なので、授業で使ってみたい方は参考にしてみてください。(0から始める教材作りの4) 問題のカード(裏側が答のカード)は、問題カードも裏側の答えカードも黒板に貼って子どもたちに提示することができます。 |
市販の教材・教具の「Q&Aボックス」は安いものではないので、上のものを自作しましたが、箱から作るようになっていたので、今回は100円ショップで売っている箱を使うことで、簡単に30分位で作れるようになりました。 (学習時の使い方) 国語・算数の授業で使います。算数であれば、足し算・引き算・掛け算等の問題を行い、その答えが合っているか否かを「Q&Aボックス」に入れて正解を知るようにします。問題カードはマグネットシートが貼ってあるので、黒板に貼ることができます。 授業にちょっとした遊び心をいれる教材・教具といった性格でしょうか・・・。 箱に2カ所の穴(カードを入れる口とカードが出てくる口)をあけるのと、カードを回転させる部分(厚画用紙)とカードが出口に滑り降りる斜面部分(厚画用紙)を作って両面テープで貼るだけの工作です。 |
中学部の数学の学習グループで、1〜5までの学習を行っている生徒の為の教材です。 夏休みになるとプリントの宿題を出すのですが、1〜3の対応がわかる生徒さんたちが、家庭で学習するときに「4」「5」といったまだ理解していない数の対応の学習を行うのは、プリントでは難しい面があります。 そこでプリント学習の付録(?)のような形で、このペグさしの教材をお家の人(お父さんやお母さん)と一緒に使い、ものを操作しながら「4」「5」の数の対応も学んで欲しいと思い人数分作ったものです。使い方の説明や数字の練習のプリントもつけて持たせます。 |
上の学習盤の1〜10のバージョンです。1〜10の対応ができる生徒は少ないのですが、やはりプリントでの学習だけでは難しいので用意しました。 家族の方と宿題をするときに使ってもらえればと思っています。夏休み後は学校に持ってきてもらい、数学の授業で活用していきます。 |
学習グループ、で足し算でつまづいている生徒の繰り上がりのない足し算の計算用の教材・教具。 これは授業でも使いますが、夏休みの宿題で持たせる為に作ったものです。使い方の説明をつけて、親御さんが生徒と夏休みの期間中に一緒にやるためのもです。 (学習時の使い方) 「+ たす」ということばの意味がわかるように具体物を操作して考えてもらえれば、多少なりとも理解がしやすいかと考えました。タイル式にしてもいいのですが、今回はペグ式でいきました。上の段と真ん中の段には1〜10のペグを置けるようになっていて、間に「+」のマークがついています。上の段と真ん中の段のペグを合わせて一番下の段に移すと、合計がわかるという風になっています。 |
お金の学習の時に使う黒板に貼るお金のカードです。 お金の学習を行うとき、私は本物のお金を使うようにしてきました。生徒が10人いるならば、10人分の財布とお金(1円・5円・10円・50円・100円・500円の硬貨と千円札)を用意して学習に使いました。紙やプラスチックのお金では、手触りや重さが本物とは全く違うことと、本物を使うと子どもたちの意欲がまるで違うからです。 (学習時の使い方) この教材は、「お金の学習」の授業の中で黒板に貼って使うものです。なるべく大きくして子どもたちが見やすいようにしてあります。また、硬貨は金額によって大きさが違いますから、その辺を反映した大きさにしてあります。 授業の中では、黒板に貼ってあるカードから「100円玉はどれですか?」と言って子どもたちに選ばせたり、カードと同じ硬貨を机の上に並べるように使ったり、下で紹介している「お金の支払い補助カード」・「お金の支払い補助ボード」などと一緒に使います。使い方は色々考えられますから、後は先生方のアイデア次第でしょう。 ![]() 黒板に貼るためには磁石が必要ですが、硬貨は表と裏があるのでその表面に貼るのはさけたいところです。ダイソーで売っているマグネットシートは磁力が弱いので、厚画用紙のカードの裏に貼って使うときはいいのですが、磁石の上に厚画用紙が貼ってあると黒板にはつかなくなります。 そこで今回はダイソーで売っている強力磁石のネオジウムを使うことにしました。ただ、ネオジウムは強力なので子どもたちが飲み込むようなことがあっては大変です。・・まさかそんなことをする子はいないだろうということでは万が一には対応できませんから、ネオジウムは見えないように左の写真と図のように、厚画用紙にポンチで穴を開けて埋め込むことにしました。こうすることで子どもたちがカードに興味を持っていじっても安心できます。 |
金額の位(1の位は1円・10の位は10円・100の位は100円)に合わせてお金を置くことで、買い物の時に支払いができるように学習する教材です。 (学習時の使い方) お金の学習では、電子黒板を使った教材(自作ソフト「お金と電卓の学習」)で1円・5円・10円・100円・1000円を生徒が理解できましたが、数の認識がグループで1番わかっている生徒が20までで、他の生徒は1〜5位の子が多いです。 自作のソフトで電卓の使い方も理解できるようになりましたが、お金を支払うときに105円・230円等々になると当然理解できません。 そこで、右側から1の位が1円・10の位のところが10円・100の位の所は100円と理解させ、211円なら1円は「1」だから1個・10円は「1」だから1個・100円は「2」だから2個という風に教えるための教材です。10以上の数字がわからなくても、これである程度は支払いができます。 このカードは、これからもっとわかりやすくなるように変えて行く予定です。 |
上の「お金支払い補助カード」をわかりやすくした「お金支払い補助ボード」です。 (学習時の使い方) 支払うお金の数字の1の位が1円・10の位が10円・100の位が100円と理解すれば、「475円」支払うには1円玉5枚・10円玉7枚・100円玉4枚ということがわかります。 金額の数字の部分は、数字の書いてあるカードをめくることで0〜9までかえられるようになっています。 使うお金(硬貨)は、本物の1円・5円・10円・100円玉です。 ただ、1000円を越える支払いや実際の買い物で小銭がない場合は、別の教材で指導する必要が出てきます。 |
本物のお金(1円・10円・100円)を使い、商品の価格と合うように100円の位・10円の位・1円の位のところにお金を並べる学習です。 お金は、イラストのお金カード・本物を写真に撮り本物と同じ大きさにしたお金カード・本物のお金を実際の授業で使いましたが、本物に勝るものはありませんでした。この教材では本物のお金を使ったいます。 (学習時の使い方) 商品のカードや本物のペットボトルなどを左の商品の枠に置き、価格を下のところに数字カードで示します。 子どもたちは、100円の位・10円の位・1円の位に何枚お金を置けば良いか考えてお金を並べるようにします。 例:315円の商品ならば、100円の所に100円玉を3枚・10円の所に10円玉1枚・1円の所に1円玉を5枚並べればいいわけです。数字と具体物との対応ができていればこのお金の学習が成り立ちます。 |
立体が面と面の組み合わせからできている様子を知る教材です。 展開図の学習や形の学習で使います。 (作り方) 立方体や四角錐や円柱などの形は、展開図で見てもわかりづらいものですが、実際に目で見て触ってわかりやすいようになっています。工作用紙で展開図を作り、その用紙の表側(外側にくる面)にのり付きのマグネットシートを貼ってあります。 カラーの方は、立体の各面がどこにくるかわかりやすくするために、カラーのマグネットシートを内側の面とのり付きのマグネットシートの面の上に貼ってあります。カラーのマグネットシートだけではくっつく力が弱いので、のり付きのマグネットシートが必要になります。 |
立方体・直方体の「体積」を求める時は、「一辺×一辺×一辺」・「縦×横×高さ」で求めますが。それを目で見て・自分でブロックを操作して体積を理解できるようにする教材です。 この教材では、正確な立方体のブロックを作ることが難しいので、ブロックは市販のものを使っています。 また、ブロックを入れるケースは、できれば透明のアクリル板で作った方がどこから見てもブロックの数がわかりやすいのですが、手でアクリル板をカットする方法では、正確な立方体を作るのは難しいです。 |
三角形や平行四辺形の面積の出し方を理解するための教材。 (学習時の使い方) 三角形の面積は「底辺×高さ÷2」ということを理解しやすいように、底辺×高さ(横×縦)の四角形を半分にするのと同じことが視覚的にわかるようにしたものです。 平行四辺形の面積は、「底辺×高さ」ということがわかるようにしたもの。形が目に見えると理解も進むでしょう。材料は、ダイソーで売っているカラーのマグネットシート。 |
1/2・1/3を見てわかるようにした教材になります。 下の 「1/2や1/3の学習」の教材は、木で立方体や直方体や球や四角錐等を作り、それを1/2に切断して貼り合わせる面にマグネットを埋め込んであります。(下の左の写真) 制作の時、厚画用紙は折る際に線から折り目がずれやすくなりますから、工作用紙のように厚画用紙よりも薄い紙を使った方が隅を鋭角に作ることができます。また、色塗りはどうしても紙がふくれてしまうので、色は塗らない方が形を維持しやすくなります。 |
立体物(木のブロック)を使った1/2の学習用の教材です。 1/2というのは均等に分けられたものであることを理解するように、上の立方体では1/2ではなく、単に2分割しただけのものも入れてあります。 2つに分けただけでは1/2ではないということ・分けたものが同じ形になっていないといけないことが具体的にわかるようにしました。 |
算数や数学の授業で使えるサイコロですが、それよりも色々なゲームや遊びにの中で使うことが多いかもしれません。 立方体のサイコロではないので転がり方がおもしろいですし、肢体不自由のお子さん達がサイコロとして使う場合も、立方体のサイコロよりも転がしやすいでしょう。 |
「お金の学習」をゲーム的に行う教材です。1円・5円・10円・50円・100円・500円玉の写真がサイコロの6面に貼ってあります。 (学習時の使い方) 4個あるサイコロを転がして、出た硬貨が全部でいくらになるかを計算するゲームですが、計算ができない場合は難しいでしょう。その場合は、全部でいくらとするのではなく、サイコロで出た硬貨と同じものを本物のお金から選ぶというように学習していければいいでしょう。 サイコロは作りやすい工作用紙で10p×10p×10pの立方体の型紙(展開図)を作り、それを厚画用紙に置いて輪郭をなぞって作ると楽に作れます。 |
掛け算の学習で、例えば「4×2」の場合、4個のブロックの塊が2つということを理解しやすいようにしたボードです。 (学習時の使い方) 「4×2」の場合は、4個のブロック横軸に並べ、それが2つあるので縦軸にまた4個のブロックを並べると、合計何個になるか見てすぐにわかるようにしてあります。4個のかたまりが2つあって8個というのがとてもわかりやすいです。 ボードの横に10個・縦に10個ブロックを並べられるので、1×1〜10×10までの掛け算ができます。 |
上の段ボールの「お店BOX」は収納スペースの問題と奥行きがありすぎること・間口が狭いことなどでお店っぽくないので、その点をを改善したものになります。 材料はダイソーで売っている厚画用紙(4枚セット)とカラー段ボールなので、200円ちょっとで作れます。折りたためるので収納で困ることもなく、奥行きも余りありませんから机の上に乗せてお店屋さんがやりやすくなっています。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」をご覧ください。 |
黒板に貼って使う三角形・四角形を簡単に描ける自在定規です。三角形や四角形・菱形・平行四辺形とマグネットを動かすことで自由に描くことができます。 チョークで描くときは内側にできる三角形や四角形に沿って描くようにします。1p単位の目盛りがついていますから、底辺○p・高さ○p・縦○p横○pなどもわかるようになっていますが、特別支援学校ではそこまでの厳密性は必要ないかも・・。使わないときは束ねると下の右の写真のようにコンパクトサイズになるので、収納スペースもとりません。 |
こちらは黒板に貼って使うのでなく、マグネットタイプのホワイトボードに貼って使います。内側のところで三角や四角など描いてもいいのですが、自由に形を作って三角や四角を学習する形で使うようにします。 |
サイコロの全ての面がホワイトボードのさいころです。ホワイトボード用のペンで書いたり消したができますので、数の学習に使ったりゲームに使ったりと使い方次第で色々な場面で使える教材です。 サイコロの中はふわっとした素材で中に鈴が入っています。また、ホワイトボードも金属ではないので体に当たっても安全です。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」をご覧ください。 |
サイコロの全ての面がホワイトボードのさいころです。ホワイトボード用のペンで書いたり消したができますので、数の学習に使ったりゲームに使ったりと使い方次第で色々な場面で使える教材です。上の「ホワイトボードサイコロ」と違う点は、サイコロの8つの隅にカバーがついているので、転がしたときにより安全になっています。 ホワイトボードサイコロを作ってから考えていたのは、サイコロの四隅(隅の角8カ所)の角の尖った部分をより安全にできないかということでした。また、ホワイトボードにホワイトボード専用ペンで書いた場合、床面に転がすと場合によってはホワイトボードに書いた文字等が汚れてしまうことがあるので、サイコロの各面が直接床等に触れないようにする必要性があると感じていました。 サイコロ2では、100円ショップ(セリア)で売っていたコーナークッションSをサイコロの8隅に貼って安全性を上げ、合わせて床面にホワイトボードの面が直接触れないように改良しました。 コーナークッションを貼ったことで、その分ホワイトボードの面積が小さくなりました。サイコロの大きさを15p×15p×15p以上に大きくしたほうが使いやすくなると思います。サイコロは厚画用紙で作り、中に新聞紙等を詰めれば大丈夫でしょう。 |
数の学習で使う教材になります。紙コップの表側は数字(1〜10)が貼ってあり、裏側にはその数字に対応した数だけシールが貼ってあります。数字と同じ玉等のものを入れるようにしたり(数の対応)、足し算などで使えるでしょう。 (材料・道具)(作り方) ダイソーで売っている紙コップ・カラーシール(ラウンドラベル) 数字はパソコンで作って印刷したものをのりで貼ります。 |
数字の理解はまだ不十分だけれど、ひとつひとつを指さししながら「1・2・3・・」と数えることができる児童向けの数の学習用のコップになります。 (学習時の使い方) 猫のシール(ダイソー)が1匹〜5匹まで貼ってあるので、数の学習で「猫が2匹は?」と言った使い方をします。コップの中に猫と同じ数のペグ棒やビー玉などを入れても良いでしょう。 数字や○のシールを見ると学習意欲がなくなるようなお子さんや猫等に興味を持っているお子さん用になります。遊び感覚で数の学習に取り組めるといいですね。 |
買い物学習でお店の店員さん役のお子さんが使うレジスターです。店員さんになりきる為の教材のひとつになります。 (学習時の使い方) 買い物学習の時に店員さん役のお子さんが会計をするときにつかいます。レジスターのような形がしているだけですから、計算は電卓を使い、引き出しからお金を出すようにします。 (作り方) 厚画用紙でレジスターの形を作り、電卓の大きさに合わせてへこみの部分を作ってあります。お金が入る箱の部分は2個作り、片方が1円10円・100円等の硬貨入れにし、片方には1000円札を入れるようになっています。作るのは厚画用紙があれば簡単に作れますし、箱の形になるので丈夫なものになります。 |
1〜5までの数(または、1〜3までに数)を数える学習の時に、具体物と数字(1〜5・1〜3)を合わせる学習をしますが、お子さんによっては指を折って数を数えるお子さんがいます。このカードは数字のカードと一緒に使い、数字を読みながら指を折って(指を伸ばして)数字と指の本数が合っているか確かめさせるものです。 (学習時の使い方) 「2」ならば指を2本折り(伸ばし)、それが正しかったかカードを表側にして確かめます。正解だったら、ノートに「2」と書いていくようにします。この指のカードは、その他の使い方もできるかもしれません。 (作り方)指の写真を撮って印刷した後、パウチします。 |
算数の学習で「1・2・3・4・5」と数を数えたり、足し算・引き算などに使えるマグネットのついたイチゴです。黒板やホワイトボード等に貼って活用します。 イチゴは子ども達に人気のある食べ物ですから、ただカードを使うよりも本物ぽい模型のイチゴの方が興味を持ってもらいやすいでしょう。 (作り方) イチゴはダイソーの園芸コーナーで売っているもので、マグネットはダイソーの強力マグネットの一番小さなものを瞬間接着剤で貼ってあります。(ダイソーのイチゴは売っていたり売っていなかったりする商品ですから、売っていたときに買っておけばケーキの模型作りなどにも使えます。) |
私の所属する中学部の国語・数学学習グループの各学年(1年・2年・3年)で共有する文字(書き順付きのひらがな・書き順付きのカタカナ・単語・書き順付きの漢字書き取り)・運筆練習・書き順付き数字の練習・お金の学習のプリント・計算練習プリント等のプリント集です。 中1・中2・中3の国語・数学のBグループで活用していきながら、生徒の反応を見ながら話合って改訂を加えていき、中学部全体や小学部・高等部にも活用してもらえるようにしていくものです。これが、その始まりのプリント集になっていきます。 個々の先生方が、学習用のプリントを作ったりインターネットで見つけたりしていますが、個人で作って終わりというのではなく、たくさんの先生方の目を通して児童生徒がわかりやすく使いやすいプリント集を作っていこうというものです。研究部での仕事ですが、学校に残すものはこれらのプリント集だけでなく、電子絵本やコミュニケーションカードの素材、自作のソフトも残していきます。 |
普通のコンパスで円を描くのが苦手な子ども用の「円のコンパス」です。 (学習時の使い方) ピンを紙に挿して数字(3pの半径なら3の数字)の所の穴に鉛筆等を差し込んで円を描きます。片手でピンを持って利き手側でペンを回してもいいし、ピンがしっかり刺さっていれば、利き手で穴に差し込んであるペンを持つだけでも円を描くことができます。 普通のコンパスが苦手な子や肢体不自由のお子さんで片マヒのあるお子さんに使いやすいでしょう。 問題点は、支点になるところにピンを刺すことができるような状態かどうかということ。ノートであればピンを刺すところの厚みがないとピンはささりませんから・・。 |
数の学習でカードに書かれた数字の数だけ洗濯ばさみをはさみこむものです。数の対応と数字を書くときの学習に使います。 「一太郎」や「Word」で数字を印刷し、厚紙に貼ったら100円ショップで売っているカラーラベルを数字の数だけ貼ればいいので、簡単に子どもたちの人数分が作れます。すぐなめたりかじったりするお子さんもいるので、ラミネートしておけば長持ちします。私のクラスで数の対応学習をしているお子さんたち用の教材です。 ※この教材はどこの学校でもよく目にするものですが、このままだと子どもたちにはやる気を出してくれません。もう一工夫が必要な教材なのかもしれません。 問題点を考えると、ひとつの理由として、1〜5までの数の対応を学習しているレベルの子どもたちは、概ね手指の操作性も未熟です。つまむ動作が上手でない子達が、洗濯ばさみを数字の数だけ挟むこと自体がとても難しいわけです。そんな難しいことをやっているわけですから、頭の中は数の対応どころではないのでしょう。洗濯ばさみをはさむという活動よりは、マグネットやピンポン球を数字の数だけ並べるような教材の方がいいのではと私は思っています。 |
サイコロにリンゴのイラストが貼ってあるサイコロです。サイコロを転がして出たリンゴの数の足し算や引き算を行います。 (学習時の使い方) リンゴのイラストがサイコロの各面に貼ってある2個のサイコロ(リンゴの数は1〜6個))と「+・−」のサイコロを一度に投げ、出た数の合計を求めたり(足し算)、大きな数から小さな数を引く引き算を行ったりします。 ゲーム感覚で足し算や引き算を行うようにした教材です。足し算や引き算が少しできるようになったお子さん達が使うようにします。 |
上の「計算サイコロ」は2個のサイコロの各面が「1〜6」個のリンゴの絵が貼ってあるので、足し算を行うと「5+5」「5+6」「6+6」のように繰り上がりが出てきます。足し算がようやくわかりだしたお子さんには、繰り上がりの計算はまだ早いでしょうから、こちらの繰り上がりのないサイコロのほうが良いでしょう。 こちらの2個のサイコロのリンゴは「1〜5」と「1〜4」までしかありませんから、足し算を行っても9以上にはなりません。 |
サイコロの6面には、1個〜6個のリンゴのイラストが貼ってあります。サイコロを投げ、リンゴの数と同じ数字のカードを選ぶ教材になります。 (学習時の使い方) サイコロを使うことでゲーム感覚でできるようにしました。リンゴの数はサイコロを2個にして合計が10以下になるようにしてもいいし、1〜5までとしてもいいでしょう。この教材を使うお子さんの実態に合わせるように変えていきます。 |
買い物学習の際に、お店の雰囲気を出すための商品棚スクリーンです。 小低の授業で買い物学習(生活単元学習)を教室で行う際に、子どもたちの興味のあるお菓子や文房具や飲み物・おもちゃなどの本物の商品を教室の机の上に並べますが、そのままですと後はいつもの教室風景になってしまい、商品からちょっと目を離すといつものロッカーや着替えの衣服のかごなどが目に入ってきてしまいます。 いつもの教室ですとそういった点からお店で買い物をするという雰囲気がなかなか作れません。 そこで机に商品を並べるだけでなく、農業用のビニールシートに実際のお店の商品棚を撮った写真を拡大印刷して貼りつけることで、教室の一角をお店の中にいるような雰囲気に変えることにしました。 ![]() ![]() 子どもたちも教員である私達もなんだかお客さんや店員さんになったような気分で買い物遊びができます。 (※商品の写真は、知り合いの本屋さんにお願いして写真を撮らせてもらったものです。) (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
![]() 本物の5円・10円・100円玉をお金が印刷されたシートに並べる教材です。仲間分けをしながら、お金に対する関心を高めていく教材になります。シートのお金の大きさは、実際のお金の大きさと同じになっています。 (学習時の使い方) 配られた本物のお金をシートに印刷されている同じ硬貨の所に並べるようにします。10円玉なら10円の印刷されたところに並べます。 5円・10円・100円を選んだのは、5円玉は穴空きで10円玉は銅色・100円玉は銀色と区別がしやすいからです。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本物の円・5円・10円・50円・100円玉をお金が印刷されたプリントに並べる教材です。仲間分けをしながら、お金に対する関心を高めていく教材になります。 お金の学習では、初めはおもちゃのお金や実際のお金と同じ大きさの1円〜500円玉(1000円札も)の写真を印刷したカードを使っていました。しばらくたってからは、授業では各生徒の数だけ財布(ダイソー)を用意し、その中に本物のお金を入れて配って使うようにしました。紙やおもちゃのプラスチックのお金は、本物のお金と同じ大きさであっても触った感触や重さが違うからです。 ただ、このプリントは夏休みの宿題用に作ったプリントですので、実物大のお金のカード(1円・5円・10円・50円・100円・500円)も裏に両面テープを貼ったものを付録のようにつけてあげ、1円ならば1円のカードを10円ならば10円のカードを貼っていくという内容になっています。 さすがに現金を宿題に持たせるわけにはいきませんから・・・。 |
![]() ![]() ![]() ![]() このプリントも夏休みの宿題用に作ったお金の学習用のプリントです。 夏休みの宿題というのは、普段の宿題のように翌日チェックしてあげることができません。 お父さんやお母さんと一緒になって子どもたちが取り組むのは普段と一緒のことですが、(問題文を読めないお子さんが学習グループではほぼ全員ですから・・。) 夏休みということなので、できるだけ本人にも親御さんにも負担にならないような内容にして、「できた!」と思ってもらえるような内容にしなければなりません。 1学期に学習した内容の復習がスムーズにできるように・保護者が自分のお子さんがどこまで理解しているのかわかるようにとプリント学習では考えます。普段の生活に学習したことが活きるような内容を考えて授業を行わなければならないし、プリントひとつとっても同じような考えが根底にあるようにしたいものです。 |
![]() 小学部の買い物遊びで使うレシートです。 (学習時の使い方) 小学部の低学年で行う買い物遊びでは、殆どの児童が数字を理解していないことが多いため、買い物遊びというと買い物における簡単なルール(黙ってお店の商品を持って行かない等)やお店の人やお客さんの役割を行うような内容が多いと思います。 お金を使った授業は、そういった点からも難しいというのが現状でしょう。私のクラスで行っている買い物遊びでは、そういった子どもたちの状態でも買い物遊びができるように支払いお助けカードを使いながら、お金の弁別(5円は黄色・10円は茶色・100円は銀色という風に色の弁別)ができるようになれば、お助けカードに選んだお金を30円なら10円玉をカードの所に3枚置けばいいようにしました。 実際の生活でも数字が理解できなくてもお助けカードがあれば買い物ができるようにしたわけです。買い物遊びの雰囲気を出すひとつとして、買い物した時に店員役の先生が、児童にこのレシートを渡します。実際の買い物に近い雰囲気も少し取り入れたわけです。 (材料・道具)(作り方) 「一太郎」やWORDと行ったワープロソフトで実際のレシートを見ながら作ります。印刷したら1枚ずつ切って子どもたちが買った品物とその金額に合ったものを渡します。 |
数字入りのマグネットを数字盤の同じ数字の所に置いて、数を数える学習に使えます。1〜10まで順番に数字を並べる(順序数)学習にも使えます。数字の入っているマグネットの作り方は、このページ内に載っていますので、そちらをご覧ください。 公文式のこういった教材がありますので、それを学校で購入するといいのですが、学校で買える量には限りがありますので、個人的にこういった教材を作って、個々のお子さんに合わせていけるようになるといいですね。 |
左がコンパスの1・右側のテープが巻いてあるのがコンパスの2です。 「1」のほうはコンパスを回す(つまむ)部分に透明の管を差し込んでいます。これだけでも円を描くのがスムーズにできるようになります。 「2」のほうは、コンパスの脚に割り箸をビニールテープで巻いたものです。コンパスは鋲のある方の脚を紙に挿してコンパスを回転させますが、コンパス自体がハの字になるため円を描くときには、コンパスを横に寝かすように回転させなければなりません。ビニールテープをまいてある「2」は、鋲の脚が円を描く際に中心にくるので、コンパスを横に寝かして描く必要がなくなり、くるりと回すだけで描けるようになっています。 ただ、こういう仕組みになっているので、余り大きな円は描けなくなります。どちらの方法も、特別支援学校のお子さん達には、通常のコンパスを使うよりは使いやすくなっていると思います。 |
黒板に貼って使うコンパスです。支点になる部分がマグネットなので黒板に張り付きます。コンパス部分は回転できるようになっているので、片手で円を描くことができます。 算数・数学等の授業で黒板にチョークで円を描くとき、学校にある木製の大きなコンパスでは支点になる部分が動いてしまい、安定した状態で円を描くことができません。両手を使って円を描こうとしても上手に円を描けるかと言ったら、なかなか難しいでしょう。 このコンパスは、支点になる部分がマグネットなので、支点になる部分が固定されて動きません。片手で円を簡単に上手に描けるものです。材料代も100円ちょっとで済みますので、学校に1〜3本あると便利だと思います。特別支援学校では普段そんなには使うものではありませんが、小学校などではかなり使われることが多い教具になると思われます。材料代は100円ちょっとです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
学部で共有する家庭学習用のプリント集です。 学校では、週に3時間しか国語・数学の授業がないので、文字(ひらがな・数字)や運筆練習・計算・お金の学習等のプリント学習はなかなかできません。教員数と生徒数の関係や学習グループの生徒の幅が大きすぎることも原因のひとつになっています。 ひらがなを全く理解していない生徒さんから単語が書ける生徒さんまでいるので、指導が難しくなっています。ちょうど保護者からも要望があったので、夏休み中に「運筆練習・ひらがゴシック書き順付き・ひらがな教科書体書き順付き・ひらがな教科書体白抜き・数字書き順付き」の各プリントを作りました。ひとりの生徒にファイル2冊分になります。(枚数だけなら100枚位) 書くことへの苦手意識がある生徒さんが多いので、やりやすいプリントからやっていいですよということにしました。中学部になると、小学部からずっとやってきたのに覚えられないという負の意識を生徒が持っています。保護者の方々には「学習グループ通信」でねらいや使い方についてお知らせしていきます。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 数字を書いて覚えるプリント用の書き順付きの数字(1〜20)です。 ひらがなやカタカナと同じように、線が交差するところはこのままのデータではなく、線の種類を変えて筆順の@ABといった違いがわかるように改めて作り直す予定でいます。 担当している中学部の国語・数学の学習グループのプリント学習で使う予定です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 書き順付き白抜きの数字0〜20です。これも学部共有のプリントを作る際のデータです。 白抜きにしたのは、通常の数字と比べてどちらの方が、児童生徒にとって覚えやすいか・書きやすいかを調べるためです。 児童生徒が実際に使ってみて、より使いやすい方を学部用のデータとして残します。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 数字を書いてを覚える時、どんなプリントが「わかりやすい・書きやすい」プリントなのか、それを調べる為に生徒に使ってもらったプリントです。 みんなが同じプリントを使う必要はないので、それぞれのお子さんに合ったものを見つけることが必要です。 ・・これが中々難しいのですが。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 学部共有プリント(教員がみんなで使って、修正を加えてよりよいものにしていこうという趣旨)の数字の練習プリントになります。 1〜20までの数字の練習プリントですが、子どもたちは練習する数字がたくさん並んでいると、元々苦手意識があるのでそれだけでいやになってしまいます。 そこで書き順をつけたり、練習する数字を大きくし、練習する数も減らしてあります。各学年の学習グループで、授業や宿題という形で使ってもらい、学部の研修の中で話合いを通してよりよい形(子どもたちが学習しやすいわかりやすい形)にしていきます。このプリントは、そういったプリントのスタートのものになっていきます。 |
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私の担当している中学部の学習グループの授業で使う「時計の学習:基礎編」用の自作のソフトです。この自作ソフトは、電子黒板で使います。 グループの生徒さんの数の理解は、1〜5位までのお子さんが多く、10以上わかる生徒さんは2名しかいません。しかし、小学部の児童とは違い、中学部の生徒さんの場合は話しことばも豊かになってきていますし、生活体験も小学部のお子さん達よりも豊富です。生活に役立つ国語・数学をねらいとして授業を計画しています。 「目で見る時間の経過」は上の教材の「終了時に音楽の鳴るタイマー」を使って見せ、生徒達の1日の生活を追った「1日の時間」はイラストも使って自分の生活と時刻を多少なりとも意識してもらえるようにしていきます。 長針が12時をさしているときに短針が時刻(2時・3時等)を表していることは、数字や短針の色を変えてわかりやすくしていく予定です。1時・2時・3時・4時・5時〜12時ということが理解できるようになってきたら、1時2分・1時3分と分の方の理解へと進めることができたらと考えています。 |
![]() この教材は、目新しいものではありません。通常の時計を使った時間の学習では、秒針や長針、数字、数字と数字の間の秒や分を表す区切りの線など目に入る情報がたくさんありますが、数字の理解も進んでいない生徒達には、そういった学習は難しいです。 そこで1日の時間の流れを帯状に表したものを使って、大体○時位にはこんなことを自分や友達や先生はしているんだということが見てわかるようにしていきます。○時がわからなくても、こんな流れで自分は1日を過ごしているんだということに気づき、時間という概念にまずは興味を持つきっかけにする、・・そんな教材です。 (学習時の使い方) 授業では、学習グループのお子さんたちの顔写真やスクールバス・給食・お風呂・食事・ゲーム・学校・夕飯・散歩・家のお手伝い・買い物・テレビ等の写真やイラストを印刷したものを用意します。 それぞれのお子さんが、朝起きる時間に起床のイラストを先生に手伝ってもらいながら貼ります。(何時頃に起きるかは、事前に各家庭から聞いておきます。他の活動についても同じです。)生徒一人一人が大体同じ時間だったり、早かったり遅かったりが目で見てわかります。 登校してからも同じように一人一人貼っていきます。こうして夜寝るまでの活動の様子を貼っていくと、何時頃何をやっているのかがわかるようになります。「○時頃、○○さんは、こんなことをしているんだね。」と一人一人取り上げて、1日の流れや生活の様子をみんなで見ていくことで、少しずつ時間・時刻への理解を高めるようにして行きます。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 数の学習で指を使うお子さん用の数字と指のカードです。 数を学習する際に、具体物や半具体物を使って、数への理解を進めようとしますが、なかなか理解が進まないことがあります。 お子さん達の中には、指で1・2・3とできる子がいるので、指を使っていきながら数字と具体物や半具体物を操作させたらどうかと思い、イラスト集の手の画像をカードにした教材です。指の数と数字と丸のカードを同時に使うことと実際に指で数を表すようにさせて、理解を深められたらと思います。 |
数を量としてとらえることで、数唱と数の結びつきをはかることがねらいとなる教材です。 (学習時の使い方) 玉を棒にさすことが問題なくできるお子さん用です。1と言いながらお子さんに玉を1個渡し、1と書いてある棒の所を指さしして、そこの棒に玉をさすように指示していき、2個以降も同じようにしていきます。数唱と数が結びつくように指導していくわけです。 お子さん達が、興味を示しやすいように玉にアクリル絵の具で着色します。玉の大きさは、小学部のお子さんの手の中にすっぽり入る大きさのものにします。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3のページをご覧下さい。 |
5個と5個の穴の形の10個のビー玉を使った足し算の練習盤です。 (学習時の使い方) 具体物を使って1+2などの計算を自分で行い、一番下の10個のマスに上の段のビー玉と下の段のビー玉を並べて足し算の答えを導き出します。 紙に書かれた計算が苦手なお子さんの指導で使った教材です。お子さんと1対1で個別の学習をするときに説明がしやすい教材・教具でした。 |
電子黒板で使う数の学習の自作ソフトです。 算数や数学の授業を行う際に、数の対応の理解がある程度ないとお金の学習や時計の学習、数字の練習、電卓の学習などでは先に進めない(学習自体が成り立たない)状態になってしまいます。国語・数学の授業は、毎日あるわけではないので、なんとかしたくてもなかなかその状態が改善されません。 宿題を毎日出して欲しいという保護者もいれば、お子さん達の認識力が高くないので、宿題を出されても毎日付き合ってあげられないから無理という保護者の方もいます。授業の中だけで理解が進んで完結できればいいのですが、どう工夫しても週に2〜3時間では難しいです。昨年度の学習グループは、数の対応の理解が1〜3、1〜5位のお子さん達が大半でしたが、なんとか工夫して電卓やお金の授業を行ってきました。 生徒が選択したものが間違いであれば、すぐに「ブー」と音が鳴り「×」が出る・正解であれば「ピンポン」で「○」が出るという単純な仕組みです。また、リンゴが2個の場合は、真ん中の写真のように左側の空の枠を押せば「2」の答えの数字が表れ、右側の空の枠を押せば数字の書き順が表れるようになっています。プリントや1〜5,1〜10のペグさしと合わせて使うことで、一人一人の生徒の理解を助けようと考えています。あと、小さいホワイトボードと数字・リンゴのマグネット付きのカードも使えるようにしていく予定です。 |
数学(中学部) の授業で使うために担当者の先生から頼まれて制作。ビー玉を転がして左右にいくつ入っているか数えます。 担当するグループは、1対1の対応はできますが3までは難しい生徒から、一桁の足し算・引き算のできる生徒までと幅広い生徒の学習グループです。幅広いというか、幅がありすぎるといってもいいかもしれません。 数学の授業では、学習グループを課題別に2つに分け、グループ1は、@1対1の対応を理解する A数の合成の基礎概念を養う・・ことをねらいとし、グループの2はB数の合成の理解を確実にする C数の合成の基礎概念を養うことをねらいとしました。 こちらのコリントゲームはグループ1用で、ビー玉5個を台の上から転がして、左右にいくつビー玉が入ったか表なども活用して数えるものです。そういった使い方をする関係で、通常のコリントゲームのように、ビー玉を棒で送り出したり打ち出すような仕組みになっていません。 |
学習グルー2のほうで使うコリントゲームです。 右側がゴールの所に蓋がついています。ビー玉10個を上から転がし、左側に何個と数えてから、蓋の方のゴール側にはあと何個ビー玉が入っているか考えさせるようになっています。上のコリントゲーム同様にビー玉を打ち出すような仕掛けにはなっていません。これも担当の先生から頼まれて作ったものです。 2学期の数学の授業で使う予定です。 |
数字入りのマグネットを数字盤の同じ数字の所に置いて、数を数える学習に使えます。また、1〜20まで順番に数字を並べる(順序数)学習にも使えます。 数字や文字の入ったマグネットの作り方は、下のページ(「0から始める教材作り4」)を参照してください。 (材料・道具、作り方)「0から始める教材作り4」をご覧ください。 |
![]() ![]() ![]() ![]() 算数の学習や買い物学習などで、色々な理由で本物のお金は使えないけれど、本物っぽいお金のカードを使いたいときに使えるプリントです。 小さいサイズは、ほぼ本物と同じ大きさです。大きいサイズの方は、本物よりも2周り3周り大きいサイズで子どもたちによりわかりやすいことを優先したサイズです。印刷したら厚画用紙等に貼って、1枚ずつ切り抜いて使います。 以前は1枚ずつ作ってラミネートしていたのですが、かじってしまう心配のないお子さんの学習では、このプリントにしたものでたくさん模擬硬貨を作って使います。 (材料)「一太郎」、パソコン、A4の用紙、硬貨の画像、プリンター (作り方)自分で硬貨をデジタルカメラで撮って画像を作るか、インターネットで硬貨の画像をダウンロードして、それを一太郎に貼りつけていきます。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 様々な学習で使うお金のカードです。かじっても大丈夫なようにラミネートしています。 買い物遊び等でお金の学習をする場合、その学習の目的や授業を受けるお子さん達の学習レベルによって、実際のお金(1円・5円・10円・50円・100円・500円の硬貨や1000円札など)を授業の中で使うほうがよいのか、それとも擬似的にお金の写真カードを使う方がよいのか、そういった授業を特別多くはやってはいませんが、私自身は中学生以上では本物を使う方がいいと思っています。本物とおもちゃや印刷したものでは、手触りや重さや質感が全く違うからです。 「乗り物遊び」のような学習の場合は、小学部の児童が行う授業ですから、本物のお金よりもお金カードのような擬似的なお金のほうが、学習内容には合っていると思います。子どもたちが乗り物遊びで先生方の車に乗り、お金を降車時に支払う時に使った「お金カード」です。大きさは実際のお金よりも2周りほど大きくしたサイズで、ラミネーターでフイルムを貼ったものです。 |
工作用紙で作った大きな円が描けるコンパスです。工作用紙ですから目盛りが入っているので、作るのが簡単になります。 劇の大道具作りや算数・数学の時計の学習、図工美術、廊下の装飾等で通常のコンパスでは描けない大きな円を描く必要に迫られることがあります。 以前作ったものは、細長い板に穴をあけたものでした。これは1本持っていると何かと重宝するものですが、木の板で作るのは、電動ドリルを使ったりして結構面倒です。その点工作用紙でしたら、目盛りが印刷されていますから〇pとすぐにわかるので、〇pごとに穴をあけるのも簡単です。紙ですので、はさみとセロテープと千枚通しかきりがあれば簡単に作れるのでお勧めです。今回のものは、直系が1m10pまでの円が描けます。 |
カップに木の丸棒の短いもの(100円ショップで売っている木のブロックです。)を1個に1つ入れていき、1対1の対応学習に使ったり、2個ずつや3個ずつ入れていったりします。個別学習で使う教材です。 これは友人のA先生用に頼まれて作った教材です。以前作っものは、プリンカップのかわりに100円ショップで買った木の器を使いましたが、家にあるプリンカップで代用したものです。私が以前作ったほうは私が使っているので、A先生の担当するお子さんが使う為に作って渡したものです。 |
![]() ![]() ![]() 小低の遊び学習で買い物遊びをやることにしたのですが、クラスの子どもたちで数字がわかるお子さんは1人しかいません。ただ、数字やお金の○円ということの理解のないお子さん達でも、校外学習でスーパーや100円ショップに年数回買い物に行っているので、レジでお金を渡すということはわかっています。 (学習時の使い方) 遊び学習ですので、お金の理解というよりも買い物ごっこを行う中で、店員役の教員とのことばのやりとりや対応を楽しみながら学んでくれればと考えています。・・とはいえ、お金のやりとりが全くわからないのでは、色々な商品を買うという遊びが成り立ちづらいので、お金を支払うときに30円ならば。30円のカードのところにおもちゃの10円玉を1対1の対応で置いていくようにしました。 お金の金額の理解ができるお子さんは、自分で考えてわからないときは、支払いカードのお金の下の欄におもちゃのお金を置くようにします。お金の金額そのものが理解できないお子さん達は、10円・50円・100円等の違いが視覚的にわかるようになってくれればいいと考えています。今回は、お店は作るのではなく、学校にあるお店やさんごっこで使える教材・教具の家を活用します。 (材料・道具)(作り方) 一太郎やワード等のワープロソフトで枠を作り、その中にお金の画像を挿入してカードを作ります。お金の画像は、このHPにありますので、それをお使いください。 |
数の学習をするときに使うマグネットです。 数の学習をするときに「〜を2個」「〜を3個」という具合にお子さん達に指示しますが、普通のマグネットでそれを行うよりも、お子さん達の好きな食べ物のマグネットのほうが、興味も湧くでしょうし、何よりも食べ物のほうがわかりやすいでしょう。 お子さんが机に向かってひとりで手元で操作するのであれば、マグネットである必要はありませんが、複数のお子さん達がイスに座って、一緒に黒板を見ながら学習を行うような場面では、マグネットはみんなにわかりやすい教材になるでしょう。 |
数字ブロックのワープロ版です。文字は100円ショップのものですと正確さに欠けますが、ワープロソフトの「一太郎」や「Word」を使えば教科書体で印刷できるので、正確な文字になります。木のブロックの裏側には、マグネットシートが貼ってありますので、黒板やホワイトボードに貼って使うことができます。 色々な使い方を考えると1セット(例:1〜10)では足りなくなるので、2セット以上は欲しいところです。紙を貼りつける板の部分を100円ショップの商品「木のアルファベット」を使うことで簡単に作ることができます。 今までは、この木の部分を作ることが面倒で、誰でも作れるというわけにはいかなかったのですが、「木のアルファベット」さえあれば簡単です。(※残念ですが、「木のブロック」は、現在では売っていません。) |
数字を読んで、友達や先生にその数の分だけ品物を届けられるか学習する時に使うカードです。 (学習時の使い方) 中学部の学習グループで使う教材です。グループの生徒は8名。1〜3までの数の対応ができる生徒から1〜10までできる生徒までいるグループですが、殆どの生徒が1〜3までの対応までの状態です。 数字を書くことや文字を書くことが苦手な生徒が多いのと、「1」「2」と数字を読めてもそのことが実際の生活に役立っていないという面も抱えています。授業は全員で取り組む内容が終わったら、各自に合わせたプリント学習を行うようにしています。 全員で取り組む授業で、このカードは「友達や先生のカード」と「もののカード」からなっていて、引いたカードの友達や先生にもののカードの品物(ピンポン球・チョコ・スプーン・フォーク・コップ・皿等で、実物は長テーブルに並べておきます。)を届けられるかというものです。 数字を読めても「○○を○個持ってきて!「○○を○○さんへ持って行って!ということが理解して行動できるようにすることや友達やものの名前・持って行くものの数(数字)が書けるようになることが学習のねらいになります。 数は、初めはMTの教員がその生徒の力に合わせた数量を伝えます。慣れてきたら数字のカードも用意していきます。数字や友達の名前などは、プリント学習で覚えていきます。単語が書ける生徒(1名)には、単語の練習プリントを用意していきます。 |