『 体育・あそびの指導 』
※データ量が多いので、初めは動きが鈍いです。数秒待てば大丈夫です。
(この教材・教具の特徴) 山の雑誌を見ていてクライミングの練習施設の写真から、知的障害の養護学校(特別支援学校)の子どもたちが使える体育的な遊び用のクライミングボード(忍者ボード)を考えました。安全面をよく考慮しながら使うことで、バランス感覚の向上や腕や脚の筋力アップにいい体育的な教材になると思います。 (学習時の使い方) 知的障害のお子さんの中には、高いところを怖がるお子さんがいるかと思うと、反対に高いところが好きですぐに階段の手すりの上などに登ってしまい、周囲をひやひやさせるようなお子さんもいます。 通常ですと危なくて歓迎できない行動のひとつにあげられるものですが、安全に行えるような環境が整えれば、危険で困ったと思われるような行動を体育的な活動に替えられるものになります。 高いところが苦手なお子さんでも肋木のような所に設置してあげれば、ちょっとした冒険気分が味わえ、危なくなく手足の巧緻性や筋力アップやバランス感覚を磨ける遊び(活動)に変えられるでしょう。学習時には、ボード(板)の下には厚手のマットを敷きますが、万が一を考えて先生方は動けなくなってお子さんの介助や次にどこへ手や足を置けば良いか指導に入れるように、お子さん達のすぐ側で見守れるようにします。 |
(この教材・教具の特徴) 「忍者ボード」は、上のように初めはボードが4枚でしたが、更に2枚追加して合計6枚のボードになりました。 新しいボードは、低い所にも木のブロックが入ることで、今まで足をかけることが難しかった障がいの重いお子さんにも活動しやすくなるようにと配慮したものです。 知的障害のお子さん達の学校でも肢体不自由のお子さんもいますし、運動能力の低いお子さん達もいるからです。 普段使わないような体の動きや筋肉の使い方を楽しみながら学習して欲しいという思いで制作したものです。ダイナミックな活動を行うためには、教材・教具も大きくなります。問題は、大きくなると設置や片付けに時間がとられることです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 大型滑り台は、今回一緒に制作を行った友人のA先生が、私とA先生の前任校であった埼玉県立熊谷特別支援学校時代に作ったものが元になっています。 大型滑り台は、熊谷特別支援学校(肢体不自由校)の小学部の学部集会で毎年活用され、子どもたちや私たち教員集団に大人気だったものです。長さが4m以上もあり、講堂のステージ上に机(スチール)を2段に組んでその上に滑り台の板を乗せるため、角度もけっこうあって初めはびびりそうになる位の迫力でした。 一度でも滑ると楽しくって何度でも「滑りたい!」と要求され、先生方は子どもたちを抱っこしてフーフー言いながらがんばって何度もその要求に応えたものです。 今年、A先生と小高の「遊び学習」の担当になったことで、『大型の滑り台を作ろうか!』ということになりました。大型滑り台は、2学期以降の「遊び学習」の時間に活用する予定です。小学部の教材予算で材料を購入したので、小高だけでなく小低でも活用する予定。多くの子どもたちが使って喜んでもらえれば、作る方の苦労も報われます。 (学習時の使い方) 滑り方は、両手を前に突き出してスーパーマンのように頭の方からいっても良いし、足を前に出して普通の滑り方でもいいでしょう。一度に2人滑れますが、その際には右の写真のように滑り台の左右に先生がついて横から転落しないように守ります。台のてっぺんに登ると初めは怖がるお子さんがいますが、一度滑ると楽しいことが先に来て、怖がらないでチャレンジできるようになる子が多いです。もし、怖がるようでしたら、先生が一緒に滑っても良いし、坂の途中で台のサイドにいる先生がお子さんをキャッチして、滑るスピードを緩めてあげれば怖がらなくなるでしょう。 (材料)(作り方)は、「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 筒の長さが1mあるスポーツ吹き矢の筒です。正式なスポーツ吹き矢の筒は内径(管の内側の大きさ)が13㎜で長さは120㎝ですが、こちらは長さは若干短いものの内径は同じで吹き口は交換できるようにしてあります。 一人に1本ずつ筒があれば良いのですが、それが難しい場合は個々が持っている吹き口の塩ビ管を差し込めばみんなで1本の筒を使い回せるということです。(写真の右から2番目。取り替えられる吹き口は、筒の外径より若干太い塩ビ管を使っています。隙間ができてしまうので、筒に布ガムテープを巻いて太い管との隙間がなくなるようにしています。) 紙で作った矢を筒に入れて吹くと、10m位は軽く飛んでいきます。内径は13㎜で同じです。 (学習時の使い方) 吹き矢の的は、下に載せている「吹き矢の的」を活用します。吹き矢は巻いた紙を筒の中に入れて吹くので危険性は低いですが、万が一を考えて引いたラインや机の壁から下がって行うようにし、その前に出ないように指導します。 障がいが軽く勢いよく拭ける児童・生徒の場合は3~5m位で行うようにし、余り強く吹けない子については、的までの距離を1~2m位にして行います。的に得点を決めておけば、それを吹き矢を吹く順番でない子が記録して、最後に足し算できる子に計算してもらいみんなに発表してもらうようにします。 (材料・作り方) 筒は、ホームセンターで売っている塩ビ管です。180円くらいだったか? 塩ビ管のままでは子どもたちが手に取りたい使ってみたいと思ってくれないので、100円ショップのダイソーで売っていたきれいなシートをボンドで貼ってあります。塩ビ管にボンドを塗り、それを手で均等に伸ばしていきシートを巻き付けるときれいに貼れます。 |
(この教材・教具の特徴) 上の吹き矢の筒につける吹き口は、筒よりも太い塩ビ管を筒に差し込んで使うものでしたが、その分管の口径が太くなり吹きづらくなるのが難点(?)でした。 こちらの新しいほうは、筒の中に筒よりも細い透明の塩ビ管を差し込んで使うタイプになります。筒よりも口径が細くなるので、息を強く吹き込みやすくなります。 (材料・道具・作り方) 作り方は、塩ビ管の筒の内径が13㎜なので、その中に入る管(外径が12.5㎜とか・・)を見つければいいのですが、ジョイフルホンダでは外径が13㎜の透明の塩ビ管以外は、太いかかなり細いかになってしまうので、上の写真の右のように、吹き矢の筒の内側を半円のやすりで削って、透明の塩ビ管が挿入できるようにしました。 取り替えられる吹き口は、透明の管に色の違うビニールテープを巻くことで、赤は○○さん、青は○○君、黄色は○さん・黒は○君と誰のものかがわかるようにします。ビニールテープが1色か2色しかない場合は、黄色のテープ1本が○○さん・2本は○○君・3本は○君とすればわかりやすいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) スポーツ吹き矢用の練習用の的です。黒い丸い型の網目状の板は、ダイソーで売っている猫よけのマットを使っています。 このマットの○の部分が吹き矢の径よりも大きいので、そのままでは矢は通り抜けてしまいます。そこでマットの裏側に紙(工作用紙)を貼り、矢がそこで当たって衝撃を和らげるとともに通り抜けないようにしてあります。 後の裏側にはダイソーで売っている超強力マグネットを貼ってあるので、的を黒板に貼って使えるようになっています。机の上に置いて使っても良いし、黒板に貼っても使えるということです。 (学習時の使い方)上の「スポーツ吹き矢」と同じです。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーに売っている工作用紙を使って作る吹き矢の的になります。吹き矢の矢が当たると背板に阻まれて穴から落ちることはありません。上の「1」の的より材料が少なく済むのがいいところですが、工作用紙にポンチで穴をたくさん開けるのがちょっと大変です。 (学習時の使い方)上の「スポーツ吹き矢」と同じです。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 穴を開けるのに革工作等で使うポンチを使います。ホームセンターの工作道具の所に300~400円くらいで売っています。(ダイソーでも売っています。) |
(この教材・教具の特徴) ホームセンターで売っているMDF材を使って作った吹き矢用の的です。的の裏側に丸棒の脚をつけてあり、脚にダイソーで売っている超強力マグネットを埋め込んであるので、黒板等に貼り付けて使うことができます。穴を通った矢は黒板等に当たって止まり、突き抜けてしまうことはありません。 (学習時の使い方)上の「スポーツ吹き矢」と同じです。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている猫よけのマットを使って作る吹き矢の的になります。この的は、猫よけマット3枚を少しずつずらして重ねることで本来の穴の大きさを狭くしています。本来の穴は大きいので、矢が当たってもすぐに通り抜けて下に落ちてしまいますが、3枚をずらして重ねることで、穴が右の写真のように小さくなります。 (学習時の使い方)上の「スポーツ吹き矢」と同じです。 (材料・道具・作り方) マットを重ねることで、矢が当たると下に落ちないで、この狭い穴に突き刺さるようになります。吹き矢の的としては、一番簡単に作れます。ずらしたネットをひもやたこ糸などで数カ所縛るだけですから・・。上にひもをつけてあるので、黒板に貼ったマグネットのクリップ等に引っかけて使います。ネットのとげとげは、黒板側になるようにすることで、的と黒板の間に空間を作るようにします。 |
(この教材・教具の特徴) 上の的は、革工芸で使うポンチ(右の写真)で穴を開けていますが、ポンチがない場合は作れません。 こちらは、工作用紙にデザインナイフで四角(1㎝×1㎝)の穴を開けたものになります。穴の数が多いので穴を開けるのに多少時間はかかりますが、穴を開けるのは簡単です。 (学習時の使い方)上の「スポーツ吹き矢」と同じです。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙、デザインナイフ、定規、コンパス、絵の具、絵筆、両面テープ ①工作用紙にコンパスで円を描きます。 ②工作用紙に定規を当てて、デザインナイフで切って1㎝×1㎝の穴を多数あけます。 ②工作用紙でL字型の羽を作り、的の左右に両面テープを貼ります。これで完成。 |
(この教材・教具の特徴) 教室で手軽に遊べる「ストロー吹き矢」です。作り方はとても簡単ですし、材料代もかからないので子どもたちや先生方の人数分がすぐに作れます。 (学習時の使い方) 「人に向けない」・「順番を守る」等のルールを守るようにし、紙などで作った的に当てるように行います。的は倒れる的でも良いし、箱に穴が開いているような的でも良いでしょう。 息を吸い強く吐くこととルールを守るというのが学習時のねらいになります。 (材料・道具・作り方) 太さの違うストロー、ビニールテープかセロテープ、ボンド ①ビニールテープ(または、セロテープ)の上に太い方のストローを置き、もう1本の太いストローをストローの口と口がぴったり合うように置きます。 ②ビニールテープを巻き付けます。これでストローの方は完成。(※ストローは、2本をつなげたものよりも、左の写真の赤い方のように3本つなげた方がよく飛びます。) ③矢になる細いストローの方に、右の写真のようにボンドを少量入れます。ボンドが乾燥すれば矢は完成です。矢は、ボンドの入っている方を上側にして太い方のストローに入れます。 |
(この教材・教具の特徴) ストロー吹き矢は、ストローが当たれば倒れる小さな的を狙ってやりますが、もう少し大きな的の方が狙いやすいと思い作ったものです。 ストローが的に刺さるようにするには、ポンチで穴を開けるようにするのですが、ポンチがない場合を考えて、縦と横の厚紙を編むようにしたものです。こちらの方が簡単(?)。 (学習時の使い方) 的を机等に置いて狙います。黒板やホワイトボードに貼って使う場合は、的の裏側にマグネットシートを貼り付ければOKです。 (材料・道具・作り方) A3厚紙(ダイソー)、定規、ペン、ハサミ、両面テープ、速乾ボンド ①右の図のようにA3厚紙を切ります。4㎝幅のところが縦と横の枠になります。1㎝幅のほうが縦と横の編む部分になります。 ②枠を作ったら、左の写真のように縦と横の1㎝幅の厚紙の端の片方だけ貼ります。縦と横を交互に編んで行きます。 ③図の左下のコの字型を作ります。これはストローが当たった時に止める部分になります。編んだ正面分の裏側に両面テープで貼り付ければ完成です。コの字型の縦の長さは、編んだ方の枠の高さと合わせます。 ④図には書いてありませんが、的の箱をのせる厚紙を下に敷き、両面テープで貼り付ければ完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ストロー吹き矢のストローが、的に当たってもはじかれづらくなったボトルを使った的です。 (材料・道具・作り方) A3厚紙(ダイソー)、ペットボトル、ビニールテープ、カッターナイフ、両面テープ、ハサミ、定規、ペン、コンパス、デザインナイフかカッターナイフ ①右の図のように厚紙に線を引いて切り取ります。円の部分は、左の写真のようにデザインナイフ等で切り込みを入れ、下からハサミを差し込んで円に切ります。 ②ペットボトルの底側を下の写真のように切り取ります。切り取る部分にビニールテープを巻き、テープにカッターナイフの背を当てるようにして切っていきます。切り取れたら、ハサミを使ってきれいに整えます。 ③穴にペットボトルを差し込み、キャップ側が下がるようにします。L字型の厚紙(「A」)の上に右の図のように乗せます。右の図の下のイラストのように、長いL字型の「A」を補強として貼り付ければ完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ストロー吹き矢の的です。的と裏側の箱が後ろ側に傾斜しているので、ストローが抜けづらくなっています。・・それでも上手くいかないことはありますが。 (学習時の使い方) 的を机にい置いてストローを飛ばして狙います。ストローは、紙で作った吹き矢の矢ほど直進しないので、せいぜい1m位までが限界。それよりも近い距離がいいでしょう。 (材料・道具) 工作用紙、ポンチ、コンパス(マジック付き)、両面テープ |
(この教材・教具の特徴) ストローの矢が当たると後ろに倒れる的です。的は、支柱部分の裏側にL字型の厚紙が貼ってあるので、的を立てるのが簡単になっています。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、両面テープか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、定規、ペン、ハサミ、絵の具、筆、マジック付きのコンパス ①厚紙を右の寸法図のように線を引いてハサミで切り取ります。図の下側の支柱の板は2枚重ねにするので3×2本(計6本)作ります。円盤は、3枚作ります。円盤は、コンパスで描きますが、下の写真のようなマジック付きのコンパスで円を描くと楽です。 ②円盤をハサミで切り取ったら、2枚重ねにした支柱の板を両面テープか速乾ボンドで取り付けます。 板はL字型に曲げます。 ③支柱の付いた円盤を土台になる厚紙に、下の図のように支柱の裏側にL字型の厚紙で貼り付けます。円盤の的が前方・後方に倒れるようなら傾きをつけて調整します。これで完成。 ※右の的は、的を1個にしたものです。クラスでちょっと遊ぶ時には的は1個でもいいでしょう。的の仕組みは上の的と同じです。ストローが当たると後ろに倒れるだけです。 |
(この教材・教具の特徴) ボールが当たると倒れる的は昔からありますが、こちらは木の板ではなく厚画用紙で作ったものです。木で作れば10年くらい持ちますが、木工ができないと今までのようなものは作れません。 この的は厚画用紙で作るので、木工ができない人でも作れるのが良い点です。ただ、木工で作るものではないので、ボールを選ばなければならないのと、木ではないので耐久性が劣ることが問題です。 (学習時の使い方) 教室や体育館で使うものになります。ボールを投げて的を狙うようにしますが、ボールは余り硬いものでない方がいいでしょう。的からボールがはずれるとボールを取りに行くのが大変になりますから、この的は後ろに壁が来るような場所に置くことでボールが遠くに散逸しないようにすると活動が楽になります。ボールを投げる位置は、一人一人のお子さんの投げる力を考慮して、長くしたり短くしたりして対応するようにします。余りボールが当たらないと子どもたちは飽きてしまうので、ちょっとだけ難しいくらいがいいでしょう。 (材料・作り方) 100円ショップで売っている厚画用紙を切ったり、ボンドか両面テープで貼るだけなので、木工ができなくても誰でも作れます。紙で作る際に問題になるのは、強度と軽さです。強度は厚画用紙を重ねることでクリアし、土台部分の軽さは台の下側に雑誌を置くことで問題点をクリアしています。的が倒れたときに音が出るようにしたい場合は、ダイソーで売っているドアを開けたときに鳴るブザーを支柱の下側と台の部分に貼り付ければ音を出すこともできます。詳しい作り方は、下のページを参照してください。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているA3厚紙(厚画用紙)・アクリル絵の具・両面テープかボンド・雑誌2冊・ラップの紙の芯2本で作る、「ボールが当たると回転する的」です。 (学習時の使い方) 教室や体育館で使う的になります。ボールを投げて的を狙うようにしますが、ボールは余り硬いものでない方がいいでしょう。的からボールがはずれるとボールを取りに行くのが大変になりますから、この的は後ろに壁が来るような場所に置くことでボールが遠くに散逸しないようにすると活動が楽になります。 ボールを投げる位置は、一人一人のお子さんの投げる力を考慮して、長くしたり短くしたりして対応するようにします。余りボールが当たらないと子どもたちは飽きてしまうので、的までの距離はちょっとだけ難しいくらいの距離がいいでしょう。 (材料・作り方) 的につける柱の部分は、ラップの紙の芯2本をボンドで貼り付けて、布ガムテープを巻いたものです。柱を支える長方形の箱は脚が4方向に出ていて、その脚は穴のあいて厚画用紙を上に3枚重ねて押さえ込むようにしてあります。また、脚は補強するために、穴の開いた画用紙の上に更に3枚ずつ重ねてボンドで貼ってあります。 的の重しは、少年ジャンプ2冊を折り曲げた画用紙の中にはさんで固定しています。脚の強度を保つのが難しい点ですが、それ以外はそんなに難しいものではありません。木工をしなくても作れる教材・教具ですが、何年間か使うようでしたら、塩ビ管と木材で作るほうが良いでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) チャンバラごっこをやって体に刀が当たっても、殆ど痛くない刀です。 子どもは暴れることが好きです。私たち大人が幼かった頃、体を思いっきり動かしてくたくたになって家に帰ってきたことありましたよね。外に出ると車に対する危険認知がなくて、お子さんが道路に飛び出して怖い思いをされた親御さんんもいらっしゃることと思います。家の中でじっとしているのもストレスがたまりますから、そんなときはチャンバラもいいですよ。 2本用意してレッツチャンバラ。チャンバラは、体全体を使う運動になります。お尻に紙風船などつけて叩かれたら負けというようなルールがあるといいかもしれません。痛くないとはいえ、叩かれすぎるのは、お互いしんどいですから。 この安心刀は、クラスでの活動でも使えるでしょう。力の弱いお子さんはチャンバラは怖いでしょうから、手加減のできる先生と元気の有り余っているお子さんとでチャンバラかな。 (材料・作り方)100円ショップ(ダイソー)の赤ちゃんのケガ防止のグッズを売っているコーナーにあるクッション材の中に、新聞紙をゆるめに丸めて入れただけです。 |
(この教材・教具の特徴) 障子紙の紙の筒とホームセンターに売っている「イノアックライトチューブ」で作る叩かれてもさほど痛くはない安心刀です。子ども達がチャンバラごっこをする際に刀として使います。 「イノアックライトチューブ」は2mで150円位なので、これ1本で刀2本分になります。ホームセンターの塩ビ管などを売っているコーナーで売っています。水道管などが寒さで凍らないようにするカバーです。 障子紙の紙の筒は、家庭の障子紙を貼り替えたときに出てくるものなので、年の暮になる時に先生方に声をかけておけば割合集まります。 |
(この教材・教具の特徴) 通常の縄跳びではなく、短い縄に重しになるボールの付いたエア縄跳びです。左の方はボールがついたエア縄跳びで、右の方はプラ容器のついた音の出るエア縄跳びです。 エア縄跳びは、縄が輪の状態にならないので、通常の縄跳びができないお子さんたちでも、縄跳び気分が味わえるのと、縄に足を取られてジャンプすることが中断されることがないのが良い点です。 (学習時の使い方) 通常の縄跳びができる子は、通常の縄跳びを使って縄跳びを行います。通常の縄跳びが難しい子は、エア縄跳びで行います。エア縄跳びをは、ボールを回転させながらゆっくり歩くようにしてもいいし、ゆっくり歩きながら時々ジャンプしたりするのもいいでしょう。また、通常の縄跳びのように、その場で連続してジャンプしても良いでしょう。 一人一人の目標は違うので、30秒間跳ぶ・1分間跳ぶという目標でも良いし、3分間跳ぶという目標を立てて行ってもいいでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページを御覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 通常の鬼ごっこでは、足の速い子しか楽しめませんが、この「新聞紙ウォール鬼ごっこ」では、足の遅い子達でも鬼ごっこを楽しめるでしょう。 新聞紙の壁は、床面から50㎝位あけてあるので、新聞紙を踏んで転ぶようなことはありません。また、新聞紙の壁は1枚の大きな壁ではなく、新聞紙と新聞紙の間は開けてあるので、通り抜けるのが容易です。 新聞紙は、ロープに先端部分を少し巻いて、ダブルクリップで留めると準備が速くなります。ダイナミックな遊びを行おうとすると準備が大変になりますが、できるだけ楽に準備ができるように工夫して、子どもたちが今まで経験したことのない遊びを体験できるようにしていけるといいですね。 (遊び方) 鬼役の子どもは2名。友達をつかまえたら、その場で鬼役は交代します。鬼役はすぐにわかるように、ビブスをつけるようにします。 (※鬼というのがわかれば良いので、ビブス以外でもOK) 鬼役が2名いることで、どこから鬼がやってくるのか壁があるためわかりづらいので、周囲の様子を常に見なければなりません。通常の鬼ごっこのように、遠くに鬼が見えるから動かなくても安心というわけにはいかなくなります。常に緊張しながら周囲に注意を向けなければならなくなります。どこに隠れれば見つかりづらいか逃げやすいかを考える必要があります。 この鬼ごっこでは、新聞紙の壁があるため壁の向こうへ逃げやすくなっています。複数の壁を抜けたり、途中で元の壁側に戻って鬼を困惑させることができます。見つかっても隠れる場所が多いため、足が余り速くないお子さんたちでも逃げられる確率が高くなるでしょう。 (材料・道具)(作り方) 新聞紙、ロープ(2~4本)、ガムテープ ①新聞紙をガムテープでつなげて、ロープから吊したときに床面から50㎝あく位の長さにします。 ②体育館やプレイルームにロープを張ります。ロープの本数は、2本から4本。ロープとロープの間隔は、3~5m位にします。 |
(この教材・教具の特徴) 黒板にレールの部分を貼ってピンポン玉を転がし、ゴールの箱の中に入れるようにします。 どうレールの部分を貼り付ければいいのか、組み合わせを考えないとうまくいきません。そこが面白いところです。 (遊び方) 初めはレール1個とゴールの箱だけで行います。箱(ゴール)は黒板の下側に貼り、レールの部分は50㎝位上の位置に貼るようにしていきます。これができたら、次はレールの部分を2個・3個と増やしていき、ピンポン玉がゴールの箱に入るようにします。 これができるようになったらレールを全部使い、複雑な組み合わせになるように行っていきます。1人~3人くらいを1チームにして、黒板を真ん中で分けて2チームで早くゴールできるように競います。 (※左下の例は、テーブルにレールを置いているので狭い範囲しか使っていませんが、黒板でやるときには左右の幅を大きく使ってやる形になります。) (材料・道具)(作り方) ピンポン玉数個、Aの厚画用紙・厚紙(ダイソー)、マグネットシート、速乾ボンド、定規、ペン、ハサミ ①上の右の図のように寸法をとったレールを作ります。2チームでやるなら10個~14個位。レールの黒板側には補強のL字型の厚画用紙を貼ります。 ②ゴールになる箱を厚画用紙で作ります。10×10×10㎝の箱になります。 ③レールと箱の裏側にマグネットシートを貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 木のドミノは板の幅や厚みが狭いので、小学校の低学年の子や特別支援学校の小学部の児童には立てるのが大変です。 やっと立てても途中で倒れだして、また立てるということで一苦労しますが、この「並べやすいドミノ」は、L字型で底側に重みがあるので立てやすくなっています。 (遊び方) ドミノとして遊びます。初めは10枚くらい立てて倒して遊ぶようにします。慣れてきたら15枚~20枚・30枚と並べていくといいでしょう。10枚以上並べるときは、途中でドミノが倒れて一からやりなおしにならないように、右の写真のストッパーを置くようにすると安心して置くことができるでしょう。 直線に並べるだけでなく、ゆるやかにカーブするような形にも挑戦できるといいですね。 (材料・道具)(作り方) 厚画用紙(ダイソーのA3やA4の厚画用紙・厚紙)、速乾ボンドかのりか両面テープ、定規、ペン、はさみ ①厚画用紙で右の図のAを作ります。これがドミノの基本の形になります。枚数は自由ですが、10~30枚位が並べやすいでしょう。 ②Bの形を基本の形の枚数分作ります。このBはAの裏側に貼り付けます。(右の図の下のAとBを貼っている図) ③Aの下に描かれている6㎝×3㎝の板をドミノの枚数の4倍の数を作ります。この板は、上の右から2番目の写真のように、ドミノのL字型の台の部分に上から貼っていきます。1個のドミノにこの板を4枚貼り付けます。4枚貼ることで重しになるわけです。 ④ドミノの板に何色か絵の具で色を塗り、絵の具が乾いたら完成です。 ※上の写真の右側のT字型は、ドミノの間に置いてドミノが途中倒れてしまっても前部が倒れないようにするストッパーです。 |
(この教材・教具の特徴) ひもの付いた2個のボールを投げて、丸棒に引っかけて得点を競うゲームです。 (遊び方) ボール1個を手に持ってもう1個はぶらさげた状態にします。下手投げでボールを投げるときに、2個のボールがくるくると回転するように投げると、丸棒に引っかかりやすくなります。投げる時は、「ラダーボール」から2~5m位離れて投げます。小学部なら2m位・中学部・高等部なら4~5m離れると良いと思いますが、子どもたちの状態に合わせればいいでしょう。 上の丸棒にかかれば3点・中段の丸棒に引っかかれば2点・一番下の段の丸棒に引っかかれば1点です。ボールは2セット作り、一人が2回投げられるようにします。丸棒に引っかかりやすい投げ方は、放物線を描くように丸棒の真上にゆったりと投げるやり方と、直線的に飛ぶようにボールが回転していくように力を入れて投げる方法とがあります。 慣れるまで練習しないと上手くいかないのが、ゲームとして面白いところです。簡単すぎず難しすぎないということです。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー、2セット)、丸棒3本(ダイソー)、細い凧糸、音が鳴るわんこのスポーツボール(2個入り ダイソー 写真の小さい方のボール。大きい方はおもちゃコーナーで売っていたもの)、両面テープか速乾ボンド(または、速乾セメダイン)、定規、ペン、ハサミ、小さめのプラスのドライバー、デザインナイフかカッターナイフ、凧糸(細いもの ダイソー) ※写真の作品は支柱の下側が台形の形をしていますが、これは支柱の下に敷く厚紙がない場合を考えた時に形にしたものです。厚紙に支柱を固定した完成形ではなくてもいいものになったので、ここでは図面を載せていません。 ①A3厚紙に下の寸法図のように線を引いていきます。図の左側が支柱の下側になります。これを2本作ります。箱状にする際は、両面テープか速乾ボンドで貼り付けて箱にしますが、その前に下に書いている丸棒を差し込む為の穴を作ります。(穴にする十字を切ってから箱にして行きます。) 太字で十字になっているところは、丸棒を差し込む為の穴になる部分です。この部分はデザインナイフかカッターナイフで十字に切り込みを入れます。十字の縦横の線の長さは4㎝位ですが、丸棒がすっと入ればいいだけなので適当で大丈夫です。 点線部分を折って箱にしますが、折るときは定規を線に当てて折るときれいに折ることができます。 ②図の真ん中は、支柱の上側に取り付ける部分です(左の写真)。図の太線の部分をハサミで切ります。上側が下の支柱と上側の支柱をつなぐ部分(ジョイント)になります。図の下側は、十字の切りこみを切ってから、点線を定規を使って折って箱にします。 ③図の右側は、支柱の土台になります。A3厚紙2枚を重ねて貼り合わせるようにします。図の下側の四角は、支柱を土台の厚紙に貼り付けるために使います。枚数は6枚作ります。左上の写真のように支柱と土台の厚紙に貼って支えるようにします。 ④ダイソーで売っていたボールは、大きいほうはおもちゃコーナーで売っていたものです。ふわふわしているのでガラスや人に当たっても大丈夫でしょう。小さい方は、「音が鳴るわんこのスポーツボール」(2個入り)です。こちらも硬くないので安全です。 音が鳴るボールは穴があいているので、そこに小さめのプラスのドライバーを使って凧糸を差し込んでいき、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)で固定します。大きい方のボールは穴が開いていないので、キリで穴を開けてからプラスのドライバーを使います。 ④丸棒を十字に切った穴に差し込んで完成です。 (※丸棒が入りにくいときは、十字の長さを伸ばせば大丈夫です。) |
(この教材・教具の特徴) しっぽ取りではなく、しっぽ(ひも)を踏んで取るゲームです。従来のしっぽ取りゲームでは、足の遅い子は勢いよく走ってしっぽを取りに来る子から逃げられません。また、体に触れられたり当たられたりするのを怖がる子もいるでしょう。子どもたちの状態に応じてハンディをつけづらいのがしっぽ取りの欠点です。それらの問題点を減らしたのが、この「しっぽ踏みゲーム」になります。 (遊び方) こちらの「しっぽ踏む」では、腰から下げたしっぽの先を踏むことでひも(スズランテープ)を取るようにするので、体に触れられたり当たられたりすることは大幅に減るでしょうし、しっぽの長さを変えることでハンディをつけることができます。 足の遅い子は、床に伸びたしっぽの先が15~20㎝位にして踏まれづらくします。そこそこ走れる子はしっぽの先が1mくらい床に付くようにし、足が速いこの場合は床につくテープの長さを2m近くにします。注意点としては、ひもが踏まれたらすぐに取れるように、ジャージの中にテープの端を少し入れる位にすることです。 チームごとにテープの色を変えます。ゲームでひもを踏まれて取られた子は、先生のところに行ってひもを新しくつけてもらいます。(※または、先生がひもを取られた子のところに行ってひもを新たにつけてあげます。) そうすることで途中でゲームから離れなければならない(退場する)ことを防ぎます。ゲームは、5分間行ったら、数分休憩タイムにし、また5分間のゲームを行うというふうにしていきます。最後に取ったひも(スズランテープ)の多いチームが勝ちになります。また、一番多くテープを取った子が「しっぽ取り名人」になります。ゲームの時間は、小低や小高、中学部では子どもたちの実態が違うので、子どもたちに合わせて1回5分間を1回10分間等に変えれば良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) スズランテープ(チームごとに色を変えます。スズランテープは、赤・青・黄色などあるのでチーム分けしやすいです。) 足の遅い子は、床に付いたテープが15㎝位ある長さにします。まあまあ走れる子は、床についたテープが1m位にし、足が速い子はテープを1m50㎝~2m位にします。 |
(この教材・教具の特徴) 運動をする際にアキレス腱を伸ばす準備体操を行いますが、これがなかなか子ども達は上手くできていません。アキレス腱を意識して伸ばすということがよくわかっていませんから、見本となる先生の姿勢をなんとなく真似するものの、アキレス腱を全く伸ばしていない姿勢になっています。ことばでこうしなさいと伝えたり、脚の位置を先生が手で修正してもその場限りになってなかなか難しいでしょう。 この教材・教具は、アキレス腱を伸ばしやすくしたものです。 アキレス腱伸ばしの為の傾斜板は昔からありましたが、ベテランの先生方はそういうものがあることは知っていても実際に作ったり使ったりしたことがないというのが多いようです。若い先生方になるとその存在も知らないようですので、うん十年ぶりに作ったものです。 昔あったアキレス腱伸ばしの形は、傾斜のついた箱型でしたから、木工を普段やらない先生方には作りづらいものでした。 この「アキレス腱伸ばし」は普段木工をやらない先生方でも作れるようにしたものです。使う板は大きい板と細長い板3枚のみで、L字金具をネジで留めるだけです。傾斜角度は、下に置く雑誌(漫画等)を2~4冊と替えるだけです。足を乗せる板の前側(下側)にある板は、板の下に敷く雑誌等を動きにくくすると共に肋木に引っかけても使えるようについています。足を乗せる板の下側はクッション材を貼ってありますから、床面を傷つけたくない体育館でもOKでしょう。 (材料・道具)(作り方)は、「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 普通の大きさの段ボール箱を2個使うことで、冷蔵庫等の大きな段ボール箱と同じようなサイズの的にしたものです。 段ボール箱を使った的はよく見ますが、冷蔵庫や洗濯機などの大きな段ボール箱はなかなか手に入りません。 学部の先生方に声を掛けて1~2個集まればラッキーという感じでしょうか。この「段ボールの的」は、ホームセンターで売っている普通サイズの段ボール箱を組み合わせることで大きな段ボール箱のようにしたものです。 (学習時の使い方) 的に向けて投げるボールやフリスビーや新聞紙の棒がはずれても遠くへ行かないように、壁の前にこの的を置くようにします。壁があれば的からボール等はずれても、回収するのが楽ですから。他の的投げ同様、遠くまでボール等を投げられるお子さんとそうでないお子さんで、投げる距離を変えるようにします。みんなが、「できた!」という楽しさと、そのことによって生まれる自信が育つようにすることが大事です。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 使っている段ボールは2個です。1個は普通に箱状にして、その上に広げただけの段ボールを乗せてサイズを稼いでいます。(※作り方は上のリンクで。) 新聞紙の棒投げの棒は、新聞紙4枚を丸めてガムテープを巻いたものです。フリスビーの方は、段ボールを円状に切ったものです。新聞紙の棒・ボール・段ボール板のフリスビーと投げるものは色々変えられますので、段ボールの箱の的があればクラスで休み時間に活用したり、箱が数個あれば体育などの授業でも使えるものになるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) ピンポン玉で行うストラックアウトです。机の上に置いても良いし、黒板に貼り付けても使えます。材料代は300円ほどですみます。 (学習時の使い方) 教室でクラスの子どもたちと使います。ピンポン玉は1人3個にして、かわりばんこに投げます。ピンポン玉は軽いので、的までの距離が遠いと当たりませんから、机2~3個を横にして使うと良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、画用紙、貼れるマグネットシート(ダイソー)、絵の具、絵筆、定規、ペン、両面テープか速乾ボンド(または速乾セメダイン)、デザインナイフ、ハサミ ①右の図のように各パーツを作ります。「A・B」は2枚ずつ作ります。 ②A3の厚紙で枠を作る時は、デザインナイフと定規を使って数字カードの部分を切り抜きます。 ③枠の部分が作れたら、切り取った数字のカードになる部分を左の写真のように縦・横5㎜くらいハサミで切り取ります。こうしておかないと、枠から数字のカードが外れづらいからです。 ④数字カードに絵の具で色を塗ります。 ⑤数字は、一太郎やWordで作って印刷します。 ⑥右の図のL字型を画用紙で作ります。これは数字のカードに貼って裏側に倒れる部分にします。左のの写真がL字型の貼り方になります。 ⑦右の図の「C」「D」を2本ずつ作ります。枠の部分の補強になります。貼る場所はA3の枠の表側です。 「D」の幅が枠よりも1㎝広いのは、この枠から出ている部分で数字のカードが前に倒れるのを防いでいるからです。 「C」は縦の枠の補強で、「D」は横の枠の補強です。速乾ボンドで貼ります。図には書いてありませんが、枠の上側(幅4㎝・長さ30,5㎝)と下側(幅5,5㎝・長さ30,5㎝)も厚紙で作って貼り付けます。 ⑧カードが前に倒れないようにする仕組みを作ります。右の図のように「後ろに倒れない為の棒板」を数字カードの上に速乾ボンドで貼り付けます。棒状の厚紙の板は幅が5㎜で長さは2㎝位です。数字のカードの上にカードに1~2㎜位被さるように貼ります。この棒があることでカードが前に倒れることがなくなります。 ⑨枠の左右に「A」を両面テープで貼り、その後「A」の左右に「B」貼り付けます。「B」には上の右の写真のようにマグネットシートを貼ります。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 上のストラックアウトでは、上の図のように数字のカードをL字型の厚紙とカードが前に倒れないようにする棒状の厚紙で支える形にしましたが、こちらはもっと簡単にL字型の厚紙で台を作り、その上にL字型にした数字カードを乗せるようにしたものです。 カードは下に落下すると再度乗せるときに面倒なので、下に落下しないように画用紙のL字型で留めてあります。 (学習時の使い方) 上のストラックアウトと同じです。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、画用紙、貼れるマグネットシート(ダイソー)、絵の具、絵筆、定規、ペン、両面テープか速乾ボンド(または速乾セメダイン)、デザインナイフ、ハサミ ①作り方は基本的に上のストラックアウトと同じです。違う点は数字カードの穴の部分に、右の図のようにL字型の厚紙を貼り、カードをL字型にすることと、カードを乗せる台を作ことだけです。 ※カードが落下するのを防ぐために、右の写真のように台の部分にL字型の画用紙を貼り、それをカードの台の部分に貼り付けるだけです。 |
(この教材・教具の特徴) 子ども達にジャンプする力をつけようとしてもなかなかジャンプをしようとはしてくれません。 このページでは、体育館にロープを張り、そのロープにアルミ管をたくさん吊した「ジャンプでリン」や、イラストの貼ってあるカラーボードを叩いたり引っ張って取ったりする「ジャンプでタッチ」を紹介していますが、ジャンプする活動を教室等でも簡単に行えるようにならないかと考えて、この「吸盤付きカスタ」を作りました。 この吸盤付きカスタは、ダイソーで売っているカスタネットと吸盤を使うので、材料代が余りかからないのと簡単に作れるのが良い点です。 (学習時の使い方) 吸盤付きカスタは、黒板やホワイトボードなどの平面に貼り付けることができますので、個々のお子さんに合わせた高さを設定しやすくなっています。もうちょっとで手が届きそうな位置などに貼って使います。 ジャンプして叩けば音が鳴りますので、子ども達も楽しんで活動できるでしょう。 カスタは数個作っておけば、高さを変えて配置できます。取り外しが簡単なので1個でも個々のお子さんの状態に対応できますが、いちいち取り外すのは面倒ですから、3~4個用意すると学習が進めやすいでしょう。材料代は、2個作って200円ちょっとです。 (材料)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 上で紹介している「吸盤付きカスタ」をいくつか使って行う、機敏性を高める学習用の教材です。 (学習時の使い方) カスタネットは、「赤」「青」の2種類でも「赤」「青」「黄」「緑」など色を塗ったものでもかまいません。黒板や机等に貼った吸盤付きカスタの前に児童・生徒が立つか座るかして、教員が「赤!」と言ったらできるだけ早く赤のカスタネットを叩きます。 「青」の場合も同じです。色がよくわからないお子さんの場合は、どのカスタでも良いから「カスタネット!」と言ったらすばやくカスタネットを叩くという方法でもいいでしょう。 カスタネットをどう配置するかで毎回カスタネットの配置や色が変わりますから、その都度判断しなければならない点もいいところです。カスタネットの数がたくさんあれば、一度に2~4人位は黒板に向かって活動できるでしょう。 (材料)(作り方) 吸盤付きカスタの作り方は、「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 上の吸盤付きカスタでは、「赤」・「青」などの「色」を先生が言って、お子さん達が瞬時にその色のカスタを叩くという活動でしたが、障がいが重くなると色の弁別が難しいお子さんが多くなります。 どんなお子さんでも学習活動に参加できるように、色ではなく子ども達の好きな「食べ物」のイラストをカスタネットに貼り付けることで、障がいが重いお子さん達でもどのカスタネットを叩けば良いのかわかりやすくしたものです。 (学習時の使い方) 吸盤付きのカスタネットを黒板に複数貼り付けます。先生が「リンゴ」と言ったらリンゴの柄のついたカスタネットを叩くようにします。同じように「スイカ」と言ったらスイカの柄のカスタネットを叩くようにします。2~3人同時にやっても良いでしょう。機敏性が要求される活動になります。 (材料)(作り方) イラストはイラスト集から選び、紙に印刷したものをカスタネットに貼るようにします。透明のシール状の用紙で印刷ができ、色々なものに貼れるものがパソコンの用紙コーナーにありますが、ちょっと値段が高いので紙でもいいでしょう。 (※パソコンショップで売っているその用紙は、「文字・数字入りマグネット」(国語・算数数学のページ)で使った「のびる ラベル」です。) |
(この教材・教具の特徴) 本を布ガムテープで巻き、底に滑り止めのマットをつけた「飛び石」を伝わって、反対側まで歩く「飛び石」遊びです。 「飛び石」の本は、1冊・2冊・3冊・4冊と高さが違うようにしてあるので、子どもたちが飛び石(本)を渡るには、バランスを取ることにも苦労するでしょう。 (学習時の使い方) 左の図のようにチームを左右に分けてどちらが早くチームの全員が渡れるか競うゲームになります。「飛び石」の本を並べるときは、並べてから最初に先生が歩いてみて、子どもたちが安全に渡れるか・渡るのに難しすぎないか確認して「飛び石」の本を配置し直すようにします。「飛び石」は、高さが違うものを必ず複数配置することで、バランス感覚も必要とされる活動になるように工夫していきます。 (作り方) 布ガムテープ、滑り止めマット、ボンド、雑誌(少年ジャンプ・少年サンダー等の漫画雑誌)・・・雑誌は軽く柔らかいので、木の板と違い体育館等の床面を傷つけることがありません。また、サイズが足を置くのにちょうどいい大きさです。数十冊集めるのが大変ですが、一度作ってしまえば5年から10年は使えますから、がんばりどころでしょうね。 ①雑誌に布ガムテープを巻きます。(布ガムテープは、色は何種類かあった方が指導する際に「次は赤いところ!」等指示がしやすくなるでしょう。) ②2冊以上は、雑誌の背側が右・左と交互になるようにして布ガムテープを巻きます。背の部分を変えることで、ガムテープを巻いて一つにしたときにしっかりした形になります。 ③右の写真のように、滑り止めマットをボンドで貼れば完成です。(※布ガムテープを巻くだけでも滑りづらくなりますが、ジャンプして着地するようなお子さんがいた場合でも大丈夫なようにマットを貼ります。) |
(この教材・教具の特徴) 本を布ガムテープで巻き、底に滑り止めのマットをつけた「飛び石」を伝わって、反対側まで歩く飛び石遊びです。「飛び石」の本は1冊です。 (学習時の使い方) 体育館や講堂等に本で作った飛び石をランダムに並べます。石が隣の石とあまり近いと簡単になりすぎるので、その辺は距離を離すように先生方が調整します。イラストで言えば、子どもたちは左側に集まり、好きな石を伝い歩きながら右側まで歩いて渡ります。途中で落ちてしまったら、スタート地点に戻って再スタートします。 ※障がいの重いお子さんたちのグループでは「飛び石」は多く並べ、障がいの軽いお子さんのグループでは、「飛び石」を減らして難易度を変えるようにします。順番としては、障がいの重いお子さんたちが初めに活動し、次に障がいが軽いお子さんたちが活動するという風になります。 小学生の場合は、飛び石の色を限定してその色以外は使えないというルールで行ってもいいでしょう。(例えば、女子が使えるのは、赤・黄・青・白。男子は黒・青・緑・白。白だけは男女とも使っていい色になります。女子が左側からスタートし男子は右側からスタートなど、グループ分けやスタートする人数は、実態に応じて決めればいいでしょう。) (作り方) 少年ジャンプ等の雑誌に布ガムテープを巻き、裏側に滑り止めマットをボンドか強力両面テープで貼るだけです。 (※ダイソーで売っている滑り止めマット大判は、1枚で雑誌に貼る分の8~9枚分は切って使えます。仮に本の飛び石が40個あるとして、使う滑り止めマットは5セット買えばすみます。500円ちょっとということになりますから、そんなに材料代はかかりません。) |
(この教材・教具の特徴) 子どもたちに自分たちが使える「飛び石」をわかりやすくしたラインの入った飛び石とラインなしの飛び石です。 (学習時の使い方) 上の「飛び石2」で、男・女が使える飛び石の色を限定する方法をお話ししましたが、小学生でしたらそれでもいいのですが、特別支援学校の小学部や中学部のお子さんたちですとそれではわからないというお子さんたちが多数出てしまいます。 そこで左の図のように男子は赤・女子は白という風に限定してもいいし、右の図のように男子はラインが入った飛び石で、女子はラインがないものという風にルールを単純にしたものが今回の「飛び石3」になります。 |
(この教材・教具の特徴) 「飛び石」の本を2個持って、自分で「飛び石」を並べて反対側まで移動していくゲーム(遊び)の教材になります。 (学習時の使い方) 一人が「飛び石」の本(2冊つなげたもの)を2個持ってスタートラインに立ちます。左の図のように2個の「飛び石」を前に置いて移動します。2個目に乗ったら初めの1個を取り、その「飛び石」を前に置いて移動します。 このことを繰り返してゴールラインまで飛び石を自分で置きながら伝って歩いて行きます。速さを競う場合は「飛び石」をぎりぎり届くところに置けば良いのですが、そうすると先に置いた自分が乗っている「飛び石」を回収するのが難しくなります。「飛び石」の数が少なくてすむので、作るのも授業で準備するのも楽になるでしょう。 (作り方) 少年ジャンプ等の雑誌2冊をつなげて布ガムテープを巻いたものが、「飛び石」1個になります。飛び乗ったりすることもあるでしょうから、滑り止めマットを裏側に貼るようにします。 |
(この教材・教具の特徴) 1冊・2冊・3冊・4冊と雑誌を束にした台に片足を乗せ、別の足を上げてバランスをとり続けるための台になります。 平らな床面で片足上げするのは足を置く場所の目安がないので、子どもたちにはわかりづらいです。落ちても大丈夫な高さの足を置く台を使うことで、片足上げの意識も高まるでしょう。 (学習時の使い方) 個々の子どもの状態に合わせて台の雑誌の高さを決めます。障がいの重いお子さんの場合は1冊分の台にし、右のイラストのように壁際で行うことでバランスがとりづらい場合は壁に手をつけていいようにします。 障がいが軽くなるほど雑誌の台の高さを上げ、タイマーを使って、チャレンジする秒数を決めて行うようにします。例えば、10秒チャレンジ・15秒チャレンジ~30秒チャレンジという具合に。片足立ちのチャレンジ表を作って記録するようにしておけば、次回にはどの秒数に挑戦するかわかっていいでしょう。友達同士で表を見て、「○○さんに勝つ」・「○○先生に勝つ!」と思ってもらえると尚いいですね。 (作り方) 少年ジャンプ等の雑誌(横に2冊)に布ガムテープを巻くだけです。2冊でワンセットです。上に2段・3段・4段・5段と積み上げたものも用意します。飛び乗ったりしないので、裏側に滑り止めマットは必要ありません。 |
(この教材・教具の特徴) 教室からスタートし、色々な場所に置いてある次のカードを見つけてゴールまで進む宝探しです。(小低の授業で行ったことがあるものです。) (学習時の使い方) 教室に置いてある銀色のカードを探します。そのカードの裏側には、次に探しに行く場所の名前(例:プレイルーム等)と写真が載っています。字が読めない子達でも写真を見れば次に探しに行く場所がわかるようになっているわけです。 次に探しに行った所にもどこかに銀色のカードがあるので、銀色のカードを探します。そのカードにも次に行く場所が文字と写真で載っています。銀色のカードは、子どもたちの目線よりも高い場所や低い場所に置くことで、簡単には見つからないようにします。幾人かの子どもたちがみんなで探すようになるわけです。カードは、授業の時間を考えて枚数を決めます。 今回のカードのゴールは、スタートした教室がゴールになっています。(スタートは教室⇒男子トイレ⇒プレイルーム⇒中庭⇒児童生徒用の玄関⇒ゴールの教室) (材料・道具・作り方) ホログラムシートかホログラム折り紙、厚紙 教室やプレイルーム等の写真を撮り、印刷したらカードに貼ります。カードの表側にフォログラムシートを貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「宝探しカード」は、字が読めない子どもたちでも参加できるように、次に探しに行く場所の写真(例・生徒用の玄関・トイレ・プレイルームなど)が貼ってあります。 こちらの問題つきカードは、青いカードを見つけたら字が読める子が次に探しに行く場所の問題を読んで、みんなで次の場所を考えるようにしたものです。小低用ですので、問題は簡単にしてあります。小高や中学部で行うのであれば、問題はもっと難しくします。 (学習時の使い方) 学習時の使い方は、基本的には上の「宝探しカード」と同じです。 問題例は、「ブランコやすべりだいがあるところ」「おしっこをするところ」「けがをしたらいくところ」「きゅうしょくをたべるところ」など。 |
(この教材・教具の特徴) 体育館で行うマット引きの競技になります。 (学習時の使い方) マットの耳の部分にロープをつけ、そのロープに引っ張るためのロープをつけます。図のように左右にチームごとに分かれて友達を1人マットに乗せて引っ張り、マットに乗っていた子は引っ張る方に交代します。全員がマットに乗って右側のゴールまで行き来できたら終わりになります。 例のように3チームであれば、早く全員が終わった方が勝ちになります。小低のお子さん達であれば引く力が弱いでしょうから、その場合はマットに友達は乗せないで行うようにしても良いでしょう。全身を使った運動になるので、雨の日の体育館での運動には適したものになると思います。 どんな方法で行うかは、担当されているお子さん達の状態を見て考えれば良いでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 尻相撲を行うときに余り台が高いと怖がるお子さんがいます。お子さんたちが怖がらないで「尻相撲」ができるように、一人一人に合った高さにした台になります。 (学習時の使い方) 身長の差がある場合は、右のように台の高さを変えてやりやすくします。尻相撲自体は昔からやっているルールで行うだけです。 (材料・道具・作り方) 少年ジャンプ等の雑誌2冊を布ガムテープで巻いただけです。左側の写真は、1冊×2で、右側の写真の白い方は、それを2段にし高さを上げています。足形のマットは100円ショップのものを貼って使っています。 |
(この教材・教具の特徴) 少し時間はかかりますが、作り方としては簡単に作ることができる大きな「お相撲さん」です。小学部で「お相撲さんごっこ」をするときに使えます。 先生や友達に体でがつんとぶつかっていくのが怖い子にいいでしょう。お相撲さんの体は、大きなビニール袋で中にくしゃくしゃにした新聞紙を丸めて入れてあるので、がつんと体当たりしても少しも痛くありません。大きさは、高さが1m20~30㎝位なので小低や小高のお子さん達にいいサイズでしょう。 友達や先生とお相撲をやる前に、肩慣らしという感覚でどーんとぶつかって投げられると楽しくなると思います。 (学習時の使い方) 小低のお子さん達は体が小さいので、「お相撲さん」はこのままの状態で使っても大丈夫でしょう。小高のお子さんになると体も大きくなってくるので、「お相撲さん」の後ろ側に先生がついて、衝撃を受け止めるようにします。子どもたちにとってはなかなか大きいお相撲さんですから、思いっきりぶつかるように励まします。 この「お相撲さん」に慣れたら、子どもたち同士や子どもと先生方という風に変えていきます。 (材料・道具・作り方) ダイソーで売っている90リットルのビニール袋2枚・白い布ガムテープ3本、黒い布ガムテープ1本、重し用の漫画等の雑誌2~3冊、ひも、はさみ、インターネットでお相撲さんの顔を検索して印刷、厚画用紙、のりかボンド ①90ℓの大きなビニール袋の1枚の底をハサミで切ってから袋を2枚、ガムテープでつなげます。 ②袋の底にガムテープで縛った雑誌(3~4冊)を入れます。この雑誌が重しになってくれます。 ③まるめた新聞紙をビニール袋の中に一杯になるまで詰めます。 ④ビニール袋の口を紐でしばって綴じます。袋の余分な部分ははさみでカットします。 ⑤右の写真のように、白い布ガムテープを体全体に貼り付けます。その後、黒いガムテープで回し(ふんどし)を表します。 ⑥お相撲さんの顔を貼った厚画用紙の下側を折り曲げ、ガムテープで袋に貼り付ければ完成です。 |
(この教材・教具の特徴) このボール付きロープは、「ムーブメント教育」で使うムーブメントロープのような使い方ができます。 (学習時の使い方) ゲーム的内容で、ロープの中に「4人」という声掛けで4人が入る・「5人」という声掛けでロープの中に5人入るような活動や、ゴムロープの下をくぐる・ロープの上を跳んでいくなど様々な活動が行えます。 ロープは伸びるので、ロープの輪の中には結構な数のお子さんが入れます。また、複数のロープを絡ませれば、巨大な輪になるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 学校の備品として(場合によっては消耗品)、学部で市販品を購入できればよいのですが、予算の関係で買えない場合は作るしかありません。 100円ショップで売っている柔らかなボール(110円で2個入り)やテニスボール(110円で3個入り)とホームセンターで売っているゴムの水引(30mで1000円ちょっと)を使えば簡単に作ることができます。 (※テニスボール付きゴムロープ2はホームセンターのゴムの水引ではなく、安価なダイソーの丸ゴムを使っています。丸ゴムは手芸のコーナーで売っていて、長さが7mあります。強度や伸び具合は、ホームセンターのゴム水引と比べても遜色がないので、こちらのほうもお勧めできます。) 教材・教具がないから授業が展開出来ないと思っている方も、一度作ってしまえば数年使えるのでいいですよ。 |
(この教材・教具の特徴) ベトナムのお祭りで使うボールを模したものです。ベトナムのお祭りでは、高い棒の上にある丸い輪をボールが通り抜けると願いが叶うというものですが、こちらは傘の的に入れればOKというように難易度を下げています。・・それでも結構難易度は高いでしょうが。 (学習時の使い方) イラストの的は高い位置にありますが、傘が床にある状態などもっと低い位置でもいいと思います。子どもたちの実態に合わせることが大事で、高さは重要ではありませんから。特別支援学校の子どもたちは、腕を上げ肩を回して投げると言うことが上手でない子がが多いのですが、トスをするように下から投げるのは割合上手です。その動作でできるボール投げになりますが、慣れてきたらボールをクルクル回してから上に投げるという課題にしていけばいいかなと思います。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 材料のテニスボール・ひも・布のテープは、100円ショップのダイソーで全てそろえられます。材料さえあれば制作時間は10分くらいです。人数×2個は必要になると思いますので、6人なら12個。ひもや布テープの色を変えれば誰が投げたものかわかりやすくなるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 競技の優勝者に贈られる月桂冠です。100円ショップのダイソー等の市販品の金メダルでもいいのですが、月桂冠はなかなか目にすることもないし珍しいものですから、中学部や高等部の生徒さんには、こちらのほうがいいかもしれません。 オリンピックが行われると、メダル授与の表彰の場面で、選手に月桂冠をかぶせるという場面をお子さんたちが見ることがあるかもしれません。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 保健体育の面から体について学習する時に、実際にお子さん達の体に先生方が触れて、「足の爪」・「手の指」・「腕」・「肩」・「腰」・「背中」・「尻・臀部」・「足首」・「上腕二頭筋」等々とその名称や働きやケガしやすい面など説明した方がわかりやすいのですが、最近は男性教員が女の子に直接触れることを嫌がる保護者も増えてきています。 そこでわかりやすく説明できるように用意した「体の各部の写真カード」です。 (学習時の使い方) カードよりも実際に子ども同士で触れさせたり、先生方が「ここは○○」「ケガをしないようにするには、○○を注意する」「この部分をトレーニングで鍛えると○○が強くなる」など体に触れながら説明した方が良いと思いますが、ある意味苦肉の策という感じになります。また、外国のお子さんについては、痛い部分・かゆい部分などを「日本語で伝える」ための学習カードにもなるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 平均台の上を歩く際や体育館の床に置かれたテープ等の上を歩く際に使います。普段使わない感覚を体験し、体全体でバランスを取るという運動をコントロールできるようにする教材のひとつです。 (学習時の使い方) 棒をバランス良くコントロールして、平均台やテープ等の線の上をはずれないようにして歩きます。何も持たないでバランスを取るのとは違い、子ども達にとってはやや勝手が違う感覚を体験します。 棒に注意が向きすぎれば、歩くことのバランスが崩れるでしょうし、慣れてくれば逆にバランスを取るのが楽になるかもしれません。 木の丸棒の両端に塩ビ管2本がについていますが、重さとしてはさほどではないので、小学部のお子さん用と考えています。塩ビ管の外側にはスポンジのカーバーをしてありますので、お子さん達が棒を体育館等の床に落としても床面を傷つけることはないでしょう。スポンジのカバーは、ホームセンターなら塩ビ管等を売っているコーナーに売っています。100円ショップのダイソーで売っている赤ちゃんがテーブルの脚などにぶつかって怪我をしないようにする商品でも使えるでしょう。 中学部以上のお子さん達が使うような場合は、雑誌数冊を束ねたものを棒の両端に紐で吊すようにすればかなり重くできるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている吸盤ボールで遊ぶ商品ですが、昔クラスの子ども達と遊んだ時のことを思いだしました。市販品のボールを受けるもの(赤いやつ)ですと、キャッチボールができるようなお子さんでないと使えなかったということです。 吸盤ボールを受け止めるものが小さすぎて難しいのなら、それをもっと大きなサイズにすれば、これを使って遊べる子が広がるだろうと考え面積を3倍にしたものです。 (作り方) 後ろの手を入れる部分はマジックテープで留めるようになっていますので、手の大きさが変わっても対応可能になっています。あの頃、これがあったら、もっとたくさんの子が遊べたかもしれません。材料は、ダイソーで売っているPP板とマジックテープです。PP板の円盤の大きさは直径が30㎝位です。 |
(この教材・教具の特徴) 形や高さを変えることができるフレキシブルなハードルです。 飛び越えるバーの部分は、ビニール管でできていて発泡材のカバーもついていますから、足が当たっても痛くはありません。 (学習時の使い方) ハードルに挑戦する個々のお子さん達のレベルに合わせて、その場で高さや形を変えることができるのが良い点です。また、障がいが重くてハードルを飛び越えることができないようなお子さんには、ハードルを弓なりにして、その下をくぐらせるというような活動もできるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 小低や小高の子ども達が、教室やプレイルーム等で運動する際に使う牛乳パック製のハードル(障害物)です。 (※写真では、ハードルの幅があるようになっていますが、実際にはこの幅の半分くらいで大丈夫でしょう。) パックの中身は紙が詰まっているだけなので、運ぶのも大きなビニール袋にでも入れれば楽ですし、ジャンプして脚が当たっても痛くありません。 この教材のいい点は、簡単に障害物としての高さや幅を変えることができることです。牛乳パックなどの紙パックは、家庭や先生方に声をかければ短期間でたくさん集まるでしょうから、制作も簡単で材料代も布ガムテープくらいですみます。 (学習時の使い方) 主に使うのは小学部のお子さん達と考えています。授業では初めは2段積みくらいで行い、全員に飛んでもらってから段を3段・4段と増やしていきます。個々のお子さんによって飛べる高さは変わってくるでしょうから、この教材は2セットは欲しいところです。どんどん高さを上げるグループと、もうちょっと頑張れば今の段が越えられる子このグループに分けて使うと良いでしょう。ハードル自体を怖がっているお子さんに対しては、一度先生がわざとハードルにぶつかり痛くないことを見せると良いかもしれません。 (材料・道具)牛乳パック、広告の紙や新聞紙、はさみ、ビニールテープか布ガムテープ (作り方) ①水洗いして乾かした牛乳パックに広告等の紙を入れます。中に入れる紙は入れすぎないことが大事です。余りぎゅうぎゅうに入れるとパックが変形して並べるときに倒れやすくなるからです。 ②ビニールテープ(または布ガムテープ)をパックの蓋の部分と底側と周りに巻きます。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 厚画用紙で箱を作り、新聞紙のバーを乗せただけのハードルです。箱については、牛乳パックが6~10箱あればそれを使うようにした方が簡単です。 箱の上にバーを乗せると転がって落ちやすいので、一番上の箱に右の図のようにL字状の厚画用紙を2枚貼ってコの字型にして、バーが転がり落ちないようにしてあります。 バーを固定しないのは、子どもたちの足が当たった時にバーがはずれるようにするためです。 また、箱を積み上げる時に崩れないようにするために、右の写真のように、箱の四隅にはマジックテープを貼ってあります。マジックテープが貼ってあれば、箱を積み上げるのも簡単ですし、子どもたちの足が箱に当たっても簡単には積み上げた箱は崩れません。バーは、新聞紙を丸めてビニールテープ(または、ガムテープ)で巻くだけです。 |
(この教材・教具の特徴) 野球のバッティング練習で使うものです。ボールを置いて、それをバットで打つようにします。 筒の上にボールを置いてバットでボールを叩くというよく見かけるものです。小学部のお子さん達ですと、野球に興味があるお子さんは少ないように感じますが、中学部・高等部になると野球が好きで学校のクラブ活動でやっていたりします。 市販品はおもちゃ屋さんやスポーツショップ、100円ショップ等で売っています。価格は大分安くなって2000円前後で売っています。100円ショップのものは、小さいお子さんが使うには問題がないのですが、腕力のある中学部や高等部の生徒さんが使うには、ティーの高さが低かったり強度にやや不安を感じます。 多少工作に手間はかかりますが、1度作ってしまえば何年でも使えるという点では、自作したほうがメリットは大きいでしょう。商品の移り変わりの多い100円ショップのスチレン棒は、手に入らなくなることを考えて2~3本買っておくといいと思います。消耗品ですから・・。 (材料・道具)(作り方)詳しくは「0から始める教材作り3」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを転がしカップに入れることで、寝ていたカップがぴょんと立ち上がるものです。ボウリングがピンを倒すのを楽しむのであれば、こちらは倒れているカップをぴんと立ち上げることを楽しむものになります。子どもたちもちょっと新鮮な気分になれるでしょう。 上が「1人の練習用」で、下の大きい方がクラス等で使うものになっています。下の方は真ん中で折り曲がるようになっていて、雑誌等を下に敷くことで斜面が作れます。斜面があることで投げたボールがカップを外すと、手前にボールが戻ってくるようになっています。 カップが立ち上がる仕組みは、カップに右のイラスト・写真のようにL字型の厚画用紙が貼ってあるので、ボールがカップに入った勢いでカップが立ち上がるようになるわけです。 この蝶番のようなL字型の厚画用紙がないとカップは動いてしまって、立ち上がりません。また、ボールが当たった勢いで動かないようにするために、底に滑り止めマットを貼ってあります。 ボールは、100円ショップのダイソーで売っているテニスボールを使っています。余り弾まないのと万が一ボールが人に当たっても怪我をしない点がいいのと、重さがちょうど良いからです。ビニールのボールや柔らかいボール等は、重さがないので適してはいません。 (学習時の使い方) 知的の学校でやる場合は、教室か体育館でやることになります。クラスで行うなら1台あれば十分でしょう。学年等でやる場合は、クラス分あると対抗戦的に使えるでしょう。 肢体不自由のお子さんがやる場合は、樋(とい)などを使ってスロープにしたところにボールを転がすと良いでしょう。その場合は、ボールはテニスボールよりもダイソーで売っている木の玉の方が重いので適しています。テニスボールでも大丈夫とは思いますが・・。 左のイラストは、厚画用紙(ダイソーで売っているA3のもの)で作る下地の4枚の厚画用紙の貼り方と周囲の壁になる厚画用紙の板の貼りかを表しています。壁の角はL字型の厚画用紙を貼って横の壁と縦の壁を貼り合わせます。 |
(この教材・教具の特徴) これは、ビーンズバッグ(?)を投げて得点を競うものです。穴の中にバッグが入れば3点・台の上に乗れば1点で、相手のバッグを落とすと愛他はマイナス1点になります。 (学習時の使い方) 的から2m位離れてバッグ(今回はお手玉)を交互に投げます。お手玉は、一人3個。的までの距離は、子どもたちの実態に合わせて変えれば良いでしょう。1対1でやったり、3人でワンチームにして、3対3でもOKです。 (※お手玉は、同じ色だとどちらの人・チームかがわからなくなるので、色の違うものを用意します。) (材料・道具)(作り方) 「コーンホール」は傾斜のついた台になりますが、ビーンズバッグと違ってお手玉だと台から滑り落ちてしまいます。そこで仕方がなく、下の写真のように台の端に雑紙を置いて傾斜をなくしています。傾斜の付いたこの「コーンホール」ではなく、作るのが簡単な下の「簡単版」をお勧めします。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「コーンホール小型版」と同じです。 (学習時の使い方) 上の「コーンホール小型版」と同じです。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、両面テープか速乾ボンド、定規、コンパス、ハサミ、ペン ①A3厚紙に、右の図のように上部にコンパスで円を描いてからハサミで切り取ります。ハサミを入れたところは、後で厚紙を貼ります。(※下の写真の左から2番目) ②厚紙で枠を作ります。枠の大きさは、縦が41㎝・横が26世知の長さの厚紙です。この長さの厚紙を2枚ずつ作って、両面テープで貼り合わせます。 ③枠の中に左の写真のように補強のための板(コの字型)を貼ります。 ④作った枠を穴の開いたA3厚紙にL字型の厚紙で固定します。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ビアポンのコップの数を減らし、コップに入れる水の代わりに綿を入れたものになります。教室で行うように、サイズは小さくしてあります。 (学習時の使い方) 本来のビアポンは、双方にプラコップが10個乗せてある台があります。プラコップの中には水が入っていて、ピンポン玉が跳ね返って飛び出すのを防ぐようにしてあります。ピンポン玉が入ったコップは外しますが、簡単版ではそのまま置いておきます。 試合の仕方は、右の図のように左右に分かれて、順番にピンポン玉を相手のコップの中に投げ入れます。直接コップに入れても良いし、ピンポン玉を弾ませてコップに入れてもOKです。初めに相手のコップ(6個)にピンポン玉を1個ずつ全部のコップに入れたほうが勝ちになります。(コップの中に入れるピンポン玉は1個です。) 試合は1対1でやっても良いし、2対2や3対3などで交代してピンポン玉を投げても良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) A3の厚画用紙(厚紙 ダイソー)、プラコップ6個×2、ピンポン玉6個×2、ウルトラ多用途ボンド、定規、ハサミ、ペン |
(この教材・教具の特徴) ピンポン球をワンバウンドさせて、厚画用紙で作った円筒やたらいや紙コップの中に入れるようにするものです。 ワンバウンドが難しい子は、直接たらいや紙コップに投げ入れても、ツーバウンド・スリーバウンドでもOKです。 (学習時の使い方) たらいにピンポン球が入れば1点・たらいの中に立っているカップ麺の容器に入れば3点・紙コップの中に入れられたら5点として遊びます。たらいの位置は、壁の前がいいでしょう。外したピンポン球が遠くへ行ってしまわなくなり、戻ってきやすいですから。ワンバウンドゴールの4は、厚画用紙で作った斜面に大きな紙コップを差し込んであるものです。 ピンポン球は、白とオレンジ色があるので、2組に分かれた競争しても良いでしょう。 クラスで教室や廊下で行うとおもしろいと思います。 ピンポン球は、100円ショップのダイソーのものを使っていますが、公式球と違って弾みが余りよくありません。大人でしたら力加減を変えて対応できますが、お子さん達ではそれは難しいので、できればスポーツショップで売っている公式球を使うと良いでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) テニスボール(100円ショップのダイソーで売っているテニスボール)を離れた場所から転がして穴に入れるようするゲームです。 穴の前には、下の写真の右側から2番目のようにガードがあるので、直接穴にボールを入れることはできません。 穴に入らないときには、傾斜がついているのでボールが手元に戻ってきます。 (学習時の使い方) 穴の手前にはガード(下の右の写真。両面テープの紙の芯2個を貼ったもの)があるので、直接入れるのは難しいでしょう。強くテニスボールを転がしてガードに当てて、テニスボールを跳ね上げてホール(穴)に入れることもできますが、そうするのは至難の業です。 穴にボールを入れるなら、ガードを避けてくるっと回して後ろ側から穴に入れる方が簡単です。・・簡単と言ってもすぐに上手くできる程簡単ではないのが肝です。がんばって何度もチャレンジしてテニスボールを穴に入れられたら嬉しいものです。ちょっとだけ難しいのが、子どもたちがおもしろくなるこつでしょうか・・・。 小学部や中学部のお子さん達が、教室や廊下で行うとおもしろいと思います。ボールをコントロールして転がすことやみんなで一緒に遊ぶことでクラスの友達や先生と仲良くなれるかもしれません。 |
(この教材・教具の特徴) ピンポン玉を転がして穴に入れる遊びになります。中央の大きな穴は、下にプリンカップがついていないのではずれになります。 クラスで休み時間などに遊ぶものです。 (遊び方) 2m位離れてピンポン玉を転がして穴に入れます。1人ピンポン玉は5個までで行います。一番プリンカップの穴に入れた子が勝ちになります。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙・厚紙(ダイソー)、ピンポン玉、プリンカップ、速乾ボンド(※または速乾セメダイン)、定規、ペン、円きりのカッター、雑紙 ①右の寸法図のように工作用紙と厚紙を切っていきます。厚紙は、下の右側の写真のように穴の開いた工作用紙の左右と奥側の側板になります。貼り付けるときはL字型の工作用紙で貼り付けます。 ※この寸法図は、プリンカップの口の大きさによって穴の大きさが変わるので、あくまで参考ということになります。注意する点は、プリンカップの口の大きさよりもあける穴の大きさを一回り小さくすることです。裏側からプリンカップを貼るときに、穴が大きいとプリンカップは貼れませんから・・。 ②工作用紙に開ける穴は、下の左の写真のように円を切るカッターと下に敷く雑紙を使うときれいにあけることができます。 ③プリンカップを穴を開けて工作用紙に裏側に貼り付けます。 ④穴の開いた工作用紙の左右と奥の側板(厚紙)をL字型にした工作用紙と速乾ボンドで貼り付けます。 ⑤スロープになる工作用紙を貼れば完成です。 (大型版の作り方) (材料・道具)(作り方) 上のコロコロカップインと同じです。 ①右の図のように、工作用紙を4枚並べて貼り合わせます。貼り合わせるには、工作用紙を幅4~6㎝に切って速乾ボンドで貼り合わせます。 ②円を切る時は、上のコロコロカップインと同じようにプリンカップをつける穴とはずれになる大きめの穴を作ります。 ※切り取った円盤は、最後に下の右の写真のように周囲に貼ることでピンポン玉の落下を防ぐ衝立やピンポン玉を弾く板にします。 ③全体が大きくなっているので、そのままでは穴の開いている板の部分が沈んでしまうので、左の写真のように底側にL字型を貼り、穴の開いた板部分が沈まないようにします。 ④下の写真のように、大きな穴をふさぐ円盤を工作用紙で作ります。穴よりも直径が2㎝くらい大きな円盤にします。 ⑤右の図は、子どもたちがピンポン玉を転がしたときに、的にピンポン玉が集まりやすくする衝立を描いたものです。 |
(この教材・教具の特徴) ピンポン玉を下手投げで直接的を狙うか、ワンバウンド・ツーバウンドで狙うかして入れるゲームです。 的の大きさが大きくはないので、クラスの遊びで活用すると良いでしょう。 (遊び方) 的から2~3m離れて行います。直接的を狙っても良いし、バウンドさせて狙ってもOKです。 遠くにピンポン玉を投げられない子達は、ワンバウンド・ツーバウンドで狙うと入りやすくなると思います。クラスでの遊びなので、ピンポン玉は1回に3個投げたら、次の子と交代して行います。 (材料・道具)(作り方) ピンポン玉(100円ショップのものではなく、スポーツショップで売っている公式球。公式球とそうでないものとでは、弾み方が全く違うからです。)、ダイソーで売っていたねじ式パック(透明のパックならなんでもOK)、工作用紙、セロテープ、ハサミ、 ①右の図のように、工作用紙を2枚並べてセロテープで仮止めします。 ②大きな円が描ける自作のコンパス(右の図)で円を描きます。ハサミで円を切り取ります。切り取ったところに図のような補強板を裏側に貼ります。 ③円の切り込み線の左右の端を重ねて、下の左の写真や上の右の写真のような形にします。平らすぎると投げたり弾ませたりしたピンポン玉が外に弾かれてしまうので、適当に傾斜が付くようにします。 ④円の真ん中の穴の部分に、工作用紙で右の図の10㎝の帯を作り、真ん中の写真のように折って足のようにして貼り付けます。 ⑤パックの蓋を取り、円盤からたれている上で貼った足を入れたら完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 的をL字型にすると、右の図のようにボールの勢いがないと的が後ろにずれるだけだったり、左右の端に当たると的がずれるだけになることがります。 ボールを転がす力が弱いようなお子さんでも、この形の的ですと的が倒れやすくなります。ボールを速く転がす力がある子にはL字型の的・転がす力が弱いお子さんにはこの的と両方用意してあげるといいでしょう。 また、的は立てやすいので、的の準備は子どもたちに任せることもできるでしょう。 (遊び方) 遊び方は、的をいくつか並べてテニスボール(2~3個)を転がしていくつ倒せるか順番にやっても良いし、2チームに分かれて時間内にどちらが多く的を倒せるかチーム戦を行ってもいいでしょう。また、昼休みなどの時間にやりたい子が一人でやっても友達とやってもいいと思います。 (材料・道具)(作り方) A3の厚画用紙(ダイソー)、定規、ペン、テニスボール ①右の寸法図のように厚画用紙に線を引き、定規を引いた線に当てて厚画用紙を折り曲げます。 ②左の写真のように立てれば完成です。 (※的の左右の幅が広い部分が、手前側に向くように立てます。) |
(この教材・教具の特徴) 的の縦の部分を支える土台にラップの紙の芯を使うことで、ボールが的に当たるとバランスが崩れやすく(的が倒れやすく)なっています。 ※この紙芯を使った土台の作り方はやや面倒な作りになっているので、下の「倒しやすい的3」のほうが簡単でお勧めです。 (遊び方) 的を並べて、ボールを転がして倒します。いくつか的を並べて、1人ボール4個でいくつ倒せるかでもいいし、2~3チームに分かれてどちらが多く的を倒せるやってもいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) ラップの紙の芯、A4の厚紙・テニスボール(ダイソー)、速乾ボンドか両面テープ、定規、ペン、ハサミ ※作り方は、下の「倒しやすい的3」のほうが簡単ですので、この「2」の方は載せません。 |
(この教材・教具の特徴) ボールをスピードをつけて転がすことができないような子どもたちでも倒しやすい的です。 (遊び方) 的を並べて、ボールを転がして倒します。いくつか的を並べて、1人ボール4個でいくつ倒せるかでもいいし、2~3チームに分かれてどちらが多く的を倒せるやってもいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) A4の厚紙・滑り止めマット(ダイソー)、ラップの紙の芯、速乾ボンド、ハサミ、クラフトのこかノコギリ定規、ペン、テニスボール ①A4厚紙を2枚用意します。1枚はそのまま立てる方に使います。 ②右の図の寸法が書いてあるほうが土台になります。寸法のようにA4厚紙に描いてハサミで切ります。折れ線は折る部分です。 ③上の左から2番目の写真のように、切った板の幅8㎝の方に速乾ボンドで滑り止めマットを貼り付けます。マットを貼る所は8㎝幅に寸法図ではなっていますが、6㎝位でも大丈夫だと思います。 ④ラップなどの紙の芯に縦の線を描き、その線をクラフトのノコかノコギリで切ってA4の厚紙が挿入できるようにします。 ⑤A4の厚紙を紙芯に差し込みます。 ⑥滑り止めマットを貼った厚紙の板で2㎝幅に折った部分を右の図のように紙芯のすぐ上の位置に貼ります。 ⑦的を立てて縦のA4厚紙を少しだけ後方の傾けるとしっかり立ちます。これで完成。 |
(この教材・教具の特徴) ペットボトルを逆さまにすれば倒れやすくなりますが、床に並べるのが難しくなってしまいます。 そこで簡単に並べられるように、ペットボトルのキャップの所に厚紙の円盤をつけるようにしたものです。 円盤は、大きすぎると安定してしまい倒れづらくなってしまいますので、ちょうど良い大きさが大事になります。キャップはほぼ3㎝の大きさですので、円盤は4㎝が一番小さなサイズで、8㎝を超えるとやや倒れづらくなります。 (※このペットボトルの的は、ゆっくりしかボールを転がせない子達に合わせた倒しやすい的です。空のペットボトルは、そのまま置いてもボールが当たれば倒れますが、コロ・・コロ・・としか転がせない子のボールでは、それでも倒せませんからこの的が活躍します。写真の右側のようにボトルの中に水を少量入れると倒れやすくなりますが、倒れた衝撃で水が漏れたり、持ち運ぶ時重かったりするので、余りお勧めできません。) (遊び方) 徐々に難しくしていきたいなら、初めはキャップにつける円盤4~6㎝にして、それが簡単に倒せるようになったら、円盤の大きさを大きくするといいでしょう。ボーリングのピンのように規則的に並べるのではなく、遠くの方・近くの方と何本かのボトルをバラバラに並べた方が、ボールが当たりやすくかつ難しくなっていいでしょう。 (材料・道具)(作り方) 厚紙(A4やA3の厚紙ダイソー)、コンパス、ハサミ、両面テープかウルトラ多用途ボンド ①厚紙にコンパスで円を描きハサミで切って、キャップに貼り付けるだけです。 |
(この教材・教具の特徴) 的が小さく穴の開いた箱の部分にボール(テニスボール)が入らないと、的が倒れづらい的です。 ※的の大きさは、A4の厚紙よりもA3の厚紙を使い、倍の大きさで作った方が遊びやすいでしょう。 (遊び方) ボールを転がして、的の斜面を駆け上がり穴に入れるようにします。的が小さいので、教室や廊下などで遊ぶと良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) A4厚紙・滑り止めマット(ダイソー)、速乾ボンドか両面テープ、コンパス、定規、ペン ①A4厚紙に寸法図のように線を引いていきます。 ②穴を開けるところは、円を描いてからハサミで下側から切り込みを入れて切ります。(※切り込みした所は、後で斜面板を貼るので隠れます。) ③箱を作ります。箱のパーツを5枚作りそれらを貼り合わせて作ります。穴の裏側に貼り付けます。穴は箱よりも一回り小さいので、箱で穴が隠れることにはなりません。 ④AとBの板は、右の図の右下のイラストのように貼っていきます。箱が付いている板の部分が、やや前傾した状態になります。前傾の状態にするのは、箱の重みで後ろ側に倒れないようにするためです。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを転がして的に当てても倒れづらい的です。 (遊び方) ボールを転がして的を倒す遊び(ゲーム)です。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙・滑り止めマット(ダイソー)、定規、ペン |
(この教材・教具の特徴) 先生の人手が足りないときに、ボール拾い(回収)が楽になるボール転がし用の壁です。 (遊び方) 的になるものの後ろが教室や廊下の壁ならば必要ありませんが、壁がないようなケースの場合は、この壁(長さは2m60位)を使うようにします。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、滑り止めマット、両面テープか速乾ボンド、定規、ハサミ、ペン ①A3の厚紙に右の図のように8㎝幅と7㎝幅の線を引きます。A3厚紙1枚で2本作ることができます。(※点線は、折り曲げる線です。) ②壁と壁をつなげる接続板(8㎝幅)も厚紙で作ります。厚紙を折り曲げたときに上側になる8㎝幅の壁に貼り付けるときは、両面テープが簡単です。 ③壁の下側になる7㎝幅の裏側に滑り止めマットを貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 体育館や教室でスタートのラインやここからボールを投げるライン等を作る時、ビニールテープやガムテープを使うことがあります。 ビニールテープはいいのですが、ガムテープを使うと床に粘着物が残って困ることが多々あります。床が汚れて後始末が大変です。 ビニールテープではそこまでのことはありませんが、1回使うとクチャクチャになってしまうので、その都度廃棄するしかありません。これは勿体ない。 この「ライン」は何回でも使うことができるので、1回ごとに廃棄する必要もなく、床を汚すこともありません。使わないときは折り曲げられるので収納スペースもとりません。(※左下のの写真) また、滑り止めマットが貼ってあるので足が触れても動きませんし、作るのも簡単です。 ※ラインの長さは左の短いのが45㎝・真ん中の中くらいが90㎝・右の長いのが1m35㎝です。これ以上長いものもつなげるだけなので簡単に作れます。 (遊び方) 体育館や教室でスタートラインとして、または、ボール投げ・ボール転がしのそこから出てはいけない印としてのラインとして使うようにします。 (材料・道具)(作り方) A3の厚画用紙(厚紙 ダイソー)、滑り止めのマット(ダイソー)、速乾ボンド、ハサミ、定規、ペン ①A3厚画用紙(縦)に幅5㎝で線を引きます。 ②厚画用紙の裏側に速乾ボンドを塗り、滑り止めマットを貼り付けます。 (※マットはずれやすいので、左の写真のようにマットの端をガムテープで机に固定すると、マットがずれないで腫れます。) ③速乾ボンドが乾いたら、ハサミで厚画用紙を切ります。 ④厚画用紙で5㎝×4㎝の板を数枚作ります。この板がラインの板と板をジョイントさせるものになります。ラインの板は、2枚つなげたもの・3枚つなげたものなど使う用途に合わせて長さを決めれば良いでしょう。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを遠くへ速く転がせない子が有利になるようにした的です。ボールを速く転がすとボールが壁を乗り越えてしまったり、壁に弾かれて的の外へ出てしまいますが、ゆっくりしか転がせない子だと的の中にボールを置きやすくなるでしょう。 ※ボールを速く遠くまで転がせる子達は、距離感の調整・ボールを転がすスピードのコントロールをしなければならなくなり、遠くまで転がせない子達は、自分が転がせる距離をもう少し伸ばさなければならないように課題設定をします。 (遊び方) 的から数m離れてボールを転がし、的の中(厚画用紙か画用紙)にボールが残るようにすると1点です。一人にボールは2~3個で、1対1でやったり幾人かに分かれてチーム戦で行います。 的を置く場所は、ゆっくりしかボールを転がせない子が転がせる最大距離に設定します。遠くまで転がせない子でも、もう少し頑張らないと届かない位の方がいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙・滑り止めマット(ダイソー)、絵の具、絵筆、両面テープ、速乾ボンド、定規、辺、ガムテープ、大きな円を描く自作のコンパス、ハサミ、テニスボール等のボール ①自作の大きな円を描くコンパスを作ります。写真のコンパスは細い板に穴を開けたものですが、右の図のように厚紙を2枚重ねて千枚通しで穴を開けたものでOKです。 ②A3厚紙を縦に3枚並べて、ガムテープを貼ってつなげます。コンパスで大きな円を描きます。 ③A3厚紙で右の図のように幅が4㎝の板を作ります。3枚×2の6枚作ります。(板は2枚重ねにして両面テープで貼り付けます。) 板の真ん中で折って2㎝幅と2㎝幅のL字型にします。L字型の板の下側をハサミで切っていきます。 下の写真のように定規を使って折り曲げます。折り曲げた部分は、下の写真のようにハサミでこすることでしっかり折ります。この部分が3枚つなげた厚紙の土台に貼り付ける部分になります。 ④速乾ボンドか両面テープで、コンパスで描いた円に沿って貼り付けます。 ⑤2㎝幅の厚紙を3枚作り、絵の具で赤く塗ります。絵の具が乾いたら、右の写真のように速乾ボンドか両面テープで壁になる部分に貼り付けて完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「ボールを速く転がせない子が有利になる的」とは反対の、ボールを強く速く転がせる子がチャレンジできるボールのジャンプ台です。 (遊び方) ボールは、ビニールボール・テニスボール・バレーボールより小さめのゴムボールを使います。バレーボールでもOKですが、バケツやたらい等のボールを入れる的が大きくなります。 ボールを速く転がしてジャンプ台でジャンプさせ、右の下の図のようにバケツ等に入れます。遠いバケツに入れた方が得点が高くなります。学年等でやる場合は人数が多くなるので、クラス分のジャンプ台があるといいですね。ジャンプ台が1台しかない場合は、クラスでの遊びで使うと良いかもしれません。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、定規、ペン、速乾ボンドか両面テープ、ハサミ ※このジャンプ台は、作るのに結構手間がかかるので、普段工作をしていない人には作るのは難しいと思います。 ①左の写真で上の斜面は曲線でできています。下側は、斜面を直線で3分割した作りになっています。曲線で作ろうとすると、ボールが転がる面を柱の部分に貼るのが難しくなるので、左の図のように斜面を3分割した直線にしてあります。こうすることでボールが転がる面が貼り付けやすくなります。 ②左の図のように厚紙に線を引き柱の部分を作ります。柱は5個使うので、4枚重ねにする関係で5×4枚分作ります。(※1枚作ったら、それを型紙のように使うと楽です。) ③柱の部分は厚紙を4枚重ねにして両面テープで貼り付けます。 ④柱を固定するコの字型の台になる部分は、A3厚紙1枚が底になり、立てる部分は高さが20㎝になります。 ⑤柱には、A3厚紙の台やボールが転がる面や立てた面に貼るためのL字型の羽を貼り付けます。 ⑥斜面には左の図のように3種類の厚紙を作ります。これは2枚重ねにします。 ⑦3種類の斜面の板を速乾ボンドで貼ります。貼った状態が、右の写真になります。 ⑧斜面を貼った柱の羽(土台になる部分の底側・立てた側に部分)に速乾ボンドを塗り、台の部分に貼り付けます。 ⑨斜面の部分に左の図の右のようにA3厚紙を2枚貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「ボール転がしのジャンプ台」を簡単に作れるようにしたものです。 (※支柱を作るのではなく、4個の箱をつなげることで支柱の代わりにしています。) ジャンプ台の大きさは、上のものとほぼ同じ大きさになります。使うボールは、テニスボール・バレーボールより小さめのゴムボールで、バレーボールは不可です。 (遊び方) 上のジャンプ台と同じです。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(9枚~10枚)、滑り止めマット、定規、ペン、ハサミ、両面テープか速乾ボンド(または速乾セメダイン) ①右の図のように工作用紙かA3厚紙に線を引きます。これが型紙になります。 ②型紙を使い、箱4個分のパーツをA3厚紙に描いてハサミで切り取ります。 ③各パーツを速乾ボンドか両面テープを使って貼り付けて箱を作ります、箱の弱い部分は下の左から2番目の写真のように、L字型の厚紙を貼って補強します。 ④箱は4個作ります。 ⑤4個の箱を並べて右から3番目の写真のように貼り付けます。 ⑥貼り付けた4個の箱をA3厚紙にのせ、貼り付けます。A3厚紙の裏側に滑り止めマットを貼り付けます。 ⑦斜面の部分にA3厚紙を横向きに貼り付けます。1枚貼ってつなげるようにもう1枚貼ります。2枚目は斜面から飛び出しますが、この部分がボールをスムーズに斜面を登らせる形になります。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを転がして的の箱の四角い穴に入れる的です。この的は箱形になっているので、前後左右の4方向からそれぞれの穴に入れることができます。1人でも2人でも4人でも同時に遊べます。 箱の横から出ている羽の部分は、ボールが拡散しないようにするもので、滑り止めが貼り付けてあります。テニスボールがぶつかっても大丈夫です。 穴を通って箱の中に入ったボールは、中の仕切り板で区切られているので、それぞれいくつボールが入ったかがわかります。クラスや学年でチームを作って競うことができるでしょう。 (遊び方) 1~4人が同時に遊べます。穴に入ったボールの数を競いますが、ボールは1人○個と決めて行うようにします。クラスの子どもたちで行っても良いし、学年でクラス対抗にしてやってもいいでしょう。 (材料・道具)(作り方) 60×60×60㎝の段ボール箱、A4の厚画用紙(厚紙 ダイソー)、色画用紙4色、速乾ボンド(または、速乾セメダイン)か両面テープ、段ボールカッターかカッターナイフ、A3の厚画用紙(ダイソー)、テニスボール等のボール、マジックテープ、定規、ペン ①右の寸法図のような段ボール箱を用意します。(※A3厚紙で箱を作る場合は、この寸法よりも小さいものになります。44.5×44.5㎝ 段ボール箱と違い底がないので、左下の写真のよう底の部分を作り、裏側に滑り止めのマットを速乾ボンドで貼り付けます。) 箱の各側面にテニスボール2個分ほどの穴を開けます。 ②箱の中に入れる仕切り板を作ります。箱の斜線部分をメジャーで測って長さを決めます。 (※板の左右には箱の壁に貼り付けるためののりしろを作っておきます。) 仕切り板に右の図のように縦8㎝の切り込みをハサミで切って入れ、上の写真のように2枚の厚紙を交差させて仕切り板にします。のりしろ部分にボンドか両面テープを使い壁に貼り付けます。 ③箱の隅の4カ所に羽をつけます。羽は厚紙を2~3枚重ねて作ります。(補強の為) ④左下の写真のように、羽にコの字型の厚紙を速乾ボンドか両面テープで貼ります。床面に当たる部分に滑り止めマットを速乾ボンドで貼り付けます。これで完成。使わないときは、羽をたためば収納スペースを取らなくなります。 |
(この教材・教具の特徴) 右の図を見るとわかるように、的になる箱を2個横に並べると、廊下でボール転がしを行う場合かなり混雑しますし、ボールを回収するための先生を1名配置しなければなりません。体育館やプレールームでも、球拾いの先生が必要になるでしょう。 段ボール箱の的を左の写真のようにつけてしまうことで、2チームに分かれたときに、ボール拾いの先生は必要なくなります。的の箱はマジックテープでつけてあるだけなので、2個を分けて使いたいときは分離できます。 (遊び方) 段ボール箱の穴をめがけてボール(テニスボールやビニールボール)を転がします。たくさんボールが箱に入った方が勝ち。得点を表示するものがあれば、2対5などと子どもたちと一緒にボールの数を数えると良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) 30×30㎝の段ボール箱(2個)、A4の厚紙(ダイソー)、両面テープか速乾ボンド、カッターナイフか段ボールカッター、定規、ペン、テニスボール、マジックテープ、滑り止めマット ①段ボール箱の一方をガムテープで閉じます。もう一方の底側はひろげたままにします。 ②広げたままの方の四隅を上の写真の右から2番目のようにL字型の厚紙を貼って補強します。 ③段ボールカッターかカッターナイフを使い穴を開けます。(※穴を開けるときは、定規にカッターナイフを当てて使うと、直線がきれいに切れます。)あけた部分の段ボールは、色違いの布ガムテープを貼って、両面テープで穴の上に貼り付けます。 ④厚紙でボールが入りやすくなるL字型の羽を左右に両面テープで貼り付けます。 ⑤上の写真の左側のようにマジックテープを2カ所に貼ります。 ⑥段ボール箱の底側に滑り止めマットを貼れば完成です。 |
段ボール箱でボール転がしの的を作る際に留意する点は、左右の図のように3点あります。 (※ボールは、小学部の子どもたちが使うには大きさと重さがちょうど良いテニスボールです。) 「ボールを速く投げられる子の場合、ボールが箱の壁に当たると段ボール箱が後ろにずれてしまう」という時は、段ボール箱の底に滑り止めマットを貼るか、段ボール箱の上に少年ジャンプ等の雑紙を重しとして乗せればいいでしょう。 「ボールをコロコロとゆっくりしか投げられない子の場合、段ボール箱の蓋の折り返しの部分で段差が生まれ、その段差でボールが弾かれてしまうことがあります。その場合は、段ボール板をハンマーで叩いてつぶして段差を減らすか、図のように厚紙・厚画用紙でスロープを作るようにします。 的の穴の大きさについては、右の図のようにすると良いでしょう。ボール3~4個分の幅があるのが簡単(易しい)でボール2個分の幅がやや難しい・ボール1個分よりやや幅があるのが超難しいです。 段ボール箱の的を複数使って学年や学習グループで使う場合は、こうして穴の大きさの基準を決めておけば、箱ごとに穴の大きさのばらつきがなく公平にゲームを行うことができます。 |
(この教材・教具の特徴) 肢体不自由の子や知的障がいの子で、ボールをうまく転がすことができない子達が使うボール転がしのレール(?)です。 普通、傾斜があるところからボールを転がすと、ボールが床面に当たると飛び跳ねてしまってあらぬ方向に跳んでいくことがありますが、このレールではボールが飛び跳ねることがありません。 (遊び方) ボールを転がして的を倒すように使っても良いし、ボッチャのように的になるところ(ボールや缶)に近づけるように使っても良いでしょう。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(ダイソー)、両面テープ、定規、ハサミ、ペン ①レールは、右の寸法図のようにA3厚紙に線を引いて作ります。(レールは2本) レール1本の長さは、A3厚紙なので44.5㎝ほどです。(ボールはテニスボールのサイズを参考にしてレールの幅を決めていますので、ボールの大きさや種類が変われば幅も変わります。) ②レールとレールをつなぐコの字型の短いレール部分は、長さが20㎝位にしてあります。両面テープで貼り付けます。 右の図のように、レールとレールをつなぐ短いレール部分以外の所には、厚紙を貼って補強していきます。 ③上の右側の写真を見るとわかるように、レールが広がらないようにレールの上にコの字型の帯状の厚紙を貼ってありますが、これはなくても大丈夫でしょう。 ④左の写真のようなボールが床面に当たっても跳ねない部分を作ります。右の図のように幅10㎝弱で長さが30㎝の板を作ります、板の端は2㎝幅で折り、両面テープでレール部分に貼り付けます。これでボールが床に直接当たらず、傾斜がゆるやかになります。これで完成。 下の写真は、障がい等があってボールをレールの中に入れにくい子用の箱です。箱の中は右の図のように斜面になるようにしてあり、ここにボールを入れれば、ボールはレールに向かって落ちていきます。 寸法が書いていないのは、お子さんによって両膝の周囲の幅が違うからです。 この箱は必要に応じて作ります。箱が必要でない子であれば作る必要はありません。 |
(この教材・教具の特徴) 的に当てて倒すための紙筒の棒です。紙筒だけでは軽いので、先端に布ガムテープを巻いて重しにしてあります。的は、厚紙で作る的や箱ですが、バケツでもOKです。 (遊び方) 紙筒の棒は、的に向かって下手投げで投げます。ボールを投げるよりも投げやすいかもしれません。的は、ボウリングのピンのようにまとめて並べるのではなく、間隔をあけて並べるようにします。バケツを使う場合は、バケツの中に入れればゴールです。 (材料・道具)(作り方) ラップ等の紙筒(紙筒は、ホームセンターでも売っています。)、布ガムテープ ○紙筒の先端に布ガムテープを数回巻いて重しにするだけです。 |
(この教材・教具の特徴) ボッチャの専用のボールを使うのではなく、テニスボールやビニールボーロを使ってやるボッチャ風のゲームです。 (遊び方) 円の厚紙は、缶の近くにボールを置くようにする目安の役目をしています。1人がボールを3個持ち、3個投げたら(転がしたら)対戦相手と交代します。時間を短縮し、クラスのみんなが参加できるようにするためです。3対3や4対4でもOKです。 相手のボールを弾いたりして邪魔するのもOK。自分やチームのボールが缶に近い方を1点とします。点数の数え方は複雑だと小さな子にはわかりづらいですから・・。 (材料・道具)(作り方) 厚紙、ボール、空き缶(お茶の筒)、滑り止めのマット、色画用紙、セロテープ、砂、コンパス、ハサミ ①缶の中に砂を入れて重しにします。 ②厚紙にコンパスで円を描いてハサミで切り取ります。 ③色画用紙を缶に巻いてセロテープで留めれば完成。 |
(この教材・教具の特徴) 知的障害の学校でも、障がいが重くなるとボールをコントロールして転がすことが難しい子がいます。 ゴロだったら誰でもできるだろうと考えるのは間違いで、上手にコントロールできる子とそうでない子が、ゲームで一緒にできるようにする工夫が必要になります。 このボッチャ風は、「上のボール転がしボッチャ風」の的と一緒に使います。高さを調整する台は、雑紙2冊分と1冊分あるので、1冊・2冊・3冊と変えることができます。ボールは余り転がらないボールが良いので、プラスチックのボールなど試してみてください。 (遊び方) 初めに台の冊数を変えて、どこまでボールが転がるか試します。それぞれの子が冊数を決めたら、スタート。1人の持ち玉は3球で、交互のボールを転がします。ボールは色違いにして誰のボールかわかるようにします。最後に1番的に近かった子が優勝です。1対1でやったり、3対3のチーム戦でやったりします。 (材料・道具)(作り方) A3厚紙(1枚あればレールを1個作れます。)、ボンドか両面テープ、定規、ペン、ハサミ、雑紙(少年ジャンプ等)、布ガムテープ 雑紙は、布ガムテープを巻いて台にします。ボールを転がすレールは、右の図の寸法のようにして作ります。 |
(この教材・教具の特徴) 障がい(知的)が重くなると、ボールを投げるときに腕や肩を十分に使ってボールを投げることができません。胸の前辺りからポイッとボールを放すようなお子さんが多く見られます。 ボールを遠くに投げるには、腕(手)を肩よりも高い位置に上げ、肩を回して腕を振らなければなりません。 この教材は、紙筒の位置が肩よりも高い位置にあり、肩を回さないと紙筒を前方向に飛ばせないようになっているので、腕(手)・肩の使い方が学べるようになっています。 (遊び方) この教材は、ひもの一方を先生が持つことにより、子どもが肩よりも上に手(腕)を上げないと紙筒がつかめないようにします。また、ひもの高さは先生が高く、ゴールに向かって低くなるように斜めにします。こうすることで子どもたちが紙筒を投げやすくします。 紙筒は、ひもとの摩擦があって余り遠くまでは飛ばせませんが、ゴールまで1m・2m・3mと距離を変えていくといいでしょう。右の図では、ゴールを体育館の肋木にしていますが、机の脚などでもいいでしょう。少しずつ距離を伸ばせるようにスモールステップで取り組むようにして行きます。 (材料・道具)(作り方) ラップ等の紙の芯(紙筒)、クリアフォルダー・緩衝材(ダイソー)、はさみ、ノコギリ(できればクラフトのこ)、ひも、速乾ボンドか速乾セメダイン ①紙筒を20㎝位の長さに切ります。 (※小学部のお子さんたちなら、紙筒はもっと短い方が投げやすいでしょう。紙筒が長いと、ひもとの摩擦が増えるので・・。) ②ひもと紙筒の摩擦を減らすため、クリアフォルダーを半分にしたものを丸めて紙筒の中に入れます。(※クリアフォルダーは、閉じてある部分をハサミで切り取って広げます。広げたフォルダーを筒の長さに合わせてハサミで切り取ります。) ③万が一、ひもの所を横切るような子がいて紙筒がぶつかっても大丈夫なように緩衝材を先端に巻きます。(※これは、とび出す子がいなければ不要です。) ④紙筒の中にひもを通せば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 肢体不自由の学校や肢体不自由のお子さんがいる特別支援学級で、運動会などでボール運びのゲーム等をする際に使う、車椅子に取り付けてボールを運ぶ台です。 肢体不自由の学校や肢体不自由のお子さんがいる特別支援学級でボール運びのゲーム等をする際に困ることは、車イスのお子さんが膝の上にボールを乗せて運ぼうとすると、ボールが膝の上からすぐにこぼれ落ちてしまうことです。 ボールが落ちる度に止まってボールを拾ってもらわなければならなくなり、競技が度々ストップしてしまう為、ボールを速く運ぼうとがんばっているお子さんにとって不利でストレスも溜まります。そういった問題を解決するのが、この「車イスのボール運び台」になります。 (学習時の使い方) このボール運びの台は、写真の右側を見るとわかるように片側だけに車イスの肘掛けにはまるストッパーがついています。両側についていないのは、色々な大きさの車イスの幅に対応しやすくする為です。片方しかないということは、幅が違う車イスに対応しやすいだけでなく、取り外しも楽と言うことになります。次のお子さんも使う場合、前の子からすぐにはずして次の子にセットできるということです。ボールは、台の穴にボウルをいれてそこに入れて運びます。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている工作用紙1枚と厚画用紙1枚(ゴールの底に厚画用紙を貼らないのであれば、工作用紙1枚だけでもOK)で作れるピンポン球を転がした時のゴールになります。 (遊び方) 教室でボール転がしをして遊ぶときに使います。ピンポン球を転がしてこの中に入れるようにするだけなので、どんなお子さんでも活動しやすいでしょう。 ビニールテープでラインを引き、そこからピンポン球を転がします。ゴールは教室の壁際に置いてピンポン球が遠くに行かないようにします。簡単のようで実際やってみるとピンポン球を転がす力加減が必要なので、それがおもしろいところです。クラスで子どもたちと先生方が一緒に遊んで仲良くなるためのものです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 硬いボールは使わないので、誰かがピンポン球を窓ガラスに投げても安全ですし、作るのも簡単で材料代もかかりません。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを転がして入れる紙の枠(ゴール)になります。大きさは縦・横86㎝で、上の「ピンポンゴール」の5倍くらいの大きさになります。ボールを投げるのが不得手なお子さんたちでも、ボールを転がすことならできるお子さんたち用の的です。マジックテープで連結するので、収納もスペースが少なくすみます。 小学部でも中学部でも、ボールを遠くに投げるのが上手でないお子さんがいます。紅白玉入れのように高いところに的があると、どうがんばっても玉はとどきません。運動会や体育の授業では、そばにいる先生がその子の手を取って投げさせたりしていますが、それではその子は何もしていないのと同じです。 投げることはできないけれど、ボールを転がすことができるのであれば、自分で転がして的に入れる活動を用意してあげたほうが、その子の力が発揮できるのではないかと考えます。 (学習時の使い方) このボールゴールは、体育館のように広い場所で使うようにサイズにしてあります。数m離れたところから狙ってボールを転がせばいいでしょう。簡単に入ってしまうようでしたら、もっとそこから離れて転がすようにすることで難易度を上げます。ちょっとがんばればうまくいくということが大事です。難しすぎず易しすぎない活動が、子どもたちの課題になります。 (材料・道具) 100円ショップダイソーで売っているA3の厚画用紙・布ガムテープ・マジックテープ、はさみ、定規、ペン |
(この教材・教具の特徴) 右の写真は「紙コップのピーク」ですが、「スライダーリング」というのはこのピークを棒(割り箸でもOK)に差し込んで投げるものです。ピークでうまく遊べないお子さん達でもピーク(紙コップ)を遠くへ飛ばせます。 (遊び方) ピークを手で投げるのは結構コツがいるので、大人でも下手な人は遠くへ飛ばせません。お子さん達であれば、尚更難しいでしょう。そのピーク(紙コップ)を棒に差し込んで投げるだけで、お子さん達でもピューッと遠くまでピークを飛ばせるようになります。 投げるときのコツは、棒を持った手を耳の位置くらいにあげて振り下ろすようにします。これで上手な人なら10m位飛ばせます。ピークの作り方は、下のリンクで見てください。 (材料・道具)(作り方) 詳しくは「0から始めるおもちゃ作り」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 科学「絵本」の素晴らしいところは、難しいことを子どもたちでもわかるように描かれ説明されているところです。 「人の体」について学習するのは難しいのですが、これらの絵本がいい教材になるでしょう。体の仕組み・うんちや血からわかること・骨の仕組み・赤ちゃんのこと・脳の話など、特別支援学校や特別支援学級ではどうすればわかりやすく伝えられるか難しい事柄ですが、すぐれた絵本はたくさんのヒントを教えてくれます。 自分で「体」のことを学習する教材・教具を作ろうとしても、科学絵本のような内容がわかりやすい文章と絵のそろったものは、個人ではがんばってもなかなか作れません。それくらい大人が見ても感心させられるクオリティーがあるものですから、いいものは教材として活用してはいかがでしょうか・・。 ※「体」についての絵本は思っているよりもたくさん出ているので、どの本が授業で使えるか本屋さんで手に取って見ることをお勧めします。 |
(この教材・教具の特徴) コップ釣りは、棒に糸で吊られた紙コップを床に置いてある紙コップにかぶせて持ち上げるというものです。腕のコントロールが結構難しいものですが、遊びながら腕のコントロールが上達するといいですね。 (遊び方) 紙コップを紙コップに重ねるのが結構難しいのですが、うまくすっぽりコップがはまって釣り上げられると楽しいんです。よくやるマグネットを使った魚釣りよりも難しいのですが、楽しさはこちらのほうが上です。 棒に吊り下げられたコップを床に置いてあるコップに重ねるには、腕のコントロールが重要です。遊びながら腕をコントロールする力をつけていきましょう。 (材料・道具)(作り方) 紙コップ(釣り竿につけるのは2個)、たこ糸、千枚通しかきり、布ガムテープ、釣り竿になる棒、はさみ ①紙コップ2個を重ねて、底にきりか千枚通しで穴を開けます。 ②たこ糸を2個重ねた紙コップの底の穴に通し、糸の片方は釣り竿の棒に結び、片方は先端にガムテープを貼ってコップの内側の底に貼り付けます。貼り付ける時には鉛筆等の棒でガムテープを押すとしっかり貼りつきます。これで完成。 ※釣り上げる方の紙コップには、好きな絵を描くと楽しいですよ。 |
(この教材・教具の特徴) ペットボトル(500㎖)にこの箱状のキャッチャーをかぶせることでペットボトルを捕まえることができるものです。 (遊び方) チームを2~3チームに分けます。(※ペットボトルキャッチャーは、チームの数だけ用意します。3チームに分けるならば3個です。) 1回のゲーム時間は3~5分間くらいにします。 スタートラインから2~3チームの先頭の子が同時にスタートし、ペットボトルが多数置いてあるところまで走って行きます。このペットボトルキャッチャーでペットボトルを取った子は、スタートラインまで走って戻ります。先頭の子が戻ってきたら次の子がスタートします。次の子が戻ってきたら3番目の子がスタートします。時間いっぱいこのことを繰り返します。 3~5分間の間によりペトボトルを持ち帰ったチームの勝ちになります。 (材料・道具)(作り方) 工作用紙か厚画用紙、定規、ハサミ、ペン、角材か丸棒(角材の方が箱に取り付けるのが楽です。)、速乾ボンド、500㎖のペットボトル ①左の図のように工作用紙等に寸法を書き込み、はさみで切ります。 ②速乾ボンドをのりしろの部分につけて箱を組み立てます。 ③穴の開いた部分を下にして上の右の写真のように飛び出している部分をはこの中側に折って入れます。この部分がペットボトルをつかんで落とさないようにしてくれます。 ④角材を箱の上に速乾ボンドと工作用紙で貼り付ければ完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 私たちが子どもの頃は、学校の机の上におはじきを置いて、手のひらでトンと押して誰が一番机の端までおはじきを置けるかという遊びをしていました。 消しゴムをボールペンのヘッドでピンと押して机から落とさないでできるだけ隅まで飛ばせるかといった遊びもありますが、そういった遊びの元祖のような遊びになるものです。 (遊び方) ここでは、おはじきや消しゴムではなく両面テープの紙の芯を使ったものを活用するようにしました。おはじきや消しゴムよりも大きくて、子どもたちが手のひらで押しやすいからです。紙芯の表と裏側には、これが誰のものか区別かつきやすいように、厚画用紙に色が塗ってあります。例えば、赤は○○さん・黄色は○○君・ピンクは○さん・黄緑は○○君・・というように一目でわかるようにです。 遊び方は上の遊び方と同じで、机の隅に置いて手のひらで叩いて前に押し出します。机の上から落ちないで遠くに行った子が1位になります。2番目に遠くへ行った子が2位です。友達の輪っかにぶつけて机から落としてしまうというテクニックも使えます。休み時間などにクラスの子どもたちで遊ぶと楽しいでしょう。楽しいクラスは、何かクラスで活動するときにみんながまとまれるクラスになります。 |
(この教材・教具の特徴) 水の入ったペットボトルを何回振れたかわかるものです。 ダイエット目的などで、歩くときや体操で水を入れたペットボトルを両手で持って腕を振るという活動があります。何分間・何十分間でどれだけの距離を歩いたかというのは、万歩計をつけていればわかりますが、ペットボトルを両手に持って腕を水平になるまで上げ下げしたり、剣道の素振りのように頭の上から臍の位置まで上げ下げしたり、両腕を交互に何回振ったかはわかりません。 時間を決めてやればいいと言えばそうですが、何回やったかという回数や時間内にどれだけ速く振れるようになったかという速さを記録したりするには、ペットボトルに万歩計をビニールテープで貼り付ければ回数はわかります。 「今日は、1分間でどれだけペットボトルを振れるか挑戦」などゲーム感覚でトレーニングがしやすくなるでしょう。私は自分のトレーニングでこの方法を使ってやっています。3分間で腕の振り方を色々変えて何回振れたのか記録して、回数と速さの目安にしています。万歩計はダイソーでも売っていますから、費用はかかりません。 |
(この教材・教具の特徴) 右のイラストのように、舞い上がったボールや風船を数人で持ったネット(網)でキャッチするゲーム用の網です。特別支援学校の小学部・中学部のお子さん達には、結構ハードルの高いゲームになります。協調して行動しないとうまくいかないところが難しいところです。 (学習時の使い方) ボールや風船をよく見る・落ちてくる場所まで移動する・2人~4人の移動や腕の動きを合わせるなど課題の多い活動になりますが、体の使い方や協調して活動するといった点で楽しみながら獲得できる事柄も多いものと言えましょう。 活動する際には、リーダーになれそうな子をグループにひとり入れる・同じようなレベルの子達でグループを作る・教員が1名入ることで子どもたちを支援するなど方法を工夫することで、活動がスムーズになるように配慮する必要があります。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップ(ダイソー)で売っている多目的ネット(120㎝×100㎝)・キッチンタオルリング(4個) |
(この教材・教具の特徴) 「誰でも跳べる縄跳び」は、樹脂製の縄跳びです。樹脂製なので、回転する最中でもどんな位置でもぴたりと止めることができます。また、使わないときは邪魔にならないように3分割して収納することができます。 今まで何本か作って小学部の文化祭の劇で使ったり、小学部や中学部の授業で使ってきました。教材・教具の研修会の講師として呼ばれた研修会先でも作り方を伝えたり、実際に使ってもらって研修を受けた先生方に喜んでもらったものです。 今回のものは透明の管を入れるタイプなので、使わないときは3本にして収納でき、収納スペースを全くとりません。これも今回の縄跳びの利点になっています。「誰でも跳べる縄跳び」の完成形です。 (学習時の使い方) 足の位置を示す示すマット(滑り止め付き)があれば用意します。子どもたちは縄がぐるぐる回ることに怖さを感じていますが、この縄跳びは樹脂製なので空中でもぴたりと止めることができます。まず、それを見せてからゆっくり回して見せます。 足の位置に立ってもらったら、足の後ろ側にこの樹脂製の縄を置きゆっくりと回します。1回転して足下に戻ってきたらゆっくり少しずつ足に近づけ、「跳んで!」と声を掛けます。お子さんがジャンプしたら縄をぐるりと回転させて足下で同じようにゆっくり止め、「跳んで!」と声掛けします。この動作を繰り返します。この縄は、どんな位置でもぴたりと止められるので、お子さん達の動きに合わせられるのが最大の利点です。 ※小学部の劇で縄跳びをする場面に出た9人のうち、初めから普通に跳べた子は1人。残り8人がこの「誰でも跳べる縄跳び」で練習して、7人が普通の縄跳びのようにクルクル回す縄跳びを跳べるようになりました。跳べなかった1人は、体重が100㎏近くあったので、そもそもジャンプができないお子さんでした。この子は、劇の中では縄をまたぐ形でおこないました。 (材料・道具、作り方)「0から始める教材作りの4」をご覧下さい。 今回夏の実技研修会で特別支援学級の先生方に作り方を伝えることになったのですが、今までの作り方よりももっと簡単にできないかと考えて「誰でも跳べる縄跳びの3」として試作したものです。 材料さえあれば1分で作れます。これ以上簡単な誰でも跳べる縄跳びはないでしょう。以前作ったものは、蛍光の管の中に針金を入れていたので、収納時ちょっと場所をとる状態でしたが、今回の分割できる仕組みでそれを解消しました。 |
1分で作れる誰でも跳べる縄跳び2 |
上で紹介している1分で作れる「誰でも跳べる縄跳び」は、数種類作った縄跳びの中の完成形でした。利点としては、使わないときに3本の棒に戻せることで収納スペースをとらないで済むことにありました。数年前からホームセンターのアクリル板等を売っているコーナーで売っていた「蛍光の管」(写真右側)が手に入らなくなり、作ることができなくなりました。 この管を使わないでも作れるようにと考えたのが、今回の「1分で作れる誰でも跳べる縄跳び2」になります。材料は、ホームセンターのアクリル板等を売っているコーナーにある2種類の透明の管です。 (材料・道具、作り方) 透明の管(穴の大きさが8㎜のもの2本・5㎜のもの1本)とビニールテープを用意します。 ①細い方の管の左右にビニールテープを巻きます。5~6巻き。巻く位置は、左右共に端から15㎝の所です。 ②太い方の管を細い管の左右に差し込めば完成です。(※足下に来る部分が目立つように細い管のグルグル巻いた2つのこぶの間にもビニールテープを巻きます。) |
(この教材・教具の特徴) この縄跳びは、1人で通常の縄跳びが1~2回はできるお子さんが、何回でも跳べるようにする練習用の縄跳びです。 縄跳びが1~2回はできる・1~2回しか続けて跳べないお子さんというのは、大体縄を回転させるのが下手なため、縄に遠心力がかからず頭の上に縄がきたときに、縄の形が半円形や楕円形の形にならないので、縄が足下にきた時にはからんでいて足に引っかかってしまうから、続けて縄跳びができないということが多いです。 そこで縄跳びの縄に弾力性のある管を巻き付けることで重くし、遠心力が働くようにするとともに、あわせて縄がからまったりねじれたりしないようにしたものです。 1回も跳べないお子さんでは、この縄跳びは使えません。また、市販の縄跳び(100円ショップやおもちゃ屋さんで売っているもの)で縄がビニール(?)状のものは、ねじれがついているため練習には適しません。できるだけ縄のところが通常の麻等の縄になっているものでねじれのでないものを使うことをお勧めします。 |
(この教材・教具の特徴) 扇を使って的を狙う遊びです。江戸時代の中期に京都で行われ始めたようです。 (遊び方) 左の写真のように扇を持って、前に押し出すように投げます。扇を投げて蝶といわれる的(ここでは台の上に載っている金の的)に当てたり、蝶の下の台(枕)に扇を乗せたりして競います。 点数の付け方が複雑な遊びですが、特別支援学校では、単純に的(蝶)を台から落としたら2点、台(枕)に扇を乗せることができたら1点という風に得点していけばいいでしょう。扇を投げて的に当てるのは、大人がやってもかなり難度が高いです。遊び感覚で腕や手のコントロールを身につけられればいいですね。 (材料・道具)(作り方)「0から始める手作りおもちゃ」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 子どもたちが同じ場所で連続してジャンプする為のものです。棒は先生が持って回すので、お子さんの状態を見ながら回転のスピードを変えたり、回転を止めたりすることができます。 棒を子ども達の足下にゆっくり振ってジャンプさせるというのは昔からありました。遊び感覚でジャンプの練習ができるのがいい点なのですが、子どもがジャンプのタイミングを間違えて跳ぶと、棒の上に着地し棒を持っている側が握っている拳の指を地面や床に挟んで痛い思いをしてしまうことがあるので、棒の両端にテニスボールを入れて空間を作り、指を挟むリスクを減らすようにしたものです。 材料は、丸棒・ダイソーで売っているテニスボール・赤ちゃんの事故防止のカバー。テニスボールは、カッターナイフで小さく十字に切ります。 |
(この教材・教具の特徴) 段ボール板(またはプラ段ボール板・どちらも高さ180㎝でホームセンターで売っています。)で作る、ボールを投げ入れる箱になります。 (※写真のボックスは、同僚のI先生が制作したもので、冷蔵庫のような大きな段ボール箱を使っています。) 段ボールですからバスケットボールやバレーのボールを投げ込む穴を開けるのも簡単にできますし、使わないときには箱の底がないので簡単に折りたためるのが良い点です。 (※冷蔵庫などの大型家電の入っていた段ボール箱でしたら、すぐに活用出来ます。写真は小学部と中学部で使っていたものです。) 箱の補強は、上のイラストのように箱の四隅を折り返すことで補強します。段ボールを折り曲げるときは、角材を定規替わりにして置き折り曲げるときれいに折り曲げられます。子ども達が好きな漫画やゲームのキャラクターなどを箱に描くと楽しいでしょう。 (学習時の使い方) ボール入れボックスは、2個用意してAチームとBチームに別れて対戦するように使います。穴の高さは低い所・中間の高さ、高さが180㎝になる上のところからと選べるので、個々の子ども達のボールを投げる力に合わせて投げ入れるようにします。このボックスは、小学部と中学部で活用されたものです。 |
(この教材・教具の特徴) 腕立て伏せを行う時に使うプッシュアッパーは金属製で、棒状の部分を握って腕立て伏せをするものですが、棒状のものを握って腕立て伏せをするのは、腕力がないとはなかなか難しいものです。 こちらは雑誌(漫画)を2冊~4冊を布ガムテープで巻いただけのものですが、何よりも金属製のプッシュアッパーのように棒状の部分を握り必要がなく、手を置くだけなので安定感があり感触も床に直接手を置くよりも軟らかいのでいいです。 (学習時の使い方) 上のイラストのように。雑誌の台を前に置いて腕立て伏せ・足側に置いて腕立てをすることで負荷を高める効果があります。お金もかからないし、雑誌を束ねてガムテープで巻くだけですから簡単です。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っている「ストレッチゴム」(ハードタイプ)です。ゴムに弾力があり、大人が思いきり引っ張っても大丈夫な強度がありますが、ずっと使っていると切れてしまうこともあります。お子さんたちが使う程度では、そう簡単には切れないでしょう。 (使い方) 子ども達が1人で使ってもいいのですが、2人1組になって引き合ったりする方が、興味を持って取り組めるでしょう。できれば2人1組で2本のストレッチゴムがあれば、色々な形で引っ張り合うことができますから、足や腕や背中などのストレッチや筋力アップにつなげることができそうです。 体のどの部位を鍛えると良いのか、どうやったら子ども達が飽きないで取り組めるか考えて使うようにすれば効果的でしょう。自作の教材でなくても、手頃な価格で色々と応用できる商品は活用できるものになります。 |
(この教材・教具の特徴) 特別支援学校のお子さん達は、総じてものを全身の力を使って遠くへ投げることは苦手としていると思います。ものを遠くへ投げるわけですから、投げるものによっては危険を伴います。 そこで投げたものが仮に人に当たるようなことがあっても危険性がないものが必要になります。この棒投げの棒は、緩衝材のカバーの中に新聞紙を棒状に詰めてあるものなので、投げた棒が誰かの体に当たってもひどいケガをさせるようなことはないでしょう。 棒の長さは、中学部のお子さん用の長さで1m50㎝ほどですが、小学部のお子さんであればもう少し短いもののほうがいいでしょう。緩衝材のカバーは100円ショップでも売っていますが、それは長さが短いのでホームセンターに売っている長いタイプのものを使っています。(水道関係のコーナーに売っているでしょう。)腕の力だけでなく体全体を使って遠くにものを投げることを学習するのにいい教材になるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」をご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを頭に乗せて落とさないようにして歩く(走る)為のものです。車椅子のお子さんも使えるでしょう。 形は、右から2番目のような四角のタイプと下の図のような舟形のタイプがあります。四角のタイプは、ボールが舟形よりも落ちやすいので、舟形のタイプの方がお勧めになります。 (学習時の使い方) スタートラインから出て行き、コーンを回ってくるという内容でも良いし、途中に平均台があって、そこをバランス良くボールを落とさないで歩いて渡るという内容でもいいでしょう。 ボールを頭に乗せるのは本人がやるのは難しいでしょうから、そばについている先生がボールを頭に乗せてあげるといいですね。ボールを落とさないようにするためには、集中力とバランスをとることが求められます。 (材料・道具)(作り方) ボールを乗せる帽子は厚画用紙か工作紙で作ります。(※厚画用紙の方が強度があるのでお勧めです。)お子さんの頭に紐をぐるりと巻いて長さを測れば、その長さよりものりしろ分を足したものが画用紙の長さになります。 例:頭に巻いた紐の長さが45㎝なら、画用紙の横の長さは45㎝+のりしろ分3㎝位です。縦は15㎝~20㎝位。チームで対抗戦を足る場合は、チームカラーで色を塗ればわかりやすくなるでよう。作品例では、赤と黒を使っています。 |
(この教材・教具の特徴) 新聞紙の半分を胸の所につけて走る忍者走りです。走るスピードが遅いと新聞紙は下へ落ちてしまうので、新聞紙が落ちないように速く走らなければなりません。 (学習時の使い方) 特別支援学校では、自分から意識して速く走ろうとすることができるお子さんと、万事がゆっくりペースで動きが遅いお子さんもいます。小学部などでは、半々くらいの割合でしょうか・・。 速く走れない・速く走ろうとしないお子さんの場合は、新聞紙はすぐに落ちてしまいますから、そういったお子さん用に新聞紙の左右に帯がついている物を使います。(帯の部分は、新聞紙を折り返して二重にして重くしてあります。) この帯のお陰で新聞紙は立ち止まっていても落ちませんが、少しずつ走れるようになってきたら、この帯はハサミで切って短くしていきます。最終的には帯無しで走れるようになるのが目標となります。走れない・走らない子にとっては、ちょっと高すぎる目標ですが・・・。 同じ形の新聞紙では、走れない子にとっては楽しくない授業・目標が高すぎる授業になってしまいます。個々のお子さんの力に合わせて、その子がちょっとがんばれば到達出来る目標を設定してあげる配慮が必要です。スモールステップですね。 |
(この教材・教具の特徴) 両手を使って丸棒(ラップの紙芯)を回し、ペットボトルについたひもを巻き上げていくことで、手首を鍛えたり両手の動きの協調を図る練習を行う為のものです。 (学習時の使い方) ペットボトルが重いお子さんにはひもだけで行い、慣れてきたら小さいペットボトル(水入り)から大きいペットボトルに変えていきます。友達と競争したりすればゲーム的な活動にもなるでしょう。 ラップの芯に穴をあける時は、千枚通しかキリで穴をあけてから、プラスのドライバーを穴に差し込んで穴を大きくします。ひもは先端を糸でしばり、その糸を穴に通して紙芯を振れば糸が出てくるので、先端を穴より大きくなるように結べばひもは抜けなくなります。 |
(この教材・教具の特徴) この運動会の種目「台風の目」は、中学部種目でこの数年行っているものです。学部種目担当のU先生が考えたもので、使うのは折り返し地点のカラーコーンと洗濯用の物干しの棒のみです。洗濯用の物干し棒がなければ竹でもかまいませんが、ある程度の太さがないと折れることがあるので、予備は用意した方が良いでしょう。(洗濯用の太い物干し棒でも生徒達の力や体重のかかり具合で折れることがありますので、予備分の棒は用意しておいたほうがいいです。練習時に古い棒が折れたことがありました。) (学習時の使い方) 紅白対抗の種目なので、中1~中3までの各クラスが紅白に分かれて行います。「用意ドン!」で紅白のクラス(学年)の2チームが洗濯棒を持って駆け出し、折り返し地点のカラーコーンを回って次のチームにバトンタッチします。クラスのみんが気持ちを合わせないと、走る・折り返しを回るということが上手くできないので、クラスの気持ちをまとめみんなでがんばろうという気持ちになれるいい種目です。 走るのが遅いお子さんもみんなにつられるように、一人で走るときよりもずーっと早く走ってくれるようになります。準備するものがカラーコーンと棒だけでいいというのも係の先生にはありがたいし、お子さん達にとってもどう動けば良いのかわかりやすい種目です。 |
(この教材・教具の特徴) この運動会の学部種目は、私がいた行田特別支援学校の高等部が毎年行っていたものです。使うのは竹の棒のみとシンプルですが、そのシンプルさに毎回感心していたものです。 (学習時の使い方) 紅白に分かれた高等部の生徒さんが、合図と共にいっせいにグランドにまかれている竹の棒を取りにダッシュしていきます。1本でも多く竹の棒をとった組(紅組・白組)が勝ちになります。 障がいの重いお子さん達にもわかりやすい内容(棒をとってくればいい)であることと競技に対してお子さん達がすごく真剣になれる点がいいと思います。考えた先生は凄いなあと感心して見ていました。 竹の棒は、生徒さん達がけがをしないようにしてありました。棒については竹である必要はありませんが、ある程度の太さの丸棒を数十本買うのは大変ですから、学校周辺の竹林を持っているご家庭に提供してもらえれば助かります。 行田特別支援学校では、小学部や中学部の七夕集会で竹をくださる方がいるので、学校としてわざわざ買わないで済んでいます。 |
(この教材・教具の特徴) この種目は、小学部の学部種目として考えたものです。用意するものはロープで作った輪っかのみです。 (学習時の使い方) 紅白に分かれた2チームが「よーいどん!」の合図で、グランド置いてあるロープの輪に友達と入り、決められた人数になったら自分の陣地側に帰ってきます。早く全員が帰ってきた方のチームが勝ちです。 3回戦くらい行い、スターターの先生がスタートの合図を行う前に「2人の輪!」と言ったら、ロープの中には2人が入らなければなりません。(スターターの先生がスタートの合図を行う前に「3人の輪!」と言ったら、ロープの中には3人が入らなければなりません。)輪の中に入っているのが「1人」や「3人」の場合は、先生方が間違いを教えて人数を合わせるようにアドバイスします。 1・2・3といった数の学習にもなりますし、友達を意識してやらないと輪になれないので、その辺の力も育つでしょう。ロープの輪は、3~4人が入っても余裕のある大きさにしておきます。輪が小さくて余り混み合うとお子さん達が転倒したりしますから・・。 |
(この教材・教具の特徴) この運動会の学部種目は、私がいた行田特別支援学校の高等部が行っていたものです。種目名は「UFOリレー」。普通は「大玉運びリレー」というと、大玉を複数の生徒がリレー形式で転がしていったり担いでリレーをするのですが、その場合足の遅い生徒さんや重いものを担ぐのが苦手な生徒さんは、どうしても友達のスピードについていくことができなくて、大玉に触ることもなくただついていくだけになりやすいものです。 その点が大玉運びの欠点だとずっと思っていたのですが、高等部は大玉を持ち手の輪っかがついたフープに乗せて運ぶという風にしていました。これですと大玉を持ち上げるのもやりやすくなりますし、担ぎ上げなくてもフープの持ち手の部分を持つことで安定して友達と大玉を運ぶことができます。走るのが遅いから置いて行かれたり、持ち上げる力がないから友達と協力して運べないということはなくなるでしょう。 ただ大玉を使うのではなく、フープに大玉に乗せるというシンプルな方法で大玉運びの欠点をとりのぞいたことに感心させられた「UFOリレー」でした。 |
(この教材・教具の特徴) タイマーを活用した室内でできる体力作りの運動です。タイマーは市販品を活用したり、パソコンの画面に自作のタイマーの画面を映し出して使います。 天気が悪い日などで外で体育や朝マラソンができないことがあります。外で走らないときに体育館で走れればいいのですが、学部ごとに使える日が決まっていると必ず体育館が使えるわけにはいきません。 階段上りなどで体力作りを行ったりしますが、時間が短時間ですみ毎日行えるような運動があればいいと感じたことはありませんか・・。 (学習時の使い方) タイマーを使った運動は、脚力とバランス力をつけるための片足立ちです。初めは5秒位から初めて10秒20秒と徐々に伸ばしていきます。バランスを取るのが難しい子は、片手を壁につけてバランスを取るようにします。左右交互に行って終わりということにします。 記録を取っていけば1年間で伸びていくことが実感出来るでしょう。タイマーは市販のデジタル表示のタイマーでもいいのですが、パソコンで見えるタイマーを作ると障がいの重い子にも残り時間がわかりやすくなるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 子ども達に「手をもっと上に上げて!」・「もっと横にのばして」と言ってもなかなかできません。肩が上がらないから上に向けて手が伸びていかないなど色々理由はあるでしょう。体のイメージが充分に育っていないことも原因のひとつかもしれません。 この問題は、ことばかけでどうにかなるものではないので、黒板に手形のマグネットシートを貼ることで、ここまで手・腕を伸ばすようにするという目安(ストレッチシート)を作ることにしました。 (学習時の使い方) 初めはその子が手を伸ばせる所へ手形シートを貼り、徐々に距離を広げていきます。こうすることで、手・腕をめいっぱい上や横や斜めに伸ばすように促すわけです。手・腕を普段縮こまったような状態から、ぐっと伸ばすことを体で覚えるようにすることでストレッチになるでしょう。 手形シートは数枚作ることで複数の子ども達が黒板を使ってストレッチができるようにします。手形シートは、ダイソーで売っている「マグネットシート・B5光沢紙」に右手・左手の写真を印刷して、それを黒板に貼って使います。 |
(この教材・教具の特徴) ストレッチをする際に、自分で意識して脚や膝を挙げられない子が、ここまでがんばればいいという目安になるボードです。 (学習時の使い方) 模造紙か大きめのカラーボードや段ボールに手形を印刷したもの貼り、子どもが普段上げあれる膝の位置を○で囲って描きます。○の位置はクラスの子どもによって違いますから、「○○さん」「○○くん」と円の中に名前を書き込みます。 しっかり膝を上げられていればいいのですが、そうでない場合は、普段上げている位置よりも高い位置に膝のマーク(円を描きます)を描いて、そこまで膝を上げるようにしていきます。 自分だけではストレッチが難しい子ども達でも、手を置く位置や膝を上げてつける位置がわかれば、姿勢を少し直してあげるくらいでストレッチができるようになるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) スズランテープや新聞紙の切ったものをジャージや短パンに差し込んでそれを取り合う鬼ごっこですが、どうしても足の速いお子さんと遅いお子さんとで差が出てしまいます。差が出ると足の遅いお子さんのモチベーションが下がってしまうので、テープ(テープは用意が簡単なスズランテープ)の長さを変えることで、その面を多少なりとも改善できるようにしていきます。 (学習時の使い方) 足の速い子のテープは1m~2mと長くすることで他の子がテープをとりやすくします。足の遅いお子さんの方は、テープの長さを20~30㎝位にすることで取られずらくします。 テープは体の正面につけると正面衝突のようにぶつかりやすくなるので、側面か後方につけることで取る方の子が近づきすぎないようにしていきます。2グループで対戦する場合は、赤のテープ青のテープと色分けしてチームをわかりやすくしていきます。 |
(この教材・教具の特徴) 段ボール箱を使った的当てです。ボールが箱にあけてある穴を通ると、中に吊してあるPP板(鈴が取り付けてあります。)に当たり鈴が鳴るようになっています。穴は前面が大きな穴になっていて、裏側の方はその穴よりも小さい穴になっていますので、大きい方の穴にボールを投げ入れることができるようになったら、裏側の小さい方の穴に入れるようにしていきます。 箱が2個3個と増えれば、的当てが更に面白くなっていくでしょう。ボールはビニールのボールでも良いし、ダイソーで売っているテニスボールのようなものでもいいでしょう。ボールが当たった際に段ボール箱が動かないようにするため、写真の左のように段ボール箱の底側に漫画本等を束ねたものを入れて重しにしてあります。 材料は、段ボール箱・ダイソーで売っている「PP板(PPシート)」・「クラフト鈴」「凧糸」と手に入りやすく安価で済みます。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 段ボールでできているボール投げの的です。この「段ボール箱の的当て」は、100円ショップのダイソーで売っている黄色のPPシートが貼ってあり、そこへにボールが当たるとブザーが鳴るようになっています。 ブザーもダイソーで売っているので、材料を集めるのが容易で材料代もあまりかからないのがいい点です。 (学習時の使い方) 扉の下部についている画鋲と段ボール箱の下部についてあるストッパーの板についてあるマグネットでピタリと元通りに貼りつくので、ボールが当たって鳴っていたブザーは止まり、わざわざ開いた扉を元に戻す必要もありません。硬式のテニスボールを投げても、小学部や中学部のお子さん達であれば、段ボール箱も変形することはないでしょう。剛速球を投げるお子さんがいるようでしたら、扉の周りの枠に当たる部分を補強すれば大丈夫でしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「ブザー付の段ボール箱の的当て」と形は同じものです。ダイソーで売っているトビラを開くとライトがつく商品(防犯・防災グッズ)を使っています。 ブザー音が嫌いなお子さん達にはこちらのほうがいいかもしれません。ボールが黄色の板に当たって段ボールの箱の中に入るとライトが点灯します。昼間ですとライトがついてもわかりづらいのがちょっと難ですが、ライトがついているのはわかります。 |
(この教材・教具の特徴) ダイソーで売っている「タンバリン」と「PPシート」を使って作る的当てです。的にボールが当たると音がするのと、的を大きくできるのが良い点です。作るのも簡単。 タンバリン自体を的として紐で吊しても良いのですが、枠しかない状態ではなかなかボールが当たるものではありませんし、タンバリンに板状の部分が貼ってあってもタンバリンの大きさがやや小さいので、的当てには向かないサイズです。 そこでダイソーで売っているPPシートを2分割し、それを凧糸で前も後ろ側も縛って取り付けてあります。大きさも元のタンバリンの大きさより倍位大きくなっていますので、お子さん達が狙って当てやすくしてあります。 (※PPシートは、材料代を考えて1枚で済むように2分割してタンバリンの表・裏につけていますが、的をもっと大きくしたいときにはPPシートを2枚使うことで、的はこの的の2倍の大きさになります。) 樹脂製のPPシートを使っていますので、テニスボール等の硬いボールを力一杯的にぶつけても、小学部のお子さん達であれば壊れることはないいでしょう。PPシートの四隅は、右の写真のように角を丸くして安全にします。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーで売っているPP板(PPシート)と鈴を使って作る的当てです。鈴がついているので、的に当たれば音が出ます。 (作り方) 穴開けパンチで上の紐を通す穴をあけ、シートの左右の下の方に鈴(手芸用のコーナーで売っている鈴が音が良いです。)を取り付ける穴をあけます。糸は丈夫な凧糸。的はロープとの紐に吊して使います。 段ボールや厚画用紙とは違いPP板は丈夫なので、勢いよくボールが当たっても大丈夫です。鬼のイラストは、フリーの素材を印刷してボンドで貼ってあります。 |
(この教材・教具の特徴) こちらの的当ては、上の「的当て」とは違って的にボールが当たると的が落下するものです。 PP板に開けた穴に通った針金の長さが短ければ、左のイラストのようにボールが1回当たれば的がすぐに落ちますが、PP板の穴に通した針金が長いと、1~2回ボールが当たっても的は落ちないので、的当てにチャレンジするお子さんの実態に合わせて難易度を変えることができます。 針金は、ダイソーで売っているアルミの針金です。アルミの針金は、加工がしやすいのでお勧めです。) (学習時の使い方) 的は紐やロープを通してつり下げます。ボールが当たるとすぐに的が落ちるタイプと何回かボールが的に当たらないと的が落ちないタイプがあることで、個々のお子さんのボールを投げる力に合わせて的を設定出来ます。 力強くボールを投げられるお子さん達のグループには、的に通した針金が長いなかなか的が落ちないタイプを使い、投げることが余り上手ではない子のグループには、1回ボールが当たれば的がすぐに落ちるように的に通した針金が短いものにすれば、対抗戦もできるかと思います。PP板ですから、ボールが強く当たっても変形することもないでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) この「ぴょんぴょんボール」は、床に落ちた際に通常のスーパーボールと違い不規則なはねかたをします。ある程度運動能力の高いお子さんが、不規則にはねるボールの跳ね方を予想して取りに行ったり、機敏に体を動かしたりする学習に使うと楽しく体を動かせるでしょう。体育館のように広い場所で使うようにしますが、体に当たるようなことがあってもケガをするような心配はないと思います。 (材料・道具)(作り方) 材料は、ダイソーに売っているスーパーボールを使います。大きなボール1個と小さなボールが数個入っています。カッターナイフで小さなボールの真ん中で切るのではなく、左の図のように外寄りに切り取ります。真ん中で切ると大きなボールに貼り付けづらいからです。接着剤は、ホームセンターで売っている瞬間接着剤を使います。 |
(この教材・教具の特徴) 「水鉄砲遊び」をする際に使うトイレットペーパーの的です。 (学習時の使い方) トイレットペーパーの端を洗濯干しの棒に巻いてセロテープで留めるかホチキスでとめるかします。または、洗濯物を干すポールか丸棒にトイレットペーパーを通して使います。 トイレットペーパーはそのままでは風に揺れてしまうので、トイレットペーパーの先端に重し替わりにダブルクリップをつけます。ダブルクリックは、風が吹いてきても負けないようになるべく大きなサイズのものを使うと良いでしょう。 水鉄砲で水をトイレットペーパーに当てることでしっかり当てられたところからトイレットペーパーが破れて、誰が一番上手く当てられたかが一目でわかります。上手な子とあまり上手ではない子がいますから、上手な子には短めのトイレットペーパーにし、余り上手くない子には長めのトイレットペーパーにするなどして調整します。水鉄砲を撃つ距離を変えるのもいいかもしれません。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「水鉄砲の的」と基本的には同じものです。上の的は、風が吹いてもトイレットペーパーが下に垂れ下がるようにダブルクリップを重しに使いましたが、こちらは100円ショップのダイソーで売っているカラーボードをテープでボードに貼り付けて重しにしています。 カラーボードの色の違いで、○○さんは黄色を狙って・○○くんは黒を狙ってと、いう風に指定することもできます。 手軽に準備できるのはダブルクリップのほうですが、こんなやり方もあるということです。 |
(この教材・教具の特徴) 学校の中で友達の写真カードや数字カードをみんなで探して集める「宝探し」で使うボードです。注意深く見る・ヒントをよく考えるなどの力が必要になります。小学部の授業で使ったものです。 (学習時の使い方) 宝探し遊びは、教室や廊下・トイレ・児童生徒用の玄関・プレイ室・階段・滑り台等にカードを貼り、各カードには、次のカードを探す場所(例えば、トイレの中等)が書いてあるというものです。 初めは大きなカードを用意して目の高さに貼って見つけやすくしておきますが、慣れてきたら注意深く探さないとわからない場所(目の位置よりも高い場所や低い場所)にカードを貼ります。子どもたちは、いつもよりも注意深く自分の身の回りを見るようになります。 カードは友達の顔の写真や食べ物のカードから始め、数字に興味を持てるようになった段階から数字のカードを入れていきます。遊びながら、1の次は2という風にやっていきます。このボードは子どもに持たせることで、取ったカードと同じカードを下側に貼らせ、次のカードはこのカードとわかるようにするものです。まだ、数字がはっきりとわからない(2の数字はこれといった理解)子には、次はこの数字のカードだとわかるようにする目安の役目をします。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているホワイトボードにマグネットシートをはさみで切って棒状にしたものを貼るのと宝探しのカードと同じカードのミニサイズのカードをパウチしたものにマグネットシートを両面テープで貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 誰でも子どもの時に一度はやったであろう(?)、鉛筆にもう1本鉛筆を乗せて落とさないようにバランスを取って遊んだものを、鉛筆ではなく棒を使ったものです。 (学習時の使い方) 棒に棒を乗せるのはかなり難しいことですので、棒の一部をやや平にすることでのせやすくしてあります。(※右の図のように、乗せる棒の真ん中辺りをサンダーで削って平ら目にしておきます。) 平らに削ってない反対側は、丸棒のままなので難しさがアップします。乗せる棒は、短い棒・太い棒・長い棒があります。ひとりでチャレンジするのもいいのですが、一人ひとりが慣れてきたら、集団で誰が一番長くバランスを保てるか競争してもいいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 起き上がりこぼしのだるまさんのように倒れても起き上がる「倒れないハードル」です。 ハードルの高さは6段階に変えることができるので、ハードルを跳ぶお子さんの跳べる高さに合わせて高さを変えることができるようになっています。 ハードルのバーを通す穴が1・2番目の時は、時々元の位置まで戻らなくなることがありますが、3~6番目の穴にバーを通した場合は、元の状態に戻ります。 (※ この欠点は、改善したものを後で作ります。) (学習時の使い方) ハードルの高さが低めなので、小学部や中学部の子ども達用のものです。高等部になったら、通常のハードルでいいでしょうが、小さいお子さんの場合は、通常のハードルは威圧感があるので跳ぶのをためらいがちになるでしょうから・・。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「倒れないハードル」は、バーを1番高い位置と2番目の位置に通すと、子ども達の足が当たってハードルが傾いたときに、元の状態に戻りずらくなる欠点がありました。 こちらの「倒れないハードル2」では、重しになる下部の板を2枚づつ追加し、一番上の穴の位置の下まで板を切り取ることで、ハードルの台の部分の重心を上のハードルよりも低くするようにしました。 これでハードルが傾いても元の位置に戻りやすくなり、「倒れないハードル」になりました。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) A4~A3等のある程度の大きさの的でしたら、以前作った右の写真のような洗濯ばさみやダブルクリップで的を立てることができますが、衝立のような大きなものになると難しくなります。これは衝立でも立てられる道具です。 衝立を立てるのに段ボール箱にスリットを入れてそこに衝立になる板等を挟み込む方法もありますが、その場合衝立自体が大きいと当然段ボール箱も大きくなってしまいかさばることになります。教室のように限られた空間では、かさばるのはかなりデメリットです。 また、段ボール箱ですと衝立の足回りが前後にはみ出して邪魔になってしまいます。段ボール箱は、簡単に手に入り大きさも色々あって価格も高くはないのでいい材料ですが、この衝立立ては段ボール箱のように足回りががさばらず、材料代も2個で200円位ですみますので、より使いやすいものと考えます。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」をご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 徒競走等でスタートに使うピストルの代わりになる拍子木です。 ピストルの音が嫌いなお子さんはどの学校にもいると思います。その場合は、笛を使ってスタートを促せばいいわけですから、特にピストルを使う必要性もないと思います。 ただ、同じ学校内でも各学部で考えが違っていて、小学部は笛でやっていたのに中学部以上になると小学校のようにピストルの方がいいという先生も出てきます。 個人的には小学校や中学校と特別支援学校が同じである必要はないと思っています。怯えているお子さんがいるのにピストル型にこだわる理由がわかりません。 この拍子木は、笛やピストル音が嫌いなお子さんの時に使うものになります。勿論、強く叩けば大きな音が出ますので、その音が嫌いなお子さん達には向いていないということになってしまいますが、叩き方を弱めれば音は小さくなります。 お子さん達がスターターをするような場合でも使いやすいように持ち手がついています。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」をご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 学校にあるビブスが足りないときに、スーパーの袋で創るビブス代わりです。 バスケットやサッカーなどのボールゲームや運動会の対抗種目などでゼッケンを使いますが、学校には数セットあれば良い方で、布製のゼッケンは主に中学部や高等部の生徒さんが体育や部活で使っています。 小学部では、ゼッケンを使うことは余りないのですが、何かの折に手軽に使えるといいなあと時々感じることがありました。学校の予算も毎年減額されて台所事情が厳しい昨今ですので、殆どただ同然でできるスーパーの袋で作るゼッケンを作ることにしました。 ビニール袋やゴミ袋で服を作るということは昔からあるものなので珍しいものではありませんが、小低の体育遊びや図工遊びにすぐ使えるので、結構役立ちます。 |
(この教材・教具の特徴) 遊びの学習等で忍者の格好をする時の忍者のマスクです。 先日、テレビを見ていたら、おもしろい情報をやっていました。Tシャツ1枚で忍者に変身できるという内容でしたが、これがなかなかいいのです。遊び学習の忍者ごっこなどで忍者の格好をしたい時があるのですが、黒装束は売っていないので「あるといいのになあ」と思っていました。 子どもたちが「忍者ボード」をやる時に教員が見本をやってみせる際に忍者っぽい格好ができれば、子どもたちもきっと喜ぶだろうということで、番組を見ながら頭に入れました。昨年度、小高の遊び学習の授業で「忍者ボード」をやるときに忍者の格好をしましたが、これが全く忍者っぽくないので、やっている私もテンションが下がりっぱなしでしたが、この衣装は子どもたちに大好評でした。テレビもたまには役に立ちますね。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
忍者のはちがね |
忍者のマスクに巻いて使うはちがねです。 左は、薄い銅板(ホームセンターに売っているもので、1㎜以下の厚さのもです。裏に粘着シートがついているので、ハサミで切ってすぐに鉢巻き貼れます。)のものです。 右側は、銅板と同じコーナーで売っていた厚さが1㎜くらいあるステンレス板を使ったものです。厚さがある関係で、鉢巻きにつけても頭に巻くととれてしまいやすいので、ステンレス板にドリル(きりをトンカチで叩いても大丈夫です。)で穴をあけて、鉢巻きに糸で縫い付けたものです。小高の遊び学習で使っています。 |
(この教材・教具の特徴) プールで輪投げをするときに使う輪投げ用の的になります。 的の上部は塩ビ管の棒にクッションカバーを巻いてあるので、子ども達がぶつかってもケガをするようなことはありません。また、棒の円盤の下側(塩ビ管)には、ステンレスの棒が内部に入れてあるので、プールが波たっても的が倒れるようなことなく立っています。市販品よりも安く作れることがメリットになります。 (※木の円盤部分は、写真のものより大きくした方が安定感が増すでしょう。) |
(この教材・教具の特徴) 小学部の低学年が水遊びをするときの簡易プール(?)です。 真夏の暑い時期でも、プールは各学部に何曜日は小学部低学年・小学部高学年・何曜日は中学部・何曜日は高等部と割り振られていますから、プールに入れない日がどうしてもあります。小学部の低学年などでは、余りにも暑いと子ども達をプールに入れてやりたくなる日がありますが、そんな時にはこの「簡易プール」がいいです。 (作り方) ブルーシートの周囲にタイヤを積んでミニプールにしてもいいし、ビールケースを積んでミニプールを作ってもいいでしょう。タイヤを用意するのはちょっと難しいかもしれませんが、ビールケースは先生方に声を掛ければ意外と集まる物です。 小低では、先生方が家にあるビールケースを持ってきてくれたので、ビールケースを正方形にぐるりと置いてその上にブルーシートを広げて水を入れ、ミニにプールとして使っていました。どうにも暑くてたまらない日には、すぐに入れるこのプールが夏には大活躍でした。 ※ビールケースが集まらないような場合は、下の「簡易プール2」がお勧めになります。こちらのいい点は、足が当たっても全く痛くないことと材料が手に入りやすいことです。 |
(この教材・教具の特徴) タイヤやビールケースがなくても作れる簡易プールです。作るのが上の簡易プールよりも簡単です。 タイヤやビールケースはなかなか手に入りませんが、そういうときはこんな方法もあります。ホームセンターで売っている厚手の大きなビニール袋を12~16枚用意し、その中に新聞紙を丸めたものをぎゅうぎゅうに詰めて、袋の口を縛ったものを使います。 (学習時の使い方) タイヤやビールケースの代わりです。ビニール袋を左の図のように配置して、その上にブルーシートを置いて水を入れれば、すぐにミニプールとして使えます。ビニール袋に新聞紙が入っているだけですから、子ども達が踏んでもケガはしませんし、とても軽いので片付けも簡単です。 水遊びが終わったらブルーシートとビニール袋を干しておけばすぐに乾くので、使わないときは外に出しておけば邪魔にもなりません。 |
(この教材・教具の特徴) 「誰でも跳べる縄跳び」はホームセンターで売っていた蛍光の樹脂製の管と細い樹脂の透明管で作るものが、1分もかからず作れて、使わないときにははずせて収納に困らないというベストのものでしたが、蛍光の管が今では殆ど売られていないので、その作り方の「誰でも跳べる縄跳び」は作れなくなりました。 「誰でも跳べる縄跳び」は、このHPへの問い合わせが多い教材でしたので、蛍光の管を使わないで簡単に作れる物を紹介しなくてはと考えていました。「5」と「6」は材料が手の入りやすく、数分で作れます。蛍光の管の縄跳びのようにベストではありませんが、誰でも作れることが大事なので、ここに載せます。 (学習時の使い方) 誰でも跳べる縄跳びは、通常の縄とは違い軟らかい樹脂製なので、空中でも縄をとめることができます。この縄跳びは長さが4~6mほどありますので、左右に教員がついて回します。 お子さん達に指導する際には、足を置く場所を示すマット(足形の印で滑り止めがしてあるもの。)に乗るように指示し、そこでジャンプする練習をします。初めはジャンプするとジャンプ後に前に歩いて出て行ってしまうお子さんが多いので、その場でジャンプすることを意識づけます。 次に縄を使った遊びで縄を前後に少しゆっくり振って跳ぶ練習をします。これができるようになったら、ゆっくり縄を回し足下に縄がきたらジャンプする練習をします。通常の縄跳びとは違いどこでも縄をとめることができるので、お子さん達のタイミングに合わせることが可能になります。これを何度も練習すると縄をくるくる回しても縄跳びができるようになります。(太っていてその場でジャンプができないお子さん達には、縄跳びは難しいです。) (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを入れる傘の高さが2段階になっている「2段式玉入れ」です。 高い所にボールを投げられるお子さんと、低い所ならボールを投げられるお子さんとが、同時に玉入れを行うことができます。 パーツは、傘を差し込む土台の円盤(木製)とダイソーで売っているビニール傘2本・2本の傘をつなげる塩ビ管だけです。右の写真のように使わないときには、傘を取り外せば収納に場所を取ることがありません。材料費も傘2本・塩ビ管・MDF材の合計で800円くらいで済むでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 網のついたテーブルバスケットという教材教具を考えていたときに、もっとシンプルの方がいいのではと思い作ったものです。 これですと100~200円でできますから・・。「1」の方はPP板が材料で、「2」のほうは工作用紙(または厚画用紙)だけですみます。 床の上にたらいや洗面器を置いて的にすることがありますが、たらいは学校では主に感覚遊びに使ったりしますので、学部に2~3くらいしかありません。また洗面器ですと的が小さすぎます。 「1」は大きな洗面器の上に置いて的になる範囲を広げるものです。「2」のほうは、そのまま床に置いて的にします。写真のものは用紙を2枚しか使っていませんが、4枚位使えばたらいの大きさくらいにはなります。使う紙の枚数で大きな的・小さい的になります。授業で使わない時には折り畳んでしまえば良いので、収納の場所もとりません。簡単に作れるのと材料代が100円位で済むので、右の写真の「2」のほうがお勧めです。 |
(この教材・教具の特徴) 障害を持ったお子さん達には、通常の縄跳びは非常に難しいものです。タイミング良く跳び上がること・怖がらずに回転する縄の中に入っていくことは、なかなかできるものではありません。大人が縄を回すスピードをお子さん達に合わそうとしてもスローモーションのようなスピードで縄を回すことは不可能です。縄の回転が余りゆっくりですと縄が半円状にならず縄跳びになりません。 そこでカラーのチューブ(蛍光の管)に針金を入れることで縄の形状も好きなようにでき、併せて通常の縄跳びではできなかった回転スピードをスローモーションのようにもゆっくり回せるようにしたものです。 これで回転に対する恐怖心もぬぐえますし、どんな子にも合わせてゆっくり回転させらるようになります。スローモーションどころか子どもたちの足下で停止させることもOKですから、子どもたちも跳ぶというよりまたぐだけで大丈夫です。まずは、怖がらずに縄をまたいでいくようにしていき、慣れてきたら跳ぶようにしていきます。私の学年では、全く跳べなかった子がこの縄跳びで幾人も跳べるようになりました。長さは3mと4m程の2つがあります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 誰でも跳べる縄跳びは、今まで使って板材料の蛍光の管が、(右の写真。樹脂製の管でホームセンターのアクリル板を売っているコーナーに透明の管と一緒に売っていました。)どの店に行ってもなくなっていました。(※ホームセンターのカインズには、売っていることがあります。) そこで、蛍光の管に代わるもので作れないかと考えたものです。蛍光の管の代わりに園芸コーナーで売っている太さが5㎜ほどの棒(1本の長さは1.8m)を使うことにしました。 棒と棒のつなぎ方は、アクリルの透明の管で太さが5.5㎜位の管を使っています。今までの縄跳びですと蛍光の管に透明の管を2本差し込むことで、ぎゅっと入っていたのですが、今回のものでは2本の管でぎゅっと入るサイズが見つからず、仕方がなくこの2本の緑の棒を透明の管に入れるようになっています。 透明の管は動いてしまいますが、長さが1m以上あるので、縄跳びとして回していてもはずれることはありません。(・・・もし、心配でしたら、透明の管の左右の端をビニールテープで巻いて固定するといいでしょう。)縄跳びの長さは、以前の透明の管3本よりも長い3.6mになります。 |
(この教材・教具の特徴) 特別なものというわけではなく、通常のキャスターボードです。遊びの指導で使ったり、休み時間に教室前の廊下で子どもたちを乗せて遊ぶためのものです。板にただ色を塗るのではなく、子どもたちが気に入ってくれそうな絵が描いてあります。 子どもたち一人一人は、ラジカセで音楽を聴いているのが好きだったり、寝そべっているのが好きだったり、ひもをくるくる回しているのが好きだったりと、好きなことがばらばらでなかなか一緒に遊ぶということができない状態ですが、乗り物に乗るということはみんな大好きです。 給食後のちょっとした休み時間に子どもたちと一緒に遊べるものとして、子どもたちの好きなキャスターボードを作りました。 どこの学校にもキャスターボードはありますが、長年使われて大分古びてきたり板の色がただ1色にしか塗ってなかったりと、子どもたちの乗り気を喚起するには今一の状態です。子どもたちの好きなキャラクターを描いたり、きれいな色を塗ったりすることで、「わっ、乗ってみたいなあ!」と思ってもらえるようにしました。 |
(この教材・教具の特徴) 「ゆらゆらキャスター」と名付けましたが、普通にキャスターのひもを引き手が引っ張るだけではゆらゆらとはなりません。引き手がひもを左右に振って引っ張ることで、1台目のキャスターボードと2台目のキャスターボードがゆらゆらと揺れる訳です。 (学習時の使い方) 普通にキャスターボードを2台つなげれば同じようにゆらゆらと左右に揺れますが、2台のキャスターボードのサイズを小さくすることで、揺れの幅が大きくなるというものです。引っ張る先生は大変ですが、ただ直進するキャスターボードよりも子どもたちには受けると思います。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) やせすぎや太りすぎを考え、健康な体を見てわかるようにしたボードです。 学校では、保健室の先生から「健康カード」のようなものが学期初めや学期末に届けられます。体重や身長などの身体測定の結果や特に肥満のお子さに対しては、そのことについての指導助言などが書かれています。 教室にいるお子さんに目を向けると、中学部くらいになると女の子はアイドルやモデルさんに興味や憧れを持つようになるお子さんもいて、そのままで体重はいいのにもっと痩せたがったり、誰が見ても肥満なのに全く意に介していないお子さんもいます。 肥満については親御さんは気にしてくれていますが、当人は自覚がないというか改善しようという気もなくて、食べたいものがあればいくらでも食べてしまうようです。数の理解が1~5位までのお子さん達に「○㎏減らさないと・・」と言っても意味を理解することはできません。 このボードは星のマークが今の体重の位置を示しています。(子どもごとに適正体重は計算しておきます。)「太りすぎのイラスト・普通の体型のイラスト・痩せすぎのイラスト」に星を貼り、矢印で太りすぎのお子さんは「普通の体型」のイラストに「痩せすぎ」のお子さんも「普通の体型」にと示しています。 見て「あーそうか」とお子さん達がわかるようにし、少しでも健康的な体重(体型)を意識してもらえればと考えたものです。 |
(この教材・教具の特徴) 棒を強く振れば、カーンと音が出る棒です。 剣道で竹刀を振ったり、野球でバットを振ったり、テニスでラケットを振ったりしますが、「強く振る・振るスピードが速い」といった意識を持って取り組むことは、特別支援学校のお子さん達には難しい面があるようです。障がいが軽いお子さん達は、「こうしてごらん。」と、実際にやって見せたりことばでの説明で理解できますが、障がいが重くなると実際にやって見せてもことばで説明してもわからないようです。 そこで、しっかり縦に振る(剣道)・横に振る(野球やテニス)といった諸動作をすれば棒から「カーン」と音が出るようにしました。ゆっくり振ると音が出なかったり、小さな音しか出ないので、「カーン」と音が出るようにするには、速く棒を振ればいいということがわかりやすくなるでしょう。 |
音の出る振り棒2(塩ビ管) |
(この教材・教具の特徴) 「音の出る振り棒1」は、中の様子(仕組み)がわかりやすくなるように透明のアクリル管を使っています。しかし、アクリル管は値段が高いのと硬いものに当たった時に割れやすいので、値段が大幅に安くて丈夫な「塩ビ管」を材料にした「音の出る振り棒2」を作りました。 塩ビ管ですと管の中の様子はわかりませんが、お子さん達が多少乱暴に棒を振っても壊れる心配はなく、材料代も丸棒を含めても数100円で済むのでいいでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
音の出る振り棒3(ビー玉) |
(この教材・教具の特徴) 音を出すために塩ビ管の中に入れるものを丸棒(木)からビー玉に変えたものです。 実際に振ってみるとビー玉でも木の丸棒でもさほど音は違いませんでした。ビー玉が当たるのは棒の上の木の栓なので、殆ど割れる心配はなさそうですが、音色や音の大きさが同じようであれば、上の「音の出る振り棒2」がいいように思えます。ビー玉が入る塩ビ管は上のものより太いため価格もあがりますから、材料代は安いに越したことはありません。 |
(この教材・教具の特徴) 2チームに分かれて、ペットボトルの蓋を自分のチームの色に変えるゲームです。結構運動量があります。 (学習時の使い方) 蓋(ふた)の色が白と青の場合は(片方が白で片方が青の場合)、白と青という風に2チームに分かれてゲームを行います。白チームはふたを白にするように青のふたをひっくり返して白にします。 青チームは、白のふたをひっくり返して青にします。制限時間や人数やコートの広さを変えて行うと同じゲームでも変化が出ておもしろいです。ただ一生懸命自分のチームの色に変えようとするだけでなく、制限時間の終わり頃に一気に変えて逃げ切るなど戦略(?)も必要かも・・・。ペットボトルのふたがなかなか集まらないというときには、厚紙で表と裏に色を塗って使うようにすると簡単です。 (材料・道具)ペットボトルのふた、ビニールテープ、色を塗る時は油性マジック (作り方) ペットボトルのふたを2個重ねて貼りつけるだけです。貼りつけるのは接着剤でもいいのですが、面倒ならビニールテープを巻くだけでも大丈夫です。ふたは色違いを用意するか同じ色の場合は、どちらかを油性マジックで色を塗ります。 |
(この教材・教具の特徴) 段ボール板を斜面に敷いて作る滑り台です。セッティングが簡単なので使いやすいです。 (学習時の使い方) 天気の好い日には、外に出て戸外でできる学習を行いたいものです。通常の滑り台はサイズが小さいので、肢体不自由の子どもたちの手足が滑り台にひっかかりやすく、また滑る距離がとても短くて滑る感覚を味わう前に終わってしまいます。 段ボール板の滑り台は、土手や築山(右の写真)のような場所があれば、段ボール板をつなぎ合わせていくらでも長さを伸ばせられます。斜面の傾斜が緩い場合は、ブルーシート等の上に子どもを乗せて、シートごと引くようにすると、よく滑ります。シートのいい点は、スピードを教員が調整できることです。 ※注意しなければいけないことは、段ボール板なので、キャスターの付いた台車ですとキャスターの車輪が段ボールに埋もれてしまいます。左の写真のように、芝滑り用の樹脂製のものであれば大丈夫です。勿論、体ひとつで滑っていけます。 肢体不自由の子どもたちも知的の子どもたちも、怖がる子には先生が付いて一緒に滑ってやれば、安心して楽しめるようになるでしょう。慣れてくれば、一人でも滑っていけるようになります。 (材料・道具) 段ボール板(3~4枚)、布製のガムテープ (作り方) 段ボール板を重ねて布ガムテープで貼っていくだけです。重ね合わせる部分は、左の図のように段差がスムーズになるように斜面に敷く時に、下になる段ボール板を下側に置くことで、ひっかかりがなくなります。 |
(この教材・教具の特徴) クラスや学年などでゲームをするときに優勝・準優勝の人やクラスに贈る(後でかえしてもらいますが・・)トロフィーです。 学年や学習グループ、学部・ブロックなどでゲームや何かの競技会を行ったときに、優勝したチームや個人に贈る賞品になるトロフィーがあるとかっこいいですよね。勿論、校長室や学校にある本物のトロフィーが使えるといいのですが、ものがものだけに壊しては困るので、教材だからといってそう勝手に持ち出すわけにはいきません。 自分たちの側にいつでも飾って置けて、汚れた手で触っても怒られない(?)ような本物っぽいトロフィーがあれば、子どもたちもゲームや競技に対してやる気が出てくるのではないでしょうか。紙で作るメダルもいいのですが、ちょっと本物っぽい優勝トロフィーや2位・3位のトロフィーです。トロフィーは、よく使われるペットボトルで作るだけでなく、園芸用のプランターを使ったもっと大きな優勝トロフィーを考えました。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 上の優勝トロフィーを作るのは時間もかかりますが、これはスプレーで塗るだけで作れる簡単版です。 学年や学習グループ、学部などでゲームを行ったときに、優勝したチームや個人に贈る賞品になるトロフィーがあるとかっこいいですよね。子どもたちもやる気が出てくるのでは・・・。小学部ですと紙で作るメダルもいいのですが、ちょっと本物っぽい優勝トロフィーを100円ショップで売っている園芸用のポット(テラコッタ)を使って作ってみたものです。 授業でしょっちゅう使うものではありませんが、学年などに1個はあるとゲーム等の場面でいざというときに使えます。アサヒペンのメタリックスプレーで色をつけるだけなので簡単に作れます。できれば木の丸い板を底に貼り付けると、カップらしくなります。。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 上の優勝カップよりも更に小さいテラコッタを見つけたので、大きさから考えて準優勝カップ(2位)とすることにしました。 使い道は、上でお伝えしたのと同じです。一度作ってしまえば、何年でも使い続けることができますから、学年や学級に1個はあると便利です。アサヒペンのメッキスプレーで銀色に塗って、土台に丸い木をボンドで貼りつけるだけですので、簡単に誰でも作れます。 |
(この教材・教具の特徴) うちわの骨組みを使ったシャボン玉作りの輪です。(輪という言い方がいいのかわかりませんが・・。) 今まで色々作りましたが、これが作り方が超簡単でシャボン玉がたくさん出る点でベストのものです。 障がいが重いお子さんでも、手で持っているだけで風が吹いてくればたくさんのシャボン玉を飛ばせますし、シャボン液をつけるのも簡単で失敗がありません。肢体不自由のお子さんたちにもお勧めです。 (学習時の使い方) 市販のシャボン玉用の大きな輪は、輪が大きいためゆっくりとシャボン液から輪を持ち上げないと、すぐにシャボンの膜が壊れてしまいます。大人がやってみてもうまくできたり全然だめだったりと、特別支援学校のお子さんたちが使うには案外難しいです。 針金で作る輪は作るのも簡単なので、今までそれを作って使っていたのですが、それも上手く扱えるお子さんと手首を上手く使えずシャボン玉が作れないお子さんとがいました。うちわの紙の部分をとって骨組みだけ使う輪は、どんなお子さんが使っても(乱暴に振っても軽く振っても、持っているだけでも)上手に一度に数10個のシャボン玉を作れます。肢体不自由のお子さんで腕を動かせない子でも、このうちわのフレームを持っているだけで、風が吹いてくればでたくさんのシャボン玉が作れます。 (材料・道具)(作り方) バケツに水を入れ、その中にうちわを30分位入れて水に濡らし、取り出したら紙をはがすだけですので是非試してみてはいかがでしょうか。シャボン玉を作るのに最適な道具になります。 |
巨大なシャボン玉を作る輪の部分は、輪になる部分のひもが数種類あります。そこで同じシャボン液を使った場合、どの輪の素材がいいのか試してみました。 ※結論から言うと、どの素材を使っても殆ど変わりはありませんでした。手に入りやすさから言うと綿の毛糸(極太)が一番安価でいいようです。シャボン玉を作る時には、シャボン液がなじむように、30分位はひもや毛糸は液の中に浸しておくと、大きなシャボン玉がよくできるようになります。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップのダイソーで売っている園芸用の棒(2本組)、ダイソーの手芸コーナーに売っているひも(赤・青・黄色があります)、ナット、糸か細い凧糸、ハサミ、メジャー ①ダイソーで売っているひもをハサミで2m位切ります。(※ひもで作る輪は大きいほど大きなシャボン玉が作れるので、長さは目安のようなものです。余りにも大きすぎるとシャボンの膜ははりづらいでしょう。) ②ひもで輪を作ります。 ③左から3番目の写真のように、糸か細い凧糸でひもの輪を棒にくくりつけます。 ④ひもの輪が垂れ下がった時の一番下側に、糸か細い凧糸で右の写真のようにナットを取り付けます。これで完成。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップのダイソーで売っている園芸用の棒(2本組)、極太の綿の毛糸(ダイソー)、ナット、ハサミ、メジャー ①ダイソーで売っている極太の綿の毛糸をハサミで2m位切ります。(※ひもで作る輪は大きいほど大きなシャボン玉が作れるので、長さは目安のようなものです。) ②ひもで輪を作ります。 ③左から3番目の写真のように、毛糸でひもの輪を棒にくくりつけます。 ④ひもの輪が垂れ下がった時の一番下側に、毛糸で右の写真のようにナットを取り付けます。これで完成。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップのダイソーで売っている園芸用の棒(2本組)、綿のロープ(太さが4㎜のロープを3m位。ホームセンターで1mでいくらという形で販売)、細めの凧糸、ビニールテープ。ナット、ハサミ、メジャー ①ロープを60㎝位の長さと2m位の長さにハサミで切ります。60㎝のロープを棒に結んで横の部分が完成。(結ぶときにビニールテープで結び目をぐるぐる巻いておくとしっかり固定できます。) ②次に2mのロープを横のロープの端に結びます。ビニールテープを巻いて固定します。 ③2mのロープが垂れ下がる一番下の所に重しになるナットを細めの凧糸で結びつければ完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 針金等で作る輪っかよりも、大きく長いシャボン玉が作れるものです。 (材料・道具)(作り方) シャボン液・・・水1ℓ、シャボン液800㎖(ダイソーで売ってるシャボン液)、食器用洗剤100㎖(界面活性剤30%以上)、グリセリン50cc(グリセリンはドラッグストアで売っています。大きいビンと小さいビンがあります。)、バケツかタライなどの容器、シャボン玉用の輪っか(輪っかは上の3種類のどれかでOK) (※全て1/2の分量にして、水500cc・シャボン液400㎖・食器用洗剤50cc、グリセリン25cc 1㎖=1cc ) ※水道水は、一度沸騰させたものを冷やしてぬるま湯にしてから使います。食器用洗剤は、界面活性剤30%以上のもの。(※今回使ったのは、「花王のキュキュット」界面活性剤37%)、洗濯のりは、PVA合成洗濯のりとしてダイソーで売っています。グリセリンは、ドラッグストアにいけば売っています。 ①水道水を沸騰させてからしばらく置いてぬるま湯にします。 ②ぬるま湯になった水道水をバケツに入れ、洗剤・洗濯のり・グリセリンを入れて混ぜます。泡立たないようにゆっくりかき回すとよいのですが、泡が出ても一晩おいておけば泡は消えます。シャボン液は作ってすぐに使うのではなく、一晩くらい寝かせたほうがいいです。 ③シャボン玉を作る輪のひもの部分をシャボン液に浸して10分位置いてなじませると、大きなシャボン玉が割れづらくなります。 ④輪を持ち上げ両手で棒を広げると、大きく長いシャボン玉ができます。 ※直射日光が強かったり、風が強いとシャボン玉がすぐに割れてしまいます。できれば風速1~2m位で、曇りの日がお勧めです。 |
(材料・道具)(作り方) シャボン液・・・ 「NHKスイエンサー」のレシピ・・きれいな水3ℓ、食器用洗剤150㎖(界面活性剤30%以上 「花王のキュキュット」界面活性剤37%))、洗濯のり1.5ℓ(ダイソー) (※全て1/6の分量にして、水500cc・食器用洗剤25cc、洗濯のり250cc 1㎖=1cc ) ※上の分量で行いましたが、大きなシャボン玉はできませんでした。シャボンが膨らむとすぐに割れてしまいます。「きれいな水」が水道水ではなくて、蒸留水とかのきれいな水を言っているのかもしれません。 ※上の分量にグリセリンを10㎖(cc)加えると、大きなシャボン玉ができましたが、毎回割れずにできるところまでいきません。 |
(材料・道具)(作り方) シャボン液・・・「アスキーキッズ」のレシピ・・・水1.5ℓ、洗濯のり(PVA入り ダイソー)200㎖、食器用洗剤(花王のキュキュット)200㎖、グリセリン100㎖ (※ 全て1/5の分量にして、水300cc、食器用洗剤40㎖、洗濯のり約40㎖、グリセリン約20㎖) ※作り方は、「巨大シャボン玉1」と同じ。 ※この分量のシャボン液は成功でした。 |
(材料・道具)(作り方) シャボン液・・・ 水800cc、食器用洗剤300cc(界面活性剤30%以上)、洗濯のり(PVA ダイソー)750㎖ (※ 全て1/2の分量にして、水400cc、食器用洗剤約(「花王のキュキュット」界面活性剤37%)150㎖、洗濯のり約375㎖) 風が3m位あるとシャボン玉はすぐに割れてしまいますが、1m位の風だと大きなシャボン玉が作れますが、割れてしまうことも多かったです。食器用洗剤と洗濯のりをたくさん使うのと、シャボン玉が割れやすいことを考えるとコストパフォーマンスが悪いのが難点。 |
(材料・道具)(作り方) シャボン液・・・「伊東家の食卓」のレシピ・・・ 水800㎖(800cc)、洗濯のり240㎖、食器用洗剤(「花王のキュキュット」界面活性剤37%)80㎖、グリセリン26㎖ (※ 全て1/2の分量にして、水400cc、洗濯のり約120㎖、食器用洗剤約40㎖、グリセリン13㎖) ※レシピ通りだとシャボン玉はすぐに割れてしまいますが、グリセリンの量を約倍にすると(25㎖)と成功。 |
(材料・道具)(作り方) シャボン液・・・水500cc・シャボン液(「シャボンタンク」おもちゃ屋さんやホームセンター 写真のものは大瓶)400㎖、食器用洗剤「花王のキュキュット」界面活性剤37%)50cc、グリセリン50cc 1㎖=1cc ※風速1~2mがちょうど良い風の強さでした。シャボン液は一晩寝かせ、シャボン玉を作る輪の毛糸(綿の極太 ダイソー)の長さは3m位(横が1m・垂れ下がる輪の部分が2m)です。 毛糸は10分位シャボン液の中につけといて液が毛糸になじむようにします。 液がなじんでいないと、初めはシャボン玉がすぐ割れますが、徐々に大きなシャボン玉がうまくできるようになります。 ※このレシピでのシャボン液が、試した6種類のシャボン液の中でもっとも良かったものになります。 |
(お勧めのシャボン液) 失敗が少なく、巨大なシャボン玉ができるのは、「シャボン液1」と「シャボン液6」でした。(特に良かったのが、市販のシャボン液の「シャボンタンク」を使った「シャボン液6」。 どちらのシャボン液も、市販のシャボン液に界面活性剤37%以上の「花王のキュキュット」・グリセリン(ドラッグストア)を入れたものでした。グリセリンはシャボン玉を割れにくくしてくれるので必ず使った方が良いと思います。 また、シャボン玉を作る輪の素材は、綿の4㎜のひももいいのですが、価格が安いダイソーで売っている綿の極太毛糸が一番良かったです。ダイソーの園芸コーナーで売っている緑の棒(2本で1組)も使いやすかったので、材料代が安く済むのでお勧めです。 |
(この教材・教具の特徴) うまくシャボン玉を作れるフレームとそうでないものです。上手く作れないものはこういうものかとわかるようにあえてそういった失敗作のものも載せました。 左のフレームは、100円ショップ「ダイソー」に売っている猫よけの「ドントキャット」の針になっている突起の部分をカットしたものです。棒をつけて振っても良いし、輪の中に指を入れてそのまま振っても使えます。一度にたくさんのシャボン玉が作れます。 右から2番目のフレームは、うちわの骨に毛糸を巻き付けたものですが、これは失敗作になりました。殆どシャボン玉は作れません。上で紹介している「うちわのシャボン玉のフレーム」は誰がやってもたくさんのシャボン玉が作れるので、毛糸を巻いたらもっとよくなるかと思って実験しましたがだめでした。上のようにうちわの骨組みだけの方がやはりBESTです。 右側のフレームは、ハンガーにダイソーで売っていたモールをつけたものです。毛糸を巻き付けるよりもしっかりしたものになります。毛糸ですとシャボン液がつくとへたっとなって腰がなくなりますが、モールは中に細い針金が入っているので大丈夫です。シャボン玉はたくさん作れます。 (材料)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 100円ショップのダイソーに売っている「ソフトタイプ ランドリーバスケット」と「マグネットクリップ」を使ったボール投げの的です。 (学習時の使い方) 黒板やホワイトボードにこのゴールを2~3個貼り付けて、ボールを投げるようにします。マグネットクリップをバスケットに挟むだけですぐに使えるので、教室での学習やボール遊びに準備が簡単です。 「ボールが何個入った?」といった算数的な学習やボールをコントロールして投げるという体育的な学習に使えるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 教室の黒板やホワイトボードに貼ってボール投げの的にするものです。開き具合を変えることで、大きく開いたり小さく開いたりできるので、ボールを的に入れる難度をすぐに変えられます。より大きなものは、下の透明タイプ・完成形で紹介しています。 収納も折りたためるのでコンパクトで場所を取りません。 (学習時の使い方) 教室でボール投げをすることはそうはありませんが、行事等の関係で体育館やプレイルームが使えないときは、小学部ではやむを得ず教室で体を動かす学習を行うことがあります。そんな時に簡単に高さや的の穴の大きさを変えられる「ボール投げの的」が用意できれば、助かると思います。 体育的な学習だけではなく、ボール投げを活用した数の学習でも使えるかと思います。倒れる的ですと、児童が的を倒すたびに教員が次の児童の為に的を立たせなかえればなりません。また、数の学習で「倒れた的はいくつ?」・・という内容でしたら、的をたくさん用意しなければなりません。 この的は、的の中にボールがいくつか入るので、数個用意するだけで済みます。また、的の間口はマグネットがついているので、狭めたり広げたりもすぐにできますし、的の口が床面に対して平行ではなく上を向いているので、中に入ったボールがこぼれ落ちることがありません。 個々のお子さんの課題に合わせて的の広さや位置や高さもすぐ変えられます。また、折りたためるので保管も楽です。制作時間は10分くらいで、誰でも作れて材料費も1コ作るのに200円かかりません。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 上の的の場合は、的の中に入ったボールの数は見えません。見えないことで「いくつ入ったかな?」という期待感をお子さん達に持たせるにはいいのですが、的の中に入ったボールが見えた方がやる気を出すお子さんもいます。 この「的2」では、100円ショップで売っている透明のPPシートを紙の代わりに使うことで、的の中に入ったボールの様子が見えるようになっています。 (材料・道具)(作り方) 特別支援学校でも幼稚園・保育園でも色々なお子さんがいるわけですから、それぞれのお子さんに合った教材を用意できるといいと思います。作り方は上の「的」と全く同じですので、「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「黒板に貼れるボール投げの的」は、厚紙や100円ショップで売っているPP板に半円を描いて作りますが、もう少し的の内側の面積(ボールの入るスペース)を増やせないかと考えて、ダイソーで売っているA3の厚紙(厚画用紙)を使うようにして少しだけ変更を加えました。 これでボールが入る部分が広がりました。 (材料・道具)(作り方) 作り方は、基本的には「黒板に貼れるボール投げの的」と同じですので、「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 使わないときには折り畳んでおけ、黒板やホワイトボードに貼り付けて使えるストラックアウトの的です。 通常のものは、強度などを考えて木の板や塩ビ管等のパイプでつくるものですが、そういったものは収納スペースをとりますし、板のカットやパイプのカットなど必要になるので、誰でも作れるというわけにはいきません。 この教材は,、工作用紙と厚画用紙・両面テープ・マジックテープだけで作れるので、木工ができない先生でも作ることができます。強度を上げるために工作用紙の土台の上に厚画用紙を貼ったり、弱い部分を三重に補強してありますので、ソフトなボールよりも重たいテニスボールやダイソーで売っている小ぶりのやや重いボールでも使えます。 |
(この教材・教具の特徴) 黒板やホワイトボードに貼れ、使わないときには畳んでおけるストラックアウトです。 ストラックアウトは、ボールを投げて的に当たると当たったその的がはずれるというものですが、サイズが大きいものが多いので、体育館や戸外で使うものという風になっています。 数字を的に書いたりイラストを的に描いて、「3のところを狙う」「ゾウさんを狙う」という風に使ったり、とりあえずどこでもいいから的にボールが当たればOKというように使います。 ストラックアウトは、通常のものはサイズが大きいので、体育の道具類を入れる部屋に置いておいたり、廊下の隅に置いておいたりということになりますが、もっと気軽に使えるように黒板やホワイトボードにマグネットで貼れるようになっています。また、使わないときには折りたためるので、収納時に場所を選びません。 材料は100円ショップのPP板(4枚)やのり付きのマグネットを使っていますが、作るのにやや手間がかかるので、これから作ろうという方には、段ボール箱をお勧めします。段ボール箱は、リビング等の照明器具を買うと、正方形で底が浅く大きいサイズの段ボール箱に入ってくるので、それが最適です。段ボール箱は重いので、マグネットシートを貼るだけでは落ちてしまうでしょう。そこで、段ボール箱の強度を余り下げない程度に、余分な部分は切り落とすようにするとよいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 誰でも一度は乗ったことがある「缶ポックリ」です。 (学習時の使い方) 紐をしっかり上に引っ張らないと、缶と足を同時にあげることができないので、特別支援学校のお子さんですり足で歩くようなお子さんには苦手なものになりますが、そういった点を改善するにはいい遊び・運動になるのではないかと思います。 すり足で歩かないお子さん達であれば、紐をしっかり張った状態で足を動かすということを理解できれば、小走りすることもできるようになります。昔ながらの遊びですが、遊びながら手と足の協調運動を向上させられると良いですね。 (材料・道具)(作り方) ひも(ホームセンターに売っているPPよりひも)、空き缶2個(なるべく大きなもの。缶のふたがプルトップ状にきれいにとれるものは、そのまま使います。缶切りで開けなければならないものは、開けた後にぎざぎざした部分ができてしまうので、かなづちでぎざぎざの部分を缶の内側に叩いて折り込むようにします。)、かなづち、はさみ、プラスのドライバー ①空き缶にプラスのドライバーをかなづちで叩いて穴を開けます。 開けるときは、ドライバーが垂直になるかやや缶の内側を向くようにします。外側に傾いていると、叩いた途端に缶の外側を破ってドライバーが出てしまうからです。 ②穴の中にひもを通します。 (通りづらい場合は、ドライバーを使ってひもを穴の中に押し込みます。) ③缶を通したひもの結び方は、1本ずつ輪っかにして結んでもいいのですが、よりほどけない結び方は、下の(結び方)のような手順の結び方です。この結び方の名称は忘れましたが、山でザイルを結ぶ時などに使う結び方です。 (結び方) ひもの右側を上にします。左側を輪に通して右側のひもの下にします。左側のひもをまわして作った輪の中に入れます。左右のひもを引っ張ればきゅっと締まります。余った左右のひもは、それぞれをひもにからめて輪にして引きます。 |
(この教材・教具の特徴) 木の板のポックリヤ上の缶ポックリよりも使うのが難しい木のポックリです。足を乗せる部分は平ですが、底側が半円形の形をしているので立つだけでも子ども達には大変です。大人でも慣れないと立っていることがしんどいポックリです。 (学習時の使い方) 底が平らなポックリに慣れて、歩いたり小走りができるようになったお子さんが、最後に挑戦するポックリと言えるでしょう。バランスをとるのが難しいから最初は手こずるでしょうが、上手に歩けるようになったら誇らしい気分になると思います。 (材料・道具・作り方) この木は、ホームセンターで100円位で売っている端材の中から選んだものです。ボール盤で紐を通す穴(直径10mm)をあけ、足を乗せる部分を電動サンダーで磨きます。 |
(この教材・教具の特徴) これは、高さを変えられるボール入れの箱の試作品です。 特別支援学校の小学部や中学部では、運動遊びや体育の授業でドッジボールやバレーボール等の大きいボールや手の中に収まるような小さなカラーボールを使ったりしてボール投げを行うことがあります。的はバスケットのゴールだったり、冷蔵庫の入っていた大きな段ボール箱だったり、紅白玉入れのネット付きのゴールだったりしますが、障がいが重くなってくると高い位置へボールを投げ上げるのが難しくなります。 障がいの軽いお子さんから重いお子さんまで、個々のお子さんの課題に合うように高さの違う2~3の的を用意することが多いのですが、子どもたちは友達と同じ的を使いたがることも多々見られます。高く投げられないお子さんでも同じ的でみんなと活動できたらいいのになあという思いを形にした的です。箱状の部分が、他の箱に差し込めるようになっているので、箱を2段・3段と足していけるようになっています。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 日本で行われている数々のスポーツをカードにしたものです。特別支援学校のお子さん達は、スポーツというと野球やサッカー・バスケットなど限られたものしか知らない傾向がありますが、色々なスポーツがあることを知って関心を持ってもらうためのカードになります。 特別支援学校で小学部や中学部のお子さん達に「どんなスポーツが好き?」・「どんなスポーツがあるか知っている?」と聞いても、なかなか答が返ってこないと思います。そもそもスポーツということばがわかっていない子も多いかもしれません。 障がいが軽くて多少わかるお子さんならば、「サッカー・野球・相撲・バレーボール・マラソン・水泳」くらいは出るかもしれませんが、国内で行われているスポーツはそれだけではありません。「スポーツ吹き矢」・「パルクール」・「スラックライン」・「へディス」などの競技は、先生方でも知らない方が多いのではないでしょうか・・。勿論、色々なスポーツがあることを知ったからといって、学校でそれら全てを授業で行うこともないし、子ども達にはどちらかというと縁の薄い世界かもしれませんが、何も知らないのと多少なりとも知っているのでは見えてくる世界は違ってくると思います。 自分でもできるかもしれないと思うスポーツを見つけることができたり、機会があればチャレンジしてみたと思うようになるかもしれません。 肢体不自由のお子さんであれば、「ポッチャ」や車イスでの「アーチェリー」・「テニス」・「シッティングバレー」等々がありますし、視覚障害のお子さんであれば、「ゴールボール」や「ブラインドサッカー」・「柔道」などもあります。そういったスポーツがあることを知らなかった・または、誰も教えてくれなかったのと、少しでも知っているのでは青年や大人になってからの生活さえ変わってくるかもしれません。 今やっている授業に関係ないというのではなく、色々な場面で子ども達の見る世界を広げてあげる活動や、卒業後の人生を少しでも豊かなものにしてあげたいと思うことが、特別支援学校の先生方の仕事ではないでしょうか。数や文字を教えるだけが学習ではない気がします。 |
日本のスポーツ一覧カード2 |
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日本のスポーツ一覧カード3 |
(この教材・教具の特徴) 風船バレーで使うボールになります。この風船ボールは、ビニールテープが巻いてあるため、風船バレーで使うボールよりも風船が重くなって速く落ちてきます。障がいの軽いお子さんに関しては、こちらの風船ボールを使わせて、機敏性を高めてやりたいと考えたものです。 特別支援学校では、風船を怖がるお子さんが結構いますが、年齢が上がってきて徐々に風船になれてくると、体育の授業や遊びの時間に「風船バレーボール」をクラスや学年等でやる機会が増えてきます。通常の風船の利点は、一度手で叩いてあげるとすぐには落ち来ないでゆっくりふわふわと落ちてくることです。また、学校にある市販の教材の大きな風船は、柔らかな手触りの素材で簡単には破れることがないので、風船以上に使いやすくいいものです。こういった風船や大きなボールは、体の使い方が余り上手でないお子さん達でもゆっくり落ちてくるので、叩きやすいものです。 逆に運動が上手なお子さん達には、もう少しボールが速く落ちてくるような教材があっても良いように感じます。この風船は、そういったお子さん達用と考えています。 (材料・道具、作り方) 風船にビニールテープを巻いただけのものです。写真はビニールテープを巻きすぎているので、かなり重いです。数回ぐるぐると巻くくらいで重さはちょうど良くなると思います。 |
(この教材・教具の特徴) ボウリングで使う「フラフラボール」です。100円ショップのダイソーで売っていたプラスチックの容器2個とスーパーボール(ゴルフボール等でもOK)で作ります。 (学習時の使い方) 容器にボールを入れ、多用途ボンドで貼り合わせただけのものです。 (※ボンドを使わずに、ビニールテープでぐるりと巻いてもOK)) 中にボールが入っているので、真っ直ぐに転がそうとしても真っ直ぐ転がっていきません。普通のボール(バレーボールやバスケットボール等)ですと、上手なお子さんなら真っ直ぐボールを転がすことができボウリングは簡単にできますが、このフラフラボールは真っ直ぐに転がそうとしてもどこに転がって行くかわからないので、普段上手くボールを転がせないお子さんでもボウリングゲームで勝てることが増えます。 |
(この教材・教具の特徴) 以前100円ショップで売っていたプラスチックの容器2個でフラフラボウリングをつくりましたが、今回のはもっと簡単というかシェイカーの中にビー玉やスーパーボールを入れただけのものです。 材料代も作る時間も減りますが、上の大きい「フラフラボール」のほうが、ボウリングをする時の醍醐味はあります。そこがこちらの欠点。 (学習時の使い方) このフラフラボウリング2をボウリングのボール代わりにして、ピンを狙います。真っ直ぐ転がすのにこつがいるので、簡単にピンが倒れないのがおもしろいです。容器が軟らかいので、壁等にぶつかってもものを壊すことがないし、仮にこのフラフラボウリングを投げても材質が軟らかいので安全性も高いです。 小さなお子さんでも安心ですが、上のフラフラボールに比べると小さいので、ちょっと転がすのが難しくなるのと迫力不足なのが欠点 (道具・材料・作り方) 100円ショップで売っているシェイカー・ビー玉かスーパーボール ①シェイカーの蓋をあけ、中にビー玉等を入れて蓋を閉じれば完成。ビー玉は2~4個くらい入れると転がりかたが変わっておもしろいです。ボウリングのピンは、ペットボトルでもいいし、100円ショップボウリングセットを買ってきてもいいです。 |
(この教材・教具の特徴) ドイツの木のおもちゃ の「インorアウト」を本で見て作ったものです。 (学習時の使い方) このおもちゃは、木の台の穴の中に木のボールを転がして入れるものです。一見簡単に見えますが木の台の傾斜部分に秘密があって、ちょっと見た目にはわからないのですが、微妙に傾斜が変わっているので簡単には穴に入らないようになっています。大人でも子どもでも楽しめるおもちゃです。体育や体育遊びの授業や休み時間のクラスでの遊びにも使えるものです。木のボールは堅いのでボールを投げてしまうようなお子さんがいるところでは、ボールをテニスボールやビニールボールに変えればいいでしょう。 (材料・道具、作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「入るかな?」の2になります。見た目が美しくなり、傾斜の部分がより複雑な傾きになっています。 こちらは形を「1」のような円状から少し変えました。作り方は「1」と殆ど同じです。(集成材を3枚重ねて作るのですが、後から斜面を作るために電動彫刻刀ややすりで削らなければならないので、2枚目・3枚目の板は、1番目の板よりも随時小さくしたものを貼るようにした方が削る際に楽になると思います。 ) 今回は、木のボールをドイツのおもちゃと同じように色をつけました。また、100円ショップの木の玉は割れやすかったりするので、ホームセンター(ジョイフルホンダ)の木の工作のコーナーで売っている木の玉を使用しました。この「入るかな2」は、しばらく私のクラスで生徒たちと遊んでから、新設校に転校していった児童の保護者の方で、以前から親しくしていただいた方々が関わっている「おもちゃ図書館」にプレゼントする予定でいます。 |
(この教材・教具の特徴) 上の2つの「インorアウト」は木(集成材)で作るものですが、こちらは100円ショップのダイソーで売っている厚画用紙で作る簡単版になります。 「インorアウト」はボールを転がして穴にボールを入れる遊びですが、ボールのスピードが速いと穴を通り越してしまいますし、ボールのスピードが遅いと坂を上れなくて穴に届きません。簡単そうで結構難しいものです。 上の「1」「2」では木のボールを使いましたが、こちらは厚画用紙製なので、転がすボールはダイソーで売っているビニールボールかカラーボールになります。テニスのボールですとボールが重いのでうまくいきません。 (材料・作り方)厚画用紙とガムテープ・両面テープ、はさみ、大きな円を描く板(右の写真の細い板:厚画用紙でOK)に穴を開けたコンパス ①下の図のように厚画用紙を6枚並べてガムテープで貼ります。 ②上の右側の写真の穴の開いた木の板(または、厚画用紙)をコンパスにして大きな円を描きます。それから円の真ん中にコンパスで円を描きます。この円が穴になります。(※作品例の穴は小さいので、穴はもっと大きくした方が良いでしょう。) ③ハサミでカットとする線を切ってから、真ん中の円をハサミで切り取ります。 ④厚画用紙をカットしたところで重なるようにして全体の形(円錐形)を作ります。重なった部分をガムテープで固定します。 (※床から円錐になった穴までの高さは5~10㎝位。高さが低くないと、ボールが斜面に当たったときに弾かれてしまいます。) |
(この教材・教具の特徴) 上の紙(厚画用紙)で作る「インオワアウト3」の障害壁付きのバージョンです。障害になる壁がついているので、難易度がぐっと上がります。 上の「インオワアウト3」で簡単にボールが入るようになったら、厚画用紙をL字型にしたものを両面テープで斜面に貼り、ボールが簡単に穴に入らないようにします。ちょっと難しくなるので、チャレンジしようというお子さんも出てくるでしょう。 (学習時の使い方) この「インオワアウト」が2個あれば、クラスの子どもたちや先生を2チームに分けて、制限時間(タイマーで5分など))でどちらが多くボールが入ったか競い合うことができます。クラス対抗であればクラスの数だけあればいいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 材料さえそろえれば数秒でできてしまう超簡単な的です。 簡単すぎる・・・と言われそう。教室や家庭で遊ぶときに簡単便利!です。ゴム鉄砲の的にしたり、ボール投げの的にしたりと的のサイズや貼りつける絵を工夫すれば色々な的に使えます。 材料は、カラーボードやダンボール板等と洗濯ばさみ(または、ダブルクリップ)だけです。簡単に超がつくほどですが、まあ難しいよりはかんたんなほうがいいですから・・。 (材料・道具)(作り方)「0から始めるおもちゃ作り」のページをご覧下さい。 |
(学習時の使い方) 2対2でやる場合(人数は、2対2、3対3というように同じ人数で勝負します。)、「よーどん」と掛け声を掛けられたら、一斉にひもを引き、先に洗濯ばさみが全部とれたグループの方が勝ちになります。一瞬で決まってしまいますので、審判役が公平に勝負を判断してあげる必要があります。また、3対3でやる場合、真ん中の子の洗濯ばさみだけ先に取れた方の勝ちというのもいいでしょう。3人チームでよく話し合って、どの程度ひもを引っ張るか引っ張らないかを相談するとチームプレーができます。これも結構難しいかも。 (材料・作り方) 100円ショップ(ダイソー)で売っているまな板(右の写真。ガチャピンとムックがあります。)・輪っか付きの洗濯ばさみ・ひも ①洗濯ばさみにひもを取り付けます。 ②まな板に洗濯ばさみをつけるだけです。 |
(この教材・教具の特徴) この教材は、2人が協力して前に歩こうとしないと歩けないものです。1人で前に歩くことは簡単ですが、2人で息を合わせて歩くとなると、障害を持ったお子さん達には相当難しいことと思います。大人が2人でやってみても、なかなかタイミングが合いませんでした。慣れないと難しいです。 左右の足を2人が息を合わせて前にタイミングよく出すことを左右の足で繰り返すというのは、初めは殆どのお子さんが無理ではないかと思いますが、何事も経験です。最初は、先生方が見本を見せて、「ちょっと難しいけれど、おもしろいよー。」と促していくといいかもしれません。 ※どうしても難しくてできない場合は、足先を入れるようなベルトを板の前後に取り付けます。 |
(この教材・教具の特徴) 牛乳パックやコーヒーのパックの中に広告の紙や新聞紙をゆるめに詰めて、2本・3本とビニールテープを巻いてつなげていき、バー状になるようにしたものです。これでバランスバーを行います。 (学習時の使い方) 初めに先生が土台を作り、その後は子ども達が順番にパックのバーを上へ上へと積み上げていきます。途中でバーが落ちてしまったらダメというルールでゲームをしながら、バランスを考えるようにしていきます。 また、予め先生方がバーを積み上げておき、子どもたちが順番にバーを引き抜いていって、バーの山が崩れたらダメというルールでもいいでしょう。バーが落ちてもパックの中は広告などの紙が入っているだけですから、体にぶつかってもさほど痛くはありません。 ※牛乳パックを集めるのに一苦労しますが、そんなときには先生方に声を掛けると割合早く集まります。 |
(この教材・教具の特徴) 「木のぽっくり」です。 以前作ったポックリをクラスの子どもたちが代わりばんこに使って遊んでいます。1個しかない関係で廊下でクラスの子が遊んでいるのを見た他クラスや他学年の子どもたちがやりたがっても、なかなか貸してあげることができませんでした。 今回は、以前作ったやり方でなく、一番簡単な作り方で2~3個作ることで、他のクラスにも貸し出してあげられるようにしました。板に2カ所穴をあけてひもを通すだけでシンプルです。材料と道具さえあれば15分くらいでできます。 (材料・道具)(作り方)「 0から始めるおもちゃ作り」 のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) ポックリは竹や空き缶や木の板等で作ってきましたが、これは100円ショップダイソーに売っていた「EVAスポンジ」を使ったものです。スポンジ部分をわざと小さくしてかかとを意識させるようにしてあります。 EVAスポンジは、適度な堅さがありながら弾力性もあるので、感触も良く裸足で足を乗せるにはいい材料です。以前はダイソーで厚みのあるEVAスポンジを売っていましたが、最近は1㎜厚くらいの薄いものしか売ってないので、以前のような厚みのあるものが販売されるといいのですが・・。どうしても厚みのあるものがない場合は、スポンジをウルトラ多用途ボンドで貼り合わせても良いでしょう。 (※EVAスポンジの厚みのあるものは、最近ではホームセンターで売っているようになりましたので、ダイソーにない場合はホームセンターで購入すると良いでしょう。) (学習時の使い方) 靴を履いて歩く竹や空き缶等のポックリも良いですが、小さいお子さんなどには、裸足で足の指を使うような遊びがいいと思います。ひもが1本なので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。 (材料) ダイソーで売っているEVAスポンジ1枚で2足分(4枚)。手芸コーナーで売っているひもで4本分とれるので、2人分作っても200円ほどです。 (※EVAスポンジは、ホームセンターでも売っていることがあります。厚みも何種類かあったりするので、そちらを買って使う方が作りやすいかも。) |
(この教材・教具の特徴) 運動会や体育や遊びの指導の授業で使えるスプーンレース用のスプーンです。 お子さん達の運動能力は、5~7名くらいのクラスの子どもたちでさえ個々の力が大きく違いますので、学年や学習グループといった大勢になると、同じ道具(この場合は、ボールを乗せるスプーン状のもの)では個々の課題に対応できない難しい面が出てきます。 ある子には簡単にボールを乗せて運べても、障がいが重い子になるとボールをすぐに落としてしまい、うまく活動ができなくなります。できないと子どもさんは活動意欲を失い、ねらいとする課題も達成できなくなります。 このスプーンは4種類あります。違いはボールを乗せる穴の大きさです。穴の大きさが大きければボールがすっぽりはまって落ちづらくなります。穴が小さくなるとボールは安定してはまっていてはくれないので、落とさないように手や全身でバランスをとっていかなければなりません。 子どもたちの今の力に合わせて道具(教材・教具)を使わせてやり、その段階がクリアできたら次の段階になる道具(教材・教具)を使わせていくことが大切なことだと思います。 |
(この教材・教具の特徴) ビニール(ポリ)袋に丸めた新聞紙を詰めたボールは、ふわっとしていて蹴っても人に当たっても痛くありません。ボールを蹴ると足が痛いから嫌だというようなお子さんたちが、サッカーのようにボールを楽しく蹴ることができる柔らかボールです。作るのも簡単。 (学習時の使い方) 休み時間に中庭でボールを蹴って遊ぶお子さん達もいますが、余り転がらないのがいいようで、飽きずに蹴っていました。遠くまで転がってしまうと、ボールを追いかけないであきらめてしまうお子さんが多いので、余り転がらないことが利点になっています。 100円ショップに売っているビーチボールは軽すぎるし、柔らかな素材で作られている各種のボールは大きさが小さいので、小さなお子さん達が蹴るには大きさが足りません。個々のお子さん達に合わせて、重さ・硬さ・大きさを調整できるこのボールは、意外なほど使えます。 空気しか入れてないポリ袋のボールと空気プラス新聞紙の入っているボール、そして100円ショップの大きなボールなどを子どもたちの状態や用途によって使い分けるといいと思います。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップで売っているポリ袋かビニール袋(大きさはスーパーやコンビニの袋より2回りくらい大きいものがいいでしょう。)、ビニールテープか布ガムテープ、新聞紙や広告の紙 (制作の手順) ①ビニール袋の中に軽く丸めた新聞紙等を入れていきます。(ぎゅっと硬く丸めると蹴った時に足が痛くなりますので、ゆるめでいいでしょう。) ②新聞紙等の量は、ボールの大きさや・重さを調整しながら決めます。 ※袋の中に空気が残るようにしたほうが、軽く蹴っても遠くへ飛びます。(大体こんな感じかなあという具合です。) ③ビニールテープか布ガムテープで口を綴じます。縦方向と横方向に布ガムテープを十字状に巻いて完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 自閉症のお子さん達に上履きを脱ぐ場所を教える足形は、マットに足形を描いた物や足形だけのものがあります。ここで紹介するものは、劇の縄跳び(プラスチックと針金でできた特殊な縄)で子どもたちが同じ場所で両脚でジャンプすることができず、縄をまたいで前方向に出て行ってしまうことを防ぐねらいを持った足形です。 (学習時の使い方) 「そこでジャンプ!」と声を掛けても前に出て行ってしまう子どもが多いので、場所を意識してもらう為のものです。両脚で足形の上でジャンプするので、足形(マット)が滑ってしまわないように滑り止めがついているわけです。劇の練習だけでなく体育の授業でも使い道が出てくると思われます。 (材料・道具) 100円ショップで売っているデスク用のマットと滑り止め、木工用ボンド、ポスカか油性マジック、はさみ (作り方) デスク用のマットに足形をマジック等で描きます。デスク用のマットについている透明のビニールシートをカッターで切り取ります。(ついたままだと滑りやすいので・・。)デスク用のマットの大きさに滑り止めをはさみで切ります。木工用ボンドをマットの裏面全体に薄く塗り、マットと滑り止めを貼りつけます。 |
(この教材・教具の特徴) 遊びの指導・体育・運動会で使える教材です。遊びながらバランス感覚の向上や集中力をつけるのにいいでしょう。 (学習時の使い方) クラス対抗や学習グループ対抗などという形を取ると、スポンジを次の友達に渡したりと人間関係の学習にもなります。 運動能力は、個々のお子さんに差がありますので、障がいの重いお子さんと軽いお子さんでは、上に乗せるスポンジの量を変えるなり走る(歩く)距離を変えるなりの配慮が必要です。 外で使うことも考えて、右の写真のようにスポンジの中に木の板を入れて、少しくらいの風では飛ばされないようにしてあります。板は重しですが、スポンジの中に入っているので、足に落としてもけがをするようなことはありません。簡単に作れるのと材料代がそんなにもかからないのがいいところです。予算さえあれば、スポンジを4等分することなく、そのまま使った方が見栄えも良く、難易度も上がっていいと思います。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) この的当ては、今から20数年位前に作った物です。作るきっかけになったのは、学年の筋ジスのお子さんの筋力が落ちてきて、「他の子どもたちと一緒に遊べるものがなかなかない。」という学年の先生方の話からでした。 そこで、いつでも遊べて、すぐ片付けられるように、教室の天井にヒートンを付けてボールを吊し、この的に向けてボールを放り出す的当てとして遊ぶようにしました。 クラスの友達とまっすぐ投げたり(ボールを放すだけ)、カーブをつけて投げたりして(手首を使って横に放り出す)、一緒に楽しく遊ぶようになったものです。的の前に障害物を設けて、カーブをつけて投げないと当たらないというようにしたのが受けたようです。的に当たると的が倒れてマイクロスイッチがONになり、ミニブザーが鳴るようになっています。 (材料) 3㎜厚のベニヤ板・9㎜厚のベニヤ板・水性ペンキ・ドラゴンボールのカレンダー・スポンジ・マイクロスイッチ・電池ケース・ミニブザー・配線のコード(模型用)・丁番 (作り方) 的の部分は、3ミニ厚のベニヤ板で作ります。大きさは30㎝×40㎝位。ドラゴンボールの絵は、カレンダーから切り抜いてボンドで貼ってあります。下の板は9㎜厚のベニヤ板で作り、前の部分は机に引っかけられるように下に5㎝程伸ばしておきます。ブザーと電池ケース・マイクロスイッチをコードで結び、マイクロスイッチの部分は、的が倒れたときの衝撃を和らげるために、スポンジ(スイッチの所を切り抜いたもの)でおおうようにします。 |
(この教材・教具の特徴) 特別支援学校の小学部では、教室の中でボウリング遊びをどこの学校でも行っていることでしょう。 ボウリングのピンを並べるのが教員であれば、特別ピンの置く場所の印をつけなくても大丈夫ですが、お子さん達の場合はピンの置く印が必要です。 その場合、大体床にガムテープかビニールテープを貼ってピンを置く位置の印にしますが、長らくそのままにしていると床になかなか取れない汚れがついてしまいます。また、テープの印だけですとペットボトルのピンを置く際にピンが倒れやすく、係になったお子さんが何度も置き直さなければならないこともよくあることです。大人がピンを置くのではなく、子どもたちにその役割を任せてスムーズにできるようにしたシートです。 ピンの位置や高さ(13さ㎝)が、お子さん達がピン並べをやっても手とピンがぶつかりずらい間隔とピンが倒れずらい高さになっています。 材料はダイソーで売っているPP板で、左右の側面と後ろの面は厚画用紙で作ってあります。 |
(この教材・教具の特徴) 運動会や体育の授業・遊びの授業等で使えるボール運び用の教材です。フープは、使わないときにははずしてコンパクトにできますので、数が多くても教材室等の置き場所に困りません。 (学習時の使い方) フープの中側にある日よけの上にボールを乗せて、1人か2人で運びます。人数については、3人・4人でもいいでしょう。ボールを落とさないように協力し合って、歩いたり・走ったりして運ぶようにします。 (材料・道具)(作り方)「0からはじめる教材作り4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 洗濯ネットにペットボトルを入れた浮き袋です。この洗濯ネットの浮き袋は、体を下から浮かせて支え、体を横にした状態でもお子さん達が安心してバタ足を練習できるものとして活用できるかもしれません。洗濯ネットは特別大きいものではないので、ネットが1枚の場合は、小学部の小さなお子さん達用になります。 ネットを複数枚つなげることで、頭から脚の付け根辺りまで上体を下から浮かせれば、体の大きな中学部のお子さんや障がいの重いお子さん達でもバタ足練習がやりやすくなるでしょう。教員がお子さんを同時に2人まで指導できるようになるかもしれません。 特別支援学校では、プールでの水泳指導を行う際には市販のアームヘルパーやビート板を使うこともありますが、泳ぐ練習を行うのは数m泳げるお子さんが対象になります。泳げないお子さんにとっては、ビート板やアームヘルパーを使っても体が浮かないので、教員が1対1でついてお子さん達の体を両腕で下から支えて横になるようにしていきます。 ただ、教員数はお子さん達の数よりも少ないので、一人のお子さんに指導できる時間には限りがあります。泳げない殆どのお子さん達の場合は、水中に顔をつける・頭まで水中に入れる等の練習やプールの縁をつかんでバタ足を行うことが練習内容になります。 中学部でも、バタ足等ができない障がいの重いお子さんの場合は水遊び的な内容が殆どになります。市販の浮き輪ですと体を真横に寝かせてバタ足をすることは殆ど無理なので、泳ぐ練習には向きません。そんな時には、この洗濯ネットの浮き袋(2枚くらいつなげたも)を試してみてはどうでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 遊び学習(体育的な内容)の授業で活用する教材です。子どもたちが自分からジャンプしてみたくなるように、ジャンプしてアルミ管を手で叩くといい音が出るようにしてあります。 小学部の子どもたちは、高等部の生徒さんのように部活や体育でバスケットをやったりしないので、普段ジャンプするような活動がありません。学校生活の中でジャンプするような活動は経験していないわけです。 ・・そこで「ジャンプをやってみたい!」という気持ちにさせる為に、ロープから吊されたアルミの管にタッチすることで、管と管とが当たっていい音が出るようにしました。 (学習時の使い方) ロープは、体育館の横を横断するようになっていてます。ロープはゆるめに張ってあるので、アルミ管の高さは低いところから徐々に高くなっていきます。 ほとんどジャンプができないお子さんから、かなり高くジャンプできるお子さんまで、そのお子さんの課題に合わせて取り組めるようになっています。一番低いところでも届かないお子さんについては、側にいる先生がロープを下に下げてあげることで対応できます。ロープを下げられるのは、ひもの両端がゴムにしてあるからです。音が出るとチャレンジしてみたくなるのは大人も子どもも一緒です。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3をご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) ジャンプして叩くと「バーン」といい音が響きます。ひもで肋木に取り付けるので、高さも変えられます。 子ども達にただ「ジャンプしよう!」と言ってもなかなか跳び上がることはしません。上の「ジャンプしてタッチ」は、ロープに吊してあるアルミ管を叩くときれいな音色がするので、子ども達も喜んで跳び上がろうとしましたが、体育館にロープを渡して活用するので準備や片付けに少し時間がかかりました。 こちらの「ジャンプしてバーン」は、肋木の所にひもで結びつけるだけですから、準備や片付けの時間が少なくて済むという点が大きな利点になります。3~4個作れば、個々のお子さんの課題に合わせやすくなると思います。仕組みはカスタネットと同じようになっていて、跳び上がって板を叩くとバーンと大きな音がするので、やってみたいと子ども達も思ってくれるでしょう。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3をご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 使わないときは折り畳んでおける台車です。荷物を運んだり、子どもたちを乗せて使います。 肢体不自由の学校では、台車は子どもたちを乗せての活動に利用したり、教材等の運搬に使用したりと出番の多い道具です。 ただ大きい為に、台車を収納するようなスペースがないと。教室前の廊下に置かれることが多くなります。ただでさえ車椅子などが置かれていて狭い廊下が、その為にとても狭くなってしまいます。 そこで、使わないときには折り畳んでコンパクトになり、なによりも邪魔にならない台車があればいいということで作ったものです。台車の組み立ては、1人でも3分もかかりません。2人でおこなえば数十秒で完成できます。制作自体は割合簡単ですが、問題なのは蝶つがいや車輪(キャスター)にとてもお金がかかるということです。特に車輪部分(キャスター)だけで10000円を超えてしまうことです。 (材料)ベニヤ板・水性ペンキ・蝶番・ひも・キャスター(6個)・木ネジ (作り方) 台車の底板になる部分を3分割し、折り畳めるように蝶番を取り付けます。キャスターは折り畳んだ時に、ぶつからないように真ん中のキャスターと左右のキャスターの位置を少しづらして取り付けます。台車の側板は、ドラエモンの描いてある2枚は蝶番で取り付け、残りの2枚はドラエモンの描いてある側板に差し込む形になります。 |
(この教材・教具の特徴) 歯磨き指導をする際に活用する歯形の模型です。 歯磨き指導と言えば、各クラスで毎日のように昼食後の歯磨きでお子さん達と一緒に歯磨きしながら先生が行いますが、保健の先生が教室や保健室で歯形の模型(右の写真)を使って、歯磨きが大事なことや歯を磨く正しい手順などを子どもたちに指導してくれることもあります。 歯形の模型は子どもたちも興味を持ちますし、歯ブラシを歯のどの部分に当てて磨けばよりきれいに磨けるかがわかりやすいものです。 残念ながら学校全体では人数・クラスが多いため、保健の先生がクラスまできてくれるのは年に1~2回くらいになります。 クラスに歯形の模型が常に置いてあれば、歯磨き指導がやりやすく効果もあがるだろうなと思っていましたが、保健室に1個しかない状況では毎日貸してくださいというわけにもいかないので、割合簡単に作れてクラスに置いておける歯の模型を作りました。これがあれば毎日の指導の効果も上がることでしょう。材料代も200円もかかりません。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 歯磨き指導用の歯形の模型です。 保健室の先生が作っても良いし、先生方が教室に常時置いておいて児童生徒への指導に使ってもよいものです。教材は、忙しい時間の中で工夫して作らなければならないので、上の「歯形の模型」よりも作りやすいものとして考えました。 材料は、サイダー等の発泡飲料の大きなペットボトルと100円ショップ(ダイソー)で売っている白いメラミンスポンジと両面テープ・肌色のPP板のみです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 下の「禁煙くん:簡易版」よりも綿が汚れるのを見やすくした「禁煙くん」です。 容器はダイソーで売っているプラスチックの容器。使うときには、綿に霧吹きで水を少ししみこまして使います。 (作り方) 容器の蓋に穴をあけ、ビニールパイプを通すようにしてあります。また、容器の中を空気が通りやすくなるように、アルミの針金で綿を底から押し上げるようにしてあります。作り方は、下の「禁煙くん」簡易版と基本的に同じです。 |
(この教材・教具の特徴) 禁煙教育に使う「禁煙くん」です。たばこを吸っていると、肺が黒くなることを見てわかるようにしたものです。 禁煙教育は、今は小学校や中学校・高校で行われているのでしょうか・・。特別支援学校であれば、タバコに関心を持つようになる高等部の生徒さん達が学習する機会を持つと良い内容です。 タバコを吸うと口中や肺が汚れて様々な病気になりやすいことを口や図(イラスト)で説明してもなかなか理解しづらいものですが、この教材はタバコを吸うと透明のチューブが汚れていったり、チューブの中に入っている綿が汚れていくのが目で見てわかりますから、特別支援学校のお子さん達や小学生などのお子さん達にもわかりやすいでしょう。使うときには、綿に霧吹きで水を少ししみこまして使います。 (材料・道具・作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 普通のジャングルジムでは遊べないお子さん達でも遊べるジャングルジムです。 通常のジャングルジムは、肢体不自由のお子さんは勿論のこと、知的障害のお子さんでもなかなか利用できないのが現状ではないでしょうか。 このジャングルジムは、知的障害の学校の高等部に私がいた時に、小学部の6年生の先生方から、「卒業記念の作品として残せるもの・子どもたちが作るだけでなく遊べるようなもの・・・、そんなものができないかな?」と依頼されて、私から提案したものです。 ベニヤ板に子どもたちが思い思いの絵を描いて、それをジャングルジムに張りめぐらすことで、簡単に誰でも怖くなく上まで登って遊べます。また、使っている内に板の上で寝ころぶ子や迷路のようにして遊ぶ子も現れました。誰でも怖くなく登れて、色んな活用の仕方ができる、子どもが参加して作ったジャングルジムです。 (材料)20㎜厚のベニヤ板・縄・水性ペンキ (作り方) ベニヤ板に扱いの楽な水性ペンキで絵を描きます。絵には、床用ニス等の防腐剤になるものを塗ります。ベニヤ板はドリルで穴を開けて、そこに縄を通してジャングルジムに固定します。子どもたちが喜ぶように、板を糸のこ(または、電動糸のこ)で動物型に穴を開けてもおもしろいです。(但し、足を載せる板にはせずに、頂上の飾り板のように使う。)板は雨に濡れますから、耐久性を保つために年に数回ニスを塗ることを勧めます。1回30分もあれば塗れるので、そう負担にはならないでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 床の上に魚をちらばせて魚釣りを行うのもいいのですが、どうも魚釣りという感じがしません。魚は水の中にいるわけですから、釣り上げる魚と水はセットで考えたいものです。 この魚釣りの魚は、魚の絵がラミネーターされていて発泡スチレンボードに這ってあるので、大きなたらい等に水を張って、その中に浮かべることができます。これでかなり魚釣りのイメージに近くなってきました。 ダブルクリップは、ひろげた状態で使うときは、釣り糸の先がフックになっているものを使います。フックは、ダイソーなどの100円ショップに売っているフックを使うと便利です。釣り糸の先に磁石をつけて使うときは、ネオジムのような強力マグネットやマグネットシートを糸の先に結んでつけるなどして、ダブルクリップはたたんで磁石がつきやすいようにして使います。手や腕の操作、目と手の協応動作の向上など、遊びながら身についていけるでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) かごを背負って逃げる鬼役のこども用のかごです。 このゲームは大体2チームに分かれて、それぞれがかごを背負うこどもと相手のかごにボールを投げ入れるこどもに分かれて行います。小学部の体育などで体育館で行うことの多いものです。学校にあるかごは竹で編んで作ってあるものが殆どですが、もっと簡単に作れるものとして100円ショップに売っている紙袋を材料にしてあります。 紙袋だと袋の両サイドが折ってあるので口が開きづらいので、100円ショップ(ダイソー)の工作用プラスチックボードをコの字型にして袋の口の部分に入れてあります。 ボードの色を赤・白等に変えればチームの色がわかりやすいのと、右の図のように、ボードが頭の一部や首をカバーできるようになっています。ボールが首や頭に当たるのを嫌がって鬼役になれないお子さんがいますので、その点を考慮してあります。また、背負いやすくなるように厚紙のベルトに幅広のゴムを貼ってあります。授業で使わないときには、通常の紙袋のように折り畳んで収納すれば場所もとりません。 |
(この教材・教具の特徴) 乗り物遊びを行うときに、「がたがた道」を用意したりしますが、坂道のような所を一度上がったてから急にがたんと下がっていくという感覚を味わわせたくて考えたものです。 この手のものは昔からベニヤ板等で作ったものがありましたが、毎日たまっていく空き缶を眺めていて、これに使えないかなと廃物利用も兼ねて考えたものです。 ギッタンバッタンとなる感覚は、頭ではこうなるんだとわかっていますが、実際にやってみると大人が体験してもちょっと変な感覚です。車椅子に乗っている子どもたちは、いつも平らな道を行くことが多いというか、大人がそうしているので、たまには普段感じられない感覚もいいと思います。 また、知的障害の特別支援学校の子どもたちであれば、右の図のように板の上で自分でバランスを取って、板が揺れてがたんと下がらないようにする平衡感覚を使った遊びにも使えるでしょう。ここでは空き缶の筒を4本使って大きな1本にしていますが、もう少し高さが出るように本数を増やした方がおもしろいかもしれません。 (材料)ベニヤ板(180×90㎝ 20㎜厚)、空き缶、布ガムテープ (作り方) ①空き缶を布ガムテープでつなげて1本の棒を作ります。作る棒の数は4本です。 (左の写真のように、ベニヤ板の幅より長くします。) ②4本の棒をガムテープで束ねて1本の棒状にします。 ③空き缶の棒の上にベニヤ板を乗せて完成。 |
(この教材・教具の特徴) この的は、ボールが当たって倒れても樹脂製の板がバネのようになって、的を元の位置に戻してくれるので、直しに行く手間がいりません。 (学習時の使い方) ボール投げの的ですが、教員が複数いる場合はボールが当たって倒れた的を戻すのは容易です。サブの教員が倒れた的を元に戻せば良いので、リーダー役の教員はそのままゲームを続けることができます。 しかし、相方の教員が病気や用事などで休んでいたり、出張等で不在になって教員が1人しかいないときはそうはいきません。独りで進行役をやりつつ、ボールが当たって倒れた的をいちいち直しに行かなければならなくなるからです。的の種類にもよりますが、倒れた的が自動的にと言うか、直しに行かなくても元の状態に戻ってくれたらと思うことがありました。 仕組みは簡単で、材料さえあれば15分位で作れます。的の部分はこの数倍あるような大きさでも大丈夫です。 問題点は、的自体がある程度重くないとテニスボールのように重いボールが当たると動きやすいことでしょうか。台になる部分の下に雑誌の束を巻き付けるようにすれば、その問題も大丈夫でしょう。 (材料・道具・作り方)0から始める教材作りの4をご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) この輪投げは、100円ショップのダイソーで売っていた「スリッパ立て」に紙皿を2枚重ねて円盤にしたものの組み合わせたものです。簡単に作れるのがいいところです。 紙皿の円盤は、円切りカッターで中側をくりぬいてあります。円切りカッターがない場合は、紙皿の中央部分にハサミを入れて円に切ればOKです。円盤状に切ったら2枚の紙皿を重ねて、ビニールテープで4~8カ所とめれば輪投げ用の輪になります。紙でできていますから、人に当たっても安全です。 的になるスリッパ立ては、棒状のものを台の穴に差し込むだけですから、組み立てるのに1分もかかりません。 |
(この教材・教具の特徴) ジャージに新聞紙等の紙の帯を挟み込んで、それを取り合うゲームを小学部でやったことがありますが、今回のは紙の帯ではなく新聞紙の服を子どもたちみんながかぶり、それを鬼役が破るというゲームです。 (学習時の使い方) 鬼役以外は新聞紙の服(新聞紙を折って真ん中に穴をあけたものかぶる)を着て逃げます。鬼役は、新聞紙を破れば鬼役交代です。 紅白対抗ならば、新聞紙に赤等のガムテープを貼ってわかるようにします。紙の帯よりも捕まえやすくなります。破った新聞紙は、ビニール袋に入れてボール状にしたら、ガムテープでぐるぐる巻いてボール遊びに活用するようにします。紙の帯でもOKですが、たまにはダイナミックにやるのもいいかもしれません。 |
(この教材・教具の特徴) 教室等どこでも気軽に使える卓上ホッケーです。市販品と違い人に当たっても痛くありません。 卓上ホッケーは、テーブルの上に玉が落ちないように左右に壁になるものを立て、そこでボールを相手側に打ち返し(跳ね返し)勝負するゲームです。 肢体不自由の学校に勤務していたときには、球技大会(ピンポン)で車イスの障がいの重い子どもたちが何回もやっていたものでした。通常のボールを打つ道具は、右の写真のように木で作ってあります。ものによっては板の下側にキャスターが付いていて動きやすくなっているものもあります。20数年前に作ったような記憶もあります。 キャスター付きのものは、板と丸棒とキャスターだけで作れるので工作としては簡単なほうですが、この「卓上ホッケー簡単版」はそれをもっと簡単に誰でも作れるようにしたものです。 (材料・道具)(作り方) 100円ショップ・ダイソーのベイビィブロック・発泡スチロールの角柱・カラーボード・ 床キズ防止のフェルト、発泡スチロール用のセメダイン、定規、ペン、カッターナイフ ①ベイビィブロック(青い方のスチロール)の幅と同じ幅にスチロールの角柱をカッターナイフで切ります。 この切った部分が、下の写真の真ん中のように持ち手になります。 ②持ち手の部分はブロックに発泡スチロール用のセメダインで貼り付けます。 ③ブロックの底側に滑りをよくするために、右の写真のように床キズ防止のフェルトを貼ります。(フェルト自体に接着剤が付いています。) ④ボールが当たるところになる板(カラーボード)をカッターナイフで切ります。大きさは適当でいいです。今回は、20㎝×13㎝。 ⑤この板をスチロール用のセメダインでブロックの前方に貼ります。 ※この板は床面(テーブル等)と接触しないように数㎜浮かしておきます。 ※持ち手のスチロールの部分は横向きにしてありますが、お子さんによっては縦向きにするなど持ちやすいように変えてくといいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 上で紹介した卓上ホッケー簡単版の更に簡単バージョンです。手で横のバーを握れなくても大丈夫。 お風呂で使う「ボディウオッシュミント」(右の写真。100円ショップのダイソーで売っていたもの)を使うことで、そこに手を入れるだけで済むようにしてあります。 これですと発泡スチロールのバーを握れないお子さんでもプレーは可能です。 作り方は、上の簡単卓上ホッケーと同じです。 |
(この教材・教具の特徴) ジャンプしてひもにぶら下がっている絵のついたボードをとる教材です。 小高の遊び学習で忍者シリーズ(忍者ボード・天空渡り・ジャンプでゲット)をやることになったので、係の先生方と話し合った結果、小低でやったものとは違う教材・教具を入れることにしました。 (学習時の使い方) 小低ではアルミ管で作った「ジャンプでリン」(ジャンプしてアルミ管を手で叩くとシャララーンといい音がします。)を入れましたが、小高では体育館にロープを張り、ロープにひもを吊して洗濯ばさみでカードを挟んでおいたものをでジャンプして取るという形にしました。 ジャンプ力は個々のお子さんで違いますから、あとちょっとその子がジャンプできれば手がカードに届くところまで、先生がロープをつかんで高さを調整するようにします。ジャンプしても届かないのではやる気は起きませんから。 (作り方) 絵のカードは印刷した後にパウチし、100円ショップで売っているカラーボードに両面テープで貼り付けます。カードの絵は、アンパンマンやバイキンマン、ディズニーのミッキー・ドナルドなどのキャラクターや食べ物や動物にすることで、子どもたちに親しみが持てるようにしました。 ロープは体育館のギャラリーの左右にカラビナをつけたものをあらかじめつけておき、当日はカードを吊してあるロープの両端の輪をカラビナに引っかけるだけで設置が完了になるようにしてあります。 また、カードがなくなって時に新たにカードがつけやすいように、カードを吊すロープの中央に短いロープを吊り下げるとともに、カードを吊したロープの片方は、輪の部分がゴムひもで作ってあります。中央の短いロープを先生が引っ張れば、ロープはさがってくるのでカードの取り付けは楽です。 |
(この教材・教具の特徴) 小学部の遊びの学習でサーキット的な内容を考えたときに、高さのある平均台では怖がって歩くのが難しいお子さんが多いのと、障害が重く歩行自体が不安定なお子さんもいるということで考えた、板の上を歩く教具です。 板と板をつなげるジョイント部分があるので、板の向きを様々な方向に変えることができます。 学校にありそうでないものなので、作ることにしました。ダンボール板でもできそうですが、ダンボール板ですと木の板の厚さを出すために何枚も重ね貼りするのが面倒ですし、万が一子どもたちがジャンプしたときに滑りやすいので、1×4(19㎜厚、89㎜幅)の板を使うことにしました。 91㎝の長さで85円なので、10本買っても1000円かかりません。厚さも2㎝弱なので、板の幅はやや狭いものの高さを怖がるようなことはないでしょう。この「落ちないで歩こう板」は、直線だけでなくジグザクの道や板の幅を真ん中の写真のように2倍に広げられるところなどの自由度が高い部分がみそでしょうか・・。また、ボーリング遊びなどで、ボールが飛び出さないようにするガードとしても使えます。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「落ちないで歩こう」は木の板で作っていますが、こちらはホームセンターで売っている緩衝材を使っています。 緩衝材は、プチプチとかエアークッションとか言われていますが、ホームセンターや100円ショップのダイソー等でも売っています。 ダイソー等で売っているものは長さが120㎝くらいのようです。100円ショップのものをいくつか買ってつなげても良いのですが、ホームセンターで売っているものの方がm単位で長いものが買えるので、そちらの方が材料代もかからず使いやすいでしょう。(勿論、100円ショップのものでもOKです。) (学習時の使い方) 写真は直線のものですが、貼り方次第でジグザグにも円形にもできますので、お子さん達の状態に合わせて形は作っていけば良いでしょう。歩くときは裸足になって緩衝材から落ちないように歩きます。プチプチした面を裸足で歩くと柔らかくて木の床を歩くのとは全く違った感触を味わえます。小学部のお子さんに良い教材になると思います。使わないときはくるくると丸めておけば収納も楽です。 (作り方) 緩衝材の幅があるので、4~6等分ほどにはさみやカッターナイフで切って、それを両面テープ(写真の右側)でつなげて長くして使います。滑りやすいので走るのは厳禁でしょうか・・。 |
(この教材・教具の特徴) 「簡単に作れる的」のガチャピンとムック版です。 カラーボードや厚紙で的を作ってもいいのですが、こちらのほうが的を倒すやる気が出るかもしれません。絵を貼ろうとするとなかなか大きな絵が手に入りませんから、こんな作り方もありです。 なんと言っても、すぐに素材がしっかりした大きな絵(ここではまな板)が手に入るので作りやすいです。 (学習時の使い方) ボール投げの的にすると良いでしょう。樹脂製のまな板にカラーボードが貼ってあるので、強度は申し分ありません。ボールは、カラーボールだけでなくテニスボールのようなものでも大丈夫です。 (材料・道具・作り方) 100円ショップ(ダイソー)で売っている樹脂製のまな板(右の写真。ガチャピンとムックがあります。)・洗濯ばさみかダブルクリップ・カラーボード・両面テープ ①カラーボードにガチャピン・ムックのまな板を両面テープで貼り付けます。 ②左の写真のように、まな板の大きさに合わせてカラーボードをカッターで切り取ります。 ③まな板の底側に左右に1個づつ洗濯ばさみかダブルクリップをはさめば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ボールを遠くに投げることが難しいお子さん達が、練習すれば手で投げるよりもはるか遠くに投げられる投てきスティックです。 子どもたちが、自分たちが思っていたよりもはるか遠くへボールを投げることができることを体感させてあげたいと考えて作ったものです。 障がいのあるお子さん達は、ボールを遠くへ投げることがなかなかできません。知的の学校のお子さんで障がいが軽いお子さんならば、肩を回して腕を振ってボール投げることができますが、殆どのお子さん達はボールをひょいっと肩よりも低い位置に上げ、ボールをぽいっと手投げするだけです。当然ボールは飛びません。せいぜい2~3mしか飛ばないでしょう。 ざるにボールを入れスティックを体の横で構え、地面に平行に持ったスティックの利き手側を前に投げ出すように持っていけば遠くへ飛ばせます。遠くへ飛ばすコツは、棒を持った利き手を速く動かすことと、利き手でない方の手が支点になるよう動かさないことです。 (学習時の使い方) 体育館で使うミニサッカーゴールなどを的にすれば、体や腕のコントロールも学習できるでしょう。段ボール箱を的にして当てる・倒すゲームにも使えると思います。体育館のように室内で活用する場合は、棒の長さを半分くらいにした方がコントロールがつけやすいかもしれません。ラクロスのような感じでしょうか・・。 (材料・道具)(作り方) ダイソーで売っている水切りざる(持ち手の部分が丸棒が入れやすいタイプ)、丸棒(ホームセンターで売っている丸棒:太さは20mm位)、のこぎり、ビニールテープ、はさみ、ボンド ①左から2番目の写真のように、水切りざるの持ち手の部分の先端をのこぎりで切り落とします。 ②右の写真のように、持ち手の部分にボンドを塗り、丸棒をはさんで接着します。 ③丸棒とざるの持ち手のところにビニールテープをぐるぐる巻いて固定します。 ④棒を握る両手の部分にもテープを目印として巻き、これで完成。 ※投げ方・・・ざるにボールを入れ、スティックを持ちます。スティックは地面や床面に平行になるようにし、利き手が後ろになるようにして体の横側に構えます。利き手を上に投げ出すように振ってボールを前に飛ばします。あとは、練習ですね。 |
(この教材・教具の特徴) こどもたちが大好きな乗り物遊び。その乗り物遊びを通して「指さし」や「要求」を引き出そうとしたバス遊び用の台車です。 (学習時の使い方) 子どもたちは乗り物遊びが大好きです。中学部のこの子達の学習グループは、知的に重く非常に多動で、少しでも目を離すと全員がその場からいなくなってしまう子ども達でした。ことばもなく自閉的な子どもたちの集団です。 学期当初は、あまりの多動さに保護者もお手上げと言っていた子どもたちでした。どんな授業をおこなってもすぐいなくなってしまうという状態です。そこで、子どもたちは本当に好きな内容ならのってくるだろうから、その中に学習課題を盛り込んでいけばよいということでグループの先生方で話し合い始めた授業でした。 学校にある台車に段ボールで屋根やボデーを作り、先生方と色を塗った簡単なものです。台車はみんながよく使うものなので、1グループで独占して使うわけにはいきません。そこで、簡単に屋根やボディーを取り外せるようにしました。(ひもでしばるようにしたので、はずすのも簡単。)子どもたちから指さしが生まれるようにということで、時々わざとバスを止めて、「あっちに行く?こっち?」と同乗している先生が指さしして聞くようにしたところ、発声と指さしが子どもたちから出てくるようになりました。 なによりも、子どもたちがとっても喜んだことが嬉しかった取り組みです。この活動以来、4月から1ヶ月近く逃げ出していた子どもたちが。落ち着いて学習をしてくれるようになりました。 (材料)段ボール・水性ペンキ・スズランテープ等のひも・角材(屋根を支える柱の部分) (作り方) 台車の4隅に角材で支柱を立てます。簡単に取り外せるように、スズランテープでしばるようにします。(取り外す時は、ひもを切ります。)ダンボールの車体と屋根をスズランテープで取り付けます。 これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 冬季オリンピックで注目を浴び、見ていてもなかなかおもしろそうなカーリングを小学部の高学年で遊び学習・体育の授業でできたら、子どもたちも喜ぶかなと思って作ったものです。 (学習時の使い方) キャスターは自在タイプのものと固定タイプのものを使いました。まっすぐに投げるのが難しいお子さん達には固定タイプのほうが、押し出したときにまっすぐに進みやすいのでいいでしょう。 100円ショップで売っているキャスターのついている花台は、キャスターが今一よく回転しないので、大人がまっすぐに押し出しても2mもいきません。・・ということで、キャスターはホームセンターで購入したものを使いました。 ストーンの色は、赤・青を用意しこれを2セット作ったので、2チームで対戦ができます。小さいお子さん(小低)だと、キャスターが固定タイプなら上手にコントロールできるかもしれません。 ストーンの投げ方は、カーリングと同じように滑らせて投げるようにしますが、障害が重くて自分ではうまく投げられないお子さんの場合は、左の写真のように滑り台を使ったり、右の写真のように箱の上に木の板や段ボール板を敷いて坂道にし、そこから滑らせる方法で参加します。この場合は、ストーンが遠くまで行かないので、距離を短くして行うようにします。 (材料・道具)(作り方)詳しくは、「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) カーリング遊びで使う的です。 大きな円を描くために木に穴をあけて作ったコンパスを使っています。(コンパスの作り方は、このHPの「その他の教材・教具」のページに載っています。) 紙は色つきの模造紙を使っています。この的をめがけて子どもたちがカーリングをします。 |
(この教材・教具の特徴) 小低の遊び学習「忍者になろう」で使う透明シートです。 遊びの指導「忍者になろう」は、壁を伝え歩く忍者ボードがメインですが、小低の1年生から3年生まで一緒に活動する授業ですので、3学年が一度に忍者ボードを使うことはできません。 そこで、「ジャンプしてタッチ」とこの「透明シートくぐり」を組み合わせて授業を展開することにしました。 (学習時の使い方) 子どもたちは、シートの下をほふく前進するかキャスターボードにのって両手で床を漕ぐようにして進みます。透明シートは、幅が2m位で長さは約4mあります。キャスターボードに乗って教員に引っ張ってってもらうことはあっても、自分で手で床を漕いで移動することはあまりないので、お子さん達にとっては珍しい体験になります。透明のシートが頭上に張ってあるので、最後までがんばらないと脱出できないところがおもしろいようです。 また、見ている子達が、シートの中を移動している友達を応援していたのが印象的でした。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3のページをご覧下さい。 シートくぐりは、材料はホームセンターの農業用のビニールシートと100円ショップの園芸品売り場にある園芸用の支柱との組み合わせですので、割合安価で簡単に用意できるのがいいところです。 |
(この教材・教具の特徴) 小低のお子さん達が、遊び学習(体育的な内容)で天井のフックに取り付けた傘の的にボールを投げ入れて、どっちのチームが多く玉を入れられたかを競う学習の時に使う教材です。 どっちが多くボールを入れたかが、見てわかるのがいい点です。 (学習時の使い方) 天井のフックに取り付けた傘の的では高すぎるお子さん達は、直接こちらの天秤の方の傘に入れてもOKです。最後に2チームの傘に入れたボールをまとめて天秤の傘に入れます。天秤と同じようにに多く入っているほうが傾くので、小学部のお子さん達には、玉の多い少ないがわかりやすいです。 今までは、天井から下がったフックに物干し竿を針金で取り付けて天秤のようにしていたのですが、物干し竿の左右のバランスをとるのが結構大変で、設置するのに時間がかかっていました。この教材は、棒のバランスがとれているので、教材室からさっと運ぶだけで準備完了になります。授業は、卒業式の練習で体育館が使えなくなる2月くらいからプレイ室で行っています。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) この台車は、小学部の高学年の国語の授業「めっきらもっきらどおんどん」で使ったものです。 このお話では、縄跳び名人のもんもん白虎や空を飛ぶしっかかもっかか、海の玉を持つお宝まんちんが登場します。スライドショーで物語を見聞きしたあとに縄跳びを行ったりしますが、主人公の子どもと化け物たちが、空高く揺れる丸太に乗るところを台車に乗って味わうことにしました。丸太風ということで台車に丸い棒状の自立活動などで使う教材をひもでぐるりと巻いて台車に固定しただけのものです。 子どもたちは、ただの台車には目もくれず、丸太風のこちらの台車にみんなが乗りたがり人気がありました。またいで乗るというのが良かったのでしょう。アイデアを出したA先生と一緒になって用意したものです。遊びの授業でも使えるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 足形のシートに滑り止めマットを貼ったものです。200円ちょっとで4足~5足分が作れます。教室や体育館で足を置く場所を指定する際の目印にしたり、体育館の運動で足形のシートを使ったゲームや運動ができます。 (学習時の使い方) どんな風に使うかは、先生のアイデア次第ですが、個々のお子さんの課題に応じてステップシートを置く間隔を狭めたり広げたりすることが、その場ですぐにできます。滑り止めマットが貼ってあるので、飛び乗っても滑って転ぶようなことは殆どないでしょう。 (材料・道具) 足形のシート(100円ショップのダイソーで売っている大きさが28㎝の使い捨てのインナーで、1袋に5足入っています。)、滑り止めのマット、ボンド |
(この教材・教具の特徴) 朝のマラソンを行う際に手首につけるゴムバンドです。このアイデアは中学部の先生方が考えたもので、私のオリジナルではありませんが、毎日使っていて助かっているもののひとつです。 (学習時の使い方) 校庭のトラックを1周したら、ゴムバンドを1本手首から抜いて、トラック横に置いてある各クラスや学年ごとの箱に入れるようにします。(各クラスの箱やバケツは、色が違っていたりして一目でわかるようにしてあります。)) 朝、何周するか生徒に聞いて、「○○君と○○さんは5周」「○○君は7周」「○○君は10周」という具合に周回数が決まったら、それぞれの生徒に色の違うゴムの輪っかを配ります。ゴム自体は、100円ショップで売っている太めの色つきのゴムを輪っかにするだけです。 小学部にいる友人の方は、ホワイトボードに児童ごとに色の違うマグネットを貼らせるようにしていましたが、マグネットをボードに貼るのはその場で立ち止まっている時間が結構長いので、中学部方式のゴムの輪っかを箱にポイと入れる方が走りやすくお子さんたちにもわかりやすいと思われます。 ゴムの輪っかが手首からなくなれば目標の周数が終わったことがすぐにわかります。また、あらかじめそのこの目標の本数のゴムバンドを渡してあれば、残った本数から時間内に何周できたかもわかります。 |
(この教材・教具の特徴) この紙コップのボウリングは、お子さんとお母さんなどの家族が家の中でボウリング遊びができるように考えたものです。 学校でボウリングゲームをやるときは、ボウリング場からもらってきた本物のピンやボールを使用することもありますが、そういったものがないところは、ペットボトルでピンを作ってバスケットボールなどを使うことが多いと思います。・・・ということで、材料がすぐ手に入り簡単に作れる紙コップ製のボウリングのピンです。ボールは、家の中で行う関係で、100円ショップで売っているような小さいボールを使います。学校でもピンのコップに絵を描いたりして、子どもたちと作って遊べます。 (材料・道具、作り方) 紙コップ2個で1セットになるので、紙コップは10個くらい用意します。他にビニールテープとはさみ。 ①紙コップの底側にもう1個の紙コップの底を合わせたら、ビニールテープで巻けばOKです。(※紙コップの側面にお子さんと色を塗ったり絵を描いたら完成です。) |
(この教材・教具の特徴) 肢体不自由の学校時代に始めた、ボールを直接投げなくてもできる的当てです。 肢体不自由のお子さん達は、的当てをしようと思ってもボールを投げることが難しいので、ボールにつけたひもを天井のフックにかけて、手に持ったボールを放すだけで的当てができるようにしたものです。ボールは、ストレートだけでなく斜め方向に投げてカーブをつけることもできます。 (学習時の使い方) 初めは的(空き箱や段ボールの箱)を近くに置いて倒せるようにし、慣れてきたら的の距離を伸ばすようにして行いました。ボールを的に向けて放すことが上手になったら、的の手前に壁を作りまっすぐボールを投げたのでは当たらないようにしました。ボールを斜め前に投げる(斜め前に向けて手をはなす)ことでボールがカーブして的に向かうようにしたわけです。 投げることが難しいお子さん達が、上体も使って腕を動かしてボールに勢いをつけたり、カーブするように頑張っていました。知的の学校の小学部でも行いましたが、お子さん達は夢中になって取り組んでいたものです。 写真のボールは、ダイソーで売っていたテニスボールにホームセンターの工具を売っているコーナーで売っていたゴム紐を通したものです。ただのひもよりもゴムの方がお子さん達が急に引っ張っても天井のフックに力がかからないのでいいです。始めた頃はダイソーなどなかった時代でしたので、小さな網にボールを入れてやっていました。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「吊り下げボール的当て」は、天井からひもを下げたボールを放して行いますが、こちらは天井にひもをつけられない場合に使う方法です。園芸用の棒(伸縮式)にひもをつけたボールを放すようにしてつかいます。 (学習時の使い方) 棒を利き手でない方の手で持ち、利き手でボールを持って的(空き箱など)に向けてボールを放します。ボールは、投げると上手くいかないので、投げるのではなく手から放すようにしたほうがコントロールしやすいです。また、棒は伸縮性のあるものなので、的にボールが届かない場合は棒を伸ばして使います。 クラスで遊ぶのに使いやすいでしょう。両手を使うので思っているよりは難しいかもしれません。肢体不自由のお子さんの場合は、棒を持つのは難しいでしょうから、棒は車イスに固定するか先生が持つようにして使います。 (材料・道具、作り方) 園芸用の棒(ダイソー)、テニスボール、凧糸、ビニールテープ、速乾ボンドか速乾セメダイン、千枚通し、プラスのドライバー ①テニスボールの千枚通しで穴を開けます。 ②プラスのドライバーを差し込んで穴を更に広げます。 ③凧糸の先端を何回か結んで玉を作ります。玉をテンスボールに空けた穴に挿入します。 ④穴に速乾ボンドを入れて凧糸を固定します。 ⑤凧糸を棒に結びます。凧糸は結ぶだけだと外れやすいので、ビニールテープを巻いて外れないようにします。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 棒でコロコロ車の中央を押しながら走って遊ぶもので、体育館など余り風の影響のないところで使います。 直進性がよくないというか、カップの中央を棒で押していかないと真っ直ぐ進まないので、意外と難しいです。体育の時間でも使える教材です。 紙コップを2個合わせてビニールテープで貼るだけですので、工作の時間でも作れます。カップに回転したらきれいに見える色の模様を描くといいでしょう。簡単なのは、色の違うビニールテープを巻くやり方です。 (材料・道具、作り方) 100円ショップで売っている紙コップ・ビニールテープ・木の棒 ①2個の紙コップの底を合わせてビニールテープで借り止めします。 ②ビニールテープをぐるりと巻いてコップを貼り付けます。これで完成です。 |
(この教材・教具の特徴) これは上の「コロコロ車」の両端に紙皿をつけたものです。 左右に紙皿がついたことでサイズが大きくなり、進む方向も安定します。上のコロコロ車が難しい児童には、こちらのタイプに方が扱いやすいでしょう。紙皿に切れ目を入れていけば、風車のように風を受けて自走していきます。 (材料・道具、作り方) 100円ショップで売っている紙コップ・紙皿・ビニールテープ・木の棒 ①上の「コロコロ車1」を作ります。 ②紙皿にコロコロ車のコップの口側をビニールテープで貼り付けます。 ③遊び方は、上のコロコロ車と同じで、棒を車輪の軸になるところの下に入れて、走るようにします。 |
(この教材・教具の特徴) コロコロ紙コップは、上の紙コップの「コロコロ車」よりも直進性がないので、棒の使い方が難しくなります。まっすぐ進めるためには、棒をうまくコントロールしないと前へ前へとすすめません。 左側がコップの底と底をつなげたもので、真ん中の方は、コップの口と口をつなげたものです。右側のものは左側のコップを2セットつなげたものです。これは直進性が良いタイプになります。 (材料・道具、作り方) 紙コップの大きいサイズのもの・厚画用紙、ボンド、コンパス、はさみ ①紙コップの底と口側のサイズを測ります。厚画用紙は、底や口のサイズよりも大きい円にします。(例:底が6㎝の円ならば、厚画用紙は8㎝の円。口が9㎝の円ならば厚画用紙は12㎝の円。) ②厚画用紙をはさみで切ったらボンドでコップの底と口側に円盤を貼り付けます。 ③コップ2個をボンドで貼れば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ペットボトルとゴムを使ったハードルです。 体育の授業で、障がいの重い生徒さんのグループでサーキットを室内で行っていますが、そこで体育の備品のハードル(背の低いもので倒れてもすぐ元に戻せるタイプのもの)を使っていました。生徒がわざと踏んづけたり倒したりするので、余り使い勝手が良くないなあと感じていましたが、授業のリーダーの若いK先生が、そのハードルに替えてペットボトル(2ℓのもの)のハードルを使い出しました。 ペットボトル2本にゴムのひもをとりつけただけのものですが、ペットボトルに生徒の顔写真が貼ってあり、授業の際には教室から自分の写真の貼ってあるペットボトル(水が入っています。)をプレイルーム等の授業の場所まで自分で持ってくる活動もあり、授業での使い勝手もなかなかいいので、いいアイデアだなあと感心しました。 ハードルの高さを上げるのは、更に大きなペットボトルを使うようにするとのことです。若い人は頭も柔らかいですね。 |
(この教材・教具の特徴) フープくぐりの授業で使える簡単にフープを立てられる方法です。 体育の授業や運動会でフラフープくぐりを行う際に、以前フープを立てる方法をベニヤ板とボルトナットで作った教材教具(※下の「フラフープ固定台」)と100円ショップのお皿立てとカラーボードを使った方法をこのHPに載せましたが、今回は、掲示板に『バザーでフープくぐりを行いたいので、良い方法を教えて欲しいと。』いう書き込みが掲示板に寄せられましたので、それにお答えする方法です。勿論、特別支援学校でも使える方法です。 (作り方) 材料は、ペットボトルとひもだけです。左の写真のように、ペットボトルをフープの左右に1本ずつひもでしばるだけです。大きいペットボトル(900?以上)の方がより安定すると思いますが、フープを何本も立てるとなると、その倍の本数の大きいペットボトルを用意するのは大変ですので、通常のサイズの500ccのものを使っています。 こちらはどの家庭にもあるようなペットボトルなので、本数を集めることも容易だと思います。 1本のフープにペットボトル2本で安定して立ちますが、フープくぐりを行うお子さんが保育園児等の小さいお子さんのような場合は、ぶつかってもなかなか倒れないようにする為に、右の写真のようにフープの左右にペットボトルを2本ずつ縛り付けるといいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 運動会の小高種目の担当者から障害物走&ドラゴン作り(仮称)の障害物になるフラフープを立てる台を作ってもらえませんかと頼まれて作ったものです。 体育館で使うのであれば、台になる部分はなくても2×4材を2枚使えばいいのですが、校庭はでこぼこがあるので、簡単には倒れないように台を使うようにしてあります。 子どもたちは、このフープの輪をくぐり抜けてドラゴンのカラービニールシートの所にたどり着いて、うろこになるものをどんどん貼るという内容です。障害物は、他に高さの違う平均台やスラローム走をおこなうカラーコーン、ミニハードル等を個々の児童の運動能力・課題に合わせて使う予定です。 フラフープくぐりは、種目の担当者によると、昨年度の学部研修会で東京福祉大学の是枝先生のムーブメントの授業でおこなわれたことが契機になったとのことです。 (材料・道具)(作り方)0から始める教材作り3をご覧下さい。 |
フラフープ固定台2 |
この固定台は、小高種目の係である友人のA先生(大型滑り台等を一緒に作った先生)が用意したものです。 カラーコーンの穴の部分に棒を差し込んだものを2つ用意し、棒にフラフープを布ガムテープで固定したものです。簡単に用意できるという点ではなかなか使えると思います。壊れやすいのが難点ですが、2連式というのがおもしろい作りです。 この方法であれば、フラフープを3個・4個と連続してつなげることができますから、1個ずつが独立した上のフラフープ固定台とは違った取り組み方が、児童・生徒に提示できるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 以前、学校にあるフープを運動会で立てて使う競技ができないかと友人のA先生から相談され、木のブロックを使って支える台を作り、運動会で使いました。(それが上の「フラフープ固定台」です。)今は、体育館にそれらは置いてあり、小・中・高の各学部の体育の時間に使用されています。 今回のものは、100円ショップのダイソーで売っている組み立て式のフープと皿立て・カラーボードを使った超簡単は輪くぐりです。材料があれば1~2分ですぐにできます。簡単なのは良いのですが、皿立ての突起部分が邪魔なのが欠点。 (材料・作り方) 100円ショップ(ダイソー)に売っているフープと木の皿立て ①木の皿立てにフープを差し込んでも倒れてしまうので、カラーボードや新聞紙をはさんでフープが倒れないようにします。これだけです。(※木の皿立ては長いので、のこぎりで半分の長さに切って使います。) |
(この教材・教具の特徴) フープの台が邪魔になってくぐりづらい生徒用のくぐりやすい輪くぐり台。 中学部の体育の授業で、障がいの重いグループでサーキットを室内で行っていますが、若い先生がトンネルくぐりのようなこともやりたいと言うことだったので、以前私が作って小学部や高等部が主に使っている大型のフープスタンドではなく、簡単に用意できる上の「輪くぐり2」を提供しました。 実際に授業で使ってみると、障がいの重い生徒さん達は身をかがめてフープをくぐることができず、膝をついて頭から輪に潜っていきます。そうすると輪を固定している台の部分が邪魔になります。さてどうするかなと口を出さないで見ていたら、リーダー役の若いK先生が、フープを写真のような形に変えてきました。これで足が台の部分にかかるようなこともなくなりました。なるほど、そうきたか・・という感じですね。頭が柔らかいっていいですね。 |
(この教材・教具の特徴) 知的障害のお子さん達は、肢体不自由のお子さん達と違って腕に障害がないのでボールを投げて(転がして)ボーリングを行うことができますが、認識面の遅れからボールを的にめがけて転がすことが難しいお子さん達もたくさんいます。 この簡単ボーリング台は、そういった的をねらってボールを転がすことが難しい知的障害のお子さん達や自分でボールを転がすことが難しい腕に障害のある肢体不自由のお子さん達が使えるボーリング台です。 角材2本とロープがあれば簡単に作れ、収納が楽なので使いやすいです。また、角材をロープでつなぐことによってボールをロープに乗せておけるだけでなく、ロープの長さを調整することで角材と角材の幅を変えることもボールを乗せるひもの幅を変えることも簡単にでき、色々なボールの大きさに対応できるようにしました。バスケットボールはかなり重いので、ボールを乗せたときに棒の先端が跳ね上がってしまうことがあります。この辺は要改良ですね。 |
(この教材・教具の特徴) ずっと前から肢体不自由の特別支援学校(養護学校)で使っていた球技大会用のボウリング台です。 ボール(バレーボールのボール)が板の横からこぼれ落ちないようにベニヤ板の両サイドに角材をつけたものです。角度調整は、ベニヤ板の下に教材の四角のサイコロのようなものを2個置いて、それで子ども一人一人に合った角度や位置にします。自分でボールを押さえておけないお子さん達が殆どですので、ボールが傾いた板から転がらないように雑巾をくの字にしてそこにボールを置くようにします。 係の先生から頼まれて随分前に何枚か作ったものです。 (材料・道具)(作り方) ベニヤ板に水性ペンキを塗り、板の両サイドにボールが落ちないように角材(角棒)を木工用ボンドや木ねじで貼りつけただけのものです。子どもたちがけがをしないように表面以上に裏面をしっかりサンダーかけします。 |
(この教材・教具の特徴) 知的障がいのお子さん達であれば、ジャンケンの勝ち負けはわからなくても、手でグー・チョキ・パーを出せるお子さんが多いのですが、障がいが重くなってくると、それさえ難しいお子さん達がいます。勝ち負けはちょっとわからなくても、ゲーム等に参加する際にジャンケンにも参加できるようにしてあげたいと考えたジャンケン用のサイコロです。 サイコロを投げるなり落とすなりすれば、ジャンケン自体に参加できるので、みんなと同じことができないという疎外感は減少すると思います。手指のマヒのある肢体不自由のお子さん達にも使える教材になると思います。その場合は、このサイコロを2個用意する必要があります。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 教室の天井のフックに傘をかけ、ボール投げの的にしたものです。傘とフックの間にゴム(輪ゴム)をつけてあるので、ボールが届かないお子さんの場合は、傘の石突きを持って的を下げることができます。 教室の天井に金属製のフックがついている学校が特別支援学校(養護学校)には多いと思います。そのフックに針金で作った輪を掛けて、その輪に傘を取り付けると、ボールを投げ入れる傘の的ができます。 勿論、傘の取っ手部分をフックに直接かけてもいいのですが、はずれないようにするには針金の輪で調整したほうがいいでしょう。また、針金は使わずに輪ゴムを使うことで、傘にボールがたまると傘が下に下がってくるようになります。 (学習時の使い方) 高い所までボールを投げられない小学部の低学年のお子さんの場合は、針金の替わりに太めのゴム輪数本を針金の輪代わりにすると、初めは高く投げられる子が傘の中にボールを入れ、徐々にボールの重さで傘の的が下に下がってくれば、高く投げられない子もボールを傘の中に投げられます。 高く投げることはできないけれど、傘が下がってくるのを待ちきれず、どうしても早くボールを投げ入れたがるお子さんがいた場合は、教員が傘の先端の石突を持って下に引けば傘はいくらでも下がりますので、ゴムを使えば投げる個々のお子さんの状態に合わせることもできます。 この傘の的は、教室内で休み時間や体育的な遊びや運動会の玉入れの練習として使える教材です。傘は、透明なものを選べは、子どもたちがボールを投げ入れた時に入ったことがわかりやすいです。小学部のお子さんたちは、ものを投げることがあまり上手ではありません。ほとんどのお子さんが、手先だけで投げようとして肩を回して投げることができません。身近な所にすぐに用意できる教材があれば、ものを遠くに・上方に投げる機会が増えていくでしょう。 (材料・道具)(作り方)100円ショップで売っている傘(透明の方がボールが入っている様子がわかりやすいです。)、太めの輪ゴム(普通の輪ゴムでもOK) |
(この教材・教具の特徴) この教材は、右の図のように棒の左右に教員が立って、下側の棒を足で踏み上側の棒は教員が持つことでネットの位置や幅を変えることができるものです。 以前、学校にあったパイプの枠や廃棄処分になっていた保健室の移動ついたてに輪ゴムを使って劇で使う牢屋(牢屋の中から子どもが牢から自分で出てくる仕組み)や蜘蛛の巣を作ったことがありましたが、同じようなものを作って小低ブロックやクラスでの運動遊びに使おうと考えた時に、置き場所をどうするかとはたと悩みました。 教材室はすでにいっぱいいっぱいの状態なので、新たに大きな教材を入れるスペースがありません。そこで考えたのがこの教材です。パイプに輪ゴムを張ってあるだけでパイプの枠自体はないので、たたんでしまえばただの棒が2本ということなり、収納場所をとることがありません。 (学習時の使い方) 輪ゴムの間をくぐり抜けたり 棒を2本束ねて持ってリンボーダンスのように子どもたちが棒をまたいだり飛んだり・棒の下をくぐったりする活動にも使えます。 |
(この教材・教具の特徴) このページにも「イン オワ アウト」を載せましたが、玉を手で転がすだけでなくパターゴルフのように使えないかなと考え、パターになるものを制作しました。 授業や休み時間に使うというよりもポコッと何かの関係で時間が空いたときに使えるかなというものです。実際のところ、中学部の休み時間は、殆ど教室移動や授業の準備で休み時間にはならない状態ですから・・・。小学部ですと、結構休み時間を使って子どもたちと遊べたりしますが、中学部になると無理です。まあ、ゴルフの真似事をして遊ぶというものです。私の所では使えそうにないので、小学部の友人の先生に渡して使ってもらおうかと思っています。 (材料・道具)100円ショップで売っている丸い棒と丸棒(直径24㎜) (作り方) 丸い棒をボール盤で穴明けして、その穴に丸棒を差し込むだけです。インオワアウトの作り方(「0から始める教材作り2」)を参考にしてください。インオワアウトを作るのは大変ですので、それに代わるものを用意すれば簡単になるでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) クラスの学習でムーブメントを始めました。初めは伸びるゴムテープで電車ごっこを行ってから、棒を使ってスラローム。その後一人でフープをもって電車のように棒の間をスラロームしてきます。 また、棒を机の上に置いておき、その棒の先端にビーンズバッグを乗せる課題を行いましたが、バランスを取るのが難しすぎるので、木のブロック(色のついた積み木)を乗せるようにしました。これですとなんとか小低のお子さんたちでも乗せることができます。ムーブメントは始めたばかりなので、これから弁別等のバリエーションを増やしていきます。 (材料・道具)(作り方)100円ショップで売っている紙の管(管と接続具を組み合わせてラックなどを作る商品) |
(この教材・教具の特徴) 小学部の高学年(4~6年)の社会体験学習でボウリング場に行くことになったのですが、ボウリング場の投球補助台が2台しかないということで作ったものです。 投球補助台を使わないでボールを投げられる子は、小学部の高学年では少数というのが実態なので、投球補助台は5台は欲しいところですが、足りない台数の3台を作るのは時間的に厳しいので、今回はがんばって2台制作しました。 社会体験学習のローテーションの関係で3年に1回しか使わないものですので、その為にわざわざ作るのもつらいなあと思いましたが、5レーンを使うのに補助台が2台しかないのでは、子どもたちがかわいそうなので、一踏ん張りしました。 前回のボウリング体験では、学校にある巧技台に板を乗せて使ったとのことでしたが、ボウリング場にある投球補助台のほうがいい点数が出やすい(ピンがたくさん倒れる)ので、子どもたちが使いたがったそうです。 (材料)(作り方)「0から始める教材作り2」をご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) ボールが当たると倒れた的が100円ショップの呼び鈴に当たるので、バタンではなく「チーン」といい音色が響く音の出る的です。 学校には、教材室に以前誰かが作った教材の的当てがあります。これは、木の棒の先に円盤状の的があって、ボールが当たると棒が折れて的が倒れるというものです。なかなか子どもたちにも人気がある的当てですが、倒れるときにバタンと音はするものの、おもしろさを喚起するほどの音とは言えないものです。 もっと子どもたちが喜ぶようなはっきりとした音の出るものを用意しようと思い、新しいこちらの的当てを考えました。的の絵は、イメージでは動物にしましたが、動物愛護の観点と子どもたちにわかりやすいということでバイキンマンや鬼などのキャラクターに変えていきました。実際に授業(遊び学習)で使ってみると、的が倒れて「チーン」と音がするため、子どもたちには好評でした。先生方からも、「音が出るからとってもよかった。」と言われたものです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 体育遊びで「投げる・転がす・蹴る」というテーマで授業を行うことになりました。そこで「投げる」の関係で的当てを何種類か用意することになり、その中のひとつとして考えたものです。短い期間に用意する関係で、余り工作が面倒でないようにしたものです。 ボール等が当たって空き缶がバーンと倒れると、当てたお子さんは気持ちがすっきりすると思いますが、空き缶が倒れるたびに空き缶の数だけ並べるのは人出も厳しい状況ではとても面倒なことになるので、ひもを缶の中に通して飛び散らないようにしたものです。その分缶の数を増やしたり、布ガムテープを缶に巻いてきれいな状態にしました。倒れた缶は、ひもを引っ張れば縦に立つようにしたものです。 |
(この教材・教具の特徴) ブラインドキャッチボールの為のボールです。 これは100円ショップのダイソーで売っている犬・猫用のおもちゃです。大きさは大・中・小と3種類ある内の1番大きいもので、大体直径が12㎝位でしょうか。ボールの中に大きな鈴が入っているので、転がすと大きな鈴の音が響きます。大きさとしては、受け手がキャッチしやすいようにこの倍位の大きさが欲しいところですが、硬めのプラスチックで壊れずらく、中に入っている鈴が外に飛び出さないようにしてある工夫などしっかりした作りなので、お子さん達が多少乱暴に転がしても壊れるようなことはないでしょう。 (学習時の使い方) 使い方は、受け手になる子は目隠しして、1~2m離れたところからゆっくりボールを転がしてもらい、このボールを音を頼りにキャッチするようにします。大人でも結構難しいので、転がすスピードや距離をできるだけ取りやすい条件にして行い、少しずつ距離を伸ばして行うようにするといいでしょう。集中力とだいたいこちらの方にくるという予想力も求められると思います。特別支援学校のお子さん達よりも小学校で使える教材になるかもしれません。特別支援学校で使うのであれば、このボールの2倍から3倍は大きくないと難しいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) ブラインドキャッチボールの為のボールです。 上のボールは、ダイソーの犬・猫用のおもちゃを目隠ししてボールを転がし、それをキャッチし合う「ブラインドキャッチボール」に活用するようにしたものですが、大きさが小さすぎるのと音がはっきり通る感じではなかったので、この「2」を作りました。 ダイソーで売っているビーチボール(大きさは直径30㎝弱で上のボールの4~5倍位ある感じです。)を使っています。鈴は、ダイソーの手芸コーナーで売っている「クラフト鈴」で、音色も良く大きな音が鳴ります。これくらいの大きさと鈴の音があればキャッチしやすいので、子ども達が使っても使いやすいでしょう。 (作り方) ①ビーチボールに空気を入れて膨らませます。(※ボールが膨らんでいないとカッターナイフで表面を切ったときに、裏側の面も切ってしまいやすいからです。) ②カッターナイフで3㎝ほど表面を切ります。 ③切った所から鈴を2~3個入れます。 ④ボールの空気をしっかり抜いて切り口の所を平にします。布ガムテープを切り口に貼ります。 ⑤空気を入れれば完成です。 |
(この教材・教具の特徴) ブラインドキャッチボールの為のボールです。(※この方法は、ある意味で失敗例になります。) 上の「ボール2」の布ガムテープが気になるという方には、布ガムテープではなくて同じ商品のボールのゴムを切って貼った形が「3」になります。 大きさや鈴の音は上の「2」と殆ど変わりません。ボール2個必要になるので材料代がその分かかりますし、ウルトラ多用途ボンドも必要になります。また、「3」は見栄えはよくなりますが空気が抜けやすいのが弱点で、正直なところお勧め出来ません。(※こういう方法では上手くいかにという例です。) 空気がぬけずらいことや材料代が安く済むことなどを考えると、上の「2」のようにビーチボールに鈴を入れ布ガムテープで切れ目を貼って塞ぐのが簡単で良いと思います。見栄えはそんなにも気にならないでしょう。 |
ブラインドキャッチボール4(改良版) |
(この教材・教具の特徴) ブラインドキャッチボールの為のボールです。 「3」の弱点だった空気が抜けやすいことを改善したのが、この「4」になります。左側の写真のボールの左側が「3」で右側の大きい方がこの「4」になります。(「3」も「4」もダイソーの商品です。) (作り方) カッターナイフで鈴が入るように切り、切った部分を『布ガムテープを貼って閉じます。』(※鈴はダイソーの手芸コーナーで売っている鈴がいい音がします。) その後、ガムテープの上にもう1個のボールからハサミで切った切れ端をウルトラ多用途のボンドで貼り付ければ完成です。しばらく置いて接着させたら、専用の空気入れ(ダイソーで売っています。)で空気をいれれば使えます。ボールがビーチボールよりも大きいので、これがベストになります。 |
(この教材・教具の特徴) ペットボトルを複数本つなげてあり、中にビー玉を入れてあるので倒れると大きな音が出るボーリング用のピンです。 教室で簡単に行えるボーリングでは、ピンをペットボトルで作ることが多いです。本物のボーリングのボールとピンをボーリング場からもらってきて高等部で使っていたこともありますが、小学部の小さなお子さん達にはバレーボールやサッカーボール等のボールのほうが、万が一足元に落とすようなことがあっても安全ということもあって、バレーボールのボールやペットボトルのピンを使ったボーリングになっています。 安全面ではいいのですが、ペットボトルのピンですと中にビー玉等を入れてピンが倒れた時に音が出るようにしても、正直言ってそんなに大きな音は出ません。子どもたちはピン(できれば大きなもののほうがいいでしょう。)が倒れることと大きな音が出ることに「おー!」と驚き、ピンをねらっていっぱい倒してやるぞと意欲を持つわけです。 このピンは、ビー玉がピンの底だけでなくピンの中頃の高さの位置にもあるので、ピンが倒れたときに底だけにビー玉があるピンよりもずっと大きな音が出るようになっています。また、ピンは普通の小さなペットボトルとは違い2リットルの大きなペットボトルなので、左の写真のように縦に3~4本立てることも可能です。ピンがたくさんあるとピンを並べる時のバリエーションも増えます。ピンは小高の3学年分(30本)を作り、学校の教材室に置いていつでも使えるようにしています。 (材料)(作り方)「0から始める教材作り1」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 空き缶(写真の缶には、きれいに見せるためホログラムシートを貼ってあります。)を横か縦に並べ、お子さん達が2人1組でそれぞれが手で缶を押し込みながら缶が落ちないようにして歩いたり走ったりしてリレーをするものです。 (学習時の使い方) 初めは空き缶の数は2個くらいにしてお子さん達がやりやすいようにして、上手になったら右の図のように、3個・4個と増やしていきます。学年や学級で行う場合は、上手にできるお子さんの組には缶を4個・なかなか上手に運べない組のお子さん達の組には缶は2個から行うようにするといいでしょう。向かい合ったお子さんが、それぞれ相手側に向かって管を押し込まないと間にある管が落ちてしまうので、そのことに慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。少し難しいのが良い課題になります。 (材料・道具・作り方) 空き缶10個くらい、ガムテープ、色紙か色画用紙、定規、ペン、両面テープ ①空き缶の中に水を入れてゆすいできれいにし、空き缶を乾かします。 ②左から2番目の写真のように、空き缶の飲み口に指を入れられないようにプルトップをはずして、ガムテープで口をふさぎます。 ③通常のコーヒー缶の高さは10㎝ほどですので、色紙は高さ10㎝にはさみで切ります。折り紙の大きさから、缶の周囲をぐるりと巻いても幅が3㎝~4㎝位足りませんので、切ったときに残っている色紙を使います。 ④缶の周りに色紙か色画用紙を両面テープで貼ったら完成です。 |
(この教材・教具の特徴) 空き缶で作る缶ぽっくりがありますが、こちらは木で作るポックリです。歩くとカツンカツンと下駄で歩くときのような音が響いて子どもたちにはおもしろいでしょう。 子どもたちの足の大きさよりも長さは短いので、ひもをもつ手と足との連動がやや難しくなります。その為、バランス感覚も遊んでいるうちによくなっていくでしょう。 木は、ある程度の厚みのある板を使う方が制作は簡単です。穴をあけるだけですから・・。厚い板は、安いものですとわれやすいのですが、2×4材は安価で割れにくいのでいいと思います。 今回は、家にあった100円ショップで売っている木のブロックを使いました。2足分で200円です。ひもも100円ショップで買えば100円です。わざわざホームセンターで板を購入するよりは材料集めは手頃かも・・・。ただ、何人かの子どもたちが使うというように数を作るのなら、ホームセンターで2×4の材木を買った方が、100円ショップで材料を買うよりもはるかに安上がりかもしれませんし、ポックリも作りやすいでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 子どもの頃、自転車のタイヤがついてないホイールを棒を使ってころころと転がして遊んだことはありませんか・・。上手く棒で押していかないとバランスが崩れてホイールが倒れてしまうので、小学生時代友達と一緒になって結構熱中したものです。 昔の子どもは、先輩たちから色々な遊びを教えてもらい、下の子へと伝承していったものです。この「クルクル回せ一輪車」は、自転車のホイールの替わりにに100円ショップで売っているカラーボード(発泡スチレンボード)を使って作ったものです。歩きながら・走りながらこの一輪車を倒さないでくるくる回し続けるのは、結構難しいです。 (遊び方) 遊び方は昔の自転車のホイール転がしと同じです。棒を車輪の中側にある溝に入れて、前へ前へと押し出して転がします。音が出るように、ネジ缶(ダイソーの商品)という容器の中に鈴を入れてあります。(音は小さめです。) (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 「傘の的」は、教室でちょっとした時間でも簡単にセッティングできるものなので、色々な投げ方がその場ですぐに始められるものです。100円ショップの商品(材料)で作れば数100円で作れます。 「投げる」という運動では、ボールを投げるときのように「肩を回転させて肩よりも上に腕をあげて回す」という形や、ものをつかんで体側に持って行き、フリスビーを投げるように手首をひねってものを前に投げ出す形等があります。輪投げなどは、後の投げ方になります。体育の授業や運動会や遊び学習などで使うことができます。2個以上作るとグループでの対抗戦に使えます。 今回はクラスの子どもたち用にと考えて1個だけ作りました。学年で使うようなときには、もう1個作らなければなりませんが・・。材料は、塩ビ管以外は、100円ショップで全て購入できます。傘の石突きの太さが18㎜だったので、それに合った塩ビ管を使っています。 子どもたちが遊ぶ時には、ただボールを傘の中に入れるだけではつまらないので、意欲がでるように音がでるような工夫が必要かもしれません。その辺は、今後考えていきます。一度作れば10年たっても使えるものですので、いくつか作ることをお勧めします。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り2」のページをご覧下さい。 |
(この教材・教具の特徴) 傘とバケツやたらいを組み合わせた「傘の的」です。設置が簡単です。 ボール投げをして遊ぶことは、目の使い方・腕のコントロール・手指の操作性(この場合は握る・放すなど)・手首の使い方・集中力などが必要になるものです。遊んでいるうちに、それらの力も向上していくでしょう。傘とバケツ等があればすぐに完成する的です。 立てかける的と違い高さが低い位置に設定できますので、「小さなお子さんでもボールを入れやすいこと」や、「的自体が傘ということもあって大きいこと」・「室内でも準備・片付けが簡単で、傘は畳んでしまえば収納の場所を取らないこと」が大きなメリットです。 100円ショップの商品だけで、工作する必要もなく、300円ほどでできてしまうことも忙しい先生方にはメリットでしょう。写真の左側は洗面器に傘を置いたもので、右側はバケツに傘を置いたものになります。 |
(この教材・教具の特徴) 傘を使ったボール投げの的です。 上の「傘の的」は傘をさすのに塩ビ管を使っていますが、こちらは木の台に直接傘を差すようにしています。的になる傘の高さを変えられるという利点があるのは、上の「傘の的2・3」ですが、こういう形もありでしょう。 |
(この教材・教具の特徴) 大きめのビニール袋と輪ゴムを使って作るボールです。ビニール袋ですから、軽いし当たっても痛くありません。 このボールのいい点は、材料がすぐ手に入ることと簡単に作れることです。(ホームセンターに行けば、人間がすっぽり入れるほどのビニール袋も売っています。・・今回のものはそんな大きい袋ではありません。) 教室や体育館などの室内で風船バレーのように使えます。風船よりも浮遊する時間が短めになるのと風船よりも大きいボールが作れるというのが特徴になります。ビニール袋を膨らませ輪ゴムをつなげたものを十字になるように掛けるだけで完成します。 (材料・道具)(作り方) ビニール袋やポリ袋など、輪ゴム ①輪ゴムでひもを作ります。左の写真のように2本の輪ゴムをつなげていき、ひも状にします。長さは、実際に袋に十字にかけたとき、長さが足りなければそれから輪ゴムを足すこともできますので、適当で大丈夫です。 ②ゴミ袋等に扇風機で空気を送り込んだら、端をひもか輪ゴムでしばり空気が抜けないようにします。 ③輪ゴムのひもで十字にかけたら端を結んで完成です。 ※よりボールに近づける為に、袋の隅の部分を折り曲げてテープで貼りつけると、より丸くなります。 思った以上にふわりというかポーンというか、軽く飛んでくれます。みんなでバレーボールをやったりとゲームができますね。簡単なのに思った以上のボールになるので完成してからポーンと打ち上げると感激しますよ。 |
(この教材・教具の特徴) 牛乳パックで作るボールです。作るのは少々面倒くさいですが、教室で使っても危なくないのがいい点でしょうか。 このボールは、割合簡単(?)に作れるます。上の「ボヨヨンボール」と同じように蹴っても痛くないので、普通のボールを嫌がるお子さんや室内でボールを蹴って遊び際には重宝する教材です。 何よりも強く蹴って人に当たっても窓ガラス等のものに当たっても安全ということです。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作りの4」のページをご覧ください。 |
(この教材・教具の特徴) 小学部の低学年のお子さん達が、体育的な遊びで腕のコントロールの学習(ものを投げてねらった所に当てる)に使ったり、数の学習で的当ての遊びをしながら1~3の数の数えたりするのに使うものです。 楽しみながら体を動かしたり、数の学習につなげていければと考えています。材料は、シナベニヤ板以外は全て100円ショップで手にはいるので、のこぎり等を使う工作らしい工作の必要もありません。 クラスや学年に1個あると工夫次第で的当て以外にも使い道が出てきそうな感じがします。しばらくは的当てとして活用し、徐々に数の学習につなげていく予定です。 |
(この教材・教具の特徴) 上の「くっつく的」は遊びながら数の学習に使おうと考えたものなので、的の所に数字がはりつけてありますが、こちらの「くっつく的2」のほうは、小低の遊び学習で使う教材です。 みんなで工作の時間に新聞紙を丸めてガムテープを貼り、紙のボールを作ってから紐状にしたマジックテープをボールに貼ってくっつくボールにします。そのボールを使って的当て遊びを行うわけです。 遊びなので、的は大きい方が楽しめます。マジックテープが上の的よりもたくさん貼ってあるのは、そういう理由からです。 |
(この教材・教具の特徴) 乗り物遊びの授業の中で、「身近な乗り物を知ろう!」というねらいで使った教材です。校舎内外にある先生方の車やスクーター・自転車・三輪車、車椅子、ウォーカー、キャスターボード、台車など、車以外にも人やものを運ぶ乗り物があることを写真を撮って3枚の発見カードにし、自分たちでその乗りものを発見できたらシールを貼っていこうというものです。 (学習字の使い方) この授業では、車や船・飛行機などをビデオ視聴でとりあげましたが、身の回りにある色々な乗り物について気づいてほしくて作った乗りもの発見カードです。各学年に分かれて、散歩感覚で学校内や校庭等を探していきました。 (材料・道具) パソコンソフト「一太郎」か「Word」、デジタルカメラ、プリンター、用紙、カラーシール(○型の赤・青・黄色) (作り方) 学校内にある自転車・車・スクーター・台車等をデジタルカメラで撮り、画像補整をおこなった後、一太郎に写真を挿入してカードにする。子どもたちが持ちやすいようにラミネータでラミネートする。ひもを付ける時には穴あけパンチでカードの端に穴をあけてひもを通す。 |
(この教材・教具の特徴) 「ムーブメント学習」で使うフープです。転がしたフープが倒れる前にキャッチする学習ですが、体の動きが遅いためにそれができないお子さんでも学習に参加できるようにしたものです。 このムーブメント学習用のフープは、以前東京福祉大学の是枝先生に学校に来て頂いたときにおこなったムーブメントの実技研修で、フープを転がしてそれを取りに走るという課題を思いだし、その時の感じた問題点を解消するために作ったものです。 知的の学校のお子さんには、運動のできるお子さんと動くこと自体を余り好まないお子さんとがいます。フープ転がしについては、教員が転がしたフープを走って取れるようなお子さんは、フープが弧を描いて転がっても取りに行ける走力も敏捷性もあるのでいいのですが、フープの転がるスピードについて行けず、フープがカーブして転がると尚更取れないというお子さんの場合は、2回目から動こうともしないお子さんが出てきます。 そんなお子さんでも課題に取り組めるようにするフープです。このフープは自立するので、回転の途中で転倒することはありません。フープを追いかけることをすぐに諦めてしまうようなお子さんに役立つでしょう。 (材料・道具)(作り方)「0から始める教材作り4」をご覧ください。 |