このひとことの意味、わかりますか？（笑）

　『イナズマイレブン』は、サッカーを愛する少年たちの物語です。
　おんぼろチームだった雷門中イレブンは特訓に特訓を重ね、とうとう日本一に！
　……なった直後、宇宙人が攻めてきて、「地球の流儀」にのっとってサッカーで勝負を挑んできます。何故か日本の中学生にターゲットを絞り込み、一校一校、勝っては校舎を破壊していく気のなが〜い宇宙人（笑）。
　雷門中も最初に負けて負傷者が多くでましたが、あきらめず、あたらしいメンバーを捜しながら狙われた各地の学校を訪れては、地球を守るために何度でも戦うという旅を続けます。
　で宇宙人に向けた、円堂キャプテンのお言葉が、これ。
　いや〜衝撃的な台詞です。これまで“超次元サッカー”とはいえまがりなりにも大会を勝ち進んでいくお話だったのが、いきなり宇宙人。ぼうぜんとしてるところへ、はっきりステージが変わったことを認識させられた、とても重い重いお言葉でした（笑）。

　フィギュアスケートより華々しく空中で回転したり竜や氷や壁が出現する必殺技の応酬が、サッカー好きな方にはついていきかねる面もあるようですが（←友人まるひ談）、私はまあ腹をかかえて笑ってるクチです。作り手さんも馬鹿馬鹿しさをとことん追求して楽しんでらっしゃるのではないでしょうか。特撮。そんなノリなんです（←あれ？　問題発言？？）。とにかく、どの必殺技もかっこいいんですよう〜♥
　主人公、雷門中のキャプテン・円堂守くんがゴールキーパーというだけでツボだったのですが、この円堂くん、もうほんと熱いサッカー馬鹿で、裏表なくいい子で礼儀正しくて愛くるしくて…。もうねえ、笑顔が可愛いったらありゃしないんです♥♥

　どんなに強くなろうと次々強敵があらわれるという少年漫画の王道はあまり好きじゃないのですが、円堂くんはじめ個性的な子たちの魅力と、超次元な技に反して普段のじつに地道な特訓が丹念に描かれていたり、端々のコメディ色がうまく効いている等々、戦い以外の描写の方が多くて『イナズマイレブン』は観ていてぜんぜんあきません。
　いま関東では本放送に加えて初期の抜粋再放送もやってます。観たことがない方は、どうぞぜひ一度ご覧を！
　なにかを“好き”だと思う気持ち。それがあるだけでとってもしあわせなことなんだ、って。イナズマイレブンを観ると、ほっこり再認識させられて、元気がでるのです。

　放送の最後に毎回、円堂キャプテンの今日のひと言が「格言」として掲げられます。
　これまでで一番好きな格言を、ひとつ。

　　無駄な努力なんてない！
　　精一杯の努力は、きっと実を結ぶ
（第6話より）