グラスを落とした瞬間って あッて 息 のむでしょ
手をのばしても まにあわない
呼吸をとめて ただ みつめるだけ

あんな瞬間がずっとつづいてる感じ
きゅうって むね せつない
どきどきして 毎日せつない
いつかこわれてしまうんじゃないかって不安になる

でもしあわせ
大空に向かってさけびだしたいくらい
幸福なの

        小椋鳩子(「あかりをください」紺野キタ)




不思議なほのぼのファンタジー作家・紺野キタさんがとある“片想い”を描いた物語の一遍です。
紺野さんの台詞はみんな、ひとつひとつがきらきらした詩のようです。
だから多くは語るまい!
まだ紺野キタさんの本を読んだことがないあなた、とにかくこの本から読んで〜(#^.^#)
 


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