クララは今までいつもだれか大人につきそわれて生きてきた。
・・・・・・だがそれでは歩けるようにはならん。

わしは、この山でクララが大人を頼りにしないで、何事も自分でやってみよう、ためしてみようという気になって欲しいのです。

子ども同士のなかでね。

        アルムおんじ(「アルプルの少女ハイジ」)




クララをハイジとペーターだけに任せて山へ登らせたことを責めるロッテンマイヤーさんに、おじいさんが云った言葉。

東京MXテレビで再放送をしているのに気付いたのは、ハイジが病気になってフランクフルトから帰ってきたあたりでした。
記憶に残っているのはペーターが車椅子を壊したことと『クララが立った!』くらいで、あらためて見ると、クララが歩けるようになるまでに、おじいさんがいかに深い考えで子どもたちを導いていったかということに驚かされます。
クララをおんぶして山へ登ってしまうペーターのやさしさにも開眼! やきもちやき屋さんの印象しか残ってなくて恥ずかしい〜というくらい、ペーターってばかっこいい少年じゃ〜ないですか!

「見た見た」と思っていても、実際に見返してみると、今なりの感心や感動がちゃんと味わえる、これが名作たるゆえんなんでしょうね。
子ども時代に、こういう物語を見て育てたって、しあわせだったんだな〜(#^.^#)!!
 


戻る