いやー、やられたやられた。

  ヒビキ(仮面ライダー響鬼・六之巻「叩く魂」より)






 魔化魍バケガニの攻撃を受けて、退散してきたヒビキさんの第一声。
 ライダーのものとは思えない軽いノリ! いやー、いつまでたっても忘れられない台詞です。

 正月に“前代未聞の中年ライダーと少年のドラマ”という予告を新聞で見て、もちろん見始め(^_^;;;、…これが大当たり。
 がんばって鍛えれば鬼(仮面ライダー)になれるかもしれない世界。変身する方も、支える周囲も、みなさん人間味たっぷり。“CG”は予算の関係かかなり悲惨ですが(←でも人気がでてオモチャが売れたか、だいぶましになってきた。もしくはCGを減らす決意をした感も(^_^;;;。)、それでもドラマに惹かれて毎週見ずにはいられないのです。第一話、いきなりミュージカルで始まったとこからして度肝を抜かれましたが、制作者様方どうにも前代未聞がお好きなようで、主役ライダー・ヒビキさんは機械オンチで(途中まで)バイクも車もうまく運転できないという大胆な設定。性格も穏和でひょ〜きん。『鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ』。この台詞もどっこい前向きな性格をよく表しています。車がパンクして、『楽しい体験じゃないか!』。自分が失敗しておいて、『ドンマイ、ドンマイ!』。も〜ヒビキさんは勇気づけられる言葉をいっぱいくれました つらいとか痛いとか、特撮ものにつきものの汗や涙が見事にすぱっと消されているのに、熱い! 仮面ライダー響鬼は不思議な快感を味わえる物語です。
 




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