百年前はじめて人が小さな飛行機で空を飛ぼうとした時も、はじめて人が宇宙を目指そうとした時も、やっぱり誰もが夢物語だって云った。実現するまでは、いつも夢物語だったんだよ。

・・・・・・ムサシ、あんたもそうじゃなかったの?
人間が、地球で生まれた怪獣と可能な限り一緒に生きていこうとする。そんな話、今は夢物語かもしれない。けど、あんあたは、それがいつか実現すると信じてきたんじゃなかったの?

        レニ(ウルトラマンコスモス『時の娘』)




オープニングから『力で勝つだけじゃ何かが足りない』と言い切った異色のウルトラマン“コスモス”。コスモスがやっつけるのはたいがい謎の物体・カオスヘッダーであって、怪獣たちは最後には無事保護されて終わるのが、小さい子には複雑すぎるという声も聞きますが、誰も死なない、熱い、けどほのぼのファンタジーに結構はまってます(#^.^#)
とにもかくにも、コスモスのムサシ少年(社会人なわけだけどまだ・・・・・・ね)が、かわいい〜ので見てやって下さい d(^-^)

宇宙事故で亡くなり、謎の生命体ワロガに生き返らされ地球に送りこまれた少女レニ。 レニの記憶喪失の検査時にベースは機能停止し、怪獣が大暴れする。 怪獣の保護にばかり気をとられていたムサシは、停電のために病院で命の危険にさらされた人々の存在を仲間から指摘され、 自信を喪失してアイズから逃げ出してしまう。 母体であるワロガが消えれば自分の命も消えると知りつつ、レニはムサシを励ます・・・・・・その台詞です。

『人間が快適な暮らしだけを求めて他の地球生命を排除しようとすれば、人間は自滅する』ワロガの本当の狙いを読んだシノブ先輩の台詞も印象的でした。テロに武力を持ち出して、罪もない一般の人々をも空爆している、どこかの大統領にも聞いてもらいたいものです。  



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