ボウリング・フォー・コロンバインを
見てきました。
レイトショーで大人一枚1200円。
で、見た後思いました。
アメリカ文化は性に合わない。
といいますか。
問題提起しているのはわかります。
それが重要なことなんだということもわかります。
ただ。
その映画の中の怒りが向かうのは、
アメリカという国の根っこにあるものであり、
それを外の国の視点から眺めていても、
感覚的に、感情的に、
共感できるものはあまりなく。
なんか、遠かったんです。
主張とか、取材とか、背景の文化とかが。
映画の主な背景は、アメリカの田舎町。
やっぱりどこの国にも田舎町はあり。
その風景はやっぱり寂れていて。
もともと日本の廃れた田舎町の風景は
(あまりいい思い出もなく)大嫌いですけれども。
その上、アメリカの田舎町の風景には
見なれたものもなにもなく、
ただほんとうに廃れた空気だけが伝わってきて。
なんか気分が悪くなりました。
ああいうところで暮らしたくはないな、とも思う。
どちらかといえば
映画それ自体というよりは、
その中で描かれてるアメリカ像がなんか
生理的にキツかったなと。
そんな感じです。
私は日本の
ぬるい人間関係のほうが好きです。