■9月の日記

今年の9月は例年よりなんだかとっても暑かった。
いつまでも夏日が続いて、連日クーラーかけっぱなしでした。
バナナにとっては良い気候なんでしょうけど。
8月の半ばに少し涼しい日があったせいなのか、今頃になってりんごの花が狂い咲きしています。
来年の春にちゃんと花が咲いてくれるのか心配です。
◆さて、今月のバナナ


☆☆☆トマトには「イジメ作り」といって、水やりや肥料を控えめにして実の糖度を上げる栽培法があるそうです。
これに対し、バナナにも「なげやり栽培」といって、開花を遅らせて観葉植物として楽しむ栽培法があるようです。
現在大阪府にお住まいの主婦、Y.Hさんが実践中だということです。☆☆☆

◆カリ肥についての考察

先月も報告したように、葉の長さが60センチほどと、去年に比べて20センチくらい短いです。
葉幅は30〜35センチであまり差はないのですが、
偽茎の長さがずいぶん短くなって、なんだか倭化剤でも使ったみたい。
きっと「なげやり栽培」による栄養不足だと思われます。

特に私のバナナの場合、カリ成分が足りないのかもしれません。
参考書で調べたら、『カリの施用は株を高くし、仮茎,葉数,葉長,葉幅を増加させ増収する』とあります。
夏場にちょこっと草木灰をばら撒いたいたのですが、それでも足りなかったみたい。

どうやらカリ肥はやりすぎくらいに施してもいいようです。
本によると、
最近の台湾では三要素の施肥量を8:4:24または8:2:24としているとの記載がありました。
リン酸量の違いは、次世代の株を育てるか、収穫を中心に考えるかの違いのようです。
カリは根の生育に作用するので、結局は「バナナを育てるなら地下茎を大事にしろ」ということのようです。

◆で、その地下茎ですが・・・

「イモなし」品種のちびっ子バナナ『サブロー』を株分けしました。
株分け前

ほぅら、この通り、イモがないでしょう?
株分け終了
あまりにも小さい株なので、鑑賞の為と何かの実験を思いついたときに使おうと思ったのですが、
株分けして3〜4日もするうちに、こーんなみじめな姿になってしまいました。

根鉢を崩しすぎたかな?

いつも感じるのですが、「イモあり」のバナナは植え替えや株分けにも強いのに、
「イモなし」バナナはちょいと気むずかしいです。
なぜだか吸芽ばかりがどんどん生まれる、子だくさんの品種です。

◆またまた新入り
バナナが増えすぎて、この冬は家の中に収容しきれるのかどうか・・・
夫の職場のビルなら夜間も暖かそうなので、「1鉢持っていってよ〜」と懇願しているところです。
それなのに、またまた違う品種のバナナを家に連れ帰ってしまいました。
  カルフールという外資系スーパーにて580円也
今度の新入りは、家にある2品種よりずーっと細身です。
「イモ」の有無を確認したかったので植え替えましたが、
「イモ」どころか、粗い編み目状のキャップが偽茎の根元にはまっていました。

どなたかラベルや草姿から品種が推測できたら教えて下さい。
最近の1号
向かって右が5号、左が6号
イチローの足元

 
今後吸芽の葉数を確実にカウントしていくために、マジックで番号を書きました。裏に書けよ、って?

10月につづく
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