12月の日記

■今月のバナナ

===害虫が発生しています。===
12月に入ってすぐにハダニに気づきました。

<網を張るタイプのハダニです>

高温・乾燥が続いたために発生したようです。
昨シーズンまでは一度も発生したことがなかったのですが・・・

今シーズンはせっせと葉水をやっていたので、加湿器を使っていなかったことがいけなかったのかもしれません。
葉水にしてもただ漠然と霧を吹いていただけで、葉っぱの裏にまで行き渡っていなかったのかも。
室温は20〜23度くらい(夜間は16〜18度)でちょうど良いと思っていましたが、昨シーズンに比較すると夜間の温度を2〜3度高くしていました。
加湿器をかけないと湿度は40%くらいですから、ハダニの発生する条件がすべて揃っていたようです。

さて、『いつどのようにハダニに気づいたか』ですが

<葉っぱが次々と黄変してしまった>

こんなふうにかなり被害が広がってきてからです。
その1週間前に何だか葉のツヤがなくなってきたなと感じ、濡らしたペーパータオルで1枚ずつ丁寧にほこりを払ったのですが、その時は全然気付きませんでした。(ちなみに私の視力は1.5です。)
最初に1号の葉っぱに異変を感じてから、あっというまに他のバナナにもハダニの症状が出てきました。
よーく観察しても驚くようなハダニの大群は存在していないのですが、わずか1週間のうちに枯れてしまいそうな株まで現れました。

 <初期には葉裏がさび色のかすり模様に>
<末期には葉の縁からあっというまに枯れていく>
<被害のひどい1号はついに葉っぱが2枚半に。枯れてしまうのか?>

そこで『葉水でビショビショ作戦』を実行しました。
今までささっと湿らす程度に霧を吹いていたところを、葉裏を重点にボタボタと雫が落ちるまでスプレー。1日に2〜3回はやりました。

ところがいっこうにハダニは消滅せず、白っぽいやつだけでなく茶色いやつまで参入してきました。
もう9鉢全部が危機的状況です。
このままではいけないと一念発起し、12月14日には『薬でやっつける作戦』に移行しました。
とは言っても室内でのこと、強い薬は使えません。
できるだけ窓を開けた状態でポリ袋をかぶせ、フマキラーの「カダンD」を使用しました。

<このままで1日放置。葉裏までまんべんなくスプレーできませんでした。>


それから2日後に様子を見たのですが、まだたくさん生き残っています。
やはりハダニにはケルセンとか専用の薬剤でないと効かないのかもしれません。
メスが1匹でもいたらハダニはどんどん繁殖するそうです。

そんなところ、バナナ仲間のげんさんのホームページでなかなか良さそうな退治法(観察日記の12月の項参照)を知りました。
私もすぐに『げんさん作戦』を実行。

 <ビショビショにスプレーしてポリ袋で覆っておきます。>

2日間放置してみると、かなりハダニは減っています。
でもまだ全滅ではありません。(特に茶色のやつが残っている)

もうこうなったら意地になってきました。
12月23日、動かすことの出来る鉢だけでも『シャワー大作戦』を決行です。
労力をいとわず、はじめから実行すれば良かったのかもしれません。

<ついに我が家のお風呂場まで披露するはめに。葉の表裏1枚ずつにかなり丁寧にシャワーを浴びせました。>

「どいて!どいて!」と怒鳴りながら浴室に突進する私を子供達はこわごわ見ていました。

努力の結果、ついにハダニはいなくなりました!
1・2号は葉っぱ自体が残り少ないので、葉水とペーパータオルの拭き取りだけでなんとかなりそうです。
もし今後また増えてくるようなら『げんさん作戦』を繰り返そうと思っています。

<最近のバナナファミリーの様子。もう2ヶ月も新しい葉を開いていない1号を除いては、15〜30日に一枚のペースで葉っぱが増えています。>

ああ、これでやっと安心して年が越せそうです。

Yumi's Banana Diary 来年もがんばります。
どうか皆様も健康で良いお年を。

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