■11月、12月の日記

今月のバナナ
◆害虫発生!コバエです。


大変です!部屋の中を無数のコバエが飛び交っています。
なんという種類か分からないけれど、ショウジョウバエよりもっと小型で細身のコバエです。
発生源は間違いなくバナナの鉢土。

入れたてのコーヒーやおみそ汁に投身自殺をはかるものあり、八宝菜の具になりすますものあり・・・ うえ====っ!
ワインでも開けようものなら、わらわらとグラスに集まってきます。
これにはさすがに家族の全員が怒りだしました。
「バナナを外に出して!」と殺生な意見も飛び出し、食事の度に身の細る思いの私。

キンチョールで退治しても数が多すぎて追いつきません。
(同じ部屋で飼っている小鳥のことを考えるとキンチョールも多用できません。)
「これではイカン!」と一念発起し、ありとあらゆる対策を施すことにしました。
名付けて『コバエ撲滅作戦』。

掲示板で相談したところ、食虫植物(ぜにごけ)がいいよと教えて下さった方がありました。
なるほど、その手があったのか!と、あちこちの園芸店を廻りましたがこれは徒労に終わりました。
ハエトリソウとか食虫植物はやっぱり季節商品なんだって。
夏に子供が欲しがった時に買っておけばよかったと後悔しました。

次に考えた作戦は蚊取り線香を焚くこと。
バナナの鉢を浴室に移動し、シャワーでハダニ退治を兼ねた水やりをしたあと、丸半日かけて燻煙してみました。
結果?う〜んいまいち。
数匹は落ちて死んでいたけど、ほとんどが生き残っていました。

そしてついに、こんなものを購入。

スーパーに買いに行ったらこれまた季節商品ということで売っていなくて、ネット通販で買いました。
真冬のリビングにはオシャレすぎますぞ!コレ。
子どもの頃、魚屋さんの店先にぶら下がっているのを見たことあるけど、実際に自分で使うのは初めてです。
期待感いっぱいに部屋の中5カ所に下げて様子を見ること数日。
いっぱい取れてるぅ〜、でも根絶させるにはほど遠い状況・・・・・ダメだ!

「バ○サ○焚け!」という夫のひとことに動かされ、不快害虫用の燻煙剤を買ってきました。
心配になり、一応メーカーのお客様相談室に電話してみました。
するとやっぱり、植物が置いてある状況での使用は不可とのこと。
以前に幸福の木を置いたままでバ○サ○したことがあって、その時は全然害がなかったのですが・・・
バナナは「草」だからやっぱり弱いかも、と考えたらどうしても使用に踏み切れないでいます。

12月20日現在、一時期より相当数減ったものの、依然コバエがプ〜〜ンと飛んでいる状況です。
最近では慣れてきて、蚊を退治するように掌でパンッと叩くのも平気になりました。
子ども達も御飯がテーブルに並ぶあいだ見張っていたり、飲みかけのコップにはティッシュでフタをするなど、
この環境にかなり慣らされてきています。
ただ・・・・・・私が化粧水をはたいているとなぜか顔周りに好んで寄ってきて、
息を吸った拍子に鼻の中に入ってくるヤツがいる!
この時ばかりはさすがの私も相当キレます。

◆ハダニも発生

最近葉っぱにホコリが積もってきた?とよーく見てみたら、ハダニでした。
去年はこの小さなダニのために、あわやと言うところまでダメージを受けたのでした。

今年はするべき対策も分かってるし・・・ってわけで、高湿度をキープする被いを作りました。

内部はこんなふう
そこにたっぷり霧吹きをして数日置いておきました。
でもこれがまた家族に不評!
「やめて〜や!」という娘の言葉に傷ついて、すぐに撤去の運びとあいなりました。
でもま、たしかに圧迫感ありすぎでした。

それから1ヶ月が経ち、ハダニは居なくなっているものだと思っていました。
ところが最近、また葉っぱが次々と黄変。

よく観察してみると白い網が張られていて、ベージュ色と褐色の2種類のハダニがたくさん発生していました。
葉の黄変はキンチョールのせいだと思っていたので発見が遅れました。
新しい葉もツヤが無く、黄色と緑のだんだら模様

そこで使用したのがコレです。
   商品名『粘着くん』(タケダ園芸)
おかゆの上澄みみたいな粘ちょう性のある液を100倍希釈でスプレーして使います。
洗濯糊か障子糊に台所洗剤を加えたような成分で、乾くと同時に物理的効果を発揮するというものです。
葉裏に散布した様子
牛乳でも同じ効果を期待できそうですが、この薬剤の素晴らしいと思った点は散布のし易さでした。
ささっと適当にスプレーしただけなのに界面活性剤の効果でじわーっと液が葉面を広がっていき、
まんべんなく散布することができました。
粘性があるので周りにも垂れにくくてよかったです。
乾いた後はサラッとして、見た目には何も残りません。
これでしばらく様子を観ることにしましょう。

◆今年も出ました、バーコード
今春にウィルス病ではと疑われた葉のストライプ模様が、今年もきっちり出現しました。
でも検査の結果でウィルス病が否定されたので安心して見ていられます。

◆子株の成長
温度管理は昼間22〜24度、夜間18度をキープしています。
ニットの半袖で十分快適に過ごせる温度です。
小鳥もポコポコ卵を産んで、常に快適温度です。

葉の生育スピードは2〜3週間に1枚。
でもズングリ体型の品種の子株は5〜7日に1枚新しい葉が出て、急成長しています。
スラッと体型の品種より耐寒性が強いようなので、今の環境でも十分なのかもしれません。
今のところ、どの株も出てくる葉の大きさが小さくなってはいないので、それなりに順調に育っているように思います。
急成長中、今後が楽しみなジローの子株


そろそろ冬の厳しさも本番。
今年も残り1週間となりました。
皆様も皆様のバナナも、風邪などひかれませぬよう、お元気で年末年始をお過ごし下さい。
2003年1月につづく
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