■7月の日記

 ◆今月のバナナ
遅ればせながら、まずは先日やっていただいたウィルス検査のご報告。
以下、東京農大のFさんからいただいた検査結果とメールの一部です。

大変お待たせいたしました。
ご提供いただいたバナナのウイルス検査の結果が判明しましたのでご連絡いたします。

まず、バナナで発生が知られている4種のウイルスをELISA法で検査し、心配されるBBTV
については高感度なPCR法でさらに検査をしました。

  
<結果> ELISA法 PCR法
BBTV CMV BBrMV BSV BBTV
イチロー - - - - -
1号親 - - - - nt
1号子 - - - - nt
2号親 - - - - nt
2号子 - - - - -
陽性ctrl +++ +++ ++ nt +++
陰性ctrl - - - - -
* + ・・・陽性、数が多いほど強い反応
 −・・・陰性
 nt・・・not tested
<解説>
全ての株がこれら4種のウイルスに感染している可能性は、大変低いといえます。
BSVについては陽性コントロールを入れていませんが、陰性コントロールと比較しても
差は認められませんでしたので、陰性と考えられます。

BBTVの感染が心配されたので、親株のイチローと、やや葉が波打っていた2号子のみ、
念のためPCR法でも検査しましたが、共に陰性でした。
PCR法はウイルスが低濃度でも検出できますので、
BBTV弱毒系統の感染や、ウイルス感染初期である可能性も非常に低いです。
また、イチロー・2号子共に陰性ですので、検査できなかった他の3株も陰性と
思われます。
       中略
今回、ご心配されていたウイルスは検出されませんでしたが、2号の子については
確かに葉が波打っており、病気の可能性も否定はできないと思います。
       中略
2号子の症状についてですが、観察記録写真を見させていただいた感じの症状が
実は私が育てているバナナでも現れたことがあります。
やはりウイルスは検出されませんでしたが、その後、普通に育っています。
ですから、仮茎の締め付け?か何かによって一時的に生じた葉の異常かと
私は推測していましたが、根拠はありませんので。。。
私の方でも引き続き2号子の症状について、調べてみるつもりです。
何か分かり次第、ご連絡いたします。


上記のような所見をいただきました。
つまり、何ともなかったということです。
私としては数々の病徴からてっきりウィルス病だと思いこんでいたので
実に拍子抜けする結果でした。

そうなると生育不良の原因はなんなんだ、ということになりますね。
私なりに考えた結果、昨年の植え替え・株分けのやり過ぎではないかという結論に達しました。
冬の寒さとハダニによる侵襲も原因のひとつと考えています。
以前バーコード状の縞に関して、アイデアルさんから「品種や土の条件によっては一時的にみられることがある」という旨のアドバイスをいただきました。
どうやらその通りだったようです。
あとは、鉢土の容量が少ないことも成長不良の原因と思われます。

お騒がせしてしまった皆様には、この場をお借りして深〜くお詫び申し上げます。
そして東京農業大学のF様、ヘモドムル様、本当にありがとうございました。
(なお、バナナについての個人的な質問やウィルス検査の依頼等、東京農大のほうでは受けかねるとのことです。ご了承ください。)

心機一転、さあ、バナナ栽培を続行です!!
 ■最近の姿

最近のバナナたち・・・
蒸し暑さを味方につけて、ぼちぼち成長を続けています。
葉っぱが出る日数のチェックを怠っていますが、今後は気をつけて観察して行きたいと思います。
葉っぱの大きさはどのバナナも35×60センチくらい(葉柄含まず)。
去年に比べて幅は変わりませんが長さが20〜30センチくらい短いです。

梅雨明け後から時々葉に病変が現れています。
下がその症状。

これ、なんでしょう?
ひどくなるようなら1度消毒してみるつもりです。

それから、そろそろ肥料が切れていると思うので、週1回程度液肥を施すことにしました。
本当は植え替え・株分けも必要ですが、忙しくてなかなか大がかりな作業ができません。
とりあえず土の減っている鉢に大粒赤玉だけ補充しました。
これで少しは保水力が増すはずです。

1号の子は親株と成長点の高さが変わらなくなっています。
逆転する日も間近?
もしそうなれば、かわいそうだけど親株のほうは諦めて刈り倒します。

:鼻をほじる我が息子(身長95センチ)とバナナ1号の親子
:スプリンクラーで自動灌水するために寄せ置き状態のバナナたち
:いまいち成長の悪い2号 
:イチローには7本の子株が出ています 
:身長25センチのサブローの足元はちいさなバナナ林

◆今夏の庭
芝生がこんな状態です。
:カタバミ生え放題、実生アスパラガスとイチゴのランナーまではびこってしまいました。
夫の希望で植えた芝でしたが、メンテナンスしきれずに昨年から放置されたままです。
夫の仕事が忙しくなって手入れの時間を取れなくなったことが原因。
きれいに刈り揃えた直後や目土の補充をするたびに、何カ所にもネコ糞をされるので、それも芝生から心が離れていった理由のひとつでしょうか。
素人が庭を造ろうとするときに陥りがちな失敗を、モロやっちゃいました。

昨年植えたイリオモテアサガオ(宿根性)が、冬を越してこんなスゴイことになっています。

地面を這ってウッドデッキの隙間からも顔を出したと思ったら、こんなところにも。
:これは夫の車。ナイショです。
アサガオと言うより猛烈な繁殖力を持った雑草というかんじ。
花は美しいけど、これから植えようと思っている人は覚悟して植えた方が良いです。
8月につづく
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