5月の日記

■今月のバナナ

 ■低温障害


お天気の良かった4月に比べ、5月に入ってから雨の日が多く最低気温も低めでした。
そのため新しく出た葉がたびたび凍傷を起こしました。
<14度以下で風のある夜>こんな日がうちのバナナにとっては冬の室内よりも寒く感じるようです。
傷んだ葉はトリミングしたほうがいいそうです。
カビなどにやられた葉も同様。
『菌が飛散しないうちに早めに切り取って』とヘモドムルさんからアドバイスいただきました。
病変のない部分が残っていれば株の栄養成長に役立つので、元気な部分は極力残します。

 ■ウィルス、カビ病の経過報告
◆経過
5月の終わりからぐっと気温が上がり成長が促されたせいか、どの株も少し元気を回復してきたように感じます。
毛ばたき状だった葉に葉柄が見られるようになり、
一見しただけでは異常を認められないくらいきれいな新葉もでてきています。(大きさはやはり以前より小さめ)
一時期に比べ、葉に現れていた薄墨色のバーコードも見えづらくなったような・・・?
気温と日照の条件が良くなれば、それなりに成長を続けてくれるような気がします。
4月の時点では、このまま症状が進行して枯れてしまうのかと心配だったのですが、
とりあえず生き続けてくれそうです。

しかーし、2号の子株がBBTV(バナナ・バンチートップウィルス)感染を示す特徴的な状態で育ち始めました。
幼苗のころのほうが、はっきりした症状が出やすいそうです。

萎縮した葉が認められ、葉の出現順と大きさが比例していません。
葉脈が肥厚してザラザラした手触りの葉があります。
班線状の黒班は認められません。

◆消毒
月の半ば、黒いカビ病の拡大を押さえるため薬剤消毒しました。
バナナを育てて2年半で初めての消毒です。
やっぱりウィルス感染で株が弱っているのかな?
家にある「トップジンM」や「サプロール」などの中から、悩みに悩んだ結果「ジマンダイセン」を選びました。
野菜や果物の黒点病・黒星病。炭疽病・灰色カビ病その他に効く、一般的な殺菌剤です。
結局どれを使っても同じかな?

展着剤を加えて水和剤を作り、スプレーを使って葉の裏表にまんべんなく散布。
でも天気予報に裏切られ、夜中には雨が降ってしまいました。あらら

その後私のバナナの葉を顕微鏡で覗いて下さったヘモドムルさんから結果を教えていただきました。
これなら「ジマンダイセン」で簡単にやっつけられそうです。
現にその後、症状の拡大は認められません。

以下、ヘモドムルさんからの結果報告の一部をBBSから転載

『先日いただいた葉の顕鏡観察結果を報告します。
葉および主脈部分の黒い斑点部分とその周辺、茶色に枯れた部分とその周辺などを観察しました。
黒い斑点周辺で、最も特徴的に観察されたのは、糸状菌 Deightoniella torulosa (検索してみてください)です。
この菌は葉のDeightoniella Leaf Spot、Eye Spotの他、果実のBlack Tip、Speckle、Swanp Spotの原因菌としても知られています。
この菌自身は、高湿度や栄養障害で広がりますが、株の成長を阻害する事はないと報告されており、萎縮状態とは関連ないものと思われます。』

 ■子株の誕生
4・5号と小さなサブローに初めての子が生まれました。
イチローもすでに4人の子持ち。
よく見たら2号の子株も増えていました。

最近のサブちゃん身長10センチくらい。
でもその葉の下にはホラ!

   

2号の子

親の成長の妨げになるので1本の子株を残してあとは刈り取るつもりです。
これ以上病気の株を繁殖させるわけにもいかないので。

 ■おまけ
我が家のNew face 迷い鳥のピヨ 

 十姉妹、だよね?

6月につづく
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